JP2003036011A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents
クリーニング装置及び画像形成装置Info
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Abstract
グブラシの回転周速度を適切化することにより、クリー
ニング不良等を発生しないクリーニング装置等を提供す
る。 【解決手段】 第一の周速度とこれよりも速い第二の周
速度の少なくとも2以上の周速度で回転可能な感光体ド
ラム2に形成したトナー像を転写して画像を形成した後
に感光体ドラム2に残留したトナーを除去するクリーニ
ング装置において、画像形成に際して感光体ドラム2が
第一の周速度VAで回転するときクリーニングブラシ8
dを第一の周速度VBで回転させ、感光体ドラム2が第
二の周速度VA′で回転するときクリーニングブラシ8
dを第二の周速度VB′で回転させ、このときVA<
VA’、(VB/VA)>(VB′/VA′)の関係を有す
るよう構成する。
Description
れよりも速い第二の周速度の少なくとも2以上の周速度
で回転可能な像担持体に形成したトナー像を転写して画
像を形成した後に前記像担持体に残留したトナーを除去
するクリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置に
関する。
形成装置においては、帯電ローラなどの帯電手段により
像担持体を一様に帯電し、これにレーザービームを照射
して静電潜像を得ている。この潜像はこれと対向して配
設されている現像器などの現像手段により、トナーによ
り反転現像されて顕像化され、トナー像として可視化さ
れる。このトナー像は転写ローラなどの転写手段により
静電的に記録媒体に転写された後に、加熱定着装置等の
定着手段により所定の熱と圧力を加えられて記録媒体に
定着される。転写後に転写されずに像担持体上に残留し
たトナーはクリーニング装置によって除去され、次の画
像形成工程に備えられる。
しては、そのクリーニング性の良さからポリウレタン等
からなる弾性ブレードによるクリーニングが多く採用さ
れている。
の当接のしかたは、転写残トナーの像担持体への付着度
合いによるクリーニングのしやすさや像担持体の表面性
等にも大きく左右される。またトナー形状、粒径、材質
などの物性によってもクリーニング性は大きく影響を受
けるため、それに適したブレードを選択し、像担持体に
対して適正な角度、当接荷重に設定する必要がある。実
際のクリーニングブレードの選定や設定では、試行錯誤
を繰り返して最適条件を見出しているのが現状である。
により、クリーニング性や像担持体の表層の磨耗具合は
異なるため、耐久寿命を通してクリーニングブレードだ
けでクリーニングすることが難しい。このためクリーニ
ング補助部材として像担持体に接しながら回転するクリ
ーニングブラシを設けているものもある。
転方向でクリーニングブレードの上流側に配設され、転
写後の像担持体上の転写残トナーを掻き取るとともに、
クリーニングブレードのクリーニングを容易にする目的
も有している。そのため転写残トナーの像担持体との付
着力を弱めるためにクリーニングブラシを接地したり、
バイアスを印加しているものもある。
ブラックの4色のトナーを用いてカラー画像を得る種々
の方式の画像形成装置が提案されているが、転写性の良
さから重合法などによる球形に近い微粒子トナーを用い
たものがある。このようなトナーを用いた場合には、像
担持体に転写残トナーが強固に付着しているとクリーニ
ングブレードをすり抜けやすいために、上述したような
クリーニング補助部材であるクリーニングブラシを設け
ることは有効である。
亜鉛等の固形潤滑剤を当接し、クリーニングブラシを介
して像担持体の表面に塗布する機構を持つ装置もある。
ステアリン酸亜鉛のような固形潤滑剤を像担持体の表面
に塗布すると、像担持体上に固形潤滑剤による薄い膜を
成形して、クリーニングブレードによるクリーニング性
能が向上したり、トナー外添剤によるフィルミングを防
止することが知られている。
種類の回転速度をもってプロセススピードを変化させる
機構を持つ画像形成装置や、クリーニング装置内の設定
を流用してプロセススピードを高速化した画像形成装置
等においては、像担持体の周速度が上昇すると、クリー
ニングブラシによる像担持体表面への固形潤滑材粉体の
塗布が適切におこなわれなくなる可能性がある。
ると、固形潤滑材が粉体状態のままクリーニングブレー
ドの当接部に送られ、クリーニングブレードに局所的な
ダメージを与えるおそれがある。その結果、クリーニン
グ不具合によるトナー漏れを起こし、記録媒体上の画像
欠陥になるおそれがあった。
を用いた画像形成装置においては、低温低湿環境での電
源投入直後など装置内部が低温の時、ブレードが正常に
機能しないためにクリーニング能力が極端に低下し、ト
ナーのすり抜け等のクリーニング不良を起こすおそれが
あった。
て、その目的は、像担持体に接触して回転するクリーニ
ングブラシの回転周速度を適切化することにより、クリ
ーニングブラシ本来のクリーニング機能を保持したま
ま、固形潤滑剤粉体を像担持体表面に確実に塗布し、耐
久寿命を通してクリーニング不良等を発生しないクリー
ニング装置及びこれを用いて良質な画像を得ることので
きる画像形成装置を提供するものである。
の本発明に係る代表的な構成は、第一の周速度とこれよ
りも速い第二の周速度の少なくとも2以上の周速度で回
転可能な像担持体上のトナーをクリーニングするクリー
ニング装置において、前記像担持体に接触して該像担持
体上のトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記
クリーニングブレードによるクリーニングを行う前に前
記像担持体に接触するブラシと、前記ブラシに付着した
トナーを掻き取るスクレープ部材と、前記ブラシを介し
て前記像担持体周面に固形潤滑剤を塗布する塗布部材
と、を備え、前記像担持体が第一の周速度VAで回転す
るとき前記ブラシを周速度VBで回転させ、前記像担持
体が第二の周速度VA′で回転するとき前記ブラシを周
速度VB′で回転させ、このときVA<VA′、(VB/V
A)>(VB′/VA′)の関係を有するよう構成したこ
とを特徴とする。
セススピードが高速化した場合に、像担持体とブラシの
接触時間が最適化され、ブラシによる固形潤滑剤の塗布
が確実に行われる。
数のプリント動作においては、ブラシがプロセススピー
ドに拘わらず像担持体に対して速い周速度で回転するよ
うにすれば、ブラシ本来の機能であるブレードクリーニ
ングの補助が積極的に行われる。このとき、固形潤滑剤
をブラシから離間されることによって像担持体への固形
潤滑材の均一な塗布を行ないながら、装置起動直後のク
リーニング性能を向上させることが可能となる。
置を用いた画像形成装置の実施形態について図面を参照
して説明する。
本発明の第一実施形態に係るクリーニング装置について
説明する。なお、図1は本実施形態に係るクリーニング
装置部分の説明図であり、図2はクリーニング装置を備
えた画像形成装置の構成模式説明図、図3はクリーニン
グブラシと像担持体の周速度差による清掃効果を示す説
明図である。
成装置の全体構成について説明する。図2に示す画像形
成装置1は電子写真方式のカラー複写機であって、図示
しないコンピュータ等から送られた画像信号に従って転
写材である記録媒体Sに画像を形成するものである。画
像形成装置1の像担持体としての感光体ドラム2はOP
C等の感光材料をアルミニウムなどのシリンダ状の基体
の外周面に塗布して形成している。
(第一の周速度)VAで回転駆動しつつ、接触帯電手段
としての帯電手段3によって暗部電位VDとして約−600
Vに一様帯電される。次にこれに不図示のレーザ発振器
が画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザービ
ーム5を走査露光し、感光体ドラム2上に明部電位VL
として約−200Vの静電潜像が形成される。
段6によって現像剤であるトナーにより現像、可視化さ
れる。この回転現像手段6は第一色目のトナーとしてイ
エロートナーが内包された第一現像器6y、第二色目の
トナーとしてマゼンタトナーが内包された第二現像器6
m、第三色目のトナーとしてシアントナーが内包された
第三現像器6cを持つ。加えて第四色目のトナーとして
ブラックトナーが内包された第四現像器6kを持つ構成
となっている。
ナーとしてイエロートナーが内包された第一現像器6y
によって現像、可視像化される。現像方法としては、ジ
ャンピング現像法、二成分現像法、FEED現像法等が用い
られ、イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いら
れることが多い。本実施形態においては非磁性一成分ト
ナーによるジャンピング現像法を用いている。
転駆動される第二の像担持体としてのドラム状の中間転
写体7と対向する第一転写部位7aにおいて、中間転写
体7の表面に静電転写(一次転写)される。中間転写体
7は導電弾性層と離型性を有する表層とから形成され、
搬送可能な最大記録媒体の長さよりも若干長い周長を有
し、前記感光体ドラム2に対して所定の押圧力をもって
圧接されつつ、感光体ドラム2の周速度と略等速の周速
度をもって感光体ドラム2の回転方向に対して逆方向
(即ち接触部位では同方向)に回転駆動される。
電源によって、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧(一
次転写バイアス)が印加されることにより、中間転写体
7表面にトナー像が一次転写される。一次転写が終了し
た感光体ドラム2表面に残留したトナーは、後述するク
リーニング装置8によって除去される。続いて前記工程
を各色について繰り返し、中間転写体7上に四色のトナ
ー像を転写、重畳する。
れており、ピックアップローラ21によって一枚ずつに分
離給送され、レジストローラ対22によって斜行を矯正さ
れた後に、第二転写部位7bに到達する。そこで中間転
写体7表面に対して離間状態にあった転写手段としての
転写ベルト12が所定の押圧力をもって中間転写体7表面
に圧接、回転駆動される。転写ベルト12はバイアスロー
ラ12a、テンションローラ12bによって張架されてお
り、バイアスローラ12aには不図示の高圧電源によって
トナーの帯電極性とは逆極性の電圧(二次転写バイア
ス)が印加されている。
イミングで搬送されてきた記録媒体表面に中間転写体7
上のトナー像が一括転写(二次転写)され、その後定着
手段14に送られて熱と圧力を加えられることにより画像
を定着した後に、不図示の排出ローラ対によって機外に
排出される。二次転写が終了した中間転写体7の表面に
残留したトナーは、所定のタイミングで中間転写体7表
面に当接状態となる中間転写体クリーニング装置13によ
り除去される。
ろの感光体ドラム2は、外径が約60mmのアルミニウムか
らなる芯金上に下塗り層を設け、その上に厚さ0.1μm
程度のフタロシアニン化合物からなる電荷発生層を形成
し、更にその上層には厚さ25μm のバインダーとしてポ
リカーボネート中にヒドラゾン化合物を分散した電荷輸
送層を形成した、いわゆる有機感光体を用いている。ま
た電荷輸送層には潤滑物質として若干量のテフロン(商
品名)を分散させている。
水に対する接触角、及び滑り性を測定したところ、接触
角は100 °、滑り性は0.85であった。ここでいう「滑り
性」とはヘイドン社製の滑り性試験機により測定される
もので、ポリエチレンテレフタレート(PET)の滑り
性を1とした際の被測定物の滑り性を対PET比で示
し、その値が小さいほど滑り性に優れていることを示し
ている。
は、低軟化物質を5〜30(重量%)含み、その形状係数
SF1が100〜150 、形状係数SF2が100 〜140 、粒
径が5〜8μm のほぼ球形である非磁性一成分トナーで
ある。本実施形態の画像形成装置1においては、一次転
写、二次転写と二回転写されるために、転写性の良好な
球形トナーを用いている。
な球形トナーとして重合法によるものを記載したが、本
発明はこれに限定するものではなく、例えば従来の機械
的な粉砕分級法にて作成したものに熱的、若しくは機械
的な後処理を施して丸くしたトナーを用いることでもよ
い。更に付け加えると二成分トナーや、磁性トナーであ
ってもかまわない。
画像形成装置の用いられているクリーニング装置8につ
いて図1を用いて説明する。
たクリーニングブレード8a、トナー捕集シート8b、
廃トナー回収容器8c、クリーニングブラシ8d、スク
レーパ部材であるブラシスクレーパ8e、固形潤滑剤8
i等から構成されている。
ム2の回転方向においてクリーニングブレード8aの上
流側に配設され、トナーを掻き取る為のブラシスクレー
パ8eがクリーニングブラシ8dに対して侵入量β=約
1.5mmで侵入している(図1参照)。
を基布に植え付け、それを直径6mmの芯金8h上に巻き
付けて直径16mmのブラシ状に構成したものである。本実
施形態では導電性繊維として、太さ3デニールのレーヨ
ンの導電糸を用い、繊維密度が200K本/inch2となるよう
にW織りで基布に植え込んだものをシート状に形成し、
芯金8hとの導通を確保するようにして螺旋状に巻き付
けている。そして、感光体ドラム2に対する侵入量α=
1mm(図1参照)で、当接幅=7mmをもって接してい
る。また、クリーニングブラシ8dは感光体ドラム2と
同方向回転である矢印方向に周速度(第一の周速度)V
Bで回転駆動されている(即ち、感光体ドラム2とクリ
ーニングブラシ8dとは接触部位において相互に反対方
向に移動して摺擦している)。クリーニングブラシ8d
は不図示のステッピングモータ等の駆動源に接続され、
回転速度を任意に変更することができる。
ステアリン酸亜鉛棒を使用し、クリーニングブラシ8d
に当接していてクリーニングブラシ8dが回転すること
で削り取られる。回転する感光体ドラム2とクリーニン
グブラシ8dが擦れあうと、クリーニングブラシ上の固
形潤滑材は感光体ドラム2表面に塗布される。このよう
に感光体ドラム2表面を滑らかにすることにより、特に
クリーニングブレード8aのビビリ等の動きが抑制さ
れ、本実施形態にて用いる球形のトナーであってもクリ
ーニング効果が向上する。
化させたときの感光体ドラム2とクリーニングブラシ8
dの回転周速比について実験した結果を図3に示す。
が約120mm/secの時、感光体ドラム2に対するクリーニ
ングブラシの侵入量α=1mmで、外径62mmの感光体ドラ
ム2の回転周速度VA=120mm/sec、外径16mmのクリーニ
ングブラシ8dの回転周速度VB=30mm/secとし、クリ
ーニングブラシ8dの感光体ドラム2に対する周速度比
x=約25%に設定してクリーニング性を確認したとこ
ろ、画像形成装置は長期間良好なクリーニング性を保持
した。
耐久後の感光体ドラム2の表面の水に対する接触角及び
滑り性を比較したところ、
クリーニングブラシ8dの回転速度が同じ周速度比を保
持したままプロセススピードを200mm/sec(1.6倍)に増
速した。この時、直径62mmの感光体ドラム2の周速度
(第二の周速度)はVA′=200mm/sec、直径16mmのクリ
ーニングブラシ8dの周速度(第二の周速度)はVB′
=50mm/secとし、クリーニングブラシの感光体ドラム2
に対する周速度比はy=約25%となっている。この条件
下で固形潤滑材は感光体ドラム2上にうまく塗布され
ず、大半が粉体の状態でクリーニングブレード8aへ突
入し、不均一な粉体はクリーニングブレード当接部にダ
メージを与えて、クリーニングブレードのエッジ欠けや
ビビリを誘発してクリーニング不良を発生させた。
た時、感光体ドラム2の周速度VA′=200 mm/sec、
クリーニングブラシ8dの周速度VB′=40 mm/sec
とし、感光体ドラム2に対してクリーニングブラシ8d
の周速度比をy=20%と、感光体ドラム2より遅回しに
すると、固形潤滑材の塗布不良によるクリーニング不良
は発生しなかった。加えて耐久枚数当りの固形潤滑剤8
iの使用量も減少したため、長期間良好なクリーニング
性能を保持することが可能となった。
ラム2を第一の周速度VAで画像形成するとき、クリー
ニングブラシ8dを第一の周速度VBで回転させたとす
る。この装置で画像形成プロセスを変化させ、感光体ド
ラム2の周速度が前記第一の周速度VAとは異なる第二
の周速度VA′にしたとき、クリーニングブラシ8dを
第二の周速度VB′で回転させて画像形成する。
=VB/VA、y=VB′/VA′(x、yは感光体ドラム
2とクリーニングブラシ8dの周速度比)の関係が、x
>yを満たすようなクリーニング装置であれば、画像形
成装置のプロセススピードが変化した場合でも感光体ド
ラム2に対してクリーニングブラシ8dによる固形潤滑
剤8iの塗布を確実におこない、クリーニング装置8の
負荷を低減し、長期にわたるクリーニング性能を保証で
きる画像形成装置の提供が可能となる。
外径、クリーニングブラシ8dの外径及びクリーニング
ブラシ8dの感光体ドラム2に対する侵入量が同一の場
合、感光体ドラム2とクリーニングブラシ8dの周速度
比以外に、固形潤滑剤のクリーニングブラシ8dによる
塗布能力を決定する要素として、固形潤滑剤8iの硬
さ、クリーニングブラシ8dの毛の硬さ、植毛密度等が
挙げられる。
が速くなっても感光体ドラム2とクリーニングブラシ8
dの周速度比を一定にする条件を維持し、前記各要素を
変更して耐久によるクリーニング装置の能力について確
認した所、感光体ドラム2の外径、クリーニングブラシ
8dの外径、クリーニングブラシ8dの感光体ドラム2
に対する侵入量αが同一の場合、いずれの場合において
もクリーニングブラシ8dの本来の目的であるクリーニ
ング性能や、固形潤滑剤の塗布能力が低下した。
速化した場合、感光体ドラム2とクリーニングブラシ8
dの周速度比を大きくして、その他の要素については流
用することが望ましい。
いたステアリン酸亜鉛以外の高級脂肪酸金属塩(いわゆ
る金属石鹸)であってもかまわないし、高級脂肪酸と高
級アルコールのエステルを主成分とする固形ワックスで
もかまわない。要はブロック状の固形潤滑材8iをクリ
ーニングブラシ8dで削り取って微粉末化したものを感
光体ドラム2に塗布することで、薄膜を形成して表面を
滑りやすく、摩擦を低減させるものであれば、同様の作
用を奏することができる。
ニングにブレードを用いた画像形成装置においては、装
置の起動直後や低温低湿環境等、装置内部が低温の時、
ブレードが正常に機能しないためにクリーニング能力が
極端に低下し、トナーのすり抜け等のクリーニング不良
を起こす可能性がある。
て、図4に示すように、固形潤滑剤8iが図示しないソ
レノイド等によってクリーニングブラシに当接、離隔可
能に構成し、且つ本発明におけるクリーニングブラシの
周速度を可変できるという機能を用いて解決している。
枚数のプリント動作においては、クリーニングブラシ8
dの回転周速度が通常の場合よりも高い周速度比で回転
させることで、クリーニングブラシ8d本来の機能であ
るクリーニングブレード8aの補助を積極的に行なうも
のである。感光ドラムとカウンター方向に回転接触する
クリーニングブラシの速度が速くなると、感光体ドラム
に存在するトナーを強く掻き取るとともに、感光ドラム
面に対して単位時間当たりに接触するブラシ面が増加す
るので、ブラシによるトナーの搬送能力が強化される。
このとき、固形潤滑材8iは不図示のソレノイド等で上
方向に移動させてクリーニングブラシ8dから離間させ
る。これにより、第一実施形態における感光体ドラム2
への固形潤滑剤の均一な塗布という目的を阻害すること
はない。そして、感光体ドラム2上の固形潤滑剤は100
枚程度のプリント動作であれば、固形潤滑剤の塗布を行
っていなくても感光体ドラム2表面の接触角や滑り性が
変化していないため、潤滑性を保持していると判断され
る。
滑剤8iは元通りクリーニングブラシ8dに当接され、
第一実施形態の動作を行なう。
ドラム2への固形潤滑剤8iの均一な塗布を行ないなが
ら、装置起動直後のクリーニング性能を向上させること
が可能である。
ラム形状の中間転写体7を用いたが、図5に示すように
中間転写体としてベルト状の中間転写ベルト15を用いて
もよい。ベルト部材を用いることにより、各部材の配置
の自由度が広がり装置の小型化が可能となる。
脂製の材料に残留したトナーを除去するクリーニング装
置16として第一実施形態のクリーニング装置8と同様の
装置を用い、このクリーニング装置16のクリーニングブ
ラシ8dの回転も第一実施形態と同様に制御する。
に対して中間転写体とクリーニングブラシの周速差を大
きくすることによって、固形潤滑剤が確実に塗布可能と
なり、中間転写体の長期にわたるクリーニング性能が保
持されることが確認された。
画像形成装置のプロセススピードが高速化した場合に、
像担持体とクリーニングブラシの接触時間が最適化さ
れ、クリーニングブラシによる固形潤滑材の塗布が確実
に行われる。
数のプリント動作においては、クリーニングブラシがプ
ロセススピードに拘わらず像担持体に対して速い周速度
で回転するようにすれば、ブラシ本来の機能であるブレ
ードクリーニングの補助が積極的に行われる。このと
き、固形潤滑剤をクリーニングブラシから離間されるこ
とによって像担持体への固形潤滑剤の均一な塗布を行な
いながら、装置起動直後のクリーニング性能を向上させ
ることが可能となる。
図である。
模式説明図である。
る清掃効果を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第一の周速度とこれよりも速い第二の周
速度の少なくとも2以上の周速度で回転可能な像担持体
上のトナーをクリーニングするクリーニング装置におい
て、 前記像担持体に接触して該像担持体上のトナーを掻き取
るクリーニングブレードと、 前記クリーニングブレードによるクリーニングを行う前
に前記像担持体に接触するブラシと、 前記ブラシに付着したトナーを掻き取るスクレープ部材
と、 前記ブラシを介して前記像担持体周面に固形潤滑剤を塗
布する塗布部材と、 を備え、 前記像担持体が第一の周速度VAで回転するとき前記ブ
ラシを周速度VBで回転させ、前記像担持体が第二の周
速度VA′で回転するとき前記ブラシを周速度VB′で回
転させ、 このときVA<VA′、(VB/VA)>(VB′/VA′)
の関係を有するよう構成したことを特徴とするクリーニ
ング装置。 - 【請求項2】 第一の周速度とこれよりも速い第二の
周速度の少なくとも2以上の周速度で回転可能な像担持
体上のトナーをクリーニングするクリーニング装置にお
いて、 前記像担持体に接触して該像担持体上のトナーを掻き取
るクリーニングブレードと、 前記クリーニングブレードによるクリーニングを行う前
に前記像担持体に接触するブラシと、 前記ブラシに付着したトナーを掻き取るスクレープ部材
と、 前記ブラシを介して前記像担持体周面に固形潤滑剤を塗
布する塗布部材と、 を備え、 前記ブラシから前記塗布部材を接離可能とする接離手段
を有し、 装置電源投入後から所定数の画像形成を行う間前記塗布
部材を離間させた状態で前記ブラシを通常時に比べて速
い周速度で回転させることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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