JP2009196216A - 記録装置及び記録媒体の搬送制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録媒体の給紙条件の変化に係わらず、記録媒体の斜行を防止し、スループットを向上させる場合でも記録媒体を正確に搬送する。
【解決手段】 エンコーダによって検出された記録媒体の搬送速度が目標速度に近づくようにパルス信号を生成するよう制御し、生成されたパルス信号のデューティを一定のタイミングごとに計算する。そして、センサにより前記記録媒体の先端が検出されたときに給紙モータに入力されたパルス信号のデューティをメモリに格納する。そして、前記計算されたデューティと前記メモリに格納されたデューティとの差が予め定められた値を超えたか否かを判断し、前記差が予め定められた値を超えたと判断されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止する。そして、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されると、搬送ローラを駆動する。
【選択図】 図4
Description
本発明は記録装置及び記録媒体の搬送方法に関し、特に、シート状の記録用紙などの記録媒体を搬送し、記録ヘッドからインクを吐出してその記録媒体に記録を行う記録装置及び記録媒体の搬送制御方法に関する。
従来から、記録装置において、記録用紙などの記録媒体を搬送する際にその記録媒体が斜行して搬送されることを防止するため、以下のような方法が行われている。即ち、搬送ローラを停止させた状態或いは記録媒体の搬送方向に対して逆方向に回転させた状態で、給紙ローラにより記録媒体を搬送し、記録媒体の先端を搬送ローラに突き当てて記録媒体の向きを直すという方法である。なかでも、搬送ローラの直前に設けられた記録媒体の位置検出センサによって記録媒体の先端位置を検出した後、そのセンサから搬送ローラまでの距離分だけ記録媒体を給紙ローラにより搬送して記録媒体の先端を搬送ローラに突き当てる方法が一般的である。
ただし、スループットを向上させる場合には、記録媒体の斜行を防止する制御を行わずに、記録媒体を記録開始位置まで搬送するのが一般的である。この場合、搬送ローラの直前に設けられた記録媒体の位置検出センサによって記録媒体の先端を検出した後、そのセンサから記録開始位置までの距離分だけ給紙ローラと搬送ローラにより記録媒体を搬送する。
一方、記録媒体を搬送する給紙ローラ及び搬送ローラを駆動するために一般的にはDCモータなどのモータが用いられている。このDCモータなどのモータをPWM制御して記録媒体を搬送するのが一般的である。特許文献1は、DCモータをPWM制御する際において、DCモータに供給するパルス信号のデューティが最大値となる回数が所定数に達した場合にデューティを0にする構成が開示されている。こうして、DCモータがロック状態になったときに、DCモータへの電力供給を止めて、DCモータの発熱を防止している。
特開2002−347296号公報
上記のような従来のPWM制御により記録媒体の斜行を防止しようとする場合、モータに供給するパルス信号のデューティであるPWM値が閾値を超えたかどうかにより記録媒体の先端の突き当てを判断することが想定される。しかしながら、記録媒体の種類、搬送機構の構成、モータ性能などの給紙条件が変化すると閾値を超えるタイミングも変化することにより、記録媒体の斜行防止が正確にできない場合があった。
図10は、従来のPWM制御を利用して記録媒体の斜行を防止する制御方法を説明するための図である。
PWM値が所定のPWM閾値を超えたとき、PWM値を0にして記録媒体の搬送を停止する制御を行う場合、記録媒体を搬送ローラに突き当てる前のPWM値によっては、図10のΔXで示される突き当てを検知するタイミングのずれが生じる。そのため、記録媒体の突き当てが不十分となり記録媒体の斜行を防止できない場合や、逆に記録媒体の突き当てが過剰になり記録媒体にシワが生じる場合がある。
また、上記のような従来の記録装置においては、給紙ローラは常に記録媒体に対して同じ摩擦力であり、この摩擦力により記録媒体を搬送することを想定している。しかしながら、記録媒体の給紙枚数が増加すると、給紙ローラが摩耗したり、或いは、給紙ローラに記録媒体の紙紛が付着したりする。給紙ローラが摩耗したり、或いは、給紙ローラに記録媒体の紙紛が付着したりした場合、給紙動作の途中で給紙ローラと記録媒体とが滑り、給紙ローラが回転した量と記録媒体が実際に移動した量に差が発生する場合がある。その結果、給紙ローラによって記録媒体を正確に搬送することができなくなり、特に、記録媒体の斜行を防止する制御を行わずにスループットを向上させる場合、記録媒体を記録開始位置まで正確に搬送することができなくなる場合があった。
そこで、本発明は、記録媒体の給紙条件の変化に係わらず、記録媒体の斜行を防止し、スループットを向上させる場合でも記録媒体を正確に搬送することが可能な記録装置及び記録媒体の搬送制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、記録媒体の積載手段から前記記録媒体を記録開始位置まで搬送し、記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置であって、
前記積載手段に積載された記録媒体をピックアップし、搬送する給紙ローラと、
前記給紙ローラに設けられ、前記記録媒体の搬送速度を検出するエンコーダと、
前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記記録開始位置との間に設けられ、前記記録開始位置まで前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、
前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記搬送ローラとの間に設けられ、前記給紙ローラにより搬送された前記記録媒体の先端を検出するセンサと、
パルス信号を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成したパルス信号を入力することにより前記給紙ローラを駆動する給紙モータと、
前記エンコーダによって検出された前記記録媒体の搬送速度が目標速度に近づくようにパルス信号を生成するよう前記生成手段を制御する制御手段と、
前記生成手段が生成したパルス信号のデューティを一定のタイミングごとに計算する計算手段と、
前記センサにより前記記録媒体の先端が検出されたときに前記給紙モータに入力されたパルス信号のデューティを格納する記憶手段と、
前記計算手段により計算されたデューティと前記記憶手段に格納されたデューティとの差が予め定められた値を超えたか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記差が予め定められた値を超えたと判断されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止する停止手段と、
前記停止手段により前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されると、前記搬送ローラを駆動する駆動手段と、
を備えることを特徴とする。
前記積載手段に積載された記録媒体をピックアップし、搬送する給紙ローラと、
前記給紙ローラに設けられ、前記記録媒体の搬送速度を検出するエンコーダと、
前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記記録開始位置との間に設けられ、前記記録開始位置まで前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、
前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記搬送ローラとの間に設けられ、前記給紙ローラにより搬送された前記記録媒体の先端を検出するセンサと、
パルス信号を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成したパルス信号を入力することにより前記給紙ローラを駆動する給紙モータと、
前記エンコーダによって検出された前記記録媒体の搬送速度が目標速度に近づくようにパルス信号を生成するよう前記生成手段を制御する制御手段と、
前記生成手段が生成したパルス信号のデューティを一定のタイミングごとに計算する計算手段と、
前記センサにより前記記録媒体の先端が検出されたときに前記給紙モータに入力されたパルス信号のデューティを格納する記憶手段と、
前記計算手段により計算されたデューティと前記記憶手段に格納されたデューティとの差が予め定められた値を超えたか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記差が予め定められた値を超えたと判断されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止する停止手段と、
前記停止手段により前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されると、前記搬送ローラを駆動する駆動手段と、
を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための別の本発明は、記録媒体の積載手段に積載された記録媒体をピックアップし、搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラに設けられ、前記記録媒体の搬送速度を検出するエンコーダと、前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと記録ヘッドにより記録が行われる記録開始位置との間に設けられ、前記記録開始位置まで前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記搬送ローラとの間に設けられ、前記給紙ローラにより搬送された前記記録媒体の先端を検出するセンサと、パルス信号を生成する生成手段と、前記生成手段が生成したパルス信号を入力することにより前記給紙ローラを駆動する給紙モータと、を備える記録装置における記録媒体の搬送制御方法であって、
前記エンコーダによって検出された前記記録媒体の搬送速度が目標速度に近づくようにパルス信号を生成するよう前記生成手段を制御する制御工程と、
前記生成手段が生成したパルス信号のデューティを一定のタイミングごとに計算する計算工程と、
前記センサにより前記記録媒体の先端が検出されたときに前記給紙モータに入力されたパルス信号のデューティをメモリに格納する格納工程と、
前記計算工程で計算されたデューティと前記メモリに格納されたデューティとの差が予め定められた値を超えたか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記差が予め定められた値を超えたと判断されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止する停止工程と、
前記停止工程で前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されると、前記搬送ローラを駆動する駆動工程と、
を有することを特徴とする。
前記エンコーダによって検出された前記記録媒体の搬送速度が目標速度に近づくようにパルス信号を生成するよう前記生成手段を制御する制御工程と、
前記生成手段が生成したパルス信号のデューティを一定のタイミングごとに計算する計算工程と、
前記センサにより前記記録媒体の先端が検出されたときに前記給紙モータに入力されたパルス信号のデューティをメモリに格納する格納工程と、
前記計算工程で計算されたデューティと前記メモリに格納されたデューティとの差が予め定められた値を超えたか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記差が予め定められた値を超えたと判断されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止する停止工程と、
前記停止工程で前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されると、前記搬送ローラを駆動する駆動工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の給紙条件の変化に係わらず、記録媒体の斜行を防止し、スループットを向上させる場合でも記録媒体を正確に搬送することができる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(以下、「プリント」とも称する)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
また、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理に供され得る液体を表すものとする。インクの処理としては、例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固又は不溶化させることが挙げられる。
図1は、本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置の機構部を示す側断面図である。
図1に示すように、カセット給紙機構(PF)6から給紙ローラ1を介して搬送(給紙)された記録用紙などの記録媒体(不図示)は、搬送ローラ(LFローラ)3によって矢印A方向に搬送される。PF6により給紙された記録媒体に対してキャリッジ7に搭載されたインクジェット記録ヘッド(不図示:以下、記録ヘッド)からインク液滴を吐出して記録が行われる。この記録は、記録媒体の先端を検知するためのPEセンサ5により、その先端が検知されたことを契機にして実行される。なお、この記録装置は、記録媒体の搬送経路において、PF6、給紙ローラ1、PEセンサ5、搬送ローラの順に構成されている。
図2は、図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。
給紙ローラ1は給紙モータ8を駆動源として回転する。また、給紙ローラ1は記録媒体を図1の矢印A方向に搬送するように回転する。なお、この場合の回転を正転という。給紙モータ8の駆動はCPU/G.A.(ゲートアレイ)12によりモータドライバ9を介して給紙モータ8に指示される。また、給紙モータ8はモータドライバ9を介してPWM制御され、DCモータが用いられている。なお、このPWM制御については後述する。
本実施例では、搬送モータ(LFモータ)10は給紙モータ8と同じDCモータを使用しており、構成が同じであるため、その説明は省略する。
LFローラ3が停止しているときに、給紙ローラ1の正転により供給された記録媒体の先端はLFローラ3に突き当てられた状態になる。これにより、たとえ、記録媒体が斜行して供給されたとしても、記録媒体の向きが直され、記録媒体が斜行したまま搬送されることが防止される。また、LFローラ3が記録媒体を図1の矢印A方向の搬送方向に搬送するよう回転(正転)しているときに、給紙ローラ1の正転により供給された記録媒体は、停止することなく記録開始位置まで搬送されるため、スループットの向上が見込まれる。
記録装置全体はCPU/G.A.12により、ROM14に格納された制御プログラムや各種パラメータ、速度駆動パターンに基づき、RAM13をプログラム実行の作業領域として用いながら制御される。また、CPU/G.A.12はPWM制御のための演算処理も実行する。RAM13は、例えば、パソコンはデジタルカメラなどの外部装置(不図示)から転送された画像データを格納するためにバッファとしても用いられる。
エンコーダ2からの出力信号はCPU/G.A.12に入力され、エンコーダ2からの出力信号から給紙ローラ1の回転速度や給紙ローラ1による搬送量が求められる。エンコーダ4に関しても、エンコーダ2と同様、CPU/G.A.12に入力され、エンコーダ4からの出力信号からLFローラ3の回転速度やLFローラ3による搬送量が求められる。
図3は、給紙ローラを駆動する給紙モータをサーボ制御するための機能構成を示すブロック図である。
本実施例におけるサーボ制御はROM14に格納されている制御プログラムをCPU/G.A.12で実行することにより実現される。また、CPU/G.A.12の内部に備えられたASIC(不図示)により実現される。従って、図3に示されている破線で囲まれた領域内にある構成要素はプログラム或いはASICにより実現される機能である。なお、サーボ制御処理は、一定のタイミングであるサーボ周期(ΔT)毎に繰り返し処理されるものである。
目標位置生成部301ではサーボ制御により最終目標位置(例えば、記録媒体の記録開始位置)まで漸進的に増加する目標位置を生成する。一方、エンコーダ2からの出力からは給紙ローラ1の回転速度と搬送量とが求められる。これらは夫々、記録媒体の搬送速度と記録媒体の搬送位置となる。この演算は公知なので、その説明は省略するが、その搬送速度と搬送位置の情報はCPU/G.A.12にフィードバックされる。即ち、その位置情報は加算機301aにより目標位置生成部301からの目標位置に対して、その速度情報は加算機302bにより微分回路302からの目標速度に対してフィードバックされる。また、その速度情報は停止判定部305にフィードバックされ、給紙モータ8を停止する判断をするために用いられる。
エンコーダ2からの速度情報により補正された速度に基づいてPID演算部303及びPWM生成部304を経て算出及び生成されたパルス信号(PWM信号)は、モータドライバ9に出力される。即ち、モータドライバ9はPWM生成部304により生成されたPWM信号に基づいて、給紙モータ8を駆動する。このPWM信号のPWM値はデューティ値(ハイレベルとロウレベルに対するハイレベルの比率或いはオンとオフに対するオンの比率)で表され、この値の範囲は0%から100%である。デューティ値が大きいほどモータに供給される電力は大きくなる。
停止判定部305には、エンコーダ2からフィードバックされた速度情報に加えて、PWM生成部304からのPWM信号とPEセンサ5からの出力信号も入力される。これらの信号に基づいて、給紙ローラ1を停止させるための停止指令をPWM生成部304に対して出力する。
図4は、本発明の記録媒体の搬送制御であるCPU/G.A.12が実行するモータ制御を示すフローチャートである。
まず、ステップS110において、給紙動作を開始すると、給紙モータ8が駆動することにより給紙ローラ1が正転する。PF6に積載された記録媒体を一枚ピックアップして、これを給紙する。
次に、給紙ローラ1の回転により記録媒体が給紙されてくると、ステップS120において、PEセンサ5からの出力信号に基づいて記録媒体の先端を検知したかどうかを判断する。ここで、記録媒体の先端が検知されたと判断された場合、ステップS130に進む。一方、記録媒体の先端がまだ検知されていないと判断された場合、ステップS110に戻り給紙ローラ1の正転を続けて記録媒体の給紙を続行し、サーボ周期後に再びステップS120の判断を行う。
ステップS130では、PEセンサ5による記録媒体の先端検知時のPWM値(PWM_PE)をRAM13或いはレジスタ(不図示)などの記憶手段としてのメモリに一時的に格納する。
さらに、ステップS140では、記録媒体の先端検知時のPWM値と予め定められた第1の閾値(PWM_UP)との和がPWM生成部304において生成されるPWM信号の上限値(PWM_MAX)未満かどうかを判断する。第1の閾値(PWM_UP)は、記録媒体の先端検知時からのPWM値の上昇を判定するための値である。
ステップS140で、PWM_PE+PWM_UP<PWM_MAXであれば、ステップS150に進む。ステップS150ではさらに、現在のPWM値(PWM)を計算し、この値が記録媒体の先端検知時から第1の閾値(PWM_UP)分を超えて上昇したかどうかを判断する。即ち、PWM−PWM_PE>PWM_UPであれば、ステップS170に進み、PWM−PWM_PE≦PWM_UPであれば、サーボ周期後に再び、ステップS150の判断を行う。
一方、ステップS140で、PWM_PE+PWM_UP≧PWM_MAX(PWM_PEとPWM_UPとの和がPWM信号の最大デューティ以上)であれば、記録媒体の先端検知時のPWM値が既にPWM信号の出力上限値に近づいている。このため、記録媒体の先端検知時からのPWM値の上昇を判定することが有効でないと判断する。そして、ステップS160に進む。連続して記録動作を行うことによって、記録装置における記録媒体の搬送機構の負荷が大きくなり、給紙モータ8が発熱して出力トルクが下がってきた場合、このような処理が行われることがある。
ステップS160では、エンコーダ2によって検出された記録媒体の搬送速度(検出速度)が予め定められた速度(SPD_DOWN)を下回ったかどうかを判断する。この実施例では、SPD_DOWNは目標速度を少し下回る速度に設定されている。ここで、検出速度<SPD_DOWNであれば、ステップS170に進み、検出速度≧SPD_DOWNであれば、サーボ周期後に再びステップS160の判断を行う。
ステップS170では、PWM値を“0”(0%)に設定して給紙モータを停止し、給紙ローラ1を停止させる。即ち、停止判定部305は停止命令をPWM生成部304に対して発行する。
ここで、図5は、PWM信号の時間変化を示す図である。この図は特に、ステップS120〜S150、及び、ステップS170のPWM信号の時間変化を示している。図5において、T_PEは記録媒体の先端検知時を示す。図5によれば、その後、PWMが上昇し、記録媒体の先端検知時から第1の閾値(PWM_UP)分上昇した時に、PWM信号が“0”となるように制御される。
また、図6は、PWM信号と検出速度の時間変化を示す図である。この図は特に、ステップS120〜S140及びステップS160〜S170のPWM信号と検出速度の時間変化を示している。図6によれば、記録媒体の先端検知時を示すT_PEの後、時刻T=T_MAXにおいて、PWM値は上限値(PWM_MAX)に到達する。そして、PWM値はそのままPWM_MAXに保たれる。ここで、PWM値の上限値は100%である。一方、検出速度が目標速度を下回り始め、SPD_DOWNを下回った時に、PWM信号が“0”となるように制御される。
以上の処理をまとめると、PWM信号が記録媒体の先端検知時から所定量上昇したことを検知した場合、記録媒体の先端が搬送ローラに突き当たったと判定して、給紙モータを停止する。一方、記録媒体の先端検知時のPWM信号が上限値に近かった場合、検出速度の低下を検知し、所定の速度を下回った時に給紙モータを停止する。
その後、ステップS180では、LFモータ10の駆動を開始してLFローラ3を正転させる。この時点では記録媒体の先端は既にLFローラ3に突き当たっており、記録媒体は図1の矢印A方向に搬送される。
そして、記録開始位置に記録媒体が到達すると、ステップS190において、LFモータ10の駆動を停止し、これによって一連の給紙動作は完了する。
図7は、連続給紙をする際のシーケンスを示すフローチャートである。
なお、連続給紙する際の判断は、例えば、ホスト装置から入力された記録データに基づいて記録を行う時に、CPU/G.A.12により、複数の記録媒体にわたって記録されるか否かが判断されることによって行われる。
図7のステップS205〜S230は、図4におけるステップS110〜S190とほぼ同様の処理を表している。
ステップS205において、1ページ目の給紙動作を開始すると、給紙モータ8が駆動開始し、給紙ローラ1が回転し、PF6に積載された記録媒体を一枚ピックアップして、これを給紙する。これはステップS110と同様の処理である。
次に、ステップS210では、給紙ローラ1によって搬送された記録媒体がLFローラ3に突き当たったことが検知され、給紙モータ8が停止する。これはステップS170の処理に相当する。
ステップS215では、PEセンサ5によって記録媒体の先端が検知されてから記録媒体がLFローラ3へ突き当てられたことが検知されるまでの記録媒体の搬送量(FEED_PE_STOP)をメモリに一時的に格納する。
次に、ステップS225で、LFモータ10の駆動を開始し、LFローラ3を正転させ、記録開始位置までの搬送量(FEED_TOP)だけ記録媒体を搬送する。これはステップS180の処理に相当する。
そして、記録開始位置に記録媒体が到達すると、ステップS230で、LFモータ10の駆動を停止し給紙動作が完了する。これはステップS190の処理に相当する。
記録開始位置まで搬送された記録媒体は、ステップS235で記録動作が実施され、1ページ目の記録を行うための一連の動作が完了する。
次に、ステップS240において次ページの給紙動作を開始すると、給紙モータ8が駆動を開始し、給紙ローラ1が回転しPF6に積載されている記録媒体を一枚ピックアップして、これを給紙する。
給紙された記録媒体は、給紙ローラ1によって搬送を続けられ、ステップS245ではサーボ周期(ΔT)間隔でPEセンサ5によって記録媒体の先端検知がされる。
PEセンサ5による記録媒体の先端検知後に、ステップS255では、LFモータ10の駆動を開始し、LFローラ3を正転させる。そして、記録媒体がLFローラ3まで搬送されたときに、記録媒体を停止させることなく記録開始位置へそのまま搬送できる状態にしておく。
PEセンサ5で記録媒体の先端を検知すると、記録媒体の先端の位置が確定するため、ステップS260では、記録媒体の先端検知位置から記録開始位置までの搬送量(FEED_PE_STOP+FEED_TOP)を算出する。
給紙ローラ1により搬送されている記録媒体がLFローラ3まで到達すると、ステップS265において、給紙モータ8を停止させ、給紙ローラ1の回転を停止させる。このとき、PEセンサ5による記録媒体の先端検知位置を基点として、記録媒体はLFローラ3により引き続きS260で算出された記録開始位置までの搬送量、搬送される。
そして、記録開始位置に記録媒体が到達するとステップS270ではLFモータ10の駆動を停止し給紙動作が完了する。
記録開始位置まで搬送された記録媒体は、ステップS290で記録動作が実施され、次ページの記録を行うための一連の動作が完了する。
ステップS295は、2ページ目以降、即ち、複数ページ数の連続給紙が終了するまでステップS240〜ステップS290の処理が繰り返し実施されることを表している。
図8は連続給紙をする際の別のシーケンスを示すフローチャートである。
このシーケンスは、図7のシーケンスと共通する処理が多く共通の処理には共通のステップ番号を付してある。図7のシーケンスと共通のステップ番号の処理は共通であるため、異なる処理を行う部分についてのみ説明する。
ステップS205及びステップS210は図7のシーケンスと共通する。ステップS220では、PEセンサ5による記録媒体の先端検知からLFローラ3への突き当て検知までの記録媒体の搬送量(FEED_PE_STOP)をメモリに一時的に格納する。併せて、ピックアップ開始からPEセンサ5によって記録媒体の先端が検知されるまでの1ページ目の記録媒体の搬送量(FEED_PE)もメモリに一時的に格納する。
また、ステップS225〜ステップS245は図7のシーケンスと共通する。
次ページの記録媒体の先端がPEセンサ5によって検知されると、ステップS250において、ピックアップ時に給紙ローラ1と記録媒体間で滑りや重送が生じていなかったかを判定する。具体的には、1ページ目のFEED_PEを基準として、現在搬送されている記録媒体におけるピックアップ開始からPEセンサ5によって先端が検知されるまでの搬送量(FEED)が、許容誤差の範囲(α)に収まっているかどうかを確認する。つまり、FEED_PE−α<FEED<FEED_PE+αを満たすかどうかを確認する。この許容誤差の範囲に収まっていれば、現在搬送されている記録媒体は、1ページ目と同様の搬送量で搬送すればよく、ステップS255に進む。ステップS255〜ステップS270は図7のシーケンスと共通する。この許容誤差の範囲に収まっていなければ、PEセンサ5によって先端検知されるまでの間に、滑りや重送が生じている可能性があるため、確実な給紙をするために、ステップS275に進む。
ステップS275では、ステップS210と同様な処理により、給紙ローラ1によって搬送された記録媒体がLFローラ3に突き当たったことを検知して、給紙モータ8を停止する。
次に、ステップS280では、ステップS225と同様な処理により、LFモータ10の駆動を開始し、LFローラ3を正転させて記録開始位置までの搬送量(FEED_TOP)だけ記録媒体を搬送する。
そして、記録開始位置に記録媒体が達すると、ステップS285では、LFモータ10の駆動を停止し給紙動作が完了する。
また、ステップS290及びステップS295は図7のシーケンスと共通する。
以上のように、本実施例によれば、斜行防止を行う給紙において、記録媒体の先端を検知した際のPWM値を基準としてこのPWM値に所定の値を加えた値に基づいて、記録媒体が搬送ローラに突き当たったことを判定し、給紙ローラによる給紙を停止させる。或いは、その所定の値を加えた値がPWMの最大出力値を超えている場合には、記録媒体の搬送速度の低下を検知して給紙ローラによる給紙を停止させる。このため、記録媒体が搬送ローラに突き当たったことを給紙条件によらず判定できるため、給紙条件によらず斜行を防止することができる。
また、スループットを向上させる給紙において、1ページ目の記録媒体の先端を検知してから搬送ローラへの突き当てを検知するまでの搬送量を利用し、2ページ目以降の記録媒体をピックアップ開始から記録開始位置まで停止させずに搬送させることができる。さらに、ピックアップ開始から記録媒体の先端を検知するまでの搬送量を利用し、2ページ目以降の給紙の際にピックアップ中に滑りや重送が発生した時のみ、搬送ローラに記録媒体の先端を突き当てて給紙することもできる。
このように、本実施例では、斜行防止を行う給紙として、複数の条件を組み合わせて、給紙ローラの回転を停止させるように制御する。このため、種々の給紙条件に対応することができ、記録媒体の給紙時の斜行防止を適切に行うことができる。また、スループットを向上させる給紙として、給紙状態に応じた搬送量を利用し、その搬送量を元に給紙方法を変更させるよう制御するので、種々の給紙条件に対応することができ、かつ、スループットの向上を適切に行うことができる。
以上説明した実施例では、図3に示すように、給紙ローラを停止させるための停止指令が停止判定部からPWM生成部に発行される構成であったが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、図9に示すように、停止判定部からモータドライバへ直接停止指令を発行するように構成しても良い。なお、図9と図3の構成における相違は、停止指令の出力のみであり、その他の構成については同じであるので、その構成についての説明は省略する。
以上の実施例の記録装置は、インクを吐出するために、例えば、電気熱変換体やレーザ光等の熱エネルギーを発生する手段を高密度に備えたインクジェット記録装置である。その熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させてインクを吐出することにより記録を行っている。
1 給紙ローラ
2 エンコーダ
3 LFローラ
5 PEセンサ
6 カセット給紙機構(PF)
8 給紙モータ
10 LFモータ
12 CPU/G.A.
13 RAM
14 ROM
301 目標位置生成部
302 微分回路
303 PID演算部
304 PWM生成部
305 停止判定部
2 エンコーダ
3 LFローラ
5 PEセンサ
6 カセット給紙機構(PF)
8 給紙モータ
10 LFモータ
12 CPU/G.A.
13 RAM
14 ROM
301 目標位置生成部
302 微分回路
303 PID演算部
304 PWM生成部
305 停止判定部
Claims (7)
- 記録媒体の積載手段から前記記録媒体を記録開始位置まで搬送し、記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置であって、
前記積載手段に積載された記録媒体をピックアップし、搬送する給紙ローラと、
前記給紙ローラに設けられ、前記記録媒体の搬送速度を検出するエンコーダと、
前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記記録開始位置との間に設けられ、前記記録開始位置まで前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、
前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記搬送ローラとの間に設けられ、前記給紙ローラにより搬送された前記記録媒体の先端を検出するセンサと、
パルス信号を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成したパルス信号を入力することにより前記給紙ローラを駆動する給紙モータと、
前記エンコーダによって検出された前記記録媒体の搬送速度が目標速度に近づくようにパルス信号を生成するよう前記生成手段を制御する制御手段と、
前記生成手段が生成したパルス信号のデューティを一定のタイミングごとに計算する計算手段と、
前記センサにより前記記録媒体の先端が検出されたときに前記給紙モータに入力されたパルス信号のデューティを格納する記憶手段と、
前記計算手段により計算されたデューティと前記記憶手段に格納されたデューティとの差が予め定められた値を超えたか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記差が予め定められた値を超えたと判断されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止する停止手段と、
前記停止手段により前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されると、前記搬送ローラを駆動する駆動手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記停止手段は、前記記憶手段に格納されたデューティと前記予め定められた値との和が前記生成手段によって生成されるパルス信号の最大デューティ以上であった場合、前記エンコーダによって検出された前記記録媒体の搬送速度が予め定められた速度を下回ると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 複数ページ数の記録媒体に記録を行う場合、
前記記憶手段は、前記エンコーダにより検出され、前記センサが記録媒体の先端を検出してから前記停止手段によって前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されるまでの1ページ目の記録媒体の搬送量を格納し、
前記停止手段は、2ページ目以降の記録媒体に記録するときは、前記センサが記録媒体の先端を検出した後、該記録媒体が前記記憶手段に格納された搬送量と同じ搬送量の搬送をされたことが前記エンコーダにより検出されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。 - 前記エンコーダは、さらに前記記録媒体の搬送量を検出し、
前記記憶手段は、前記エンコーダにより検出され、前記給紙ローラが前記記録媒体をピックアップしてから前記センサにより前記記録媒体の先端が検出されるまでの1ページ目の記録媒体の搬送量をさらに格納し、
前記停止手段は、該搬送量と該搬送量に対応する2ページ目以降の前記記録媒体の搬送量との差が予め定められた許容誤差の範囲に収まっている場合に、前記センサが記録媒体の先端を検出した後、該記録媒体が前記記憶手段に格納された前記パルス信号の供給が停止されるまでの搬送量と同じ搬送量の搬送をされたことが前記エンコーダにより検出されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 前記予め定められた値は、前記給紙ローラによって搬送された記録媒体が前記搬送ローラに突き当てられたことを検出することが可能な値であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記給紙モータはDCモータであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の記録装置。
- 記録媒体の積載手段に積載された記録媒体をピックアップし、搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラに設けられ、前記記録媒体の搬送速度を検出するエンコーダと、前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと記録ヘッドにより記録が行われる記録開始位置との間に設けられ、前記記録開始位置まで前記記録媒体を搬送する搬送ローラと、前記記録媒体の搬送経路において前記給紙ローラと前記搬送ローラとの間に設けられ、前記給紙ローラにより搬送された前記記録媒体の先端を検出するセンサと、パルス信号を生成する生成手段と、前記生成手段が生成したパルス信号を入力することにより前記給紙ローラを駆動する給紙モータと、を備える記録装置における記録媒体の搬送制御方法であって、
前記エンコーダによって検出された前記記録媒体の搬送速度が目標速度に近づくようにパルス信号を生成するよう前記生成手段を制御する制御工程と、
前記生成手段が生成したパルス信号のデューティを一定のタイミングごとに計算する計算工程と、
前記センサにより前記記録媒体の先端が検出されたときに前記給紙モータに入力されたパルス信号のデューティをメモリに格納する格納工程と、
前記計算工程で計算されたデューティと前記メモリに格納されたデューティとの差が予め定められた値を超えたか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記差が予め定められた値を超えたと判断されると、前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給を停止する停止工程と、
前記停止工程で前記給紙モータに入力されるパルス信号の供給が停止されると、前記搬送ローラを駆動する駆動工程と、
を有することを特徴とする記録媒体の搬送制御方法。
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