[go: up one dir, main page]

JP2009049003A - 有機el素子 - Google Patents

有機el素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2009049003A
JP2009049003A JP2008166969A JP2008166969A JP2009049003A JP 2009049003 A JP2009049003 A JP 2009049003A JP 2008166969 A JP2008166969 A JP 2008166969A JP 2008166969 A JP2008166969 A JP 2008166969A JP 2009049003 A JP2009049003 A JP 2009049003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light
color
organic
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008166969A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Makino
亮平 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Holdings Ltd filed Critical Fuji Electric Holdings Ltd
Priority to JP2008166969A priority Critical patent/JP2009049003A/ja
Publication of JP2009049003A publication Critical patent/JP2009049003A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】製造工程が単純であり、膜厚変動による色ずれを防止することができ、および高い効率を有する有機EL素子の提供。
【解決手段】第1〜第3発光色の副画素を構成する複数の独立した発光部を含む有機EL素子であって、第1および第2発光色の副画素を構成する発光部は、透明基板と透明電極との間に半透明反射層をさらに含み、該半透明反射層は当該発光色の光に関して反射電極との間で光共振器として作用するように構成されており、第3発光色の副画素を構成する発光部は、透明基板と透明電極との間に色変換層をさらに含むことを特徴とする有機EL発光素子。
【選択図】図1

Description

本発明は、高精細かつ視認性に優れ、多色表示可能な有機エレクトロルミネセンス(以下有機ELという)ディスプレイや、カラー液晶表示器のバックライトその他の照明機器に使用する有機EL素子の構成に関する。
表示装置に適用される発光素子の一例として、有機化合物の薄膜積層構造を有する有機EL素子が知られている。有機EL素子は、薄膜の自発光型素子であり、低駆動電圧、高解像度、高視野角といった優れた特徴を有することから、それらの実用化に向けて様々な検討がなされている。
EL素子に関して、これまで発光効率の向上に焦点をあてた研究が多くなされている。EL素子の発光効率を下げている原因の一つに、発光層で生じた光の半分以上が、素子あるいは透明基板内に閉じ込められてしまうことが良く知られている。
この透明基板内に閉じこめられた光を外部に放出できるようにして発光効率を向上させる方法の1つとして、微小共振器構造を用いることが広く知られている。さらに、この原理を利用して、所望の発光色ごとに共振器長を調整して発光効率を高める有機EL素子が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
微小共振器構造を適用すると、発光層内で発光した光子が、指向性をもって出射されるようになり、透明基板内に閉じこめられる光の割合を減少させることができる。加えて、微小共振器構造の適用は、光子のエネルギー分布(すなわち発光スペクトル)をシャープにし、ピーク強度を数倍〜数十倍にするという効果を有し、それによって発光層で得られる発光強度の増強効果、単色化の効果が得られる。
特開平6−275381号公報
しかしながら、この微小共振器EL素子を赤(R)、青(B)、緑(G)の各色に適用しようとすると、対応した副画素ごとに、共振器を構成する一対のミラー間の光学距離を調整する必要があり、製造工程が複雑なものとなる。
また、複数の共振器長を調整する場合に、1色に対して所定の共振器長を調整した後に、この共振器長を基準にして他色の共振器長を調整しようとすれば、製造工程が進むにつれて合計膜厚の所望の値からのズレが累積的に拡大するため、所望の共振器長が得られにくくなる欠点を有する。特に、一対のミラーで共振器を構成する場合には、共振器長のズレがそのまま出力波長のズレをもたらすことになり、さらには発光源の波長分布とのズレが拡大すれば出力光の波長分布の半値幅が拡大してピーク強度を低下させることになる。
また、RGBの3色全てに同一の共振器長で微小共振器構造を導入して3色を同時に強調するためには、共振器長(半透明反射層と反射電極との間の層の総膜厚)を大きくする必要があり、その膜厚は現実的ではない。その際、総膜厚が厚くなるとわずかな膜厚の変動により、色ずれが生じやすくなるという点でも問題がある。
本発明の有機EL素子は、複数の独立した発光部を含み、該複数の発光部は、透明基板上に順次積層された透明絶縁層、透明電極、少なくとも発光層を含む有機EL層、および反射電極を含み、該複数の独立した発光部は第1〜第3発光色の副画素を構成する有機EL素子であって、第1発光色の副画素を構成する発光部は、前記透明基板から透明絶縁層の間に反射界面を有し、第1発光色の光に関して該反射界面と前記反射電極との間で光共振器として作用するように構成されており、第2発光色の副画素を構成する発光部は、前記透明基板から透明絶縁層の間に反射界面を有し、前記透明絶縁層と透明電極との間に光路長調整層および半透明反射層をこの順にさらに含み、前記反射界面と半透明反射層との間、および前記半透明反射層と反射電極との間で光共振器として作用するように構成されており、第3発光色の副画素を構成する発光部は、前記透明基板と透明電極との間に色変換層をさらに含むことを特徴とする。
ここで、第1発光色が青色であり、第2発光色が赤色であり、および第3発光色が緑色であってもよい。あるいはまた、第1発光色が青色であり、第2発光色が緑色であり、および第3発光色が赤色であってもよい。
また、透明基板と透明絶縁層との間にカラーフィルタをさらに含んでも良い。
以上の構成、すなわち、3つの発光色の内の第1発光色および第2発光色のみに共振器構造を適用し、残りの第3発光色については色変換層を適用することによって、各発光色の輝度を増大させ、高効率の発光を得ることができる。さらには、第2発光色に複数の共振器構成を適用することにより、出力光の波長分布を狭めることができ、そのピーク強度を高めることができる。
本発明の構成においては、各発光色の共振器長を現実的でないほど大きくする必要性も排除されるため、製造工程が単純化され、かつ膜厚変動による色ずれも防止することができる。本発明の構成は、高い効率を必要とするディスプレイ用有機EL素子の作製において有用である。
図1は、本発明の有機EL素子1を説明するための断面模式図である。図1の有機EL素子1は、透明基板10の上に、透明電極90、有機EL層100および反射電極110から構成される複数の独立した発光部を含み、該複数の独立した発光部は第1〜第3発光色の副画素を構成する。図1には、第1発光色が緑色(G)、第2発光色が青色(B)、第3発光色が赤色(R)の場合を示した。透明基板10と透明電極90の間には、第1〜第3発光色に対する各カラーフィルタ層20G,20B,20R、および平坦化層50、透明絶縁層60が形成されている。平坦化層50と透明絶縁層60とは、屈折率が異なる材料が選択され、反射界面55が形成されている。第2発光色の副画素を構成する発光部においては、透明絶縁層60と透明電極90の間に、さらに光路長調整層70、半透明反射層80が形成されている。また、第3発光色の副画素を構成する発光部においては、カラーフィルタ層20Rと平坦化層50との間に赤色の色変換層30Rが形成されている。
第1発光色および第3発光色の副画素を構成する発光部においては、反射界面55と反射電極110との間が光共振器として作用するように構成される。一方、第2発光色の副画素を構成する発光部においては、反射界面55と半透明反射層80の間、および半透明反射層80と反射電極110との間の両者で光共振器として作用するように構成される。
また、図1に示したブラックマトリックス40は、任意選択であるが設けることが望ましい層である。
図2は、構成する光共振器を説明するための断面模式図で、図2(a)は、第1発光色に対応する光共振器を示し、図2(b)は、第2発光色に対応する光共振器を示すものである。以下、図2を参照しながら説明する。
第1発光色に対応する光の共振は、共振器構造を構成する反射界面55および反射電極110間の光学距離を次のように設定することで得られる。すなわち、第1発光色のスペクトルの所望のピーク波長がλ1(nm)、反射界面55および反射電極110の両表面において反射時に生ずる反射光の位相シフトがΦ1(ラジアン)である場合に、反射電極110と反射界面55との間の光学距離L1(nm)を、以下の式(I)を満たすように設定する。
2L1/λ1+Φ1/2π=m1 (m1は整数) (I)
ここで、光学距離L1は、反射電極110と反射界面55との間に存在する層(すなわち透明絶縁層60、透明電極90ならびに有機EL層100)に関する、実膜厚(nm)と屈折率との積の総和である。
第1発光色が緑色である場合、λ1を500〜590nmの範囲内に設定し、上記式(I)を満たすように光学距離L1を調整する。好ましくは、λ1は発光層中に導入される緑色ドーパントの発光ピーク波長に設定される。
第2発光色に対応する光の共振は、共振器構造を構成する二つの光学距離L2、L3をそれぞれ次のように設定することで得られる。すなわち、第2発光色のスペクトルの所望のピーク波長がλ2(nm)、反射界面55および半透明反射層80の両表面において反射時に生ずる反射光の位相シフトがΦ2(ラジアン)で、半透明反射層80および反射電極110の両表面において反射時に生ずる反射光の位相シフトがΦ3(ラジアン)である場合に、反射界面55と半透明反射層80との間の光学距離L2(nm)、半透明反射層80と反射電極110との間の光学距離L3(nm)を、以下の式(II)、(III)を満た
すように設定する。
2L2/λ2+Φ2/2π=m2 (m2は整数) (II)
2L3/λ2+Φ3/2π=m3 (m3は整数) (III)
ここで、光学距離L2は、反射界面55と半透明反射層80との間に存在する層(すなわち、透明絶縁層60ならびに光路長調整層70)に関する、実膜厚(nm)と屈折率との積の総和であり、光学距離L3は、半透明反射層80と反射電極110との間に存在する層(すなわち、透明電極90ならびに有機EL層100)に関する、実膜厚(nm)と屈折率との積の総和である。
第2発光色が青色である場合、λ2を440〜490nmの範囲内に設定し、上記式(II)、(III)を満たすように光学距離L2、L3を調整する。好ましくは、λ2は発光層
中に導入される青色ドーパントの発光ピーク波長に設定される。
一方、第1発光色が青色であり、および第2発光色が緑色である場合、λ1を440〜490nmの範囲内、およびλ2を500〜590nmの範囲に設定し、上記式(I)ないし(III)を満たすように光学距離L1ないしL3を調整する。好ましくは、λ1は発光
層中に導入される青色ドーパントの発光ピーク波長に設定され、およびλ2は発光層中に導入される緑色ドーパントの発光ピーク波長に設定される。
以上のように光学距離L1ないしL3を調整することによって、本発明の有機EL発光素子においては、第1および第2発光色における発光スペクトルの狭帯域化および指向性向上による外部取り出し効率の改善という効果が得られ、当該発光色の発光効率を向上させることができる。
また、異なる発光色に対する複数の共振器を逐次的な工程で製造する場合には、各工程における膜厚の製造誤差が累積するため、工程が後になる共振器ほど共振器長の設定誤差が拡大する。これに対して、第2発光色の光共振器を2重構造として波長選択力を高めることにより、膜厚の製造誤差を吸収して所望の波長を選択することが可能となる。
さらには、本発明の有機EL発光素子においては、第3発光色の副画素となる発光部に色変換層30Rを設けることにより、第1または第2発光色の共振器を用いて第3の発光色を得ることができ、製造工程を簡略化することができ、また、発光効率をさらに向上させる。図1の構成においては、第3発光色である赤色の副画素の位置に、赤色の色変換層30Rを設けた例を示した。
以下、有機EL素子を構成する各層に関して、さらに詳細に説明する。
本発明において、透明基板10は、ガラスのような無機材料から形成することも、セルロースエステル;ポリアミド;ポリカーボネート;ポリエステル;ポリスチレン;ポリオレフィン;ポリスルホン;ポリエーテルスルホン;ポリエーテルケトン;ポリエーテルイミド;ポリオキシエチレン;ノルボルネン樹脂などの高分子材料から形成することもできる。高分子材料を用いる場合、透明基板10は剛直であっても可撓性であってもよい。光学的に透明であるとは、可視光に対して80%以上、好ましくは86%以上の透過率を有することを意味する。
本発明の有機EL発光素子においては、任意選択的ではあるが、透明基板10と接触して、各発光色の副画素に相当する位置に、当該発光色に相当するカラーフィルタ層20を設けてもよい。図1の構成においては、第1〜第3発光色(緑色、青色および赤色)の副画素に相当する位置のそれぞれに、それぞれの発光色(緑色、青色および赤色)に相当するカラーフィルタ層20(G,B、R)を設けた例を示した。カラーフィルタ層20は、特定の波長域の光のみを透過させ、その他の波長域の光を遮断して、透過光の色純度を向上させるための層である。カラーフィルタ層20は、フラットパネルディスプレイ用としている市販の材料および既知の方法を用いて形成することが可能である。
本発明の有機EL発光素子においては、任意選択的ではあるが、透明基板10の上でカラーフィルター層20間の間隙にブラックマトリックス40を設けてもよい。
色変換層30は、1種または複数種の色変換色素を含む層で、マトリクス樹脂を含んでも良い。
第3発光色が赤色である場合、色変換色素は、発光層が発する青色〜緑色領域の光を吸収して赤色領域の光を放射する色素である。この場合に使用できる色変換色素は、たとえば、ローダミンB、ローダミン6G、ローダミン3B、ローダミン101、ローダミン110、スルホローダミン、ベーシックバイオレット11、ベーシックレッド2などのローダミン系色素、シアニン系色素、1−エチル−2−[4−(p−ジメチルアミノフェニル)−1,3−ブタジエニル]−ピリジニウムパークロレート(ピリジン1)などのピリジン系色素、あるいはオキサジン系色素などを含む。また、複数の色素を併用して多段階の色変換を行っても良い。例えば、青色領域の光を吸収して緑色領域の光を放射する色素を併用し、緑色領域の光をさらに赤色に変換して色変換の効率を向上させてもよい。
第3発光色が緑色である場合、色変換色素は、発光層が発する青色領域の光を吸収して、緑色領域の光を放射する色素である。この場合に使用できる色変換色素は、たとえば、3−(2’−ベンゾチアゾリル)−7−ジエチルアミノ−クマリン(クマリン6)、3−(2’−ベンゾイミダゾリル)−7−ジエチルアミノ−クマリン(クマリン7)、3−(2’−N−メチルベンゾイミダゾリル)−7−ジエチルアミノ−クマリン(クマリン30)、2,3,5,6−1H,4H−テトラヒドロ−8−トリフルオロメチルキノリジン(9,9a,1−gh)クマリン(クマリン153)などのクマリン系色素、あるいはクマリン色素系染料であるベーシックイエロー51、さらにはソルベントイエロー11、ソルベントイエロー116などのナフタルイミド系色素などを含む。
色変換層30において用いられるマトリクス樹脂は、熱可塑性樹脂に加えて、光硬化性または光熱併用型硬化性樹脂(レジスト)の硬化物を含む。
色変換層30の上方には、平坦化層50を形成することが好ましい。しかしながら、色変換層30を蒸着法等のドライプロセスで作製して薄膜とする場合には、色変換層30は、平坦化層50と透明絶縁層60の間に形成してもよい。
なお、任意選択的ではあるが、第1または第2発光色の副画素となる発光部に、第1または第2発光色の光を放出する色変換層30を設けてもよい。
平坦化層50は、色変換層30および/またはカラーフィルタ層20を覆い、透明電極90と反射電極110との間の短絡の原因となる凹凸を除去して、表面を平坦化するための層である。平坦化層50は、単層から構成されてもよいし、複数の材料を積層したものであってもよい。表面を平滑化するために、平坦化層50は樹脂系の材料を用いることが好ましく、例えば、イミド変性シリコーン樹脂;無機金属化合物(TiO、Al23、SiO2等)をアクリル、ポリイミド、シリコーン樹脂等の中に分散した材料;アクリレートモノマー/オリゴマー/ポリマーの反応性ビニル基を有した樹脂;レジスト樹脂、フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、またはエポキシ変性アクリレート樹脂などの光硬化性樹脂および/または熱硬化性樹脂が好ましい。平坦化層の屈折率は、1.4以上、1.7以下とすることが好ましい。
これらの材料を用いて平坦化層50を形成する方法には、特に制限はない。たとえば、乾式法(スパッタ法、蒸着法、CVD法など)、あるいは湿式法(スピンコート法、ロールコート法、キャスト法など)のような慣用の手法により形成することができる。
透明絶縁層60は、平坦化層50との間に反射界面55を形成すると同時に、透明絶縁層60の下に形成される平坦化層50、ならびに存在する場合には色変換層30およびカラーフィルタ層20からの酸素、低分子成分および水分の透過を防止し、それらによる有機EL層100の機能低下を防止するための層である。反射界面55を効果的に形成するためには、平坦化層50と透明絶縁層60の屈折率に差を設けて形成すればよく、好ましくは透明絶縁層60の屈折率を1.8以上、2.2以下とし、平坦化層の屈折率との差を0.3以上とする。
酸素、低分子成分および水分の透過を効果的に防止すること、および屈折率を確保するために、透明絶縁層60は無機系の材料とすることが好ましく、たとえばAlOx、TiOx、TaOx、ZnOx等の金属酸化物、SiNx等の金属窒化物、SiNxy等の金属酸窒化物等の材料を用いて形成することができる。その膜厚は300nm以上とすることが好ましく、また、可視光における透過率を確保するために、5000nm以下とすることが好ましい。
透明絶縁層60は、スパッタ法またはCVD法のような乾式法を用いて形成することができる。
光路長調整層70は、第2発光色における2重の共振器を所望の光学距離に設定するための層である。可視光において透明な材料とすることが必要である。その膜厚は設定する光学距離に応じて適宜調整される。透明絶縁層60との間の反射損ならびに製造工程の簡便さを考慮すれば、透明絶縁層60と同材料を用いることが好ましい。
光路長調整層70を所望の位置に形成する製法としては、1)透明絶縁層60を形成した後に、光路長調整層70に対応する箇所に開口を設けてマスクを形成し、引き続いて光路長調整層70を成膜する方法、2)透明絶縁層60を、光路長調整層70の厚みを加えた膜厚で形成した後に、光路長調整層70に対応する箇所を除いて時間制御したエッチングを行うことにより、所望の透明絶縁層60の厚みに調整する方法等により、形成することができる。
光路長調整層70は、所望により多層にして形成することも可能である。
半透明反射層80は、光路長調整層70の上に接触して形成し、第2発光色における2重の共振器のミラーとして機能する層である。半透明反射層80は、好ましくは10〜50%、より好ましくは20〜30%の反射率を有する。半透明反射層80は、Ag、Alなどの材料を用いて形成することができる。また、これらの材料を用いて前述の反射率を実現するために、半透明反射層80は5〜20nmの膜厚を有することが好ましく、10〜15nmの膜厚を有することがより好ましい。
透明電極90は、ITO、酸化スズ、酸化インジウム、IZO、酸化亜鉛、亜鉛−アルミニウム酸化物、亜鉛−ガリウム酸化物、またはこれらの酸化物に対してF、Sbなどのドーパントを添加した導電性透明金属酸化物を用いて形成することができる。透明電極の屈折率は1.8以上、2.2以下とすることにより、光路長調整層70、有機EL層100の屈折率と好ましく整合させることができる。
透明電極90は、蒸着法、スパッタ法または化学気相堆積(CVD)法を用いて形成され、好ましくはスパッタ法を用いて形成される。
反射電極110は、高反射率の金属(Al、Ag、Mo、W、Ni、Crなど)、アモルファス合金(NiP、NiB、CrP、CrBなど)、微結晶性合金(NiAlなど)を用いて、蒸着法、スパッタ法などのドライプロセスによって形成することができる。反射電極110は、好ましくは50%以上、より好ましくは80%以上の反射率を有する。
有機EL層100は、少なくとも発光層を含み、必要に応じて正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層および/または電子注入層を介在させた構造を有する。具体的には、有機EL層100は例えば下記のような層構造からなるものが採用される(陽極および陰極は、反射電極または透明電極のいずれかである)。
(1)陽極/有機発光層/陰極
(2)陽極/正孔注入層/有機発光層/陰極
(3)陽極/有機発光層/電子注入層/陰極
(4)陽極/正孔注入層/有機発光層/電子注入層/陰極
(5)陽極/正孔輸送層/有機発光層/電子注入層/陰極
(6)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/有機発光層/電子注入層/陰極
(7)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極
有機EL層100を構成する各層の材料としては、公知のものが使用される。また、有機EL層100を構成する各層は、蒸着法などの当該技術において知られている任意の方法を用いて形成することができる。
本発明においては、発光層に少なくとも2種のドーパントを導入して、発光スペクトルの幅を拡大することが好ましい。発光層に対して、第1発光色領域で発光するドーパント、および第2発光色領域で発光するドーパントを導入することがより好ましい。たとえば、図1の構成においては、青色領域で発光するドーパントと、緑色領域で発光するドーパントとを導入することが好ましい。
本発明の有機EL素子は、独立して制御される複数の発光部を有する。たとえば、パッシブマトリクス駆動される複数の発光部を有する有機EL素子を形成するためには、透明電極90および反射電極110の両方を複数のストライプ状部分電極から形成し、透明電極90を構成するストライプ状部分電極が延びる方向を、反射電極110を構成するストライプ状部分電極が延びる方向と交差(好ましくは直交)する方向に設定する。複数の部分電極からなる透明電極90を形成する場合には、絶縁性金属酸化物(TiO2、ZrO2、AlOxなど)あるいは絶縁性金属窒化物(AlN、SiNなど)などを用いて、該複数の部分電極の間隙に絶縁膜(不図示)を形成してもよい。
図1の構成の有機EL素子を作製した。最初に、厚さ0.7mmのガラス製の透明基板10を純水中で超音波洗浄し、乾燥させた後に、さらにUVオゾン洗浄した。洗浄済ガラス基板に対して、スピンコート法を用いてカラーモザイクCK−7800(富士フィルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)製)を塗布し、フォトリソグラフ法を用いてパターニングを行い、幅0.03mm、膜厚1μmの複数のストライプ状部分がピッチ0.11mmで配列されているブラックマトリックス40を形成した。
ブラックマトリックスを形成した透明基板10に対して、カラーモザイクCB−7001(富士フィルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)製)を塗布し、フォトリソグラフ法を用いてパターニングして幅0.1mm、膜厚1μmの第1方向に延びる複数のストライプ状の部分がピッチ0.33mmで配置されている青色カラーフィルタ層20Bを形成した。
引き続いて、カラーモザイクCG−7001(富士フィルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)製)を塗布し、フォトリソグラフ法を用いてパターニングして幅0.1mm、膜厚1μmの第1方向に延びる複数のストライプ状の部分がピッチ0.33mmで配置されている緑色カラーフィルタ層20Gを形成した。
引き続いて、カラーモザイクCR−7001(富士フィルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)製を塗布し、フォトリソグラフ法を用いてパターニングして幅0.1mm、膜厚1μmの第1方向に延びる複数のストライプ状の部分がピッチ0.33mmで配置されている赤色カラーフィルタ層20Rを形成した。
引き続いて、3種のカラーフィルタ層を形成した基板を真空蒸着層内に設置し、赤色カラーフィルター層20Rに対応する位置に開口部を有するメタルマスク、および抵抗加熱蒸発源を用いて、Alq3(トリス8−キノリノラトアルミニウム錯体)およびDCM−2からなる色変換層30Rを作製した。具体的には、Alq3およびDCM−2を蒸着装置内の別個の坩堝にて加熱する共蒸着によって、膜厚400nmの赤色変換層30Rを作製した。この際に、Alq3の蒸着速度を0.3nm/s、DCM−2の蒸着速度を0.005nm/sとなるように、それぞれの坩堝の加熱温度を制御した。実施例1の色変換層30Rは、その総構成分子数を基準として、2モル%のDCM−2を含む層であり、即ちAlq3とDCM−2とのモル比は49:1であった。
カラーフィルタ層20および色変換層30が形成された透明基板10に対して、「V259PA/P5」を塗布し、高圧水銀灯の光を照射して膜厚8μmの平坦化層50を形成した。この際、カラーフィルタ層20および色変換層30のストライプ形状に変形は発生せず、かつ平坦化層50の上面は平坦であった。
平行平板型プラズマCVD装置を用い、平坦化層50の上に膜厚690nmのSiN膜からなる透明絶縁層60を形成した。雰囲気をSiH4ガス50sccmとN2ガス200sccmとし、RF印加電力を150W、基板ステージ温度を60℃とした。
透明絶縁層60の上面に、青色のカラーフィルタ層20Bに対応する位置を開口部としてフォトレジストを形成した。具体的には、スピンコート法を用いて透明絶縁層60上に膜厚1.3μmのフォトレジスト(東京応化工業製TFR−1250)を形成し、クリーンオーブン中80℃において15分間にわたって乾燥した。次いで、フォトレジストに対してフォトマスクを通して高圧水銀ランプによる紫外線を照射し、現像液(東京応化工業製NMD−3)にて現像して、透明絶縁層60上にフォトレジストパターンを作製した。用いたフォトマスクは、青色カラーフィルタ層20Bに相当する位置に、幅0.094mmのストライプ形状の開口部を有した。
次いで、透明絶縁層60と同様にしてSiN膜を膜厚90nmにて塗布した。さらに、スパッタ法(DCマグネトロン)にて膜厚12nmの銀合金膜(フルヤ金属製APC−TR)膜を形成した。
引き続いてレジスト剥離液(東京応化製 剥離液106)を用いてフォトレジスト、フォトレジスト上方のSiN膜およびAg合金膜をリフトオフ除去して、青色カラーフィルタ層20Bに相当する位置にパターン化されたSiNからなる光路長調整層70、銀合金からなる半透明反射層80を作製した。
続いて、DCスパッタ法を用いて、膜厚220nmのIZO膜を形成した。IZO膜の形成においては、スパッタガスとして圧力0.3PaのArを用い、ターゲットとしてIn23−10%ZnOを用い、100Wの電力を印加した。この際の成膜速度は、0.33nm/sであった。続いて、フォトリソグラフィー法によるパターニング、乾燥処理(150℃)およびUV処理(水銀灯、室温および150℃)を実施して、各色のカラーフィルタ層20に相当する位置に、幅0.094mm、ピッチ0.11mm、膜厚100nmの第1方向に延びる複数のストライプ形状の部分電極からなる透明電極90(陽極)を得た。
次いで、透明電極90を形成した積層体を抵抗加熱蒸着装置内に装着し、正孔注入層、正孔輸送層、発光層および電子輸送層からなる総膜厚200nmの有機EL層100を真空を破らずに順次成膜した。成膜に際して真空槽内圧は1×10-5Paまで減圧した。正孔注入層として、膜厚135nmの4,4’、4”−トリス[(3−メチルフェニル)フェニルアミノ]−トリフェニルアミン(m−MTDATA)と2,3,5,6−テトラフルオロ−7,7,8,8−テトラシアノ−キノジメタン(F4−TCNQ)の共蒸着膜(m−MTDATA:F4−TCNQ=100:2(膜厚基準の成分比))を形成した。正孔輸送層として膜厚20nmのN,N’−ビス(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニル−ビフェニル−4,4’−ジアミン(α−NPD)を積層した。発光層として、膜厚25nmの4,4’−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ビフェニル(DPVBi)、青色ドーパント4,4’−ビス[2−{4−(N,N−ジフェニルアミノ)フェニル}ビニル]ビフェニル(DPAVBi)、および緑色ドーパント3−(2'−ベンゾチアゾリル)−7−ジエチルアミノクマリン(クマリン6)の共蒸着膜(DPVBi:DPAVBi:クマリン6=100:3:3(膜厚基準の成分比))を積層した。続いて、電子輸送層として膜厚20nmのトリス(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウム錯体(Alq3)を積層した。なお、本発明における「膜厚基準の成分比」とは、各成分を単体で蒸着した場合に形成される膜厚で表わした比を意味する。
この後、真空を破ることなしに、第1の方向と直交する第2方向にのびる幅0.3mm,ピッチ0.33mmのストライプパターンが得られるマスクを用いて、LiF(膜厚1nm)/Al(膜厚100nm)を堆積させ、複数のストライプ形状の部分電極からなる反射電極110を形成した。
以上のように得られた積層体を、グローブボックス内の乾燥窒素雰囲気(水分濃度10ppm以下)中に移動させ、ゲッター剤が塗布されている封止ガラスおよびUV硬化接着剤(両方とも不図示)を用いて封止し、有機EL素子1を得た。
また、上記と同様の手順を用いて、カラーフィルタ層20および色変換層30以外の層を順次積層して有機EL発光スペクトル測定用素子を作製した。得られた有機EL発光スペクトル測定用素子の全発光部を発光させて、その発光スペクトルを測定した。緑色と青色の副画素の測定結果を図3に示す。
(比較例1)
青色発光の副画素に半透明反射層80を形成しなかったこと以外は、実施例1の手順を繰り返して、有機EL素子を形成した。
さらに、上記と同様の手順を用いて、カラーフィルタ層20および色変換層30以外の層を順次積層して有機EL発光スペクトル測定用素子を作製した。得られた有機EL発光スペクトル測定用素子の全発光部を、実施例1と同じ条件で発光させて、その発光スペクトルを測定した。青色の副画素の測定結果を図3に示す。
(評価)
図3に、実施例1および比較例1の発光スペクトル測定用素子を用いて測定した、実施例1の青色及び緑色副画素の発光スペクトル、および比較例1の青色副画素の発光スペクトルを示した。なお、実施例1の赤色副画素の発光スペクトルは緑色副画素と同等である。また、比較例1の赤色副画素と緑色副画素の発光スペクトルは、それぞれ実施例1の赤色副画素と緑色副画素と同等である。
実施例1の青色と緑色副画素は、発光層が同一であるが、共振器長を変えて作製することにより、青色と緑色の副画素の発光波長を調整することができ、緑色の副画素はより緑色を強調して発光を行うことが可能となっている。
また、青色の副画素を一つの共振器長で構成した比較例1においては、青色副画素のスペクトルは比較的幅の広い波長分布の出力光となっている。これに対し、実施例1の青色副画素の出力光は、2重の共振器により出力波長の選択が行われるため波長分布の幅が狭く、これに起因してピーク波長の出力光強度が高くなっており、発光効率が向上していることが分かる。
本発明の有機EL発光素子の1つの例を示す断面模式図である。 本発明の有機EL発光素子の共振器構成を説明するための断面模式図である。(a)は第1発光色の共振器の構成を説明するための断面模式図で、(b)は第2発光色の共振器の構成を説明するための断面模式図である。 実施例1および比較例1の有機EL発光部の発光スペクトルを表すグラフである。
符号の説明
1 有機EL素子
10 透明基板
20(R,G,B) カラーフィルタ層
30(R) 色変換層
40 ブラックマトリックス
50 平坦化層
55 反射界面
60 透明絶縁層
70 光路長調整層
80 半透明反射層
90 透明電極
100 有機EL層
110 反射電極

Claims (4)

  1. 複数の独立した発光部を含み、該複数の発光部は、透明基板上に順次積層された透明絶縁層、透明電極、少なくとも発光層を含む有機EL層、および反射電極を含み、該複数の独立した発光部は第1〜第3発光色の副画素を構成する有機EL素子であって、
    第1発光色の副画素を構成する発光部は、前記透明基板から透明絶縁層の間に反射界面を有し、第1発光色の光に関して該反射界面と前記反射電極との間で光共振器として作用するように構成されており、
    第2発光色の副画素を構成する発光部は、前記透明基板から透明絶縁層の間に反射界面を有し、前記透明絶縁層と透明電極との間に光路長調整層および半透明反射層をこの順にさらに含み、前記反射界面と半透明反射層との間、および前記半透明反射層と反射電極との間で光共振器として作用するように構成されており、
    第3発光色の副画素を構成する発光部は、前記透明基板と透明電極との間に色変換層をさらに含む
    ことを特徴とする有機EL発光素子。
  2. 第1発光色が緑色であり、第2発光色が青色であり、および第3発光色が赤色であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL発光素子。
  3. 第1発光色が青色であり、第2発光色が緑色であり、および第3発光色が赤色であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL発光素子。
  4. 前記透明基板と透明絶縁層との間にカラーフィルタをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の有機EL発光素子。
JP2008166969A 2007-07-26 2008-06-26 有機el素子 Withdrawn JP2009049003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166969A JP2009049003A (ja) 2007-07-26 2008-06-26 有機el素子

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007194453 2007-07-26
JP2008166969A JP2009049003A (ja) 2007-07-26 2008-06-26 有機el素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009049003A true JP2009049003A (ja) 2009-03-05

Family

ID=40501011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008166969A Withdrawn JP2009049003A (ja) 2007-07-26 2008-06-26 有機el素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009049003A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011082139A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Samsung Mobile Display Co Ltd 有機発光表示装置
US8956898B2 (en) 2013-03-27 2015-02-17 Seiko Epson Corporation Fabrication method for organic EL device
CN111435673A (zh) * 2019-01-15 2020-07-21 三星显示有限公司 显示装置
CN115036658A (zh) * 2021-03-05 2022-09-09 上海天马微电子有限公司 移相单元及其制作方法、移相器、天线

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011082139A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Samsung Mobile Display Co Ltd 有機発光表示装置
US8421097B2 (en) 2009-10-09 2013-04-16 Samsung Display Co., Ltd. Organic light emitting diode display device
US8956898B2 (en) 2013-03-27 2015-02-17 Seiko Epson Corporation Fabrication method for organic EL device
US9153796B2 (en) 2013-03-27 2015-10-06 Seiko Epson Corporation Fabrication method for organic EL device
CN111435673A (zh) * 2019-01-15 2020-07-21 三星显示有限公司 显示装置
EP3683856A3 (en) * 2019-01-15 2020-07-29 Samsung Display Co., Ltd Display device
US10985218B2 (en) 2019-01-15 2021-04-20 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of fabricating the same
CN111435673B (zh) * 2019-01-15 2024-09-24 三星显示有限公司 显示装置
CN115036658A (zh) * 2021-03-05 2022-09-09 上海天马微电子有限公司 移相单元及其制作方法、移相器、天线
CN115036658B (zh) * 2021-03-05 2025-01-17 上海天马微电子有限公司 移相单元及其制作方法、移相器、天线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008226718A (ja) 有機el素子
JP5008486B2 (ja) 表示装置
JP4722590B2 (ja) 発光装置
JP4525536B2 (ja) El装置および電子機器
JP5562379B2 (ja) 有機発光素子及びそれを利用した発光装置、表示装置
US6818328B2 (en) Color conversion filter substrate, color conversion type multicolor organic EL display having the color conversion filter substrate, and methods of manufacturing these
JP2003115377A (ja) 発光素子、その製造方法およびこれを用いた表示装置
CN101521263A (zh) 微谐振器色变换el元件和使用该元件的有机el显示器
CN1953237A (zh) 有机发光器件
JP5279240B2 (ja) 多色表示装置
JP2013157277A (ja) 発光装置、画像形成装置及び撮像装置
JP2009164117A (ja) 有機elデバイスおよびその製造方法
JP2009049003A (ja) 有機el素子
JP2012054091A (ja) 多色表示装置
JP2009129586A (ja) 有機el素子
JP5450738B2 (ja) 色変換膜及び該色変換膜を含む有機elデバイス
JP4674524B2 (ja) 有機el発光ディスプレイの製造方法
JP2010080064A (ja) 有機発光デバイス
CN1549659A (zh) 增加高分子有机发光二极管元件色饱和度的装置及其方法
JPWO2006013845A1 (ja) 有機elパネル
CN110034236B (zh) 有机发光二极管显示装置
JP2007073369A (ja) 白色光源およびそれを用いた多色発光デバイス
TWI222842B (en) Device and method to increase the color saturation of polymer OLED
JP2007250193A (ja) 有機発光素子
JP2008060038A (ja) 有機発光デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090219

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091008