JP2009064198A - 印刷システムおよび印刷装置印刷ジョブ投入装置とそのプログラム - Google Patents
印刷システムおよび印刷装置印刷ジョブ投入装置とそのプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】自分の印刷物を他人に取ってきて貰うための各種作業を支援することのできる印刷システムを提供する。
【解決手段】端末30aは、代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる依頼印刷ジョブJaを印刷装置10に送信し(P1)、印刷装置10は該依頼印刷ジョブを記憶部11に記憶してその印刷の実行は保留にする。端末30bは、ユーザBから印刷ジョブの投入に係わる操作を受けると(P2)、ユーザBを代行人の一人とする依頼印刷ジョブの情報を印刷装置10に要求し(P3)、その応答(P4)に基づきユーザBを代行人とする依頼印刷ジョブの存在を通知し、ユーザBが代行印刷を承諾するとユーザBの印刷ジョブと代行印刷の実行指示とが印刷装置に送信され(P5)それらの印刷が実行される(P6)。ユーザBは印刷装置へ印刷物を取りに行き、代行した印刷物をユーザAに手渡す(P7、P8)。
【選択図】図1
【解決手段】端末30aは、代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる依頼印刷ジョブJaを印刷装置10に送信し(P1)、印刷装置10は該依頼印刷ジョブを記憶部11に記憶してその印刷の実行は保留にする。端末30bは、ユーザBから印刷ジョブの投入に係わる操作を受けると(P2)、ユーザBを代行人の一人とする依頼印刷ジョブの情報を印刷装置10に要求し(P3)、その応答(P4)に基づきユーザBを代行人とする依頼印刷ジョブの存在を通知し、ユーザBが代行印刷を承諾するとユーザBの印刷ジョブと代行印刷の実行指示とが印刷装置に送信され(P5)それらの印刷が実行される(P6)。ユーザBは印刷装置へ印刷物を取りに行き、代行した印刷物をユーザAに手渡す(P7、P8)。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷システム、印刷装置、印刷ジョブ投入装置とそのプログラムに係わり、特に、自分の印刷物を印刷装置まで取りに行く負担を軽減するための技術に関する。
印刷装置と、この印刷装置に対して印刷ジョブを投入する端末装置とはネットワークなどで接続されて互いに離れた場所に設置されることがある。この場合、印刷ジョブを投入したユーザが印刷装置へ印刷物を取りに行く前に印刷が実行されると、印刷物が他人の目に触れて機密が漏洩する虞がある。そこで、端末装置から受信した印刷ジョブを印刷装置側で記憶してその印刷の実行を保留にしておき、印刷装置の操作部から所定のパスワードが入力されたことを条件に印刷を実行する機密印刷機能を備えた印刷装置がある。
ところで、離れた場所まで出力物を取りに行く負担を軽減することを目的として、たとえば、デジタル写真のプリント分野では、ネットワークを介してサーバに対して印刷データ送信してプリント依頼すると、その出力物が自宅まで配送されるといったシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
また、印刷終了後も印刷データを消去せずに印刷装置に蓄積保存しておき、その印刷データを用いた再印刷を端末装置から指示可能にした印刷システムがある(たとえば、特許文献2参照。)。
印刷装置までやや距離があり、しかも直ぐにはその印刷物を必要としないような場合には、たとえば、同じ居室に在籍している他の人が印刷物を取りに行くついでに自分の印刷物を持ってきて貰えれば非常に助かることがある。
しかし、前述した機密印刷機能の場合、印刷の権利を有する(パスワードを知っている)のは印刷ジョブを投入したユーザ本人だけなので、その印刷物を他人に取ってきて貰うためには、印刷装置に出向く用事のある他人を見つけ出し、その他人に口頭でパスワードを教えてお願いするなどの手間を要し、結局、面倒な作業が発生するという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、自分の印刷物を他人に取ってきて貰うための各種作業を支援することのできる印刷システムおよび印刷装置、印刷ジョブ投入装置とそのプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]印刷装置と、この印刷装置に印刷ジョブを送信して投入する端末装置とを備え、
前記端末装置は、指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる印刷ジョブである依頼印刷ジョブの投入操作をユーザから受けて、該依頼印刷ジョブを前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記依頼印刷ジョブを受信した前記印刷装置は、該依頼印刷ジョブを記憶部に記憶してその印刷の実行を保留にし、
前記端末装置は、ユーザから所定のアクセスを受けた場合に、そのユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブに関する情報を前記印刷装置に要求し、
前記端末装置から前記要求を受けた前記印刷装置は、前記アクセスしたユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブが前記記憶部に記憶されているか否かを調べ、記憶されている場合はその依頼印刷ジョブに関する情報を前記端末装置に送信し、
前記印刷装置から前記情報を受信した前記端末装置は、前記ユーザが代行人に指定されている依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する
ことを特徴とする印刷システム。
前記端末装置は、指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる印刷ジョブである依頼印刷ジョブの投入操作をユーザから受けて、該依頼印刷ジョブを前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記依頼印刷ジョブを受信した前記印刷装置は、該依頼印刷ジョブを記憶部に記憶してその印刷の実行を保留にし、
前記端末装置は、ユーザから所定のアクセスを受けた場合に、そのユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブに関する情報を前記印刷装置に要求し、
前記端末装置から前記要求を受けた前記印刷装置は、前記アクセスしたユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブが前記記憶部に記憶されているか否かを調べ、記憶されている場合はその依頼印刷ジョブに関する情報を前記端末装置に送信し、
前記印刷装置から前記情報を受信した前記端末装置は、前記ユーザが代行人に指定されている依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する
ことを特徴とする印刷システム。
上記発明では、端末装置からは代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる依頼印刷ジョブの投入が可能であり、印刷装置は依頼印刷ジョブを端末装置から受けると、それを記憶部に記憶して印刷の実行を保留にする。また端末装置はユーザから印刷ジョブの投入操作などのアクセスを受けたとき、そのユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブに関する情報を印刷装置に要求し、該当する依頼印刷ジョブが存在する場合は印刷装置からの応答に基づいてその依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する。すなわち、本印刷システムでは、自分の代わりに印刷を実行して貰う代行人を設定した依頼印刷ジョブを投入でき、その代行人に指定されているいずれかのユーザが端末装置にアクセスしたとき、そのユーザに対して自分を代行人とする依頼印刷ジョブが印刷装置に存在していることが通知される。
[2]前記端末装置は、依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して前記依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、承諾を受けた場合に前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を受信した前記印刷装置は、前記依頼印刷ジョブに係わる印刷を実行する
ことを特徴とする[1]に記載の印刷システム。
前記端末装置から前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を受信した前記印刷装置は、前記依頼印刷ジョブに係わる印刷を実行する
ことを特徴とする[1]に記載の印刷システム。
上記発明では、依頼印刷ジョブの存在を通知されたユーザは、その印刷の代行(代行印刷)を承諾するか否かを選択でき、承諾した場合に代行印刷が実行される。たとえば、印刷量が多い場合は、代行印刷を拒否することができる。
[3]前記所定のアクセスは、前記印刷装置に対して印刷ジョブを投入するためにユーザが行う操作の少なくとも一部である
ことを特徴とする[1]に記載の印刷システム。
ことを特徴とする[1]に記載の印刷システム。
上記発明では、ユーザが自分の印刷ジョブを投入するための操作を行ったとき、そのユーザを代行人とする依頼印刷ジョブの存在が通知される。
[4]前記端末装置は、前記依頼印刷ジョブの存在を前記ユーザに通知し、かつ 前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを受信した前記印刷装置は、前記印刷ジョブに係わる印刷と前記依頼印刷ジョブに係わる印刷とを実行する
ことを特徴とする[3]に記載の印刷システム。
前記端末装置から前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを受信した前記印刷装置は、前記印刷ジョブに係わる印刷と前記依頼印刷ジョブに係わる印刷とを実行する
ことを特徴とする[3]に記載の印刷システム。
上記発明では、代行印刷は自分の印刷ジョブに係わる印刷のついでに行われる。この場合、代行印刷は強制実行される。
[5]前記端末装置は、依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して前記依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、その承諾を受け、かつ、前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを受信した前記印刷装置は、前記印刷ジョブに係わる印刷と前記依頼印刷ジョブに係わる印刷とを実行する
ことを特徴とする[3]に記載の印刷システム。
前記端末装置から前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを受信した前記印刷装置は、前記印刷ジョブに係わる印刷と前記依頼印刷ジョブに係わる印刷とを実行する
ことを特徴とする[3]に記載の印刷システム。
上記発明では、ユーザは代行印刷を請け負うか否かを選択でき、かつ代行印刷は自分の印刷ジョブに係わる印刷のついでに行われる。
[6]前記印刷装置は、印刷の終了した依頼印刷ジョブを前記記憶部から消去する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の印刷システム。
上記発明では、複数の代行人の中の一人が代行印刷すると、あるいは依頼者本人が印刷すると、その依頼印刷ジョブは消去される。重複する不要な印刷が防止される。
[7]前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が実行されたことを、その依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の印刷システム。
上記発明では、代行印刷されたことが依頼者に通知され、依頼者は自分で印刷物を取りに行く必要のないことを認識する。
[8] 前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が期限内に代行人により実行されなかった場合は、前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が未実行であることをその依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の印刷システム。
上記発明では、依頼印刷ジョブを投入してから所定の期限内に誰も印刷してくれなかった場合に、未印刷であることが依頼主に通知される。
[9]前記依頼印刷ジョブで代行人に指定されているユーザによるその依頼印刷ジョブの削除を禁止する
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の印刷システム。
上記発明では、依頼印刷ジョブは依頼者の印刷ジョブであり、代行人は単に印刷を代行するに過ぎないので、代行人による削除は禁止されている。
[10]依頼印刷ジョブを投入したユーザを、当該依頼印刷ジョブの印刷を許可されたユーザの一人に自動設定する
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の印刷システム。
上記発明では、いずれの代行人も代行印刷を承諾しない場合でも、依頼者本人により印刷することができる。
[11]印刷装置に印刷ジョブを送信して投入する印刷ジョブ投入装置であって、
指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる印刷ジョブである依頼印刷ジョブの投入操作をユーザから受けて、該依頼印刷ジョブを前記印刷装置に送信する機能と、
ユーザから所定のアクセスを受けた場合に、そのユーザを代行人の一人とする保留中の依頼印刷ジョブに関する情報を前記印刷装置に要求し、その応答として前記印刷装置から前記情報を受け取った場合は、前記ユーザが代行人に指定されている依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する機能と
を有する
ことを特徴とする印刷ジョブ投入装置。
指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる印刷ジョブである依頼印刷ジョブの投入操作をユーザから受けて、該依頼印刷ジョブを前記印刷装置に送信する機能と、
ユーザから所定のアクセスを受けた場合に、そのユーザを代行人の一人とする保留中の依頼印刷ジョブに関する情報を前記印刷装置に要求し、その応答として前記印刷装置から前記情報を受け取った場合は、前記ユーザが代行人に指定されている依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する機能と
を有する
ことを特徴とする印刷ジョブ投入装置。
上記発明では、印刷ジョブ投入装置は、代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定をした依頼印刷ジョブとして印刷ジョブを印刷装置に投入することができる。また、ユーザから印刷ジョブの投入操作などのアクセスを受けると、そのユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブに関する情報を印刷装置に要求し、その応答に基づいて該当する依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する。すなわち、自分の代わりに印刷を実行して貰う代行人を指定した依頼印刷ジョブを投入でき、その指定した代行人が端末装置に所定のアクセスを行うと、その代行人に対して自分を代行人とする依頼印刷ジョブが印刷装置に存在していることが通知される。
[12]前記依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して該依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、承諾を受けた場合に前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を前記印刷装置に送信する
ことを特徴とする[11]に記載の印刷ジョブ投入装置。
ことを特徴とする[11]に記載の印刷ジョブ投入装置。
上記発明では、自分を代行人とする依頼印刷ジョブの存在を通知されたユーザは、その印刷の代行を承諾するか否かを選択でき、承諾した場合に代行印刷が実行される。たとえば、印刷量が多い場合は、代行印刷を拒否することができる。
[13]前記所定のアクセスは、前記印刷装置に対して印刷ジョブを投入するためにユーザが行う操作の少なくとも一部である
ことを特徴とする[11]に記載の印刷ジョブ投入装置。
ことを特徴とする[11]に記載の印刷ジョブ投入装置。
上記発明では、ユーザが自分の印刷ジョブを投入するための操作を行ったとき、そのユーザを代行人とする依頼印刷ジョブの存在が通知される。
[14]前記依頼印刷ジョブの存在を前記ユーザに通知し、かつ 前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信する
ことを特徴とする[13]に記載の印刷ジョブ投入装置。
ことを特徴とする[13]に記載の印刷ジョブ投入装置。
上記発明では、代行印刷は自分の印刷ジョブに係わる印刷のついでに行われる。この場合、代行印刷は強制実行される。
[15]前記依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して前記依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、その承諾を受け、かつ、前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信する
ことを特徴とする[13]に記載の印刷ジョブ投入装置。
ことを特徴とする[13]に記載の印刷ジョブ投入装置。
上記発明では、ユーザは代行印刷を請け負うか否かを選択でき、かつ代行印刷は自分の印刷ジョブに係わる印刷のついでに行われる。
[16]前記依頼印刷ジョブで指定されている代行人によるその依頼印刷ジョブの削除は禁止する
ことを特徴とする[11]乃至[15]のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置。
ことを特徴とする[11]乃至[15]のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置。
上記発明では、依頼印刷ジョブは依頼者の印刷ジョブであり、代行人は単に印刷を代行するに過ぎないので、代行人による削除は禁止されている。
[17]依頼印刷ジョブを投入したユーザを、当該依頼印刷ジョブの印刷を許可されたユーザの一人に自動設定する
ことを特徴とする[11]乃至[16]のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置。
ことを特徴とする[11]乃至[16]のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置。
上記発明では、いずれの代行人も代行印刷を承諾しない場合でも、依頼者本人により印刷することができる。
[18]情報処理装置を、[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の印刷システムにおける端末装置、または請求項11乃至17のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置として機能させるためのプログラム。
このプログラムはたとえば、プリンタドライバとして構成される。
[19]指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされた印刷ジョブである依頼印刷ジョブを外部端末から受けた場合は、該依頼印刷ジョブを記憶部に記憶してその印刷の実行を保留にし、
所定のユーザを代行人の一人に含む依頼印刷ジョブに関する情報の要求を外部端末から受信した場合は、前記要求で指示されたユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブが前記記憶部に記憶されているか否かを調べ、記憶されている場合はその依頼印刷ジョブに関する情報を前記外部端末に送信し、
前記外部端末から依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を受けた場合に、その実行指示が示す依頼印刷ジョブに係わる印刷を実行し、印刷の終了した依頼印刷ジョブを前記記憶部から消去する
ことを特徴とする印刷装置。
所定のユーザを代行人の一人に含む依頼印刷ジョブに関する情報の要求を外部端末から受信した場合は、前記要求で指示されたユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブが前記記憶部に記憶されているか否かを調べ、記憶されている場合はその依頼印刷ジョブに関する情報を前記外部端末に送信し、
前記外部端末から依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を受けた場合に、その実行指示が示す依頼印刷ジョブに係わる印刷を実行し、印刷の終了した依頼印刷ジョブを前記記憶部から消去する
ことを特徴とする印刷装置。
上記発明では、印刷装置は、代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる依頼印刷ジョブを外部端末から受信するとその依頼印刷ジョブを記憶しその印刷を保留にする。また外部端末からの要求に応じて、特定のユーザを代行人の一人に含む依頼印刷ジョブに関する情報をその外部端末に返送する。外部端末ではこの情報をユーザに通知し代行印刷を承諾するか否かの判断などを受け付ける。印刷装置は外部端末から依頼印刷ジョブの実行指示を受けるとその印刷を行い、印刷終了後にその依頼印刷ジョブを削除する。
[20]前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が実行されたことを、その依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする[19]に記載の印刷装置。
ことを特徴とする[19]に記載の印刷装置。
上記発明では、代行印刷されたことが依頼者に通知される。これにより、依頼者は自分で印刷物を取りに行く必要のないことを認識できる。
[21] 前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が期限内に代行人により実行されなかった場合は、前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が未実行であることをその依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする[19]または[20]記載の印刷装置。
ことを特徴とする[19]または[20]記載の印刷装置。
上記発明では、依頼印刷ジョブを投入してから所定の期限内に誰も印刷してくれなかった場合に、未印刷であることが依頼主に通知される。
[22]前記依頼印刷ジョブで代行人に指定されているユーザによるその依頼印刷ジョブの削除を禁止する
ことを特徴とする[19]乃至[21]のいずれか1つに記載の印刷装置。
ことを特徴とする[19]乃至[21]のいずれか1つに記載の印刷装置。
上記発明では、依頼印刷ジョブは依頼者の印刷ジョブであり、代行人は単に印刷を代行するに過ぎないので、代行人による削除は禁止されている。
本発明によれば、自分の印刷物を他人に取ってきて貰うための各種作業が支援され、印刷物の取得に係わる負担が軽減される。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係わる印刷システム5のシステム構成例を示している。印刷システム5は、複合機10と複数の情報処理端末30(30a、30b…)とをLAN(Local Area Network)などのネットワーク2を介して接続して構成される。
複合機10は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり情報処理端末30などの外部端末へ送信したりするスキャン機能、外部端末から受信した印刷データに基づいてラスタライズして得た画像を記録紙に印刷して出力するプリンタ機能(印刷装置としての機能)、画像データを送受信するファクシミリ機能などを備えている。
情報処理端末30は、パーソナルコンピュータなどで構成される。情報処理端末30は、複合機10に対してネットワーク2を通じて印刷データを送信して印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入装置としての機能を果たす。
この例では、ユーザAの情報処理端末30aとユーザBの情報処理端末30bとは比較的近く(たとえば、同一居室内)に配置されると共に、複合機10と情報処理端末30a、30bとはやや離れて(たとえば、同一フロア内の異なる部屋に)設置されているものとする。なお、複合機10や情報処理端末30の配置はこれに限定されるものではない。
印刷システム5は、自分の印刷物を他人に取ってきて貰うための各種作業を支援する機能(依頼印刷機能)を備えている。詳細には、情報処理端末30から複合機10に印刷ジョブを投入する場合に、指定した何れかの代行人(他人)に印刷して貰うのを待つ旨の設定(依頼印刷の設定)がなされた依頼印刷ジョブとして投入することができる。
図1の例では、ユーザAの情報処理端末30aから依頼印刷の設定がなされた依頼印刷ジョブJaを複合機10に送信すると(P1)、複合機10はその依頼印刷ジョブJaを自装置内のハードディスク装置11(記憶部)に記憶してその印刷の実行を保留にする。その後、依頼印刷ジョブJaで代行人の一人に指定されているユーザBが自分の印刷ジョブJbの投入に係わる操作を情報処理端末30bで行うと(P2)、情報処理端末30bは複合機10に対してユーザBを代行人に指定している依頼印刷ジョブに関する情報を要求する(P3)。複合機10は、ユーザBを代行人に指定している依頼印刷ジョブJaが存在するか否かを調べ、依頼印刷ジョブJbに関する情報を情報処理端末30bに送信し、依頼印刷ジョブJbの存在が情報処理端末30bからユーザBに通知される(P4)。
そして、ユーザBが依頼印刷ジョブJaにかかわる印刷の代行(代行印刷)を承諾すると、ユーザBが投入した印刷ジョブJbの印刷データと依頼印刷ジョブJaの代行指示(印刷の実行指示)とが情報処理端末30bから複合機10に送信され(P5)、複合機10は印刷ジョブJbの印刷と依頼印刷ジョブJaの印刷とを実行する(P6)。印刷が終了すると依頼印刷ジョブJaは記憶部11から削除される。親切なユーザBは、複合機10に印刷物を取りに行き(P7)、そのうち依頼印刷ジョブJaに係わる印刷物をユーザAに届けるといった行動をとることになる(P8)。
以下、印刷システム5の各部の構成および動作について説明する。
図2は、本発明の印刷装置として機能する複合機10の概略構成を示すブロック図である。複合機10は、スキャナ部12とプリンタ部13とを備えている。
スキャナ部12は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部12は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路などを備えて構成される。
プリンタ部13は、画像データに応じた画像を記録紙に印刷する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。
また複合機10は、当該複合機10の動作を統括制御する制御部としての機能を果たす制御CPU(Central Processing Unit)14を備え、この制御CPU14には互いに独立した画像バス15とシステムバス16が接続されている。
画像バス15には読み取り処理部17と書き込み処理部18が接続されている。読み取り処理部17は、スキャナ部12と接続され、スキャナ部12から入力される画像データに対して逐次、シーディング補正/輝度濃度変換、濃度γ変換、誤差拡散などの画像処理を施す回路である。書き込み処理部18はプリンタ部13と接続され、プリンタ部13へ出力される画像データに対して、セル平均化、解像度変換、プリンタγ変換、微小変倍、スクリーン処理などの画像処理を施す回路である。
システムバス16には、プログラムメモリ21と、システムメモリ22と、操作表示部23と、ハードディスク装置11と、不揮発メモリ24と、ネットワークI/F部25と、ファクシミリ通信制御部26と、ユーザ検知部27とが接続されている。
プログラムメモリ21は各種のプログラムを格納し、これらのプログラムに従って制御CPU14が各種の処理を実行する。システムメモリ22は制御CPU14がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像メモリとして使用される。不揮発メモリ24には、ユーザ名、ユーザIDやパスワードといったユーザ認証に必要な情報、ユーザの連絡先である電子メールアドレスや電話番号などを含むユーザ情報のほか、複合機10の各機能の使用度数を示すカウンタなど電源がオフされても保存しておくべき各種の情報が記憶される。
操作表示部23は、押下された座標位置を検出するタッチパネルを表面に備えた液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)とテンキーやスタートボタンなどの各種操作スイッチとから構成され、各種の操作画面や設定画面、案内画面を表示したり、ユーザから各種の操作を受け付けたりする。
ハードディスク装置11は大容量の不揮発記憶装置である。ハードディスク装置11には、情報処理端末30から受信した印刷ジョブに係わるデータが保存される。
ネットワークI/F部25は、ネットワーク2を通じ情報処理端末30などの外部端末と通信する機能を果たす。ファクシミリ通信制御部26は、ファクシミリ送信やファクシミリ受信のための通信制御を行う。
ユーザ検知部27は、各ユーザが所持する個人認証用カードに内蔵されているRFID(Radio Frequency IDentification)チップと通信してユーザ認証を行う機能を果たす。ユーザがその個人認証用カードをユーザ検知部27のセンサ部の上にかざしたとき、個人認証用カードからユーザIDを読み取ってその持ち主のユーザを検知し認証するようになっている。ユーザの認証は、操作表示部23からユーザIDとパスワードを入力するといった方法でも可能になっている。なお、印刷装置は複合機10に限らず、印刷機能を備えた装置であればよい。
図3は、情報処理端末30の構成例を示している。情報処理端末30は、当該情報処理端末30の動作を制御するCPU31にバス32を通じてROM(Read Only Memory)33、RAM(Random Access Memory)34、操作部35、表示装置36、ネットワークI/F37、ハードディスク装置38などを接続して構成される。
ROM33には、情報処理端末30を起動するための初期プログラムなどが格納される。ハードディスク装置38にはOSプログラム、文書データや図面データを作成可能なアプリケーションプログラムなどのほか、複合機10に対応したプリンタドライバ39のプログラムなどが格納される。RAM34はワークメモリなどとして使用される。CPU31は必要なプログラムをハードディスク装置38からRAM34に読み出して使用する。CPU31がプリンタドライバ39を実行することで印刷ジョブ投入装置としての機能が実現される。
操作部35は、キーボード、マウス(ポインティングデバイス)などで構成され、ユーザから各種の入力操作を受け付ける。表示装置36は、液晶ディスプレイなどで構成されユーザに対して操作画面など各種の画面を表示する機能を果たす。ネットワークI/F37はネットワーク2を通じて複合機10と各種のデータを送受信するための通信制御機能を果たす。
次に、情報処理端末30から依頼印刷ジョブを複合機10に対して投入する操作について説明する。ここでは、図1のユーザAが依頼印刷ジョブJaを投入する場合を例にする。
情報処理端末30aにてユーザAがアプリケーションプログラムから文書などの印刷操作を行うと、プリンタドライバ39が起動され、プリンタドライバ39によって図4に示すような印刷画面50が情報処理端末30aの表示装置36に表示される。
印刷画面50には、プリンタの選択や設定を行うためのプリンタ欄51、印刷の範囲や部数などを設定するための印刷範囲欄52、ユーザに対して各種の通知を行うためのメッセージ表示欄53などが設けられている。また、印刷画面50の下部には、依頼印刷に関する設定を行うための依頼印刷釦55(図中の「誰かに任せた」釦)、他人から依頼された印刷を代行する設定(代行印刷の設定)を行うための代行印刷釦56(図中の「他の人のも印刷」釦)、代行印刷を拒否する場合に押下される代行拒否釦57(図中の「自分のだけ印刷」釦)などが設けられている。
ユーザAが依頼印刷釦55を押下すると図4(b)に示すような代行人指定画面60がポップアップ表示される。代行人指定画面60では、印刷を依頼する相手(代行人)の選択が行われる。代行人指定画面60には、代行人の候補者を列挙した候補者リスト61、この候補者リスト61の中から選択した代行人が一覧表示される選択代行人リスト62が表示されている。候補者リスト61の中から所望のユーザを選び、選択釦63を操作するとそのユーザが代行人に指定されて選択代行人リスト62に表示されるようになっている。上記選択操作を繰り返すことで代行人を複数人選択できる。
ここでは、候補者リスト61には当該ジョブ投入操作中の情報処理端末30aと同じネットワーク2に接続されている情報処理端末30の所有者のユーザ名が候補者リスト61に表示されるようになっている。同じネットワークとは、たとえば、サブネットマスクが同一のネットワーク(セグメント)である。同一セグメント内の情報処理端末30は比較的近傍に配置されていると想定される。
なお、候補者リスト61に表示される候補者を別途設定できるように構成されてもよい。たとえば、当該情報処理端末30の近くに配置されている情報処理端末30の所有者(ユーザ)や代行者になることを事前に承諾して貰っているユーザを予め登録しておくと便利である。このほか、予め登録してあるユーザをデフォルトで代行人に設定するように構成されてもよい。
代行人指定画面60の決定釦64を操作すると選択代行人リスト62に表示されているユーザが当該依頼印刷ジョブの代行人に決定される。そして、代行人指定画面60および印刷画面50が閉じると共に、当該依頼印刷ジョブJaのデータが複合機10に送信される。
図5は、情報処理端末30から複合機10へ送信される依頼印刷ジョブのデータ70のデータ構成例を示している。依頼印刷ジョブのデータ70は、印刷データ71と依頼データ部72とを含んで構成される。印刷データ71は当該印刷ジョブにかかわる印刷を行うためのデータであり、依頼データ部72は、当該印刷ジョブが依頼印刷であることを示す情報、指定されている代行者の識別子などで構成される。
複合機10に送信された依頼印刷ジョブJaのデータ70は、図1のP1に示すように、複合機10のハードディスク装置11に記憶され、当該依頼印刷ジョブJaに係わる印刷の実行は保留にされる。
次に、情報処理端末30からユーザが自分の印刷ジョブを投入する場合の動作ついて説明する。ここでは、図1のユーザBが情報処理端末30bから自分の印刷ジョブJbを投入する場合を例に説明する。
情報処理端末30bにてユーザBが文書エディタなどのアプリケーションプログラムから印刷操作を行うと、プリンタドライバ39が起動され、プリンタドライバ39により、図6(a)に示すような印刷画面50bが情報処理端末30bの表示装置36に表示される。印刷画面50bのメッセージ表示欄53には、複合機10にユーザBを代行人とする依頼印刷ジョブが保留されていることを示すメッセージが表示されている。この表示は、図1のP3、P4の動作で得た情報に基づき表示される。メッセージ表示欄53への表示内容は図6に例示したものに限定されず、当該ユーザBを代行人に指定している依頼印刷ジョブの存在が通知されればよい。
メッセージ表示欄53の通知を見たユーザBは、代行印刷を拒否して自分の印刷ジョブJbのみを印刷したい場合には代行拒否釦57を操作する。これにより、印刷ジョブJbのデータが情報処理端末30bから複合機10に送信される。
ユーザBは、複合機10に溜まっている依頼印刷ジョブの内容を確認したい場合には代行印刷釦56を操作する。代行印刷釦56を操作すると図6(b)に示すような代行印刷選択画面80がポップアップ表示される。代行印刷選択画面80では、ユーザBが印刷を代行してもよいと考える依頼印刷ジョブの選択が行われる。代行印刷選択画面80には、複合機10に溜まっている依頼印刷ジョブ(当該情報処理端末30bのユーザBを代行人に指定している依頼印刷ジョブ)の情報を一覧で示す依頼印刷リスト81、この依頼印刷リスト81から代行印刷の対象として選択された依頼印刷ジョブを一覧で示す代行印刷リスト82などが表示されている。
依頼印刷リスト81には、溜まっている各依頼印刷ジョブの所有者名(依頼者名)、印刷部数(1部あたりの枚数や全部数での総印刷枚数を表示してもよい)、ジョブ投入の日付・時刻などが表示される。これらのすべてが表示される必要はなく依頼印刷ジョブを特定でき、好ましくはその印刷量、依頼人などを特定できる任意の情報が表示されればよい。ユーザBはこの情報に基づいて代行印刷を請け負うか否かを判断する。
ユーザBが依頼印刷リスト81の中から代行印刷を請け負っても良いと判断した依頼印刷ジョブを選び、選択釦83を操作するとその依頼印刷ジョブが代行印刷の対象に選択されて代行印刷リスト82に表示される。上記選択操作を繰り返すことで複数の依頼印刷ジョブを代行印刷の対象に選択することができる。なお、予め登録してある依頼者の依頼印刷ジョブが代行印刷の対象に自動選択されるように構成されてもよい。
代行印刷選択画面80の決定釦84を操作すると代行印刷リスト82に表示されている依頼印刷ジョブが代行印刷の対象に決定される。そして、代行印刷選択画面80および印刷画面50bが閉じると共に、自分の印刷ジョブJbのデータと代行印刷の対象に決定された依頼印刷ジョブに関する代行指示(実行指示Ja)とが複合機10に送信される(図1のP5参照)。
なお、印刷ジョブの投入操作が行われている情報処理端末30のユーザを代行人とする依頼印刷ジョブが複合機10に保留されていない場合はメッセージ表示欄53に依頼印刷ジョブが存在することを示すメッセージは表示されず、かつ代行印刷釦56は操作不能(たとえば、グレーアウト表示)になる。存在しないことを示す情報(メッセージなど)を表示してもよい。
図7は、情報処理端末30bから複合機10へ送信されるデータ75の構成例を示している。代行印刷を伴う印刷ジョブのデータ75は、当該印刷ジョブにかかわる印刷を行うための印刷データ76と、代行印刷指示部77とを含んでいる。代行印刷指示部77は、代行印刷する依頼印刷ジョブを指定しその実行を指示する情報であり、たとえば、代行印刷する依頼印刷ジョブの識別子(ジョブID)などを含む。
代行印刷を伴う印刷ジョブのデータ75を受信した複合機10は、それに含まれる印刷データ76に基づく印刷(印刷ジョブJbの印刷)を実行すると共に、代行印刷指示部77で代行指示(印刷の実行指示)を受けた依頼印刷ジョブの印刷を実行し、印刷が終了するとその依頼印刷ジョブのデータをハードディスク装置11から消去する。
図8は、依頼印刷および代行印刷を実行する際の複合機10内のジョブキューの状態変化の一例を示している。複合機10の内部では、ジョブキュー90によりジョブの実行順管理が行われている。ジョブキュー90には、処理中もしくは待機中(保留中)の各印刷ジョブについて、出力順、ジョブID、所有者名、代行フラグ、ジョブの状態、指定の代行人が登録される。代行フラグは、「ON」の場合にそのジョブが保留中の依頼印刷ジョブであること示している。
たとえば、情報処理端末30aからユーザ(所有者)Aの依頼印刷ジョブJaが投入されると(S1)、該ジョブJaは代行フラグが「ON」となってジョブキュー90に登録される。図8のジョブキュー90aでは、所有者FのジョブJf(出力順1)と所有者AのジョブJa(出力順4)とが依頼印刷ジョブ(代行フラグ「ON」のジョブ)として登録されている。所有者Fの依頼印刷ジョブJfは出力順1であるが代行フラグが「ON」のため待機中(保留中)にされ、出力順2のジョブJcが処理中になっている。
情報処理端末30bからユーザBが自分の印刷ジョブJbの投入操作を開始すると(S2)、情報処理端末30bのプリンタドライバ39は複合機10に対してユーザBを代行人に指定している依頼印刷ジョブに関する情報の提供を要求する(S3)。この要求を受けた複合機10はジョブキュー90aを参照し、代行フラグが「ON」のジョブのうちユーザBが代行人に指定されているジョブJf,Jaを抽出し、これら抽出した依頼印刷ジョブJf、Jaに関する情報(所有者、ジョブID、部数など依頼印刷リスト81の表示に使用する任意の情報)を要求元の情報処理端末30に返送する(S4)。
ユーザBが所有者Fの依頼印刷ジョブJfと所有者Aの依頼印刷ジョブJaのうち依頼印刷ジョブJaの代行印刷を承諾して自分の印刷ジョブJbを投入すると(S5)、この印刷ジョブJbのデータと所有者Aの依頼印刷ジョブJaに関する代行指示とが情報処理端末30bから複合機10に送信される(S6)。これを受けた複合機10はジョブキュー90bに示すように、所有者Aの依頼印刷ジョブJaの代行フラグを「OFF」にすると共に、このジョブJaと連続する出力順に所有者BのジョブJbを登録する。これにより、ユーザBの印刷ジョブJbに基づく印刷とユーザBが代行印刷を請け負った依頼印刷ジョブJaに基づく印刷とが連続で実行される。
なお、その後、情報処理端末30bなどから依頼印刷ジョブに関する情報の要求を受けた場合(S7)、既に所有者AのジョブJaは代行フラグが「OFF」になっているので、所有者FのジョブJfに関する情報だけが返送される(S8)。これにより、依頼印刷ジョブJaの重複した代行印刷が防止される。すなわち、依頼印刷ジョブはいずれかのユーザによって代行印刷されることが決定した後は、通常の印刷ジョブと同様の扱いとなり、待機中(未出力)であっても依頼印刷ジョブとして扱われなくなる。
次に、依頼印刷機能に係わる情報処理端末30および複合機10の各動作を流れ図に基づいて説明する。
図9は、依頼印刷機能に係わる情報処理端末30の動作(プリンタドライバ39の動作)を示す流れ図である。文書エディタなどのアプリケーションプログラムにおいて印刷釦が操作されると(ステップS101;Yes)、情報処理端末30のプリンタドライバ39は複合機10に対して印刷可能か否かを示す状態情報や当該情報処理端末30のユーザを代行人とする依頼印刷ジョブに関する情報を要求して取得し(ステップS102)、図4または図6などに示した印刷画面50を表示装置36に表示する(ステップS103)。その後、ユーザから部数、用紙サイズなどの印刷設定を受ける(ステップS104)。
印刷画面50においてキャンセル釦が押された場合は(ステップS105;Yes)、印刷画面50を閉じて処理を終了する。依頼印刷釦55が押された場合は(ステップS106;Yes)、代行人指定画面60を表示して代行人の選択操作を受け付け、代行人が決定されると(ステップS107)、代行人指定画面60および印刷画面50が閉じて当該依頼印刷ジョブにかかわるデータ70(図5参照)を複合機10に送信して(ステップS108)本処理を終了する。
代行印刷釦56が押された場合は(ステップS109;Yes)、図6の代行印刷選択画面80を表示して代行する依頼印刷ジョブの選択操作を受け付け、代行印刷の対象ジョブが決定されると(ステップS110)、代行印刷選択画面80および印刷画面50bを閉じると共に、自分の印刷ジョブのデータ76と代行印刷の対象に決定した依頼印刷ジョブに関する代行印刷の指示(代行印刷指示部77)とを含むデータ75(図7参照)を複合機10に送信して(ステップS111)本処理を終了する。
依頼印刷釦55や代行印刷釦56が押されずに印刷を実行する(たとえば、代行拒否釦57が押された)場合は(ステップS109;No) 自ジョブの印刷データを複合機10に送信して(ステップS112)処理を終了する。
図10は、依頼印刷機能に係わる複合機10側の動作を示している。この処理は繰り返し行われる。情報処理端末30から接続がないときは(ステップS201;No)、当該複合機10にてユーザ認証があったか否かを調べ(ステップS202)、ユーザ認証のない場合は(ステップS202;No)処理を終了する。ユーザ認証があったときは(ステップS202;Yes)、操作表示部23にそのユーザ認証されたユーザのボックスに保存されている印刷ジョブと代行されたジョブとを表示する(ステップS203)。そして、印刷対象のジョブの選択操作を受け付け、その選択された印刷ジョブに係わる印刷を実行し(ステップS204)、印刷の終了した印刷ジョブを消去して(ステップS205)処理を終了する。
情報処理端末30のプリンタドライバ39から接続(情報要求)があったときは(ステップS201;Yes)、その情報処理端末30のユーザ(所有者)を代行人とする依頼印刷ジョブがハードディスク装置11に記憶されているか否かを調べ、該当の依頼印刷ジョブが存在する(記憶されている)場合は(ステップS206;Yes)、その依頼印刷ジョブに関する情報と当該複合機10のプリンタ機能に関する状態情報とをその情報処理端末30に返送する(ステップS207)。該当の依頼印刷ジョブが存在しない場合は(ステップS206;No)、当該複合機10のプリンタ機能に関する状態情報のみをその情報処理端末30に返送する(ステップS208)。
その後、該情報処理端末30のプリンタドライバ39から印刷に関する命令(依頼印刷ジョブのデータ70や代行印刷を伴う印刷ジョブのデータ75など)を受信する(ステップS209)。この命令が情報処理端末30のプリンタドライバ39側で印刷のキャンセルがなされたことを示す場合は(ステップS210;Yes)本処理を終了する。
受信した命令が代行印刷を示す(代行印刷を伴う印刷ジョブのデータ75の受信した)場合は(ステップS211;Yes)、プリンタドライバ39から受信した印刷ジョブにかかわる印刷と代行指示(代行印刷指示部77)が示す依頼印刷ジョブに係わる印刷とを連続実行する(ステップS212)。さらに印刷の終了した印刷ジョブおよび依頼印刷ジョブのデータをハードディスク装置11から消去して(ステップS213)処理を終了する。
受信した命令が依頼印刷を示す(依頼印刷ジョブのデータ70を受信した)場合は(ステップS214;Yes)、受信した依頼印刷ジョブのデータをハードディスク装置11に保存し、ジョブキュー90にこの依頼印刷ジョブを代行フラグ「ON」の状態で登録して(ステップS215)処理を終了する。
依頼印刷でも代行印刷でもなく通常の印刷ジョブを受信した場合は(ステップS214;No)、プリンタドライバ39から受信したその印刷ジョブに係わる印刷を実行して(ステップS216)処理を終了する。
このように本印刷システム5では、依頼印刷の設定を行って印刷ジョブを複合機10に投入すれば、その依頼印刷ジョブで代行人に指定されているユーザが、その後自分の印刷ジョブの投入操作を行う際に自分を代行人とする依頼印刷ジョブの存在が通知されるので、他人に印刷物を取ってきて貰うための依頼作業が大幅に軽減される。また、依頼印刷の設定時に代行人を指定できるので、指定外のユーザによって代行印刷される心配がなく、依頼印刷に関してパスワードなどによる認証作業が不要になる。
また代行人は、表示された情報に基づいて代行印刷を承諾するか否かを判断し、たとえば、印刷量が多い場合には印刷の代行を拒否することができるので、負担にならない範囲で代行印刷を請け負うことができる。また代行人は自分の印刷のついでに代行印刷を行うので、代行印刷を請け負った場合でも複合機10まで出向いて印刷物を取ってくることに関して負担増にならない。
なお、複合機10は、依頼印刷ジョブを代行印刷されたとき、印刷が行われた事実をその依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する機能を備えている。この機能は設定でオンオフできる。たとえば、依頼印刷ジョブを依頼したユーザの連絡先(携帯電話や電子メールアドレス)にその旨の通知が電子メールで送信される。これにより、依頼人は、誰かが代行印刷してくれたことを認識でき、自分で印刷物を取りに行く必要のないことを認識することができる。
さらに、予め指定した期限内に依頼印刷ジョブの印刷がいずれの代行人によっても印刷が実行されなかった場合は、印刷が未実行であることがその依頼印刷ジョブの依頼者に電子メールなどで通知される。期限は、依頼印刷ジョブを投入する際に設定されてもよいし、デフォルトで設定されていてもよい。この機能は設定でオンオフできる。
また、ハードディスク装置11に新たな依頼印刷ジョブを記憶したとき、その依頼印刷ジョブで指定された代行人の連絡先(電子メールアドレスなど)を入手できる場合は、その入手した連絡先に依頼印刷ジョブの存在を通知するように構成されてもよい。
複合機10に保留されている依頼印刷ジョブは、その依頼者のユーザのみ削除可能であり、他のユーザや代行人による削除は禁止されている。他のユーザや代行人においては複合機10の操作表示部23からの削除操作のほか情報処理端末30からの削除操作も禁止される。
また、依頼印刷を設定する際にその依頼人は依頼印刷ジョブの印刷を許可されたユーザとして自動設定されるようになっており、たとえば、依頼人は、複合機10でユーザ認証した後所定の操作を行うことで、自分が投入した依頼印刷ジョブに係わる印刷を実行することができるようになっている。また、情報処理端末30からユーザIDなどを付加して複合機10にアクセスし、自分の依頼した依頼印刷ジョブの状況を確認し、未印刷であればその印刷を実行させることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、自分の印刷ジョブを投入するついでに代行印刷を行う場合を例示したが、自分の印刷は行わずに、単に代行印刷だけを請け負うように構成されてもよい。たとえば、重役とその秘書のような関係にある場合、秘書は自分の印刷ジョブがなくても重役からの依頼を受けて代行印刷するといったケースが考えられる。
詳細には、情報処理端末30においてユーザから印刷ジョブの投入操作に関連しない所定のアクセス(たとえば、ログイン操作など)を受けた場合に情報処理端末30から複合機10に対して依頼印刷ジョブに関する情報を要求して取得し、その情報をユーザに通知し、代行印刷の指示をユーザから受け付けるようにしてもよい。また印刷画面50において、「他人のものだけ印刷する」といった操作釦を設けて、この操作釦が押された場合は自分の印刷ジョブは投入せずに、代行印刷だけを独立に実行し得るように構成されてもよい。所定のアクセスは、たとえば、RFIDによる個人認証用カードの検出などでもよい。
さらに実施の形態では、ユーザの承諾(代行印刷選択画面80での選択操作など)を受けた場合に代行印刷を行うようにしたが、たとえば、通常の印刷ジョブを投入する場合に自分を代行人とする依頼印刷ジョブが複合機10にあれば、自動的(強制的)に代行印刷を請け負うように構成されてもよい。この場合、自動的に請け負うことを許可する依頼人を予め登録して限定したり、一度に代行印刷する限度範囲(ジョブ数、部数や枚数など)を定めたりしておき、その範囲内で自動的に代行印刷を請け負うようにされてもよい。
また実施の形態では、特定の代行人を指定するようにしたが、代行人を「誰でもかまわない」とし得るように構成されてもよい。
2…ネットワーク
5…印刷システム
10…複合機
11…ハードディスク装置
12…スキャナ部
13…プリンタ部
14…制御CPU
15…画像バス
16…システムバス
17…読み取り処理部
18…書き込み処理部
21…プログラムメモリ
22…システムメモリ
23…操作表示部
24…不揮発メモリ
25…ネットワークI/F部
26…ファクシミリ通信制御部
27…ユーザ検知部
30…情報処理端末
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…操作部
36…表示装置
37…ネットワークI/F
38…ハードディスク装置
39…プリンタドライバ
50…印刷画面
51…プリンタ欄
52…印刷範囲欄
53…メッセージ表示欄
55…依頼印刷釦
56…代行印刷釦
57…代行拒否釦
60…代行人指定画面
61…候補者リスト
62…選択代行人リスト
63…選択釦
64…決定釦
70…依頼印刷ジョブのデータ
71…印刷データ
72…依頼データ部
75…代行印刷を伴う印刷ジョブのデータ
76…印刷データ
77…代行印刷指示部
80…代行印刷選択画面
81…依頼印刷リスト
82…代行印刷リスト
83…選択釦
84…決定釦
90…ジョブキュー
5…印刷システム
10…複合機
11…ハードディスク装置
12…スキャナ部
13…プリンタ部
14…制御CPU
15…画像バス
16…システムバス
17…読み取り処理部
18…書き込み処理部
21…プログラムメモリ
22…システムメモリ
23…操作表示部
24…不揮発メモリ
25…ネットワークI/F部
26…ファクシミリ通信制御部
27…ユーザ検知部
30…情報処理端末
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…操作部
36…表示装置
37…ネットワークI/F
38…ハードディスク装置
39…プリンタドライバ
50…印刷画面
51…プリンタ欄
52…印刷範囲欄
53…メッセージ表示欄
55…依頼印刷釦
56…代行印刷釦
57…代行拒否釦
60…代行人指定画面
61…候補者リスト
62…選択代行人リスト
63…選択釦
64…決定釦
70…依頼印刷ジョブのデータ
71…印刷データ
72…依頼データ部
75…代行印刷を伴う印刷ジョブのデータ
76…印刷データ
77…代行印刷指示部
80…代行印刷選択画面
81…依頼印刷リスト
82…代行印刷リスト
83…選択釦
84…決定釦
90…ジョブキュー
Claims (22)
- 印刷装置と、この印刷装置に印刷ジョブを送信して投入する端末装置とを備え、
前記端末装置は、指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる印刷ジョブである依頼印刷ジョブの投入操作をユーザから受けて、該依頼印刷ジョブを前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記依頼印刷ジョブを受信した前記印刷装置は、該依頼印刷ジョブを記憶部に記憶してその印刷の実行を保留にし、
前記端末装置は、ユーザから所定のアクセスを受けた場合に、そのユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブに関する情報を前記印刷装置に要求し、
前記端末装置から前記要求を受けた前記印刷装置は、前記アクセスしたユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブが前記記憶部に記憶されているか否かを調べ、記憶されている場合はその依頼印刷ジョブに関する情報を前記端末装置に送信し、
前記印刷装置から前記情報を受信した前記端末装置は、前記ユーザが代行人に指定されている依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する
ことを特徴とする印刷システム。 - 前記端末装置は、依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して前記依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、承諾を受けた場合に前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を受信した前記印刷装置は、前記依頼印刷ジョブに係わる印刷を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記所定のアクセスは、前記印刷装置に対して印刷ジョブを投入するためにユーザが行う操作の少なくとも一部である
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記端末装置は、前記依頼印刷ジョブの存在を前記ユーザに通知し、かつ 前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを受信した前記印刷装置は、前記印刷ジョブに係わる印刷と前記依頼印刷ジョブに係わる印刷とを実行する
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。 - 前記端末装置は、依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して前記依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、その承諾を受け、かつ、前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信し、
前記端末装置から前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを受信した前記印刷装置は、前記印刷ジョブに係わる印刷と前記依頼印刷ジョブに係わる印刷とを実行する
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。 - 前記印刷装置は、印刷の終了した依頼印刷ジョブを前記記憶部から消去する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が実行されたことを、その依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が期限内に代行人により実行されなかった場合は、前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が未実行であることをその依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 前記依頼印刷ジョブで代行人に指定されているユーザによるその依頼印刷ジョブの削除を禁止する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 依頼印刷ジョブを投入したユーザを、当該依頼印刷ジョブの印刷を許可されたユーザの一人に自動設定する
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 印刷装置に印刷ジョブを送信して投入する印刷ジョブ投入装置であって、
指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされる印刷ジョブである依頼印刷ジョブの投入操作をユーザから受けて、該依頼印刷ジョブを前記印刷装置に送信する機能と、
ユーザから所定のアクセスを受けた場合に、そのユーザを代行人の一人とする保留中の依頼印刷ジョブに関する情報を前記印刷装置に要求し、その応答として前記印刷装置から前記情報を受け取った場合は、前記ユーザが代行人に指定されている依頼印刷ジョブの存在をそのユーザに通知する機能と
を有する
ことを特徴とする印刷ジョブ投入装置。 - 前記依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して該依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、承諾を受けた場合に前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を前記印刷装置に送信する
ことを特徴とする請求項11に記載の印刷ジョブ投入装置。 - 前記所定のアクセスは、前記印刷装置に対して印刷ジョブを投入するためにユーザが行う操作の少なくとも一部である
ことを特徴とする請求項11に記載の印刷ジョブ投入装置。 - 前記依頼印刷ジョブの存在を前記ユーザに通知し、かつ 前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信する
ことを特徴とする請求項13に記載の印刷ジョブ投入装置。 - 前記依頼印刷ジョブの存在を通知したユーザに対して前記依頼印刷ジョブの代行を承諾するか否かを問い合わせし、その承諾を受け、かつ、前記ユーザから前記印刷装置に対する印刷ジョブの投入操作を受けた場合は、前記印刷ジョブと前記依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示とを前記印刷装置に送信する
ことを特徴とする請求項13に記載の印刷ジョブ投入装置。 - 前記依頼印刷ジョブで指定されている代行人によるその依頼印刷ジョブの削除は禁止する
ことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置。 - 依頼印刷ジョブを投入したユーザを、当該依頼印刷ジョブの印刷を許可されたユーザの一人に自動設定する
ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置。 - 情報処理装置を、請求項1乃至10のいずれか1つに記載の印刷システムにおける端末装置、または請求項11乃至17のいずれか1つに記載の印刷ジョブ投入装置として機能させるためのプログラム。
- 指定した何れかの代行人に印刷して貰うのを待つ旨の設定がなされた印刷ジョブである依頼印刷ジョブを外部端末から受けた場合は、該依頼印刷ジョブを記憶部に記憶してその印刷の実行を保留にし、
所定のユーザを代行人の一人に含む依頼印刷ジョブに関する情報の要求を外部端末から受信した場合は、前記要求で指示されたユーザを代行人の一人とする依頼印刷ジョブが前記記憶部に記憶されているか否かを調べ、記憶されている場合はその依頼印刷ジョブに関する情報を前記外部端末に送信し、
前記外部端末から依頼印刷ジョブに係わる印刷の実行指示を受けた場合に、その実行指示が示す依頼印刷ジョブに係わる印刷を実行し、印刷の終了した依頼印刷ジョブを前記記憶部から消去する
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が実行されたことを、その依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする請求項19に記載の印刷装置。 - 前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が期限内に代行人により実行されなかった場合は、前記依頼印刷ジョブに係わる印刷が未実行であることをその依頼印刷ジョブを投入したユーザに通知する
ことを特徴とする請求項19または20に記載の印刷装置。 - 前記依頼印刷ジョブで代行人に指定されているユーザによるその依頼印刷ジョブの削除を禁止する
ことを特徴とする請求項19乃至21のいずれか1つに記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007230834A JP2009064198A (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 印刷システムおよび印刷装置印刷ジョブ投入装置とそのプログラム |
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