JP2009233915A - カッタ付きプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】白線が発生することなく、用紙の製造効率を向上させたカッタ付きプリンタを提供する。
【解決手段】カッタ付きプリンタ100において、制御部102は、カッタユニット126に用紙300の切断位置が到達した場合に、用紙300の搬送路におけるカッタ側ローラ120及び122よりも上流側での搬送を維持した状態で、当該カッタ側ローラ120及び122の回転を停止させ、その停止後に、カッタユニット126に用紙300を切断させる制御を行い、用紙300が切断された後に、搬送路におけるカッタ側ローラ120及び122よりも下流側での搬送速度が上流側での搬送速度よりも速くなるように、当該カッタ側ローラ120及び122を再度回転させる制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】カッタ付きプリンタ100において、制御部102は、カッタユニット126に用紙300の切断位置が到達した場合に、用紙300の搬送路におけるカッタ側ローラ120及び122よりも上流側での搬送を維持した状態で、当該カッタ側ローラ120及び122の回転を停止させ、その停止後に、カッタユニット126に用紙300を切断させる制御を行い、用紙300が切断された後に、搬送路におけるカッタ側ローラ120及び122よりも下流側での搬送速度が上流側での搬送速度よりも速くなるように、当該カッタ側ローラ120及び122を再度回転させる制御を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、搬送路を搬送される帯状の用紙を切断するカッタ付きプリンタに関する。
従来、台紙に等間隔で仮着された複数のラベルや帯状で等間隔に穴を有するタグ等の用紙を、用途に合わせて1枚ずつ切断するカッタ付きプリンタが知られている。このようなカッタ付きプリンタにおいて、印刷と切断とを連続して行う場合、切断時には、用紙における切断位置を正確に切断すべく、一時的に搬送及び印刷を停止し、切断終了後に搬送及び印刷を再開する(例えば、特許文献1参照)。
上記のカッタ付きプリンタにおいて、用紙の搬送及び印刷の停止と再開に際しては、以下の手法が採用される。例えば、図6に示す第1の手法における動作では、ピッチセンサ601によって、搬送される用紙500における各タグ510の特定部位(例えば、タグ510の所定位置に形成された穴)が検出される。このピッチセンサ601の検出結果に基づいて、搬送方向から数えて1番目のタグ510−1の前端がサーマルヘッド602に到達したタイミングで、当該サーマルヘッド602は、1番目のタグ510−1への印刷を開始する(図6(a))。その後、ピッチセンサ601の検出結果に基づいて、1番目のタグ510−1の後端がカッタ603に到達したタイミング(図6(b))で、搬送が停止され、当該カッタ603は、当該後端の位置を切断する(図6(c))。次に、搬送方向が逆転し、用紙500は2番目のタグ510−2の前端がサーマルヘッド602の位置まで後退する(図6(d))。その後は、前進方向への搬送が再開されて、上述と同様、2番目のタグ510−2に対する印刷、当該2番目のタグ510−2の後端の位置での切断、用紙500の後退が行われる。
一方、図7に示す第2の手法における動作では、第1の手法と同様、ピッチセンサ601によって、搬送される用紙500における各タグ510の特定部位が検出される。このピッチセンサ601の検出結果に基づいて、搬送方向から数えて1番目のタグ510−1の前端がサーマルヘッド602に到達したタイミングで、当該サーマルヘッド602は、1番目のタグ510−1への印刷を開始する(図7(a))。その後、ピッチセンサ601の検出結果に基づいて、1番目のタグ510−1の後端がカッタ603に到達したタイミング(図7(b))で、搬送が停止され、2番目のタグ510−2への印刷を中断する。更に、カッタ603は、1番目のタグ510−1の後端の位置を切断する。そして、搬送を再開するとともに、サーマルヘッド602は、2番目のタグ510−2への印刷を再開する(図7(c))。その後は、上述と同様、2番目のタグ510−2の後端がカッタ603に到達したタイミング(図7(d))で、搬送が停止され、3番目のタグ510−3への印刷を中断する。更に、カッタ603は、2番目のタグ510−2の後端の位置を切断する。そして、搬送が再開され、サーマルヘッド602は、3番目のタグ510−3への印刷を再開する(図7(e))。
しかしながら、上述した第1の手法では、用紙500を後退させる工程が存在するため、タグ510の1枚あたりの製造効率が低いという問題がある。一方、第2の手法では、用紙500を後退させる工程は存在しないものの、タグ510の切断時に、サーマルヘッド602の温度の低下や、カッタ603の切断動作に伴い、用紙500の停止位置を変位させ、印字途中にあるタグ510に印字されない所謂白線(印字されない線)が発生する問題がある。
本発明は、前述したような従来の問題を解決するためになされたもので、白線が発生することなく、単葉用紙の製造効率を向上させたカッタ付きプリンタを提供するものである。
本発明に係る、搬送路を搬送される帯状の用紙を切断するカッタ付きプリンタであって、前記搬送路上に配置され前記用紙に印刷を行う印刷部と、該印刷部よりも下流側に配置され前記用紙を搬送する第1のローラと、該第1のローラよりも下流側に配置され前記用紙を搬送する第2のローラと、該第2のローラよりも下流側に配置され前記用紙の前端を検出する検出部と、該検出部よりも下流側に配置され前記用紙を切断する切断部と、前記検出部で前記用紙の先端を検出し前記切断部に前記用紙の切断位置が到達した場合に、前記第1のローラでの搬送を維持した状態で前記第2のローラの回転を停止する制御を行う第1の制御手段と、前記第2のローラが停止した後に、前記切断部に前記用紙を切断させる制御を行う第2の制御手段と、前記切断部により前記用紙が切断された後に、前記第2のローラの搬送速度が前記第1のローラの搬送速度よりも速くなるように前記第2のローラを再度回転させる制御を行う第3の制御手段とを有する。
この構成によれば、用紙の搬送路を第2のローラの上流側である印刷部分と下流側である切断部分とに分離し、上流側の搬送を維持した状態で第2のローラの回転を停止させることにより、上流側での印刷が中断されるということがなく、白線の発生が防止される。また、切断後は、下流側の搬送速度を上流側の搬送速度よりも速くなるように第2のローラを再度回転させることで、搬送が停止することによる切断時の効率の低下を解消し、従来よりも単葉用紙の製造効率を向上させることができる。
また、本発明に係るカッタ付きプリンタは、前記第1及び第3の制御手段が、前記搬送路における、前記第2のローラよりも上流側における平均搬送速度と、前記第2のローラよりも下流側における平均搬送速度とが一致するように、前記第2のローラの回転及び停止の制御を行う。
この構成によれば、第2のローラの上流側の搬送速度に対する下流側の搬送速度が適切に制御され、第1のローラと第2のローラとの間における、用紙の撓みが拡大し続けたり、反対に、用紙が必要以上に緊張した状態になることが防止される。
本発明によれば、用紙の切断時に搬送が停止しても、印刷部に影響を与えて白線が発生することがなく、更には、用紙の搬送に伴う印刷処理及び切断処理を、互いに影響を受けることなく独立的な処理が可能となっているので、従来よりも単葉用紙の製造効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態のカッタ付きプリンタについて、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるカッタ付きプリンタの構成を示す図である。
図1に示すカッタ付きプリンタ100は、台紙(剥離紙)310に複数のラベル320が間隔を空けて仮着されて構成される帯状の用紙300を搬送し、ラベル320への印刷と、用紙300に対するラベル310単位での切断を行い、印刷済みの単体のラベル320を製造するものである。このカッタ付きプリンタ100は、制御部102、送りローラ104及び106、ピッチセンサ108、サーマルヘッド110、プラテンローラ112、ヘッド側ローラ114及び116、案内板118、カッタ側ローラ120及び122、カッタセンサ124、カッタユニット126により構成される。これらのうち、カッタユニット126は、固定刃128及び可動刃130を有する。なお、カッタユニット126の構成はこれに限定されず、いわゆるロータリ方式、ギロチン方式、サークル方式等の各種カッタを有する構成でもよい。
なお、以下においては、用紙300の搬送路(以下、単に「搬送路」と称する)について、送りローラ104及び106からカッタユニット126へ向かう搬送方向を順方向とし、カッタユニット126から送りローラ104及び106へ向かう搬送方向を逆方向とする。
制御部102は、カッタ付きプリンタ100の全体を制御する。送りローラ104は、搬送路の上部に配置され、送りローラ106は、搬送路の下部であって送りローラ104と対向する位置に配置される。これら送りローラ104及び106は、図示しない搬送モータの駆動により、用紙300を挟み込んで、制御部102の制御により所定の回転速度で回転することで、搬送路へ所定の搬送速度で送り出す。
ピッチセンサ108は、搬送路の上部における、送りローラ104よりも下流側に配置され、順方向の搬送方向でのラベル320の前端を検出する。検出結果は、制御部102へ出力される。制御部102は、この検出結果に基づいて、順方向の搬送方向でのラベル320の前端がサーマルヘッド110に到達したタイミングで、当該サーマルヘッド110に印刷を指示する。ここで、制御部102は、ピッチセンサ108からサーマルヘッドまでの距離(搬送モータのステップ数)をカウントし、順方向の搬送方向でのラベル320の前端がサーマルヘッド110に到達したと判断することができる。
サーマルヘッド110は、搬送路の上部における、ピッチセンサ108よりも下流側に配置され、プラテンローラ112は、搬送路の下部における、ピッチセンサ108よりも下流側であって、サーマルヘッド110と対向する位置に配置される。そして、プラテンローラ112は、送りローラ104及び106を駆動する搬送モータにより駆動される。サーマルヘッド110は、制御部102の指示に応じて、直下にラベル320が到達したタイミングで当該ラベル320の上面に印刷を行う。サーマルヘッド110は、1枚のラベル320への印刷が終了する毎に、その旨を制御部102へ通知する。これにより、制御部102は、1枚のラベル320への印刷が終了したこと、更には、印刷済みのラベル320の通算枚数を認識することができる。
ヘッド側ローラ114は、搬送路の上部における、サーマルヘッド110よりも下流側に配置され、ヘッド側ローラ116は、搬送路の下部における、プラテンローラ112よりも下流側であって、ヘッド側ローラ114と対向する位置に配置される。これらヘッド側ローラ114及び116は、送りローラ104及び106を駆動する搬送モータにより駆動されるローラであり、用紙300を挟み込んで搬送路の下流側へ搬送する。
カッタ側ローラ120は、搬送路の上部における、ヘッド側ローラ114よりも下流側に配置され、カッタ側ローラ122は、搬送路の下部における、ヘッド側ローラ116よりも下流側であって、カッタ側ローラ120と対向する位置に配置される。これらカッタ側ローラ120は、図示しない搬送モータの駆動により、用紙300を挟み込んで、制御部102の制御により回転及び停止を行っており、当該用紙300を搬送路の下流側へ搬送する。
案内板118は、搬送路の下部における、ヘッド側ローラ116とカッタ側ローラ122の間に配置され、ヘッド側ローラ114及び118の側からカッタ側ローラ120及び122の側へ用紙300を案内する。
カッタセンサ124は、搬送路の上部における、カッタ側ローラ120よりも下流側に配置され、順方向の搬送方向でのラベル320の前端を検出する。検出結果は、制御部102へ出力される。制御部102は、この検出結果に基づいて、カッタ側ローラ120及び122の回転を停止させる制御や、カッタユニット126に用紙300を切断させる制御、及び、カッタ側ローラ120及び122の回転を再開させる制御を行う。
カッタユニット126は、搬送路における、カッタセンサ124よりも下流側に配置されている。具体的には、カッタユニット126内の固定刃128は、搬送路の上部に配置され、可動刃130は、搬送路の下部に配置される。このカッタユニット126は、制御部102の制御により、固定刃128に向けて可動刃130を上方に移動させることで、用紙300をラベル320単位で切断する。切断が終了すると、カッタユニット126は、その旨を制御部120へ通知する。
以下、制御部102による、カッタ側ローラ120及び122と、カットユニット126の制御の詳細を、開始時、用紙300の切断中、終了時のそれぞれに分けて説明する。なお、以下においては、制御部102の制御によって、送りローラ104及び106とヘッド側ローラ114及び116は、用紙300を搬送路へ所定の搬送速度で送り出す動作を継続しており、サーマルヘッド110は、ラベル320への印刷を継続的に行っているものとする。
まず、開始時の制御部102による、カッタ側ローラ120及び122と、カットユニット126の制御を説明する。
図2(a)に示すように用紙300が搬送されている状態において、制御部102は、カッタセンサ124によって、順方向の搬送方向での用紙300における1番目のラベルである第1のラベル320−1の前端が検出されたか否かを判定する。制御部102は、第1のラベル320−1の前端がカッタセンサ124の位置に無いことを判断すると、用紙300を順方向の搬送方向で搬送路を搬送させると共に、サーマルヘッド110により第1のラベル320−1に印刷を行なう。その後、カッタセンサ124の直下に、順方向の搬送方向での第1のラベル320−1の前端が到達すると、当該カッタセンサ124は、その前端を検出し、検出結果を制御部102へ出力する(図2(b))。
制御部102は、カッタセンサ124により第1のラベル320−1の前端を検出した結果に伴い、カッタ側ローラ120及び122の回転を停止させる。これにより、カッタ側ローラ120及び122はロックがかかり、回転を停止することで、搬送路における、カッタ側ローラ120及び122の下流側の搬送は停止するが、送りローラ104及び106とヘッド側ローラ114及び116は回転を維持した状態のままであり、カッタ側ローラ120及び122の回転が停止した後も、搬送路における、カッタ側ローラ120及び122の上流側への搬送は維持される。
このように、カッタ側ローラ120及び122の上流側の搬送が維持されることにより、用紙300は、ヘッド側ローラ114及び116と、カッタ側ローラ120及び122との間で、上方に撓んだ状態となる(図2(c))。
その後、制御部102は、搬送路のカッタ側ローラ120及び122の下流側と上流側とが同一の搬送速度となるように、カッタ側ローラ120及び122の回転を再開させると共に、サーマルヘッド110により第2のラベル320−2に印刷を行なう。これにより、カッタ側ローラ120及び122は、回転を再開する。このような動作によって、図2(a)に示す、用紙300の搬送、図2(b)に示す、第1のラベル320−1の前端検出、図2(c)に示す、カッタ側ローラ120及び122の停止による用紙300の撓みの各状態が生じる。
次に、用紙300の切断中の制御部102による、カッタ側ローラ120及び122と、カットユニット126の制御を説明する。この用紙300の切断中の制御は、上述した開始時の制御の後に行われる。図3は、用紙300の切断中の制御部102による、カッタ側ローラ120及び122と、カットユニット126の制御を示すフローチャートである。
制御部102は、カッタセンサ124によって、順方向の搬送方向での用紙300における2番目のラベルである第2のラベル320−2の前端が検出されたか否かを判定する(S201)。カッタ側ローラ120及び122の回転が再開し、搬送路のカッタ側ローラ120及び122の下流側と上流側とが同一の搬送速度となると、用紙300は、ヘッド側ローラ114及び116と、カッタ側ローラ120及び122との間で、上方に撓んだ状態を維持したまま搬送される。そして、カッタセンサ124の直下に、順方向の搬送方向での第2のラベル320−2の前端が到達すると、当該カッタセンサ124は、その前端を検出し、検出結果を制御部102へ出力する。
次に、制御部102は、カッタユニット126に、用紙300における第1のラベル320−1と第2のラベル320−2との間の切断位置が到達したか否かを判定する(S202)。ここで、制御部102は、カッタセンサ124からカッタユニット126までの距離(搬送モータのステップ数)をカウントし、カッタユニット126に、用紙300における切断位置が到達したと判断することができる。
カッタユニット126に、用紙300における第1のラベル320−1と第2のラベル320−2との間の台紙310の部分である切断位置が到達した場合、次に、制御部102は、カッタ側ローラ120及び122の回転を停止させる。これにより、カッタ側ローラ120及び122はロックがかかり、回転を停止することで、搬送路における、カッタ側ローラ120及び122の下流側の搬送は停止するが、送りローラ104及び106とヘッド側ローラ114及び116は回転を維持した状態のままであり、カッタ側ローラ120及び122の回転が停止した後も、搬送路における、カッタ側ローラ120及び122の上流側の搬送は維持され、サーマルヘッド110による印刷も継続される(S203)。
次に、制御部102は、カッタユニット126に、用紙300を切断位置で切断させる(S204)。これにより、カッタユニット126は、固定刃128に向けて可動刃130を上方に移動させることで、用紙300を、第1のラベル320−1と第2のラベル320−2との間の切断位置で切断し、印刷済みの単体のラベル320が製造される。
カッタユニット126は、切断が終了すると、その旨を制御部120へ通知する。制御部102は、この切断終了の通知を入力したか否かを判定する(S205)。
切断終了の通知を入力した場合、次に制御部102は、搬送路における、カッタ側ローラ120及び122の下流側の搬送速度が、カッタ側ローラ120及び122の上流側の搬送速度よりも高速になるように、カッタ側ローラ120及び122の回転を再開させる(S206)。
この際、制御部102は、搬送路における、カッタ側ローラ120及び122の下流側の平均の搬送速度が、カッタ側ローラ120及び122の上流側の平均の搬送速度と一致するように、カッタ側ローラ120及び122の回転させることが望ましい。これにより、カッタ側ローラ120及び122の下流側の平均の搬送速度が適切に制御され、ヘッド側ローラ114及び116と、カッタ側ローラ120及び122との間での用紙300の撓みが拡大し続けたり、反対に、用紙300が必要以上に緊張した状態になることが防止される。
カッタ側ローラ120及び122の回転が再開した後は、再び、カッタセンサ124によって、第1のラベル320−1と第2のラベル320−2との間の間が切断された後に、順方向の搬送方向での用紙300における2番目のラベルとなる第2のラベル320−3の前端が検出されたか否かの判定(S201)以降の動作が繰り返される。このような動作によって、図4(a)に示す、カッタ側ローラ120及び122の停止、及び、用紙300の切断による、印刷済みの単体ラベル320の製造と、図4(b)に示す、搬送路におけるカッタ側ローラ120及び122の下流側での高速な搬送とが繰り返される。
上記の説明により、ラベル320へのサーマルヘッド110による印字は、プラテンローラ112や送りローラ104及び106、また、ヘッド側ローラ114及び116により継続的に行なわれ、カットユニット126による用紙300の切断は、カッタセンサ124によりラベル320の前端の検出に伴い、カッタ側ローラ120及び122を停止及び回転の再開により行なわれることとなり、用紙の搬送に伴う印刷処理及び切断処理を、互いに影響を受けることなく独立的な処理が可能となっているので、従来よりも単葉用紙の製造効率を向上させることができる。
また、印刷処理及び切断処理を、互いに影響を受けることなく独立的な処理が可能となっているので、用紙300の切断時に、サーマルヘッド110の温度の低下や、カットユニット126の切断動作に伴い、用紙300の停止位置を変位させ、印字途中にあるラベル320に印字されない所謂白線(印字されない線)が発生することが無い。
また、印刷処理及び切断処理を、互いに影響を受けることなく独立的な処理が可能となっているので、用紙300の切断時に、サーマルヘッド110の温度の低下や、カットユニット126の切断動作に伴い、用紙300の停止位置を変位させ、印字途中にあるラベル320に印字されない所謂白線(印字されない線)が発生することが無い。
次に、終了時の制御部102のカッタ側ローラ120及び122と、カットユニット126の制御を説明する。この終了時の制御は、上述した用紙300の切断中の制御において、例えば、印字指定枚数のラベル320の製造終了時や、作業者が図示しない操作部を操作して終了を指示した場合に行われる。
終了時において、制御部102は、送りローラ104及び106と、ヘッド側ローラ114及び116と、カッタ側ローラ120及び122とを停止させる。次に、制御部102は、送りローラ104及び106と、ヘッド側ローラ114及び116と、カッタ側ローラ120及び122とを、それまでとは逆方向に回転させる。これにより、図5(a)乃至図5(c)に示すように、ラベル320−2乃至320−4を有する用紙300の搬送方向は逆方向となり、ヘッド側ローラ114及び116と、カッタ側ローラ120及び122との間における用紙300の撓みは徐々に小さくなり、更に、用紙300は、ヘッド側ローラ114及び116と、カッタ側ローラ120及び122との間から引き出される。
このように、本実施形態のカッタ付きプリンタ100では、用紙300の搬送路を、カッタ側ローラ120及び122の上流側である印刷部分と下流側である切断部分とに分離し、上流側の搬送を維持した状態でカッタ側ローラ120及び122の回転を停止させることにより、下流側のみ搬送を停止させており、カッタユニット126による正確な切断位置での用紙300の切断を可能とするために、上流側のサーマルヘッド110による印刷が中断されることがなく、白線の発生が防止される。また、カッタユニット126による切断後は、下流側の搬送速度を上流側の搬送速度よりも速くなるようにカッタ側ローラ120及び122を再度回転させることで、搬送が停止することによる切断時の効率の低下を解消し、従来よりも単葉用紙の製造効率を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、用紙300は、台紙310に間隔を空けて複数のラベル320を仮着して構成されたが、帯状で等間隔に穴を有するタグを有する用紙等の他の形態の用紙に、同様に本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態では、用紙300のラベル320毎にカットユニット126で切断するように説明したが、これに限定するものではなく、2枚毎や5枚毎に切断するようにしても良い。この場合、制御部102が、カッタセンサ124によりラベル320の前端を検出した回数をカウントし、指定枚数になった場合にカットユニット126を起動するように構成することで容易に実施可能である。
また、上記実施の形態では、用紙300のラベル320毎にカットユニット126で切断するように説明したが、これに限定するものではなく、2枚毎や5枚毎に切断するようにしても良い。この場合、制御部102が、カッタセンサ124によりラベル320の前端を検出した回数をカウントし、指定枚数になった場合にカットユニット126を起動するように構成することで容易に実施可能である。
以上、説明したように、本発明に係るカッタ付きプリンタは、白線が発生することなく、用紙の製造効率を向上させることができ、カッタ付きプリンタ等として有用である。
100 カッタ付きプリンタ
102 制御部
104、106 送りローラ
108、601 ピッチセンサ
110、602 サーマルヘッド
112 プラテンローラ
114、116 ヘッド側ローラ
118 案内板
120、122 カッタ側ローラ
124 カッタセンサ
126 カッタユニット
128 固定刃
130 可動刃
603 カッタ
300、500 用紙
310 台紙
320、320−1、320−2、320−3、320−4、510−1、510−2、510−3 ラベル
102 制御部
104、106 送りローラ
108、601 ピッチセンサ
110、602 サーマルヘッド
112 プラテンローラ
114、116 ヘッド側ローラ
118 案内板
120、122 カッタ側ローラ
124 カッタセンサ
126 カッタユニット
128 固定刃
130 可動刃
603 カッタ
300、500 用紙
310 台紙
320、320−1、320−2、320−3、320−4、510−1、510−2、510−3 ラベル
Claims (2)
- 搬送路を搬送される帯状の用紙を切断するカッタ付きプリンタであって、
前記搬送路上に配置され前記用紙に印刷を行う印刷部と、
該印刷部よりも下流側に配置され前記用紙を搬送する第1のローラと、
該第1のローラよりも下流側に配置され前記用紙を搬送する第2のローラと、
該第2のローラよりも下流側に配置され前記用紙の前端を検出する検出部と、
該検出部よりも下流側に配置され前記用紙を切断する切断部と、
前記検出部で前記用紙の先端を検出し前記切断部に前記用紙の切断位置が到達した場合に、前記第1のローラでの搬送を維持した状態で前記第2のローラの回転を停止する制御を行う第1の制御手段と、
前記第2のローラが停止した後に、前記切断部に前記用紙を切断させる制御を行う第2の制御手段と、
前記切断部により前記用紙が切断された後に、前記第2のローラの搬送速度が前記第1のローラの搬送速度よりも速くなるように前記第2のローラを再度回転させる制御を行う第3の制御手段とを有するカッタ付きプリンタ。 - 前記第1及び第3の制御手段は、前記第2のローラよりも上流側における平均搬送速度と、前記第2のローラよりも下流側における平均搬送速度とが一致するように、前記第2のローラの回転及び停止の制御を行う請求項1に記載のカッタ付きプリンタ。
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