JP2009036856A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 定着ユニット(ローラ駆動及び圧解除)を駆動しているモータ駆動力が駆動伝達手段を介して転写離間駆動も兼ねている画像形成装置において、モータの仕様を最低限に抑えた使い方を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置のイニシャル動作中に定着モータが回らなかった場合には、定着装置の圧解除を行ってから再びモータを起動するシーケンスを備える。また、電源投入時に転写離間の状態を確認し、正常でなければ定着装置の圧解除を行ってからモータを起動するシーケンスを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像形成装置のイニシャル動作中に定着モータが回らなかった場合には、定着装置の圧解除を行ってから再びモータを起動するシーケンスを備える。また、電源投入時に転写離間の状態を確認し、正常でなければ定着装置の圧解除を行ってからモータを起動するシーケンスを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
近年、この種の画像形成装置では、オゾンの発生が極めて少ないという点で、転写ローラ、転写ベルト、転写ブラシ等の転写部材を像担持体に接するように配置した転写装置が用いられてきている。このような転写部材を使用する転写装置において、転写ローラ等の転写部材が像担持体に圧接されたまま長期間放置されると、転写部材の圧接部が変形し、もとに戻らなくなってしまう。その結果、画像の送り方向に転写部材の回転ピッチムラが生じるといった不具合も発生する。
上記不具合を解決するためには、画像形成時以外は転写部材を像担持体から離間させ、少なくとも画像形成時に転写部材を像担持体に接するようにすればよい。例えば、特許文献1においては、ソレノイドを用いて転写ローラを離間させる構成とし、画像形成装置の画像形成動作時の基本操作信号(開始信号、終了信号)をソレノイドの駆動信号とすることで画像形成動作終了時に自動的に転写ローラも離間させるものが開示されている。
特開平2-82278号公報
しかしながら転写ローラが複数存在するカラー画像形成装置においては、各転写ローラ(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の当接・離間用にそれぞれソレノイドを配置することは装置のサイズを大きくするだけでなく、コストの増大にも繋がってしまう。また、その対策として1個のソレノイドで4つ全ての転写ローラを当接・離間できる構成とした場合には、ソレノイドに要求される吸引力が4倍となる分、ソレノイドのコストも高くなり、更にカラー画像形成装置においてはモノクロモードでのプリント時にも必要のないカラー色用の転写ローラを圧接した状態となるため、上記で述べた転写ローラの変形等の完全に防止するまでには至らない。
また、特開平07-230224号公報においては、転写ローラの当接・離間動作をソレノイドではなく、像担持体の駆動源を利用し、その画像形成時とは逆に回転させることで転写ローラを離間することが開示されている。しかしながら、カラー画像形成装置においては画像形成時に各色の像担持体に形成する画像のズレを防ぐために均一な回転を行うことができるブラシレスモータが一般的に使用されており、このブラシレスモータにおいて逆回転を行うためにはブラシレスモータの逆転駆動用の回路及び正逆転の切替え用の信号も必要となる為、特に各色の像担持体が独立に駆動源を備えている構成においてはコストが高くなってしまう。
そこで、像担持体の駆動源とは別の1つの駆動源で転写ローラを当接・離間する構成とし、その駆動力の伝達は1つのソレノイドで行い、また、カラーモード/モノクロモードにおける転写ローラの当接・離間切り換えについては形状(位相)の異なるカムを利用することにより転写ローラの劣化防止を低コストで実現する事が可能となる。この場合、転写ローラの当接・離間動作に必要なトルク分だけ駆動源(例えばブラシレスモータ)に要求されるトルク仕様が大きくなってしまうものの、転写ローラの当接・離間するタイミングを図10に示すように比較的に大きなトルクを必要とする起動時ではなく、駆動源に必要とされるトルクが小さい時、即ちブラシレスモータが定常回転で回転駆動している際に転写ローラの離間動作を行えばブラシレスモータに要求されるトルク仕様も最小限に抑えることが可能となる。ここで、駆動力の伝達にソレノイド(欠歯ギア機構に引っ掛ける構成)を用いた場合、当接・離間動作中に装置の故障や停電などが発生するとソレノイドが欠歯ギア機構に引っ掛かっていない状態で装置が停止することになる。この場合、その後の装置動作時にブラシレスモータの起動時には図11に示すように転写ローラの当接・離間動作に必要なトルク分が上乗せされた状態となってしまうため、ブラシレスモータの起動不良等が発生する問題がある。このようなケースを想定してブラシレスモータのトルク仕様を高くするとコストが高くなってしまう。
この場合、転写離間動作に使用するブラシレスモータは、その負荷にブラシレスモータに必要とされる負荷が切替えられる構成となっているものを組み合わせて使用することでブラシレスモータのトルク仕様を抑えることができる。例えば特開平09-290975号公報では、定着装置の定着回転体に加圧回転体を圧接させている加圧力を変化させる内容が記載されている。このような定着加圧力の切替え手段を有している定着装置を負荷として共用し、定着の加圧力切替と転写離間のタイミングをずらして使うことでブラシレスモータのトルク仕様を抑えることができる。
本出願に係る第1〜3の発明の目的は、上記構成において、転写ローラの当接・離間駆動に利用する駆動源に求められるトルク仕様を最小限に抑えた使い方ができる画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間手段に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作時に該制御部が該駆動手段の回転異常を検出した場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことを特徴とする。
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間手段に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作時に該制御部が該駆動手段の回転異常を検出した場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことを特徴とする。
また第2の手段は、
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該転写手段が該像担持体から離間しているか否かの状態を検出する状態検出手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作開始時に該転写手段が該像担持体から離間していない場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことを特徴とする。
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該転写手段が該像担持体から離間しているか否かの状態を検出する状態検出手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作開始時に該転写手段が該像担持体から離間していない場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことを特徴とする。
また第3の手段は、第1から第2の手段において、
前記駆動手段は正回転時に定着手段及び転写離間手段へ駆動力を伝達し、逆回転時には加圧力変更手段へ駆動力を伝達する構成となっていることを特徴とする。
前記駆動手段は正回転時に定着手段及び転写離間手段へ駆動力を伝達し、逆回転時には加圧力変更手段へ駆動力を伝達する構成となっていることを特徴とする。
以上説明したように、本出願に係る第1の発明によれば、
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間手段に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作時に該制御部が該駆動手段の回転異常を検出した場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことにより、駆動手段に要求されるトルク仕様を最低限に抑えることが可能となり、駆動手段の低コスト化を実現する事が可能となる。
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間手段に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作時に該制御部が該駆動手段の回転異常を検出した場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことにより、駆動手段に要求されるトルク仕様を最低限に抑えることが可能となり、駆動手段の低コスト化を実現する事が可能となる。
また、本出願に係る第2の発明によれば、
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該転写手段が該像担持体から離間しているか否かの状態を検出する状態検出手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作開始時に該転写手段が該像担持体から離間していない場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことにより第1の発明の効果に加え、イレギュラーな状態にあることを早期に発見することができるため、イレギュラーな状態を回避して通常のイニシャル動作に移行するまでの時間を短縮することが可能となる。
シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該転写手段が該像担持体から離間しているか否かの状態を検出する状態検出手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作開始時に該転写手段が該像担持体から離間していない場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を所定時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことにより第1の発明の効果に加え、イレギュラーな状態にあることを早期に発見することができるため、イレギュラーな状態を回避して通常のイニシャル動作に移行するまでの時間を短縮することが可能となる。
また、本出願に係る第3の発明によれば、
前記駆動手段は正回転時に定着手段及び転写離間手段へ駆動力を伝達し、逆回転時には加圧力変更手段へ駆動力を伝達する構成となっていることにより、第1の発明及び第2の発明を更に低コストで実現することが可能となる。
前記駆動手段は正回転時に定着手段及び転写離間手段へ駆動力を伝達し、逆回転時には加圧力変更手段へ駆動力を伝達する構成となっていることにより、第1の発明及び第2の発明を更に低コストで実現することが可能となる。
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すカラーの画像形成装置(以下、本体と称す)は、本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kを備えている。これら4個のプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kは、同一構造であるが、異なる色、すなわち、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk)のトナーによる画像を形成する点で相違している。プロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kは、それぞれ像担持体である感光ドラム1Y,1M,1C,1K、帯電ローラ2Y,2M,2C,2K、現像ローラ3Y,3M,3C,3K、ドラムクリーニングブレード4Y,4M,4C,4Kと、廃トナー容器とを有している。
プロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kの下方にはレーザユニット7Y,7M,7C,7Kが配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対して行う。
感光ドラム1Y,1M,1C,1Kは、帯電ローラ2Y,2M,2C,2Kによって所定の負極性の電位に帯電された後、レーザユニット7Y,7M,7C,7Kによってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は現像ローラ3Y,3M,3C,3Kによって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれY、M、C、Bkのトナー像が形成される。
中間転写ベルトユニットは、中間転写ベルト8、駆動ローラ9、二次転写対向ローラ10から構成されている。また、各感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対向して、中間転写ベルト8の内側に一次転写ローラ6Y,6M,6C,6Kが配設されており、不図示のバイアス印加手段により転写バイアスを印加する構成となっている。
感光ドラム1Y,1M,1C,1K上に形成されたトナー像は、各感光ドラムが矢印方向に回転し、中間転写ベルト8が矢印A方向に回転させ、さらに一次転写ローラ6Y,6M,6C,6Kに正極性のバイアスを印加することにより、感光ドラム1Y上のトナー像から順次、中間転写ベルト8上に一次転写され、4色のトナー像が重なった状態で二次転写ローラ11まで搬送される。
給搬送装置12は、転写材Pを収納する給紙カセット13内から転写材Pを給紙する給紙ローラ14と、給紙された転写材Pを搬送する搬送ローラ対15とを有している。そして、給搬送装置12から搬送された転写材Pはレジストローラ対16によって二次転写ローラ11に搬送される。
中間転写ベルト8から転写材Pへの転写においては、二次転写ローラ11に正極性のバイアスを印加することにより、搬送された転写材Pに、中間転写ベルト8上の4色のトナー像を二次転写する。
トナー像転写後の転写材Pは、定着装置17に搬送され、定着フィルム18と加圧ローラ19とによって加熱、加圧されて表面にトナー像が定着される。定着された転写材Pは排紙ローラ対20によって排出される。
一方、トナー像転写後に、感光ドラム1Y,1M,1C,1K表面に残ったトナーは、クリーニングブレード4Y,4M,4C,4Kによって除去され、また、転写材Pへの二次転写後に中間転写ベルト8上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニングブレード21によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー回収容器22へと回収される。
次に本実施例における一次転写ローラ6Y,6M,6C,6Kの接離機構について説明する。
駆動伝達制御を行う欠歯ギア構成は、図2の構成の第1欠歯ギア70、第2欠歯ギア71とその同軸にある係止爪72の3つが軸方向に並列配置される構成をとっている。本構成の動作原理を説明する。駆動伝達は係止爪ストッパ、例えば電磁ソレノイドを代表とするソレノイドフラッパ73により係止爪72を解除することにより、同軸上にある第1欠歯ギア70と第2欠歯ギア71は,ばね74を介して回転自在な状態になり、そのばね74が開放されたとき第1欠歯ギア70と第2欠歯ギア71が限定された位相、ギアの歯形が同位相になり、駆動が連結される。
駆動伝達制御における動作は、駆動源からの駆動力は欠歯ギア対の直前で欠歯により空転することで伝達が途切れている。そこでソレノイドフラッパ73を動作し、係止爪72を解除すると、第2欠歯ギア71が第1欠歯ギア70との間に組み込まれたばね74の力により回転動作を開始する。第2欠歯ギア71が駆動され、決められた位相,第2欠歯ギア71と第1欠歯ギア70の歯型が同位相になるところで両ギアが係合し、駆動が連結され、第1欠歯ギア70が駆動源からの入力ギア75と噛み合い、駆動が出力軸76に伝達される。
ギアが一周するとソレノイドフラッパ73が係止爪72に掛かり、第2欠歯ギア71の駆動が止まる。そのとき第1欠歯ギア70は駆動が連結されている為回りつづけ、第2欠歯ギア71との間のばね74が圧縮さればねの力が蓄えられる。第1欠歯ギア70の欠け歯部に到達する直前の最後の一歯は第2欠歯ギア71との間にあるばね74のエネルギに抗して回らなくてはいけないため、出力駆動側に設置されたカム77により第1欠歯ギア70が早回しされ、欠歯部のところまで回転し止まり一連の動作が終了する。
本実施例における駆動伝達制御機構はモノクロモードとカラーモード及びスタンバイモード(電源OFFも含む)を切り替える際の,一次転写ローラを接離させる機構に採用している。この一次転写ローラの接離機構について図3を用いて概略説明する。図1中の中間転写ベルト8,一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K),と駆動機構を持つ静電転写ベルトユニットにおいて,駆動機構は駆動ローラ9を駆動する系と一次転写ローラ6を離間させる系の2系統を駆動している。通常駆動ローラ9を駆動する系は連続的に駆動をしており,一次転写ローラ6を離間する系は必要に応じて断続的に駆動伝達制御を行う。断続的な駆動伝達制御は本発明の欠歯ギア対を介して行われるが,その説明は下記に別途詳述する.欠歯ギア対から駆動が伝達されると,最終出力ギア78は欠歯ギア対が1周するごとに決まった位相だけ動作するよう構成されている。一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)の離間は最終出力ギア78と同軸上に固定された位相で離間カム79,80(図4参照)があり,それに追従して動く離間スライダ81が往復運動することにより一次転写ローラを保持している一次転写ローラ軸受82がスライダ81の傾斜面より押し上げられ一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)が離間される。ここで、離間カム79は図3中の左側のスライダ81を動かす為のカムであり、これによりBkの一次転写ローラ6Kの当接離間を行っており、一方、離間カム80は図3中の右側のスライダ81を動かす為のカムであり、これによりY,M,Cの一次転写ローラ6Y,6M,6Cの当接離間を行っている。また、図4は本実施例における離間カム79,80の状態を示したものである。
ここで図3中における離間カム79,80とスライダ81の関係と同じとして図5を用いて本実施例における一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)の接離動作を説明する。尚、本実施例においては図2中の第2欠歯ギア71が1周回転するごとに図3中の最終出力ギア78が半時計周りに1/3回転(120°)だけ回転するものとして記載している。はじめにスタンバイモードの場合にはBk用の離間カム79及びY,M,C用の離間カム80は共にスライダ81を動かす位相となり、全ての一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)が離間されている。次に第2欠歯ギア71が1周回転すると離間カム79,80は共にスライダ81を動かさない位相となり全ての一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)が当接されたカラーモードへと遷移する。次に第2欠歯ギア71が1周回転すると離間カム79のみスライダ81を動かす位相となりBk用の転写ローラ6Kだけ当接されたモノクロモードへと遷移する。さらに第2欠歯ギア71が1周回転すると再びスタンバイモードへと遷移する。
上記の一次転写ローラの接離動作は定着装置17を回転駆動している定着モータ23から駆動力を得ている。ここで、図6を用いて定着モータ23(例としてDCブラシレスモータ)の動作原理を説明する。
図6は定着モータ23の駆動回路の構成であり、Y結線されたコイル55〜57とロータ58をもつ。さらにロータ58の位置検出手段としてホール素子59〜61を備える。このホール素子59〜61は磁界を検知する事により半導体片の両端に電圧が表れる素子であり、ロータの位置検出が可能となる。その出力はアンプ62で増幅され、モータ駆動制御回路42に入力される。
また、41は定着モータ23を駆動するモータ駆動回路部であり、モータ駆動制御回路42とハイ側トランジスタ43〜45とロー側トランジスタ46〜48を備えている。そしてトランジスタ43〜48はそれぞれがコイルの両端であるU,V,Wに接続されており、モータ駆動制御回路42から出力される相切り替え信号に従ってON/OFF制御し順次励磁する相を切り替えてロータを回転させる。また前記相切り替え信号はCPU40の出力ポートからの駆動信号及びホール素子59〜61から発生するロータ58の位置信号を検出しモータ駆動制御回路42より生成されるものである。
相切り替えに関するモータの回転に関しては(U,V,W)の電位を(+電圧,OFF,0V)→(OFF,+電圧,0V)→(0V,+電圧,OFF)→(0V,OFF,+電圧)→(OFF,0V,+電圧)→(+電圧,0V,OFF)と切り替えていく事で各相が順次励磁され、モータが回転する事になる。例えば(U,V,W)の電位を(+電圧,OFF,0V)とすることでコイル55と57が励磁される。また、(U,V,W)の電位を(+電圧,OFF,0V)とする為には、モータ駆動制御回路41のTr1,Tr6からHighの信号を出力し、トランジスタ43,48をONする。ここで、ダイオード49〜54は各トランジスタの保護の為に設けている。例えばトランジスタ43がONからOFFに変化した場合にコイルのインダクタンスによる電流はダイオード49を通して循環することで、トランジスタ43の破壊を保護している。
次に定着装置17の構成について図7を用いて説明する。
90はステーであり、加熱体保持部材兼フィルムガイド部材としての耐熱性・剛性部材である。91は加熱体としてのセラミックヒータであり、上記のステー90の上面にステー長手に沿って配設して保持させてある。18はエンドレス(円筒状)の耐熱性フィルムであり、加熱体91を含むフィルムガイド部材であるステー90に外嵌させてある。このエンドレスの耐熱性フィルム18の内周長と加熱体91を含むステー90の外周長はフィルム18の方を例えば3mm程度大きくしてあり、従ってフィルム18は周長に余裕を持って外嵌している。
93は加熱体91との間にフィルム18を挟んでニップ部Nを形成し、かつフィルム18を回転駆動させるフィルム外面接触駆動手段としての加圧ローラである。この加圧ローラ19は芯金と弾性体層と最外層の離形層からなり、不図示の軸受け手段・付勢手段により所定の押圧力94をもってフィルム18を挟ませて加熱体91の表面に圧接させて配設してある。この加圧ローラ19は定着モータ23により所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ19の回転駆動により、ニップ部Nにおける該加圧ローラとフィルム外面との摩擦力でフィルム18に回転力が作用して、フィルム18はその内面側がニップ部Nにおいて加熱体91の表面に密着して摺動しながらステー90の外回りを矢印の方向に加圧ローラ19の回転周速度とほぼ同じ周速度で従動回転状態になる。
また、本実施例における定着装置17は押圧力94を可変できる構成となっており、その動作原理について説明する。押圧力94は図8に示す加圧バネ96を保持部材95で固定し、押圧力変更カム97とステー90で保持部材95を挟み込むことで押圧力94を作り出している。また、押圧力変更カム97は不図示の駆動源(定着モータ23とは別のもの)にて回転させることにより押圧力を変化させている。
以下に本実施例の流れを図9のフローチャートを用いて説明する。
S101で本体の電源を入れる。本体はS102で所定のイニシャル動作を開始し、その一連のイニシャル動作の中でS103で定着モータを起動する。ここでS104で定着モータの回転数が所定回転数に到達し、その他の所定処理が完了するとS105でイニシャル動作を終了し、スタンバイ状態に入る。スタンバイ中にS106でプリント指令が入ると、S107でプリントモード(カラープリント又はモノクロプリント)を確認し、カラープリントの場合にはS108でY,M,C,Bk全ての一次転写ローラを当接し、また、モノクロモードの場合にはS109でBkの一次転写ローラのみを当接する。その後、S110で実際のプリント動作(画像形成動作)を開始する。S111でプリントが終了するとS112で一次転写ローラを全て離間させ再びスタンバイ状態に入る。
一方、S104で定着モータの回転数が所定回転数に到達しなかった場合には、定着モータの負荷トルクが図11に記載した関係になっている可能性がある。そこで、S113で定着装置の押圧力を低下することにより図12のように定着装置の負荷トルクを低下させる。そしてS114で再度定着モータを起動する。S115で定着モータの回転数が所定回転数に到達した場合にはS116で定着モータを所定時間駆動する(この間に転写離間用のソレノイドが欠歯ギアクラッチをロックして駆動伝達を遮断する)。その後、S117で定着装置の押圧力を通常に戻し、再度S105のイニシャル動作終了を待つ。また、S115で定着モータの回転数が所定回転数に到達しなかった場合にはS118で定着モータ故障と判断する。
本実施例は実施例1の構成と殆ど同じであり、異なるのは図13に示すように最終出力ギア78と同軸上に離間カム79,80と更に位置検出用のセンサフラグ100が備えられており、このセンサフラグ100は別に設けられたフォトインタラプタ101を透過・遮光する構成となっている。また、本実施例ではセンサフラグ100は円盤形状で一部にスリットを設けてあり、一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)が全て離間されたスタンバイモード時にフォトインタラプタ101を透過させる位置となっている。本実施例では画像形成を行っていない場合には一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)が全て離間されたスタンバイモードに入れるため、電源投入時には必ず一次転写ローラ6(6Y,6M,6C,6K)は全て離間された状態となっている。
以下に本実施例の流れを図14のフローチャートを用いて説明する。
S201で本体の電源を入れる。S202で本体は所定のイニシャル動作を開始する。その一連のイニシャル動作において、S203センサフラグ100の状態を確認し、一次転写ローラが全て離間状態になっていることを確認する。S203で一次転写ローラの離間状態を確認でき、その他の所定処理が完了するとS204でイニシャル動作を終了し、スタンバイ状態に入る。スタンバイ中にS205でプリント指令が入ると、S206でプリントモード(カラープリント又はモノクロプリント)を確認し、カラープリントの場合にはS207でY,M,C,Bk全ての一次転写ローラを当接し、また、モノクロモードの場合にはS208でBkの一次転写ローラのみを当接する。その後、S209で実際のプリント動作(画像形成動作)を開始する。S210でプリントが終了するとS211で一次転写ローラを全て離間させ再びスタンバイ状態に入る。
一方、S203で一次転写ローラが全て離間状態になっていない場合、定着モータの負荷トルクが図11に記載した関係になっている可能性がある。そこで、S212で定着装置の押圧力を低下することにより図12のように定着装置の負荷トルクを低下させる。そしてS213で定着モータを起動する。S214で定着モータの回転数が所定回転数に到達した場合にはS215で定着モータを所定時間駆動する(この間に転写離間用のソレノイドが欠歯ギアクラッチをロックして駆動伝達を遮断する)。その後、S216で定着装置の押圧力を通常に戻し、S204のイニシャル動作終了を待つ。また、S214で定着モータの回転数が所定回転数に到達しなかった場合にはS217で定着モータ故障と判断する。
本実施例は実施例1の構成と殆ど同じであり、異なるのは定着モータの正逆転動作で定着装置の回転駆動と定着装置の押圧力の変更を兼ねる点である。その概略を図15を用いて説明する。
定着モータの駆動力は共通ギア110に伝達される。共通ギア110には定着装置の回転駆動用ギア111と定着装置の押圧力変更ギア112が接続されており、回転駆動用ギア111と押圧力変更ギア112には共に片方向しか回らないワンウェイクラッチが組み込まれている。本実施例において、回転駆動用ギア111は反時計方向へのみ回転し、その駆動力は不図示のギアを介して加圧ローラ19に伝達されている。また押圧力変更ギア112は時計方向へのみ回転し、その駆動力は不図示のギアを介して押圧力変更カム97に伝達されている。
本実施例において、定着モータを正回転方向に回転した場合には図15中の共通ギア110が時計方向へ回転(定着装置の回転駆動)し、定着モータを逆転方向に回転した場合には図15中の共通ギア110が反時計方向へ回転(定着装置の押圧力の変更)するものとして、本実施例の流れを図16のフローチャートを用いて説明する。
S301で本体の電源を入れる。本体はS302で所定のイニシャル動作を開始し、その一連のイニシャル動作の中でS303で定着モータを正転起動(定着装置の回転駆動)する。ここでS304で定着モータの回転数が所定回転数に到達し、その他の所定処理が完了するとS305でイニシャル動作を終了し、スタンバイ状態に入る。スタンバイ中にS306でプリント指令が入ると、S307でプリントモード(カラープリント又はモノクロプリント)を確認し、カラープリントの場合にはS308でY,M,C,Bk全ての一次転写ローラを当接し、また、モノクロモードの場合にはS309でBkの一次転写ローラのみを当接する。その後、S310で実際のプリント動作(画像形成動作)を開始する。S311でプリントが終了するとS312で一次転写ローラを全て離間させ再びスタンバイ状態に入る。
一方、S304で定着モータの回転数が所定回転数に到達しなかった場合には、定着モータの負荷トルクが図11に記載した関係になっている可能性がある。そこで、S313で定着モータを停止し、S314で定着モータの逆転駆動(定着装置の押圧力の変更)して定着装置の押圧力を低下することにより図12のように定着装置の負荷トルクを低下させる。押圧力の低下が完了したらS315で定着モータを停止し、S316で再度定着モータを正転起動(定着装置の回転駆動)する。S317で定着モータの回転数が所定回転数に到達した場合にはS318で定着モータを所定時間駆動する(この間に転写離間用のソレノイドが欠歯ギアクラッチをロックして駆動伝達を遮断する)。その後、S319で定着モータを停止し、S320で再度定着モータを逆転駆動(定着装置の押圧力の変更)して押圧力を通常に戻し、S321で定着モータを停止する。そしてS322で定着モータの正転駆動(定着装置の回転駆動)を行い、再度S305のイニシャル動作終了を待つ。また、S317で定着モータの回転数が所定回転数に到達しなかった場合にはS323で定着モータ故障と判断する。
1 感光ドラム
5 プロセスカートリッジ
6 一次転写ローラ
8 中間転写ベルト
11 二次転写ローラ
17 定着装置
18 定着フィルム
19 加圧ローラ
23 定着モータ
72 係止爪
73 ソレノイドフラッパ
79 離間カム(Bk)
80 離間カム(Y,M,C)
81 スライダ
96 加圧バネ
97 押圧力変更カム
100 センサフラグ
101 フォトインタラプタ
111 回転駆動用ギア
112 押圧力変更用カム
5 プロセスカートリッジ
6 一次転写ローラ
8 中間転写ベルト
11 二次転写ローラ
17 定着装置
18 定着フィルム
19 加圧ローラ
23 定着モータ
72 係止爪
73 ソレノイドフラッパ
79 離間カム(Bk)
80 離間カム(Y,M,C)
81 スライダ
96 加圧バネ
97 押圧力変更カム
100 センサフラグ
101 フォトインタラプタ
111 回転駆動用ギア
112 押圧力変更用カム
Claims (3)
- シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間手段に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作時に該制御部が該駆動手段の回転異常を検出した場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を定めた時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことを特徴とする画像形成装置。 - シート積載手段から転写材を1枚ずつ分離給送する給送手段と、像担持体上にトナー画像を形成する現像手段と、該像担持体上に形成された該トナー画像を該転写材に転写する転写手段と、該転写材を定着回転体と加圧回転体で狭持搬送して該トナー画像を該転写材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
該画像形成装置は、
該定着手段の定着回転体と加圧回転体とを当接する加圧力を変更する加圧力変更手段と、
該転写手段を該像担持体から離間させる転写離間手段と、
該定着手段と該転写離間手段を共に駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を該転写離間に伝達する欠歯ギア機構と、
該欠歯ギア機構に爪状部材を引っ掛けることで該欠歯ギア機構の回転動作をロックするロック手段と、
該転写手段が該像担持体から離間しているか否かの状態を検出する状態検出手段と、
該ロック手段のON/OFF制御及び該駆動手段の回転状態を監視する制御部とを備え、
該制御部は、
該ロック手段による該欠歯ギア機構のロック解除を、定着手段が定常回転で回転駆動している時に行い、更に定着手段の回転駆動の停止を、該ロック手段により該欠歯ギア機構をロックした後に行う制御であって、
画像形成装置のイニシャル動作開始時に該転写手段が該像担持体から離間していない場合には、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常よりも低下させた状態で該駆動手段を定めた時間だけ回転駆動させ、その後、該加圧力変更手段により定着手段の加圧力を通常状態に戻した状態で再度イニシャル動作を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記駆動手段は正回転時に定着手段及び転写離間手段へ駆動力を伝達し、逆回転時には加圧力変更手段へ駆動力を伝達する構成となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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2007
- 2007-07-31 JP JP2007199276A patent/JP2009036856A/ja active Pending
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