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JP2009042257A - 一成分現像装置、プロセスカートリッジ及び一成分現像トナーの製造方法 - Google Patents

一成分現像装置、プロセスカートリッジ及び一成分現像トナーの製造方法 Download PDF

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JP2009042257A JP2007203813A JP2007203813A JP2009042257A JP 2009042257 A JP2009042257 A JP 2009042257A JP 2007203813 A JP2007203813 A JP 2007203813A JP 2007203813 A JP2007203813 A JP 2007203813A JP 2009042257 A JP2009042257 A JP 2009042257A
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一興 不破
Masayuki Hagi
雅之 葉木
Yoshihiro Mikuriya
義博 御厨
Hideaki Yasunaga
英明 安永
Hiroaki Kato
博秋 加藤
Yoshitaka Sekiguchi
良隆 関口
Satoru Ogawa
哲 小川
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Abstract

【課題】現像ローラ上でのトナーの固着が阻止され、及び現像ローラの駆動トルクの軽減が達成される一成分現像装置、プロセスカートリッジ及び一成分現像トナーの製造方法を提供する。
【解決手段】潜像担持体と、現像ローラと、該現像ローラ上のトナーを薄層化する薄層形成部材とを備え、該現像ローラで搬送されたトナーによって該潜像担持体上の潜像を可視化する一成分現像装置において、
該薄層形成部材と該現像ローラとの規制圧A(N/m)が25≦A≦60であり、
該トナーは少なくとも樹脂、着色剤、ワックス、荷電制御剤、無機微粒子を含有し、該荷電制御剤の含有量Z(質量%)が下記式(1)を満たし、且つ該トナー中の該荷電制御剤の平均分散径D(nm)が下記式(2)を満たすことを特徴とする。
0.029A−0.150> Z >0.013A−0.013 (1)
D<6.3A−106.3 (2)
【選択図】図1

Description

本発明は、非磁性1成分現像用トナーを用いたオイルレス定着を用いた画像形成装置及びプロセスカートリッジ、該トナーの製造方法に関する。
電子写真で採用されている乾式現像方式には、トナー及びキャリアからなる二成分系現像剤を用いる方式と、キャリアを含まないでトナーのみからなる一成分系現像剤を用いる方式とがある。近年、ローエンドレーザープリンターには、小型化が要求されているため、後者の一成分系現像剤を用いる方式が注目されるようになっている。一成分現像装置では、薄層形成部材を現像ローラに対置させ、これにより現像ローラ表面の搬送されるトナーを押えつけてトナー層厚を制御し、薄層形成部材を通過する際に帯電させる方法が広く使われている。
しかしながら、上記の方式では、薄層形成部材と現像ローラとの摩擦により、現像ローラの駆動トルクが大きくなってしまうという問題があった。また、薄層形成部材と現像ローラとの摩擦を軽減させるため、規制圧A(N/m)を25≦A≦60程度にすると、薄層形成部材のニップ部に付着したトナーが移動しにくくなり、固着が発生するという問題があった。
このような背景を考慮して、かかる薄層形成部材による負荷を受けて、一成分系現像剤即ちトナーの外添剤の付着状態が変化することがあっても、トナーの帯電性及び流動性が共に劣化することなく良好に維持され、それによって安定かつ良好な画質形成が実現される非磁性一成分現像装置として、トナー中に特定の帯電制御剤(ビス[3,5−ジ(t−ブチル)サリチラト]ホウ素(III)酸カリウム)を含有させて、層厚規制部材(薄層形成部材)通過によるトナーの帯電性、流動性悪化を防ぐことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この提案された非磁性一成分現像装置においては、層厚規制部材と現像ローラとの規制圧、荷電制御剤の分散には触れておらず、現像ローラ上でのトナーの固着を阻止し、及び現像ローラの駆動トルクの軽減を達成することは困難である。
また、潜像担持体や現像ローラの駆動負荷トルクを低減させると共に潜像担持体の劣化を抑制し耐久性を著しく向上させるとして、現像ローラのRz(十点平均粗さ)を20μm〜50μmにし、現像ローラと潜像担持体との隙間を150μm〜400μmにすることで、駆動トルクの軽減、潜像担持体の延命を達成する現像装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、しかしながら、この提案された現像装置においては、現像ローラのRzが大きいため、薄層形成部材との摩擦による表面状態の変化が著しく、良好な画像を長時間維持できない。
特開平6−102705号公報 特開平9−90738号公報
本発明は、現像ローラ上でのトナーの固着が阻止され、及び現像ローラの駆動トルクの軽減が達成されて、良質の画像が長期にわたって得られる一成分現像装置、プロセスカートリッジ及び一成分現像トナーの製造方法を提供するものである。
本発明者らは、一成分現像装置について鋭意研究・検討を行ってきた結果、現像ローラ上のトナーを薄層化する薄層形成部材と現像ローラとの規制圧と、トナー中の荷電制御剤の含有量及び該荷電制御剤の平均分散径とが特定の関係を満たした場合には、前記の規制圧A(N/m)が25≦A≦60であっても、良好な現像が長期にわたって行えることを見出した。本発明はこの知見に基づいてなされたものである。
したがって、上記課題は次ぎの(1)乃至(10)によって解決される。
(1)トナーを表面に担持しながら潜像担持体上に搬送する現像ローラと、該現像ローラ上に担持されたトナーを介して該現像ローラ表面に接して、該トナーを薄層化する薄層形成部材とを備え、該現像ローラで搬送されたトナーを用いて潜像担持体上に形成された潜像を可視化する一成分現像装置において、
該薄層形成部材と該現像ローラとの規制圧A(N/m)が25≦A≦60であり、
該トナーは少なくとも樹脂、着色剤、ワックス、荷電制御剤、無機微粒子を含有し、該荷電制御剤の含有量Z(質量%)が下記式(1)を満たし、且つ該トナー中の該荷電制御剤の平均分散径D(nm)が下記式(2)を満たすことを特徴とする一成分現像装置。
0.029A−0.150> Z >0.013A−0.013 (1)
D<6.3A−106.3 (2)
(2)該トナーの体積平均粒径が6μm〜10μmであることを特徴とする上記(1)に記載の一成分現像装置。
(3)該トナーのワックス含有量が2.0〜4.0質量%であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の一成分現像装置。
(4)該トナーは、示差熱分析(DSC)測定により得られる吸熱曲線において、温度30〜200℃の範囲における最大吸熱ピークを示す温度が65〜95℃の範囲にあることを特徴とする上記(1)から(3)のいずれかに記載の一成分現像装置。
(5)該トナーの無機微粒子の含有量が2.0〜4.5質量%であることを特徴とする上記(1)から(4)のいずれかに記載の一成分現像装置。
(6)該トナーの軟化点が120〜140℃であることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれかに記載の一成分現像装置。
(7)該トナーの荷電制御剤がホウ素を含む放電型の帯電制御剤であることを特徴とする上記(1)から(6)のいずれかに記載の一成分現像装置。
(8)上記(1)から(7)のいずれかに記載の一成分現像装置を具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
(9)上記(1)から(7)のいずれかに記載の一成分現像装置又は上記(8)に記載のプロセスカートリッジを用いて、可視画像を得ることを特徴とする画像形成方法。
(10)トナーを表面に担持しながら潜像担持体上に搬送する現像ローラと、該現像ローラ上に担持されたトナーを介して該現像ローラ表面に接して、該トナーを薄層化する薄層形成部材とを備え、該薄層形成部材と該現像ローラとの規制圧A(N/m)が25≦A≦65であり、該現像ローラで搬送されたトナーを用いて潜像担持体上に形成された潜像を可視化する一成分現像装置に有用な一成分現像トナーの製造方法であって、
該トナーは少なくとも樹脂、ワックス、色材、荷電制御剤、無機微粒子を含有し、該荷電制御剤の含有量Z(質量%)が下記式(1)を満たし、且つ該トナー中の該荷電制御剤の平均分散径D(nm)が下記式(2)を満たして製造されることを特徴とする一成分現像トナーの製造方法。
0.029A−0.150> Z >0.013A−0.013 (1)
D<6.3A−106.3 (2)
本発明の一成分現像装置及びプロセスカートリッジによれば、薄層形成部材と現像ローラとの規制圧A(N/m)が25≦A≦60であるにもかかわらず、トナー中の荷電制御剤の含有量が上記式(1)を満たし、かつトナー中の荷電制御剤の平均分散径D(nm)が上記式(2)を満たしていることから、現像ローラ上でのトナーの固着が阻止され、及び現像ローラの駆動トルクの軽減が達成されて、良質の画像が長期にわたって得られる。また、上記の規制圧A(N/m)が25≦A≦60である一成分現像装置に、トナー中の荷電制御剤の含有量が上記式(1)を満たし、かつトナー中の荷電制御剤の平均分散径D(nm)が上記式(2)を満たすように設計された一成分現像トナーの製造方法による製造されたトナーを使用すれば、現像ローラ上でのトナーの固着が阻止され、及び現像ローラの駆動トルクの軽減が達成されて、良質の画像が長期にわたって得られる。
以下、本発明を図面により更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る一成分現像装置の主要部の断面図である。現像装置は、トナーを収容するトナー収容室(101)と、トナー収容室(101)の下方に設けられたトナー供給室(102)から構成され、トナー供給室(102)の下部には、現像ローラ(103)と、現像ローラ上のトナーを介して現像ローラ(103)に当接して設けられた薄層形成部材即ち層厚規制部材(104)および供給ローラ(105)が設けられる。現像ローラ(103)は潜像担持体の代表例である感光体ドラム(2)に接触して配置され、図示しない高圧電源から所定の現像バイアスが印加される。トナー収容室(101)内にはトナー攪拌部材(106)が設けられ、反時計回りの方向で回転する。トナー攪拌部材(106)は軸方向において、その先端部が開口部近傍を通過しない部分では、回転駆動によるトナー搬送面の面積を大きくしてあり、収容されたトナーを充分に流動させ攪拌する。また、その先端部が開口部近傍を通過する部分では、回転駆動によるトナー搬送面の面積を小さくした形状をしてあり、過剰な量のトナーを開口部(107)へ導くことを防止している。開口部(107)近傍のトナーは、トナー攪拌部材(106)によって適度にほぐされ、自重によって開口部(107)を通過しトナー供給室(102)へと落下移動する。供給ローラ(105)の表面には空孔(セル)を有した構造の発泡材料が被覆されており、トナー供給室(102)内に運ばれてきたトナーを効率よく付着させて取り込むと共に、現像ローラ(103)との当接部での圧力集中によるトナー劣化を防止している。発泡材料は3乗〜14乗Ωの電気抵抗値に設定される。供給ローラ(105)には、現像バイアスに対してトナーの帯電極性と同方向にオフセットさせた値の供給バイアスが印加される。この供給バイアスは、現像ローラ(103)との当接部で予備帯電されたトナーを現像ローラ(103)に押し付ける方向に作用する。ただし、オフセットの方向はこれに限ったものではなく、トナーの種類によってはオフセットを0もしくはオフセットの方向を変えてもよい。供給ローラ(105)は反時計回りの方向に回転し、表面に付着させたトナーを現像ローラ(103)の表面に塗布供給する。現像ローラ(103)には、弾性ゴム層を被覆したローラが用いられ、さらに表面にはトナーと逆の極性に帯電し易い材料からなる表面コート層が設けられる。弾性ゴム層は、感光体ドラム(2)との接触状態を均一に保つ為に、JIS−Aで50度以下の硬度に設定され、さらに現像バイアスを作用させるために3乗〜10乗Ωの電気抵抗値に設定される。表面粗さはRaで0.2〜2.0μmに設定され、必要量のトナーが表面に保持される。現像ローラ(103)は反時計回りの方向に回転し、表面に保持したトナーを層規制部材(104)および感光体ドラム(2)との対向位置へと搬送する。層厚規制部材(104)は、SUS304CSPやSUS301CSPまたはリン青銅等の金属板バネ材料を用い、自由端側を現像ローラ(103)表面に10〜100N/mの押圧力で当接させたもので、その押圧力下を通過したトナーを薄層化すると共に摩擦帯電によって電荷を付与する。さらに層厚規制部材(104)には、摩擦帯電を補助する為に、現像バイアスに対してトナーの帯電極性と同方向にオフセットさせた値の規制バイアスが印加される。感光体ドラム(2)は時計回りの方向に回転しており、従って現像ローラ(103)表面は感光体ドラム(2)との対向位置において感光体ドラム(2)の進行方向と同方向に移動する。薄層化されたトナーは、現像ローラ(103)の回転によって感光体ドラム(2)との対向位置へ搬送され、現像ローラ(103)に印加された現像バイアスと感光体ドラム(2)上の静電潜像によって形成される潜像電界に応じて、感光体ドラム(2)表面に移動し現像される。感光体ドラム(2)上に現像されずに現像ローラ(103)上に残されたトナーが再びトナー供給室(102)内へと戻る部分には、封止シール(108)が現像ローラ(103)に当接して設けられ、トナーは現像装置外部に漏れでないように封止される。なお図中、3は接触帯電ローラ、5は残トナー除去部材、7はケーシングである。
本発明においては、特定のトナーを用いることから、薄層形成部材と現像ローラとの規制圧A(N/m)を25≦A≦60とすることが可能である。規制圧Aの値が25(N/m)未満であると薄層形成部材を通過するトナー量が多くなりすぎて、画線が太く鮮明な画像が得られなくなる。逆に、規制圧Aの値が60(N/m)超であると薄層形成部材を通過するトナー量が少なすぎて、画線が細り鮮明な画像が得られなくなる。
本発明に使用することのできるトナーは、トナー母体に外添剤としての無機微粒子を外添した構成からなる。トナー母体は、通常、樹脂(結着樹脂)、着色剤、帯電制御剤、離型剤(ワックス)、及びその他の添加剤を含有してなる。このトナー母体は、結着樹脂成分となる熱可塑性樹脂中に、着色剤、帯電制御剤、離型剤(ワックス)等を溶融混合して均一に分散させて組成物とした後、該組成物を粉砕、分級することにより得ることができる。
〔結着樹脂〕
本発明においては、トナー用結着樹脂の種類は特に制限されず、フルカラートナーの分野で公知の結着樹脂、例えば、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合体樹脂、エポキシ系樹脂、COC(環状オレフィン樹脂(例えば、TOPAS−COC(Ticona社製))等であってよいが、現像装置内でのトナーの耐ストレス性の観点から、ポリエステル系樹脂を使用することが好ましい。
好ましく使用されるポリエステル系樹脂としては、多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させることにより得られたポリエステル樹脂が使用可能である。
多価アルコール成分のうち2価アルコール成分としては、例えば、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
3価以上のアルコール成分としては、例えば、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等が挙げられる。
また、多価カルボン酸成分のうち2価のカルボン酸成分としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、n−ドデセニルコハク酸、イソドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、イソドデシルコハク酸、n−オクテニルコハク酸、イソオクテニルコハク酸、n−オクチルコハク酸、イソオクチルコハク酸、これらの酸の無水物あるいは低級アルキルエステルが挙げられる。
3価以上のカルボン酸成分としては、例えば、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸,1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、エンポール三量体酸、これらの酸の無水物、低級アルキルエステル等が挙げられる。
また、本発明においてはポリエステル系樹脂として、ポリエステル樹脂の原料モノマーと、ビニル系樹脂の原料モノマーと、両方の樹脂の原料モノマーと反応するモノマーとの混合物を用い、同一容器中でポリエステル樹脂を得る縮重合反応およびビニル系樹脂を得るラジカル重合反応を並行して行わせて得られた樹脂(以下、単に「ビニル系ポリエステル樹脂」という)も好適に使用可能である。なお、両方の樹脂の原料モノマーと反応するモノマーとは、換言すれば縮重合反応およびラジカル重合反応の両反応に使用し得るモノマーである。即ち縮重合反応し得るカルボキシ基とラジカル重合反応し得るビニル基を有するモノマーであり、例えばフマル酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられる。
ポリエステル樹脂の原料モノマーとしては上述した多価アルコール成分および多価カルボン酸成分が挙げられる。
またビニル系樹脂の原料モノマーとしては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−クロルスチレン等のスチレンまたはスチレン誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のエチレン系不飽和モノオレフィン類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−ペンチル、メタクリル酸イソペンチル、メタクリル酸ネオペンチル、メタクリル酸3−(メチル)ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシル、メタクリル酸ドデシル等のメタクリル酸アルキルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸n−ペンチル、アクリル酸イソペンチル、アクリル酸ネオペンチル、アクリル酸3−(メチル)ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシル等のアクリル酸アルキルエステル類;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸;アクリロニトリル、マレイン酸エステル、イタコン酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニル、ビニルメチルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルおよびビニルイソブチルエーテル等が挙げられる。
ビニル系樹脂の原料モノマーを重合させる際の重合開始剤としては、例えば、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'−アゾビス−4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重合開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカーボネート、ラウロイルパーオキサイド等の過酸化物系重合開始剤等が挙げられる。
結着樹脂としては上記のような各種ポリエステル系樹脂が好ましく使用されるが、中でも、オイルレス定着用トナーとしての分離性および耐オフセット性をさらに向上させる観点から、以下に示す第1バインダー樹脂および第2バインダー樹脂を併用することがより好ましい。
より好ましい第1バインダー樹脂は、上述した多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させて得られたポリエステル樹脂、特に多価アルコール成分としてビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物を用い、多価カルボン酸成分としてテレフタル酸およびフマル酸を用いて得られたポリエステル樹脂である。
より好ましい第2バインダー樹脂は、ビニル系ポリエステル樹脂、特にポリエステル樹脂の原料モノマーとしてビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物、テレフタル酸、トリメリット酸およびコハク酸を用い、ビニル系樹脂の原料モノマーとしてスチレンおよびブチルアクリレートを用い、両反応性モノマーとしてフマル酸を用いて得られたビニル系ポリエステル樹脂である。
本発明においては、第1バインダー樹脂の合成時に炭化水素系ワックスが内添されることが好ましい。第1バインダー樹脂に炭化水素系ワックスを予め内添するには、第1バインダー樹脂を合成する際に、第1バインダー樹脂を合成するためのモノマー中に炭化水素系ワックスを添加した状態で第1バインダー樹脂の合成を行えばよい。例えば、第1バインダー樹脂としてのポリエステル系樹脂を構成する酸モノマーおよびアルコールモノマーに炭化水素系ワックスを添加した状態で縮重合反応を行えばよい。第1バインダー樹脂がビニル系ポリエステル樹脂の場合には、ポリエステル樹脂の原料モノマーに炭化水素系ワックスを添加した状態で、当該モノマーを撹拌および加熱しながら、これにビニル系樹脂の原料モノマーを滴下して重縮合反応およびラジカル重合反応を行えばよい。
トナー粒子中における第1バインダー樹脂(内添ワックス添加量を含む)と第2バインダー樹脂の含有割合は、質量比で20/80〜45/55、好ましくは30/70〜40/60である。第1バインダー樹脂が少なすぎると分離性、耐高温オフセット性が低下して問題となる。第1バインダー樹脂が多すぎると光沢性、耐熱保管性が低下する。
より好ましくは、上記のような質量比で使用された第1バインダー樹脂と第2バインダー樹脂からなるバインダー樹脂の軟化点は100〜125℃、特に105〜125℃である。本発明においてはワックスが内添された第1バインダー樹脂と第2バインダー樹脂からなるバインダー樹脂の軟化点が上記範囲内であればよい。
ワックス内添第1バインダー樹脂の酸価は5〜50KOHmg/gが好ましく、10〜40mgKOH/gであることがさらに好ましい。第2バインダー樹脂の酸価は0〜10mgKOH/gが好ましく、1〜5mgKOH/gであることがさらに好ましい。特に、ポリエステル系樹脂を用いる場合このような酸価を有する樹脂を用いることによって、各種着色剤等の分散性を向上させるとともに、十分な帯電量を有するトナーとすることができる。
第1バインダー樹脂はテトラヒドロフラン(THF)に不溶な成分を含有していることが、耐高温オフセット性の観点から好ましい。ワックス内添第1バインダー樹脂中でのTHF不溶成分含有量で0.1〜15質量%、特に0.2〜10質量%、さらに0.3〜5質量%が好ましい。
〔着色剤〕
本発明で使用される着色剤としては、従来からフルカラートナーの着色剤として使用されている公知の顔料及び染料が使用可能である。例えば、カーボンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、銅フタロシアニン、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・レッド184、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・イエロー74、C.I.ソルベント・イエロー162、C.I.ピグメント・イエロー180、C.I.ピグメント・イエロー185、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を挙げることができる。
トナー粒子中における着色剤の含有量としては全バインダー樹100質量部に対し2〜15質量部の範囲が好ましい。
着色剤は、使用される第1バインダー樹脂と第2バインダー樹脂との混合バインダー樹脂中に分散されたマスターバッチの形態で使用されることが分散性の観点から好ましい。マスターバッチの添加量は含有される着色剤の量が上記範囲内となるような量であればよい。マスターバッチ中の着色剤含有率は20〜40質量%が好適である。
〔ワックス〕
ワックスは、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。
このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
一般に、ワックスはその極性が低いほうが定着部材ローラとの離型性に優れている。このため、本発明に用いられるワックスは、極性の低い炭化水素系ワックスの使用が好ましい。炭化水素系ワックスとは、炭素原子と水素原子のみからなるワックスであり、エステル基、アルコール基、アミド基などを含まない。
具体的な炭化水素系ワックスとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンとプロピレンの共重合体などのポリオレフィンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの石油ワックス、フィッシャートロプシュワックスなどの合成ワックスなどが挙げられる。このうち、本発明において好ましいものは、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックスであり、さらに好ましくはポリエチレンワックス、パラフィンワックスである。
ワックスの融点は、示差走査型熱量計(DSC)にて測定される昇温時のワックスの吸熱ピークであり、70℃〜90℃の範囲にあることが好ましい。90℃よりも高いと、定着プロセスにおけるワックスの溶融が不十分になり、定着部材との分離性が確保できなくなる。また70℃よりも低いと、高温高湿環境においてトナー粒子同士が融着するなど、保存安定性に問題が生じる。低温での定着分離性に余裕を持たせるためには、ワックスの融点は70℃〜85℃がより好ましく、さらに好ましくは70℃〜80℃の範囲である。
また、示差走査型熱量計(DSC)にて測定される昇温時のワックス吸熱ピークの半値幅は、7℃以下であることが好ましい。本発明におけるワックスの融点は比較的低いため、吸熱ピークがブロード、つまり低温域から溶融するようなワックスは、トナーの保存安定性に悪影響を及ぼす。
トナー中のワックスの含有量は2.0〜4.0質量%が適当であり、2.0質量%より少なくなると十分な定着離型性が得られず、4.0質量%より多くなると薄層形成部材へのワックス付着量が多くなり、固着が発生する。
〔荷電制御剤〕
本発明のトナーにおいては、従来からフルカラートナーで使用されている公知の荷電制御剤が用いられる。
例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
また、本発明におけるトナーは、帯電制御剤としてホウ素を含む放電型の帯電制御剤を含有することが好ましい。このような帯電制御剤を含有させることにより、初期の帯電立ち上がり性が良くなるという効果がもたらされる。
ホウ素を含む放電型の帯電制御剤の具体例としては、LR−147(日本カーリット社製)などが挙げられる。
荷電制御剤の使用量(含有量)Z(質量%)は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によっても幾分左右されるが、主として、式(1) 0.029A−0.150> Z >0.013A−0.013 (A:薄層形成部材と現像ローラとの規制圧(N/m))を満たす量である。また、荷電制御剤はトナー中で平均分散径D(nm)が式(2) D<6.3A−106.3 を満たすことが必要である。
トナー中の荷電制御剤の含有量Zが0.029A−0.150(質量%)以上になると、トナーの帯電量が大きくなり、現像ローラとの静電的吸引力が増大して流動性の低下を招き、固着が発生する。また、荷電制御剤の含有量Zが0.013A−0.013(質量%)以下になると、トナーの帯電量が低くなりすぎ、地汚れが発生する。
また、トナー中の荷電制御剤の平均分散径Dが6.3A−106.3(nm)以上になると、規制圧による微粉増加量が多くなり、現像ローラへのトナー固着が発生する。これに対して、トナー中の荷電制御剤の平均分散径Dが6.3A−106.3(nm)以下であると、現像ローラへのトナー固着が阻止され、また、トナーが仮に微粉化しても、帯電が不均一化になることがないため、地肌汚れが改善される。更に、電荷の発生が均一で安定しているため、カラートナーとして好適であり、比較的高速のプロセスにおいても、経時的に画像が安定している。そのため、現像ローラ及び該現像ローラ上に供給するトナーの層厚を均一に規制する薄層形成部材(現像ブレード)を備えた複数の多色現像方法及び現像装置によって、潜像担持体上に形成された多色に分割された静電潜像をそれぞれの色に対応するトナーにより、それぞれの色に対応した複数の潜像担持体上に現像し、潜像担持体表面に転写材を介して転写手段を当接させ、該トナー像を該転写材に順次静電転写する電子写真記録装置(いわゆるタンデム配置)にこのトナーを用いることにより、従来のフルカラープリンターよりも、より高速で、かつ長期間安定した画像出力を行うことができる。
もっとも、荷電制御剤が上記式(2)を満たすことにより、何故上記のような優れた効果がもたらされるかについての詳細な検討はなされていないが、帯電制御剤の平均分散径Dが大きくなるにつれ、トナーの割れる界面になりやすくなり、微粉増加量が多くなるためであると考えられる。なお、荷電制御剤の平均分散径Dの上限値は、画像評価による固着の発生点によって求められたものである。
本発明においては、荷電制御剤が上記式(1)及び(2)の条件を同時に満たすことが必要である。このような条件を満たした本発明のトナーの使用によれば、現像ローラ上へのトナーの固着が発生することなく、かつ現像ローラの駆動トルクも大きくならず、その結果、良好に現像操作が行えるようになる。
もっとも、荷電制御剤が上記式(2)の条件を満たすとともに上記(1)の条件を満たしている場合、何故良好に現像操作が行えるかについての詳細な検討はなされていないが、荷電制御剤の含有量Zがトナーの飽和帯電量に影響を与えているためと考えられる。なお、含有量Z(質量%)の下限値及び上限値は、規制圧Aを25(N/m)から段階的に60(N/m)まで変化させ、この間でトナー中の荷電制御剤の含有量を変化させて、上限は画像評価による固着の発生点、下限は地汚れの発生点によって求めたものである。
本発明におけるトナーの体積平均粒径は6〜10μmが適当であり、6μmより小さいと、トナー粒子そのものの付着性が著しく高くなるため、固着が発生しやすくなる。一方、10μmより大きくなるとキメの細かい画像が得られなくなる。
本発明におけるトナーは、示差熱分析(DSC)測定により得られる吸熱曲線において、温度30〜200℃の範囲における最大吸熱ピークを示す温度が65〜95℃の範囲にあることが好ましい。最大吸熱ピークが65℃より低い場合、ワックスが染み出しやすくなり固着が発生する。一方、95℃より高くなると定着時に十分な分離性が得られない。
本発明のトナーにおいては、トナーの帯電特性を改善する目的で、トナー母体に無機微粒子が含有される。無機微粒子 としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、チタニア、ジルコニア、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化銅、酸化スズ、酸化クロム、酸化アンチモン、酸化イットリウム、酸化セリウム、酸化サマリウム、酸化ランタン、酸化タンタル、酸化テルビウム、酸化ユーロピウム、酸化ネオジウム、フェライト類等の金属酸化物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム等の金属水酸化物、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロタルイサイト等の金属炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維等の金属硫酸塩、珪酸カルシウム(ウォラスナイト、ゾノトライト)、カオリン、クレー、タルク、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク等の金属珪酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化珪素等の金属窒化物、チタン酸カリウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛アルミニウムボレード等の金属チタン酸塩、ホウ酸亜鉛、ホウ酸アルミニウム等の金属ホウ酸塩、リン酸三カルシウム等の金属燐酸塩、硫化モリブデン等の金属硫化物、炭化珪素等の金属炭化物、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維等の炭素類などの無機微粒子 が挙げられる。これらの中でも、金属酸化物が好ましく、シリカ、アルミナ、チタニアが特に好ましい。
これらの無機微粒子の大きさは、5〜100nmが適当であり、そのトナー全体に対する含有量は2.0〜4.5質量%である。2.0質量%より少ないとトナー同士の付着量が高くなり、固着が発生し易くなる。4.5質量%より多くなるとトナーから離脱する無機微粒子の量が多くなり、画像上のノイズが発生してしまう。
また、本発明におけるトナーは、トナーの流動性や現像性を補助するための外添剤として、無機微粒子を用いることができる。外添剤としての無機微粒子の具体例としては、前記のトナー母体に含有される無機微粒子と一部重複するが、例えば酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、酸化チタン、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。
これら外添剤としての無機微粒子の大きさは、5〜100nmが適当であり、トナー全体に対する外添剤としての無機微粒子を2.0〜4.5質量%の範囲で添加するのが好ましい。
トナー母体に含有される無機微粒子と外添剤として添加される無機微粒子との合計量は、トナー全体の2.0〜4.5質量%が適当であり、好ましくは2.5〜4.0質量%である。
本発明におけるトナーは、軟化点が120〜140℃の範囲にあることが好ましい。トナーの軟化点をこの範囲とすることで、定着分離性と画像光沢度をより良好に両立させることができる。
軟化点は、フローテスター(CFT−500/島津製作所社製)を用い、測定試料1.5gを秤量し、H1.0mm×φ1.0mmのダイを用いて、昇温速度3.0℃/min、予熱時間180秒、荷重30kg、測定温度範囲80〜140℃の条件で測定を行い、上記の試料が1/2流出した時の温度を軟化点 とした。
本発明のプロセスカートリッジは、少なくとも前記の一成分現像装置が組み込まれたものである。
また、本発明の画像形成方法は、前記の一成分現像装置あるいはプロセスカートリッジを用いて行われる。
本発明の一成分現像トナーは、前記の薄層形成部材と現像ローラとの規制圧A(N/m)が25≦A≦60の一成分現像装置で好ましく使用されるトナーである。このトナーは少なくとも樹脂、ワックス、着色剤、荷電制御剤、無機微粒子を含有し、該荷電制御剤の含有量Z(質量%)が前記式(1)を満たし、且つ該トナー中の該荷電制御剤の平均分散径D(nm)が前記式(2)を満たすように設計して製造される。
具体的に、前記の式(1)及び(2)を満たすようにトナーを製造するには、前記の規制圧Aの値に基づいて規定された荷電制御剤の含有量Zを算出し、また、予め、荷電制御剤を粉砕機で微粉砕することによって荷電制御剤の所望の平均分散径が得られるようにする。
実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施例によって限定されものではない。
なお、測定方法、製造に供された装置、トナーの物性評価、得られた画像の評価等は次によって行った。
(荷電制御剤の平均分散径)
トナー1.0gを計量し、これにエタノール5mlを加え120rpmで1分間ロールミルで攪拌した後、これを吸引ろ過し、ランダムに選んだトナー粒子10個の表面の荷電制御剤跡をSEMで観察し、平均分散径を求めた。
(トナー粒子径)
トナー粒子の粒度分布の測定方法について説明する。コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を固形分にして2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(Dv)、個数平均粒径(Dp)を求めることができる。チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
(示差走査型熱量計)
示差走査型熱量計(DSC)は、セイコーインスツル社製のDSC6200を用い、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で測定した。
(画像評価)
リコー社製カラーレーザープリンターIPSIO CX2500を用いて画像評価(固着、地汚れ)を行った。評価項目と評価基準を以下に示す。
・固着 :ベタ画像を採取後スジを目視評価した。○は問題なし、×は品質上問題あり。
・地汚れ:白ベタ画像を採取後、白べた画像の白さ度合いを目視評価した。○は問題なし、
×は品質上問題あり。
(トルク)
図1に示す装置を用い、現像ローラに対し、SUS304CSPの金属板バネ材料からなる薄層形成部材を100mmの長さで規制圧A(N/m)にて押圧したときの、現像ローラのトルクを測定した。○は0.09(N/m)未満、×は0.09(N/m)以上である。
(定着分離性)
リコー社製カラーレーザープリンターIPSIO CX7500の定着器を取り外した改造機に、トナー5部とシリコーン樹脂コートキャリア95部を混合攪拌して作成した二成分現像剤を入れ、転写紙(リコー製タイプ6200Y目紙)に縦方向の先端余白3mmを有するベタ画像で、1.1±0.1mg/cmのトナーが現像される様に調整を行ない、未定着状態の転写紙を6枚出力した。
リコー社製IPSIO CX2500の定着部分のみを取り出し、定着ベルトの温度およびベルト線速度を所望の値になるように改造した定着試験装置を用い、ベルト線速度125mm/secに設定して、定着ベルトの温度を140℃から190℃の範囲で10℃刻みの温度で先端余白3mmのほうから転写紙の定着を行った。転写紙が定着ベルトに巻きついたり、定着機の出口で蛇腹のようになって詰まったりすることなく、正常に定着できた枚数によって、下記基準に基づき評価した。
○:正常に定着できた枚数が4枚以上で、合格とした。
×:正常に定着できた枚数が4枚未満で、不合格とした。
〔トナーの製造〕
(第1バインダー樹脂の作成)
ビニル系モノマーとして、スチレン600g、アクリル酸ブチル110g、アクリル酸30g及び重合開始剤としてジクミルパーオキサイド30gを滴下ロートに入れた。ポリエステルの単量体のうち、ポリオールとして、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1230g、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン290g、イソドデセニル無水コハク酸250g、テレフタル酸310g、無水1,2,4−ベンゼントリカルボン酸180g及びエステル化触媒としてジブチル錫オキシド7g、ワックスとしてパラフィンワックス(融点73.3℃、示差走査型熱量計で測定される昇温時の吸熱ピークの半値幅は4℃)を仕込モノマー100質量部に対して4質量部、温度計、ステンレス製攪拌機、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した5リットル四つ口フラスコに入れ、マントルヒーター中で窒素雰囲気下に、160℃の温度で撹拌しつつ、滴下ロートよりビニル系モノマー樹脂と重合開始剤の混合液を一時間かけて滴下した。160℃に保持したまま2時間付加重合反応を熟成させた後、230℃に昇温して縮重合反応を行わせた。重合度は、定荷重押出し形細管式レオメータを用いて測定した軟化点により追跡を行い、所望の軟化点に達したときに反応を終了させ、樹脂H1を得た。樹脂軟化点は130℃であった。
(第2バインダー樹脂の作成)
ポリオールとして、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2210g、テレフタル酸850g、無水1,2,4−ベンゼントリカルボン酸120g及びエステル化触媒としてジブチル錫オキシド0.5gを、温度計、ステンレス製攪拌機、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した5リットル四つ口フラスコに入れ、マントルヒーター中で窒素雰囲気下230℃に昇温して縮重合反応を行わせた。重合度は、定荷重押出し形細管式レオメータを用いて測定した軟化点により追跡を行い、所望の軟化点に達したときに反応を終了させ、樹脂L1を得た。樹脂軟化点は115℃であった。
(トナー粒子の作成)
第1バインダー樹脂50質量部および第2バインダー樹脂50質量部からなるバインダー樹脂100質量部(内添ワックス3.0質量部を含む)に対して、ホウ素系荷電制御剤(LR−147)1.0質量部、無機微粒子3.5質量部、着色剤(C.I.Pigment Red 57−1)を4質量部含有相当のマスターバッチをヘンシェルミキサーで十分混合した後、2軸押し出し混練機(PCM−30:池貝鉄工社製)を使用して、100℃で溶融混練し、得られた混練物を冷却プレスローラーで2mm厚に圧延し、冷却ベルト(20℃)で冷却した後、フェザーミルで粗粉砕した。その際、ヘンシェルミキサーでの混合時間、温度等を変えることによって、トナー中における荷電制御剤の分散径を変化させた。その後、機械式粉砕機(KTM:川崎重工業社製)で平均粒径10〜12μmまで粉砕し、さらに、ジェット粉砕機(IDS:日本ニューマチックエ業社製)で粗粉分級しながら粉砕した後、微粉分級をロータ型分級機(ティープレックス型分級機タイプ:100ATP:ホソカワミクロン社製)を使用して分級を行い、所望の粒径、円形度の着色樹脂粒子1を得た。この着色樹脂粒子1 100質量部に対して無機微粒子(二酸化ケイ素)であるキャボジル社製TS530を所望の量(質量部)で外添し、ヘンシェルミキサーで混合処理し、表1に示すマゼンタトナー(トナーA〜O)を得た。表1中の「CCA」は荷電制御剤である。
ここで、トナーAからHまでは請求項1及び10に記載のトナーであり、トナーIは前記式(2)の要件を満たさないトナーであり、トナーJは規制圧Aが25〜60(N/m)の範囲外であり、トナーK及びLは前記式(1)の要件を満たさないトナーであり、トナーMは請求項2から外れるトナーであり、トナーN及びOは請求項3から外れるトナーである。
Figure 2009042257
〔評価〕
トナーA〜Oを用い、画像評価を行った。評価結果は表2に示すとおりである。
Figure 2009042257
一成分現像装置の概略図である。
符号の説明
2 感光体ドラム
3 接触帯電ローラ
5 残トナー除去部材
7 ケーシング
101 トナー収容室
102 トナー供給室
103 現像ローラ
104 層厚規制部材
105 供給ローラ
106 トナー撹拌部材
107 開口部
108 封止シール

Claims (10)

  1. トナーを表面に担持しながら潜像担持体上に搬送する現像ローラと、該現像ローラ上に担持されたトナーを介して該現像ローラ表面に接して、該トナーを薄層化する薄層形成部材とを備え、該現像ローラで搬送されたトナーを用いて潜像担持体上に形成された潜像を可視化する一成分現像装置において、
    該薄層形成部材と該現像ローラとの規制圧A(N/m)が25≦A≦60であり、
    該トナーは少なくとも樹脂、着色剤、ワックス、荷電制御剤、無機微粒子を含有し、該荷電制御剤の含有量Z(質量%)が下記式(1)を満たし、且つ該トナー中の該荷電制御剤の平均分散径D(nm)が下記式(2)を満たすことを特徴とする一成分現像装置。
    0.029A−0.150> Z >0.013A−0.013 (1)
    D<6.3A−106.3 (2)
  2. 該トナーの体積平均粒径が6μm〜10μmであることを特徴とする請求項1に記載の一成分現像装置。
  3. 該トナーのワックス含有量が2.0〜4.0質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の一成分現像装置。
  4. 該トナーは、示差熱分析(DSC)測定により得られる吸熱曲線において、温度30〜200℃の範囲における最大吸熱ピークを示す温度が65〜95℃の範囲にあることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の一成分現像装置。
  5. 該トナーの無機微粒子の含有量が2.0〜4.5質量%であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の一成分現像装置。
  6. 該トナーの軟化点が120〜140℃であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の一成分現像装置。
  7. 該トナーの荷電制御剤がホウ素を含む放電型の帯電制御剤であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の一成分現像装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の一成分現像装置を具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の一成分現像装置又は請求項8に記載のプロセスカートリッジを用いて、可視画像を得ることを特徴とする画像形成方法
  10. トナーを表面に担持しながら潜像担持体上に搬送する現像ローラと、該現像ローラ上に担持されたトナーを介して該現像ローラ表面に接して、該トナーを薄層化する薄層形成部材とを備え、該薄層形成部材と該現像ローラとの規制圧A(N/m)が25≦A≦65であり、該現像ローラで搬送されたトナーを用いて潜像担持体上に形成された潜像を可視化する一成分現像装置に有用な一成分現像トナーの製造方法であって、
    該トナーは少なくとも樹脂、ワックス、着色剤、荷電制御剤、無機微粒子を含有し、該荷電制御剤の含有量Z(質量%)が下記式(1)を満たし、且つ該トナー中の該荷電制御剤の平均分散径D(nm)が下記式(2)を満たして製造されることを特徴とする一成分現像トナーの製造方法。
    0.029A−0.150> Z >0.013A−0.013 (1)
    D<6.3A−106.3 (2)
JP2007203813A 2007-08-06 2007-08-06 一成分現像装置、プロセスカートリッジ及び一成分現像トナーの製造方法 Pending JP2009042257A (ja)

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