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JP2009014807A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2009014807A JP2007173750A JP2007173750A JP2009014807A JP 2009014807 A JP2009014807 A JP 2009014807A JP 2007173750 A JP2007173750 A JP 2007173750A JP 2007173750 A JP2007173750 A JP 2007173750A JP 2009014807 A JP2009014807 A JP 2009014807A
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Abstract

【課題】投射面上に投射される画像光の左右方向の色むらの発生を抑制する。
【解決手段】2つの画像形成手段(第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100)と1つの投射光学系400とを有するプロジェクタ10において、第1〜第3色光のうちの2つの色光のそれぞれについて、前記第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100から射出される同じ色光に対応する画像光がスクリーンSCR上で左右反対に投射されるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、2つのプロジェクタを用いて同一画像を1つのスクリーン(投射面)にスタック投射する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようにしてスタック投射された画像光は輝度がほぼ2倍となり、スクリーン上に投射される画像光は非常に明るいものとなる。
しかしながら、上記のようにスタック投射する場合、2つのプロジェクタからの画像光をスクリーン上で正しく重畳させることは容易ではない。2つのプロジェクタからの画像光が正しく重畳されないと、投射画像の画像品質が低下する。
このような問題を解決することが可能な従来のプロジェクタとして、照明装置からの光を第1偏光成分を有する光と第2偏光成分を有する光とに分離して2つの画像形成ユニットに向けて射出する偏光分離光学系と、2つの画像形成ユニットからの画像光を合成する偏光合成光学系とを備えるプロジェクタが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
従来のプロジェクタによれば、照明装置からの光を第1偏光成分を有する光と第2偏光成分を有する光とに分離して、各画像形成ユニットで画像光を形成した後、2つの画像光を偏光合成光学系で合成して当該合成光を1つの投射光学系でスクリーンに投射することとしているため、2つの画像形成ユニットからの画像光をスクリーン上で正しく重畳させることが可能となる。その結果、投射画像の画像品質の低下を抑制することが可能となる。
特開平5−107639号公報 特開平1−126678号公報
しかしながら、本発明者による調査によれば、従来のプロジェクタにおいては、レンズインテグレータ等の光均一化光学系を用いることによって照明装置から射出される光の面内光強度分布を均一なものとしたとしても、スクリーン上に投射される画像光の左右方向(水平方向)に色むらが発生することが判明した。スクリーン上に投射される画像光の左右方向(水平方向)に色むらが発生すると、投射画像の画像品質が低下してしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、投射面上に投射される画像光の色むらの発生を抑制し、もって、投射画像の画像品質の低下を抑制することが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため、従来のプロジェクタにおいて、スクリーン上に投射される画像光の左右方向(水平方向)に色むらが発生する原因を徹底的に調査した。その結果、光学系の原因としては、「(1)ダイクロイックミラーがシステム光軸に対して45度傾いた状態で配置されていること」、「(2)ダイクロイックミラーに入射する光が完全な平行光ではないこと」、「(3)光の入射角度によってダイクロイックミラーの分光特性が変化すること」、及び「(4)2つの画像形成ユニットから射出される2つ
の画像光について、同一の色光に着目したとき、第1ダイクロイックミラーの手前側領域で反射又は透過する色光と第3ダイクロイックミラーの手前側領域で反射又は透過する色光とが、投射面上で左右方向における一方側に投射され、第1ダイクロイックミラーの奥側領域で反射又は透過する色光と第3ダイクロイックミラーの奥側領域で反射又は透過する色光とが、投射面上で左右方向における他方側に投射されること」の4つの要因が複合的に重なったものであるという知見を得た。以下、図8〜図11を用いて詳細に説明する。
図8は従来のプロジェクタ900の光学系を模式的に示す図である。
図9は従来のプロジェクタ900の問題点を説明するために示す図である。図9(a)は第1ダイクロイックミラー932に対して若干集束した光が入射する場合の光の角度を模式的に示す図であり、図9(b)は第1ダイクロイックミラー932に対して若干発散した光が入射する場合の光の角度を模式的に示す図である。
図10は第1ダイクロイックミラー932の分光特性を説明するために示す図である。
図11は従来のプロジェクタ900内を通る光の光路を模式的に示す図である。図11において、第1ダイクロイックミラー932のシステム光軸に沿って手前側の領域に入射する光の光路は、白丸「○」で示し、第1ダイクロイックミラー932のシステム光軸に沿って奥側の領域に入射する光の光路は、黒丸「●」で示し、第3ダイクロイックミラー962のシステム光軸に沿って手前側の領域に入射する光の光路は、白三角「△」で示し、第3ダイクロイックミラー962のシステム光軸に沿って奥側の領域に入射する光の光路は、黒三角「▲」で示している。
なお、図11において、図面を簡略化するため、図8で示した照明装置910内の一部の光学要素、光変調素子940R〜940B,970R〜970B並びに投射光学系992の図示を省略している。
なお、以下に説明する従来のプロジェクタ900は、特許文献2に記載されたプロジェクタとは、第1〜第4ダイクロイックミラーで反射される色光又は透過する色光が異なる点、及び色合成光学系としてクロスダイクロイックミラーではなくクロスダイクロイックプリズムを用いている点などで異なるが、その他の点においては特許文献2に記載されたプロジェクタと同様の構成を有するものであり、上記した4つの要因を説明する上で問題となることはない。
従来のプロジェクタ900は、図8に示すように、照明装置910と、偏光分離光学系としての偏光分離ミラー912と、2つの画像形成ユニット920,950と、偏光合成光学系としての偏光合成プリズム990と、投射光学系992とを備える。
画像形成ユニット920は、色分離光学系930、リレー光学系936、光変調素子940R,940G,940B、クロスダイクロイックプリズム942を有している。色分離光学系930は、第1ダイクロイックミラー932及び第2ダイクロイックミラー934を有している。
また、画像形成ユニット950は、色分離光学系960、リレー光学系966、光変調素子970R,970G,970B、クロスダイクロイックプリズム972を有している。色分離光学系960は、第3ダイクロイックミラー962及び第4ダイクロイックミラー964を有する。
第1ダイクロイックミラー932及び第3ダイクロイックミラー962は、赤色光を反射して他の色光(青色光及び緑色光)を透過する機能を有するものであり、第2ダイクロイックミラー934及び第4ダイクロイックミラー964は、緑色光を反射して青色光を透過する機能を有するものである。各ダイクロイックミラー932,934,962,964は、システム光軸に対して45度傾いた状態で配置されている。
従来のプロジェクタ900においては、光均一化光学系を用いることによって照明装置から射出される光の面内光強度分布を均一なものとしたとしても、照明装置910からの光を完全に平行化することはできない。このため、各ダイクロイックミラー932,934,962,964には、完全な平行光が入射するわけではなく、若干集束した光又は若干発散した光が入射することとなる。
例えば、第1ダイクロイックミラー932に若干集束した光が入射する場合は、図9(a)に示すように、第1ダイクロイックミラー932におけるシステム光軸に沿って手前側(照明装置910に近い側)の領域(以下、単に「手前側領域」ということもある。)には、第1ダイクロイックミラー932のミラー面に対して浅い角度で光が入射し、第1ダイクロイックミラー932におけるシステム光軸に沿って奥側(照明装置910よりも遠い側)の領域(以下、単に「奥側領域」ということもある。)には、第1ダイクロイックミラー932のミラー面に対して深い角度で光が入射する。
また、第1ダイクロイックミラー932に若干発散した光が入射する場合は、図9(b)に示すように、第1ダイクロイックミラー932の手前側領域には、第1ダイクロイックミラー932のミラー面に対して深い角度で光が入射し、第1ダイクロイックミラー932における奥側領域には、第1ダイクロイックミラー932のミラー面に対して浅い角度で光が入射する。
このように、第1ダイクロイックミラー932における手前側領域に入射する光の角度と奥側領域に入射する光の角度とが異なるものとなることに加え、図10に示すように、光の入射角度によって第1ダイクロイックミラー932の分光特性が変化することから、第1ダイクロイックミラー932の手前側領域で反射される赤色光と奥側領域で反射される赤色光との間に光量差が生じることとなる。
なお、ここでは第1ダイクロイックミラー932を例に挙げて説明したが、他のダイクロイックミラー934,962,964についても同様のことが言える。
このとき、プロジェクタ900を構成する各光学要素が、図8に示すように配置されていることから、偏光合成プリズム990から射出される合成光についてみると、図11に示すように、第1ダイクロイックミラー932における手前側領域で反射又は透過する光(「○」の光路参照。)が、第3ダイクロイックミラー962における手前側領域で反射又は透過する光(「△」の光路参照。)と重畳され、第1ダイクロイックミラー932における奥側領域で反射又は透過する光(「●」の光路参照。)が、第3ダイクロイックミラー962における奥側領域で反射又は透過する光(「▲」の光路参照。)と重畳される。
このため、第1ダイクロイックミラー932の手前側領域で反射される赤色光と奥側領域で反射される赤色光との間で生じる光量差(光量むら)と、第3ダイクロイックミラー962の手前側領域で反射される赤色光と奥側領域で反射される赤色光との間で生じる光量差(光量むら)とは互いに足し合わされることとなるため、スクリーン上に投射される画像光のうち赤色光については、左右方向(水平方向)に光量むらが発生する。
なお、緑色光及び青色光についても同様のことが言えるため、スクリーン上に投射される画像光のうち緑色光及び青色光についても、左右方向(水平方向)に光量むらが発生し、その結果、スクリーン上に投射される画像光の左右方向(水平方向)に光量むらが発生することとなる。
このように、従来のプロジェクタにおいては、上記(1)〜(3)に起因して、各ダイ
クロイックミラーの手前側領域で反射又は透過する光と奥側領域で反射又は透過する光との間に光量差が生じてしまい、さらに、上記(4)の要因が重なることにより、スクリーン上に投射される画像光の左右方向(水平方向)に光量むらが発生するのである。
なお、従来のプロジェクタにおいては、光変調素子として偏光を変調する液晶パネルを用いているため、照明装置からの完全な平行光ではない偏光が当該液晶パネルに対して入射することに起因して、スクリーン上に投射される画像光の左右方向(水平方向)に発生する光量むらはさらに大きくなる傾向にある。
本発明者は、以上の知見に基づいてさらなる研究を重ねた結果、2つの画像形成ユニット920,950から射出される同じ色光に対応するそれぞれの画像光が投射面上で左右反対に投射されるようにすれば、投射面上に投射される画像光の左右方向の光量むらの発生を抑制することができることに想到し、また、第1〜第3色光のうち、少なくとも2つの色光について、当該色光に対応するそれぞれの画像光が投射面上で左右反対に投射されるようにすることによっても、投射面上に投射される画像光の左右方向の光量むらの発生を軽減できることに想到した。
すなわち、(1)本発明のプロジェクタは、照明装置からの光を第1〜第3色光のうちのある1つの色光と他の2つの色光に分離する第1ダイクロイックミラー及び前記第1ダイクロイックミラーで分離された前記他の2つの色光を分離する第2ダイクロイックミラーを有する第1色分離光学系と、前記第1色分離光学系で分離された前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第1〜第3光変調素子と、前記第1〜第3光変調素子でそれぞれ変調された前記第1〜第3色光に対応する画像光を合成する第1色合成光学系とを有する第1画像形成手段と、照明装置からの光を第1〜第3色光のうちのある1つの色光と他の2つの色光に分離する第3ダイクロイックミラー及び前記第3ダイクロイックミラーで分離された前記他の2つの色光を分離する第4ダイクロイックミラーを有する第2色分離光学系と、前記第2色分離光学系で分離され前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第4〜第6光変調素子と、前記第4〜第6光変調素子でそれぞれ変調された前記第1〜第3色光に対応する画像光を合成する第2色合成光学系とを有する第2画像形成手段と、前記第1画像形成手段から射出された画像光と前記第2画像形成手段から射出された画像光とを合成する偏光合成光学系と、前記偏光合成光学系で合成された画像光を投射する投射光学系とを備え、前記第1〜第3色光のうちの2つの色光のそれぞれについて、前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段から射出される同じ色光に対応する画像光が投射面上で左右反対に投射されるように構成されていることを特徴とする。
本発明のプロジェクタは、第1〜第3色光のうちの2つの色光のそれぞれについて、前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段から射出される同じ色光に対応する画像光が投射面上で左右反対に投射されるように構成されている。これは、例えば、第1色光を赤、第2色光を緑、第3色光を青とすれば、赤色光、緑色光及び青色光のうちの2つの色光のそれぞれについては、第1画像形成手段及び第2画像形成手段から射出される同じ色光に対応する画像光が投射面上で左右反対に投射されるように構成されているものであり、これにより、赤色光、緑色光及び青色光のうちの2つの色光については、左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。
このように、第1〜第3色光のうちの2つの色光の光量むらの発生を抑制することによって、従来のプロジェクタ(図6参照)に比べれば、スクリーン上での光量むらは改善され、それによって、投射画像の画像品質の低下を抑制することが可能となる。
なお、この明細書において「投射面における左右方向(水平方向)」とは、「投射面に対して平行な方向のうち、プロジェクタにおける各光学要素が配置される平面に対して平行な方向」のことをいう。これは、プロジェクタにおける光学要素のうち、第1〜第4ダ
イクロイックミラーに注目して考えた場合は、「投射面に対して平行な方向のうち、第1〜第4ダイクロイックミラーの各ミラー面に直交する平面に対して平行な方向」というように言い換えることもできる。
(2)前記(1)に記載のプロジェクタにおいては、前記第1ダイクロイックミラーにより前記第1色光と前記第2及び第3色光とを分離し、前記第2ダイクロイックミラーにより前記第2色光と前記第3色光とを分離するように構成され、前記第3ダイクロイックミラーにより前記第3色光と前記第1及び第2色光とを分離し、前記第4ダイクロイックミラーにより前記第1色光と前記第2色光とを分離するように構成されていることが好ましい。
第1〜第4ダイクロイックミラーがこのような機能を有するような構成とすることにより、前記(1)に記載のプロジェクタを実現することができる。
(3)前記(2)に記載のプロジェクタにおいては、前記第1ダイクロイックミラーにより前記第1色光を反射させて前記第2及び第3色光を透過させ、前記第2ダイクロイックミラーにより前記第2色光を反射させて前記第3色光を透過させるように構成され、前記第3ダイクロイックミラーにより前記第3色光を反射させて前記第1及び第2色光を透過させ、前記第4ダイクロイックミラーにより前記第2色光を反射させて前記第1色光を透過させるように構成され、かつ、前記第1ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第1色光と前記第4ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第1色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成され、前記第2ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第3色光と前記第3ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第3色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成されていることが好ましい。
これは、第1〜第3色光のうちの第1色光と第3色光に対応するそれぞれの画像光が投射面上で左右反対に投射されるように構成したものであり、このような構成とすることにより、例えば、第1色光を赤色光、第3色光を青色光とすれば、赤色光及び青色光については、投射面上において、左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。このように、赤色光、緑色光、青色光の3つの色光のうち、赤色光及び青色光の2つの色光について、投射面上において左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することによっても、従来のプロジェクタ(図6参照)に比べれば、スクリーン上での光量むらは改善され、それによって、投射画像の画像品質の低下を抑制することが可能となる。
なお、この明細書において、「第1ダイクロイックミラー(第2〜第4ダイクロイックミラー)における照明光軸に沿って手前側の領域」とは、第1ダイクロイックミラー(第2〜第4ダイクロイックミラー)における光入射領域のうち照明装置に近い側の領域のことをいい、「第1ダイクロイックミラー(第2〜第4ダイクロイックミラー)における照明光軸に沿って奥側の領域」とは、第1ダイクロイックミラー(第2〜第4ダイクロイックミラー)における光入射領域のうち照明装置よりも遠い側の領域のことをいう。
(4)前記(3)に記載のプロジェクタにおいては、前記第2ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーを透過した前記第3色光を変調する前記第3光変調素子との間に前記第3色光を反転させるリレー光学系を有し、前記第4ダイクロイックミラーと前記第4ダイクロイックミラーを透過した前記第1色光を変調する前記第4光変調素子との間に前記第1色光を反転させるリレー光学系を有し、前記第1色合成光学系は、前記第1光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光及び前記第3光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第2光変調素子によ
って変調された前記第2色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成し、前記第2色合成光学系は、前記第4光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光及び前記第6光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第5光変調素子によって変調された前記第2色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成することが好ましい。
このような構成とすることにより、第1画像形成手段からの第3色光に対応する画像光と第2画像形成手段からの第3色光に対応する画像光とが投射面上で左右反対になるように投射させることができ、また、第1画像形成手段からの第1色光に対応する画像光と第2画像形成手段からの第1色光に対応する画像光とが投射面上で左右反対になるように投射させることができる。
(5)前記(2)に記載のプロジェクタにおいては、前記第1ダイクロイックミラーにより前記第1色光を反射させて前記第2及び第3色光を透過させ、前記第2ダイクロイックミラーにより前記第2色光を反射させて前記第3色光を透過させるように構成され、前記第3ダイクロイックミラーにより前記第3色光を反射させて前記第1及び第2色光を透過させ、前記第4ダイクロイックミラーにより前記第1色光を反射させて前記第2色光を透過させるように構成され、かつ、前記第2ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第3色光と前記第3ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第3色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成され、前記第2ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第2色光と前記第4ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第2色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成されていることが好ましい。
これは、第1〜第3色光のうちの第2色光と第3色光に対応するそれぞれの画像光が投射面上で左右反対に投射されるように構成したものであり、このような構成とすることにより、例えば、第2色光を緑色光、第3色光を青色光とすれば、緑色光及び青色光については、投射面上において、左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。このように、赤色光、緑色光、青色光の3つの色光のうち、緑色光及び青色光の2つの色光について、投射面上において左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することによっても、従来のプロジェクタ(図6参照)に比べれば、スクリーン上での光量むらは改善され、それによって、投射画像の画像品質の低下を抑制することが可能となる。
(6)前記(5)に記載のプロジェクタにおいては、前記第2ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーを透過した前記第3色光を変調する前記第3光変調素子との間に前記第3色光を反転させるリレー光学系を有し、前記第4ダイクロイックミラーと前記第4ダイクロイックミラーを透過した前記第2色光を変調する前記第5光変調素子との間に前記第2色光を反転させるリレー光学系を有し、前記第1色合成光学系は、前記第1光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光及び前記第3光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第2光変調素子によって変調された前記第2色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成し、前記第2色合成光学系は、前記第5光変調素子によって変調された前記第2色光に対応する画像光及び前記第6光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第4光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成することが好ましい。
このような構成とすることにより、第1画像形成手段からの第3色光に対応する画像光と第2画像形成手段からの第3色光に対応する画像光とが投射面上で左右反対になるように投射させることができ、また、第1画像形成手段からの第2色光に対応する画像光と第2画像形成手段からの第2色光に対応する画像光とが投射面上で左右反対になるように投射させることができる。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段のそれぞれの光学要素が同一平面上に設けられることが好ましい。
第1画像形成手段及び第2画像形成手段をこのように配置することによって、プロジェクタの光学要素を効率的に配置することができ、プロジェクタの光学系全体をコンパクトなものとすることができる。
(8)前記(1)〜(7)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記第1ダイクロイックミラー及び前記第2ダイクロイックミラーで反射する色光を前記第1〜第3光変調素子のうちの対応する光変調素子に入射させる際の反射ミラーを両面反射ミラーとし、当該両面反射ミラーを前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段で共用することが好ましい。
このように、両面反射ミラーを第1画像形成手段及び第2画像形成手段で共用する構成とすることにより、光学系の部品点数を増やすことなく、光学系の構成を簡素化することができる。
(9)前記(8)に記載のプロジェクタにおいては、前記両面反射ミラーによって反射される色光の光軸を調整する光軸調整手段を設けることが好ましい。
このような光軸調整手段を設けることにより、両面反射ミラーを第1画像形成手段及び第2画像形成手段で共用する構成とした場合であっても、両面反射ミラーの各反射面で反射された色光の光軸を第1画像形成手段及び第2画像形成手段のそれぞれの光学系において適切な位置に設定することができる。なお、「両面反射ミラーの各反射面で反射された色光の光軸を第1画像形成手段及び第2画像形成手段のそれぞれの光学系において適切な位置に設定する」というのは、例えば、第1画像形成手段の第1色合成光学系及び第2画像形成手段の第2色合成光学において各色光が合成される際にそれぞれの光軸が一致するような状態となるように設定するということである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は実施形態1に係るプロジェクタ10の光学系を模式的に示す図である。実施形態1に係るプロジェクタ10は、図1に示すように、赤色光(第1色光)、緑色光(第2色光)及び青色光(第3色光)を含む光を射出する照明装置100と、偏光分離光学系としての偏光分離ミラー200と、第1画像光を射出する第1画像形成手段としての第1画像形成ユニット1100と、第2画像光を射出する第2画像形成手段としての第2画像形成ユニット2100と、偏光合成光学系としての偏光合成プリズム300と、偏光合成プリズム300で合成された画像光を投射する投射光学系400とを備える。
照明装置100は、被照明領域側に照明光束を射出する光源装置110と、光源装置110の被照明領域側に配置される凹レンズ118と、凹レンズ118から射出される照明光束を複数の部分光束に分割するための第1小レンズを有する第1レンズアレイ120と、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイ130と、第2レンズアレイ130から射出される各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150とを有する。
光源装置110は、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、発光管112から被照明領域側に向けて射出される光を発光管112に向けて反射する副鏡116と、楕円面リフレクタ114からの集束光を略平行光として射出する凹レンズ118とを有する。
偏光分離ミラー200は、照明装置100からの光を第1偏光成分を有する光(例えばp偏光)と第2偏光成分を有する光(例えばs偏光)とに分離する機能を有する。
第1画像形成ユニット1100は、偏光分離ミラー200で分離された第1偏光成分を有する光を赤色光、緑色光及び青色光に分離する第1色分離光学系1200と、第1色分離光学系1200で分離された各色光をそれぞれ変調する第1〜第3光変調素子1300R〜1300Bと、第1〜第3光変調素子1300R〜1300Bでそれぞれ変調された赤色光、緑色光及び青色光を合成する第1色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム1400とを有する。第1画像形成ユニット1100からは、第1偏光成分を有する画像光(第1画像光という)が射出される。
第1色分離光学系1200は、偏光分離ミラー200で分離された第1偏光成分を有する光を赤色光と他の色光とに分離する第1ダイクロイックミラー1210と、第1ダイクロイックミラー1210で分離された他の色光を緑色光と青色光とに分離する第2ダイクロイックミラー1220と、両面反射ミラー1230と、リレー光学系1240とを有する。
このような構成を有する第1色分離光学系1200は、偏光分離ミラー200で分離された第1偏光成分を有する光を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、第1〜第3光変調素子1300R〜1300Bに導く機能を有する。
第1ダイクロイックミラー1210で反射された赤色光成分の光は、両面反射ミラー1230により反射され、第1光変調素子1300Rの液晶パネルの画像形成領域に入射する。第1ダイクロイックミラー1210を通過した緑色光成分及び青色光成分の光のうち緑色光成分の光は、第2ダイクロイックミラー1220で反射され、第2光変調素子1300Gの液晶パネルの画像形成領域に入射する。一方、青色光成分の光は、第2ダイクロイックミラー1220を透過してリレー光学系1240に入射する。
リレー光学系1240は、入射側レンズ1270と、入射側の反射ミラー1250と、リレーレンズ1280と、射出側の反射ミラー1260と、射出側レンズ1290とを有し、第2ダイクロイックミラー1220を透過した青色光成分の光を第3光変調素子1300Bの液晶パネルまで導く機能を有する。なお、第2ダイクロイックミラー1220を透過した青色光は、リレー光学系1240で像が左右反転された後、第3光変調素子1300Bの液晶パネルの画像形成領域に入射する。
第1〜第3光変調素子1300R〜1300Bは、画像情報に応じて照明光束を変調するものであり、照明装置100の照明対象となる。第1〜第3光変調素子1300R〜1300Bのそれぞれは、液晶パネルと、液晶パネルの光入射側に配置される入射側偏光板と、液晶パネルの光射出側に配置される射出側偏光板とを有する。
液晶パネルは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に従って、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。入射側偏光板、液晶パネル及び射出側偏光板によって入射する各色光の光変調が行われる。
クロスダイクロイックプリズム1400は、射出側偏光板から射出された各色光ごとに
変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。
第2画像形成ユニット2100は、偏光分離ミラー200で分離された第2偏光成分を有する光を赤色光、緑色光及び青色光に分離する第2色分離光学系2200と、第2色分離光学系2200で分離された各色光をそれぞれ変調する第4〜第6光変調素子2300R〜2300Bと、第4〜第6光変調素子2300R〜2300Bでそれぞれ変調された赤色光、緑色光及び青色光を合成する第2色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム2400とを有する。第2画像形成ユニット2100からは、第1偏光成分を有する画像光(第2画像光という)が射出される。
第2色分離光学系2200は、偏光分離ミラー200で分離された第2偏光成分を有する光を青色光と他の色光とに分離する第3ダイクロイックミラー2210と、第3ダイクロイックミラー2210で分離された他の色光を緑色光と赤色光とに分離する第4ダイクロイックミラー2220と、両面反射ミラー2230と、リレー光学系2240とを有する。
このような構成を有する第2色分離光学系2200は、偏光分離ミラー200で分離された第1偏光成分を有する光を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、第4〜第6光変調素子2300R〜2300Bに導く機能を有する。
第3ダイクロイックミラー2210で反射した青色光成分の光は、反射ミラー2230により反射され、第6光変調素子2300Bの液晶パネルの画像形成領域に入射する。第3ダイクロイックミラー2210を透過した緑色光成分及び赤色光成分の光のうち緑色光成分の光は、第4ダイクロイックミラー2220で反射され、第5光変調素子2300Gの液晶パネルの画像形成領域に入射する。一方、赤色光成分の光は、第4ダイクロイックミラー2220を透過してリレー光学系2240に入射する。
リレー光学系2240は、入射側レンズ2270と、入射側の反射ミラー2250と、リレーレンズ2280と、射出側の反射ミラー2260と、射出側レンズ2290とを有し、第4ダイクロイックミラー2220を透過した赤色光成分の光を第4光変調素子2300Rの液晶パネルまで導く機能を有する。なお、第4ダイクロイックミラー2220を透過した赤色光は、リレー光学系2240によって像が左右反転された後、第4光変調素子2300Rの液晶パネルの画像形成領域に入射する。
また、実施形態1に係るプロジェクタ10においては、両面反射ミラー1230を第1画像形成ユニット1100において赤色光成分を第1光変調素子1300Rに入射させるための反射ミラーと、第2画像形成ユニット2100において青色光成分を第6光変調素子2300Bに入射させるための反射ミラーとして共用している。
第4〜第6光変調素子2300R〜2300B及びクロスダイクロイックプリズム2400は、第1〜第3光変調素子1300R〜1300B及びクロスダイクロイックプリズム1400と同様の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
偏光合成プリズム300は、第1偏光成分を有する光と第2偏光成分を有する光とを合成する偏光合成面を有し、第1画像形成ユニット1100から射出された第1画像光と、第2画像形成ユニット2100から射出された第2画像光とを合成して投射光学系400に射出する。
偏光合成プリズム300から射出されたカラー画像は、投射光学系400によって拡大投射され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
実施形態1に係るプロジェクタ10は、以上のような構成を有し、かつ、各光学要素が
配置されている。図1に示す実施形態1に係るプロジェクタ10は、一見、図8に示す従来のプロジェクタと同じような構成に見えるが、第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100から射出される赤色光に対応する画像光及び青色光に対応する画像光が投射面上でそれぞれ左右反対に投射されるように光学系が構成されている。
すなわち、実施形態1に係るプロジェクタ10は、第1画像形成ユニット1100側においては、第1ダイクロイックミラー1210により、赤色光を反射させて緑色光及び青色光を透過させ、第2ダイクロイックミラー1220により緑色光を反射させて青色光を透過させるような構成となっており、第2画像形成ユニット2100側においては、第3ダイクロイックミラー2210により青色光を反射させて赤色光及び緑色光を透過させ、第4ダイクロイックミラー2220により緑色光を反射させて赤色光を透過させるような構成となっている。
実施形態1に係るプロジェクタ10がこのような構成を有することにより、第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100から射出される赤色光に対応する画像光及び青色光に対応する画像光が投射面上でそれぞれ左右反対に投射されるようになる。以下、図2を用いて詳細に説明する。
図2は、実施形態1に係るプロジェクタ10内を通る光の光路を模式的に示す図である。図2において、第1ダイクロイックミラー1210のシステム光軸に沿って手前側の領域に入射する光の光路は、白丸「○」で示し、第1ダイクロイックミラー1210のシステム光軸に沿って奥側の領域に入射する光の光路は、黒丸「●」で示し、第3ダイクロイックミラー2210のシステム光軸に沿って手前側の領域に入射する光の光路は、白三角「△」で示し、第3ダイクロイックミラー2210のシステム光軸に沿って奥側の領域に入射する光の光路は、黒三角「▲」で示している。
なお、図2において、図面を簡略化するため、第1〜第6光変調素子1300R〜1300B,2300R〜2300B並びに投射光学系400の図示を省略している。
実施形態1に係るプロジェクタ10においては、図2に示すように、第1ダイクロイックミラー1210における手前側領域で反射される赤色光(「○」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における奥側領域を透過する赤色光(「▲」の光路参照)と重畳され、第1ダイクロイックミラー1210における奥側領域で反射される赤色光(「●」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における手前側領域を透過する赤色光(「△」の光路参照)と重畳される。
すなわち、偏光分離ミラー200で分離された第1偏光成分のうち第1ダイクロイックミラー1210の手前側領域で反射された赤色光(「○」の光路参照)は、両面反射ミラー1230により反射され、第1光変調素子1300R(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射したのち、クロスダイクロイックプリズム1400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「○」の光路参照)。
また、第1ダイクロイックミラー1210の奥側領域で反射された赤色光(「●」の光路参照)は、両面反射ミラー1230により反射され、第1光変調素子1300R(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射したのち、クロスダイクロイックプリズム1400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「●」の光路参照)。
一方、偏光分離ミラー200で分離された第2偏光成分のうち第3ダイクロイックミラー2210及び第4ダイクロイックミラー2220の手前側領域を透過した赤色光(「△
」の光路参照)は、リレー光学系2240によって像が左右反転したのち、第4光変調素子2300R(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射する(「△」の光路参照)。そして、クロスダイクロイックプリズム2400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「△」の光路参照)。
また、第3ダイクロイックミラー2210及び第4ダイクロイックミラー2220の奥側領域を透過した赤色光(「▲」の光路参照)は、リレー光学系2240によって像が左右反転したのち、第4光変調素子2300R(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射する(「▲」の光路参照)。そして、クロスダイクロイックプリズム2400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「▲」の光路参照)。
これにより、第1ダイクロイックミラー1210における手前側領域で反射される赤色光(「○」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における奥側領域を透過する赤色光(「▲」の光路参照)と重畳され、また、第1ダイクロイックミラー1210における奥側領域で反射される赤色光(「●」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における手前側領域を透過する赤色光(「△」の光路参照)と重畳されることとなる。
このため、第1ダイクロイックミラー1210の手前側領域で反射される赤色光と奥側領域で反射される赤色光との間で生じる光量差(光量むら)と、第4ダイクロイックミラー2220の手前側領域を透過する赤色光と奥側領域を透過する赤色光との間で生じる光量差(光量むら)とは互いに打ち消される関係となる。
その結果、スクリーンSCR上に投射される画像光のうち赤色光について、左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。
次に青色光について説明する。偏光分離ミラー200で分離された第1偏光成分のうち第1ダイクロイックミラー1210及び第2ダイクロイックミラー1220の手前側領域(「○」の光路参照)を透過した青色光は、リレー光学系1240によって像が左右反転したのち、第3光変調素子1300B(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射する(「○」の光路参照)。そして、クロスダイクロイックプリズム1400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「○」の光路参照)。
また、第1ダイクロイックミラー1210及び第2ダイクロイックミラー1220の奥側領域(「●」の光路参照)を透過した青色光は、リレー光学系1240によって像が左右反転したのち、第3光変調素子1300B(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射する(「●」の光路参照)。そして、クロスダイクロイックプリズム1400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「●」の光路参照)。
一方、偏光分離ミラー200で分離された第2偏光成分のうち第3ダイクロイックミラー2210の手前側領域で反射された青色光(「△」の光路参照)は、両面反射ミラー1230により反射され、第6光変調素子2300B(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射したのち、クロスダイクロイックプリズム2400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「△」の光路参照)。
また、第3ダイクロイックミラー2210の奥側領域で反射された青色光(「▲」の光路参照)は、両面反射ミラー1230により反射され、第6光変調素子2300B(図2では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射したのち、クロスダイクロイックプリズム2400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「▲」の光路参照)。
これにより、第2ダイクロイックミラー1220における手前側領域を透過する青色光(「○」の光路参照)は、第3ダイクロイックミラー2210における奥側領域を透過する青色光(「▲」の光路参照)と重畳されることとなり、また、第2ダイクロイックミラー1210における奥側領域を透過する青色光(「●」の光路参照)は、第3ダイクロイックミラー2210における手前側領域を透過する青色光(「△」の光路参照)と重畳されることとなる。
このため、第2ダイクロイックミラー1220の手前側領域を透過する青色光と奥側領域を透過する青色光との間で生じる光量差(光量むら)と、第3ダイクロイックミラー2210の手前側領域で反射する青色光と奥側領域で反射する青色光との間で生じる光量差(光量むら)とは互いに打ち消される関係となる。
その結果、スクリーンSCR上に投射される画像光のうち青色光について、左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。
なお、緑色光は第2ダイクロイックミラー1220における手前側領域で反射する光(「○」の光路参照。)が、第4ダイクロイックミラー2220における手前側領域で反射する光(「△」の光路参照。)と重畳され、第2ダイクロイックミラー1220における奥側領域で反射又は透過する光(「●」の光路参照。)が、第4ダイクロイックミラー2220における奥側領域で反射又は透過する光(「▲」の光路参照。)と重畳され、これは図8に示す従来のプロジェクタと同様である。
実施形態1に係るプロジェクタ10は、第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100から射出される赤色光に対応する画像光及び青色光に対応する画像光が投射面上でそれぞれ左右反対に投射される。このため、赤色光、緑色光及び青色光のうち、赤色光及び青色光については、スクリーンSCR上において左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。このように、赤色光、緑色光及び青色光のうち、赤色光及び青色光の光量むらの発生が抑制されることにより、図8に示すような光学系を有する従来のプロジェクタにと比べれば、スクリーンSCR上での光量むらを改善することができる。
以上説明したように、実施形態1に係るプロジェクタ10は、従来のプロジェクタのコンパクトな光学系の構成はほぼそのまま維持した状態でスクリーンSCR上での光量むらを抑制することが可能となり、照明光学系の光路長も従来のプロジェクタと同等に抑えることができることから光の利用効率を高いプロジェクタとすることができる。また、実施形態1に係るプロジェクタ10は、両面反射ミラー1230を第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100で共用する構成であるため、光学系の部品点数を増やすことなく、光学系の構成を簡素化することができる。
なお、両面反射ミラー1230を第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100で共用する際、両面反射ミラー1230の各反射面で反射された色光の光軸を第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100それぞれの光学系において適切に設定する必要があるが、これは、例えば、第1画像形成ユニット1100側において両面反射ミラーで反射された色光の光軸が第1画像形成ユニット1100側の光学系において適切になるように両面反射ミラーを設定した上で、第2画像形成ユニット2100側の光学系の各要素(第3ダイクロイックミラー、第4ダイクロイックミラー、リレー光学系など)を調整するといった操作を行うことによって実現可能である。
[実施形態2]
実施形態1に係るプロジェクタ10では、第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100から射出される赤色光に対応する画像光及び青色光に対応する画像
光が投射面上でそれぞれ左右反対に投射されるように光学系を構成したが、赤色光と青色光ではなく、緑色光及び青色光をそれぞれスクリーンSCR上で左右反対側に投射することによっても、スクリーンSCRの投射画像の光量むらを抑制する効果が得られる。
図3は実施形態2に係るプロジェクタ20の光学系を模式的に示す図である。図3に示すように、実施形態2に係るプロジェクタ20においては、第4ダイクロイックミラー2220が赤色光を反射させて緑色光を透過させる機能を有する点が異なるだけで、その他の構成は、図1と同様であるので、図1と同一構成要素には同一符号が付されている。
実施形態2に係るプロジェクタ20の光学系がこのような構成を有することにより、第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100から射出される緑色光に対応する画像光及び青色光に対応する画像光が投射面上でそれぞれ左右反対に投射されるようにすることができる。
図4は実施形態2に係るプロジェクタ20内を通る光の光路を模式的に示す図である。なお、図4においても図2と同様、第1ダイクロイックミラー1210のシステム光軸に沿って手前側の領域に入射する光の光路は、白丸「○」で示し、第1ダイクロイックミラー1210のシステム光軸に沿って奥側の領域に入射する光の光路は、黒丸「●」で示し、第3ダイクロイックミラー2210のシステム光軸に沿って手前側の領域に入射する光の光路は、白三角「△」で示し、第3ダイクロイックミラー2210のシステム光軸に沿って奥側の領域に入射する光の光路は、黒三角「▲」で示している。また、図4において、図面を簡略化するため、第1〜第6光変調素子1300R〜1300B,2300R〜2300B並びに投射光学系400の図示を省略している。
実施形態2に係るプロジェクタ20においては、図4に示すように、第2ダイクロイックミラー1220における手前側領域で反射される緑色光(「○」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における奥側領域を透過する緑色光(「▲」の光路参照)と重畳され、第2ダイクロイックミラー1220における奥側領域で反射される緑色光(「●」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における手前側領域を透過する緑色光(「△」の光路参照)と重畳される。
すなわち、第2ダイクロイックミラー1220の手前側領域で反射された緑色光(「○」の光路参照)は、第2光変調素子1300G(図4では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射したのち、クロスダイクロイックプリズム1400を透過して、偏光合成プリズム300から射出される(「○」の光路参照)。
また、第2ダイクロイックミラー1220の奥側領域で反射された緑色光(「●」の光路参照)は、第2光変調素子1300G(図4では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射したのち、クロスダイクロイックプリズム1400を透過して、偏光合成プリズム300から射出される(「●」の光路参照)。
一方、第3ダイクロイックミラー2210及び第4ダイクロイックミラー2220の手前側領域を透過した緑色光(「△」の光路参照)は、リレー光学系2240によって像が左右反転したのち、第5光変調素子2300G(図4では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射する(「△」の光路参照)。そして、クロスダイクロイックプリズム2400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「△」の光路参照)。
また、第3ダイクロイックミラー2210及び第4ダイクロイックミラー2220の奥側領域を透過した緑色光(「▲」の光路参照)は、リレー光学系2240によって像が左
右反転したのち、第5光変調素子2300G(図4では図示を省略)の液晶パネルの画像形成領域に入射する(「▲」の光路参照)。そして、クロスダイクロイックプリズム2400により反射されて、偏光合成プリズム300から射出される(「▲」の光路参照)。
これにより、第2ダイクロイックミラー1220における手前側領域で反射される緑色光(「○」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における奥側領域を透過する緑色光(「▲」の光路参照)と重畳され、また、第2ダイクロイックミラー1220における奥側領域で反射される緑色光(「●」の光路参照)は、第4ダイクロイックミラー2220における手前側領域を透過する緑色光(「△」の光路参照)と重畳されることとなる。
このため、第2ダイクロイックミラー1220の手前側領域で反射される緑色光と奥側領域で反射される緑色光との間で生じる光量差(光量むら)と、第4ダイクロイックミラー2220の手前側領域を透過する緑色光と奥側領域を透過する緑色光との間で生じる光量差(光量むら)とは互いに打ち消される関係となる。
その結果、スクリーンSCR上に投射される画像光のうち緑色光について、左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。
なお、図4における青色光の光路は、図2と同様であり、第2ダイクロイックミラー1220における手前側領域を透過する青色光(「○」の光路参照)は、第3ダイクロイックミラー2210における奥側領域を透過する青色光(「▲」の光路参照)と重畳されることとなり、また、第2ダイクロイックミラー1210における奥側領域を透過する青色光(「●」の光路参照)は、第3ダイクロイックミラー2210における手前側領域を透過する青色光(「△」の光路参照)と重畳されることとなる。
実施形態2に係るプロジェクタ20は、第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100から射出される緑色光に対応する画像光及び青色光に対応する画像光が投射面上でそれぞれ左右反対に投射される。このため、赤色光、緑色光及び青色光のうち、緑色光及び青色光については、スクリーンSCR上において左右方向(水平方向)の光量むらの発生を抑制することが可能となる。このように、赤色光、緑色光及び青色光のうち、緑色光及び青色光の光量むらの発生が抑制されることによっても、図8に示すような光学系を有する従来のプロジェクタにと比べれば、スクリーンSCR上での光量むらを改善することができる。
[実施形態3]
実施形態1に係るプロジェクタ10及び実施形態2に係るプロジェクタ20のように、両面反射ミラー1230を第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100で共用する際、両面反射ミラー1230の各反射面で反射された色光の光軸を第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100それぞれの光学系において適切な位置に設定するための光軸調整手段を設けることが好ましい。実施形態3に係るプロジェクタ30においては、光軸調整手段として、色光の光軸を調整するためのレンズ(光軸調整用レンズという)を用いた場合について説明する。
図5は実施形態3に係るプロジェクタ30の光学系を模式的に示す図である。なお、実施形態3に係るプロジェクタ30は、実施形態1に係るプロジェクタ10と同様の光学系の構成を有するものであるが、実施形態2に係るプロジェクタ20の光学系であっても同様に実施可能である。
図5に示すように、実施形態3に係るプロジェクタ30は、両面反射ミラー1230と第3ダイクロイックミラー2210との間に光軸調整用レンズ500を設けた点が異なり
、その他の構成は図1と同じであるので、同一構成要素には同一符号が付されている。
実施形態3に係るプロジェクタ30においては、第1画像形成ユニット1100側において両面反射ミラー1230で反射された色光の光軸が第1画像形成ユニット1100側の光学系において適切な位置となるように両面反射ミラー1230を設定しておき、その状態で、第2画像形成ユニット2100側において、光軸調整用レンズ500により、両面反射ミラー1230で反射された色光の光軸が第2画像形成ユニット2100の光学系において適切な位置となるようにする。
このような構成とすることにより、第1ダイクロイックミラー1210で反射された赤色光の光軸をクロスダイクロイックプリズム1400に対して適切な位置とすることができるとともに、第3ダイクロイックミラー2210で反射された青色光の光軸をクロスダイクロイックプリズム2400に対して適切な位置とすることができる。
なお、光軸を調整する光学系要素としてレンズ(光軸調整用レンズ500)を例示したが、レンズではなく所定の厚みを有するガラス板を用いても実現可能である。
[実施形態4]
実施形態4に係るプロジェクタ40においては、光軸調整手段として、両面反射ミラー1230を各反射面の角度の調整を可能とするような構成とする。なお、実施形態4に係るプロジェクタ40においてもその光学系は、実施形態1に係るプロジェクタ10を例示するが、実施形態2に係るプロジェクタ20の光学系であっても同様に実施可能である。
図6は実施形態4に係るプロジェクタ40の光学系を模式的に示す図である。実施形態4に係るプロジェクタ40に用いられる両面反射ミラー1230は、板状部材1231の両面それぞれに反射ミラーM1,M2が取り付けられ、反射ミラーM1,M2は板状部材1231に対して所定範囲で角度を変えられるようになっている。
図7は実施形態4に係るプロジェクタ40に用いられる両面反射ミラー1230の構成例を示す図である。図7(a)は反射ミラーM1,M2のそれぞれの端部を支点P1,P2としてこれら各反射ミラーM1,M2を矢印a−a’に回動可能とした例である。また、図7(b)は反射ミラーM1,M2のそれぞれ中央部を支点P1,P2としてシーソーの如く矢印a−a’に回動可能とした例である。反射ミラーM1,M2が板状部材1231に対して所定範囲で角度を変化可能とするには、これらの他にも種々の構造が考えられる。
両面反射ミラー1230がこのような構造を有することにより、各反射ミラーM1,M2の角度を所定範囲で微調整することができ、それによって、第1ダイクロイックミラー1210で反射された赤色光の光軸をクロスダイクロイックプリズム1400に対して適切な位置に設定することができるとともに、第3ダイクロイックミラーで反射された青色光の光軸をクロスダイクロイックプリズム2400に対して適切な位置に設定することができる。また、図7に示すような構成を有する両面反射ミラー1230は、各反射ミラーM1,M2の角度を所定範囲で微調整可能とするとともに、両面反射ミラー1230そのものを光軸に沿って直交する2方向に移動可能とすることにより、光軸の調整をより高精度にかつ容易に行うことができる。
なお、上述の例では、反射ミラーM1,M2の両方を板状部材1231に対して角度の調整を可能としたが、一方の反射ミラーを固定しておき、他方の反射ミラーの角度を設定可能としてもよい。例えば、反射ミラーM1は、第1ダイクロイックミラー1210で反射された赤色光の光軸をクロスダイクロイックプリズム1400に対して適切な位置に設定することができるように板状部材1231に固定しておき、その状態で、第3ダイクロ
イックミラーで反射された青色光の光軸をクロスダイクロイックプリズム2400に対して適切な位置に設定するように反射ミラーM2の角度を設定する。このとき、必要に応じて両面反射ミラー1230そのものを光軸に沿って移動させるようにしてもよい。
以上、本発明のプロジェクタを上記各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態に係るプロジェクタにおいては、光学系を上記各実施形態に示すような構成とすることによって光量むらを軽減する例について説明したが、光学系を上記各実施形態のような構成とした上で、さらに、ソフトウエア的な画像補正処理による光量むら補正処理を行うようにしてもよい。
(2)上記各実施形態に係るプロジェクタにおいては、偏光分離光学系として偏光分離ミラーを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、偏光分離プリズム(偏光ビームスプリッタ)を用いることもできる。また、上記各実施形態に係るプロジェクタ10においては、偏光合成光学系として偏光合成プリズムを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、基板上に偏光合成面が形成された偏光合成素子を用いることもできる。
(3)上記各実施形態に係るプロジェクタにおいては、照明装置として、発光管を有する照明装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、照明装置として、LED(発光ダイオード)、LD(半導体レーザ)その他の固体光源を用いることもできる。
(4)上記各実施形態に係るプロジェクタにおいては、光変調素子として、透過型の液晶パネルを有する光変調素子を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射型の液晶パネルを有する光変調素子を用いることもできる。
(5)上記各実施形態に係るプロジェクタにおいては、光変調素子として、液晶パネルを有する光変調素子を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、マイクロミラー型光変調素子を用いることもできる。
(6)本発明は、投射画像を観察する側から投射するフロント投射型プロジェクタに適用する場合にも、投射画像を観察する側とは反対の側から投射するリア投射型プロジェクタに適用する場合にも可能である。
(7)上記各実施形態に係るプロジェクタでは、1つの照明装置で第1画像形成ユニット1100及び第2画像形成ユニット2100を照明するようにしたが、それぞれに対応する照明装置(第1照明装置、第2照明装置という)を設ける構成としてもよい。この場合、第1照明装置は、第1偏光成分を有する光を射出する構成とし、第2照明装置は、第2偏光成分を有する光を射出する構成とすることによって前述の実施形態と同様の機能を有するプロジェクタを実現することができる。
実施形態1に係るプロジェクタ10の光学系を模式的に示す図。 実施形態1に係るプロジェクタ10内を通る光の光路を模式的に示す図。 実施形態2に係るプロジェクタ20の光学系を模式的に示す図。 実施形態2に係るプロジェクタ20内を通る光の光路を模式的に示す図。 実施形態3に係るプロジェクタ30の光学系を模式的に示す図。 実施形態4に係るプロジェクタ40の光学系を模式的に示す図。 実施形態4に係るプロジェクタ40に用いられる両面反射ミラー1230の構成例を示す図。 従来のプロジェクタ900の光学系を模式的に示す図。 従来のプロジェクタ900の問題点を説明するために示す図。 第1ダイクロイックミラー932の分光特性を説明するために示す図。 従来のプロジェクタ900内を通る光の光路を模式的に示す図。
符号の説明
100・・・照明装置、200・・・偏光分離ミラー、1230・・・両面反射ミラー、300・・・偏光合成プリズム、400・・・投射光学系、1100・・・第1画像形成ユニット、1200,2200・・・色分離光学系、1210・・・第1ダイクロイックミラー,1220・・・第2ダイクロイックミラー,1230・・・両面反射ミラー、2210・・・第3ダイクロイックミラー,2220・・・第4ダイクロイックミラー、1240,2240・・・リレー光学系、1270,2270・・・入射側レンズ、1280,2280・・・リレーレンズ、1300R,1300G,1300B・・・第1〜第3光変調素子、2300R,2300G,2300B・・・第4〜第6光変調素子、1400,2400・・・クロスダイクロイックプリズム、2100・・・第2画像形成ユニット、SCR・・・スクリーン

Claims (9)

  1. 照明装置からの光を第1〜第3色光のうちのある1つの色光と他の2つの色光に分離する第1ダイクロイックミラー及び前記第1ダイクロイックミラーで分離された前記他の2つの色光を分離する第2ダイクロイックミラーを有する第1色分離光学系と、前記第1色分離光学系で分離された前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第1〜第3光変調素子と、前記第1〜第3光変調素子でそれぞれ変調された前記第1〜第3色光に対応する画像光を合成する第1色合成光学系とを有する第1画像形成手段と、
    照明装置からの光を第1〜第3色光のうちのある1つの色光と他の2つの色光に分離する第3ダイクロイックミラー及び前記第3ダイクロイックミラーで分離された前記他の2つの色光を分離する第4ダイクロイックミラーを有する第2色分離光学系と、前記第2色分離光学系で分離され前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第4〜第6光変調素子と、前記第4〜第6光変調素子でそれぞれ変調された前記第1〜第3色光に対応する画像光を合成する第2色合成光学系とを有する第2画像形成手段と、
    前記第1画像形成手段から射出された画像光と前記第2画像形成手段から射出された画像光とを合成する偏光合成光学系と、
    前記偏光合成光学系で合成された画像光を投射する投射光学系とを備え、
    前記第1〜第3色光のうちの2つの色光のそれぞれについて、
    前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段から射出される同じ色光に対応する画像光が投射面上で左右反対に投射されるように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1ダイクロイックミラーにより前記第1色光と前記第2及び第3色光とを分離し、前記第2ダイクロイックミラーにより前記第2色光と前記第3色光とを分離するように構成され、
    前記第3ダイクロイックミラーにより前記第3色光と前記第1及び第2色光とを分離し、前記第4ダイクロイックミラーにより前記第1色光と前記第2色光とを分離するように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1ダイクロイックミラーにより前記第1色光を反射させて前記第2及び第3色光を透過させ、前記第2ダイクロイックミラーにより前記第2色光を反射させて前記第3色光を透過させるように構成され、
    前記第3ダイクロイックミラーにより前記第3色光を反射させて前記第1及び第2色光を透過させ、前記第4ダイクロイックミラーにより前記第2色光を反射させて前記第1色光を透過させるように構成され、
    かつ、前記第1ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第1色光と前記第4ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第1色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成され、前記第2ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第3色光と前記第3ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第3色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第2ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーを透過した前記第3色光を変調する前記第3光変調素子との間に前記第3色光を反転させるリレー光学系を有し、
    前記第4ダイクロイックミラーと前記第4ダイクロイックミラーを透過した前記第1色
    光を変調する前記第4光変調素子との間に前記第1色光を反転させるリレー光学系を有し、
    前記第1色合成光学系は、前記第1光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光及び前記第3光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第2光変調素子によって変調された前記第2色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成し、
    前記第2色合成光学系は、前記第4光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光及び前記第6光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第5光変調素子によって変調された前記第2色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1ダイクロイックミラーにより前記第1色光を反射させて前記第2及び第3色光を透過させ、前記第2ダイクロイックミラーにより前記第2色光を反射させて前記第3色光を透過させるように構成され、
    前記第3ダイクロイックミラーにより前記第3色光を反射させて前記第1及び第2色光を透過させ、前記第4ダイクロイックミラーにより前記第1色光を反射させて前記第2色光を透過させるように構成され、
    かつ、前記第2ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第3色光と前記第3ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第3色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成され、前記第2ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域で反射する前記第2色光と前記第4ダイクロイックミラーにおける照明光軸に沿って手前側の領域を透過する前記第2色光とは、投射面上で左右反対に投射されるように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第2ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーを透過した前記第3色光を変調する前記第3光変調素子との間に前記第3色光を反転させるリレー光学系を有し、
    前記第4ダイクロイックミラーと前記第4ダイクロイックミラーを透過した前記第2色光を変調する前記第5光変調素子との間に前記第2色光を反転させるリレー光学系を有し、
    前記第1色合成光学系は、前記第1光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光及び前記第3光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第2光変調素子によって変調された前記第2色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成し、
    前記第2色合成光学系は、前記第5光変調素子によって変調された前記第2色光に対応する画像光及び前記第6光変調素子によって変調された前記第3色光に対応する画像光を反射させ、前記第4光変調素子によって変調された前記第1色光に対応する画像光を透過させることによって前記第1〜第3色光に対応する各画像光を合成することを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段のそれぞれの光学要素が同一平面上に設けられることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1ダイクロイックミラー及び前記第2ダイクロイックミラーで反射する色光を前
    記第1〜第3光変調素子のうちの対応する光変調素子に入射させる際の反射ミラーを両面反射ミラーとし、当該両面反射ミラーを前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段で共用することを特徴とするプロジェクタ。
  9. 請求項8に記載のプロジェクタにおいて、
    前記両面反射ミラーによって反射される色光の光軸を調整する光軸調整手段を設けることを特徴とするプロジェクタ。
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