JP2009139536A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】システムスピードの変更があっても残留トナーを貯溜する空間の貯溜量を略一定に保ち、クリーニングブレードの超寿命化を図る画像形成装置。
【解決手段】像担持体に圧接して該像担持体に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードに対して前記像担持体の回転方向上流側に位置し、前記像担持体に当接して回転するトナーガイドローラと、前記トナーガイドローラに当接して残留トナーを適宜排出するトナー排出規制部材と、前記像担持体、前記クリーニングブレード、前記トナーガイドローラ及び前記トナー排出規制部材により包囲されて形成され、残留トナーを貯溜する空間と、を有するクリーニング手段を備えた画像形成装置において、システムスピードの変更に対応して、前記トナーガイドローラの前記像担持体に対する周速比を変化させるべく制御する制御手段を備えたこと。
【選択図】図1
【解決手段】像担持体に圧接して該像担持体に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードに対して前記像担持体の回転方向上流側に位置し、前記像担持体に当接して回転するトナーガイドローラと、前記トナーガイドローラに当接して残留トナーを適宜排出するトナー排出規制部材と、前記像担持体、前記クリーニングブレード、前記トナーガイドローラ及び前記トナー排出規制部材により包囲されて形成され、残留トナーを貯溜する空間と、を有するクリーニング手段を備えた画像形成装置において、システムスピードの変更に対応して、前記トナーガイドローラの前記像担持体に対する周速比を変化させるべく制御する制御手段を備えたこと。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に係わり、特に、像担持体上に残留したトナーを除去するクリーニング手段に関する。
帯電、露光、現像の各手段を周囲に設けた感光体ドラム上にトナー像を形成し、トナー像を記録紙に転写する構成や、複数の感光ドラム上に形成したトナー像を中間転写ベルトに一次転写した後、中間転写ベルト上のトナー像を記録紙に二次転写する構成の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置においては、転写後の感光体ドラムや中間転写ベルト(以下、これらを像担持体という)の表面に転写されずに残留した残留トナーを除去するために、像担持体の走行方向に対し、カウンタ方向にウレタンゴム等からなるクリーニングブレードを当接させたクリーニング手段が設けられている。
このようなクリーニング手段においては、残留トナーを確実に掻き落とすために、クリーニングブレードを所定の力で像担持体に圧接する必要がある。このため、像担持体とクリーニングブレードとの間に摩擦が生じ、この摩擦により、クリーニングブレードの捲れ、クリーニングブレードのエッジの損傷、トナーフィルミング、或いは、摩擦力の増大に伴う像担持体の駆動力の変化による画像のピッチムラ等の問題が起こってしまう。
また、クリーニングブレードにより像担持体の残留トナーを除去する場合、残留トナーはクリーニングブレードのエッジで掻き取られるが、エッジにはその一部が付着した状態となる。トナーに含まれる研磨性粒子は潤滑剤ともなり、少量がエッジと像担持体との隙間に入り込むことにより、クリーニングブレードと像担持体との摩擦係数を降下させる働きをし、この結果、ブレードめくれを起こさずに、残留トナーを除去し続けることができる。
このような機能を有効に利用して上述した問題を解決する発明が提案されている。即ち、クリーニングブレードにより除去された残留トナーに注目し、残留トナーを直ちに回収せずに、一旦クリーニングブレードの近傍に設けた空間に貯留し、クリーニングブレードのエッジに常にトナーが存在するように構成したものである(特許文献1参照)。
これにより、印字幅や印字率の影響を受けることなく、クリーニングブレードに潤滑性を付与でき、クリーニングブレードの捲れ、クリーニングブレードのエッジの損傷、トナーフィルミング、或いは、画像のピッチムラ等の問題を解決することができる。
この特許文献1におけるクリーニング手段を図1を参照して詳細に説明する。
601はケーシングであり、クリーニング手段を構成する各部材が装着される。
602は、ウレタンゴム等の弾性体から形成されたクリーニングブレードであり、ブレードホルダ603に接着剤等により固着されている。
ブレードホルダ603はケーシング601に設けられた支持軸604に回動自在に軸支されている。
605は引っ張りバネであり、ブレードホルダ603が反時計方向に回動するように付勢し、クリーニングブレード602のエッジ部が、中間転写ベルト70の回転方向と反対方向(カウンター方向)に向いた状態で、バックアップローラ75にバックアップされた中間転写ベルト70に圧接位置Cで圧接するように配設されている。
608はスポンジから形成されたトナーガイドローラであり、圧接位置Cよりも中間転写ベルト70の回転方向上流側で中間転写ベルト70に当接するように配設されている。また、トナーガイドローラ608は、中間転写ベルト70との当接位置において中間転写ベルト70と同方向に回転する。
609は、PETシートから形成されたトナー排出規制部材であり、その一端はトナーガイドローラ608と中間転写ベルト70との当接位置と反対側の位置でトナーガイドローラ608に当接し、他端はトナーガイドローラ608の上方に設けられた保持部材610に両面テープ等により固着されている。
保持部材610は、ケーシング601の突起部611にネジ止めされている。
以上の構成により、中間転写ベルト70、クリーニングブレード602、トナーガイドローラ608、及びトナー排出規制部材609に包囲された空間Sが形成される。
612はケーシング601の底部に設けられた回収スクリュウであり、ケーシング601の底部に貯溜した残留トナーを紙面垂直方向に搬送し、ケーシング601の外部へ排出する。
613は、PETから形成されたトナー受けシートであり、一端がケーシング601の底部に固着され、他端が中間転写ベルト70に当接し、ケーシング601の内部の残留トナーが下方に落下することを防止している。
次に、クリーニング手段60の動作について説明する。
中間転写ベルト70上のトナー像が記録紙に二次転写された後、中間転写ベルト70上に残留した残留トナーはクリーニングブレード602により掻き落とされ、空間Sに貯留される。空間Sに貯留された残留トナーが一定量を超えると、トナー排出規制部材609とトナーガイドローラ608との当接部からトナーが排出され、貯留される残留トナーの量が一定になるように維持される。換言すれば、空間Sに貯留される残留トナーの量が増加すると、トナー排出規制部材609は弾性を有しているため、圧力調整弁のような作用を行い、空間Sに一定量の残留トナーを貯溜する。
従って、貯留される残留トナーの上面レベルが、常に圧接位置Cよりも上方にあるように構成することにより、印字率が低い画像形成が連続しても、クリーニングブレード602のエッジ部には潤滑剤となる残留トナーが供給されることになる。
また、記録紙幅が狭い記録紙の画像形成が続いても、残留トナーが流動性を有しているため、トナーガイドローラ608の回転運動や装置の僅かな振動等により、トナーが記録紙の幅方向に広がり、空間Sに均一に貯留されるため、記録紙幅方向にみて、クリーニングブレード全長にトナーが行き渡ることになる。
特開2005−249915号公報
特許文献1における以上の如きクリーニング手段を備えた画像形成装置において、システムスピードを変更することがある。例えば、厚紙を定着する場合や、記録紙により光沢を出すために、システムスピードをより遅く設定することがある。
この場合に、中間転写ベルト70の周速が変化するが、同時にトナーガイドローラ608の周速を変化させると、空間Sからの残留トナーの排出量が変化し、その貯溜量が変化する。そして、空間Sにおける残留トナーの貯溜量が不足すると、クリーニングブレード602のエッジが損傷したり、中間転写ベルト70にフィルミングが発生したりする。また、残留トナーの貯溜量が過多になると、空間S内でトナーパッキングが生じたり、クリーニングブレード602のエッジから残留トナーがすり抜けたりする。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、システムスピードの変更に応じてトナーガイドローラの像担持体に対する周速比を適切に設定して、残留トナーを貯溜する空間の貯溜量を略一定に保ち、クリーニングブレードの長寿命化を図ることを発明の目的とする。
前記目的は、下記に記載した発明により達成される。
1.像担持体に圧接して該像担持体に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードに対して前記像担持体の回転方向上流側に位置し、前記像担持体に当接して回転するトナーガイドローラと、
前記トナーガイドローラに当接して残留トナーを適宜排出するトナー排出規制部材と、
前記像担持体、前記クリーニングブレード、前記トナーガイドローラ及び前記トナー排出規制部材により包囲されて形成され、残留トナーを貯溜する空間と、
を有するクリーニング手段を備えた画像形成装置において、
システムスピードの変更に対応して、前記トナーガイドローラの前記像担持体に対する周速比を変化させるべく制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
2.システムスピードを遅くした場合は、前記周速比を増大させ、システムスピードを速くした場合は、前記周速比を減少させることを特徴とする1に記載の画像形成装置。
3.システムスピードの変更に拘わらず、前記トナーガイドローラの周速を所定の範囲内に設定したことを特徴とする1に記載の画像形成装置。
1.像担持体に圧接して該像担持体に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードに対して前記像担持体の回転方向上流側に位置し、前記像担持体に当接して回転するトナーガイドローラと、
前記トナーガイドローラに当接して残留トナーを適宜排出するトナー排出規制部材と、
前記像担持体、前記クリーニングブレード、前記トナーガイドローラ及び前記トナー排出規制部材により包囲されて形成され、残留トナーを貯溜する空間と、
を有するクリーニング手段を備えた画像形成装置において、
システムスピードの変更に対応して、前記トナーガイドローラの前記像担持体に対する周速比を変化させるべく制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
2.システムスピードを遅くした場合は、前記周速比を増大させ、システムスピードを速くした場合は、前記周速比を減少させることを特徴とする1に記載の画像形成装置。
3.システムスピードの変更に拘わらず、前記トナーガイドローラの周速を所定の範囲内に設定したことを特徴とする1に記載の画像形成装置。
本発明の画像形成装置によれば、残留トナーを貯溜する空間の貯溜量を略一定に保つことができるので、残留トナーをクリーニングブレードに適切に供給することができ、クリーニングブレードの超寿命化を図ることができる。
以下に本発明に係わる画像形成装置の実施の形態の一例を図2を参照しながら説明する。
図2は画像形成装置の概略構成図である。
本画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、無端ベルト状中間転写体ユニット7と、給紙搬送手段(符号なし)及び定着手段24等からなる。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置Bが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、第1の像担持体としての感光体1Y、該感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、クリーニング手段6Y等からなる。
マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、第1の像担持体としての感光体1M、該感光体1Mの周囲に配置された帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5M、クリーニング手段6M等からなる。
シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、第1の像担持体としての感光体1C、該感光体1Cの周囲に配置された帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5C、クリーニング手段6C等からなる。
黒色画像を形成する画像形成部10Kは、第1の像担持体としての感光体1K、該感光体1Kの周囲に配置された帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、クリーニング手段6K等からなる。
現像手段4Y、4M、4C、4Kは、感光体1Y、1M、1C、1Kの帯電極性と同極性に帯電されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)若しくは黒色(K)の各色のトナーからなる二成分現像剤(一成分現像剤でもよい)をそれぞれ収容し、例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像剤担持体である現像ローラ4Y1、4M1、4C1、4K1を備えている。
現像ローラ4Y1、4M1、4C1、4K1は、突き当てコロ(不図示)により感光体1Y、1M、1C、1Kと所定の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保たれ、感光体1Y、1M、1C、1Kの回転方向と順方向に回転するようになっている。
現像時、現像ローラ4Y1、4M1、4C1、4K1に対してトナーと同極性の直流電圧或いは直流電圧に交流電圧を重畳する現像バイアス電圧を印加することにより、感光体1Y、1M、1C、1K上の静電潜像に対して非接触の反転現像が行われる。
一般的に、トナーには流動性の改良やクリーニング性の向上などの目的で、いわゆる外添剤が添加されており、この内、本発明に関係する外添剤としては、例えば、ステアリン酸の亜鉛、アルミニウム、銅、マグネシウム、カルシウム等の塩、オレイン酸の亜鉛、マンガン、鉄、銅、マグネシウム等の塩、パルミチン酸の亜鉛、銅、マグネシウム、カルシウム等の塩、リノール酸の亜鉛、カルシウム等の塩、リシノール酸の亜鉛、カルシウムなどの塩等の高級脂肪酸の金属塩が挙げられる。
これら外添剤の添加量は、トナーに対して0.01〜10質量%程度である。
中間転写体ユニット7は、複数のローラ71、72、73、74、75、及び、半導電性で無端ベルト状の中間転写ベルト70等からなる。
中間転写ベルト70は、駆動モータ(不図示)に結合された駆動ローラ73、支持ローラ71、72、二次転写バックアップローラ74、及び、バックアップローラ75に外接して張架され、中間転写ベルト70の回転方向が、図1において時計方向になるように配設されている。
感光体1Y、1M、1C、1Kに対向して、中間転写ベルト70を介して、各色毎の一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kが設けられている。
一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、トナーと反対極性の直流電圧が印加され、転写域に転写電界を形成することにより、感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト70上に一次転写される。
二次転写バックアップローラ74に対向して、中間転写ベルト70を介して、二次転写ローラ5Aが設けられている。
二次転写ローラ5Aには、トナーと反対極性の直流電圧が印加され、転写域に転写電界を形成することにより、中間転写ベルト70上に担持される重ね合わせトナー画像が記録紙(記録材)Pの表面に二次転写される。
記録紙Pは、給紙カセット20から給紙手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23を経て、二次転写位置に搬送され、カラー画像が一括転写される。
なお、記録紙Pのサイズを変える場合、搬送方向に対して直角方向の長さ(用紙幅)は、中間転写ベルト70の中央基準で変化するように構成されている。
カラー画像が転写された記録紙Pは、定着手段24により定着処理され、排紙ローラ25に狭持されて排紙トレイ26上に載置される。
中間転写ベルト70の回転方向にみて二次転写位置の下流側に、中間転写ベルト70上に残留したトナーを除去するクリーニング手段60が設けられている。
なお、クリーニング手段60は図1に示したクリーニング手段と同一である。
ここで、本実施の形態における中間転写ベルト、転写ローラ等の材質について説明する。
中間転写ベルト70は、体積抵抗が106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えばポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、エトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)等の樹脂材料や、EPDM、NBR、CR、ポリウレタン等のゴム材料にカーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりしたものが用いられ、厚みは、樹脂材料の場合50〜200μm程度、ゴム材料の場合は300〜700μm程度の設定にすることが好ましい。
一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kは、例えば外径8mmのステンレス等の導電性芯金(図示せず)の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、体積抵抗が105〜109Ω・cm程度のソリッド状態または発泡スポンジ状態で、厚さが5mm、ゴム硬度が20〜70°程度(アスカー硬度C)の半導電弾性ゴム(図示せず)を被覆して形成される。
二次転写ローラ5Aは、例えば外径8mmのステンレス等の導電性芯金(図示せず)の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、体積抵抗が105〜109Ω・cm程度のソリッド状態または発泡スポンジ状態で、厚さが5mm、ゴム硬度が20〜70°程度(Asker−C)の半導電弾性ゴム(図示せず)を被覆して形成される。
二次転写ローラ5Aは、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kと異なりトナーが接するため表面に半導電性のフッ素樹脂やウレタン樹脂等の離型性の良いものを被覆する場合がある。二次転写バックアップローラ74は、ステンレス等の導電性芯金(図示せず)の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴムや樹脂材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりした半導電性材料を、厚さが0.05〜0.5mm程度被覆して形成される。
次に、画像形成プロセスについて図2をもとに説明する。
画像記録のスタートにより感光体1Yの駆動モータ(図示せず)の始動により、イエロー(Y)の画像形成部10Yの感光体1Yが図1の矢示の反時計方向へ回動され、同時に帯電部2Yの帯電作用により感光体1Yに電位の付与が開始される。
感光体1Yは電位を付与された後、露光手段3Yによって第1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号による画像書き込みが開始され、感光体1Yの表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
前記静電潜像は、現像ローラ4Y1により接触或いは非接触の状態で反転現像され、感光体1Yの回転に応じて、感光体1Y上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
上記の画像形成プロセスによって感光体1Y上に形成されたYのトナー像が、一次転写ローラ5Yによって、中間転写ベルト70上に転写される。
続いて、中間転写ベルト70上のYのトナー像と同期が取られ、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)のトナー像が順次重ねられて形成され、これによりカラートナー像が得られる。
転写後の感光体1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写残トナーは、クリーニング手段6Y,6M、6C、6Kにより除去される。
中間転写ベルト70上のカラートナー像の形成と同期して、給紙カセット20から、1枚づつ分離搬送された記録紙Pが、レジストローラ23を経て搬送され、二次転写ローラ5Aにより、中間転写ベルト70上のカラートナー像が記録紙P上に一括して転写される。
カラートナー像が転写された記録紙Pは、分離手段(図示せず)により除電され、定着装置24へと搬送され、トナー像が定着された後、排紙ローラ25により排紙トレイ26へ排出される。
一方、転写後の中間転写ベルト70の周面上に残った転写残トナーは、クリーニング手段60により除去される。
次に、図1に示すクリーニング手段を備えた図2に示す画像形成装置を用い、システムスピードと、中間転写ベルト70に対するトナーガイドローラ608の周速比とを変化させ、空間Sに貯留されるトナーの貯溜量を測定した実験について説明する。
(1)実験条件
・トナーガイドローラ608
材質:NBR
硬度:30度アスカーC
ローラ径:16.2mm
駆動源:専用モータ
・トナー
6.5μm重合トナー
・トナー排出規制部材609
材質:PET
板厚:0.05mm
自由長:9mm
切り込み:5mmピッチ
当接力:0.014N/cm
・中間転写ベルト70
材質:PI
厚み:75μm
・クリーニングブレード602
材質:ウレタンゴム
硬度:75度(JIS Aゴム硬度)
厚み:2mm
自由長:9mm
ブレード荷重:23g/cm
・空間Sの容積:11,000mm3
(2)実験結果
表1に示す。
(1)実験条件
・トナーガイドローラ608
材質:NBR
硬度:30度アスカーC
ローラ径:16.2mm
駆動源:専用モータ
・トナー
6.5μm重合トナー
・トナー排出規制部材609
材質:PET
板厚:0.05mm
自由長:9mm
切り込み:5mmピッチ
当接力:0.014N/cm
・中間転写ベルト70
材質:PI
厚み:75μm
・クリーニングブレード602
材質:ウレタンゴム
硬度:75度(JIS Aゴム硬度)
厚み:2mm
自由長:9mm
ブレード荷重:23g/cm
・空間Sの容積:11,000mm3
(2)実験結果
表1に示す。
表1において、S・Sはシステムスピード(mm/sec)、Rはトナーガイドローラ608の中間転写ベルト70に対する周速比である。
また、○の場合は空間Sの容積が適正で問題なく、△の場合は空間Sの容積がやや多いか少ないかであって、トナー凝縮性の低い低温低湿環境等で問題が生ずる虞があり、×の場合は空間Sの容積がかなり多いか少ないかであって、問題が生ずる虞が大である。
また、周速比が小さくて×の場合は、空間Sからの残留トナーの排出量が少なく、貯溜量が増大し、残留トナーのパッキングやクリーニングブレードからのすり抜けの虞が大である。
一方、周速比が大きくて×の場合は、空間Sからの残留トナーの排出量が多く、貯溜量が減少し、クリーニングブレードの摩耗の増大やフィルミングの発生の虞が大である。
表1において、○となった周速比をまとめると、表2の如くなる。
従って、システムスピードが遅い場合は周速比を増大させた方がよく、システムスピードが速い場合は周速比を減少させた方がよい。
更に、表2の周速比をトナーガイドローラ608の周速に置き換えると、表3の如くなる。
表3において、608はトナーガイドローラ608の周速(mm/sec)である。
表3によれば、システムスピードを変更しても、トナーガイドローラ608に関しては略一定の周速のままにしておいた方がよいことが分かる。即ち、トナーガイドローラ608の周速を250〜300mm/secの間に設定すれば、この中で変動してもよいし、一定の値であってもよい。
なお、この実験結果は前述の実験条件によってのみ定まるものではない。即ち、実験条件を変えれば実験結果のデータは変化するが、データの傾向は同様になる。
また、本発明に係わる構成を図3のブロック図に示す。
操作部102で例えば厚紙の給紙を設定すると、制御手段101はモータMの回転を落とし、システムスピードを低速にする。なお、モータMは固有のモータでなく、給紙ローラ、中間転写ベルト、感光体ドラム等のシステムスピードに係わる全てのモータを指す。そして同時に、トナーガイドローラ608を独立して駆動するモータM1を制御し、トナーガイドローラ608の中間転写ベルト70に対する周速比、即ち、トナーガイドローラ608のシステムスピードに対する周速比を変化させる。
具体的には表2の如く、システムスピードを遅くした場合は、前記周速比を増大させ、システムスピードを速くした場合は、前記周速比を減少させる。
また、表3の如く、システムスピードの変更に拘わらず、トナーガイドローラ608の周速を所定の範囲内に設定してもよい。
その他に、以上の如く説明したクリーニング手段の構成において、トナーガイドローラに関しては、ゴムや樹脂から形成されたローラを用いてもよい。
また、トナー排出規制部材に関しては、薄い金属板で形成し、バネで付勢してもよい。
更に、本発明は像担持体に残留した残留トナーを除去するクリーニング手段に関する発明であって、中間転写ベルトに限定されるものではなく、感光体ドラムに残留した残留トナーを除去するクリーニング手段であってもよい。
602 クリーニングブレード
608 トナーガイドローラ
609 トナー排出規制部材
70 中間転写ベルト
S 空間
608 トナーガイドローラ
609 トナー排出規制部材
70 中間転写ベルト
S 空間
Claims (3)
- 像担持体に圧接して該像担持体に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードに対して前記像担持体の回転方向上流側に位置し、前記像担持体に当接して回転するトナーガイドローラと、
前記トナーガイドローラに当接して残留トナーを適宜排出するトナー排出規制部材と、
前記像担持体、前記クリーニングブレード、前記トナーガイドローラ及び前記トナー排出規制部材により包囲されて形成され、残留トナーを貯溜する空間と、
を有するクリーニング手段を備えた画像形成装置において、
システムスピードの変更に対応して、前記トナーガイドローラの前記像担持体に対する周速比を変化させるべく制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - システムスピードを遅くした場合は、前記周速比を増大させ、システムスピードを速くした場合は、前記周速比を減少させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- システムスピードの変更に拘わらず、前記トナーガイドローラの周速を所定の範囲内に設定したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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