JP2009085096A - スタータモータ周辺構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クランクケース18上にクランク軸17と平行な回転軸線C4を有して配置されるスタータモータ61と、スタータ伝動機構71を収容するべく前記クランクケース18上に設けられる機構収容部とを備えるスタータモータ周辺構造において、前記機構収容部の前後に前記スタータモータ61を取り付ける前後モータ取り付けボス76a,77aを配置し、該前後モータ取り付けボス76a,77aに前記スタータモータ61のモータ固定部78を左右方向に沿うボルトにより締結する。
【選択図】図2
Description
そこでこの発明は、クランクケース上にスタータモータを配置したエンジンのスタータモータ周辺構造において、エンジンとその上方のメインフレームとをより近づけることを目的とする。
また、スタータモータのモータ固定部の締結方向を左右方向とすることで、クランクケース上方のメインフレームがボルト着脱時の妨げにならず、エンジンと車体フレームとをより近づけることができる。
さらに、前後モータ取り付けボスが機構収容部の近傍に配置されることで、クランクケース用の金型の簡素化を図ると共に、クランクケースにおけるスタータモータ周辺の機械加工の合理化を図ることができる。
また、シリンダにカムチェーンテンショナ用のリフターを配置する場合にも、前モータ取り付けボスの配置による前記リフターのレイアウト上の制約が抑えられ、設計自由度を高めることができる。
また、前記リブをクランクケース上に起立させることで、クランクケース上の雨水等が後モータ取り付けボスとアッパーマウントボスとの間の隙間からスタータモータ側に回り込み難くなり、該スタータモータ周辺のシール性を良好に確保できる。
図3を併せて参照し、ピストン28はコンロッド29を介してクランク軸17のクランクピン31に連結され、ピストン28の往復動がクランク軸17のクランクジャーナル32中心の回転動に変換される。クランク軸17の回転動力は、クランクケース18内右側に配置された各クラッチ33,34及びクランクケース18内後部に配置された変速機35を介して、クランクケース18の後部左側に配置されたドライブスプロケット36に出力され、該ドライブスプロケット36からドライブチェーン36aを介して後輪9左側のドリブンスプロケット36bに伝達される(図1参照)。
スタータモータ61は、その駆動軸62の回転軸線C4を左右方向に沿わせて(クランク軸線C1と平行にして)配置される。スタータモータ61は、前記回転軸線C4に沿う円筒状のモータ本体63の左端部から、前記駆動軸62の先端側を左方に向けて突出させた基本構成を有する。スタータモータ61は、ケース本体55の上方において車体左右中心面を左右に跨ぐように配置される。
そして、所定の操作により不図示の車載電源からの電力がスタータモータ61に供給されると、ロータ62a及び回転軸が一体回転し、後述のスタータ伝動機構71を介してクランク軸17をエンジン始動方向へ回転させる。
図3を併せて参照し、各モータ固定部78には、これをケーシング64左端のフランジ64bと共に右方から貫通する左右方向に沿うボルト78aが挿通され、該ボルト78aが前後モータ取り付けボス76a,77aに締め込まれることで、スタータモータ61がモータホルダ66に一体的に取り付けられる。なお、各ケース固定部79には前記フランジ64bを貫通するビス等が締め込まれ、スタータモータ61単体時にも一体に組み立てられた状態を保持する。
図4を併せて参照し、ケース本体55におけるモータホルダ66の後方には、その上面から側面視山形をなして上方に突出するアッパーマウント82が左右ケース体56,57に跨って設けられる。アッパーマウント82は、その突出頂部が左右エンジンハンガ81に支持するアッパーマウントボス82aとされる。アッパーマウントボス82aは左右エンジンハンガ81間に挟み込まれ、これらが左右方向に沿うボルト等により一体的に締結される。
そして、前モータ取り付けボス76aは、前記シリンダ19との合わせ面55aの延長部(図中鎖線で示す)の近傍(前記延長部よりもケース本体55側)に位置し、クランクケース18(ケース本体55)の金型の大型化が抑えられる。
また、スタータモータ61のモータ固定部78の締結方向を左右方向とすることで、クランクケース18上方のメインフレーム7がボルト78a着脱時の妨げにならず、エンジン16と車体フレーム2とをより近づけることができる。
さらに、前後モータ取り付けボス76a,77aが機構収容部67aの近傍に配置されることで、クランクケース18用の金型の簡素化を図ると共に、クランクケース18におけるスタータモータ61周辺の機械加工の合理化を図ることができる。
また、前記エンジン16は、シリンダ19にリフターを配置したカムチェーンテンショナを有するものであってもよい。この場合、前モータ取り付けボス76aの配置による前記リフターのレイアウト上の制約が抑えられ、設計自由度を高めることができる。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、自動二輪車に限らず三輪又は四輪の車両やフロアステップを有するスクータ型車両にも適用できることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
2 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
7 メインフレーム
16 エンジン
17 クランク軸
18 クランクケース
19 シリンダ
55a 合わせ面
C4 回転軸線
61 スタータモータ
67a 機構収容部
68 配線接続部
71 スタータ伝動機構
76a 前モータ取り付けボス
77a 後モータ取り付けボス
78 モータ固定部
78a ボルト
81 エンジンハンガ
82a アッパーマウントボス
85 リブ
Claims (5)
- 車体フレームの前端部に位置するヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後下がりに延びるメインフレームと、前記メインフレームの下方に懸架されるエンジンと、前記エンジンにおける左右方向に沿うクランク軸を軸支するクランクケースと、前記クランクケースから前方に突出するシリンダと、前記クランクケース上に前記クランク軸と平行な回転軸線を有して配置されるスタータモータと、前記スタータモータの回転駆動力を前記クランク軸に伝達するスタータ伝動機構を収容するべく前記クランクケース上に設けられる機構収容部と、を備えるスタータモータ周辺構造において、
前記機構収容部の前後に前記スタータモータを取り付ける前後モータ取り付けボスを配置し、該前後モータ取り付けボスに前記スタータモータのモータ固定部を左右方向に沿うボルトにより締結したことを特徴とするスタータモータ周辺構造。 - 前記前モータ取り付けボスは、前記クランクケースとシリンダとの合わせ面の延長部近傍に位置することを特徴とする請求項1に記載のスタータモータ周辺構造。
- 前記前モータ取り付けボスは、前記合わせ面の延長部から前記シリンダ側にはみ出さないことを特徴とする請求項2に記載のスタータモータ周辺構造。
- 前記後モータ取り付けボスの後方に、前記メインフレームから延びるエンジンハンガに支持されるアッパーマウントボスを配置し、前記後モータ取り付けボス及びアッパーマウントボスを、前記クランクケース上に起立するリブでつないだことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のスタータモータ周辺構造。
- 前記スタータモータの配線接続部が、該スタータモータの外周から斜め前上方に突出することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のスタータモータ周辺構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007256282A JP2009085096A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | スタータモータ周辺構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020023933A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | スズキ株式会社 | 自動二輪車 |
CN111120175A (zh) * | 2018-10-30 | 2020-05-08 | 浙江星月实业有限公司 | 一种汽油机 |
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-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007256282A patent/JP2009085096A/ja active Pending
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