JP2009248078A - 油分離可能なサイクロン式濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した高速流を得ることが可能で、効率のよい異物と液体との分離を可能とするとともに、披処理液をゴミ、異物だけでなく油も分離するサイクロン式濾過器を提供する。
【解決手段】筒体22の内側面又は外側面に沿って管を螺旋状に設け、この管28の内側に披処理液を送圧流通することによって、披処理液に含まれる水36、異物及び油38を遠心分離し、これら分離された水、異物、油を前記筒体の内側に噴出させることにより、重い異物を下方に溜め、前記筒体の上部に構成した略ドーム状又は略円錐状の屋根部52の内側に、水の上に浮上した油を集め、この屋根部の頂部に油排出口を設けて、これら浮上した油を排出し、前記筒体の内側面に沿って水が排出されるよう偏心した方向に水排出管56を設けて、油と水を分離して別々に排出する。
【選択図】図1
【解決手段】筒体22の内側面又は外側面に沿って管を螺旋状に設け、この管28の内側に披処理液を送圧流通することによって、披処理液に含まれる水36、異物及び油38を遠心分離し、これら分離された水、異物、油を前記筒体の内側に噴出させることにより、重い異物を下方に溜め、前記筒体の上部に構成した略ドーム状又は略円錐状の屋根部52の内側に、水の上に浮上した油を集め、この屋根部の頂部に油排出口を設けて、これら浮上した油を排出し、前記筒体の内側面に沿って水が排出されるよう偏心した方向に水排出管56を設けて、油と水を分離して別々に排出する。
【選択図】図1
Description
筒体の下部に異物排出口を有する円錐体を設け、前記筒体の内側面に披処理液を送圧することによって、披処理液に含まれる異物を遠心分離するサイクロン式濾過装置において、前記筒体の内側面又は外側面に沿って管を螺旋状に設け、この管の内側に披処理液を送圧流通することによって、披処理液に含まれる水、異物及び油を遠心分離し、これら分離された水、異物、油を前記筒体の内側に噴出させることにより、重い異物を下方に溜め、前記筒体の上部に構成した略ドーム状又は略円錐状の屋根部の内側に、水の上に浮上した油を集め、この屋根部の頂部に油排出口を設けて、これら浮上した油を排出し、前記筒体の内側面に沿って水が排出されるよう偏心した方向に水排出管を設けて、油と水を分離して別々に排出することを特徴とする油分離可能なサイクロン式濾過装置。
本発明は披処理液に含まれる異物及び油を遠心分離する油分離可能なサイクロン式濾過装置に関するものである。
披処理液に含まれる異物を分離する方法として、サイクロン方式が利用されているが、図7の従来技術に示されるように、筒10の中を偏心させた方向よりポンプ12で送圧された高速の水流14をこの筒10の中に入れ、筒10の中で渦を作ることにより比重の大きい異物16は筒10の下部に設けられた円錐体11の底部に沈み、異物16を分離した油を含む液体18は上部に設けられた出口20より外部に排出される仕組みとなっているのが大半である。
特開2006−159143に示されるように、外筒の内側に内筒を設けたもの、又、特開2007−54677に示されるように、外筒の内側に複数枚の円弧状の仕切り板を設けて構成したものがあるが、いずれも上部の披処理液が送圧される場所は、水流が早いが下部のほうになると水流が遅くなり、さらに油までは分離できなかった。
特開2006−159143号公報 特開2007−54677号公報
そこで、外筒の内側面に管を螺旋状に設け、この管の内側に披処理液を送圧流通することによって、披処理液に含まれる異物を遠心分離し、円筒上部の偏心させた位置から導入された異物を含んだ水、油は筒内に遠心状に管の中を高速で流れることにより異物は管の側面に集まり内側には異物を含まない水、油、比重の軽い物が流れ、その中心部分に出口があった為、分離したい油は外部に排出され油の分離は出来なかった。又、管内の流体は単なる筒のサイクロン方式のように内部の流体の抵抗を受けることなく安定した高速流を得ることが可能で効率のよい異物と液体との分離が可能となったが、水と油の分離はできなかった。
一方、工業用、水溶性金属加工液はその中に混入してくる工作機械から漏れた油、ワークに付着した鉱物油と加工により発生する金属粉が混入し液が汚れ、腐敗することにより更液が行なわれている、特に鉱物油はバクテリアの餌となり、又嫌気の状態を作る原因ともなり除去することが水溶性加工液の寿命を伸ばす大きな要因となっている、併せて金属粉もバクテリアの餌となる為、この鉱物油を除去することが大事である。
従来のサイクロン方式は筒の中に濾過液を偏心させて高速で導入する事により遠心力を働かせて比重の重いゴミを底部より排出する方法でゴミ取りだけの目的であった、遠心力を加えると液より比重の軽い物は上部に浮いて来るが従来のサイクロン方式はそこに濾過液の出口がある為、又油が浮いて来るはずの上部より高速で濾過液を入れる為、浮いて来た油も再び混ざってしまって油分は濾過液と共に出て行き分離できなかった、本発明の目的は、単なる筒のサイクロン方式のように内部の流体の抵抗を受けることなく安定した高速流を得ることが可能で、効率のよい異物と液体との分離を可能とするとともに、披処理液をゴミ、異物だけでなく油も分離することにある。
筒体の下部に異物排出口を有する円錐体を設け、前記筒体の内側面に披処理液を送圧することによって、披処理液に含まれる異物を遠心分離するサイクロン式濾過装置において、前記筒体の内側面又は外側面に沿って管を螺旋状に設け、この管の内側に披処理液を送圧流通することによって、披処理液に含まれる水、異物及び油を遠心分離し、これら分離された水、異物、油を前記筒体の内側に噴出させることにより、重い異物を下方に溜め、前記筒体の上部に構成した略ドーム状又は略円錐状の屋根部の内側に、水の上に浮上した油を集め、この屋根部の頂部に油排出口を設けて、これら浮上した油を排出し、前記筒体の内側面に沿って水が排出されるよう偏心した方向に水排出管を設けて、油と水を分離して別々に排出することを特徴とする油分離可能なサイクロン式濾過装置。
円筒上部の偏心させた位置から導入された異物を含んだ水、油は筒外又は筒内に螺旋状に設けられた管の中を高速で流れることにより異物は管の側面に集まり内側には異物を含まない水、空気が流れ、管内の流体は単なる筒のサイクロン方式のように内部の流体の抵抗を受けることなく安定した高速流を得ることが可能で効率のよい異物と液体との分離が可能となるとともに、筒体の上部に構成した略ドーム状又は略円錐状の屋根部の内側に、水の上に浮上した油を集め、この屋根部の頂部に油排出口を設けて、これら浮上した油を排出し、前記筒体の内側面に沿って水が排出されるよう偏心した方向に水排出口を設けることにより、油と水を分離して別々に排出することが可能となった。
以下図面により、本発明の実施例について説明する。図1は本発明によるサイクロン式濾過装置の全体斜視図で、筒体22の下部に異物排出口24を有する円錐体26を設け、前記筒体の外側面に沿って管28を螺旋状に設け、この管28の内側に異物34、油38が混合した披処理液30をポンプ32で送圧流通することにより、図2の管28の排出部断面に示されるように、螺旋状の管28の内側では、披処理液30に含まれる重い異物34は遠心力により、管28の内側で外方に押付けられて凝集し、水36より軽い油38は内方に押付けられて水36と分離されて排出される。なお、凝集した異物34は管28の内側に詰まらないよう管を内面の滑らかな仕上げの金属とすることが望ましい。
図3は本実施例による油分離可能なサイクロン式濾過装置の縦断面図を示し、図4は図3のA−A矢視図を示す。管28の排出部は図4に示されるように、筒体22の壁を貫通して、内側に開口して開口面40は筒体22の内側面に対し垂直になるよう構成し、これによって、披処理液30から分離された、異物34、水36、油38は筒体22の内側面に沿って噴出するよう構成されている。
管28から排出された異物34は円錐体26の底部に沈み、異物排出口24より下方に落下するが、円錐体26の下面と底板42、筒体22の下部内側面で異物溜り室44を形成しているので、下方に落下した異物34はこの異物溜り室44に溜まって、円錐体22に溜まることはなく、異物溜り室44に溜まった異物34は異物排出口46、異物排出管48を経てバルブ50の開閉により外部に排出される。
管28から排出された油38は水36より軽い為、浮上して筒体の上部に構成したドーム状の屋根部52の内側に集まり、下方から押圧されるので、この屋根部52の頂部に設けられた油排出管54より外部に排出され、図5に示されるように、水36は筒体22の中で遠心分離されて、筒体22の内側面に押圧され、筒体22の内側面に沿って水36が排出されるよう偏心した方向に設けられた水排出管56より外部に排出されるので、披処理液30は完全に異物34、水36、油38に分離されて其々の排出管から外部に排出される。
図6は本発明の他の実施例で、披処理液30を遠心分離させる管58を筒体22の内側面に螺旋状に設けたものであって、この場合は管58の入口部分を筒体22の壁を貫通して構成している。
10 筒
11 円錐体
12 ポンプ
14 高速の水流
16 異物
18 液体
20 出口
22 筒体
24 異物排出口
26 円錐体
28 螺旋状の管
30 披処理液
32 ポンプ
34 異物
36 水
38 油
40 開口面
42 底板
44 異物溜り室
46 異物排出口
48 異物排出管
50 バルブ
52 屋根部
54 油排出管
56 水排出管
58 管
11 円錐体
12 ポンプ
14 高速の水流
16 異物
18 液体
20 出口
22 筒体
24 異物排出口
26 円錐体
28 螺旋状の管
30 披処理液
32 ポンプ
34 異物
36 水
38 油
40 開口面
42 底板
44 異物溜り室
46 異物排出口
48 異物排出管
50 バルブ
52 屋根部
54 油排出管
56 水排出管
58 管
Claims (1)
- 筒体の下部に異物排出口を有する円錐体を設け、前記筒体の内側面に披処理液を送圧することによって、披処理液に含まれる異物を遠心分離するサイクロン式濾過装置において、前記筒体の内側面又は外側面に沿って管を螺旋状に設け、この管の内側に披処理液を送圧流通することによって、披処理液に含まれる水、異物及び油を遠心分離し、これら分離された水、異物、油を前記筒体の内側に噴出させることにより、重い異物を下方に溜め、前記筒体の上部に構成した略ドーム状又は略円錐状の屋根部の内側に、水の上に浮上した油を集め、この屋根部の頂部に油排出口を設けて、これら浮上した油を排出し、前記筒体の内側面に沿って水が排出されるよう偏心した方向に水排出管を設けて、油と水を分離して別々に排出することを特徴とする油分離可能なサイクロン式濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008123986A JP2009248078A (ja) | 2008-04-08 | 2008-04-08 | 油分離可能なサイクロン式濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008123986A JP2009248078A (ja) | 2008-04-08 | 2008-04-08 | 油分離可能なサイクロン式濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009248078A true JP2009248078A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41309258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008123986A Pending JP2009248078A (ja) | 2008-04-08 | 2008-04-08 | 油分離可能なサイクロン式濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009248078A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011162734A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Ctc:Kk | 油劣化抑制装置及びそれを用いた油劣化抑制方法 |
CN113045016A (zh) * | 2021-03-22 | 2021-06-29 | 哈尔滨工程大学 | 一种餐饮用多级油水分离装置 |
-
2008
- 2008-04-08 JP JP2008123986A patent/JP2009248078A/ja active Pending
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