JP2009118695A - 直列型瞬低補償装置の位相同期制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】復電時の系統電圧と負荷電圧の同期合わせにかかる時間を短縮するようにした。
【解決手段】負荷電圧設定部41の設定値と負荷電圧VLOADの検出値とを加算器43に与え、加算器43の出力にその差分を得る。その差分は、PWM指令値作成部44に与えられ、PWM指令値作成部44の出力にはPWM指令値が作成される。
作成されたPWM指令値は、PWM指令値作成部44と比較部46を結ぶ電路に介挿された可変ゲイン部47を介して比較部46に入力される。可変ゲイン部47は、復電信号検出部48からの復電検出信号により、ゲインGが「1」から徐々に「0」へと時間的に変化するように構成されている。このため、復電信号が検出されると、ゲインGは、「1」から「0」へと徐々に時間的に変化され、それにともなってPWM指令値も低下していくので、インバータ33bの出力電圧が徐々に「0」になるような、インバータゲート信号が出力されることになる。
【選択図】図1
【解決手段】負荷電圧設定部41の設定値と負荷電圧VLOADの検出値とを加算器43に与え、加算器43の出力にその差分を得る。その差分は、PWM指令値作成部44に与えられ、PWM指令値作成部44の出力にはPWM指令値が作成される。
作成されたPWM指令値は、PWM指令値作成部44と比較部46を結ぶ電路に介挿された可変ゲイン部47を介して比較部46に入力される。可変ゲイン部47は、復電信号検出部48からの復電検出信号により、ゲインGが「1」から徐々に「0」へと時間的に変化するように構成されている。このため、復電信号が検出されると、ゲインGは、「1」から「0」へと徐々に時間的に変化され、それにともなってPWM指令値も低下していくので、インバータ33bの出力電圧が徐々に「0」になるような、インバータゲート信号が出力されることになる。
【選択図】図1
Description
本発明は、系統と負荷の間に介挿された直列型瞬低補償装置における位相同期制御装置に関するものである。
図3は、系統31と負荷32との間に介挿された直列型瞬低補償装置33の概要を示す構成説明図で、直列型瞬低補償装置33は、系統31と負荷32の電路に直列変圧器33aの一次巻線が設けられ、その二次巻線には、インバータ33bの交流側が接続されている。インバータ33bの直流側には、直流コンデンサ、電池、パワーキャパシタ等の電力蓄積要素33cが接続される。33dはインバータ33bを制御するインバータゲート信号制御部である。
上記直列型瞬低補償装置において、通常、インバータ33bの出力電圧VINVは、ゼロで、インバータ33bは待機状態であり、系統電圧VSYSと負荷電圧VLOADは、一致している。このようなときに、系統31に瞬低が発生すると、系統電圧VSYSの降下分とインバータ33bの出力電圧VINVが一致するように、インバータ33bを制御することで瞬低補償を行い、負荷32に安定した電力を供給する。
そして、復電時は、系統電圧VSYSと負荷電圧VLOADを位相同期させてからインバータ33bを待機状態に戻す必要がある。この位相同期には、PLL制御が用いられている。
図4はインバータ33bを制御するインバータゲート信号制御部の構成説明図で、負荷電圧設定部41からの基準正弦波の周波数および位相(設定値)は、PLL制御回路42によるPLL制御によって系統電圧VSYSに同期しており、負荷電圧設定部41の設定値と負荷電圧VLOADの検出値とを加算器43に与えて、加算器43の出力に、その差分を得る。
その差分は、PWM指令値作成部44に与えられて、その作成部44の出力にPWM指令値を作成する。この作成されたPWM指令値とPWMキャリア発生部45からのPWMキャリアとを比較器46で比較することにより、インバータ33bへのゲート信号を得る。このゲート信号がインバータ33bに与えられ、負荷電圧VLOADが系統電圧VSYSを追従するように、インバータ出力電圧VINVが制御される。
特開平10−313574号公報
特開2001−045663号公報
図3に示す直列型瞬低補償装置において、復電時の系統電圧と負荷電圧の位相同期をPLL制御によって行った場合、PLL制御の動作原理上、同期引き込み時に、図5に示す位相差のオーバーシュートOVが発生する。
このため、オーバーシュートOVが収束するまで同期完了とならず、図示矢印で示す同期完了の時刻まで、インバータ33bを待機状態に戻すことができない。従って、図5に示すように、ゼロクロス以降もオーバーシュートOVが収束するまでに一定の時間がかかり、この時間の間、インバータ33bは運転状態であるから、インバータ33bからは電力が負荷に供給され続けられるために、電力蓄積要素33cの容量を大きくして対処しなければならない問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、復電時の系統電圧と負荷電圧の同期合わせにかかる時間を短縮するようにした直列型瞬低補償装置の位相同期制御装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記の課題を達成するために、第1発明は、系統と負荷との電路間に直列変圧器の一次巻線を介挿接続し、この変圧器の二次巻線にインバータを接続し、系統で瞬低が発生した時には、系統電圧の降下分をインバータから出力することで、負荷へ安定した電力供給をするような直列型瞬低補償装置において、
復電時の系統電圧と負荷電圧の同期合わせを、インバータ出力電圧を徐々に小さくしていくような、出力制御要素をインバータゲート信号制御部に設けたことを特徴とするものである。
復電時の系統電圧と負荷電圧の同期合わせを、インバータ出力電圧を徐々に小さくしていくような、出力制御要素をインバータゲート信号制御部に設けたことを特徴とするものである。
第2発明は、前記出力制御要素が、復電信号で動作する可変ゲイン部からなることを特徴とするものである。
本発明によれば、直列型瞬低補償装置において、復電時の系統電圧と負荷電圧の同期合わせにかかる時間を短縮することにより、同期合わせ中に電力蓄積要素で消費される電力を削減することができ、以って、電力蓄積要素の小容量化や長寿命化を図り、装置全体の小型化を図るようにした
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するに、図3、図4と同一部分には同一符号を付して説明する。図1は本発明の実施の形態を示すインバータゲート信号制御部の構成説明図である。
図1において、負荷電圧設定部41の設定値と負荷電圧VLOADの検出値とを加算器43に与えて、加算器43の出力にその差分を得る。その差分は、PWM指令値作成部44に与えられて、PWM指令値作成部44の出力にはPWM指令値が作成される。
作成されたPWM指令値は、PWM指令値作成部44と比較部46を結ぶ電路に介挿された出力制御要素となる可変ゲイン部47を介して比較部46に入力される。可変ゲイン部47は、復電信号検出部48からの復電信号により、ゲインGが「1」から徐々に「0」へと時間的に変化するように構成されている。
このため、復電信号が検出されると、ゲインGは、「1」から「0」へと徐々に時間的に変化されていくため、それにともなってPWM指令値も低下して比較部46に入力され、PWMキャリアと比較部46で比較されて、出力にインバータ33bの出力電圧が徐々に「0」になるような、インバータゲート信号が送出されることになる。なお、復電信号は、可変ゲイン部47のゲインGを変化させ始めるためのトリガとしてのみ使用され、それ以降は使用されない。
上記のようにインバータ33bの出力電圧を徐々に「0」になるように制御を行って、同期合わせ中のゲインGに対する系統電圧VSYS、インバータ出力電圧VINV、負荷電圧VLOAD、の各電圧位相ベクトルの変遷を図2(a)〜(d)に示す。
図2(a)〜(d)の各電圧位相ベクトルから、ゲインGにしたがって、インバータ出力電圧VINVが徐々に小さくなり、系統電圧VSYSと負荷電圧VLOADの位相が同期していくことが判る。このような制御を行うことにより、負荷にとって位相急変とはならずに、ゲインG=0において、同期が完了する。
上記実施の形態のように制御することにより、図5に示したようなオーバーシュートOVは発生しないので、従来のPLL制御による位相同期に比べて早い段階で同期完了となり、インバータ33bを待機状態に戻すことができる。
31…系統
32…負荷
33…直列型瞬低補償装置
41…負荷電圧設定部
43…加算部
44…PWM指令値作成部
45…PWMキャリア発生部
46…比較器
47…可変ゲイン部
48…復電信号検出部
32…負荷
33…直列型瞬低補償装置
41…負荷電圧設定部
43…加算部
44…PWM指令値作成部
45…PWMキャリア発生部
46…比較器
47…可変ゲイン部
48…復電信号検出部
Claims (2)
- 系統と負荷との電路間に直列変圧器の一次巻線を介挿接続し、この変圧器の二次巻線にインバータを接続し、系統で瞬低が発生した時には、系統電圧の降下分をインバータから出力することで、負荷へ安定した電力供給をするような直列型瞬低補償装置において、
復電時の系統電圧と負荷電圧の同期合わせを、インバータ出力電圧を徐々に小さくしていくような、出力制御要素をインバータゲート信号制御部に設けたことを特徴とする直列型瞬低補償装置の位相同期制御装置。 - 前記出力制御要素は、復電信号で動作する可変ゲイン部からなることを特徴とする請求項1記載の直列型瞬低補償装置の位相同期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007291417A JP2009118695A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 直列型瞬低補償装置の位相同期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007291417A JP2009118695A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 直列型瞬低補償装置の位相同期制御装置 |
Publications (1)
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JP2009118695A true JP2009118695A (ja) | 2009-05-28 |
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JP2007291417A Pending JP2009118695A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 直列型瞬低補償装置の位相同期制御装置 |
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JP (1) | JP2009118695A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112332814A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-02-05 | 温州大学 | 一种并联系统同步电路 |
-
2007
- 2007-11-09 JP JP2007291417A patent/JP2009118695A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112332814A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-02-05 | 温州大学 | 一种并联系统同步电路 |
CN112332814B (zh) * | 2020-11-27 | 2023-03-14 | 温州大学 | 一种并联系统同步电路 |
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