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JP2009178235A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】非通液性シートの両面に吸収体を保持することにより、表裏両面から尿を吸収でき、且つ吸収した尿は反対面に抜けることなく吸収保持でき、着用者の体型、使用症状に応じて使用でき、スキントラブルを防ぐことが可能となる吸収性物品を提供するものである。さらに、折り曲げ変形可能である吸収性物品を提供する。
【解決手段】非通液性シート3と、非通液性シート3の両面に配置される吸収体5とを備え、体液又は排泄物吸収用として用いられる吸収性物品1であって、吸収体5は、着用者の体液又は排泄物を吸収可能に構成されてなり、非通液性シート3は、吸収された体液又は排泄物が一方又は他方の吸収体5へ透過することを防ぐいわば防漏シートとして構成される吸収性物品1。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に関するものである。
従来、乳幼児用、或いは高齢者・障害者等の成人用の吸収性物品として、表面シートと、裏面シートと、両シートの間の一部に介装された吸収体とを備えた尿パッドや水様便用のパッドが知られている。
上記した尿パッド等は、表面シートとして通液性シートが着用者の肌側に配置され、また、裏面シートとして非通液性シートが着用者の肌と反対側になるように配置され、さらに、その両方のシートの間に挟まれるように吸収体が配置され、概ね構成されているのが一般的である。このような構成を有する従来の吸収性物品では、前述の通液性シート側から体液、或いは尿、水様便等の排泄物を通過させ、吸収体で吸収保持させるとともに、防漏性に優れた非通過液性シートによって、排泄物の外部への漏洩を防止させるというものである。
しかしながら、このような従来の吸収性物品では、着用者の体の大きさ、麻痺の場所・程度、拘縮の有無等一人一人の着用状態に応じたものではなく、排泄物の漏洩防止、或いは、スキントラブルの防止等の点で、十分な対応がなされておらず、問題となっていた。
すなわち、着用者は、体の大きさ、麻痺の場所・程度、拘縮の有無等一人一人状態が異なるので、従来の吸収性物品のような画一的な商品では、排泄物等の漏れを防止するのは困難であり、例えば、細くなった足と隙間を尿が体を伝わって漏れたり、いつも同じ横向きに寝るために同じ場所から漏れたりする場合等、個々(一人一人)の着用者に生じ得る使用環境(症状)等に十分な対応ができなかった。
ところで、従来の吸収性物品の一つとして、着用者の体に合わせて、例えば、折ったり、丸めたり、挟んだりしても使用できる補助吸収体がある。この補助吸収体では、その表裏の両方が通液性シートで構成されているため、折ったり、丸めたり、挟んだりしても、表裏どちらでも尿や水様便等の排泄物を吸収できるというものである。
しかしながら、この補助吸収体では、一旦吸収した尿や便等の排泄物が肌当接面と反対側の面から抜けてしまうため、単独で使用できず、必ず別の尿パッド、或いは、テープ型おむつと併用することが必要となる。したがって、排泄後のおむつ交換の際には、補助吸収体だけでなく、アウターの尿パッド、或いは、テープ型おむつの両方を交換することが必要となるため、不経済であり、また着用者又は介護者の交換の手間が増えたり、廃棄されるゴミの量が増える等により、使い勝手が悪いものとなっている。
このような問題に対して下記の特許文献1がある。
特許文献1では、トップシートと、吸収体及び非透液性のバックシートが積層されている使い捨て補助パッドが開示されており、前述のバックシートの外表面には、繊維群に着脱自在に接合する面ファスナが設けられ、着用者の尿が排出されてくる部位の近傍に、前述の補助パッドを面ファスナによって、おむつに取り付けることにより、排尿時に尿を吸収するものである。
ここで、一人一人の着用者に生じ得る隙間は着用者の肌とおむつとの間に、一律的に平面的に生じるものではなく、着用者の体型や使用環境(状況)に応じて、個々に複雑に(さらに言えば立体的に)生じるものであり、その上、そのような隙間から生じ得る排泄物の漏洩も複雑に生じるものである。したがって、この特許文献1の補助パッドのようにトップシートとバックシートとの間に配置される吸収体の構成ではトップシート側の片面側からしか吸収できないので、個々に複雑に生じ得る隙間から発生する排泄物の漏洩を防止することができない。とりわけ、特許文献1の補助パッドのおむつへの取りつけ方法は、ファスナを用いてされることからも、該補助パッドは基本的にアウターに平面的に積層させて使うことを考えており、折り曲げ又は変形させて取り付けるという技術的思想も顕れておらず、このような構成からなる補助パッドでは、前述のような問題に対して十分な解決策とはならない。
このように、現在のところ、非通液性シートの両面に吸収体を保持することにより、表裏両面から尿を吸収でき、且つ吸収した尿を反対面に抜けることなく吸収保持でき、着用者の体型、使用症状に応じて折り曲げたり変形させて使用できることにより、漏れを防ぐことが可能となる吸収性物品は開示されておらず、そのような吸収性物品が切望されている。
特開平9−276312号公報
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、非通液性シートの両面に吸収体を保持することにより、表裏両面から尿を吸収でき、且つ吸収した尿は反対面に抜けることなく吸収保持でき、着用者の体型、使用症状に応じて使用でき、スキントラブルを防ぐことが可能となる吸収性物品を提供するものである。さらに、折り曲げ変形可能である吸収性物品を提供するものである。
本発明者らは、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、非通液性シートと、前記非通液性シートの両面に配置される吸収体とを備え、体液又は排泄物吸収用として用いられる吸収性物品を考案した。そのために、前記吸収体は、装着者の体液又は排泄物を吸収可能に構成し、前記非通液性シートは、吸収された体液又は排泄物が他方の吸収体へ透過することを防ぐいわば防漏シートとして構成し、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の吸収性物品が提供される。
[1] 体液又は排泄物吸収用として用いられる吸収性物品であって、非通液性シートと、前記非通液性シートの両面に配置される吸収体とを少なくとも備え、前記吸収体は、装着者の体液又は排泄物を吸収可能に構成されてなり、前記非通液性シートは、吸収された体液又は排泄物が他方の吸収体へ透過することを防ぐいわば防漏シートとして構成される吸収性物品。
[2] 前記吸収体は、前記非通液性シートの一方の面に配置される第1吸収体と、前記非通液性シートの他方の面に配置される第2吸収体とから構成されてなり、前記第1吸収体と前記第2吸収体との吸収性能が異なる[1]に記載の吸収性物品。
[3] 前記非通液性シートが透湿性である[1]又は[2]に記載の吸収性物品。
[4] 前記吸収体が通液性シートによって被覆されている[1]〜[3]のいずれかに記載の吸収性物品。
[5] 前記吸収性物品が、折り曲げ又は変形可能に形成されている[1]〜[4]のいずれかに記載の吸収性物品。
[6] 前記吸収性物品が、蛇腹状に折り曲げ又は変形可能に形成されている[1]〜[5]のいずれかに記載の吸収性物品。
[7] 前記吸収体全体が凹凸形状になるように形成されている[1]〜[6]のいずれかに記載の吸収性物品。
[8] 前記凹凸形状が、前記吸収体を複数個配置して形成されている[7]のいずれかに記載の吸収性物品。
本発明の吸収性物品は、非通液性シートの両面に吸収体を保持することにより、表裏両面から尿又は水様便を吸収でき、且つ吸収した尿又は水様便は反対面に透過させることなく(抜けることなく)吸収体に吸収保持でき、折ったり曲げたりして使用することができるので、着用者の体型、使用状況(症状)に応じて効果的に漏れを防ぐことが可能となるものである。
以下、本発明の吸収性物品を実施するための最良の形態について具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える吸収性物品を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]本発明の吸収性物品の構成:
本発明の吸収性物品は、図1、2に示されるように、体液又は排泄物吸収用として用いられる吸収性物品1である。非通液性シート3と、前記非通液性シート3の両面に配置される吸収体5とを少なくとも備えている。前記吸収体5は、装着者の体液又は排泄物を吸収可能に構成されてなり、前記非通液性シート3は、吸収された体液又は排泄物が他方の吸収体5へ透過することを防ぐいわば防漏シートとして構成される。
[1−1]吸収体:
本実施形態における吸収体は、装着者(着用者)の体液又は尿等の排泄物を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
吸収体は非通液性シートの両面に配置される。すなわち、図1、2に示されるように、非通液性シート3の上面3a(表側)と、非通液性シート3の下面3b(裏側)の両方に配置される。吸収体を、このように非通液性シートの両面に配置するのは、表裏両面から尿又は水様便を吸収できるようにして、着用者の体型、使用状況(症状)に応じて使用できるようにしたためである。前述の通り、利用者(着用者)は、体の大きさ、麻痺の場所・程度、拘縮の有無等一人一人症状・状態が異なり、また、その日の体調によっても状態は異なるので画一的な商品では、体液、尿又は便等の排泄物等の漏れを防止するのは困難である。たとえば、片足が麻痺のために左右で足の太さが異なり細くなった側の足との隙間を尿が体を伝わって漏れたり、いつも同じ側を下にして横向きに寝たりするために、同じ場所から漏れたりすることがある。このような場合に、従来のような画一的な吸収性物品では、着用者の体型、使用状況(症状)に応じてでき得る画一的でない隙間等や使用状況に対応できなかった。しかし、本実施形態の吸収性物品では、吸収体が非通性シートを間に介しながら、表側と裏側に配置されることにより、着用者の体型、使用状況(症状)に応じてでき得る画一的でない隙間、使用したい環境・状況に広く対応できるため、本願の効果を奏することができる。
ここで、「非通液性シートの上面(表側)と、非通液性シートの下面(裏側)の両方に配置される」吸収体には、(1)1層からなる吸収体が非通液性シートの両面にそれぞれ配置されるものに限らず、(2)複数の層からなる1つの吸収体がそれぞれに配置されるもの、(3)単層からなる吸収体が表側(或いは裏側)に配置され、複層からなる吸収体が裏側(或いは表側)に配置されるものの他、(4)一体的に形成された1つの吸収体がそれぞれに配置されるもの、さらに、(5)複数の吸収体が、上面(表側)及び下面(裏側)に配置されるもの等広く含まれる。
また、上面(表側)或いは、下面(裏側)とするのは、説明の便宜を図るものであり、本実施形態の吸収性物品の使用方法を限定するものではない。例えば、図2に示される吸収性物品1は、この図2を基準にみれば、非通液性シート3の上面3a側が上面に位置するが、使用状況等に応じて、非通液性シート3の上面3aが下面、非通液性シート3の下面3b側が上面になるように使用されてもよい。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸収性ポリマー(Super Absorbent Polymer:以下「SAP」と記す)、親水性シート等、或いは、フラッフパルプに対して3〜60質量%の熱融着性物質等を挙げることができる。
フラッフパルプとしては、木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、親水性シートとしてはティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
フラッフパルプの原料としては、針葉樹の他に、広葉樹、わら、竹及びケナフ等を用いることができる。また、パルプの使用量は、目的とする吸収体により、例えば、単独で用いるか、複数積層して用いるか、他の吸収材を併用するかなどにより異なるが、一般的には、50〜400g/mである。
吸収体に使用できる高吸収性ポリマーとしては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のもの等が挙げられる。すなわち、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプンーアクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプンーメタクリル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物などが使用できるが、この中で自重の20倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最も適当である。
高吸収性ポリマーの配合量は、綿状パルプ量に対して10〜500質量%、好ましくは15〜300質量%であり、かかる量の高吸収性ポリマーが綿状パルプ中に実質的に均一に分布していると、高吸収性ポリマーが液体を吸収して膨潤したとき、その粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、連続的に接触して透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3次元方向に良好に透過、吸収することができる。
また、吸収体に使用できる熱融着性物質としては、フラッフパルプと混合することを考えると繊維状のものが好ましい。熱融着性物質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリビニリデン、アクリル樹脂、ナイロン樹脂等があげられる。又は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、低融点ポリエステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ましい。繊度は1〜5デニール程度が好ましく、繊維長は3〜30mmのものが綿状パルプと混合するのに好適であるが、特に制限を受けるものではない。
これらをフラッフパルプと混合し、一定の圧力で熱圧着することによって、熱融着性物質による骨格構造が形成され、湿潤時においてもフラッフパルプ層自体の強度を持つことが可能となる。熱圧着の方法は、熱プレスロール、熱風乾燥機、マイクロ波加熱機、赤外線ヒーター等により行うことができるが、特に制限されるものではなく、マット層に均一に熱が伝わり、熱融着性物質が融けて骨格構造を形成することが出来るものであれば良い。
前記フラッフパルプ等を圧縮して吸収体を製造する方法としては、周面が平滑なロールなどにより吸収体の密度がその全体にわたり実質的に均等になるように連続する面状を形成するような圧縮方法であるか、又は周面が凹凸状であるロールなどにより吸収体の密度が部分的に異なり、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様配列のエンボスが形成されるような圧縮方法であってもよい。エンボスの場合、圧縮部、非圧縮部は、連続、非連続のいずれであってもよい。
本実施形態の吸収体においては、市販のシート状吸収体を利用してもよい。例えば、エアレイド法で成形されたパルプマット中に、シート化されたSAPを組み込んだシート状吸収体(商品名:TDS不織布、王子キノクロス社製)、エアレイド法で成形されるパルプマットの中層にSAPを組み込んだシート状吸収体(商品名:B−SAP、王子キノクロス社製)、パルプマット中にSAP粒子を均一に分散させたシート状吸収体(商品名:ノバシン、レイオニア社製)、SAPを微細セルロース繊維と接着剤で不織布に固定した吸水性複合体(特許第3196933号公報参照)等を挙げることができる。
吸収体の形状としては、特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
また、吸収体は、後述の非通液性シートの一方の面に配置される第1吸収体と、前記非通液性シートの他方の面に配置される第2吸収体とから構成され、この第1吸収体と前記第2吸収体との吸収性能に差を設けていることが好ましい。ここで、吸収性能とは、吸収体が尿や水様便を吸収できる許容量、または吸収体が尿や水様便を吸収する速度あるいはその両方を言う。このように、配置される吸収体の吸収性能に差を設けることにより、主として用いる面側のみしっかりと吸収性を持たせながら、その面と反対側の面では、折り曲げて使用する際に主として用いる面側で吸収できなかった、体液や排泄物等を補完して吸収できるので好ましい。
吸収性能に差を設ける方法としては、吸収性材料の種類や配合比、配合量を変えること等が挙げられる。
さらに、第1吸収体の厚みは、第2吸収体よりも厚くなるように形成されることがより好ましい。吸収体の吸収性能に差を設ける方法として、前述のように、配置される吸収体の材質をそれぞれ別の材質から構成することも一つの方法である。しかし、吸収性材料の種類と配合が同じで、厚みの相違する吸収体をそれぞれ配置すれば、前述の方法に比べて、部品点数が増加せず、生産効率も落ちず、生産コストの上昇も避けられるため、より好ましい。すなわち、それぞれの吸収体の厚みを変えて吸収率を調整することにより、吸収性を確実に担保したい面側のみしっかりと吸収性を持たせながら、折り曲げて使用する時にその面と反対側の面において、前述の面側で吸収できなかった、体液や排泄物等を補完し吸収できるため、より好ましい。さらに、このように、第1吸収体と第2吸収体の厚みに差を設けることにより、全体として必要以上に厚手になり過ぎずに適度な厚みとして成形でき、使い勝手がよく使用感の優れた吸収性物品として構成することができるためより好ましい。例えば、図3に示される吸収性物品21における吸収体5c、5dのように、厚みに差をつけて配置されるものが挙げられる。
また、吸収体は、後述の通液性シートによって被覆されていることが好ましい。すなわち、吸収体が通液性シートによって包み込まれるように構成されると、吸収体の体液又は排泄物の吸収機能を損なわないまま、吸収体を非通液性シートの両面に保持できるため好ましい。たとえば、SAP等からなる吸収体では、通液性シートにより被覆することにより、吸収体からSAP等が漏洩することを防止できるという利点がある。具体的には、図2に示されるように、本実施形態では、吸収体は少なくとも、非通液性シートの上面と下面に配置されるが、その上面及び下面に配置される吸収体を包むように被覆されることが好ましい。
また、吸収体は、折り曲げ又は変形容易に形成されていることが好ましい。折り曲げ又は変形容易に形成されることにより、全体として吸収性物品が容易に折り曲げ又は変形可能となり、利用者の体形、症状に合わせて体に当てて(宛がって)使用できるため、好ましい。
さらに、吸収体は、蛇腹状に折り曲げ又は変形容易に形成されていることがより好ましい。吸収体が蛇腹状に折り曲げ又は変形容易に形成されることにより、利用者の体形、症状に合わせて体に当てて(宛がって)使用できるため、好ましい。
この吸収体を折り曲げ又は変形容易に形成する方法としては、吸収体の単位面積当り質量(いわゆる坪量)を所定の範囲にするのがよい。具体的には、表裏面合わせて50〜500g/mの範囲にあるのが好ましい。
また、吸収体を折り曲げ又は変形容易に形成する方法として、吸収体全体が凹凸形状になるように形成されていることが好ましい。具体的には、吸収体全体に複数の凹凸形状を設けたり、エンボス等により型を付けたりして構成されると、折り曲げ又は変形し易く、所望の領域に宛がうことができる。例えば、図4A、4Bに示される吸収性物品が挙げられる。ここで、図4Aは、本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す平面図であり、エンボスによる凹凸形状が付与された吸収体全体を備える吸収性物品を模式的に示した図であり、図4Bは、図4Aの平面図を、図4Aに示されるB−B’線に沿って切断した状態を模式的に示した断面図である。この図4A、4Bに示されるように、吸収体5eに複数の凹部6aを付与して、非通液性シート7の片面(上面)に配置するとともに、他方の吸収体5を平滑のシート状に形成して配置すると、非通液性シート7の上面に配置された、吸収体5eは折り曲げ又は変形容易になり、他方の吸収体5は適度な程度の腰を残すことができる。したがって、着用者の着用箇所に応じた折り曲げ又は変形が容易に行える。
なお、エンボスによる吸収体全体に凹凸形状を付与する場合には、比較的様々な形状を付与できるため、前述のような平面視格子形状(図4A)に限られるものではない。たとえば、図4Aに示されるB−B’線と直交する幅方向だけにエンボス処理を付与したもの、あるいは、図4Aに示されるB−B’線に平行な長さ方向にエンボス処理を付与したもの等の形状から、吸収体全体に凹凸形状を施してもよい。ただし、使用しやすい形状としては、前述のような、格子形状からなるものがより好ましい。
また、図4Bでは、非通液性シート7の上面に配置する吸収体にのみ複数の凹凸形状を設けているが、このようなものに限定されず、たとえば、非通液性シート7の下面に配置する吸収体に複数の凹凸形状を設けてもよいし、非通液性シート7の両面に配置する吸収体のそれぞれに複数の凹凸形状を設けてもよい。そのような構成を採用することにより着用者の使用状態、使用環境に応じた対応が可能となるからである。
また、吸収体を折り曲げ又は変形容易に形成する方法として、吸収体により形成される凹凸形状が、吸収体を複数個配置して形成されている吸収性物品も好ましい形態の一つである。例えば、図5A、5Bに示されるように、非通液性シート3の両面に複数個の吸収体5fを配置し、凹部6bを形成した吸収性物品が挙げられる。ここで、図5Aは、本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す平面図であり、吸収体全体を凹凸状に形成した状態を模式的に示した図であり、図5Bは、図5Aの平面図を、図5Aに示されるC−C’線に沿って切断した状態を模式的に示した断面図であって、図4A、4Bと別の形態を示したものである。この図5A、5Bに示されように、吸収体5fを非通液性シート3の両面に複数個配置すると、吸収体5fが配置されている箇所と、配置されていない箇所が並ぶことにより、凹6bが形成され、その凹6bに沿って、折り曲げ又は変形容易となる。したがって、着用者の着用箇所に応じた折り曲げ又は変形が容易に行え、着用者の使用状態、使用環境に応じた対応が可能となる。
なお、図5A、5Bでは、非通液性シート7の両面に吸収性体5fが配置されているが、この構成に限定されず、たとえば、非通液性シートの片面に吸収体5fを配置し、別の面には、図5Bで示される吸収体5を配置して形成してもよい。
[1−2]非通液性シート:
本発明の吸収性物品における非通液性シート3は、図1、2に示されるように、少なくとも2つの吸収体5の間に介在して配置される非通液性のシート状部材である。この非通液性シート3は、前述の吸収体5により、吸収された体液又は排泄物が、他方の吸収体へ透過することを防ぐいわば防漏シートとして構成されている。すなわち、非通液性シート3が前述の吸収体5の間に配置されることにより、例えば一方の面に配置された吸収体5a(5b)が体液又は排泄物を吸収した場合に、その吸収された体液又は排泄物が、他方に配置された吸収体5b(5a)に透過することを防ぐことができる。いわば防漏シートとしての役割を果たすのである。
なお、図1、2では、非通液性シート3が吸収性物品1の幅方向に形成されるサイドフラップ11bとエンドフラップ9に配置されるが、サイドフラップ11aには配置されていない。
また、前述のように非通液性シートが構成されることにより、本実施形態の吸収性物品とアウターとして尿パッド、或いは、テープ型おむつを併用して使用する場合には、これらのアウターとして尿パッド、或いは、テープ型おむつに体液や尿等の排泄物が染み出さない。したがって、これらのアウターの尿パッド、或いは、テープ型おむつを交換する必要がなくなるので、装着者又は介護者の交換に伴う負担を少なくすることができ、また経済的にも有利で有り、廃棄物の量も削減することができる。
非通液性シートとしては、液不透過性のプラスチックフィルムが用いられる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルクロライド、又はこれらと同様の材料や、ポリビニルアルコールをベースとするフィルム又はシートなどの材料から形成することができる。裏面シート材料は透明でも不透明でも良く、また裏面にエンボス加工を施したものであっても良い。さらに、前記液不透過性のプラスチックフィルムは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる不織布、織布、伸縮性不織布等を裏面シートの外側層となるように貼合せたものを用いることもできる。
また、非通液性シートは透湿性であることが好ましい。非通液性シートが透湿性材料から形成されると、体液や尿等の排泄物を遮断しながら、湿気を外部に放出できるので、スキントラブルを回避でき本発明の効果を奏すことができる。
[1−3]通液性シート:
本実施形態の吸収性物品には、通液性シートが、吸収体を被覆するように配置されることが好ましい。通液性シートが配置されて形成されることにより、肌触りよく心地よい使用感を与えることができるため好ましい。
通液性シート7としては、図2に示されるように、装着者の肌に接触する面側に配置されるシート状部材として構成され、前述の吸収体5の表面を被覆するように配置される。この通液性シートは、通常、不織布が使用される。特に、繊度が6デニール以下の短繊維からなる不織布が用いられることが多く、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル繊維の合成繊維製の不織布が好ましく使用される。また、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2成分以上の複合繊維からなる不織布を用いても良く、低融点ポリエステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン等の複合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限を受けるものではない。
また、通液性シートとしては、上記の短繊維不織布を少なくとも2枚積層したものを熱エンボス圧着処理して形成されているものも使用できる。この場合、各々の熱エンボス圧着部の面積は0.03〜16mmであることが好ましく、また、不織布の面積に占める熱エンボス圧着部の面積は6〜26%であることが好ましい。各熱エンボス圧着部の面積が0.03mm未満になると、積層不織布間の接着強度が弱くなり、16mmを超えて広くなると、圧着部が硬くなり着用感が劣るようになる。また、不織布の面積に占める熱エンボス圧着部の面積が6%未満になると、不織布間の接着強度が低下するし、26%を超えて広くなると、不織布間の強度は強くなるが、風合いが硬くなり、着用感が劣るようになる。
上記のような積層不織布の熱エンボス圧着処理は、凹凸を有するエンボスロールと、これと対を成す滑らかな面を有するスムースロールからなる加熱圧着ロール、あるいは、一対の凹凸を有するエンボスロールからなる加熱圧着ロールにより行なうことができる。
通液性シートは、積層した不織布の目付けが12〜50g/mであることが好ましく、15〜30g/mであることがより好ましい。目付けが12g/m未満になると表面シートの強度が弱くなり、さらに吸収体中に使用されているSAPが脱落し易くなる。一方、目付けが50g/mを超えて大きくなると、厚くなり過ぎるため、着用感が劣ると共に通液性が低下するので好ましくない。
通液性シートを形成する合成繊維製の不織布は、通常、疎水性であるため、少なくとも着用者の肌に接する層である最上層に親水化処理が施されていることが好ましい。親水化処理方法としては、不織布形成用の樹脂に親水性樹脂や親水化剤を混合あるいは共重合して親水化する方法、不織布を形成する際に墳出ガスにパルプ等の親水性微細繊維を含有し、極細繊維中に親水性繊維が混在した状態とし親水化する方法、あるいは、不織布形成後に親水化剤を付与あるいは共重合させて親水化する方法等が例示される。
また、表面シートに使用される不織布は、最上層と共に他の層も親水化処理を施すことも可能であるが、最上層のみに親水化処理を施して、他の層を疎水性の状態にすることにより、尿等の液体の透過性に優れると共に、一旦透過した液体の逆戻りを防止した表面シートを形成することができるため好ましい。
なお、親水性樹脂としては、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ等を練り込んだポリアルキレングリコールを共重合させたポリエチレンテレフタレート、親水性ポリエチレン等を用いることができ、また、親水化処理剤としては、ジアルキルスルホサクシネート系親水化剤等を用いることができる。
[1−4]本実施形態の吸収性物品のその他の構成:
本実施形態の吸収性物品は、折り曲げ又は変形可能に形成されていることが好ましい。このように形成されると、衣類または通常使用されるおむつと併用しやすいからである。前述の通り、おむつ等の利用者は、その体の大きさ、麻痺の場所・程度、拘縮の有無等一人一人の使用状態が異なり、画一的な商品では漏れを防止しづらい場合が多い。このような場合におむつ等にできる隙間も個人差があり、利用者の体にあわせて、また、その隙間等に応じて、折ったり、丸めたり、挟んだり等折り曲げ又は変形可能できることが好ましいからである。また、吸収性物品を単独で使用する場合にも、平滑状に使用される場合よりも、体の大きさ、麻痺の場所・程度、拘縮の有無等一人一人の使用状態に応じて、折ったり、丸めたり、挟んだり等折り曲げ又は変形可能である方が、漏れを防止でき、使い勝手がよくなるからである。
例えば、図6Aに示される吸収性物品31のように、蛇腹状に折り曲げて形成されているものであれば、図6Bのように、仰向け状態の着用者の股間に宛がい易く、しかも、股間近傍に生じやすい隙間からの漏れを確実に防止できる。したがって、本願の効果を奏することができる。
また、例えば、図7Aに示される吸収性物品41のように、その吸収性物品の中央で、反り返るように折り曲げ又は変形容易であると、図7Bに示されるように、側臥位の着用者の太ももの付け根から腰周り15へかけて生じ易い隙間に対しても、その着用者の体型、状態にあわせて適切且つ容易に吸収性物品を宛がうことができるため、本願の効果を奏することができる。
さらに、本実施形態の吸収性物品を折ったり、丸めたりした場合に、その折ったり、丸めたり等の折り曲げ又は変形状態が安定的に保たれることがより好ましい。おむつの隙間、或いは、おむつ等と併用せずに、単独で本吸収性物品を使用する場合に、隙間や、装着者の宛がいたい部位に収まるように、吸収性物品を折ったり、丸めたりできても、その形状が、元に戻ってしまうようでは、排泄物の吸収が十分にできない。また、たとえば、おむつの隙間や横伏せになった際の着用者の股間等に、折り曲げたり丸めたりした収性物品を置いた場合に、元に戻ろうとする復元力が大きい(強い)と、着用者の肌を圧迫するおそれもある。このような圧迫は、ただでさえ不快であるのに、床ずれ等により肌が弱くなっている者には、さらなるスキントラブルを引き起こすおそれもあるため、好ましくない。したがって折り曲げ又は変形状態が安定的に保たれることが好ましい。
また、本実施形態の吸収性物品が、おむつと併用して使用することに適していることも、好ましい形態の一つである。本実施形態の吸収性物品は、単独で本願の効果を奏することができるが、単独での使用のみに限らず、おむつと併用しても本願の効果を奏することができる。
例えば、図8Aに示される吸収性物品51を、図8Aに示されるおむつ100の矢印で示す箇所に宛がって、着用者の褥瘡部(じょくそうぶ)に接触しないように配置して併用すると、体液、尿又は便等がお尻側から漏れ出してきても、褥瘡部に体液、尿又は便等が触れないようにすることが出来るから好ましい。
ここで、褥瘡とは床ずれをいい、この褥瘡は仙骨部、かかと、おしりと背中の付け根等(図8Bでは領域X)、一般的には体重のかかる部位に出来やすく、したがって、そのような箇所に、体液、尿又は便等が触れることは大変非衛生的であるが、本実施形態の吸収性物品によれば、体液、尿又は便等が褥瘡部に接触することを回避することができる。
なお、前述では、併用するおむつの例として、テープ型おむつを例示して説明したが、このようなテープ型おむつとの併用に限られるものではなく、パンツ型おむつなど、公知のおむつを包含するものである。
[2]使用方法:
本実施形態の吸収性物品は、主として、(1)おむつなどと併用せずに、本実施形態のみを使用する場合、(2)おむつの中、すなわち、着用者が装着したおむつに生じる隙間に、吸収性物品を入れる場合がある。ただし、このような使用方法に限定されるものではない。
おむつなどと併用せずに、本実施形態のみを使用する場合には、着用の宛がいたい部位に、そのまま、或いは所望の形状に折り曲げ又は変形して使用する。たとえば、図6Bに示される仰臥位では、図6Aのように折り曲げ又は変形して使用し、図7Bに示される側臥位では、図7Aのように中央で反り返すように折り曲げ又は変形し使用し、図8Bに示されるように、おむつと併用する場合には、図8Aのように、着用者の褥瘡部(じょくそうぶ)に接触しないように配置して使用することができる。
[3]製造方法:
以下、本実施形態における吸収性物品の製造する方法の一例を説明する。
[3−1]吸収性物品の製造:
非通液性シートの両面に吸収体を配置し、更に、それぞれの吸収体の上面に、通液性シートを配置する。次いで、吸収体の周縁部を通液性シートとで挟み込むように接合することによって吸収性物品を得る。
例えば、図1、2に示されるように、一対のサイドフラップ11,11と一対のエンドフラップ9,9を有する吸収製物品1では、非通液性シート3の上下面の略中央に前記非通液性シート3より面積の小さい吸収体5a,5bを積層した後、それぞれの吸収体を覆うように前記非通液性シート3と長さが同じで、幅がやや広い通液性シート7a,7bを積層し、一対のサイドフラップ11,11及び一対のエンドフラップ9,9において、吸収体より延出した通液性シート7a、非通液性シート3、通液性シート7bの相対する面同士を接合することによって形成することができる。また、吸収体がよれたり、型崩れをしないようにするために、通液性シート7a、吸収体5a、通液性シート3、吸収体5b、通液性シート7bのそれぞれ相対する面全体を接合させて形成することが好ましい。尚、この非通液性シート3はサイドフラップ、或いはエンドフラップ部にまで延在していることが望ましいが、配置されていなくても良い。
なお、サイドフラップ、エンドフラップを接合させる方法については、特に制限はないが、例えば、ヒートシールをはじめとする熱や、超音波、ホットメルト等による従来公知の接合方法を好適に用いることができる。
本発明の使い捨ておむつは、乳幼児用、或いは介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の吸収性物品として好適に利用することができる。そして、本発明の吸収性物品は、表裏両面から尿を吸収でき、且つ吸収した尿は反対面に抜けることなく吸収保持でき、且つ折り曲げ変形して使用することが可能であるので、個々の着用者の体型、症状等に合わせることができる漏れ防止用の吸収性物品として特に好適に用いることができる。
本発明の吸収性物品の一の実施形態を示す平面図であり、模式的に示した図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態を示す平面図であり、図1に示されるA−A’線に沿って切断した状態を模式的に示した断面図である。 本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す平面図であり、異なる吸収体を配置した吸収性物品であって、図2と同様に吸収性物品の側方向へ切断した状態を模式的に示した断面図である。 本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す平面図であり、吸収体を凹凸状に形成した状態を模式的に示した図である。 図4Aの平面図を、図4Aに示されるB−B’線に沿って切断した状態を模式的に示した断面図である。 本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す平面図であり、吸収体を凹凸状に形成した状態を模式的に示した図である。 図5Aの平面図を、図5Aに示されるC−C’線に沿って切断した状態を模式的に示した断面図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態の一の使用方法を模式的に示した図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態の一の使用方法を模式的に示した図であって、図6Aに示される吸収性物品を、着用者に装着した状態を示した図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態の一の使用方法を模式的に示した図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態の一の使用方法を模式的に示した図であって、図7Aに示される吸収性物品を、着用者に装着した状態を示した図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態の一の使用方法を模式的に示した図であって、おむつと併用して使用する際に、おむつへの装着箇所の一例を示した図である。 本発明の吸収性物品の一の実施形態の一の使用方法を模式的に示した図であって、図8Aに示される吸収性物品を、図8Aに示されるおむつと併用して着用者に装着した状態を示した図である。
符号の説明
1,21,31,41,51,61,71:吸収性物品、3:非通液性シート、3a:上面、3b:下面、5,5a,5b,5c,5d,5e,5f:吸収体、6a,6b:(吸収体の)凹部、7,7a,7b:通液性シート、9:エンドフラップ、11,11a,11b:サイドフラップ、13:太もも付け根、15:腰周り、100:おむつ。

Claims (8)

  1. 体液又は排泄物吸収用として用いられる吸収性物品であって、
    非通液性シートと、前記非通液性シートの両面に配置される吸収体とを少なくとも備え、
    前記吸収体は、装着者の体液又は排泄物を吸収可能に構成されてなり、
    前記非通液性シートは、吸収された体液又は排泄物が他方の吸収体へ透過することを防ぐいわば防漏シートとして構成される吸収性物品。
  2. 前記吸収体は、前記非通液性シートの一方の面に配置される第1吸収体と、前記非通液性シートの他方の面に配置される第2吸収体とから構成されてなり、
    前記第1吸収体と前記第2吸収体との吸収性能が異なる請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記非通液性シートが透湿性である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体が通液性シートによって被覆されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収性物品が、折り曲げ又は変形可能に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収性物品が、蛇腹状に折り曲げ又は変形可能に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収体全体が凹凸形状になるように形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記凹凸形状が、前記吸収体を複数個配置して形成されている請求項7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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