JP2009003482A - クリーニング部材と帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents
クリーニング部材と帯電装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009003482A JP2009003482A JP2008258518A JP2008258518A JP2009003482A JP 2009003482 A JP2009003482 A JP 2009003482A JP 2008258518 A JP2008258518 A JP 2008258518A JP 2008258518 A JP2008258518 A JP 2008258518A JP 2009003482 A JP2009003482 A JP 2009003482A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- cleaning member
- roller
- image forming
- charging roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【解決手段】 帯電ローラ9の表面を、方向性のある所定の表面粗さとし、その表面粗さの方向性を感光体1の回転方向(矢示A方向)に対して順目方向の接触とし、ローラクリーニング部材22との摺接方向に対して逆目方向の接触とする。それによって、帯電ローラ9の回転中はローラクリーニング部材22の表面の微少な凸部が常に帯電ローラ9に対して接離を繰り返す微振動が起きるので、帯電ローラ9の表面に付着している異物に衝撃力を常に与えて、その異物が帯電ローラ9の表面に融着しないようにすることができる。
【選択図】 図1
Description
そのため、例えば帯電装置を、帯電部材である帯電ローラを感光体に圧接させた状態でその帯電ローラに電圧を印加することにより感光体の表面を均一に帯電させるローラ帯電方式の帯電装置が多く使用されるようになってきている。
そして、このようなローラクリーニング部材は、帯電ローラの表面に対して常に接触させるようにしているものと、離間可能にしているものとがある。
しかしながら、このような帯電ローラに対して離間可能なローラクリーニング部材を備えた帯電装置の場合には、そのローラクリーニング部材を離間させるための機構が必要であるため、その分だけ機構が複雑になると共に大型化してしまうという問題点があった。
以上の理由により、作像中に帯電ローラを感光体に圧接させて帯電を行なう帯電装置では、常接タイプのローラクリーニング部材は装置を小型にすることができながら、それが実用化されないことが多かった。
上記クリーニング部材は、その表面の凸部が帯電部材の表面の凸部と係合することにより、その帯電部材をクリーニングするようにしたものである。
そして、そのクリーニング部材の表面の凸部の高さの平均を、上記帯電部材の10点平均粗さによる表面粗さよりも大きくすると効果的である。
上記帯電部材の表面を方向性のある表面粗さとし、その表面粗さの方向性を上記被帯電体の回動方向に対して順目方向の接触とし、上記クリーニング部材との摺擦方向に対して逆目方向の接触にするとよい。
そして、その帯電ローラの表面粗さは、5μm以上35μm以下にするとよい。
さらに、上記クリーニング部材はスポンジにするとよい。
また、そのスポンジからなるクリーニング部材の表面に有する多数の凸部のセル密度が上記帯電部材の表面の凸部の密度よりも粗であるようにするとよい。
さらに、そのスポンジからなるクリーニング部材は、そのセルが3次元構造を持つようにするとよい。
さらにまた、被帯電体の表面に接触又は近接して電圧が印加されることにより上記被帯電体の表面を帯電する帯電部材と、その帯電部材に接触してその帯電部材の表面を摺擦することによりクリーニングするクリーニング部材とを備えた帯電装置において、上記クリーニング部材は、その表面の凸部が帯電部材の表面の凸部と係合することによりその帯電部材の表面をクリーニングするようにするとよい。
図1はこの発明による画像形成装置の一実施形態例として帯電ローラの感光体及びローラクリーニング部材との接触の方向性を誇張して示す模式図、図2は同じくその帯電ローラの表面の状態を拡大して示す概略図、図3は帯電ローラの表面粗さに方向性を持たせていない場合の例を示す図2と同様な概略図、図4はこの発明による画像形成装置の作像部を示す概略構成図である。
そして、現像装置4には、図示しないトナー補給装置によりトナーが補給口から補給される。
このようにして、感光体1上に形成されたトナー像は、感光体1が矢示A方向に回転することにより、感光体1と転写ベルト5とが接する転写位置に向けて移動されていく。
そして、その後に感光体1上に残った残留トナーは、クリーニング装置6のクリーニングブレード11により掻き落とされ、その後感光体1の表面は除電ランプ7により除電される。以降、この作像プロセスが繰り返される。
帯電装置2の帯電ローラ9は、金属性の芯金12の両端部を除く外周に、吸湿性が小さく、抵抗値が安定している導電性ゴム13を形成したものであり(その外側にさらに表層を形成するようにしてもよい)、その導電性ゴム13の表面を感光体1の表面に常時圧接させて従動回転可能な状態にあり、芯金12に高電圧が印加されることによって感光体1の表面を一様に帯電する。
そして、その研磨目の方向性、すなわち帯電ローラ9の表面粗さの方向性を、図1に模式図で示すように感光体1の回転方向(矢示A方向)に対して順目方向の接触(摩擦小の接触)とし、ローラクリーニング部材22との摺擦方向に対して逆目方向の接触(摩擦大の接触)としている(図2も参照)。
なお、図3には比較対比のために、表面粗さに方向性を持たせないものを示す。
図5乃至図8は、それぞれ帯電ローラ9とローラクリーニング部材22との接触部を拡大して示した説明図である。なお、これらの図において帯電ローラ9は便宜上直線的に図示している。
そのため、帯電ローラ9の回転時には、ローラクリーニング部材22の表面の凸部22aが、矢示B方向に移動する帯電ローラ9の研磨目(凸部)9aに引っ掛けられることにより係合して図6に示すように矢示C方向に変形される。そして、その凸部22aの変形は、あるところまで進むと、帯電ローラ9の研磨目9aから外れて、自らの弾性力により図5に示した元の位置に戻ろうとする。
このようにして、ローラクリーニング部材22の表面の凸部22aが、帯電ローラ9の表面に付着した異物23を取り除くのは、帯電ローラ9の表面を前述したような方向性のある表面粗さとし、その表面粗さの方向性をローラクリーニング部材22との摺接方向に対して逆目方向の接触にしているからである。
実験に使用した帯電ローラは、芯金の部分に直径が6mmの鉄(SUM22)製の丸棒を使用し、その表面をニッケルメッキした。そして、その芯金にヒドリンゴムを加流成型することにより導電性ゴムの部分を形成した。
その導電性ゴムの部分は、研削を行って直径14mmのゴムローラに仕上げた後、その表面にイソシアネート含浸熱処理を行った。
また、帯電ローラ表面の研磨目(凸部)の密度は、75個/25mmであった。なお、この密度は、60〜90個/25mmであればよい。
実験には、このようにして製作した帯電ローラを、その表面粗さが10点平均粗さ(RZ )で2μm〜50μmとしたものを数種類作成して使用した。
そして、上記クリーニングパッド保持部材を機械本体に取り付けて、4mmの揺動幅で帯電ローラの長手方向(軸線方向)に揺動させることにより、トナーや紙粉等による汚れがローラクリーニング部材の長手方向の一部に集中しないようにした。
すなわち、この実験では、ローラクリーニング部材の表面の凸部の高さの平均(凹部の平均へこみ量)を、帯電ローラ表面の10点平均粗さによる表面粗さよりも大きくしている。
すなわち、この実験では、帯電ローラのアスカーCによる硬度を、ローラクリーニング部材のアスカーCによる硬度よりも高くしている。
すなわち、この実験では、スポンジからなるローラクリーニング部材の表面に有する多数の凸部のセル密度を、帯電ローラの表面の凸部の密度(60〜90個/25mm)よりも粗にしている。
そのテスト結果の評価は、5万枚のプリントテスト後の帯電ローラの汚れに伴う画像の地汚れの評価と、ローラクリーニング部材と帯電ローラとの摩擦力過大による帯電ローラの感光体上でのローラスリップに起因するかすれ画像の評価の2つで行ない、その評価は形成した画像を目視による5段階の官能評価で行なった。
その評価は、ランク1が最も悪く、ランク5を最良とし、ランク4以上のものを合格レベルとした。
この実験結果によれば、5万枚のプリントテスト後の帯電ローラの汚れに伴う画像の地汚れは、表面粗さが2μmと小さいときにはローラクリーニング部材の表面凸部の振動が不十分であるために縦スジ状の地汚れが多く発生する。しかしながら、そのローラクリーニング部材の表面凸部の振動が十分となる表面粗さが5μm以上になると、地汚れランクが4以上(合格レベル)になった。
さらに、図4では帯電部材である帯電ローラ9が、感光体1に接触した状態でその感光体(被帯電体)1を帯電する接触帯電部材である場合の例を示したが、その帯電部材は被帯電体に対して300μm以下の距離をもって配設されることにより、その被帯電体を帯電する非接触帯電部材であってもよい。
また、図4に示したスポンジからなるローラクリーニング部材22は、そのセルが表面に膜を有さず骨組みだけで構成された3次元構造を持つようにすれば、そのスポンジが帯電ローラの表面の研磨目(凸部)に効率良く係合するのでクリーニング性が向上するので好ましい。
請求項1の画像形成装置及び請求項9の帯電装置によれば、クリーニング部材の表面の凸部と帯電部材の表面の凸部とが係合することにより、クリーニング部材の凸部が微振動を行って帯電部材の表面に付着したトナーや紙粉等の異物を効率よく除去することができる。
請求項7の画像形成装置によれば、スポンジからなるクリーニング部材の表面に有する多数の凸部のセル密度が帯電部材の表面の凸部の密度よりも粗であるので、クリーニング部材の凸部が帯電部材側の凸部に確実に係合するので、クリーニング部材の凸部が確実に微振動することによって帯電部材の表面に付着したトナーや紙粉等の異物を効率よく除去することができる。
9:帯電ローラ(帯電部材) 9a:研磨目(凸部)
22:ローラクリーニング部材 22a:凸部
Claims (9)
- 回動可能な被帯電体と、その被帯電体の表面に接触又は近接して電圧が印加されることにより前記被帯電体の表面を帯電する帯電部材と、該帯電部材に接触して該帯電部材の表面を摺擦することによりクリーニングするクリーニング部材とを備えた画像形成装置において、
前記クリーニング部材は、その表面の凸部が前記帯電部材の表面の凸部と係合することにより該帯電部材をクリーニングすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記クリーニング部材の表面の凸部の高さの平均を、前記帯電部材の10点平均粗さによる表面粗さよりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 回動可能な被帯電体と、その被帯電体の表面に常時圧接した状態で電圧が印加されることにより前記被帯電体の表面を帯電する帯電部材と、該帯電部材の表面に常時圧接して該帯電部材の表面を摺擦することによりクリーニングするクリーニング部材とを備えた画像形成装置において、
前記帯電部材の表面を方向性のある表面粗さとし、その表面粗さの方向性を前記被帯電体の回動方向に対して順目方向の接触とし、前記クリーニング部材との摺擦方向に対して逆目方向の接触としたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記帯電部材の表面粗さを5μm以上35μm以下としたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記帯電部材のアスカーCによる硬度を、前記クリーニング部材のアスカーCによる硬度よりも高くしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング部材はスポンジであることを特徴とする請求項1又は3記載の画像形成装置。
- 前記スポンジからなる前記クリーニング部材の表面に有する多数の凸部のセル密度が前記帯電部材の表面の凸部の密度よりも粗であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 前記スポンジからなる前記クリーニング部材は、そのセルが3次元構造を持つことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 被帯電体の表面に接触又は近接して電圧が印加されることにより前記被帯電体の表面を帯電する帯電部材と、該帯電部材に接触して該帯電部材の表面を摺擦することによりクリーニングするクリーニング部材とを備えた帯電装置において、
前記クリーニング部材は、その表面の凸部が前記帯電部材の表面の凸部と係合することにより該帯電部材の表面をクリーニングすることを特徴とする帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008258518A JP2009003482A (ja) | 1998-09-30 | 2008-10-03 | クリーニング部材と帯電装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27792898 | 1998-09-30 | ||
JP2008258518A JP2009003482A (ja) | 1998-09-30 | 2008-10-03 | クリーニング部材と帯電装置及び画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23980999A Division JP4294175B2 (ja) | 1998-09-30 | 1999-08-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009003482A true JP2009003482A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40319839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008258518A Pending JP2009003482A (ja) | 1998-09-30 | 2008-10-03 | クリーニング部材と帯電装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009003482A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014021323A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
US10983473B2 (en) | 2018-11-13 | 2021-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Drum cartridge including a cleaning member, for use with an image forming apparatus |
-
2008
- 2008-10-03 JP JP2008258518A patent/JP2009003482A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014021323A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
US10983473B2 (en) | 2018-11-13 | 2021-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Drum cartridge including a cleaning member, for use with an image forming apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4294175B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2667601B2 (ja) | 静電写真画像形成装置 | |
US20100290818A1 (en) | Image-Forming Device Having a Belt Cleaning Unit | |
JP2001042608A (ja) | 帯電装置 | |
JP4911024B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US6836638B2 (en) | Cleaning device and image forming apparatus provided with same | |
JP2009003482A (ja) | クリーニング部材と帯電装置及び画像形成装置 | |
JP2006091456A (ja) | スコロトロン帯電器および画像形成装置 | |
US5179416A (en) | Method and apparatus for cleaning and renewing an electrostatographic imaging surface | |
US20050180785A1 (en) | Cleaning system | |
JPH07121003A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009109573A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4365690B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH02108091A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4735048B2 (ja) | コロナ放電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5040579B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4957593B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0695519A (ja) | 画像形成装置 | |
CN106556991B (zh) | 图像形成装置 | |
JPH11143183A (ja) | 画像形成装置の帯電装置 | |
JPH11338226A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000075757A (ja) | 画像形成装置 | |
CN103576498A (zh) | 图像形成装置 | |
JP2000122500A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS60107675A (ja) | クリ−ニング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20081104 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090407 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20090605 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20091027 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |