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JP2009152586A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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JP2009152586A
JP2009152586A JP2008313246A JP2008313246A JP2009152586A JP 2009152586 A JP2009152586 A JP 2009152586A JP 2008313246 A JP2008313246 A JP 2008313246A JP 2008313246 A JP2008313246 A JP 2008313246A JP 2009152586 A JP2009152586 A JP 2009152586A
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Abstract

【課題】有機反射防止膜のエッチングの際にエッチングバリアとして用いられる感光膜パターンの歪み又は損失を防止することができる半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】被エッチング層上に有機反射防止膜を形成するステップと、該有機反射防止膜上に感光膜パターンを形成するステップと、硫黄が含有されたガスを用いて、前記有機反射防止膜をエッチングするステップとを含むことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体の製造技術に関し、特に、半導体装置における有機反射防止膜のエッチング方法に関する。
周知のように、パターン又はコンタクトなどを形成するためのマスク工程には感光膜が用られている。感光膜を用いるためには、感光膜をコーティングした後、露光及び現像によってパターニングを行わなければならないが、このとき、露光過程における反射を防止するために、感光膜の下に反射防止膜BARCを用いている。反射防止膜には、無機反射防止膜(inorganic BARC)と有機反射防止膜(organic BARC)とがある。
感光膜の下に有機反射防止膜を用いた場合、有機反射防止膜をエッチングするために、数種の混合ガスが用いられている。例えば、CF、CHF、及びOの混合ガス、Cl、HBr、及びNの混合ガス、又はHBr及びOの混合ガスの中から選択されるいずれか1つの混合ガスを用いている。
図1は、CF、CHF、及びOの混合ガスを用いて有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。
同図に示すように、感光膜パターンの中間に途切れが発生し、パターンが歪むLWR(Line Width Roughness)又はLER(Line Edge Roughness)などの問題が発生することが分かる。これは、フッ素(F)が感光膜パターンに浸透し、感光膜パターンの結合の弱化により砕け易く、ストレス(Stress)を誘発するためである。
上記のように、損傷した感光膜パターンを後続の工程でそのまま用いると、パターンの途切れの発生、線幅(critical dimension)の減少、及びパターン形状の屈曲の進行により、後続の工程において、不良の原因を提供する可能性がある。更に、このような問題は、デザインルールが狭くなるほどより深刻なものとなる。
図2は、HBr及びOの混合ガスを用いて有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。
同図に示すように、感光膜パターンの高さが、図1と比較しても急激に低くなっていることが分かる。このように、高さが低くなった感光膜パターンを後続の工程でそのまま用いると、エッチングマージンが不足し、パターンがなくなったり、コンタクトオープンの不良が発生するという問題がある。
図3は、Cl、HBr、及びNの混合ガスを用いて有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。
同図に示すように、感光膜パターンの高さが、図2に比べて高くなったが、感光膜パターンの高さが均一ではない。このような、感光膜パターンの高さの不均一は、後続のエッチングの際、パターンの途切れを発生させる。更に、前記混合ガスに用いられたClのため、感光膜パターン自体に屈曲が発生して、線幅の調節能力が下がるという問題がある。
本発明は、上記した従来の技術の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、有機反射防止膜のエッチングの際にエッチングバリアとして用いられる感光膜パターンの歪み又は損失を防止することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
そこで、上記の目的を達成するための本発明による半導体装置の製造方法は、 被エッチング層上に有機反射防止膜を形成するステップと、該有機反射防止膜上に感光膜パターンを形成するステップと、硫黄が含有されたガスを用いて、前記有機反射防止膜をエッチングするステップとを含むことを特徴とする。
特に、前記硫黄が含有されたガスが、COS(硫化カルボニル)であることを特徴とする。
また、前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、プラズマエッチングで行われ、誘導結合プラズマ装置で行われることを特徴とする。
また、前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、0℃〜100℃の範囲の温度で行われ、0.13Pa〜13.3Pa(1mTorr〜100mTorr)の範囲の圧力で行われることを特徴とする。
なお、前記被エッチング層が、絶縁膜又は導電膜であることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明による他の半導体装置の製造方法は、被エッチング層上に有機反射防止膜を形成するステップと、該有機反射防止膜上に感光膜パターンを形成するステップと、硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスを用いて、前記有機反射防止膜をエッチングするステップとを含むことを特徴とする。
特に、前記硫黄が含有されたガスが、COSであることを特徴とする。
また、前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、前記COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスを用いて行われることを特徴とする。
また、前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、前記混合ガスにHBr又はClを添加して行われることを特徴とする。
なお、前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、SOとOとの混合ガスを用いて行われることを特徴とする。
更に、前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、プラズマエッチングによって行われ、誘導結合プラズマ装置で行われることを特徴とする。
また、前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、0℃〜100℃の範囲の温度で行われ、0.13Pa〜13.3Pa(1mTorr〜100mTorr)の範囲の圧力で行われることを特徴とする。
なお、前記被エッチング層が、絶縁膜又は導電膜であることを特徴とする。
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有した者が、本発明の技術的思想を容易に実施できる程度に詳細に説明するために、本発明の最も好ましい実施形態を添付した図面を参照して説明する。
本発明は、有機反射防止膜のエッチングの際の感光膜パターンの歪み又は損失を防止するためのものであって、このために、硫黄が含有されたガス(硫黄含有ガス)又は硫黄含有ガスが混合された混合ガスを用いて有機反射防止膜のエッチングを行うものであり、これについては、図4A及び図4Bにおいて詳しく説明する。
図4A及び図4Bは、本発明の実施形態に係る有機反射防止膜のエッチング方法を説明するための断面図である。
図4Aに示すように、被エッチング層11上に有機反射防止膜12(organic bottom anti reflection coating layer)を形成する。被エッチング層11は、絶縁膜又は導電膜でありうる。また、被エッチング層11は、シリコン基板でありうる。有機反射防止膜12は、後続の感光膜の露光工程時における反射を防止するためのものである。
次いで、有機反射防止膜12上に感光膜パターン13(photo resist pattern)を形成する。感光膜パターン13は、有機反射防止膜12上に感光膜をコーティングし、露光及び現像によってパターニングして形成することができる。
図4Bに示すように、硫黄が含有されたガス又は硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスを用いて、感光膜パターン13をエッチングバリアとして、有機反射防止膜12(図4A参照)をエッチングする。このとき、硫黄が含有されたガスは、COS又はSOでありうる。エッチングバリアとは、例えば、エッチングしようとする層に対して高いエッチング選択比を有する層である。
SOの場合、SOの硫黄(S)成分とカーボン系の感光膜パターン13とが反応して、感光膜パターン13の表面にC=O=S結合又はS=C=S結合が形成される。この場合、感光膜パターン13とSOとの反応があってこそ、COS又はSCSの結合が発生するため、多量のガスを必要とする。
COSの場合、SOのような反応が必要ないため、少量だけ添加しても同じ効果を得ることができる。したがって、硫黄が含有されたガスとしては、COSを用いることが好ましい。
硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスは、SOとOとの混合ガスでありうる。
また、硫黄が含有されたガスとしてCOSガスを用いる場合、エッチング効率の増大のために、COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスを用いることができる。そして、パターンのLWR(Line Width Roughness)又はLER(Line Edge Roughness)の改善効果の増大のために、COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスにHBr又はClを更に添加することができる。
有機反射防止膜12のエッチングに用いられるCOSガスは、次の反応式によって形成することができる。
[反応式]
SO+3CO→COS+2CO
2CO+S→2COS
上記の反応式を説明すると、COSは、SO及び3COの反応又は2CO及びSの反応によって形成することができる。すなわち、COSは、既にCOSの結合をなしているため、他の反応を必要とせず、感光膜パターン13の表面に吸着が可能であるため、少量だけ添加しても感光膜パターン13の保護効果を得ることができる。
上記の反応によって形成されたCOSを用いて有機反射防止膜12をエッチングすると、COSが感光膜パターン13及び有機反射防止膜12の表面にC=O=S又はS=C=Sのような強い二重結合(strong double bond)を形成して吸着される。有機反射防止膜12のエッチングは、化学的エッチングのみならず、物理的エッチングを行っているため、物理的な力によって有機反射防止膜12をエッチングすると同時に、感光膜パターン13及び有機反射防止膜12の表面に保護膜14を形成する。
有機反射防止膜12のエッチングは、プラズマエッチングによって行うことができ、特に、誘導結合プラズマ(inductively coupled plasma)装置で行うことができる。また、有機反射防止膜12のエッチングは、0℃〜100℃の範囲の温度で、0.13Pa〜13.3Pa(1mTorr〜100mTorr)の範囲の圧力を印加して行うことができる。
有機反射防止膜12をエッチングするための具体的な実施形態として、誘導結合プラズマ型の装置でエッチングを行う場合、トップパワー(top power)とボトムパワー(bottom power)は、例えば、13.56Mhzを印加することができる。特に、ボトムパワーの場合、少なくとも100Mhz以下のボトムパワー(例えば、2Mhz、13.56Mhz、60Mhzなど)を更に印加して、デュアルボトムパワー(dual bottom power)を用いることができる。
上記のように、有機反射防止膜12のエッチングによって有機反射防止膜パターン12Aが形成され、このとき、硫黄が含有されたガス又は硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスによって、感光膜パターン13及び有機反射防止膜パターン12Aの表面に保護膜14が形成される。すなわち、有機反射防止膜12のエッチングと同時に保護膜14が形成されて、感光膜パターン13の歪み及び損失が防止される。
したがって、感光膜パターン13及び有機反射防止膜パターン12Aをエッチングバリアとして後続の被エッチング層11をエッチングするとき、パターンが途切れたり、歪んだり、又はなくなることを防止することができる。また、被エッチング層11のエッチングによって形成されるパターンは、DRAM工程及び不揮発性メモリ素子に適用されるゲート、ビットライン、及び金属配線でありうる。また、上記パターンは、ゲート、ビットライン、及び金属配線を形成するためのハードマスクパターンでありうる。更に、上記パターンは、被エッチング層11が基板である場合、素子分離膜でありえ、被エッチング層11が絶縁膜である場合、ホール又は溝状の凹部(例えば、ビア、トレンチ、又はこれらの混合構造)でありうる。また、上記パターンは、微細パターンの形成のためのSPT(Spacer Pattern Technology)又はDPT(Double Pattern Technology)ハードマスクパターンでありうる。なお、言及してはいないが、感光膜パターン13及び有機反射防止膜パターン12Aを用いる半導体装置の全てのマスク工程に応用することができる。
図5A〜図5Cは、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の導電パターンの製造方法を説明するための断面図である。
図5Aに示すように、基板21上に導電膜22及び有機反射防止膜23を形成する。基板21は、シリコン基板でありうるし、導電膜22は、導電パターンとして用いるためのものであって、ポリシリコン又は金属物質でありうる。有機反射防止膜23は、後続の感光膜の露光工程における反射を防止するためのものである。
次いで、有機反射防止膜23上に感光膜パターン24を形成する。感光膜パターン24は、有機反射防止膜23上に感光膜をコーティングし、露光及び現像によってパターン形成領域を画定するようにパターニングして形成することができる。
図5Bに示すように、硫黄が含有されたガス又は硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスを用いて、感光膜パターン24をエッチングバリアとして有機反射防止膜23(図5A参照)をエッチングする。このとき、硫黄が含有されたガスは、COS又はSOでありうる。
SOの場合、SOの硫黄(S)成分とカーボン系の感光膜パターン24とが反応して、感光膜パターン24の表面にC=O=S結合又はS=C=S結合が形成される。この場合、感光膜パターン24とSOとの反応があってこそ、COS又はSCS結合が発生するため、多量のガスを必要とする。
COSの場合、SOのような反応が必要ないため、少量だけ添加しても同じ効果を得ることができる。したがって、硫黄が含有されたガスとしては、COSを用いることが好ましい。
硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスは、SOとOとの混合ガスでありうる。
また、硫黄が含有されたガスとしてCOSガスを用いる場合、エッチング効率の増大のために、COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスを用いることができる。そして、パターンのLWR(Line Width Roughness)又はLER(Line Edge Roughness)の改善効果の増大のために、COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスにHBr又はClを更に添加することができる。
有機反射防止膜23のエッチングに用いられるCOSガスは、次の反応式によって形成することができる。
[反応式]
SO+3CO→COS+2CO
2CO+S→2COS
上記の反応式を説明すると、COSは、SO及び3COの反応又は2CO及びSの反応によって形成することができる。すなわち、COSは、既にCOSの結合をなしているため、他の反応を必要とせず、感光膜パターン24の表面に吸着が可能であるため、少量だけ添加しても感光膜パターン24の保護効果を得ることができる。
上記の反応によって形成されたCOSを用いて有機反射防止膜23をエッチングすると、COSが感光膜パターン24及び有機反射防止膜23の表面にC=O=S又はS=C=Sのような強い二重結合(strong double bond)を形成して吸着される。有機反射防止膜23のエッチングは、化学的エッチングのみならず、物理的エッチングを行っているため、物理的な力によって有機反射防止膜24をエッチングすると同時に、感光膜パターン24及び有機反射防止膜23の表面に保護膜25を形成する。
有機反射防止膜23のエッチングは、プラズマエッチングによって行うことができ、特に、誘導結合プラズマ(inductively coupled plasma)装置で行うことができる。また、有機反射防止膜23のエッチングは、0℃〜100℃の範囲の温度で、0.13Pa〜13.3Pa(1mTorr〜100mTorr)の範囲の圧力を印加して行うことができる。
有機反射防止膜23をエッチングするための具体的な実施形態として、誘導結合プラズマ型の装置でエッチングを行う場合、トップパワーとボトムパワーは、例えば、13.56Mhzを印加することができる。特に、ボトムパワーの場合、少なくとも100Mhz以下のボトムパワー(例えば、2Mhz、13.56Mhz、60Mhzなど)を更に印加して、デュアルボトムパワー(dual bottom power)を用いることができる。
上記のように、有機反射防止膜23のエッチングによって有機反射防止膜パターン23Aが形成され、このとき、硫黄が含有されたガス又は硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスによって、感光膜パターン24及び有機反射防止膜パターン23Aの表面に保護膜25が形成される。すなわち、有機反射防止膜23のエッチングと同時に保護膜25が形成されて、感光膜パターン24の歪み及び損失が防止される。
図5Cに示すように、感光膜パターン24及び有機反射防止膜パターン23Aをエッチングバリアとし、導電膜22をエッチングして導電パターン22Aを形成する。このとき、保護膜25によって感光膜パターン24及び有機反射防止膜パターン23Aの表面が保護されて、導電膜22のエッチングの際の感光膜パターン24の損失及びエッチングマージンを十分に確保することができる。したがって、導電パターン22Aが途切れたり、歪んだり、又はなくなることを防止することができる。
導電パターン22Aは、DRAM工程及び不揮発性メモリ素子に適用されるゲート、ビットライン、及び金属配線でありうる。
図6A〜図6Cは、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図6Aに示すように、基板31上に絶縁膜32及び有機反射防止膜33を形成する。基板31は、シリコン基板でありうるし、絶縁膜32は、ホール又は溝状の凹部(例えば、ビア、トレンチ、又はこれらの混合構造)を提供するためのものであって、酸化膜又は窒化膜でありうる。有機反射防止膜33は、後続の感光膜の露光工程における反射を防止するためのものである。
次いで、有機反射防止膜33上に感光膜パターン34を形成する。感光膜パターン34は、有機反射防止膜33上に感光膜をコーティングし、露光及び現像によってコンタクトホール形成領域を開口するようにパターニングして形成することができる。
図6Bに示すように、硫黄が含有されたガス又は硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスを用いて、感光膜パターン34をエッチングバリアとして有機反射防止膜33(図6A参照)をエッチングする。このとき、硫黄が含有されたガスは、COS又はSOでありうる。
SOの場合、SOの硫黄(S)成分とカーボン系の感光膜パターン34とが反応して、感光膜パターン34の表面にC=O=S結合又はS=C=S結合が形成される。この場合、感光膜パターン34とSOとの反応があってこそ、COS又はSCS結合が発生するため、多量のガスを必要とする。
COSの場合、SOのような反応が必要ないため、少量だけ添加しても同じ効果を得ることができる。したがって、硫黄が含有されたガスとしては、COSを用いることが好ましい。
硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスは、SOとOとの混合ガスでありうる。
また、硫黄が含有されたガスとしてCOSガスを用いる場合、エッチング効率の増大のために、COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスを用いることができる。そして、パターンのLWR(Line Width Roughness)又はLER(Line Edge Roughness)の改善効果の増大のために、COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスにHBr又はClを更に添加することができる。
有機反射防止膜23のエッチングに用いられるCOSガスは、次の反応式によって形成することができる。
[反応式]
SO+3CO→COS+2CO
2CO+S→2COS
上記の反応式を説明すると、COSは、SO及び3COの反応又は2CO及びSの反応によって形成することができる。すなわち、COSは、既にCOSの結合をなしているため、他の反応を必要とせず、感光膜パターン34の表面に吸着が可能であるため、少量だけ添加しても感光膜パターン34の保護効果を得ることができる。
上記の反応によって形成されたCOSを用いて有機反射防止膜33をエッチングすると、COSが感光膜パターン34及び有機反射防止膜33の表面にC=O=S又はS=C=Sのような強い二重結合(strong double bond)を形成して吸着される。有機反射防止膜33のエッチングは、化学的エッチングのみならず、物理的エッチングを行っているため、物理的な力によって有機反射防止膜33をエッチングすると同時に、感光膜パターン34及び有機反射防止膜33の表面に保護膜35を形成する。
有機反射防止膜33のエッチングは、プラズマエッチングによって行うことができ、特に、誘導結合プラズマ(inductively coupled plasma)装置で行うことができる。また、有機反射防止膜33のエッチングは、0℃〜100℃の範囲の温度で、0.13Pa〜13.3Pa(1mTorr〜100mTorr)の範囲の圧力を印加して行うことができる。
有機反射防止膜33をエッチングするための具体的な実施形態として、誘導結合プラズマ型の装置でエッチングを行う場合、トップパワーとボトムパワーは、例えば、13.56Mhzを印加することができる。特に、ボトムパワーの場合、少なくとも100Mhz以下のボトムパワー(例えば、2Mhz、13.56Mhz、60Mhzなど)を更に印加して、デュアルボトムパワー(dual bottom power)を用いることができる。
上記のように、有機反射防止膜33のエッチングによって有機反射防止膜パターン33Aが形成され、このとき、硫黄が含有されたガス又は硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスによって、感光膜パターン34及び有機反射防止膜パターン33Aの表面に保護膜35が形成される。すなわち、有機反射防止膜33のエッチングと同時に保護膜35が形成されて、感光膜パターン34の歪み及び損失が防止される。
図6Cに示すように、感光膜パターン34及び有機反射防止膜パターン33Aをエッチングバリアとして絶縁膜32をエッチングして凹部36を形成する。エッチングされた絶縁膜32は、凹部36を提供する絶縁膜パターン32Aとなる。
絶縁膜32のエッチングの際、保護膜35によって感光膜パターン34及び有機反射防止膜パターン33Aの表面が保護されて、感光膜パターン34の損失及びエッチングマージンを十分に確保することができる。したがって、凹部36の歪み又は開口不良(not open)を防止することができる。
凹部36は、ホール又は溝状の凹部であって、例えば、ビア、トレンチ、又はこれらの混合構造でありうるし、半導体装置に適用される全ての凹部36を含みうる。
図7は、本発明の実施形態に係る有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。
同図に示すように、本発明の実施形態に係る感光膜パターンの場合、COSガスによる損失を防止することから、側壁が垂直形状を有しており、かつ、感光膜パターンの歪みなく、均一であることが分かる。
前述した本発明に係る半導体装置の製造方法は、硫黄が含有されたガス又は硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスを用いて有機反射防止膜をエッチングすることにより、エッチングの際の感光膜パターンの歪み及び損傷から保護することができるという効果がある。
したがって、感光膜パターンを用いた後続のパターン形成の際のパターンの歪み、途切れ、及びなくなることを防止することができるという効果がある。また、パターンが凹状の場合、開口不良を防止することができるという効果がある。
本発明の技術思想は前記好ましい実施形態によって具体的に記載されたが、上記の実施形態は、その説明のためのものであり、その制限のためのものではないことに注意しなければならない。また、本発明の技術分野の通常の専門家であれば、本発明の技術思想の範囲内で様々な実施形態が可能であることが理解できるであろう。
CF、CHF、及びOの混合ガスを用いて有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。 HBr及びOの混合ガスを用いて有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。 Cl、HBr、及びNの混合ガスを用いて有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。 本発明の実施形態に係る有機反射防止膜のエッチング方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る有機反射防止膜のエッチング方法を説明するための断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る有機反射防止膜をエッチングした場合の感光膜パターンを示した写真である。
符号の説明
11 被エッチング層
12 有機反射防止膜
13 感光膜パターン
14 保護膜

Claims (17)

  1. 被エッチング層上に有機反射防止膜を形成するステップと、
    該有機反射防止膜上に感光膜パターンを形成するステップと、
    硫黄が含有されたガスを用いて、前記有機反射防止膜をエッチングするステップと
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記硫黄が含有されたガスが、COSであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、プラズマエッチングで行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、誘導結合プラズマ装置で行われることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、0℃〜100℃の範囲の温度で行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、0.13Pa〜13.3Pa(1mTorr〜100mTorr)の範囲の圧力で行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記被エッチング層が、絶縁膜又は導電膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 被エッチング層上に有機反射防止膜を形成するステップと、
    該有機反射防止膜上に感光膜パターンを形成するステップと、
    硫黄が含有されたガスが混合された混合ガスを用いて、前記有機反射防止膜をエッチングするステップと
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記硫黄が含有されたガスが、COSであることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、前記COSにSiCl、Ar、He、O、N、CO、Xe、及びKrからなる群の中から選択されるいずれか1つ又は2つ以上のガスが添加された混合ガスを用いて行われることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、前記混合ガスにHBr又はClを添加して行われることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、SOとOとの混合ガスを用いて行われることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、プラズマエッチングによって行われることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、誘導結合プラズマ装置で行われることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、0℃〜100℃の範囲の温度で行われることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記有機反射防止膜をエッチングするステップが、0.13Pa〜13.3Pa(1mTorr〜100mTorr)の範囲の圧力で行われることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記被エッチング層が、絶縁膜又は導電膜であることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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