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JP2009222896A - 正帯電二成分現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

正帯電二成分現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 Download PDF

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JP2009222896A JP2008066147A JP2008066147A JP2009222896A JP 2009222896 A JP2009222896 A JP 2009222896A JP 2008066147 A JP2008066147 A JP 2008066147A JP 2008066147 A JP2008066147 A JP 2008066147A JP 2009222896 A JP2009222896 A JP 2009222896A
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Abstract

【課題】A4の大きさで2,000,000枚相当を印刷後であっても、帯電維持性に優れ、高い画像濃度が得られ、非画像部のカブリの発生が少ない正帯電二成分現像剤、並びに、前記現像剤を用いた画像形成方法及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】少なくともトナー及びキャリアからなり、前記トナーが、結着樹脂、着色剤、ワックス及び帯電制御剤を含有し、前記結着樹脂が、少なくともポリエステル樹脂とポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂とを含有し、前記ワックスと前記ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂との含有比率がワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=40:60〜80:20であり、前記キャリアが、メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有する磁性粉であることを特徴とする正帯電二成分現像剤、並びに、前記現像剤を用いた画像形成方法及び画像形成装置。
【選択図】なし

Description

本発明は、正帯電二成分現像剤、画像形成方法及び画像形成装置に関する。
電子写真装置等を用いた画像形成装置は、コンピュータの出力装置として利用されている。近年これらの画像形成装置では、高速化が要求されており、そのため画像形成用トナーにも高速印刷に適した性能が求められる。
トナーの定着方式としては、トナーを直接ローラ等により加熱するヒートロール方式、オーブン定着方式、光照射や遠赤外線照射により定着を行う光定着(フラッシュ定着)方式等が一般に使用されており、中でも上記光定着方式は、被転写体(被記録媒体)に非接触であるため、定着後の用紙がロール化しないこと、オフセットが発生しないこと、超高速印刷が可能なこと、シール、ハガキの定着が容易であるという利点を有し、特に超高速機では光定着器が利用されることが多い。
上記光定着に用いられるトナーにおいては、擦過性を改善するために、ポリエチレン等のワックスを添加する試みがなされている(例えば、特許文献1参照)。また、ワックスの分散を制御することを目的として、ポリオレフィンをグラフトしたビニル系樹脂を添加する試みがなされている(例えば、特許文献2乃至4参照)。
また、特許文献5には、140℃における溶融粘度が6000センチポアズ以下の非酸化型ポリエチレンワックスを結着樹脂100重量部に対して0.3〜5重量部を含有してなる正帯電性トナーと、メチルシリコーン樹脂で被覆された電流値が1μA以下のフェライトキャリアからなり、該正帯電性トナーのフェライトキャリアに対する摩擦帯電量が8〜14μC/gであることを特徴とする電子写真用乾式二成分現像剤が開示されている。
また、マトリクス相およびドメイン相と同じ成分を含有するブロック共重合体またはグラフト共重合体からなる化合物を相溶化剤として用い、定着性能や画像チリを改善したトナーが開示されている(例えば、特許文献6参照)。
特開平4−186250号公報 特開平6−295097号公報 特開2001−249492号公報 特開2003−98726号公報 特開平3−80263号公報 特開2001−142249号公報
本発明の目的は、A4の大きさで2,000,000枚相当を印刷後であっても、帯電維持性に優れ、高い画像濃度が得られ、非画像部のカブリの発生が少ない正帯電二成分現像剤、並びに、前記正帯電二成分現像剤を用いた画像形成方法及び画像形成装置を提供することである。
上記の課題は、以下に示す<1>乃至<3>に記載の手段により達成された。
<1> 少なくともトナー及びキャリアからなり、前記トナーが、結着樹脂、着色剤、ワックス及び帯電制御剤を含有し、前記結着樹脂が、少なくともポリエステル樹脂とポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂とを含有し、前記ワックスと前記ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂との含有比率がワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=40:60〜80:20であり、前記キャリアが、メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有する磁性粉であることを特徴とする正帯電二成分現像剤、
<2> 潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程、潜像保持体表面に形成された前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程、潜像保持体表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写工程、及び、被転写体表面に転写された前記トナー像を光定着する定着工程を含み、前記現像剤として上記<<1>に記載の正帯電二成分現像剤を用いる画像形成方法、
<3> 潜像保持体、前記潜像保持体を帯電させる帯電手段、帯電した前記潜像保持体を露光して前記潜像保持体上に静電潜像を形成させる露光手段、トナーを含む現像剤により前記静電潜像を現像してトナー像を形成させる現像手段、前記トナー像を前記潜像保持体から被転写体表面に転写する転写手段、及び、被転写体表面に転写された前記トナー像を光定着する定着手段を有し、前記現像剤として上記<1>に記載の正帯電二成分現像剤を用いる画像形成装置。
前記<1>に記載の発明によれば、A4の大きさで2,000,000枚相当を印刷後であっても、帯電維持性に優れ、高い画像濃度が得られ、非画像部のカブリの発生が少ない正帯電二成分現像剤を提供することができる。
また、前記<2>に記載の発明によれば、A4の大きさで2,000,000枚相当を印刷後であっても、帯電維持性に優れ、高い画像濃度が得られ、非画像部のカブリの発生が少ない画像形成方法を提供することができる。
また、前記<3>に記載の発明によれば、A4の大きさで2,000,000枚相当を印刷後であっても、帯電維持性に優れ、高い画像濃度が得られ、非画像部のカブリの発生が少ない画像形成装置を提供することができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の正帯電二成分現像剤(以下、単に「現像剤」又は「二成分現像剤」ともいう。)は、少なくともトナー及びキャリアからなり、前記トナーが、結着樹脂、着色剤、ワックス及び帯電制御剤を含有し、前記結着樹脂が、少なくともポリエステル樹脂とポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂とを含有し、前記ワックスと前記ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂との含有比率がワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=40:60〜80:20であり、前記キャリアが、メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有する磁性粉であることを特徴とする。
また、本発明の正帯電二成分現像剤は、光定着用正帯電二成分現像剤として特に好適に使用することができる。
なお、本発明において、「A〜B」との記載は、AからBの間の範囲だけでなく、その両端であるA及びBも含む範囲を表す。例えば、「A〜B」が数値範囲であれば、「A以上B以下」又は「B以上A以下」を表す。
従来より定着と帯電維持性の両立は困難とされており、その原因としては、トナー内ワックスのキャリアへの汚染が挙げられる。さらに維持性に対しては、トナー及びキャリアの帯電付与能力の低下やばらつき、コート剥がれによるキャリア帯電能力の低下が挙げられる。これら課題を解決し帯電維持性に優れた現像剤を提供するため、トナー及びキャリアの組成、構造を制御することで解決策を見出した。
トナー帯電特性を安定、かつ一定に保つためには、トナーへの帯電制御剤の添加及び帯電制御剤、ワックスといった内添物の分散性、表面露出性の制御が肝心である。ポリエステル樹脂は定着性が良好なものの、これら内添物の分散性に問題があった。これら制御の目的で、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂をトナーへ添加し、上記構成で用いることにより、帯電維持性に優れた現像剤を提供可能である。
<トナー>
本発明の正帯電二成分現像剤は、少なくともトナー及びキャリアからなる。
また、本発明の正帯電二成分現像剤におけるトナーは、結着樹脂、着色剤、ワックス及び帯電制御剤を含有する。
〔結着樹脂〕
本発明に用いることができる結着樹脂としては、特に制限はないが、本発明における前記トナーは、少なくとも、ポリエステル樹脂と、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂とを含有する。
また、上記の他、結着樹脂として、スチレンとアクリル酸又はメタクリル酸との共重合体、ポリ塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂、ポリエーテルポリオール樹脂等を併用することもできる。
−ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂−
本発明に用いることができるポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂は、主鎖が付加重合型樹脂であり、前記主鎖にポリオレフィンがグラフトされた樹脂である。
前記付加重合型樹脂とは、付加重合性単量体を付加重合して得られる樹脂である。
前記付加重合性単量体としては、ラジカル重合性単量体やカチオン重合性単量体、アニオン重合性単量体等が例示できるが、その中でも、ラジカル重合性単量体であることが好ましく、エチレン性不飽和結合を有する単量体であることがより好ましい。
本発明に用いることができるラジカル重合性単量体としては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、1−ヘキセン、1−ドデセン、1−オクタデセン等のオレフィン類、スチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン等のα−置換スチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、2,5−ジメチルスチレン等の芳香核置換スチレン、p−クロロスチレン、p−ブロモスチレン、ジブロモスチレン等の芳香核置換ハロゲン化スチレン等のビニル芳香族類、(メタ)アクリル酸(なお、「(メタ)アクリル」とは、アクリル及びメタクリルを意味するものとし、以下も同様とする。)、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリルアルデヒド、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド等の不飽和カルボン酸誘導体類、N−ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物類、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル化合物類、N−メチロールアクリルアミド、N−エチロールアクリルアミド、N−プロパノールアクリルアミド、N−メチロールマレインアミド酸、N−メチロールマレインアミド酸エステル、N−メチロールマレイミド、N−エチロールマレイミド等のN−置換不飽和アミド類、ブタジエン、イソプレン等の共役ジエン類、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジビニルシクロヘキサン等の多官能ビニル化合物類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ソルビトールトリ(メタ)アクリレート、ソルビトールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート等の多官能アクリレート類、(メタ)アクリロニトリル、シアノスチレン等の不飽和ニトリル類、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸及びそれらの無水物等のα,β−不飽和カルボン酸類、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノブチル、イタコン酸モノメチル等の不飽和ジカルボン酸モノエステル類等が挙げられる。なお、これらの中で、N−置換不飽和アミド類、共役ジエン類、多官能ビニル化合物類、及び、多官能アクリレート類等の多価の単量体は、生成された重合体に架橋反応を生起させることもできる。
また、本発明においては、付加重合性単量体を、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本発明に用いることができるポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂としては、主骨格の付加重合型樹脂として、スチレン系単量体、及び、(メタ)アクリル酸エステル類や不飽和ジカルボン酸モノエステル類などの不飽和カルボン酸のアルキルエステルを少なくとも重合した樹脂であることが好ましく、スチレン系単量体、不飽和カルボン酸のアルキルエステル、及び、不飽和ニトリル類を少なくとも重合した樹脂であることがより好ましく、スチレン−アクリロニトリル−ブチルアクリレート共重合体であることが特に好ましい。
付加重合型樹脂にグラフトされるポリオレフィンとしては、公知のオレフィン類を1種単独、又は、2種以上を重合して得られたポリオレフィンであればよく、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/1−ブテン共重合体、及び、プロピレン/1−ヘキセン共重合体よりなる群から選ばれた少なくとも1つが含有されていることが好ましく、ポリプロピレン及び/又はポリエチレンが含有されていることがより好ましい。
前記オレフィン類としては、公知のオレフィン類であればよく、その中でも、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、1−ヘキセン、1−ドデセン、及び、1−オクタデセンよりなる群から選ばれた少なくとも1つであることが好ましく、エチレン及び/又はプロピレンであることがより好ましい。
ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂においては、主鎖である付加重合型樹脂と、ポリオレフィンとが、炭素−炭素結合、エステル結合、アミド結合等の種々の結合により連結していてもよい。
これらの中でも、付加重合型樹脂にグラフトされるポリオレフィンは、製造の容易さの点から、低密度ポリエチレンであることが好ましい。低密度ポリエチレンとは、密度が0.910以上0.930未満のポリエチレンである。
ポリオレフィンとして低密度ポリエチレンを用いる場合には、例えば、低密度ポリエチレンをキシレンに溶解し、加熱下、ビニルモノマーを低密度ポリエチレンのキシレン溶液に加えて反応させることによって、ポリエチレンとビニル系重合体とのグラフト重合物を得ることができる。
ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。具体的には、エチレン性不飽和結合を有する付加重合型樹脂にオレフィン類を重合する方法、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、臭素原子、ヨウ素原子等の反応性基を有する付加重合型樹脂に前記反応性基と反応して結合を形成する基を有するポリオレフィンを反応させる方法等が例示できる。また、特開2004−295079号公報に記載の方法も例示できる。
前記付加重合性単量体の重合法としては、ラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤又はアニオン重合開始剤を用いる方法、熱による自己重合、紫外線照射を用いる方法、既知の重合方法を例示ができる。
ラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤又はアニオン重合開始剤としては、公知の開始剤を用いることができ、1種単独で開始剤を用いても、2種以上の開始剤を併用してもよい。
また、前記ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂は、トナーの全重量100重量部に対して、0.5重量部以上10重量部以下含有されていることが好ましく、0.8重量部以上8重量部以下がより好ましく、1重量部以上7重量部以下が特に好ましい。
ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂のTg(ガラス転移温度)は、40〜80℃の範囲であることが好ましい。また、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂の重量平均分子量は、3,000〜50,000の範囲であることが好ましい。
また、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂中におけるグラフトされたポリオレフィンの比率は、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂100重量部に対し、5重量部以上40重量部以下であることが好ましく、8重量部以上35重量部以下であることがより好ましく、10重量部以上30重量部以下であることが特に好ましい。上記範囲であると、ポリエチレンワックスよりもポリエステル樹脂等の結着樹脂との相溶性が高い、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂におけるポリオレフィンの量と、ワックス自体の添加の割合とを共に制御することにより、ワックスのサイズを制御することができ、その結果トナー表面への露出の割合を良好な範囲とすることができる。また、本発明における前記構成をとることにより、内添物の分散性に優れ、ワックス及び帯電制御剤のトナー中のサイズを良好な範囲に制御することができ、帯電量が安定される。また、ワックスのトナー表面への露出が良好な範囲に制御されているため、定着画像の耐擦過性を損なうこともない。
−ポリエステル樹脂−
本発明に用いることができるポリエステル樹脂は、カルボン酸成分とアルコール成分との重縮合により得られるものであり、従来公知の二価又は三価以上の多価カルボン酸と、二価又は三価以上の多価アルコールとを用いることができる。
前記二価カルボン酸としては、具体的には、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、マロン酸、セバチン酸、メサコン酸等の脂肪族ジカルボン酸又はこれらの無水物や低級アルキルエステル;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トルエンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸又はこれらの無水物や低級アルキルエステル;側鎖に炭素数4〜35の炭化水素基を有するアルキル若しくはアルケニルコハク酸(具体的には、ドデセニルコハク酸、ペンタドデセニルコハク酸等)又はこれらの無水物や低級アルキルエステル、酸ハロゲン化物が挙げられる。
また、前記三価以上のカルボン酸類としては、具体的には、トリメリット酸、ピロメリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸或いはこれらの酸無水物や低級アルキルエステル、酸ハロゲン化物が挙げられる。
ポリエステル樹脂におけるカルボン酸成分として使用する多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記二価アルコールであるジオール類としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の炭素数2〜12のアルキレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のアルキレンエーテルグリコール類、1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールA等の炭素数6〜30の脂環式ジオール、及び、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等のビスフェノール類、並びに、ビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。
また、三価以上のアルコール類としては、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトラオール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等の炭素数3〜20の脂肪族多価アルコール、及び、1,3,5−トリヒドロキシルメチルベンゼン等の炭素数6〜20の芳香族多価アルコール、並びに、これら多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物等を用いることができる。
前述した二価又は三価以上のアルコールのアルキレンオキサイド付加物におけるアルキレンオキサイドの付加モル数としては、ヒドロキシ基1モルに対し、1〜4モルであることが好ましく、1又は2モルであることがより好ましい。
また、前記アルキレンオキサイドとしては、特に制限はないが、エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドであることが好ましい。
ポリエステル樹脂におけるアルコール成分として使用する多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ポリエステル樹脂のTg(ガラス転移温度)は、40〜80℃の範囲であることが好ましい。また、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は、5,000〜100,000の範囲であることが好ましい。
前記ポリエステル樹脂は、トナーの全重量100重量部に対して、50〜90重量部含有されていることが好ましく、60〜90重量部含有されていることがより好ましく、70〜85重量部含有されていることがさらに好ましい。上記範囲であると、定着性、保管性、粉体特性、帯電特性等に優れる。
また、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂は、トナーの全重量100重量部に対して、1.0〜20重量部含有されていることが好ましく、1.5〜15重量部含有されていることがより好ましく、2.0〜10重量部含有されていることがさらに好ましい。上記範囲であると、定着特性を維持しつつ、ワックスによるキャリア汚染が無く、流動性が改善される。
また、前記トナーにおいて、結着樹脂として、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂以外の付加重合型樹脂や、ポリエステル樹脂以外の重縮合樹脂を含有していてもよい。
〔着色剤〕
本発明に用いることができるトナーは、着色剤を含有する。
本発明に用いることができる着色剤としては、公知の顔料や公知の染料を用いることができ、例えば、下記の着色剤を好ましく挙げることができる。
前記トナーがシアントナーの場合においては、その着色剤として、例えば、C.I.ピグメントブルー1、同2、同3、同4、同5、同6、同7、同10、同11、同12、同13、同14、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同23、同60、同65、同73、同83、同180、C.I.バットシアン1、同3、同20等や、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルーの部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBCのシアン顔料、C.I.ソルベントシアン79、162等のシアン染料などを用いることができる。
また、前記トナーがマゼンタトナーの場合においては、その着色剤として、例えば、C.I.ピグメントレッド1、同2、同3、同4、同5、同6、同7、同8、同9、同10、同11、同12、同13、同14、同15、同16、同17、同18、同19、同21、同22、同23、同30、同31、同32、同37、同38、同39、同40、同41、同48、同49、同50、同51、同52、同53、同54、同55、同57、同58、同60、同63、同64、同68、同81、同83、同87、同88、同89、同90、同112、同114、同122、同123、同163、同184、同202、同206、同207、同209等、ピグメントバイオレット19のマゼンタ顔料や、C.I.ソルベントレッド1、同3、同8、同23、同24、同25、同27、同30、同49、同81、同82、同83、同84、同100、同109、同121、C.I.ディスパースレッド9、C.I.ベーシックレッド1、同2、同9、同12、同13、同14、同15、同17、同18、同22、同23、同24、同27、同29、同32、同34、同35、同36、同37、同38、同39、同40等のマゼンタ染料等、ベンガラ、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウオッチングレッド(カルシウムレーキ)、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ロータミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bなどを用いることができる。
さらに、前記トナーがイエロートナーの場合においては、その着色剤として、例えば、C.I.ピグメントイエロー2、同3、同15、同16、同17、同74、同97、同180、同185、同139等のイエロー顔料などを用いることができる。
また、前記トナーがブラックトナーにおいては、その着色剤として、例えば、カーボンブラック、活性炭、チタンブラック、鉄粉、マグネタイト、フェライト等の磁性粉、Mn含有の非磁性粉などを用いることができる。さらに、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーン、ブルー顔料等の複数種の顔料を混合した顔料ブラックトナーでもよい。
前記トナー中における着色剤の含有量としては、トナーの全重量に対し、1.5重量%以上20重量%以下であることが好ましく、2重量%以上15重量%以下であることがより好ましい。
〔ワックス〕
本発明に用いることができるトナーは、ワックスを含有する。
前記トナーに使用するワックスとしては、特に制限はないが、ポリオレフィンワックスを含むことが好ましく、ポリエチレンワックスを含むことがより好ましく、ポリエチレンワックスのみであることがさらに好ましい。
また、ポリエチレンワックスとしては、重量平均分子量2,000以上のものを用いることが好ましく、3,000以上のものがより好ましい。また、特に限定されるわけではないが、ポリエチレンワックスの重量平均分子量の上限としては、20,000以下であることが好ましい。
また、本発明において用いることができるワックスとしては、ポリオレフィンワックス、エステルワックス、ポリプロピレン又はポリエチレンとポリプロピレンの共重合物、ポリグリセリンワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、カルナバワックス、サゾールワックス、モンタン酸エステルワックス、脱酸カルナバワックス、パルミチン酸、ステアリン酸、モンタン酸、ブラシジン酸、エレオステアリン酸、バリナリン酸などの不飽和脂肪酸類、ステアリンアルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、メリシルアルコール、あるいはさらに長鎖のアルキル基を有する長鎖アルキルアルコール類などの飽和アルコール類;ソルビトールなどの多価アルコール類;リノール酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリン酸アミドなどの脂肪酸アミド類;メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミドなどの飽和脂肪酸ビスアミド類、エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミドなどの、不飽和脂肪酸アミド類;m−キシレンビスステアリン酸アミド、N,N’−ジステアリルイソフタル酸アミドなどの芳香族系ビスアミド類;ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムなどの脂肪酸金属塩(一般に金属石けんといわれているもの);脂肪族炭化水素系ワックスにスチレンやアクリル酸などのビニル系モノマーを用いてグラフト化させたワックス類;ベヘニン酸モノグリセリドなどの脂肪酸と多価アルコールとの部分エステル化物;植物性油脂の水素添加などによって得られるヒドロキシル基を有するメチルエステル化合物などが挙げられる。
前記ワックスとしては、50〜160℃にDSC測定(示差走査型熱量測定)による吸熱ピークを示すワックス材料が好ましい。なお、前記DSC測定では、測定原理から高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計で測定することが好ましい。
前記トナー中における全ワックス成分の含有量としては、0.5重量%以上15重量%以下であることが好ましく、1重量%以上10重量%以下であることがより好ましく、1重量%以上6重量%以下であることがさらに好ましい。
ワックスとポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂との含有比率が、ワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=40:60〜80:20の範囲であり、40:60〜70:30の範囲が好ましい。ワックスの比率がワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=80:20より多くなるとワックスの分散性が悪化し、キャリアへのスペント、帯電の低下、外添剤の偏りが生じる。ワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂の含有比率がワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=40:60より多くなると、ワックス径が小さくなりすぎ、定着効果が阻害され定着障害が生じ易くなる。
〔帯電制御剤〕
本発明に用いることができるトナーは、帯電制御剤を含有する。
前記帯電制御剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものを用いることができ、例えば、正帯電性の帯電制御剤として、ニグロシン染料、トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレート等の第四級アンモニウム塩、及び、これらの類似体であるホスホニウム塩等のオニウム塩、及び、これらのレーキ顔料;トリフェニルメタン染料;高級脂肪酸の金属塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド等のジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレート等のジオルガノスズボレート類;グアニジン化合物、イミダゾール化合物、アミノアクリル系樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ニグロシン染料、第四級アンモニウム塩が好ましく用いられる。これらの帯電制御剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、帯電制御剤とポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂の含有比率は、帯電制御剤:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=30:70〜80:20の範囲であることが好ましく、30:70〜70:30の範囲であることがより好ましい。上記範囲であると、帯電制御剤の分散性に優れ、キャリアへのスペントが生じにくく、帯電分布の広がりを抑制でき、また、帯電制御剤が付加重合型樹脂に取り込まれることが少ないため、トナーの帯電特性に優れる。
また、前述のように、トナー中におけるポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂に対するワックスの量と帯電制御剤の量とを適切な範囲にすることにより、トナー表面に露出するワックスの量と帯電制御剤の量が適切な範囲で制御され、安定した帯電性を得ることができると共に、ワックスによるキャリア汚染を防止でき、その結果耐擦過性を損なうことなく、初期から経時に至るまでトナー飛散の発生を良好に防止することができる。
さらに、帯電制御剤とも相溶性の高い、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂におけるポリオレフィンの量と、帯電制御剤自体の添加の割合とを共に制御することにより、帯電制御剤のトナー表面への露出の割合を良好な範囲とすることができる。
また、プリント枚数が増えるに従い、ワックスと帯電制御剤とが癒着し、その癒着したものがキャリアを汚染することによって発生するトナー飛散を防止するため、ワックス及び帯電制御剤はいずれもトナー中のサイズを適正な範囲内に制御し、ワックスと帯電制御剤とが癒着した状態で存在することを防止することが好ましい。ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂におけるポリオレフィンの量が前述の範囲、すなわち、ポリオレフィンの量が、ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂100重量部に対し、好ましくは5〜40重量部、より好ましくは8〜35重量部、さらに好ましくは10〜30重量部である条件下において、帯電制御剤の添加の割合と、ワックスの添加の割合とを共に制御することにより、ワックス及び帯電制御剤が癒着した状態で存在することを防止することができる。さらに、これらが関係することにより、トナー表面に露出するワックスの量と帯電制御剤の量と存在形態とが適切な範囲で制御され、安定した帯電性を得ることができると共に、ワックスによるキャリア汚染を防止でき、その結果耐擦過性を損なうことなくトナー飛散の発生を良好に防止することができる。
〔赤外線吸収剤〕
本発明の現像剤を、光定着方式を用いた画像形成装置又は画像形成方法に用いる場合、前記トナーは、赤外線吸収剤を含有してもよい。
特に、シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナー等のカラートナーは、赤外線吸収剤を含有することが好ましい。
本発明に用いることができる赤外線吸収剤としては、公知の赤外線吸収剤を用いることができ、例えば、シアニン化合物、メロシアニン化合物、ベンゼンチオール系金属錯体、メルカプトフェノール系金属錯体、芳香族ジアミン系金属錯体、ジイモニウム化合物、アミニウム化合物、ニッケル錯体化合物、フタロシアニン系化合物、アントラキノン系化合物、ナフタロシアニン系化合物等を用いることができる。
具体的な赤外線吸収剤としては、ニッケル金属錯体系赤外線吸収剤(三井化学(株)製:SIR−130、SIR−132)、ビス(ジチオベンジル)ニッケル(みどり化学(株)製:MIR−101)、ビス[1,2−ビス(p−メトキシフェニル)−1,2−エチレンジチオレート]ニッケル(みどり化学(株)製:MIR−102)、テトラ−n−ブチルアンモニウムビス(シス−1,2−ジフェニル−1,2−エチレンジチオレート)ニッケル(みどり化学(株)製:MIR−1011)、テトラ−n−ブチルアンモニウムビス[1,2−ビス(p−メトキシフェニル)−1,2−エチレンジチオレート]ニッケル(みどり化学(株)製:MIR−1021)、ビス(4−tert−1,2−ブチル−1,2−ジチオフェノレート)ニッケル−テトラ−n−ブチルアンモニウム(住友精化(株)製:BBDT−NI)、シアニン系赤外線吸収剤(富士フイルム(株)製:IRF−106、IRF−107)、シアニン系赤外線吸収剤(山本化成(株)製、YKR2900)、アミニウム、ジイモニウム系赤外線吸収剤(ナガセケムテックス(株)製:NIR−AM1、IM1)、イモニウム化合物(日本カーリット(株)製:CIR−1080、CIR−1081)、アミニウム化合物(日本カーリット(株)製:CIR−960、CIR−961)、アントラキノン系化合物(日本化薬(株)製:IR−750)、アミニウム系化合物(日本化薬(株)製:IRG−002、IRG−003、IRG−003K)、ポリメチン系化合物(日本化薬(株)製:IR−820B)、ジイモニウム系化合物(日本化薬(株)製:IRG−022、IRG−023)、ジアニン化合物(日本化薬(株)製:CY−2、CY−4、CY−9)、可溶性フタロシアニン((株)日本触媒製:TX−305A)、ナフタロシアニン(山本化成(株)製:YKR5010、山陽色素(株)製:サンプル1)、無機材料系(信越化学工業(株)製:イッテルビウムUU−HP、住友金属工業(株)製:インジュームチンオキサイド)等が挙げられる。これらの中で、光定着を行う場合には、ジイモニウム、アミニウム、ナフタロシアニン、シアニンが良好である。
〔外添剤〕
本発明に用いることができるトナーは、さらに無機粒子等の外添剤を外添させてもよい。
外添前のトナー粒子に外添される外添剤の割合は、トナー粒子100重量部に対し0.01〜5重量部の範囲が好ましく、0.1〜3.0重量部の範囲がより好ましい。
外添剤として、無機粒子としては、例えば、シリカ粉末、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素などが挙げられるが、シリカ、酸化チタン、アルミナのうち少なくとも一種が含まれていることが特に好ましい。
さらに、ステアリン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属塩や、有機粒子として、例えば、スチレン系重合体、(メタ)アクリル系重合体、エチレン系重合体、エステル系重合体、メラミン系重合体、アミド系重合体、アリルフタレート系重合体、シリコーン重量体などの各種重合体、フッ化ビニリデンなどのフッ素系重合体、高級アルコールからなる有機粒子を添加してもよい。
これらの中でも、シリカが好ましく、疎水性シリカがより好ましい。また、シリカは、正帯電性を高めるため、表面にアミノシランカップリング剤にて表面処理をしたシリカを用いることが特に好ましい。
前記外添剤は、さらに必要に応じ所望の添加剤とともに、ヘンシェルミキサー等の混合機によりトナーと充分混合し、トナーに外添させることができる。
〔トナー粒子の体積平均粒径〕
トナー粒子の体積平均粒径は、4μm以上12μm以下が好ましい。
トナー粒子の体積平均粒径の測定法としては、例えば、コールターマルチサイザーII型(コールター社製)やコールターカウンターTA−II型(コールター社製)等の測定器を用いて測定することができる。具体的には例えば、分散剤として界面活性剤中に、測定試料を0.5〜50mg加え、これを電解液100〜150mlの中に添加する。この測定試料を懸濁させた電解液を超音波分散器で1分間分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型により、アパーチャー径が100μmのアパーチャーを用いて、粒径が2.0〜60μmの範囲の粒子の粒度分布を測定する。測定する粒子数は50,000とする。得られた粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小粒径側から体積累積分布を引いて、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50とする。
〔トナーの製造方法〕
本発明に用いることができるトナーの製造方法としては、特に制限はなく、粉砕法等の公知のトナー製造方法により作製することできる。
粉砕法を利用する場合には、例えば、以下のようにトナーを作製することができる。まず、結着樹脂、ワックス、帯電制御剤、着色剤などの成分を混合した後、ニーダーや押し出し機などを用いて上記材料を溶融混練する。この後、得られた溶融混錬物を粗粉砕した後、ジェットミル等で微粉砕し、風力分級機により、目的とする粒径のトナー粒子を得る。さらに、必要に応じてこのトナー粒子にシリカ等の外添剤を添加して、トナーを得ることができる。
<キャリア>
本発明の正帯電二成分現像剤は、少なくともトナー及びキャリアからなる。
また、本発明の正帯電二成分現像剤におけるキャリアは、メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有する磁性粉である。
メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有するキャリアは、該分散性が制御されたトナーの帯電を維持するのに適している。メチル基を有さず、アルキル長鎖やフェニル基のみを有するシリコーン樹脂では、小径化された帯電制御剤やワックス等のトナー成分が、トナーからキャリアへ付着することにより帯電不良を起こす現象、いわゆる、スペントを引き起こしやすく、また、被覆樹脂が剥がれやすい。
また、帯電制御剤の無いトナー、又は、ワックスの含有量を前記のような適切な範囲に制御していないトナーでは、メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有するキャリアを用いても、帯電能の低下が生じ、帯電維持性が悪くなる。トナーは新たに追加され、入れ替わるものであり、このトナーの帯電が低いと、現像剤の帯電は低下し維持性は無くなる。また、ワックスの含有量を前記のような適切な範囲に制御していない、あるいはワックス分散径が大きいトナーは、前記メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有するキャリアでもスペントが生じ、キャリア帯電能力の低下が見られた。
このように、トナー内添物の分散性とキャリアの被覆層に使用した樹脂との組み合わせが大切であり、どちらが欠けても現像剤としての維持性を得ることができない。
シリコーン樹脂とは、ケイ素原子に直接結合した置換基を有するケイ素ポリマーであり、下記式(1)で表されるポリマーである。
(RnSiO(4-n)/2m (1)
なお、Rは置換基を表し、nは1〜3の整数を表し、mは2以上の整数を表す。また、複数存在するRは、同一の基であっても、異なる基であってもよい。
前記Rにおける置換基としては、アルキル基、フッ化アルキル基、アリール基、ビニル基、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルキルアミノ基等の種々の基を例示できる。
前記式において、Rとしてメチル基を少なくとも一部に有する(RnSiO(4-n)/2mで表されるポリマーが例示できる。
また、前記メチル基を有するシリコーン樹脂においては、全ケイ素原子のうち、90%以上のケイ素原子が、下記式(2)で表される構成単位を形成していることが好ましく、95%以上のケイ素原子が、下記式(2)で表される構成単位を形成していることがより好ましい。
Figure 2009222896
式(2)中、R’は、アルキル基、フッ化アルキル基、アリール基、ビニル基、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基又はアルキルアミノ基を表し、アルキル基、アリール基又はアルコキシ基であることが好ましく、メチル基、フェニル基又はメトキシ基であることがより好ましく、メチル基又はメトキシ基であることがさらに好ましい。
また、前記メチル基を有するシリコーン樹脂中、前記式(2)で表される構成単位を1種単独で有していてもよく、2種以上が混在していてもよい。
また、本発明に用いることができるキャリアは、被覆層において、メチル基を有するシリコーン樹脂を、1種単独で含有していてもよく、2種以上を含有していてもよい。
本発明に用いることができるキャリアの芯材となる磁性粉の材質としては、例えば、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物などを挙げることができる。
フェライトの例としては、下記式で表されるフェライトが例示できる。
(MO)X(Fe23Y
式中、Mは、Cu、Zn、Fe、Mg、Mn、Ca、Li、Ti、Ni、Sn、Sr、Al、Ba、Co、Moよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属元素を表し、X及びYは重量mol比を表し、かつX+Y=100を満たす。前記Mとしては、Cu、Zn、Mnよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属元素を含むことが好ましい。
前記磁性粉の平均粒径は、10〜150μmが好ましく、20〜120μmがより好ましい。
また、さらなる画質改善と帯電維持性との獲得のためには、抵抗制御とキャリア被覆樹脂量が重要となる。キャリアの抵抗が低いと、現像性が上がり、より高速、高画像密度対応が可能となる。
前記キャリアにおいて、被覆されている樹脂量は、キャリア粒径にもよるが、キャリアの総重量に対し、0.3重量%以上が好ましく、1.0重量%以上がより好ましく、また、4重量%以下であることが好ましい。上記範囲であると、被覆層が剥がれにくく、キャリアの耐久性が十分であり、また、流動性に優れる。
また、前記キャリアにおいては、被覆層中に導電粉を有し、キャリア抵抗を調整するのが好ましい。
本発明に用いることができる導電粉は、公知の導電粉を用いることができる。例えば、金、銀、銅といった金属粉や、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、酸化スズ、カーボンブラック等を例示することができるが、被覆層の強度の観点から、カーボンブラックが好ましい。また、前記導電粉は、粒子状であることが好ましい。
また、キャリア抵抗は1013Ω・cm以下であることが好ましく、105〜1012Ω・cmであることがより好ましく、106〜1011Ω・cmであることがさらに好ましい。上記範囲であると、高速時において現像量の低下が起こらず、また、ハーフトーンとベタ画像との間に白抜けが生じるディフェクトが生じにくい。
本発明に用いることができるキャリアの平均粒径は、10〜100μmが好ましく、20〜80μmがより好ましい。
キャリアの製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造すればよい。例えば、前記磁性粉に、流動床によるスプレードライ方式、ロータリドライ方式、万能撹拌機による液浸乾燥法等により、メチル基を有するシリコーン樹脂をコーティングすることにより得ることができる。
また、本発明に用いることができるキャリアにおいて、芯材表面を被覆する被覆層に用いられる樹脂としては、前記メチル基を有するシリコーン樹脂以外に、各種の樹脂を用いることができる。例えば、フッ素樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素アクリル樹脂、アクリル・スチレン樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂・ポリエステル樹脂・エポキシ樹脂・アルキッド樹脂・ウレタン樹脂等で変性した変性シリコーン樹脂及び架橋型のフッ素変性シリコーン樹脂等が挙げられる。
本発明に用いることができるキャリアの被覆層における樹脂成分は、前記メチル基を有するシリコーン樹脂のみであることが好ましい。
また、前記キャリアにおける被覆層には、必要に応じて、荷電制御剤、抵抗制御剤等を添加してもよい。
本発明の二成分現像剤は、前述したトナーとキャリアとを混合することで製造される。
本発明の二成分現像剤における前記トナーとキャリアとの混合比(重量比)は、トナー:キャリア=1:99〜20:80の範囲であることが好ましく、3:97〜12:88の範囲であることがより好ましい。
また、二成分現像剤の調製方法は、特に限定されないが、例えば、Vブレンダー等で混合する方法等が挙げられる。
<画像成形方法>
本発明の画像形成方法は、本発明の現像剤を用いて被転写体(被記録媒体)にトナー像を形成するものであれば、特に限定されないが、光定着を行う工程を含む画像形成方法であることが好ましい。
また、本発明の画像形成方法は、潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程、潜像保持体表面に形成された前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程、潜像保持体表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写工程、及び、被転写体表面に転写された前記トナー像を光定着する定着工程を含み、前記現像剤として本発明の正帯電二成分現像剤を用いる画像形成方法であることがより好ましい。
また、本発明の現像剤は、通常の静電荷像現像方式(電子写真方式)の画像形成方法に使用することができる。前記潜像形成工程、現像工程、及び、転写工程は、例えば、特開昭56−40868号公報、特開昭49−91231号公報等に記載されている。なお、本発明の画像形成方法は、それ自体公知のコピー機、ファクシミリ機等の画像形成装置を用いて実施することができる。
また、本発明の画像形成方法は、各工程を含む全体のプロセススピードが、1,000mm/sec以上であることが好ましく、1,000〜10,000mm/secであることがより好ましい。
前記潜像形成工程は、潜像保持体上に静電潜像を形成する工程である。好ましい一例を示すと、画像露光による静電潜像の形成は、例えば、感光体ドラムなどのような潜像保持体の表面に均一な静電荷を与えた後、様々な手段によって潜像保持体に光像を照射することによって、その潜像保持体上の静電荷を部分的に消去して静電潜像を形成することによって行うことができる。また、例えば、レーザ光を照射して、特定部分の表面電荷を消去することにより、画像情報に応じた静電潜像を潜像保持体上に形成することができる。
前記現像工程は、潜像保持体表面に形成された前記静電潜像を、トナーを含む現像剤により現像してトナー画像を形成する工程である。これは、潜像保持体上の静電荷の残った潜像部分にトナーを含む本発明の現像剤を付着させることによって行うことができる。
前記転写工程は、前記トナー像を転写体上に転写する工程である。これは、得られたトナー像を、一般的に、記録紙などの被記録媒体に静電的に転写することによって行うことができる。
前記定着工程では、光定着装置や熱定着装置等により、記録紙などの被記録媒体上に転写したトナー像を定着して複写画像を形成する。このような一連の処理工程を経て、目的とする複製品(印刷物など)を得ることができる。
前記定着工程における光定着に際しては、例えば、フラッシュ定着方式、赤外線照射定着方式等の公知の光定着方式を利用できる。
前記定着工程においては、フラッシュ光、遠赤外線、ハロゲン光などを光源として好ましく使用することができる。フラッシュ光は、可視光から近赤外光までに及ぶ広い波長域の光のなかから、使用する光定着装置の仕様に応じて適切なものを使用することができる。特に、フラッシュ光としてキセノンランプを用いて、効率よくトナーを定着することができる。
さらに、トナーの良好な定着とともに長期安定性を得るため、フラッシュ定着にハロゲン光定着を併用することも推奨される。
また、本発明の画像形成方法は、任意にクリーニング工程を含んでいてもよい。前記クリーニング工程は、静電潜像担持体上に残留する静電荷像現像剤を除去する工程である。 さらに、本発明の画像形成方法においては、リサイクル工程を含んでいてもよい。前記リサイクル工程は、前記クリーニング工程において回収した静電荷像現像用トナーを現像剤層に移す工程である。このリサイクル工程を含む態様の画像形成方法は、トナーリサイクルシステムタイプのコピー機、ファクシミリ機等の画像形成装置を用いて実施することができる。また、クリーニング工程を省略し、現像と同時にトナーを回収する態様のリサイクルシステムにも適用することができる。
電子写真法に基づく画像形成方法は、この技術分野において広く知られているので、ここでの詳細な説明は省略する。また、電子写真法に代えてその他の画像形成方法、例えば、イオノグラフィなどを適用しても、満足し得る効果を得ることができる。
<画像形成装置>
本発明の画像形成装置は、本発明の現像剤を用いて被転写体(被記録媒体)にトナー像を形成するものであれば、特に限定されないが、光定着を行う手段を有する画像形成装置であることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置は、潜像保持体、前記潜像保持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記潜像保持体を露光して前記潜像保持体上に静電潜像を形成させる露光手段、トナーを含む現像剤により前記静電潜像を現像してトナー像を形成させる現像手段、前記トナー像を前記潜像保持体から被転写体表面に転写する転写手段、及び、被転写体表面に転写された前記トナー像を光定着する定着手段を有し、前記現像剤として本発明の正帯電二成分現像剤を用いる画像形成装置であることがより好ましい。上記転写手段では、中間転写体を用いて2回以上の転写を行ってもよい。
上記潜像保持体、及び、上記の各手段は、前記の画像形成方法の各工程で述べた構成を好ましく用いることができる。
上記の各手段は、いずれも画像形成装置において公知の手段が利用できる。また、本発明で用いる画像形成装置は、上記した構成以外の手段や装置等を含むものであってもよい。また、本発明で用いる画像形成装置は上記した手段のうちの複数を同時に行ってもよい。
本発明における光定着に用いられる光源(定着手段)としては、通常のハロゲンランプ、水銀ランプ、フラッシュランプ、赤外線レーザ等が好ましく例示できる。その中でも、瞬時に定着させることができ、エネルギーを節約することができるため、フラッシュランプが特に好ましい。
以下、本発明の画像形成装置の一例について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置10は、ロール状に巻かれた被記録媒体Pを紙送りローラ28によって送るようにし、このように送られる被記録媒体Pの片面側上に、この被記録媒体Pの送り方向上流側から下流側に向けて、並列して4つの画像形成ユニット12(ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))が設けられ、さらに、当該画像形成ユニット12(K,Y,M,C)の下流側に光定着方式の定着器26が設けられている。
ブラック用画像形成ユニット12Kは、公知の電子写真方式の画像形成ユニットである。具体的には、感光体14Kの周辺に、帯電器16K、露光手段18K、現像器20K、クリーナ22Kが設けられ、被記録媒体Pを介して転写器24Kが設けられている。他のイエロー用、マゼンタ用、シアン用画像形成ユニット12Y、M、Cについても同様である。
なお、白黒プリント用として用いる場合には、画像形成ユニット12としてブラック(K)のみを設けてもよい。
ここで、感光体14(K,Y,M,C)としては、一般に、アモルファスシリコン、セレンなど無機感光体、ポリシラン、フタロシアニンなど有機感光体を用いることができるが、特に、長寿命の点から、アモルファスシリコン感光体が好ましい。
定着器26としては、キセノンランプ、ネオンランプ、アルゴンランプ、クリプトンランプ等のフラッシュランプを用いることが好ましい。
図1に示す画像形成装置10では、ロール状態から引き出された被記録媒体P上に、各画像形成ユニット12K、12Y、12M、12Cにより公知の電子写真方式でトナー画像が順次転写され、そして、当該トナー画像に定着器26により光定着が施されて、画像が形成される。
なお、光定着手段としての光源は、その種類によって最も強い発光ピークがそれぞれ異なるため、これに対応して要求される近赤外線領域の最適な光吸収特性も異なる。しかしながら、この近赤外線領域の光吸収特性の調整は、分子構造を制御することにより容易に行うことができる。
本発明の画像形成装置は、画像形成装置に着脱可能であり、少なくとも、前記画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するためのトナーを収めるトナーカートリッジを備えていてもよい。
なお、図1に示す画像形成ユニット12K、12Y、12M、12Cは、各々の画像形成ユニット(色)に対応したトナーカートリッジと、図示しない現像剤供給管で接続されていてもよい。また、トナーカートリッジ内に収納されているトナーが少なくなった場合には、このトナーカートリッジを交換することができる。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、これらの実施例に本発明が限定されるものではない。
<トナーの作製>
(付加重合型樹脂の合成)
ステンレス製加圧反応器に、キシレン80重量部と、ポリプロピレンワックス(三井化学(株)製、商品名NP105)10重量部と、ポリエチレンワックス(クラリアント社製、PE520)10重量部とを投入し、容器内を充分窒素置換した後、密閉下で170℃まで昇温した。この温度で、アクリロニトリル5重量部、スチレン65重量部、n−ブチルアクリレート10重量部、及び、ジ−t−ブチルパーオキサイド1重量部の混合液を4時間かけて滴下し、さらに170℃で1時間保持した。得られた混合物のキシレン溶液からキシレンを留去して固体物とし、これを該固体物に対し重量で5倍量のトルエンに溶解し、可溶分をトルエンに対し10倍量のアセトン中に滴下し、得られた沈澱を乾燥することにより付加重合型樹脂(グラフト重合体1)を分別した。
得られたグラフト重合体1は、Tgが58℃、重量平均分子量が9,430、数平均分子量が2,720であった。
(トナー1の作製)
ポリエステル樹脂 79重量部
(ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物/ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物/テレフタル酸/トリメリット酸より得られたポリエステル樹脂:Tg=62℃、重量平均分子量:38,000)
付加重合型樹脂(グラフト重合体1) 3重量部
カーボンブラック(三菱化学(株)製:商品名#25) 10重量部
ポリエチレンワックス 5重量部
(三井化学(株)製:商品名400P、重量平均分子量4,000)
正帯電制御剤 3重量部
(ニグロシン染料:オリエント化学工業(株)製:商品名ボントロンN−04)
上記組成をヘンシェルミキサーにより粉体混合し、これを設定温度105℃のエクストルーダーにより熱混練し、冷却後、粗粉砕、微粉砕、分級し、体積平均粒径D50が9μmとなるように調整し、トナー母粒子を得た。
このトナー母粒子100重量部と、疎水性シリカ粒子(日本アエロジル社製:商品名RA200H)1.0重量部をヘンシェルミキサーにより混合し、網目開き50μmの網にて篩分した後、正帯電性トナー1を得た。
上記製法、材料種は同様に、下記表1の組成でトナー2〜5を作製した。
(キャリアの作製)
下記表2に記載のコート剤をそれぞれ、トルエンで希釈して樹脂固形分濃度10重量%の被覆樹脂溶液を作製した。この被覆樹脂溶液中の樹脂重量に対して15重量%のカーボンブラック(ライオン株式会社製ケッチェンブラック)を添加、ガラスビーズの入ったペイントシェーカーにて30分撹拌し、キャリア被覆溶液を作製した。
次に、減圧かつ昇温可能な撹拌翼を有するミキサーに、下記表2に記載の磁性粉(コア)を5,000重量部と、上記において作製したキャリア被覆溶液を800重量部入れ、撹拌した(なお、キャリア4においては、キャリア被覆溶液の使用量を500重量部に変更した。)。槽内温度が80℃になるように設定し、剪断応力を加えながら50kPaで15分撹拌し、その後101kPaで20分撹拌乾燥させた。得られたキャリアを厚さ1cm以下になるように平たく延ばし、150℃で2時間加熱処理した。その後熱源を切り、徐々に温度を下げ、一昼夜冷却させた後、取り出した。取り出したキャリアは125μmの網で篩い、粗大粉を取り除き、下記表2に記載のキャリア1〜5を得た。
Figure 2009222896
Figure 2009222896
(抵抗の測定方法)
上記キャリア抵抗(Ω・cm)は以下のように測定した。なお、測定環境は、温度20℃、湿度50%RHとした。
20cm2の電極板を配した円形の治具の表面に、測定対象となるキャリアを0.01〜0.03cm程度の厚さになるように平坦に載せ、キャリア層を形成した。この上に前記同様の20cm2の電極板を載せ、キャリア層を挟み込んだ。キャリア間の空隙をなくすため、キャリア層上に載置した電極板の上に4kgの荷重をかけてからキャリア層の厚み(mm)を測定した。キャリア層上下の両電極は、エレクトロメーター及び高圧電源発生装置に接続した。両電極に電界が103.5V/cmとなるように高電圧を印加し、このとき流れた電流値(A)を読み取ることにより、キャリア抵抗(Ω・cm)を計算した。キャリア抵抗(Ω・cm)の計算式は、下式(3)に示す通りである。
R=E×20/(I−I0)/L・・・式(3)
上記式(3)中、Rはキャリア抵抗(Ω・cm)、Eは印加電圧(V)、Iは電流値(A)、I0は印加電圧0Vにおける電流値(A)、Lはキャリア層の厚み(cm)をそれぞれ表す。また、係数である20は、電極板の面積(cm2)を表す。
(現像剤の作製)
上記トナー及びキャリアを下記表3に示す組み合わせで、トナー5重量部に対し、キャリア100重量部をVブレンダーにて30分撹拌混合し、現像剤A〜Hを得た。
Figure 2009222896
(画像形成及びその評価)
上記現像剤A〜Hについて、電子写真複写機 商品名:DocuPrint 1100CF(富士ゼロックス(株)製)改造機にて、それぞれ評価を行った。
20℃、50%RHの条件下で、ハーフトーン画像、写真画像及びソリッド画像が含まれた画像密度5%のチャートを富士ゼロックス(株)製上質普通紙(E)A2ロール 200mを12,000m巻きに加工したものに出力した。
初期、A4:1,000,000枚印刷相当時、及び、A4:2,000,000枚印刷相当時の帯電量、画像濃度、及び、非画像部のカブリについてそれぞれ確認した。なお、前記出力は、幅がA4紙の長辺の長さであるロール紙に行っており、A4紙の短辺1枚分(210mm)の長さを印刷したときを、A4:1枚相当時とした。
〔帯電量の測定方法〕
実機評価におけるトナー帯電量は、上記各印刷枚数相当時において、現像器中のマグスリーブ上の現像剤約0.3gを採取し、20℃、50%RHの条件下で京セラケミカル(株)製TB200にてブローオフ法により測定した。
〔画像濃度の測定〕
上記各印刷枚数相当時において、X−rite濃度計によって、ソリッド画像部分の光学濃度を測定した。狙いの目標濃度は1.4以上とし、以下の基準で評価した。
○:1.4以上
△:1.3を超え1.4未満
×:1.3以下
〔非画像部のカブリの測定〕
上記各印刷枚数相当時において、非画像部を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:全く問題無し。
△:倍率が20倍のルーペで見るとカブリが見られるが目視では確認できない。
×:目視でカブリが確認できる。
現像剤A〜Iの評価結果を、下記表4に示す。
Figure 2009222896
本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12K,12Y,12M,12C 画像形成ユニット
14K,14Y,14M,14C 感光体
16K,16Y,16M,16C 帯電器
18K,18Y,18M,18C 露光手段
20K,20Y,20M,20C 現像器
22K,22Y,22M,22C クリーナ
24K,24Y,24M,24C 転写器
26 定着器
28 紙送りローラ
P 被記録媒体

Claims (3)

  1. 少なくともトナー及びキャリアからなり、
    前記トナーが、結着樹脂、着色剤、ワックス及び帯電制御剤を含有し、
    前記結着樹脂が、少なくともポリエステル樹脂とポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂とを含有し、
    前記ワックスと前記ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂との含有比率がワックス:ポリオレフィンがグラフトされた付加重合型樹脂=40:60〜80:20であり、
    前記キャリアが、メチル基を有するシリコーン樹脂を含む被覆層を有する磁性粉であることを特徴とする
    正帯電二成分現像剤。
  2. 潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程、
    潜像保持体表面に形成された前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程、
    潜像保持体表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写工程、及び、
    被転写体表面に転写された前記トナー像を光定着する定着工程を含み、
    前記現像剤として請求項1に記載の正帯電二成分現像剤を用いる
    画像形成方法。
  3. 潜像保持体、
    前記潜像保持体を帯電させる帯電手段、
    帯電した前記潜像保持体を露光して前記潜像保持体上に静電潜像を形成させる露光手段、
    トナーを含む現像剤により前記静電潜像を現像してトナー像を形成させる現像手段、
    前記トナー像を前記潜像保持体から被転写体表面に転写する転写手段、及び、
    被転写体表面に転写された前記トナー像を光定着する定着手段を有し、
    前記現像剤として請求項1に記載の正帯電二成分現像剤を用いる
    画像形成装置。
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