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JP2009009338A - 紙幣整理装置 - Google Patents

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JP2009009338A
JP2009009338A JP2007169661A JP2007169661A JP2009009338A JP 2009009338 A JP2009009338 A JP 2009009338A JP 2007169661 A JP2007169661 A JP 2007169661A JP 2007169661 A JP2007169661 A JP 2007169661A JP 2009009338 A JP2009009338 A JP 2009009338A
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Hideto Mimura
英人 三村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】紙幣の長手方向の整位を安定して行うことができ、かつ一時集積部をすべての金種に対して紙幣の長手方向の整位を行って集積できるようにする。
【解決手段】一定枚数毎に結束する紙幣の金種の鑑別、及び金種毎の紙幣の計数を行う鑑別部2と、該鑑別部2で金種が確定した紙幣を一時集積する一時集積部6a〜6dと、一時集積部に設けられた基準面25と、この基準面25と反対側の位置に回転移動可能に設けられ、紙幣の長手方向の一端を回転移動により前記基準面25側に押込んで整位する整位部材22cを備え、紙幣を一時集積部6a〜6dに一時集積する際、鑑別部2で鑑別された金種に応じて前記整位部材22cの回転移動量を制御して、紙幣長手方向の整位を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、金種別に紙幣を計数し、計数した紙幣を複数の一時集積部に集積して、一定枚数毎に結束して整理する紙幣整理装置に関するものである。
金融機関で使用される出納機には金種別に紙幣を計数し、計数した紙幣を複数の一時集積部に集積して、一定枚数毎に結束して整理する紙幣整理装置が組み込まれている。
このような紙幣整理装置において、紙幣を一時集積部に集積する際、紙幣に対する長手方向及び短手方向の位置制御を行って、紙幣の位置を整えることが望まれている。
一時集積部に集積する紙幣の長手方向の位置を整える従来の整位手段として、基準面と反対側の位置に設けられた回転可能な整位部材(長手整位アーム)と、金種に応じてこの整位部材の回転量を規制する位置調整ゴムとストッパを備え、紙幣が一時集積部に集積される際、整位部材により紙幣の長手方向の端部を叩いて基準面側に押込むことで整位する構造のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−167657号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、整位部材の回転量を位置調整ゴムとストッパという機械的な手段に依存しているため、位置調整ゴムの劣化やストッパの位置精度のバラツキにより安定した紙幣長手方向の整位を行うことが難しく、また紙幣の搬送位置のずれがあった場合には、紙幣の端部を押込むエネルギーが多くかかったり、少なかったりして安定した紙幣長手方向の整位ができないという問題があった。
また、整位部材の回転量は金種に応じて位置調整ゴムとストッパとで規制するため、一時集積部は1金種に対して専用のものとなり、他の金種の紙幣の集積には利用できないという問題もある。
更に、使い古された紙幣と比較的新しい紙幣とでは腰の弱さが異なるため、同じ整位部材を同じ速度で回転移動させて紙幣を押込むと、紙幣の腰の弱さの違いにより整位する量が異なり、安定した紙幣の整位ができないという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、一定枚数毎に結束する紙幣の金種の鑑別、及び金種毎の紙幣の計数を行う鑑別部と、該鑑別部で金種が確定した紙幣を一時集積する一時集積部と、この一時集積部に設けられた基準面と、この基準面と反対側の位置に回転移動可能に設けられ、紙幣の長手方向の一端を回転移動により前記基準面側に押込んで整位する整位部材とを備え、紙幣を前記一時集積部に一時集積する際、前記鑑別部で鑑別された金種に応じて前記整位部材の回転移動量を制御して、紙幣長手方向の整位を行うことを特徴とする。
このようにした本発明は、紙幣を前記一時集積部に一時集積する際、前記鑑別部で鑑別された金種に応じて前記整位部材の回転移動量を制御するため、紙幣の長手方向の整位を安定して行うことができるという効果が得られる。
また、金種に応じて前記整位部材の回転移動量を制御するため、一時集積部は1金種に対して専用のものにならず、すべての金種に対して紙幣の長手方向の整位を行って集積することが可能になるという効果も得られる。
以下、図面を参照して本発明による紙幣整理装置の実施例を説明する。
図1は実施例の内部構造を示す概略側面図、図2は図1の上部の拡大図、図3は実施例の外観を示す斜視図、図4は図3の一部分拡大平面図である。
図において1は紙幣の投入口で、装置正面の上部に設けられている。
2は装置内に設けられた鑑別部で、紙幣の真偽、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出を行う機能を有する他、本実施例では所定位置から紙幣の搬送位置を検出する機能、及び紙幣の腰の弱さを検出する機能を有している。
紙幣の搬送位置を検出については、鑑別部1内の例えば左端を基準位置(所定位置)として、通過する紙幣の左端からの位置(距離)を検出する。
また、紙幣の腰の弱さを検出については、例えばセンサから光の透過量により検出することができる。すなわち、長い間使用された紙幣にはしわが多いので光の透過量は少なく、殆ど使用されていない新札にはしわがないまたはあっても少ないので光の透過量は多いので、この光の透過量から腰の弱さを検出することができる。この場合のセンサは専用のものを設けてもよいが、例えば金種の鑑別を行うために用いるセンサを利用することも可能である。
3は紙幣の搬送路で、この搬送路3については後で説明する。
4は紙幣の表裏反転を行う表裏反転部で、装置内の鑑別部2の後段に位置するように設けられている。
5は結束対象外の金種の紙幣を集積するオープンポケットで、装置の上面に設けられており、このオープンポケット5に集積された紙幣はオペレータが直接アクセスできるものとなっている。
6は集積機構で、本実施の形態においてこの集積機構6には縦1列に4つの一時集積部6a〜6dが並べて装置内に設けられており、各一時集積部6a〜6dにそれぞれ予め定められた枚数、例えば本実施の形態では100枚の紙幣が集積できるようになっている。
尚、一時集積部は4つに限らず3つ以上であればよい。
7は前記投入口1の一側に設けられた操作部で、この操作部7には紙幣の計数を指示する計数開始ボタン7a、装置の障害復旧時に装置を再稼働させるためのリセットボタン7b、係数及び結束処理の完了を指示する完了ボタン7cが設けられている。
8は鑑別部2で金種不明と鑑別されたりあるいは搬送異常が検知されたリジェクト紙幣を集積するリジェクトポケットで、前記投入口1の上方に設けられており、このリジェクトポケット8に集積された紙幣もオペレータが直接アクセスできるものとなっている。
9は移送機構、10は紙幣結束機構で、両者とも装置内に設けられており、この両者については後で説明する。
11は紙幣束の放出口、12は装置正面に設けられた扉で、この扉12を開けることでオペレータは集積機構6にアクセスできるものなっている。
13は装置上面においてオープンポケット5の後方に位置するように設けられた操作表示部で、LCDとその表面に配置したタッチパネルによって構成されており、オペレータはこの操作表示部13を操作してモードの指定や、一時集積部6a〜6dに集積する紙幣の金種、集積順序等の設定を行うものとなっている。
また、この操作表示部13には鑑別部2で鑑別された紙幣の金種や正損及び計数結果等の表示も行われる。
ここで搬送路3について説明する。
装置内の上部において搬送路3は、図2に示したように3a〜3dから成り、搬送路3aは投入口1から鑑別部2を経て分岐点Aにいたるように設けられ、搬送路3bは分岐点Aからリジェクトポケット8にいたるように設けられている。
また、搬送路3cは分岐点Aから表裏反転部4を経て分岐点Bにいたるように設けられており、そして搬送路3dは分岐点Bから図1に示したように装置の下部に伸びて集積機構6の一時集積部6a〜6dに沿うように設けられ、更に搬送路3eは分岐点Bからオープンポケット5にいたるように設けられている。
尚、分岐点A、Bのそれぞれの近傍には紙幣の搬送方向を切替える図示しない切替えブレードが設けられ、後述する制御部により動作制御されるものとなっている。
図5は集積機構6の側面図である。
集積機構6には、前記のように4つの一時集積部6a〜6cが上下方向に並べて配置されており、これらの一時集積部6a〜6cは同一の構造を有しているので、以下に一時集積部6aを例に取って説明する。
搬送路3dにより搬送されてきた紙幣は、一時集積部6aの振分けゲート27により集積板21に向かって取込まれ、これにより一時集積部6aに進入した紙幣は叩き車20により後部が叩かれて集積板21の上に集積されるものとなっている。
また、以降進入してくる紙幣に関しては、同様の動作で集積板21上に集積した紙幣の上に集積される。
図6は一時集積部6aの詳細を示す斜視図である。
一時集積部6aに進入した紙幣は、前記叩き車20により叩かれるだけでなく、一時集積部6aの一側に設けられた長手整位手段22により長手方向の位置が揃えられ、更に一時集積部6aの前端側に設けられた短手整位手段23により短手方向の位置が揃えられる。
ここで、長手整位手段22は正逆両方向への回転が可能なモータ22aと、このモータ22aに連結部材22bを介して連結された棒あるいは板状等の整位部材22cを備え、進入してくる紙幣を検知する図示しない進入センサの検知信号にタイミングをとってモータ22aにより整位部材22cを回転移動させることにより、紙幣の長手方向の一端を反対側に設置された基準面25に押込んで整位するものとなっている。
また、短手整位手段23は、図示しないトーションスプリング等の付勢手段によって付勢された棒状部材により構成され、集積された紙幣を進入口側に付勢することにより整位するものとなっている。
集積板21の上方には押さえ板24が対向するように設けられ、この押さえ板24は集積板21上への紙幣の集積中は一時集積部6aの上端に待機しており、順次取込まれる紙幣の進入の邪魔にならないようになっている。
一時集積部6aの集積板21上に予め定められた枚数の紙幣、例えば100枚の紙幣が集積されると、ゲート振分け機構27が紙幣を取込まない姿勢に動作させ、101枚目以降の紙幣は一時集積部6b〜6dのいずれかへ集積するように制御される。
紙幣の進入が停止した一時集積部6aでは集積板21を上昇させ、押さえ板24を下降させることにより紙幣を挟持する。
この動作により皺等の紙幣の状態によって集積高さの異なる紙幣の厚みを一定にし、移動機構9への受渡しを容易にするようになっている。
集積板21と押さえ板24により挟持された紙幣は、後述する移動機構9のハンド部が短手整位手段22側から一時集積部6aに進入して引き抜かれるようになっている。
尚、一時集積部6b〜6dも一時集積部6aと同様の構造になっているので、一時集積部6aと同様に紙幣を整位、集積、挟持することが可能である。
図7は移送機構9を示す斜視図である。
この移送機構9は、紙幣クランプ部30、クランプ部移動手段31、上下動手段32を備えている。
紙幣クランプ部30は上下方向に開閉するクランプ爪35a、35bを有し、この紙幣クランプ部30はクランプ部移動手段31上に搭載されていて、一時集積部6a〜6bからクランプ爪35a、35bで紙幣をクランプして引き抜くときは、クランプ部移動手段31がクランプ部30を一時集積部6a〜6bに対して押出し、一時集積部6a〜6bに集積された100枚の紙幣をクランプできる位置まで移動させるようになっている。
クランプ部30とクランプ部移動手段31は上下動手段32により一時集積部6aから6dの間を一体に上昇及び下降し、紙幣100枚の集積が完了した一時集積部6a〜6bのいずれか1つの前で停止するように制御されるものとなっている。
そのため、上下動手段32のフレームには、一時集積部6a〜6dのそれぞれの位置に対応してポジションセンサ33a〜33dが配設されており、例えば、一時集積部6aに集積された紙幣を抜き取るときは、ポジションセンサ33aの位置まで上下動手段32によりクランプ部移動手段31が引き上げられる。
引き上げられたクランプ部移動機構31は、クランプ部30が紙幣を一時集積部6aから抜き取る間、この位置に固定する必要があるので、ポジションセンサ33aで停止した位置で回転可能なストッパカム34がクランプ部移動手段31に係止して落下を防止するようになっている。
この移送機構9の一連の動作を説明すると、例えば一時集積部6aに集積された紙幣を引き抜く場合、まず上下動手段32により紙幣クランプ部30をクランプ部移動機構31と共にポジションセンサ33aの位置まで上昇させ、ポジションセンサ33aがクランプ部移動機構31を検知した位置で上昇を停止させると同時にストッパカム34を回転させてクランプ部移動手段31に係止させる。
これによってクランプ部移動手段31を一時集積部6aと対応する位置に固定し、この状態でクランプ移動機構31により紙幣クランプ部30のクランプ爪35a、35bを上下方向に開いて100枚の紙幣をクランプする準備を行い、更にクランプ移動機構31により紙幣クランプ部30を一時集積部6aの方向に押し出す。
押し出された紙幣クランプ機構30のクランプ爪35a、35bは、一時集積部6aの短手整位手段23側に設けられている開口部に挿入され、集積板21と押さえ板24により挟持されている紙幣を上下から挟みつけて把持する。
次に、集積板21と押さえ板24を開くことで、両者による紙幣の挟持を解除すると、これにより100枚の紙幣が紙幣クランプ部30に渡されたことになるので、クランプ爪35a、35bで紙幣を把持した紙幣クランプ部30をクランプ部移動手段31により引き戻す。
このときクランプ爪35a、35bに把持された紙幣は一時集積部6aの短手整位手段23に当たるが、そのまま紙幣クランプ部30を引き戻すと短手整位手段23は紙幣の押圧力により付勢手段に抗して整位方向と逆の方向に倒れ、これにより紙幣は一時集積部6aからスムーズに抜き取られる。
そして、紙幣クランプ部30が元の位置まで引き戻されると、クランプ部移動手段31に係止してストッパカム34が回転してその係止が解除され、紙幣を把持した紙幣クランプ部30と共にクランプ移動手段31が上下動手段32により移動経路の最下端に位置する紙幣結束機構10まで移動し、紙幣クランプ部30のクランプ爪35a、35bに把持された紙幣が紙幣結束機構10に引き渡される。
図8は紙幣結束機構10の側面図である。
この紙幣結束機構10は、ローラ及びベルト等から成る搬送手段40と、紙テープ等による結束用のテープ41と、印字手段42と、テープ41を供給する供給手段43と、テープ41を所定の長さに切断するカッター44と、図示しない結束手段を備えており、以下のように紙幣を結束する。
まず、搬送路10が移送機構9の紙幣クランプ部30から100枚の紙幣を一括して受け取り、結束位置に搬送する。
テープ供給手段43はテープ41を前記結束手段に供給し、その際、印字手段42はテープ41に結束する紙幣の金種等をインクリボンを介して印字する。
印字されたテープ41は所定の長さにカッター44で切断され、この切断されたテープを結束手段が結束位置に搬送された100枚の紙幣に巻き掛けて結束することにより紙幣束を作る。
こうして作られた紙幣束は更に搬送手段40により搬送され、放出口11に送られる。
図9は紙幣の計数に係わる制御系のブロック図である。
図において50は本紙幣整理装置全体の動作処理制御を行う制御部、51a〜51dはカウンタで、このカウンタ51a〜51dは一時集積部6a〜6dに1対1で対応し、例えば一時集積部6aに集積された紙幣の枚数はカウンタ51aにカウントされ、同様に一時集積部6bに集積された紙幣の枚数はカウンタ51b、一時集積部6cに集積された紙幣の枚数はカウンタ51c、一時集積部6dに集積された紙幣の枚数はカウンタ51dにカウントされる。
52は記憶部で、一時集積部6a〜6dに集積される紙幣の金種や、計数された金種毎の紙幣の枚数等を記憶するものであるが、本実施例ではこの記憶部52に紙幣の長手方向の制御に用いるために予め設定された金種別紙幣整位移動量設定テーブル、整位動作開始時間設定テーブル、整位動作速度設定テーブルが登録されている。
図10は金種別紙幣整位移動量設定テーブルの例を示す図で、このテーブルには各金種の紙幣長手方向の整位を行うための移動量が設定されており、この例では万円に対する移動量は10mm、5千円及び2千円に対する移動量は15mm、千円に対する移動量は20mmとしている。
図11は整位動作開始時間設定テーブルの例を示す図で、このテーブルには紙幣が鑑別部2を通過する際、該鑑別部2の左端(基準位置)から紙幣が離れている距離に対して整位部材22の整位移動動作を開始する時間が設定されており、この例では0〜4mm離れている場合は36mSec、5〜8mmの場合は34mSec、9〜12mmの場合は32mSec等のように紙幣が離れている量が大きくなるに従って動作開始時間を早めるようにしている。
図12は整位動作速度設定テーブルで、このテーブルは鑑別部で検出された紙幣の腰の弱さに応じた整位部材22の整位動作移動速度(回転移動速度)が金種毎に設定されており、この例では腰の弱さの度合いを弱い順に0〜7の8段階とし、腰の弱さが0の場合、万円は70PPS、五千円と2千円は90PPS、千円は100PPS、腰の弱さが1の場合、万円は72PPS、五千円と2千円は92PPS、千円は102PPS等のように腰が強くなるに従って移動速度を速めるように設定されている。
次に、上述した構成の作用いついて説明する。
尚、以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて制御部50により制御されるものとし、制御部50による記憶部等からの情報の読出しやそれに基づく制御については省略する。
図13は一時集積部での紙幣の長手方向の整位動作制御を示すフローチャートで、図中のSで示したステップに従って説明する。
まず、オペレータは操作表示部13に表示された初期画面により動作モードを選択する(S1)。ここでは、例えば万円、5千円、2千円、千円の4金種の指定金種結束モードを指触して選択したものとし、4金種混合の紙幣を投入口1にセットする。
続いてオペレータが操作部7に配置された計数開始ボタン7aを押下すると(S2)、紙幣の取込みが開始され(S3)、投入口1から1枚ずつ紙幣が分離されて装置内に取込まれる(S3)。
取込まれた紙幣は搬送路3aにより鑑別部2に搬送されて、鑑別部2で紙幣の真偽、金種、表裏、正損等の鑑別と計数、搬送異常の有無の検出、及び鑑別部左端からの紙幣の位置の検出、紙幣の腰の弱さの度合いの検出が行われ(S4)、そして紙幣鑑別結果、計数結果、位置や腰の弱さの度合いの検出結果が制御部50に通知される(S5)。
制御部50は通知された鑑別結果、計数結果、位置や腰の弱さの度合いの検出結果を記憶部52に記憶させる。
鑑別部2で万円、5千円、2千円または千円と鑑別された紙幣は搬送路3cにより表裏反転部4に搬送され、この表裏反転部4で表裏が揃えられた後、搬送路3dにより集積機構6の一時集積部6a(または6b、6c、6d)まで搬送される(S6)。
その際、制御部50は搬送路3c、3d内に設けられている図示しないセンサにより各金種の紙幣を一時集積部6a(または6b、6c、6d)の入口に設けられているセンサに到達するまで追跡して搬送を制御する。
紙幣が一時集積部6a(または6b、6c、6d)まで正常に搬送され、一時集積部6a(または6b、6c、6d)の入口に設けられているセンサが紙幣を検知すると(S7)、制御部50は記憶部52から該当紙幣の金種鑑別結果を取出し、記憶部52に登録(記憶)されている金種別紙幣整位移動量設定テーブル(図10参照)から該当金種の紙幣の長手方向の整位移動量を求める(S8)。
次に、制御部50は、記憶部52から該当紙幣の搬送位置情報(検出結果)を取出し、紙幣長手方向の整位制御に必要な鑑別部左端からの搬送位置情報を基に、記憶部52に記憶されている整位動作開始時間設定テーブル(図11参照)から紙幣長手方向の整位のための整位部材22の移動動作開始時間を求める(S9)。
次に制御部50は、記憶部から該当紙幣の腰の弱さの情報(検出結果)を取出し、紙幣長手方向の整位制御に必要な紙幣の腰の弱さの情報を基に、記憶部52に記憶されている金種毎の紙幣状態による整位動作速度設定テーブル(図12参照)から整位部材22の整位動作移動速度(回転移動速度)を求める(S10)。
このように動作すべき紙幣長手方向の整位制御量つまり整位移動量、整位開始時間、整位動作速度を求めた後、制御部50は一時集積部6a〜6dの入口に設けられているセンサが紙幣を検知してから前記S9で求めた動作開始時間までの時間が経過すると(S11)、一時集積部6a(または6b、6c、6d)に設けられている長手整位手段22のモータ22aを駆動し、S8、S10で求めた整位移動量と整位動作移動速度に基づいて整位部材22cを回転させることにより紙幣を基準面25側に押込んで紙幣長手方向の整位を行う(S12)。
このようなS4〜S15の処理を一時集積部6a(または6b、6c、6d)に紙幣が100枚集積されるまで繰返す。一時集積部6a〜6cに集積された紙幣の枚数はカウンタ51a〜51でカウントされる。
尚、ここでは紙幣1枚毎に紙幣長手方向の整位を行うものとしたが、例えば2枚毎、あるいは5枚毎等に整位を行うことも可能である。
紙幣の短手方向の整位については、上述したように図示しないトーションスプリング等の付勢手段によって付勢された棒状部材により構成される短手整位手段22により一時集積部6a〜6cに集積された紙幣を入口側に付勢することにより行われる。
一時集積部6a〜6cに紙幣が100枚集積された場合、その紙幣は上述したように移送機構9により取出されて紙幣結束機構10に移送され、紙幣結束機構10によりテープで結束されて紙幣束に作られた後、搬送手段40により放出口11に搬送されて放出される。
尚、鑑別部2で2千円と鑑別された結束対象外の紙幣は搬送路3c及び3eによりオープンポケット5に搬送されて集積され、また、偽あるいは金種不明と鑑別された紙幣、及び重送等の搬送異常が検出された紙幣は搬送路3bによりリジェクトポケット8に搬送されて集積された後、それぞれオペレータにより取出される。
以上説明した実施例では、鑑別部での鑑別により金種が確定した紙幣を一時集積部に一時集積する際、前記鑑別部で鑑別された金種に応じて整位部材の回転移動量を制御するため、紙幣の長手方向の整位を安定して行うことができるという効果が得られる。
また、金種に応じて整位部材の回転移動量を制御することで紙幣長手方向の整位を行うため、一時集積部は1金種に対して専用のものにならず、すべての金種に対して紙幣の長手方向の整位を行って集積することが可能になるという効果も得られる。
また、一時集積部に集積される紙幣の長手方向の整位を行う長手整位部材の移動量と速度制御に影響を与える紙幣の搬送位置、腰の弱さの度合いを検出してその検出結果に応じた紙幣の長手方向整位制御を行うようにしているため、紙幣の搬送位置や腰の弱さの違いに対しても紙幣の長手方向整位を安定して行うことができるという効果が得られる。
実施例を示す概略側面図 図1の上部の拡大図 実施例の外観を示す斜視図 図3の一部分拡大図 集積機構の側面図 一時集積部の斜視図 移送機構の斜視図 紙幣結束機構の側面図 制御系を示すブロック図 金種別紙幣整位移動量設定テーブルの例を示す図 整位動作開始時間設定テーブルの例を示す図 整位動作速度設定テーブルの例を示す図 実施例の作用を示すフローチャート
符号の説明
1 投入口
2 鑑別部
3 搬送路
6 集積機構
6a〜6d 一時集積部
9 移送機構
10 紙幣結束機構
13 操作表示部
21 集積板
22 長手整位手段
22a モータ
22b 連結部材
22c 整位部材
23 短手整位手段
25 基準面
50 制御部
51a〜51d カウンタ
52 記憶部

Claims (5)

  1. 一定枚数毎に結束する紙幣の金種の鑑別、及び金種毎の紙幣の計数を行う鑑別部と、
    該鑑別部で金種が確定した紙幣を一時集積する一時集積部と、
    この一時集積部に設けられた基準面と、
    この基準面と反対側の位置に回転移動可能に設けられ、紙幣の長手方向の一端を回転移動により前記基準面側に押込んで整位する整位部材とを備え、
    紙幣を前記一時集積部に一時集積する際、前記鑑別部で鑑別された金種に応じて前記整位部材の回転移動量を制御して、紙幣長手方向の整位を行うことを特徴とする紙幣整理装置。
  2. 請求項1記載の紙幣整理装置において、
    前記鑑別部は紙幣の所定位置からの距離の検出する機能を備え、
    紙幣を前記一時集積部に一時集積する際、前記鑑別部で検出された紙幣の前記所定位置からの距離に基づいて前記整位部材の回転移動開始時間を制御することを特徴とする紙幣整理装置。
  3. 請求項2記載の紙幣整理装置において、
    前記一時集積部に紙幣を検知するセンサを備え、
    該センサにより前記一時集積部に集積される紙幣が検知されてから前記鑑別部で検出された紙幣の前記所定位置からの距離に応じて予め定められた時間が経過したとき、前記整位部材の回転移動を開始することを特徴とする紙幣整理装置。
  4. 請求項1または請求項2または請求項3記載の紙幣整理装置において、
    前記鑑別部は紙幣の腰の弱さを検出する機能を備え、
    紙幣を前記一時集積部に一時集積する際、前記鑑別部で検出された紙幣の腰の弱さの度合いに基づいて前記整位部材の回転移動速度を制御することを特徴とする紙幣整理装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の紙幣整理装置において、
    前記一時集積部に紙幣を所定枚数集積する毎に、前記整位部材を回転移動させることを特徴とする紙幣整理装置。
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