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JP2009210020A - トランスミッション - Google Patents

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JP2009210020A
JP2009210020A JP2008053309A JP2008053309A JP2009210020A JP 2009210020 A JP2009210020 A JP 2009210020A JP 2008053309 A JP2008053309 A JP 2008053309A JP 2008053309 A JP2008053309 A JP 2008053309A JP 2009210020 A JP2009210020 A JP 2009210020A
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gear
input shaft
speed
clutch
idle
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Pending
Application number
JP2008053309A
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English (en)
Inventor
Naohito Nishida
尚人 西田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/006Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion power being selectively transmitted by parallel flow paths, e.g. dual clutch transmissions

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Abstract

【課題】 ツインクラッチ型のトランスミッションの小型化を図って車両への搭載性を高める。
【解決手段】 主入力軸12の駆動力が第1クラッチ24を介して伝達される第1副入力軸13に設けた第1ギヤ群のギヤ31〜34と、主入力軸12の駆動力がアイドルドライブギヤ17、アイドルギヤ18,アイドルドリブンギヤ19および第2クラッチ25を介して伝達される第2副入力軸14に設けた第2ギヤ群のギヤ37〜39とが、出力軸16に設けた第3ギヤ群の三つのリバース−1速ドリブンギヤ42、3速−4速ドリブンギヤ44および5速−6速ドリブンギヤ45を共用しているので、それら三つのギヤ42,44,45の共有化による部品点数の削減およびトランスミッションの小型化が可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンに接続された主入力軸の駆動力を、第1、第2クラッチを介して第1、第2副入力軸に選択的に配分する、いわゆるツインクラッチ型のトランスミッションに関する。
奇数変速段の確立時に回転する第1副入力軸と、偶数変速段の確立時に回転する第2副入力軸とを、2個のクラッチを介して主入力軸に選択的に接続する、いわゆるツインクラット型のオートマチックトランスミッションが、下記特許文献1および特許文献2により公知である。
特開2006−312445号公報 特許第3620230号公報
ところで上記従来のものは、出力軸に設けられて第1副入力軸あるいは第2副入力軸のドライブギヤに噛合するドリブンギヤが、各変速段で殆ど共有化されていないため(特許文献1のものでは共有ギヤ0個、特許文献2のものでは共有ギヤ1個)、ギヤの数が増加してトランスミッションの小型化を困難にする問題があった。
また上記従来のものは、エンジンからの駆動力が伝達される主入力軸と、その主入力軸に対して同軸内外に配置された第1、第2副入力軸との間に、2個のクラッチを一体化した大型で構造が複雑なクラッチを配置する必要があるために、トランスミッションの寸法、重量、コスト等が増加する問題があった。しかも上記従来のものは、ツインクラッチが発進クラッチとしての役割を兼ねているため、発進時の差回転等による吸収熱量(発熱量)に対応するためにツインクラッチが大型化してしまう問題があった。
また発進用のツインクラッチの負荷を低減すべく、トルクコンバータ等の発進用デバイスを付加しようとしても、従来のツインクラッチは構造が複雑であるために負荷を低減しても充分な小型化を達成することが難しく、発進用デバイスを付加するスペースを確保するのが困難になる問題があった。また通常マニュアルトランスミッションで使用されるマニュアルクラッチをアクチュエータで作動させる場合でも、そのマニュアルクラッチやアクチュエータを配置するのに必要なスペースを確保するのが困難になる問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ツインクラッチ型のトランスミッションの小型化を図って車両への搭載性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エンジンの駆動力が入力される主入力軸と、前記主入力軸と同軸上に配置され、該主入力軸に第1クラッチを介して選択的に結合される第1副入力軸と、前記主入力軸と平行に配置されてアイドルギヤを支持するアイドル軸と、前記主入力軸と平行に配置され、該主入力軸に前記アイドル軸および第2クラッチを介して選択的に結合される第2副入力軸と、前記主入力軸と平行に配置されて駆動輪に駆動力を伝達する出力軸と、前記第1副入力軸上に配置され、同期装置を介して該第1副入力軸に選択的に結合される複数のギヤよりなる第1ギヤ群と、前記第2副入力軸上に配置され、同期装置を介して該第2副入力軸に選択的に結合される複数のギヤよりなる第2ギヤ群と、前記出力軸に固定されて前記第1ギヤ群のギヤおよび前記第2ギヤ群のギヤに噛合する複数のギヤよりなる第3ギヤ群とを備え、前記第1ギヤ群の前進ギヤおよび前記第2ギヤ群の前進ギヤは前記第3ギヤ群の少なくとも二つのギヤを共用していることを特徴とするトランスミッションが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記アイドル軸上にリバースアイドルギヤを配置し、該リバースアイドルギヤを前記出力軸に固定したリバース−1速ドリブンギヤに噛合させたことを特徴とするトランスミッションが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記アイドルギヤは前記入力軸に常時連結され、前記第1クラッチは前記第1副入力軸上に配置され、前記第2クラッチは前記第2副入力軸上に配置されることを特徴とするトランスミッションが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記第1クラッチおよび前記第2クラッチは前記第1副入力軸上に配置されることを特徴とするトランスミッションが提案される。
請求項1の構成によれば、主入力軸の駆動力が第1クラッチを介して伝達される第1副入力軸に設けた第1ギヤ群の前進ギヤと、主入力軸の駆動力が第2クラッチを介して伝達される第2副入力軸に設けた第2ギヤ群の前進ギヤとが、出力軸に設けた第3ギヤ群の少なくとも二つのギヤを共用しているので、ギヤの共有化による部品点数の削減およびトランスミッションの小型化が可能になる。
また請求項2の構成によれば、アイドル軸上に配置したリバースアイドルギヤを出力軸に固定したリバース−1速ドリブンギヤに噛合させたので、共通のアイドル軸をアイドルギヤおよびリバースアイドルギヤの支持に共用することで、軸数を減少させてトランスミッションを小型化することができるだけでなく、リバース−1速ドリブンギヤを1速変速段の確立およびリバース変速段の確立に共用し、ギヤの数を更に減少させてトランスミッションを更に小型化することができる。しかもギヤレシオの設定自由度が増加するので.1速変速段のギヤレシオを大き目に設定して発進性能を高めながら、高速変速段のギヤレシオを小さめに設定して燃費性能を向上させることができる。
また請求項3の構成によれば、アイドルギヤを入力軸に常時連結し、第1クラッチを第1副入力軸上に配置し、第2クラッチを第2副入力軸に配置したので、第2副入力軸側に空間が存在する場合に、その空間を第2クラッチの配置に利用することができるだけでなく、一体化した第1、第2クラッチを主入力軸上に配置する場合に比べて、第1、第2クラッチを分離して構造の簡素化、寸法の小型化、コストの削減が可能になる。
また請求項4の構成によれば、第1クラッチおよび第2クラッチを第1副入力軸上に配置したので、第2副入力軸側に空間が存在しない場合にも、第1、第2クラッチを支障なく配置することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1はトランスミッションのスケルトン図、図2は図1に対応するトランスミッションの断面図.図3は1速変速段の確立状態を示す図、図4は2速変速段の確立状態を示す図、図5は3速変速段の確立状態を示す図、図6は4速変速段の確立状態を示す図、図7は5速変速段の確立状態を示す図、図8は6速変速段の確立状態を示す図、図9はリバース変速段の確立状態を示す図である。
図1および図2に示すように、前進6速、後進1速のオートマチックトランスミッションMは、エンジンEのクランクシャフト11にトルクコンバータTを介して同軸に接続された主入力軸12と、主入力軸12の外周に相対回転自在に嵌合する第1副入力軸13と、主入力軸12と平行に配置された第2副入力軸14と、主入力軸12と平行に配置されたアイドル軸15と、主入力軸12と平行に配置された出力軸16とを備える。
主入力軸12に固設したアイドルドライブギヤ17はアイドル軸15に相対回転自在に支持したアイドルギヤ18に噛合し、アイドルギヤ18は第2副入力軸14に相対回転自在に支持したアイドルドリブンギヤ19に噛合する。よって、主入力軸12が回転しているとき、第2副入力軸14上のアイドルドリブンギヤ19は常時回転している。また出力軸16に固設したファイナルドライブギヤ20はディファレンシャルギヤ21のファイナルドリブンギヤ22に噛合し、ディファレンシャルギヤ21は左右のドライブシャフト23,23を介して左右の車輪W,Wに接続される。
主入力軸12は湿式多板クラッチよりなる第1クラッチ24を介して第1副入力軸13に結合可能であり、かつ主入力軸12はアイドルドライブギヤ17、アイドルギヤ18、アイドルドリブンギヤ19および湿式多板クラッチよりなる第2クラッチ25を介して第2副入力軸14に結合可能である。即ち、第1、第クラッチ24,25を選択的に締結することにより、主入力軸の駆動力を第1、第2副入力軸13,14に選択的に、かつ同方向に伝達することができる。このとき、アイドルドライブギヤ17、アイドルギヤ18およびアイドルドリブンギヤ19の歯数の設定により、第1副入力軸13の回転数および第2副入力軸14の回転数の比を任意に設定することができる。
第1副入力軸13には、リバースドライブギヤ31、2速ドライブギヤ32、4速ドライブギヤ33および6速ドライブギヤ34が、各々独立して相対回転自在に支持されており、リバースドライブギヤ31および2速ドライブギヤ32は第1同期装置35で第1副入力軸13に選択的に結合可能であり、また4速ドライブギヤ33および6速ドライブギヤ34は第2同期装置36で第1副入力軸13に選択的に結合可能である。
一方、第2副入力軸14には、1速ドライブギヤ37、3速ドライブギヤ38および5速ドライブギヤ39が、各々独立して相対回転自在に支持されており、1速ドライブギヤ37は第3同期装置40で第2副入力軸14に結合可能であり、また3速ドライブギヤ38および5速ドライブギヤ39は第4同期装置41で第2副入力軸14に選択的に結合可能である。
また出力軸16には、リバース−1速ドリブンギヤ42と、2速ドリブンギヤ43と、3速−4速ドリブンギヤ44と、5速−6速ドリブンギヤ45とが固設される。リバース−1速ドリブンギヤ42はアイドル軸15に相対回転自在に支持したリバースアイドルギヤ46および1速ドライブギヤ37に噛合し、2速ドリブンギヤ43は2速ドライブギヤ32だけに噛合し、3速−4速ドリブンギヤ44は、3速ドライブギヤ38および4速ドライブギヤ33に噛合し、5速−6速ドリブンギヤ45は、5速ドライブギヤ39および6速ドライブギヤ34に噛合する。
尚、本実施の形態のトランスミッションはオートマチックトランスミッションMであるため、第1〜第4同期装置35,36,40,41は、電子制御される図示せぬアクチュエータによって作動する。
次に、上記構成を備えたオートマチックトランスミッションMの1速〜6速変速段およびリバース変速段の確立について説明する。
図3に示すように、1速変速段の確立時には、第2クラッチ25が係合してアイドルドリブンギヤ19を第2副入力軸14に結合するとともに、第3同期装置40により1速ドライブギヤ37を第2副入力軸14に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→アイドルドライブギヤ17→アイドルギヤ18→アイドルドリブンギヤ19→第2クラッチ25→第2副入力軸14→第3同期装置40→1速ドライブギヤ37→リバース−1速ドリブンギヤ42→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。
図4に示すように、2速変速段の確立時には、第1クラッチ24が係合して主入力軸12を第1副入力軸13に結合するとともに、第1同期装置35により2速ドライブギヤ32を第1副入力軸13に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→第1クラッチ24→第1副入力軸13→第1同期装置35→2速ドライブギヤ32→2速ドリブンギヤ43→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。
図5に示すように、3速変速段の確立時には、第2クラッチ25が係合してアイドルドリブンギヤ19を第2副入力軸14に結合するとともに、第4同期装置41により3速ドライブギヤ38を第2副入力軸14に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→アイドルドライブギヤ17→アイドルギヤ18→アイドルドリブンギヤ19→第2クラッチ25→第2副入力軸14→第4同期装置41→3速ドライブギヤ38→3速−4速ドリブンギヤ44→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。
図6に示すように、4速変速段の確立時には、第1クラッチ24が係合して主入力軸12を第1副入力軸13に結合するとともに、第2同期装置36により4速ドライブギヤ33を第1副入力軸13に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→第1クラッチ24→第1副入力軸13→第2同期装置36→4速ドライブギヤ33→3速−4速ドリブンギヤ44→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。
図7に示すように、5速変速段の確立時には、第2クラッチ25が係合してアイドルドリブンギヤ19を第2副入力軸14に結合するとともに、第4同期装置41により5速ドライブギヤ39を第2副入力軸14に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→アイドルドライブギヤ17→アイドルギヤ18→アイドルドリブンギヤ19→第2クラッチ25→第2副入力軸14→第4同期装置41→5速ドライブギヤ39→5速−6速ドリブンギヤ45→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。
図8に示すように、6速変速段の確立時には、第1クラッチ24が係合して主入力軸12を第1副入力軸13に結合するとともに、第2同期装置36により6速ドライブギヤ34を第1副入力軸13に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→第1クラッチ24→第1副入力軸13→第2同期装置36→6速ドライブギヤ34→5速−6速ドリブンギヤ45→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。
図9に示すように、リバース変速段の確立時には、第1クラッチ24が係合して主入力軸12を第1副入力軸13に結合するとともに、第1同期装置35によりリバースドライブギヤ31を第1副入力軸13に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→第1クラッチ24→第1副入力軸13→第1同期装置35→リバースドライブギヤ31→リバースアイドルギヤ46→リバース−1速ドリブンギヤ42→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。このとき、駆動力の伝達経路にリバースアイドルギヤ46が介在することで、出力軸16の回転方向が前進変速段の確立時と逆になり、車輪W,Wは後進方向に逆転する。
以上のように、本実施の形態によれば、主入力軸12の駆動力を第1副入力軸13に伝達する第1クラッチ24と、主入力軸12の駆動力を第2副入力軸14に伝達する第2クラッチ25とを、それぞれ第1、第2副入力軸13,14上に分割して配置したので、一体化した第1、第2クラッチを主入力軸12上に配置する場合に比べて、第1、第2クラッチ24,25の構造を簡素化し、それらの寸法を小型化し、それらの製造コストを削減することができる。
また主入力軸12の駆動力を第2副入力軸14に伝達するためのアイドルギヤ18と、リバース変速段を確立するためのリバースアイドルギヤ46とを、共通のアイドル軸15を利用して支持したので、アイドルギヤ18およびリバースアイドルギヤ46をそれぞれ別個の軸に支持する場合に比べて、オートマチックトランスミッションMを小型化することができる。
更に、出力軸16に設けたリバース−1速ドリブンギヤ42をリバース変速段および1速変速段の確立に共有し、出力軸16に設けた3速ー4速ドリブンギヤ44を3速変速段および4速変速段の確立に共有し、出力軸16に設けた5速ー6速ドリブンギヤ45を5速変速段および6速変速段の確立に共有したので、合計3個のギヤ43,44,45を二つの変速段の確立に共用して部品点数の削減およびオートマチックトランスミッションMの小型化を図ることができる。
ところで、本実施の形態において、3速変速段および4速変速段に共用される3速−4速ドリブンギヤ44と、5速変速段および6速変速段に共用される5速−6速ドリブンギヤ45とを用いているのに、1速変速段および2速変速段に共用される1速−2速ドリブンギヤを用いることなく、1速変速段およびリバース変速段に共用されるリバース−1速ドリブンギヤ42を用いるのには、次のような理由がある。
仮に、1速−2速ドリブンギヤを用いた場合には.第1、第2副入力軸13,14の回転数比と、1速−2速ドリブンギヤ、3速−4速ドリブンギヤ44および5速−6速ドリブンギヤ45の共用の関係とから、1速変速段〜6速変速段間のギヤレシオ比が略一定にならざるを得ず、1速変速段や2速変速段のような低速変速段のギヤレシオを大きく設定して発進性能を向上させ、5速変速段や6速変速段のような高速変速段のギヤレシオを小さく設定して燃費性能を向上させたいというニーズに対応することが難しくなる。
しかしながら本実施の形態によれば、1速変速段および2速変速段に共用される1速−2速ドリブンギヤを用いることなく、1速変速段およびリバース変速段に共用されるリバース−1速ドリブンギヤ42を用いるとともに、2速変速段はドリブンギヤの共用を行わずに単独にギヤレシオを設定することにより、1速変速段や2速変速段のような低速変速段ギヤレシオと、5速変速段や6速変速段のような高速変速段のギヤレシオとを、相互に影響を与えずに自由に設定することが可能になり、発進性能および燃費性能の両立を図ることができる。
尚、この場合にはリバース変速段のギヤレシオの設定に制約が加わることになるが、本実施の形態ではリバース変速段の通常のギヤレシオである、1速変速段のギヤレシオおよび2速変速段のギヤレシオ間の値を確保することができるために支障はない。
次に、図10に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態のオートマチックトランスミッションMは前進6速、後進1速のものであるが、第2の実施の形態のオートマチックトランスミッションMは7速変速段が追加された前進7速、後進1速のものである。
7速変速段を確立するために追加された部品は、第2副入力軸14に相対回転自在に支持された7速ドライブギヤ47と、出力軸16に固設されて前記7速ドライブギヤ47に常時噛合する7速ドリブンギヤ48の二つである。よって、第2クラッチ25が係合してアイドルドリブンギヤ19を第2副入力軸14に結合するとともに、第3同期装置40により7速ドライブギヤ47を第2副入力軸14に結合する。この状態では、エンジンEの駆動力がトルクコンバータT→主入力軸12→アイドルドライブギヤ17→アイドルギヤ18→アイドルドリブンギヤ19→第2クラッチ25→第2副入力軸14→第3同期装置40→7速ドライブギヤ47→7速ドリブンギヤ48→出力軸16→ファイナルドライブギヤ20→ファイナルドリブンギヤ22→ディファレンシャルギヤ21→ドライブシャフト23,23の経路で車輪W,Wに伝達される。
第2の実施の形態のその他の作用効果は、上述した第1の実施の形態の作用効果を同じである。
次に、図11に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態では、第1副入力軸13側に第1クラッチ24を配置し、第2副入力軸14側に第2クラッチ25を配置しているが、第3の実施の形態では第1副入力軸13側に第1クラッチ24および第2クラッチ25が集約して配置されている。
即ち、同軸に配置された主入力軸12と第1副入力軸13との間に一体化された第1クラッチ24および第2クラッチ25が配置されており、径方向内側に位置する第1クラッチ24は主入力軸12を第1副入力軸13に接続し、径方向外側に位置する第2クラッチ25は主入力軸12をアイドルドライブギヤ17に接続する。そしてアイドルドリブンギヤ19は、第2副入力軸14に固設される。
従って、第1クラッチ24を締結すると、主入力軸12の回転が第1副入力軸13に伝達され、第2クラッチ25を締結すると、主入力軸12の回転がアイドルドライブギヤ17、アイドルギヤ18およびアイドルドリブンギヤ19を介して第2副入力軸14に伝達される。第1〜第4同期機構35,36,40,41の作動と各変速段の確立との関係は、第1の実施の形態と同じである。
この第3の実施の形態によっても、出力軸16に設けたリバース−1速ドリブンギヤ42をリバース変速段および1速変速段の確立に共有し、出力軸16に設けた3速ー4速ドリブンギヤ44を3速変速段および4速変速段の確立に共有し、出力軸16に設けた5速ー6速ドリブンギヤ45を5速変速段および6速変速段の確立に共有したので、合計3個のギヤ43,44,45を二つの変速段の確立に共用して部品点数の削減およびオートマチックトランスミッションMの小型化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態のオートマチックトランスミッションMはトルクコンバータTを備えているが、軸方向の寸法の更なる小型化が要求される場合には、トルクコンバータTを廃止することも可能である。
また実施の形態ではオートマチックトランスミッションMを例示したが、トルクコンバータTの位置に自動化したマニュアルクラッチを設けても良い。
第1の実施の形態に係るトランスミッションのスケルトン図 図1に対応するトランスミッションの断面図 1速変速段の確立状態を示す図 2速変速段の確立状態を示す図 3速変速段の確立状態を示す図 4速変速段の確立状態を示す図 5速変速段の確立状態を示す図 6速変速段の確立状態を示す図 リバース変速段の確立状態を示す図 第2の実施の形態に係るトランスミッションのスケルトン図(7速変速段確立時) 第3の実施の形態に係るトランスミッションのスケルトン図
符号の説明
12 主入力軸
13 第1副入力軸
14 第2副入力軸
15 アイドル軸
16 出力軸
18 アイドルギヤ
24 第1クラッチ
25 第2クラッチ
31 リバースドライブギヤ(ギヤ)
32 2速ドライブギヤ(ギヤ)
33 4速ドライブギヤ(ギヤ)
34 6速ドライブギヤ(ギヤ)
35 第1同期装置(同期装置)
36 第2同期装置(同期装置)
37 1速ドライブギヤ(ギヤ)
38 3速ドライブギヤ(ギヤ)
39 5速ドライブギヤ(ギヤ)
40 第3同期装置(同期装置)
41 第4同期装置(同期装置)
42 リバース−1速ドリブンギヤ(ギヤ)
43 2速ドリブンギヤ(ギヤ)
44 3速−4速ドリブンギヤ(ギヤ)
45 5速−6速ドリブンギヤ(ギヤ)
46 リバースアイドルギヤ
E エンジン
W 駆動輪

Claims (4)

  1. エンジン(E)の駆動力が入力される主入力軸(12)と、
    前記主入力軸(12)と同軸上に配置され、該主入力軸(12)に第1クラッチ(24)を介して選択的に結合される第1副入力軸(13)と、
    前記主入力軸(12)と平行に配置されてアイドルギヤ(18)を支持するアイドル軸(15)と、
    前記主入力軸(12)と平行に配置され、該主入力軸(12)に前記アイドル軸(15)および第2クラッチ(25)を介して選択的に結合される第2副入力軸(14)と、
    前記主入力軸(12)と平行に配置されて駆動輪(W)に駆動力を伝達する出力軸(16)と、
    前記第1副入力軸(13)上に配置され、同期装置(35,36)を介して該第1副入力軸(13)に選択的に結合される複数のギヤ(31,32,33,34)よりなる第1ギヤ群と、
    前記第2副入力軸(14)上に配置され、同期装置(40,41)を介して該第2副入力軸(14)に選択的に結合される複数のギヤ(37,38,39)よりなる第2ギヤ群と、
    前記出力軸(16)に固定されて前記第1ギヤ群のギヤ(31,32,33,34)および前記第2ギヤ群のギヤ(37,38,39)に噛合する複数のギヤ(42,43,44,45)よりなる第3ギヤ群とを備え、
    前記第1ギヤ群の前進ギヤ(32,33,34)および前記第2ギヤ群の前進ギヤ(37,38,39)は前記第3ギヤ群の少なくとも二つのギヤ(44,45)を共用していることを特徴とするトランスミッション。
  2. 前記アイドル軸(15)上にリバースアイドルギヤ(46)を配置し、該リバースアイドルギヤ(46)を前記出力軸(16)に固定したリバース−1速ドリブンギヤ(42)に噛合させたことを特徴とする、請求項1に記載のトランスミッション。
  3. 前記アイドルギヤ(18)は前記入力軸(12)に常時連結され、前記第1クラッチ(24)は前記第1副入力軸(13)上に配置され、前記第2クラッチ(25)は前記第2副入力軸(14)上に配置されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトランスミッション。
  4. 前記第1クラッチ(24)および前記第2クラッチ(25)は前記第1副入力軸(13)上に配置されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトランスミッション。
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