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JP2006178374A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2006178374A JP2004374375A JP2004374375A JP2006178374A JP 2006178374 A JP2006178374 A JP 2006178374A JP 2004374375 A JP2004374375 A JP 2004374375A JP 2004374375 A JP2004374375 A JP 2004374375A JP 2006178374 A JP2006178374 A JP 2006178374A
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】ベルトなどの回転体をより安定して回転させることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】速度計算部74によって算出される速度Vが所定の正規範囲を逸脱している場合には、目標速度Vtをフィードバック量Vfとして、そのフィードバック量Vf=Vtと目標速度Vtとの偏差Ve=0に応じた操作量Uを計算し、この操作量Uに応じた駆動電力をモータ62に供給する。これによって、搬送ベルト49の速度むらを生じることなく、搬送ベルト49を安定して駆動することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
たとえば、タンデム型のカラーレーザプリンタには、用紙搬送ベルトまたは中間転写ベルトが備えられている。用紙搬送ベルトを備えるものは、いわゆる直接転写方式を採用しており、この直接転写方式では、用紙搬送ベルトによる用紙の搬送中に、その用紙にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が順次に色重ねして転写される。一方、中間転写ベルトを備えるものは、いわゆる間接転写方式を採用しており、この間接転写方式では、中間転写ベルトにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が順次に色重ねして転写された後、その中間転写ベルト上のトナー像が用紙に一括して転写される。
各色のトナー像の転写時には、用紙搬送ベルトまたは中間転写ベルトの速度(走行速度)が検出され、これに基づいて、それらベルトの速度が一定速度に保たれるように、ベルトの駆動がフィードバック制御される。ベルトの速度にむらがあると、用紙上または中間転写ベルト上における各色のトナー像の転写位置にずれを生じるため、そのフィードバック制御には高い精度が要求される。
ベルトの速度を検出する手法として、たとえば、ベルトを支持するローラにロータリエンコーダを付設し、そのロータリエンコーダの出力パルスからローラの回転速度を求め、これに基づいて、ベルトの速度を算出(推定)することが考えられる。しかし、ベルトは弾性体からなるため、ローラが一定の回転速度で回転していても、その走行中に生じる微振動によってベルトの速度は変動する。したがって、ローラの回転速度から算出されるベルトの速度は、必ずしもベルトの実際の速度とは一致しないので、ベルトの駆動制御に用いることはできない。
そこで、中間転写ベルト上に、多数のスケールスリットが等間隔に形成されたスケールを設けるとともに、このスケールを読み取ることができる位置に、スケールスリットの検出に応答して信号を出力するセンサを設け、中間搬送ベルトの駆動時におけるセンサの出力信号の間隔(先の出力信号から次の出力信号までの間隔)に基づいて、中間転写ベルトの速度を算出することが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2004−198624号公報
中間転写ベルトの弾性による伸縮を考慮すると、スケールは、その継ぎ目(1本のスケールを中間転写ベルトの表面に沿って巻き付ける場合には、そのスケールの互いに突き合わされる両端同士であり、複数本のスケールを直列的に設ける場合には、その配列方向において互いに隣合うスケール同士)が重なり合わないように設けなければならない。しかるに、このような継ぎ目が存在していると、その継ぎ目の部分がセンサの検出対象位置となったときに、センサの出力信号の間隔が長くなり、中間転写ベルトの速度が実際の速度よりも低く検出される。
図15は、センサの出力信号の間隔の変化を示すグラフ(横軸:時刻、縦軸:センサからの信号の出力時間間隔)である。スケールに継ぎ目が存在していると、このグラフに示されているように、継ぎ目以外の部分がセンサの検出対象位置であるときには、約4.25msecごとにセンサから信号が出力されているが、継ぎ目の部分がセンサの検出対象位置となったとき(時刻T)、その直前にセンサから信号が出力されてから約5.3msec後に次の信号が出力される。このように、センサの出力信号の間隔が長くなり、中間転写ベルトの速度が実際の速度よりも低く検出されると、フィードバック制御によって、中間転写ベルトを駆動するモータの回転速度が上げられ、その結果、その位置の前後で、中間転写ベルトの速度に大きなむらが生じてしまう。
そこで、上記特許文献1では、センサの出力信号が一定時間以上変化しない場合には、センサの検出対象位置がスケールの継ぎ目である判断として、その直前に検出した中間転写ベルトの速度を用いて、中間転写ベルトの駆動をフィードバック制御することが提案されている。
しかし、その直前に検出される中間転写ベルトの速度の瞬時値は、必ずしも正確に検出されたものとは限らず、それがノイズなどの影響により不正確に検出されたものである場合、やはり、中間転写ベルトの速度にむらを生じるようなフィードバック制御が行われてしまう。
そこで、本発明の目的は、ベルトなどの回転体をより安定して回転させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、互いに間隔を隔てて設けられた複数のマークと一体的に回転する回転体と、各前記マークを検出する度にパルスを出力するセンサと、前記センサからのパルスの出力間隔である実測間隔を計測する実測間隔計測手段と、前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が所定の正規範囲内である場合には、その現在の実測間隔をフィードバック量として選択し、前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が前記正規範囲を逸脱している場合には、その現在の実測間隔に代えて、前記実測間隔計測手段によって過去に計測された複数の実測間隔の平均値をフィードバック量として選択する選択手段と、前記センサからのパルスの出力間隔の目標値である目標間隔と前記選択手段によって選択されたフィードバック量とを比較して、目標間隔とフィードバック量との偏差が零となるように、前記回転体の回転をフィードバック制御する制御手段とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が所定の正規範囲を逸脱している場合には、その現在の実測間隔に代えて、実測間隔計測手段によって過去に計測された複数の実測間隔の平均値をフィードバック量として、回転体の回転がフィードバック制御される。
たとえば、マークの位置が正規の位置からずれていたり、複数のマーク上に跨って現像剤が付着していたりすると、実測間隔計測手段によって計測される実測間隔が所定の正規範囲を逸脱する。このような正規範囲を逸脱する実測間隔は、回転体の実際の回転速度に正確に対応したものではなく、これに基づいて回転体の回転がフィードバック制御されると、回転体の回転が不安定になってしまう。このような不具合を回避するため、実測間隔計測手段によって計測された実測間隔が正規範囲を逸脱している場合に、これを用いず、その直前に計測された実測間隔の瞬時値を用いて、回転体の回転をフィードバック制御することが考えられる。しかし、その直前に計測された実測間隔の瞬時値は、必ずしも回転体の回転速度に正確に対応したものとは限らず、正規範囲を逸脱しているおそれがある。
これに対し、実測間隔計測手段によって過去に計測された複数の実測間隔の平均値は、実測間隔の瞬間的な変動が排除された値であって、目標間隔にほぼ等しい値となるので、実測間隔が正規範囲を逸脱している場合に、その平均値が回転体の回転のフィードバック制御におけるフィードバック量とされることによって、回転体の回転が不安定になることを防止することができる。そのため、マークの位置が正規の位置からずれていたり、複数のマーク上に跨って現像剤が付着していたりする場合にも、回転体を安定して回転させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、過去の所定期間に、前記実測間隔計測手段によって計測された実測間隔を複数記憶しておくための記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている複数の実測間隔の平均値を算出する平均値算出手段とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、実測間隔計測手段によって過去に計測された複数の実測間隔が記憶手段に記憶されているので、それらの平均値を確実かつ容易に算出することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、複数の実測間隔の平均値は、前記実測間隔計測手段によって過去に計測された前記正規範囲内の複数の実測間隔の平均値であることを特徴としている。
このような構成によると、正規範囲内の複数の実測間隔の平均値が求められるので、その平均値は正規範囲に含まれるものとなる。そのため、その平均値を用いて、回転体の回転をフィードバック制御することにより、回転体の回転が不安定になることを確実に防止することができ、回転体をより安定して回転させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、複数の実測間隔の平均値は、前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてから、次に前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されるまでの間において、前記実測間隔計測手段によって計測された複数の実測間隔の平均値であることを特徴としている。
このような構成によると、複数の実測間隔の平均値の算出対象となる期間が、実測間隔計測手段によって正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてから、次に正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されるまでの間とされるので、正規範囲内の複数の実測間隔の平均値を確実に求めることができる。そのため、複数の実測間隔の平均値を確実に正規範囲内の値とすることができ、その平均値に基づくフィードバック制御によって、回転体をより安定して回転させることができる。
また、請求項5に記載の発明は、画像形成装置において、互いに間隔を隔てて設けられた複数のマークと一体的に回転する回転体と、各前記マークを検出する度にパルスを出力するセンサと、前記センサからのパルスの出力間隔である実測間隔を計測する実測間隔計測手段と、前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が所定の正規範囲内である場合には、その現在の実測間隔をフィードバック量として選択し、前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が前記正規範囲を逸脱している場合には、その現在の実測間隔に代えて、前記センサからのパルスの出力間隔の目標値である目標間隔をフィードバック量として選択する選択手段と、目標間隔と前記選択手段によって選択されたフィードバック量とを比較して、目標間隔とフィードバック量との偏差が零となるように、前記回転体の回転をフィードバック制御する制御手段とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が所定の正規範囲を逸脱している場合には、その現在の実測間隔に代えて、センサからのパルスの出力間隔の目標値である目標間隔をフィードバック量として、回転体の回転がフィードバック制御される。
たとえば、マークの位置が正規の位置からずれていたり、複数のマーク上に跨って現像剤が付着していたりすると、実測間隔計測手段によって計測される実測間隔が所定の正規範囲を逸脱する。このような正規範囲を逸脱する実測間隔は、回転体の実際の回転速度に正確に対応したものではなく、これに基づいて回転体の回転がフィードバック制御されると、回転体の回転が不安定になってしまう。このような不具合を回避するため、実測間隔計測手段によって計測された実測間隔が正規範囲を逸脱している場合に、これを用いず、その直前に計測された実測間隔の瞬時値を用いて、回転体の回転をフィードバック制御することが考えられる。しかし、その直前に計測された実測間隔の瞬時値は、必ずしも回転体の回転速度に正確に対応したものとは限らず、正規範囲を逸脱しているおそれがある。
これに対し、実測間隔が正規範囲を逸脱している場合に、目標間隔が回転体の回転のフィードバック制御におけるフィードバック量とされることによって、回転体の回転が不安定になることを防止することができる。そのため、マークの位置が正規の位置からずれていたり、複数のマーク上に跨って現像剤が付着していたりする場合にも、回転体を安定して回転させることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記正規範囲は、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔に基づいて設定されることを特徴としている。
このような構成によると、正規範囲を、各画像形成装置の特性に応じた範囲とすることができる。そのため、画像形成装置間における個体差にかかわらず、実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔をフィードバック量とするか、過去に計測された複数の実測間隔の平均値または目標間隔をフィードバック量とするかを正しく選択することができる。そのため、精度の高いフィードバック制御を達成することができ、回転体をより安定して回転させることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記正規範囲は、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔の誤差範囲よりも広い範囲に設定されていることを特徴としている。
このような構成によると、実測間隔計測手段によって計測される実測間隔は誤差を含む場合があるので、その誤差範囲よりも広い範囲を正規範囲とすることによって、実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔をフィードバック量とするか、過去に計測された複数の実測間隔の平均値または目標間隔をフィードバック量とするかをより正しく選択することができる。そのため、より精度の高いフィードバック制御を達成することができ、回転体をより一層安定して回転させることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記正規範囲は、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔の誤差範囲に所定の係数を乗じて得られる範囲であることを特徴としている。
このような構成によると、正規範囲を、誤差範囲よりも広い範囲に確実に設定することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明において、前記回転体は、記録媒体を搬送するものであり、前記回転体に向けて記録媒体を供給する供給手段と、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔が周期的に前記正規範囲を逸脱する場合に、前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてから、次に前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されるまでの間に、前記回転体による記録媒体の搬送が完了するように、前記供給手段による記録媒体の供給開始タイミングを制御する供給制御手段とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、実測間隔が正規範囲を逸脱している期間は、回転体の回転、ひいては回転体による記録媒体の搬送が不安定になるおそれがあるので、そのような期間を避けて、記録媒体が搬送されることによって、記録媒体の安定した高精度な搬送を達成することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔が周期的に前記正規範囲を逸脱する場合に、その周期を検出する周期検出手段と、前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてからの経過時間を計測する経過時間計測手段とを備え、前記供給制御手段は、前記周期検出手段によって検出される周期から、前記供給手段による記録媒体の供給開始から前記回転体による記録媒体の搬送完了までに要する時間を減じて得られる残り時間が、前記経過時間計測手段によって計測されている経過時間よりも長ければ、前記供給手段による記録媒体の供給を開始させることを特徴としている。
このような構成によると、実測間隔が正規範囲を逸脱するときの周期から、回転体による記録媒体の搬送時間を減じて得られる残り時間が、正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてからの経過時間よりも長ければ、記録媒体の供給を開始しても、次に実測間隔が正規範囲を逸脱するまでに、回転体による記録媒体の搬送を完了させることができる。そのため、記録媒体のより安定した高精度な搬送を達成することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、予め定められた基本目標間隔と前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔との偏差の累積値を、位置ずれ量として計算する位置ずれ量計算手段と、前記基本目標間隔と前記位置ずれ量計算手段によって計算される位置ずれ量に所定の比例制御ゲインを乗じた値との偏差を、前記目標間隔として設定する位置ずれ補償手段とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、基本目標間隔と実測間隔との偏差が累積されると、それに応じて、回転体の正規の回転位置(目標位置)に対する実際の回転位置のずれ量が大きくなるが、その偏差の累積値に基づいて目標間隔が設定されることによって、偏差の累積を防止することができ、回転体の回転位置の位置ずれを補償することができる。そのため、記録媒体の一層安定した搬送を達成することができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記回転体は、記録媒体を搬送する搬送ベルトであり、前記搬送ベルトによる記録媒体の搬送方向に沿って並べて配置され、記録媒体に対して画像を形成するための複数の画像形成手段を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、搬送ベルトによる記録媒体の安定した高精度な搬送を達成することができる。そのため、記録媒体上における複数の画像形成手段による画像形成位置にずれが生じることを防止できる。その結果、記録媒体に高品質な画像を形成することができる。
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
このカラーレーザプリンタ1は、複数のプロセス部12が水平方向において並列的に配置される、横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタであって、ボックス形状の本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6を備えている。
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に設けられる用紙カセット7と、その用紙カセット7の前側上方(以下の説明において、図1における左側を後側、右側を前側とする。)に設けられる給紙ローラ8と、給紙ローラ8の前側上方に設けられるU字パス9と、U字パス9の途中に設けられる1対の搬送ローラ10および供給手段としての1対のレジストローラ11とを備えている。
用紙カセット7内には、用紙3がスタックされており、その最上位にある用紙3は、給紙ローラ8の回転によってU字パス9に送り出される。
U字パス9は、上流側端部が、下方において給紙ローラ8に隣接し、用紙3が前方に向かって給紙されるように、また、下流側端部が、上方において後述する搬送ベルト49に隣接し、用紙3が後方に向かって排紙されるような、略U字状の用紙3の搬送経路として形成されている。
そして、U字パス9に送り出された用紙3は、U字パス9内において、搬送ローラ10により搬送され、レジストローラ11によるレジスト後に、レジストローラ11によって、後方に向かって排紙される。
画像形成部5は、画像形成手段としてのプロセス部12、スキャナユニット13、転写部14および定着部15を備えている。
プロセス部12は、複数色のトナーの各色ごとに設けられている。すなわち、プロセス部12は、イエロープロセス部12Y、マゼンタプロセス部12M、シアンプロセス部12Cおよびブラックプロセス部12Kの4つからなる。これらプロセス部12は、前方から後方に向かって互いに間隔を隔てて、水平方向において重なるように、順次並列して配置されている。
各プロセス部12は、感光ドラム16、スコロトロン型帯電器17および現像カートリッジ18を備えている。
感光ドラム16は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体19と、このドラム本体19の軸心において、ドラム本体19の軸方向に沿って延びるドラム軸20とを備えている。ドラム本体19は、ドラム軸20に対して回転自在に設けられ、ドラム軸20は、プロセス部12の幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向、以下同じ。)両側壁に回転不能に支持されている。そして、感光ドラム16は、画像形成時において、後述する搬送ベルト49との接触位置(画像形成位置)における搬送ベルト49の周回移動方向Aと同方向(図中時計回り)に回転駆動される。
スコロトロン型帯電器17は、ワイヤおよびグリッドを備え、コロナ放電を発生させる正帯電型のスコロトロン型帯電器であり、感光ドラム16の後方において、感光ドラム16と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ18は、その筐体内に、現像ローラ21、供給ローラ22および層厚規制ブレード23を備えている。
現像ローラ21は、感光ドラム16の前方において感光ドラム16と対向配置され、感光ドラム16と圧接されている。この現像ローラ21は、金属製のローラ軸24に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分25が被覆されている。より具体的には、ローラ部分25は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ部と、そのローラ部の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層構造によって形成されている。また、ローラ軸24は、プロセス部12の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。
供給ローラ22は、現像ローラ21の前方において現像ローラ21と対向配置され、現像ローラ21と圧接されている。この供給ローラ22は、金属製のローラ軸26に、導電性のスポンジ部材からなるローラ部分27が被覆されている。また、ローラ軸26は、プロセス部12の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。
層厚規制ブレード23は、金属の板ばね材からなり、その先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部材を備えている。そして、層厚規制ブレード23は、現像ローラ21の上方において現像カートリッジ18の筐体に支持され、その先端部(下端部)の押圧部材が、現像ローラ21のローラ部分25に対して前側上方から圧接されている。
また、現像カートリッジ18の筐体の上側部分は、トナーを収容するトナー収容室として形成されており、各色ごとのトナーが収容されている。すなわち、イエロープロセス部12Yのトナー収容室内には、イエローの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容され、マゼンタプロセス部12Mのトナー収容室内には、マゼンタの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容され、シアンプロセス部12Cのトナー収容室内には、シアンの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容され、ブラックプロセス部17Kのトナー収容室内には、ブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。
より具体的には、各色ごとのトナーは、重合法により得られた略球形の重合トナーが用いられている。重合トナーは、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる結着樹脂を主成分とし、これに、着色剤、荷電制御剤、ワックスなどが配合されることによりトナー母粒子が形成され、さらにこれに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなるものである。
着色剤としては、上記した、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が配合されている。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得られる荷電制御樹脂が配合されている。また、外添剤としては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金属塩の粉末などの無機粉末が配合されている。
そして、各プロセス部12では、画像形成動作時には、各トナー収容室に収容されている各色ごとのトナーが、供給ローラ22に供給され、この供給ローラ22の回転により現像ローラ21に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ22と、現像バイアスが印加されている現像ローラ21との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ21上に供給されたトナーは、現像ローラ21の回転に伴って、層厚規制ブレード23の押圧部材と現像ローラ21(ローラ部分25)との間に進入し、一定厚さの薄層となって、現像ローラ21上に担持される。
一方、スコロトロン型帯電器17が、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させて、感光ドラム16の表面を一様に正帯電させている。感光ドラム16の表面は、感光ドラム16の回転に伴なって、スコロトロン型帯電器17により一様に正帯電された後、次に述べるスキャナユニット13からのレーザ光の高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
さらに感光ドラム16が回転すると、次いで、現像ローラ21の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ21の回転により、感光ドラム16に対向して接触するときに、感光ドラム16の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム16の表面のうち、レーザ光によって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム16の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム16の表面には、各色ごとに、反転現像によるトナー像が担持される。
スキャナユニット13は、図2に示すように、ポリゴンミラー28と、このポリゴンミラー28の後方に設けられるブラック走査系29Kおよびシアン走査系29Cと、ポリゴンミラー28の前方に設けられるマゼンタ走査系29Mおよびイエロー走査系29Yと、ブラック走査系29Kおよびシアン走査系29Cに共用されるfθレンズ30と、マゼンタ走査系29Mおよびイエロー走査系29Yに共用されるfθレンズ31とを備えている。
ポリゴンミラー28は、複数面(たとえば、6面)の反射面を側面に有し、ポリゴンモータ32によって、鉛直方向に延びる回転軸線を中心に高速回転されるようになっている。
ブラック走査系29Kは、レーザ発光部(図示せず)と、反射鏡33および34と、シリンドリカルレンズ35とを備えている。そして、ブラック走査系29Kでは、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー28で反射され、fθレンズ30を通過した後、反射鏡33および34で反射されて、シリンドリカルレンズ35を通過し、ブラックプロセス部17Kの感光ドラム16に向けて出射される。
シアン走査系29Cは、レーザ発光部(図示せず)と、反射鏡36、37および38と、シリンドリカルレンズ39とを備えている。そして、シアン走査系29Cでは、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー28で反射され、fθレンズ30を通過した後、反射鏡36、37および38で反射されて、シリンドリカルレンズ39を通過し、シアンプロセス部17Cの感光ドラム16に向けて出射される。
マゼンタ走査系29Mは、レーザ発光部(図示せず)と、反射鏡40、41および42と、シリンドリカルレンズ43とを備えている。そして、マゼンタ走査系29Mでは、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー28で反射され、fθレンズ31を通過した後、反射鏡40、41および42で反射されて、シリンドリカルレンズ43を通過し、マゼンタプロセス部17Mの感光ドラム16に向けて出射される。
イエロー走査系29Yは、レーザ発光部(図示せず)と、反射鏡44および45と、シリンドリカルレンズ46とを備えている。そして、イエロー走査系29Yでは、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー28で反射され、fθレンズ31を通過した後、反射鏡44および45で反射されて、シリンドリカルレンズ46を通過し、イエロープロセス部17Yの感光ドラム16に向けて出射される。
図1を参照して、転写部14は、本体ケーシング2内において、用紙カセット7の上方であって、プロセス部12の下方において前後方向に沿って配置され、駆動ローラ47、従動ローラ48、回転体としての搬送ベルト49、転写ローラ50およびベルトクリーニング装置51を備えている。
駆動ローラ47は、ブラックプロセス部12Kの感光ドラム16よりも後方において、その感光ドラム16と水平方向に重ならないような高さの位置に配置されている。そして、駆動ローラ47は、画像形成時において、感光ドラム16の回転方向と逆方向(図中反時計回り)に回転駆動される。
従動ローラ48は、イエロープロセス部12Yの感光ドラム16よりも前方において、その感光ドラム16と水平方向に重ならないような高さの位置に配置されている。この従動ローラ48は、駆動ローラ47の回転駆動時に、次に述べる搬送ベルト49との接触部分における搬送ベルト49の周回移動方向Aと同方向(図中反時計回り)に従動回転する。
搬送ベルト49は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂によって形成されている。この搬送ベルト49は、駆動ローラ47と従動ローラ48との間に巻回されており、その巻回されている外側の接触面が、各プロセス部12の感光ドラム16のすべてと対向接触するように、配置されている。
そして、駆動ローラ47の駆動により、従動ローラ48が従動され、搬送ベルト49が、これら駆動ローラ47および従動ローラ48の間を、各プロセス部12の感光ドラム16と対向接触する接触面において、感光ドラム16と同方向に回転するように、矢印Aで示す方向(図中反時計回り)に周回移動される。
転写ローラ50は、駆動ローラ47および従動ローラ48の間に巻回されている搬送ベルト49内において、各プロセス部12の感光ドラム16と搬送ベルト49を挟んで対向配置されている。この転写ローラ50は、金属製のローラ軸52に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分53が被覆されている。そして、ローラ軸52は、幅方向に延びるように配置されて回転自在に支持されており、転写ローラ50は、ローラ軸52を支点として、搬送ベルト49と対向して接触する画像形成位置において、搬送ベルト49の周回移動方向Aと同方向(図中反時計回り)に回転する。また、転写時には、ローラ軸52を介して、転写ローラ50に転写バイアスが印加される。
そして、給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ47の駆動および従動ローラ48の従動により周回移動される搬送ベルト49によって、前方から後方に向かって、搬送ベルト49と各プロセス部12の感光ドラム16との間の画像形成位置を、順次通過するように搬送され、その搬送中に、各プロセス部12の感光ドラム16に担持されている各色毎のトナー像が、順次転写され、これにより、用紙3にカラー像が形成される。
すなわち、たとえば、イエロープロセス部12Yの感光ドラム16の表面に担持されたイエローのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、マゼンタプロセス部12Mの感光ドラム16の表面に担持されたマゼンタのトナー像が、既にイエローのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写され、同様の動作によって、シアンプロセス部12Cの感光ドラム16の表面に担持されたシアンのトナー像、ブラックプロセス部12Kの感光ドラム16の表面に担持されたブラックのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー像が形成される。
このようなカラー像の形成において、このカラーレーザプリンタ1は、各プロセス部12において、プロセス部12が各色毎に複数設けられているタンデム方式の装置構成であるため、モノクロ画像を形成する速度とほぼ同じ速度で、各色毎のトナー像を形成して、迅速なカラー像の形成を達成することができる。そのため、小型化を図りつつ、カラー画像を形成することができる。
ベルトクリーニング装置51は、搬送ベルト49の下方であって、駆動ローラ47側寄りの位置に配置されている。このベルトクリーニング装置51は、搬送ベルト49の表面に接触状に配置され、その搬送ベルト49の表面に付着した紙粉やトナーなどを掻き取るためのクリーニング部材54と、このクリーニング部材54に掻き取られた紙粉やトナーなどを回収して貯留するクリーニングボックス55とを備えている。
定着部15は、転写部14の後方に配置されている。この定着部15は、加熱ローラ56および加圧ローラ57を備えている。
加熱ローラ56は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。そして、ハロゲンランプにより、加熱ローラ56の表面が定着温度に加熱される。また、加圧ローラ57は、加熱ローラ56を押圧するように設けられている。
そして、用紙3上に転写されたカラー像は、次いで、定着部15に搬送され、用紙3が加熱ローラ56と加圧ローラ57との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙3に熱定着される。
排紙部6は、排紙パス58、排紙ローラ59および排紙トレイ60を備えている。
排紙パス58は、上流側端部が下方において定着部15に隣接し、下流側端部が上方において排紙トレイ60に隣接し、用紙3が上方に向かって排紙されるような、用紙3の搬送経路として形成されている。
排紙ローラ59は、排紙パス58の下流側端部に、1対のローラとして設けられている。
排紙トレイ60は、本体ケーシング2の上面に、前方から後方に向かって下方に傾斜する傾斜壁として形成されている。
定着部15から搬送されてくる用紙は、排紙パス58を通って、排紙ローラ59により、前方に向かって排紙トレイ60上に排紙される。
図3は、搬送ベルト49の速度制御のための制御系を示すブロック図である。
このカラーレーザプリンタ1は、搬送ベルト49の周回移動に伴ってパルス信号を出力するエンコーダ61と、駆動ローラ47(搬送ベルト49)を回転駆動するための駆動力を発生するモータ62と、このモータ62に駆動電流を供給するためのモータドライバ63と、エンコーダ61からの出力信号に基づいて、モータドライバ63を介して、搬送ベルト49が一定速度で駆動されるようにモータ62を制御するための機能を有するASIC64とを備えている。
エンコーダ61は、図4に示すように、帯状の基材65上に、その基材65とは光反射率の異なる多数のマーク66が長手方向に等間隔に形成されたリニアエンコーダパターンを有するパターン部材67と、発光素子68および受光素子69からなるセンサとしての反射型センサ70とを備えている。
パターン部材67は、搬送ベルト49の幅方向一端部において、搬送ベルト49の表面に巻回されている。そして、このパターン部材67の両端は、互いに接続されておらず、パターン部材67は、その両端間に微小な幅の継ぎ目を有している。
反射型センサ70は、発光素子68からの光がパターン部材67上に照射され、そのパターン部材67で反射した光が受光素子69に入射するように配置されている。パターン部材67の基材65とマーク66とで光反射率が異なるため、この反射型センサ70(受光素子69)からの出力信号は、発光素子68からの光が基材65上で反射されるかマーク66上で反射されるかによって、そのレベルがハイレベルとローレベルとに切り替わる。したがって、搬送ベルト49の周回移動時(駆動時)において、発光素子68からの光がパターン部材67に照射されているときには、その搬送ベルト49の速度に応じた時間間隔で、反射型センサ70からの出力信号がハイレベルとローレベルとに交互に切り替わることになる。
図3を参照して、ASIC64は、CPU71と、各種データを格納しておくためのレジスタ群72と、ハードウエア構成またはCPU71によるプログラム処理によってソフトウエア的に実現される、エンコーダエッジ検出部73、実測間隔計測手段としての速度計算部74、選択手段としてのフィードバック量選択部75、制御手段としての速度フィードバック制御演算部76およびPWM(Pulse Width Modulation)生成部77とを備えている。
エンコーダ61(反射型センサ70)の出力信号は、エンコーダエッジ検出部73に入力されるようになっている。エンコーダエッジ検出部73は、エンコーダ61の出力信号のエッジ(ハイレベルからローレベルへの切り替わり、または、ローレベルからハイレベルへの切り替わり)を検出する。
速度計算部74は、エンコーダエッジ検出部73の検出結果に基づいて、搬送ベルト49の速度Vを計算する。具体的には、エンコーダ61の出力信号のエッジが先に検出されてから、次にエンコーダ61の出力信号のエッジが検出されるまでの経過時間を求め、その経過時間でパターン部材67上におけるマーク66の間隔を除算することによって、搬送ベルト49の速度Vを算出する。
フィードバック量選択部75は、レジスタ群72に格納されている正規範囲上限値VU、正規範囲下限値VLおよび目標速度Vtを読み出して、速度計算部74により計算された搬送ベルト49の現在の速度Vと正規範囲上限値VUおよび正規範囲下限値VLとの大小をそれぞれ比較し、その比較結果に基づいて、搬送ベルト49の現在の速度Vおよび目標速度Vtの一方をフィードバック量Vfとして選択する。
速度フィードバック制御演算部76は、レジスタ群72に格納されている目標速度Vtを読み出して、その目標速度Vtとフィードバック量選択部75によって選択されたフィードバック量Vfとの偏差Veを計算する。そして、レジスタ群72に格納されている速度FB制御パラメータを読み出して、その速度FB制御パラメータを用いた制御演算を行うことにより、目標速度Vtとフィードバック量Vfとの偏差Veに応じた操作量Uを演算する。
PWM生成部77は、速度フィードバック制御演算部76によって演算された操作量Uに応じたPWM制御信号を生成し、その生成したPWM制御信号をモータドライバ63に与える。
PWM生成部77からモータドライバ63にPWM制御信号が与えられると、モータドライバ63に含まれる各駆動素子(たとえば、FET)がオン/オフし、そのオン/オフに応じた駆動電力がモータドライバ63からモータ62に供給される。これにより、モータ62が回転駆動されて、そのモータ62の駆動力によって駆動ローラ47が回転し、搬送ベルト49が目標速度Vtで周回移動する。
図5は、搬送ベルト49の速度制御のシーケンスを示すフローチャートである。
搬送ベルト49の周回移動時、つまりモータ62の駆動時には、この図5に示すシーケンスが繰り返し行われる。
エンコーダエッジ検出部73によって、エンコーダ61の出力信号のエッジ(ハイレベルからローレベルへの切り替わり)が検出されると、速度計算部74によって、先にエンコーダ61の出力信号のエッジが検出されてからの経過時間が求められ、その経過時間から搬送ベルト49の速度Vが算出される(S1)。
次いで、フィードバック量選択部75によって、速度Vが、正規範囲上限値VUおよび正規範囲下限値VLによって規定される正規範囲内に含まれるか否かが判断される(S2)。すなわち、速度計算部74によって算出された速度Vが、レジスタ群72に格納されている正規範囲下限値VLよりも大きく、かつ、レジスタ群72に格納されている正規範囲上限値VUよりも小さいか否かが判断される。
正規範囲上限値VUおよび正規範囲下限値VLは、たとえば、後述する正規範囲決定処理によって決定され、正規範囲上限値VUおよび正規範囲下限値VLによって規定される正規範囲は、搬送ベルト49の周回移動時において、発光素子68からの光がパターン部材67に照射されているときに、速度計算部74によって正常に算出される速度Vの変動幅に対応している。したがって、速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲内であれば、その速度Vは搬送ベルト49の実際の速度とほぼ一致していると判断することができ、速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲を逸脱していれば、その速度Vは搬送ベルト49の実際の速度を正しく算出した値ではないと判断することができる。たとえば、発光素子68からの光がパターン部材67の継ぎ目に照射されている期間や、発光素子68からの光が複数のマーク66上に跨って付着したトナーに照射されている期間は、エンコーダ61の出力信号のエッジが一定時間以上検出されないために、速度計算部74によって速度Vが誤って算出される。
そこで、速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲内に含まれる場合には(S2:YES)、その速度Vがフィードバック量Vfに設定される(S3)。そして、速度フィードバック制御演算部76によって、そのフィードバック量Vf=Vと目標速度Vtとの偏差Veが計算され(S5)、その偏差Veに応じた操作量Uが演算される(S6)。
一方、速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲を逸脱している場合には(S2:NO)、速度Vではなく、目標速度Vtがフィードバック量Vfに設定される(S3)。そして、速度フィードバック制御演算部76によって、そのフィードバック量Vf=Vtと目標速度Vtとの偏差Veが計算され(S5)、その偏差Ve=0に応じた操作量Uが演算される(S6)。
こうして操作量Uが演算されると、PWM生成部77によって、その操作量Uに応じたPWM制御信号が生成され(S7)、これがモータドライバ63に与えられることにより、操作量Uに応じた駆動電力がモータドライバ63からモータ62に供給される。
このように、速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲を逸脱している場合には、目標速度Vtがフィードバック量Vfとされて、そのフィードバック量Vf=Vtと目標速度Vtとの偏差Ve=0に応じた操作量Uが演算され、この操作量Uに応じた駆動電力がモータ62に供給されるので、搬送ベルト49の速度が目標速度Vtから大きくずれることを防止することができる。そのため、パターン部材67が継ぎ目を有していたり、複数のマーク66上に跨ってトナーが付着していたりする場合にも、搬送ベルト49の速度むらを生じることなく、搬送ベルト49を安定して駆動することができる。その結果、用紙3上における各色トナー像の転写位置にずれが生じることを防止でき、用紙3上に高品質なカラー画像を形成することができる。
図6は、正規範囲決定処理を説明するためのフローチャートである。
この正規範囲決定処理は、CPU71によって、たとえば、このカラーレーザプリンタ1への電源投入後、搬送ベルト49が初めて駆動された時に実行される。また、この正規範囲決定処理では、速度計算部74によって算出される速度Vに基づいて、正規範囲下限値VLおよび正規範囲上限値VUがそれぞれ決定される。
具体的には、まず、速度計算部74によって速度Vが算出されると、その速度Vが、予め定められた仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲内に含まれるか否かが判断される(S11)。すなわち、速度計算部74によって算出された速度Vが、仮下限値Vllよりも大きく、かつ、仮上限値Vulよりも小さいか否かが判断される。
速度Vが仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲内に含まれない場合(S11:NO)、すなわち、反射型センサ70の発光素子68からの光がパターン部材67の継ぎ目の部分などに照射され、これによる異常値が算出された場合には、次のステップには進まず、速度計算部74によって速度Vが新たに算出されると、その算出された速度Vが、仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲内に含まれるか否かが再び判断される。
仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲内に含まれる速度Vが算出されると(S11:YES)、その速度Vのデータがバッファメモリ(図示せず)に一時的に保存される(S12)。その後は、仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲を逸脱した速度Vが算出されるまで、すなわち、反射型センサ70の発光素子68からの光がパターン部材67の継ぎ目の部分などに再び照射され、これによる異常値が再び算出されるまで、速度計算部74によって算出される速度Vが次々とバッファメモリに保存されていく。
そして、仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲を逸脱した速度Vが算出されると(S13:NO)、それまでにバッファメモリに保存された速度Vの最大値と最小値とが求められる。そして、最大値から最小値が減算され、この減算により得られる値を2で除算して得られる値と目標速度Vtとの加算値が、正規範囲上限値VUに決定され、その2で除算して得られる値を目標速度Vtから減算して得られる値が、正規範囲下限値VLに決定される(S14)。
このように、速度計算部74によって算出される速度Vに基づいて、正規範囲下限値VLおよび正規範囲上限値VUがそれぞれ決定されるので、それらによって規定される正規範囲を、カラーレーザプリンタ1の特性に応じた範囲とすることができる。そのため、カラーレーザプリンタ1の個体差にかかわらず、速度計算部74によって算出された速度Vをフィードバック量Vfとするか、目標速度Vtをフィードバック量Vfとするかを正しく選択することができる。そのため、精度の高いフィードバック制御を達成することができ、搬送ベルト49をより安定して駆動することができる。
図7は、目標速度Vtを設定するための構成を示すブロック図である。
このカラーレーザプリンタ1は、ASIC64(速度制御系)による搬送ベルト49の速度制御に用いられる目標速度Vtを設定するために、予め定められた基本目標速度と搬送ベルト49の速度(ASIC64に備えられる速度計算部74によって算出される速度V)との偏差の累積値を、位置ずれ量として計算する位置ずれ量計算手段としての位置ずれ量計算部82と、基本目標速度と位置ずれ量計算部82によって計算される位置ずれ量に所定の比例制御ゲインKpを乗じた値との偏差を、目標速度Vtとして設定する位置ずれ補償手段としての位置ずれ量補償(制御)部83とを備えている。
より具体的には、位置ずれ量計算部82は、図8に示すように、基本目標速度と速度計算部74によって算出される速度Vとの偏差を演算する偏差演算部84と、この偏差演算部によって演算される偏差の累積値(和)を演算する累積演算部85とを備えており、この累積演算部85によって演算される累積値が位置ずれ量とする。
また、位置ずれ量補償部83は、図9に示すように、位置ずれ量計算部82によって計算される位置ずれ量に所定の比例制御ゲインKpを乗じる乗算部86と、この乗算部86によって得られる乗算値と基本目標速度との偏差を演算する偏差演算部87とを備えており、この偏差演算部87によって演算される偏差を目標速度Vtとする。
基本目標速度と搬送ベルト49の速度との偏差が累積されると、それに応じて、搬送ベルト49の正規の回転位置に対する実際の回転位置のずれ量が大きくなるが、その偏差の累積値に基づいて目標速度Vtが設定されることによって、偏差の累積を防止することができ、搬送ベルト49の回転位置の位置ずれを補償することができる。そのため、搬送ベルト49による用紙3の一層安定した搬送を達成することができる。
図10は、搬送ベルト49上への給紙制御のための制御系を示すブロック図である。この図10において、図3に示す各部に対応する部分については、図3の場合と同一の参照符号を付している。
この図10に示す制御系は、ASIC64に組み込まれており、速度計算部74によって正規範囲を逸脱する速度Vが周期的に算出される場合に、その周期Tを検出する周期検出手段としての周期検出部78と、正規範囲を逸脱した速度Vが算出されてからの経過時間tを計測するための経過時間計測手段としてのタイマ79と、周期検出部78によって検出される周期Tとタイマ79によって計測される経過時間tとに基づいて、レジストローラ11への駆動力の伝達および遮断を切り替えるためのレジストクラッチ80を制御する供給制御手段としての給紙制御部81とを備えている。
周期検出部78は、たとえば、速度計算部74によって正規範囲を逸脱する速度Vが先に算出されてから、次に速度計算部74によって正規範囲を逸脱する速度Vが算出されるまでに、タイマ79によって計測される時間を、速度計算部74によって正規範囲を逸脱する速度Vが算出される周期Tとする。
給紙制御部81は、図11に示すように、レジストローラ11の回転開始から用紙3の先端が搬送ベルト49上に達するまでに要する時間をtfとし、搬送ベルト49が1枚の用紙3を搬送するのに要する時間(搬送ベルト49上に用紙3の先端が到達してから、その用紙3の後端が搬送ベルト49から離れるまでに要する時間)をtsとすると、周期検出部78によって検出された周期Tから、それらの時間tfおよび時間tsを減算し、さらに予め定める余裕時間tmを減算して得られる残り時間が、タイマ79によって計測されている経過時間tよりも長いか否かを判断する(S21)。
そして、残り時間が経過時間tよりも長ければ、直ちにレジストクラッチ80をオンにして、レジストローラ11による用紙3の給紙を開始させる(S22)。一方、残り時間が経過時間tよりも短ければ、その後、速度計算部74によって正規範囲を逸脱する速度Vが算出されるまで待機し、正規範囲を逸脱した速度Vが算出されると、レジストクラッチ80をオンにして、レジストローラ11による用紙3の給紙を開始させる(S22)。
速度計算部74によって算出される速度Vが正規範囲を逸脱している期間は、搬送ベルト49の速度が不安定になるような制御が行われるおそれがあるので、この実施形態のように、周期Tから時間tfおよび時間tsを減算し、さらに予め定める余裕時間tmを減算して得られる残り時間が、速度計算部74によって正規範囲を逸脱した速度Vが算出されてからの経過時間tよりも短い場合には、速度計算部74によって正規範囲を逸脱する速度Vが算出されるまで待機し、その後にレジストローラ11による用紙3の供給を開始することにより、次に速度計算部74によって正規範囲を逸脱した速度Vが算出されるまでに、搬送ベルト49による用紙3の搬送を完了させることができる。そのため、用紙3のより安定した高精度な搬送を達成することができる。
図12は、搬送ベルトの速度制御のための制御系の他の実施形態を示すブロック図である。この図10において、図3に示す各部に対応する部分については、図3の場合と同一の参照符号を付している。
この図12に示す制御系は、記憶手段および平均値算出手段としての速度平均計算部88を備えている。この速度平均計算部88は、速度計算部74によって正規範囲を逸脱した速度Vが算出されてから、次に速度計算部74によって正規範囲を逸脱した速度Vが算出されるまでの間に、速度計算部74によって算出される速度Vを記憶しておき、その記憶している複数の速度Vの平均速度Vmを計算する。すなわち、速度平均計算部88は、速度計算部74によって正規範囲を逸脱した速度Vが算出されてから、次に速度計算部74によって正規範囲を逸脱した速度Vが算出されるまでの期間を対象として、この期間内の正規範囲に含まれる速度Vのみを記憶しておき、これら正規範囲に含まれる速度Vを平均することによって、正規範囲を逸脱した速度Vの影響が排除された平均速度Vmを計算する。
そして、フィードバック量選択部75は、レジスタ群72に格納されている正規範囲上限値VUおよび正規範囲下限値VLを読み出して、速度計算部74により計算された搬送ベルト49の現在の速度Vと正規範囲上限値VUおよび正規範囲下限値VLとの大小をそれぞれ比較し、その比較結果に基づいて、搬送ベルト49の現在の速度Vおよび速度平均計算部88によって計算される平均速度Vmの一方をフィードバック量Vfとして選択する。
図13は、図12に示された制御系による搬送ベルト49の速度制御のシーケンスを示すフローチャートである。
搬送ベルト49の周回移動時、つまりモータ62の駆動時には、この図12に示すシーケンスが繰り返し行われる。
エンコーダエッジ検出部73によって、エンコーダ61の出力信号のエッジ(ハイレベルからローレベルへの切り替わり)が検出されると、速度計算部74によって、搬送ベルト49の速度Vが算出される(S31)。また、その算出された速度Vが速度平均計算部88に記憶される(S31)。
次いで、速度平均計算部88によって、平均速度Vmが計算される(S32)。
その後、フィードバック量選択部75によって、速度Vが、正規範囲上限値VUおよび正規範囲下限値VLによって規定される正規範囲内に含まれるか否かが判断される(S33)。
速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲内に含まれる場合には(S33:YES)、その速度Vがフィードバック量Vfに設定される(S34)。そして、速度フィードバック制御演算部76によって、そのフィードバック量Vf=Vと目標速度Vtとの偏差Veが計算され(S36)、その偏差Veに応じた操作量Uが演算される(S37)。
一方、速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲を逸脱している場合には(S33:NO)、速度Vではなく、速度平均計算部88によって計算された平均速度Vmがフィードバック量Vfに設定される(S35)。そして、速度フィードバック制御演算部76によって、そのフィードバック量Vf=Vtと目標速度Vtとの偏差Veが計算され(S36)、その偏差Veに応じた操作量Uが演算される(S37)。
こうして操作量Uが演算されると、PWM生成部77によって、その操作量Uに応じたPWM制御信号が生成され(S38)、これがモータドライバ63に与えられることにより、操作量Uに応じた駆動電力がモータドライバ63からモータ62に供給される。
速度平均計算部88によって計算される平均速度Vmは、速度計算部74によって算出される速度Vの瞬間的な変動が排除された値となり、目標速度Vtにほぼ等しい値となるので、速度計算部74によって算出された速度Vが正規範囲を逸脱している場合に、平均速度Vmがフィードバック量Vfとされて、そのフィードバック量Vf=Vtと目標速度Vtとの偏差Veに応じた操作量Uが演算され、この操作量Uに応じた駆動電力がモータ62に供給されることによって、搬送ベルト49の速度が目標速度Vtから大きくずれることを防止することができる。そのため、この実施形態の制御系によっても、パターン部材67が継ぎ目を有していたり、複数のマーク66上に跨ってトナーが付着していたりする場合にも、搬送ベルト49の速度むらを生じることなく、搬送ベルト49を安定して駆動することができる。その結果、用紙3上における各色トナー像の転写位置にずれが生じることを防止でき、用紙3上に高品質なカラー画像を形成することができる。
また、速度平均計算部88には、速度計算部74によって過去に計測された複数の速度Vが記憶されているので、速度平均計算部88によって、平均速度Vmを確実かつ容易に算出することができる。
また、平均速度Vmの算出対象となる期間が、速度計算部74によって正規範囲を逸脱した速度Vが計測されてから、次に正規範囲を逸脱した速度Vが計測されるまでの間とされるので、正規範囲内の複数の速度Vの平均速度Vmを確実に求めることができる。そのため、複数の速度Vの平均速度Vmを確実に正規範囲内の値とすることができ、その平均速度Vmに基づくフィードバック制御によって、搬送ベルト49をより安定して駆動することができる。
図14は、図3に示された制御系による搬送ベルト49の速度制御の他の実施形態を示すフローチャートである。
搬送ベルト49の周回移動時、つまりモータ62の駆動時には、この図14に示すシーケンスが繰り返し行われる。
エンコーダエッジ検出部73によって、エンコーダ61の出力信号のエッジ(ハイレベルからローレベルへの切り替わり)が検出されると、速度計算部74によって、搬送ベルト49の速度Vが算出される(S41)。
次いで、フィードバック量選択部75によって、速度計算部74によって前回に算出された速度Vに対する速度変化率R(速度Vの微分値)が計算され(S42)、その速度変化率Rの絶対値が予め定める閾値Rtよりも小さいか否かが判断される(S43)。
閾値Rtは、たとえば、搬送ベルト49の周回移動時において、発光素子68からの光がパターン部材67に照射されているときに、速度計算部74によって正常に算出される速度Vの変化率の絶対値の最大値に設定されている。したがって、速度変化率Rの絶対値が閾値Rtよりも小さければ、そのとき速度計算部74によって算出された速度Vは、搬送ベルト49の実際の速度とほぼ一致していると判断することができる。一方、速度変化率Rの絶対値が閾値Rt以上であれば、そのとき速度計算部74によって算出された速度Vは、搬送ベルト49の実際の速度を正しく算出した値ではないと判断することができる。たとえば、発光素子68からの光がパターン部材67の継ぎ目に照射されている期間や、発光素子68からの光が複数のマーク66上に跨って付着したトナーに照射されている期間は、エンコーダ61の出力信号のエッジが一定時間以上検出されないために、速度計算部74によって速度Vが誤って算出され、その結果、速度変化率Rが閾値Rt以上となる。
そこで、速度変化率Rが閾値Rtよりも小さければ(S43:YES)、そのとき速度計算部74によって算出された速度Vがフィードバック量Vfに設定される(S44)。そして、速度フィードバック制御演算部76によって、そのフィードバック量Vf=Vと目標速度Vtとの偏差Veが計算され(S46)、その偏差Veに応じた操作量Uが演算される(S47)。
一方、速度変化率Rが閾値Rt以上であれば(S43:NO)、そのとき速度計算部74によって算出された速度Vではなく、目標速度Vtがフィードバック量Vfに設定される(S45)。そして、速度フィードバック制御演算部76によって、そのフィードバック量Vf=Vtと目標速度Vtとの偏差Veが計算され(S46)、その偏差Ve=0に応じた操作量Uが演算される(S47)。
こうして操作量Uが演算されると、PWM生成部77によって、その操作量Uに応じたPWM制御信号が生成され(S48)、これがモータドライバ63に与えられることにより、操作量Uに応じた駆動電力がモータドライバ63からモータ62に供給される。
この図14のシーケンスによっても、図3のシーケンスの場合と同様な効果を奏することができる。
なお、以上の説明では、速度計算部74によって搬送ベルト49の速度が算出され、これに基づいてフィードバック制御が行われる構成を例示したが、たとえば、速度計算部74を省略して、エンコーダ61の出力信号のエッジが先に検出されてから、次にエンコーダ61の出力信号のエッジが検出されるまでの間隔(出力間隔)を計測し、この出力間隔が所定の正規範囲内であれば、その計測した出力間隔をフィードバック量として選択し、出力間隔が正規範囲を逸脱していれば、エンコーダ61からの信号の出力間隔の目標値である目標間隔または出力間隔の平均値をフィードバック量として選択して、目標間隔とフィードバック量との偏差に基づいて操作量Uを演算する構成としてもよい。エンコーダ61からの信号の出力間隔は搬送ベルト49の速度と対応するものであるから、この構成は、上述した実施形態の構成と実質的に同じであり、上述したような効果を奏することができる。
また、各感光ドラム16から、直接、用紙3に転写するタンデム方式のカラーレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、各色毎のトナー像を、各感光体から一旦中間転写ベルトに転写し、その後、用紙に一括転写する中間転写タイプのカラーレーザプリンタとして構成することもでき、この場合、本発明の回転体は、中間転写ベルトであってもよい。また、モノクロのレーザプリンタとして構成することもできる。
さらに、搬送ベルト49の表面には、搬送ベルト49の幅方向一端部に沿って、複数本のパターン部材67が並べて配置されてもよい。この場合、各パターン部材67は重なり合わず、各パターン部材67の間に微小な間隔が形成されてもよい。
また、図6に示す正規範囲決定処理において、ステップS14に示す正規範囲の決定手法に代えて、仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲を逸脱した速度Vが算出されてから、次にそのような範囲を逸脱した速度Vが算出されるまでの期間において、バッファメモリに一時的に保存された速度Vのデータ(仮下限値Vllおよび仮上限値Vulによって規定される範囲内に含まれる速度Vのデータ)の最大値および最小値によって規定される範囲を誤差範囲とし、この誤差範囲を包含する適当な範囲を正規範囲としてもよい。このように誤差範囲よりも広い範囲を正規範囲とすることによって、速度計算部74によって算出された現在の速度Vをフィードバック量Vfとするか、目標速度Vtまたは平均速度Vmをフィードバック量Vfとするかをより正しく選択することができる。そのため、より精度の高いフィードバック制御を達成することができ、搬送ベルト49をより一層安定して周回移動させることができる。
また、そのようにして求めた誤差範囲に所定の係数を乗じて得られる範囲を正規範囲としてもよい。この場合、正規範囲を、誤差範囲よりも広い範囲に確実に設定することができる。
誤差範囲は、カラーレーザプリンタ1の使用環境(気温、湿度、気圧など)や劣化度合いに応じて変化すると考えられるので、これら様々な条件下で実験を行って、各条件下で誤差範囲を求め、その求めた誤差範囲の中の最も大きな誤差範囲(最大誤差範囲)に基づいて、誤差範囲に乗じるべき係数を決定することが好ましい。
本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示されたスキャナユニットの構成を説明するための側面図である。 図1に示された搬送ベルトの速度制御のための制御系を示すブロック図である。 図3に示されたエンコーダの構成を説明するための図である。 図3に示された搬送ベルトの速度制御のシーケンスを示すフローチャートである。 正規範囲決定処理を説明するためのフローチャートである。 目標速度を設定するための構成を示すブロック図である。 図7に示された位置ずれ量計算部の構成を示すブロック図である。 図7に示された位置ずれ補償部の構成を示すブロック図である。 図1に示された搬送ベルト上への給紙制御のための制御系を示すブロック図である。 図10に示された給紙制御部によって実行される制御のシーケンスを示すフローチャートである。 搬送ベルトの速度制御のための制御系の他の実施形態(平均速度が用いられる態様)を示すブロック図である。 図12に示された制御系による搬送ベルトの速度制御のシーケンスを示すフローチャートである。 図3に示された制御系による搬送ベルトの速度制御の他の実施形態(速度変化率に基づいてフィードバック量が決定される態様)を示すフローチャートである。 センサの出力信号の間隔の変化を示すグラフである。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
3 用紙
11 レジストローラ
12 プロセス部
49 搬送ベルト
66 マーク
70 反射型センサ
74 速度計算部
75 フィードバック量選択部
76 速度フィードバック制御演算部
78 周期検出部
79 タイマ
81 給紙制御部
82 位置ずれ量計算部
83 位置ずれ量補償部
88 速度平均計算部

Claims (12)

  1. 互いに間隔を隔てて設けられた複数のマークと一体的に回転する回転体と、
    各前記マークを検出する度にパルスを出力するセンサと、
    前記センサからのパルスの出力間隔である実測間隔を計測する実測間隔計測手段と、
    前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が所定の正規範囲内である場合には、その現在の実測間隔をフィードバック量として選択し、前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が前記正規範囲を逸脱している場合には、その現在の実測間隔に代えて、前記実測間隔計測手段によって過去に計測された複数の実測間隔の平均値をフィードバック量として選択する選択手段と、
    前記センサからのパルスの出力間隔の目標値である目標間隔と前記選択手段によって選択されたフィードバック量とを比較して、目標間隔とフィードバック量との偏差が零となるように、前記回転体の回転をフィードバック制御する制御手段とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 過去の所定期間に、前記実測間隔計測手段によって計測された実測間隔を複数記憶しておくための記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数の実測間隔の平均値を算出する平均値算出手段とを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の実測間隔の平均値は、前記実測間隔計測手段によって過去に計測された前記正規範囲内の複数の実測間隔の平均値であることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の実測間隔の平均値は、前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてから、次に前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されるまでの間において、前記実測間隔計測手段によって計測された複数の実測間隔の平均値であることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 互いに間隔を隔てて設けられた複数のマークと一体的に回転する回転体と、
    各前記マークを検出する度にパルスを出力するセンサと、
    前記センサからのパルスの出力間隔である実測間隔を計測する実測間隔計測手段と、
    前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が所定の正規範囲内である場合には、その現在の実測間隔をフィードバック量として選択し、前記実測間隔計測手段によって計測された現在の実測間隔が前記正規範囲を逸脱している場合には、その現在の実測間隔に代えて、前記センサからのパルスの出力間隔の目標値である目標間隔をフィードバック量として選択する選択手段と、
    目標間隔と前記選択手段によって選択されたフィードバック量とを比較して、目標間隔とフィードバック量との偏差が零となるように、前記回転体の回転をフィードバック制御する制御手段とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  6. 前記正規範囲は、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔に基づいて設定されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記正規範囲は、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔の誤差範囲よりも広い範囲に設定されていることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記正規範囲は、前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔の誤差範囲に所定の係数を乗じて得られる範囲であることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記回転体は、記録媒体を搬送するものであり、
    前記回転体に向けて記録媒体を供給する供給手段と、
    前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔が周期的に前記正規範囲を逸脱する場合に、前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてから、次に前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されるまでの間に、前記回転体による記録媒体の搬送が完了するように、前記供給手段による記録媒体の供給開始タイミングを制御する供給制御手段とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔が周期的に前記正規範囲を逸脱する場合に、その周期を検出する周期検出手段と、
    前記実測間隔計測手段によって前記正規範囲を逸脱した実測間隔が計測されてからの経過時間を計測する経過時間計測手段とを備え、
    前記供給制御手段は、前記周期検出手段によって検出される周期から、前記供給手段による記録媒体の供給開始から前記回転体による記録媒体の搬送完了までに要する時間を減じて得られる残り時間が、前記経過時間計測手段によって計測されている経過時間よりも長ければ、前記供給手段による記録媒体の供給を開始させることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 予め定められた基本目標間隔と前記実測間隔計測手段によって計測される実測間隔との偏差の累積値を、位置ずれ量として計算する位置ずれ量計算手段と、
    前記基本目標間隔と前記位置ずれ量計算手段によって計算される位置ずれ量に所定の比例制御ゲインを乗じた値との偏差を、前記目標間隔として設定する位置ずれ補償手段とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記回転体は、記録媒体を搬送する搬送ベルトであり、
    前記搬送ベルトによる記録媒体の搬送方向に沿って並べて配置され、記録媒体に対して画像を形成するための複数の画像形成手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
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