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JP2008306516A - 通信端末、通信システム及び送信方法 - Google Patents

通信端末、通信システム及び送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池駆動の通信端末の電池残量が少なくなった場合、当該通信端末の消費電力を低減することが可能な通信端末、通信システム及び送信方法を提供すること。
【解決手段】フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であり電池残量が少ない第一の通信端末の送信及び第一の通信端末から電池残量が少ないことを通知された第二の通信端末の第一の通信端末に対する送信は、送信待ち時間を電池残量が少なくない時よりも平均的に短くなるようにする。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線LAN等の無線通信に用いられる、通信端末の一種である管理端末を含む通信端末及び、複数の通信端末から構成される通信システム及び送信方法に関するものである。
近年、無線通信網が整備され、携帯無線通信端末を用いたネットワークへの接続が一般的になってきている。携帯無線通信端末では常時電源コンセントから電力を供給させることが困難であるため電池を駆動源としているが、電池残量が少なくなっても充電することが難しい場合も多い。このため、電池残量の情報を通知して電池残量に応じて伝送速度、伝送方式及び電源の制御方式の設定を行うことで無用な電池消耗を抑えることが行われている。
特許第3410892号公報
しかしながら、上記従来の通信システムでの省電力化は、通信端末が通信路へのアクセス権を獲得した後での省電力化である。CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)のように通信路が空いているかどうかを調べて空いていない場合には送信を延期させる必要があるアクセス方式において、パワーオンとパワーオフを繰り返して低消費電力化を図っているパワーセーブ端末が複数の通信端末と共存する場合、パワーセーブ端末がフレームを送信するためにパワーオンした後で、他の通信端末とのフレーム送信権の獲得競争に負けると、他の通信端末のフレーム送信が完了するまでパワーオンしておく必要があり、これによる電力の消費を抑えることができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信端末の消費電力を通常の場合よりも少なくすることが可能な、省電力化に優れた通信端末、通信システム及び送信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、電池の残量を検知する電池残量検知部と、フレームを受信する受信部と、フレームを送信する送信部と、前記送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、前記受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、前記送信部より前記送信フレームを送信した後に前記送信した送信フレームに対する受信応答のフレームが前記フレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、前記送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、前記送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から前記上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて前記送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、前記送信フレームの最初の送信時には前記最小上限値を前記上限値として前記乱数を発生させ、前記再送制御部が前記送信フレームの再送を決定した場合には前記上限値を前記最大上限値まで順次大きくして前記乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、フレームの送受信の制御及び前記乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを前記送信待ち時間設定部に設定する制御部と、を有し、前記制御部は、電池残量が少ないことを前記電池残量検知部が通知してきた場合に、通常時の前記最小上限値より小さな最小上限値を前記送信待ち時間設定部に設定すること、を特徴とするものである。
本発明によれば、電池残量が少なくなったパワーセーブ通信端末がフレームを送信する時に、通常よりも短い時間でフレーム送信が可能となるので、他の通信端末とのフレーム送信権の獲得競争に勝ちやすくなり、他の通信端末のフレーム送信中にパワーオンしておく確率を小さくでき、その結果、通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化を図ることのできる通信端末が得られる。
第1の発明の通信端末は、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、電池の残量を検知する電池残量検知部と、フレームを受信する受信部と、フレームを送信する送信部と、送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、送信部より送信フレームを送信した後に送信した送信フレームに対する受信応答のフレームがフレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、送信フレームの最初の送信時には最小上限値を上限値として乱数を発生させ、再送制御部が送信フレームの再送を決定した場合には上限値を最大上限値まで順次大きくして乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、フレームの送受信の制御及び乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを送信待ち時間設定部に設定する制御部と、を有し、制御部は、電池残量が少ないことを電池残量検知部が通知してきた場合に、通常時の最小上限値より小さな最小上限値を送信待ち時間設定部に設定すること、を特徴としたものである。これにより、電池残量が少なくなったパワーセーブ通信端末がフレームを送信する時に通常よりも短い時間でフレーム送信が可能となるので、他の通信端末とのフレーム送信権の獲得競争に勝ちやすくなり、他の通信端末のフレーム送信中にパワーオンしておく確率を小さくでき、その結果、通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化が図られる、という作用を有する。
第2の発明の通信端末は、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、電池の残量を検知する電池残量検知部と、フレームを受信する受信部と、フレームを送信する送信部と、送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、送信部より送信フレームを送信した後に送信した送信フレームに対する受信応答のフレームがフレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、送信フレームの最初の送信時には最小上限値を上限値として乱数を発生させ、再送制御部が送信フレームの再送を決定した場合には上限値を最大上限値まで順次大きくして乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、フレームの送受信の制御及び乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを送信待ち時間設定部に設定する制御部と、を有し、主制御部は、電池残量が少ないことを電池残量検知部が通知してきた場合に、送信待ち時間設定部に対して最大上限値を最小上限値と同じ値に設定すること、を特徴としたものである。これにより、電池残量が少なくなったパワーセーブ通信端末がフレームを送信する時に、通常よりも短い時間でフレーム再送が可能となるので、他の通信端末とのフレーム再送権の獲得競争に勝ちやすくなり、他の通信端末のフレーム送信中にパワーオンしておく確率を小さくでき、その結果、通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化が図られる、という作用を有する。
第3の発明の通信端末は、第1または2に記載の通信端末において、制御部は、電池残量が少ないことを電池残量検知部が通知してきた場合に、自端末の電池残量が少ないことを通知する電池残量少フレームを送信フレーム生成部に生成させ、電池残量少フレームを送信部により他の通信端末に送信させること、を特徴としたものである。これにより、自端末の電池残量が少ないことが他の通信端末に確実に通知される、という作用を有する。
第4の発明の通信端末は、電池の残量を検知する電池残量検知部と、フレームを受信する受信部と、フレームを送信する送信部と、送信部より送信するフレームを生成する送信フレーム生成部と、受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、送信部より送信フレームを送信した後に送信した送信フレームに対する受信応答のフレームがフレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、送信フレームの最初の送信時には最小上限値を上限値として乱数を発生させ、再送制御部が送信フレームの再送を決定した場合には上限値を最大上限値まで順次大きくして乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、フレームの送受信の制御及び乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを送信待ち時間設定部に設定する制御部と、を有し、制御部は、他の通信端末から電池残量が少ない旨の通知を受信した場合に、他の通信端末宛の送信フレームの送信時に、通常時の最小上限値より小さな最小上限値を送信待ち時間設定部に設定すること、を特徴としたものである。これにより、通信端末は電池残量が少なくなった他の通信端末にフレームを送信する際に通常よりも短い時間でフレーム送信が可能となるので、その他の通信端末とのフレーム送信権の獲得競争に勝ちやすくなり、その他の通信端末のフレーム送信中に電池残量が少なくなった他の通信端末にパワーオンしておいてもらう確率を小さくでき、その結果、電池残量が少なくなった他の通信端末が通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化が図られる、という作用を有する。
第5の発明の通信端末は、電池の残量を検知する電池残量検知部と、フレームを受信する受信部と、フレームを送信する送信部と、送信部より送信するフレームを生成する送信フレーム生成部と、受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、送信部より送信フレームを送信した後に送信した送信フレームに対する受信応答のフレームがフレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、送信フレームの最初の送信時には最小上限値を上限値として乱数を発生させ、再送制御部が送信フレームの再送を決定した場合には上限値を最大上限値まで順次大きくして乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、フレームの送受信の制御及び乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを送信待ち時間設定部に設定する制御部と、を有し、制御部は、他の通信端末から電池残量が少ない旨の通知を受信した場合に、他の通信端末宛の送信フレームの送信時に、送信待ち時間設定部に対して最大上限値を最小上限値と同じ値に設定すること、を特徴としたものである。これにより、通信端末から電池残量が少なくなった他の通信端末にフレームを再送する際に通常よりも短い時間でフレーム再送が可能となるので、その他の通信端末とのフレーム再送権の獲得競争に勝ちやすくなり、その他の通信端末のフレーム送信中に電池残量が少なくなった他の通信端末にパワーオンしておいてもらう確率を小さくでき、その結果、電池残量が少なくなった他の通信端末が通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化が図られる、という作用を有する。
第6の発明の通信端末は、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、電池の残量を検知する電池残量検知部と、フレームを受信する受信部と、フレームを送信する送信部と、送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、送信部のパワーオンとパワーオフとを切り替えるパワーオン・オフ部と、送信フレームを格納する送信フレーム内容格納部と、フレームの送受信を制御し、パワーオン・オフ部に送信部のパワーオンまたはパワーオフの指示を設定する制御部と、を有し、制御部は、電池残量が少ないことを電池残量検知部が通知してきた場合に、送信フレーム内容格納部に複数の送信フレームが格納されたことを条件としてパワーオン・オフ部に送信部のパワーオンを設定し、複数の送信フレームを送信部より送信させること、を特徴としたものである。これにより、電池残量が少なくなったパワーセーブ通信端末がフレームを送信する時に、複数のフレームを一度に送信するので、フレームを送信するためにパワーオン状態にするために必要とされていたセットアップ時間の回数を減らすことが可能となり、その結果、通信端末のパワーオン時間を短くできるので通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化が図られる、という作用を有する。
第7の発明の通信端末は、管理端末に管理され、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、電池の残量を検知する電池残量検知部と、フレームを受信する受信部と、フレームを送信する送信部と、送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、パワーオンまたはパワーオフの指示に基づいて、受信部と送信部と送信フレーム生成部とフレーム内容読み出し部とのパワーオンとパワーオフとを切り替えるパワーオン・オフ部と、送信フレームを格納する送信フレーム内容格納部と、フレームの送受信を制御し、パワーオン・オフ部にパワーオンまたはパワーオフの指示を設定する制御部と、を有し、制御部は、電池残量が少ないことを電池残量検知部が通知してきた場合に、送信フレーム内容格納部に送信フレームが格納されたタイミングではフレームの送信を行わずに、管理端末からの基準フレームの受信タイミングに合わせてパワーオン・オフ部にパワーオンの指示を設定し、さらにフレーム内容読み出し部が基準フレームの受信を通知した場合に、送信フレーム内容格納部に格納されている送信フレームを送信部より送信させること、を特徴としたものである。これにより、電池残量が少なくなったパワーセーブ通信端末は、管理端末の基準フレームを受信するためにパワーオンした時にフレームの送信を行い、通信端末のフレーム送信のためだけにパワーオン状態にするために必要とされていたセットアップ時間が不要となり、その結果、通信端末のパワーオン時間を短くできるので通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化が図られる、という作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図12を用いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について図1乃至図8を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる通信端末の一例を示す外観斜視図である。図1において、1a、1bは通信端末であり、101は通信端末1a、1bの筐体である。102は、筐体101の外面に設けられ、電話番号などを表示するLCD(Liquid Crystal Display)である。103は筐体101の外面に設けられ、電話番号を指定するためのボタンなどで構成されるキーマトリックスである。104は、筐体101の外面に設けられたマイクであり、105aは筐体101の外面から突出して設けられ、電波を送受信するアンテナ223aである。また、106は筐体101の外面に設けられ、話し相手からの音声を出力するスピーカである。
このように構成された本実施の形態における通信端末1a、1bは、携帯可能な電話器である。なお、通信端末の一例として、図1に電話器を示したが、本発明にかかる通信端末は特に電話器に限る必要はない。本発明にかかる通信端末は、アクセスポイントを含む他の通信端末と接続可能な機能を備えた機器(例えばパーソナルコンピュータ等の電子機器)であってもよい。
図2は、通信端末のハードウェアの一例を示すブロック図である。図2において、110は、破線で示す筐体101内の回路モジュールである。111は、回路モジュール110に実装されたベースバンドIC(Integrated Circuit)であり、124は回路モジュール110に実装された無線モジュールである。
111aはベースバンドIC111に設けられたCPU(Central Proccessing Unit)であり、111bはベースバンドIC111に設けられて音声処理を行うVoIP(Voice over Internet Protocol)ブロックである。また、111cはベースバンドIC111に設けられた、無線LAN(Local Area Network)のMAC(Medium Access Control)層を制御する無線MACブロックである。111dはベースバンドIC111に設けられたメインバスであり、111eはベースバンドIC111に設けられたローカルバスである。
112は回路モジュール110に実装されたSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、113は回路モジュール110に実装されたFlash ROM(Flash Read Only Memory)である。
ベースバンドIC111内のCPU111a、VoIPブロック111b、及び無線MACブロック111cは、メインバス111dを介して、SDRAM112及びFlash ROM113に接続されている。
また、図2において、102は回路モジュール110に実装されたLCD、114は回路モジュール110に実装されてLCDの電源を制御するLCD電源制御IC、116は回路モジュール110に実装され、必要なDC(Direct Current)電圧に変換するDC−DC(Direct Current to Direct Current)変換器である。118は回路モジュール110に実装され、初期化信号を通知するリセットICであり、120は回路モジュール110に実装されるとともに電池121に接続され、電池121の電圧を測定することにより電池残量が少なくなったことを通知する電池残量検知ICである。
CPU111aは、ローカルバス111eを介して、LCD102、LCD電源制御IC114、DC−DC変換器116、リセットIC118及び電池残量検知IC120に接続されている。
117は、電池121に接続されてLCD102に必要な電圧に昇圧するLCD電源用昇圧回路である。また、電池121には、電池残量検知IC120の他に、LCD電源用昇圧回路117、リセットIC118及びダイオード119を介してDC−DC変換器116が接続されている。
122はマイク104からの信号を増幅するアンプ、123はスピーカ106への信号を増幅するアンプであり、アンプ122、123はそれぞれ、マイク104及びスピーカ106に接続されている。また、CPU111a及びVoIPブロック111bは、ローカルバス111eを介してアンプ122及びアンプ123に接続されている。
また、図2において、115は回路モジュール110に実装され、ベースバンドIC111にクロックを供給する発振器である。126は回路モジュール110に実装され、使用するアンテナをベースバンドIC111から切り替えるアンテナ切り替えSW(SWitch)である。ベースバンドIC111は、キーマトリックス103、発振器115、無線モジュール124及びアンテナ切り替えSW126に接続されている。
124aは無線モジュール124が備える送受信切り替えSW、124bは無線モジュール124が備える受信信号を増幅するLNA(Low Noise Amplifier)、124cは無線モジュール124が備える送信信号を増幅するPA(Power Amplifier)である。また、124dは無線モジュール124に備えられ、無線信号への変調及び無線信号からの復調を行うRF(Radio Frequency)変復調器である。
また、125は無線モジュール124にクロックを供給する発振器であり、無線モジュール124は、発振器125及びアンテナ切り替えSW126に接続されている。アンテナ切り替えSW126は、図1に示した外部アンテナ105aと、内部アンテナ105bとに接続されている。
図3は、通信端末の一種である管理端末の一例の前面を示す外観斜視図、図4は、管理端末の一例の背面を示す外観斜視図である。図3に示す本実施の形態における管理端末2は、ルータである。
図3において、21は管理端末2の筐体であり、22は筐体21の前面に設けられたLED(Light Emitting Diode)などの表示部である。
図4において、23は筐体21の背面に設けられたDC電源コネクタ、24は筐体21の背面に設けられたRJ45などLAN用モジュラージャック、25は筐体21の背面に設けられたWAN(Wide Area Network)用モジュラージャックである。また、26はDC電源コネクタ23に接続された平行ケーブルなどの電力線であり、27はLAN用モジュラージャック24及びWAN用モジュラージャック25に接続されるLANケーブルである。
なお、管理端末の一例として、図3及び図4にルータを示したが、本発明にかかる管理端末は特にこれに限る必要はない。本発明にかかる管理端末は、アクセスポイントの機能を備えた機器(例えばテレビ等の家電機器)であってもよい。
図5は、管理端末2のハードウェアの一例を示すブロック図である。図5において、210は破線で示す筐体21内の回路モジュールである。211は回路モジュール210に実装されたメインIC、219は回路モジュール210に実装された無線LANコントローラ、220は回路モジュール210に実装された無線モジュールである。
211aはメインIC211に設けられたCPU、211fはメインIC211に設けられたメインバス、211gはメインIC211に設けられたローカルバス、211bはメインIC211に設けられたバス上のデータの流れを制御するBCU(Bus Control Unit)である。211c及び211dはEthernet(登録商標)のMAC層を制御するMACブロック(EMAC)、211eはPCI(Periphheral Component Interconnect Unit)バスを制御するPCIUである。
また、214は回路モジュール210に実装されたSDRAM、215は回路モジュール210に実装されたFlash ROM、212はメインIC211にクロックを供給する発振器、22はLEDなどの表示部、213はメインIC211に初期化信号を出力するリセットICである。
そして、メインIC211内のCPU211a及びBCU211bは、メインバス211fを介して、SDRAM214及びFlash ROM215に接続されている。また、CPU211a及びBCU211bは、ローカルバス211gを介して、発振器212と、表示部22と、リセットIC213と、に接続されている。
216及び217は、Ethernet(登録商標)の物理層を制御するEPHY(Ethernet(登録商標) PHYsical layer)・ICである。メインIC211内のEMACブロック211c、211dはそれぞれ、EPHY(Ethernet(登録商標) PHYsical layer)・IC216、217に接続されており、EPHY・IC216、217はそれぞれ、WAN用モジュラージャック24、LAN用モジュラージャック25に接続されている。
218は回路モジュール210に実装され、DC電源コネクタ23から供給されるDC電圧をメインIC211で必要なDC電圧に変換するDC−DC変換器である。メインIC211は、DC−DC変換器218を介して、DC電源コネクタ23に接続されている。
219aは無線LANコントローラ219に備えられてMAC層を制御するMACブロック、219bは無線LANコントローラ219に備えられて物理層を制御するPHYブロックである。メインIC211内のPCIU211eは、MACブロック219aを介して、PHYブロック219bに接続されている。
無線モジュール220は、メインIC211から送信または受信状態が設定される。220aは無線モジュール220が備える送受信切り替えSW、220bは無線モジュール220が備える受信信号を増幅するLNA、220cは無線モジュール220が備える送信信号を増幅するPAである。送受信切り替えSW220aは、メインIC211から使用するアンテナを切り替えるアンテナ切り替えSW222を介して、アンテナ223a、223bに接続されている。また、220dは無線モジュール220に備えられ、無線信号への変調及び無線信号からの復調を行うRF変復調器であり、無線LANコントローラ219内のPHYブロック219bに接続されている。221は無線モジュール220に接続され、無線モジュール220にクロックを供給する発振器である。
図6は、通信端末の機能ブロック図である。図6において、150は送信部、160は受信部、111c1は送信フレーム生成部、111c2は送信待ち時間設定部、111c3は再送制御部、111c4はフレーム内容読み出し部、120は電池残量検知部、112は送信フレーム内容格納部(SDRAM)、111a1は主制御部、111a2はパワーオン・オフ部である。
ここで、送信フレーム生成部111c1、送信待ち時間設定部111c2、再送制御部111c3及びフレーム内容読み出し部111c4は無線MACブロック111cの一部である。主制御部111a1及びパワーオン・オフ部111a2は、ベースバンドIC111の一部であるCPU111aの一部である。送信部150及び受信部160は、無線モジュール124、発振器125、アンテナ切り替えSW126、外部アンテナ105a及び内部アンテナ105bから構成される。
電池残量検知部120は、電池電圧が所定の電圧よりも低くなると主制御部111a1に電池残量が少なくなったことを通知する。また、電池残量検知部120は、電池電圧が所定の電圧よりも低くなっていない場合には、電池電圧が所定の電圧よりも低くなっていないことを主制御部111a1に通知する。
パワーオン・オフ部111a2は、主制御部111a1から電力供給を行わないように通知された場合には送信部150、受信部160及び無線MACブロック111cをパワーオフし、電力供給を行うように通知された場合には送信部150、受信部160及び無線MACブロック111cをパワーオンする。再送制御部111c3は、送信フレーム生成部111c1で生成されたフレームを送信部150から送信した後に、フレーム内容読み出し部111c4に受信応答フレームが検知されなかった場合にフレームを再送するかどうかを判断する。
送信部150はフレームを空中に送信し、受信部160は空中よりフレームを受信する。受信部160で受信されたフレームはフレーム内容読み出し部111c4に受け渡され、フレーム内容読み出し部111c4は受け渡されたフレームが正常でない場合には破棄し、フレームが正常な場合、フレーム内容が受信応答の場合には再送制御部111c3に通知し、受信応答でない場合には主制御部111a1に通知する。
次に、電池残量検知部120が、電池電圧が所定の電圧よりも低くなっていないことを主制御部111a1に通知している場合、すなわち通常時のフレーム送信について説明する。主制御部111a1は、送信待ち時間設定部111c2にフレームを送信する場合のオフセット値、最小上限値及び最大上限値を設定する。主制御部111a1は、送信フレーム生成部111c2に、送信フレーム内容格納部112に格納されているフレーム内容を通信路に送信可能なフレームに生成させる。送信フレーム生成部111c1は、生成したフレームを送信することを送信待ち時間設定部111c2に通知する。
送信待ち時間設定部111c2は、送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて前記送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定する。送信フレームの最初の送信時には最小上限値を上限値として乱数を発生させ、再送制御部111c3が送信フレームの再送を決定した場合には上限値を最大上限値まで順次大きくして乱数を発生させる。
このような処理機能を有する送信待ち時間設定部111c2は、0と主制御部111a1に設定された最小上限値の範囲から任意の値を送信待ち基本単位時間数として決定し、受信部160の出力の監視を開始する。送信待ち時間設定部111c2は、オフセット値に基本単位時間を掛けた時間の間に受信部160から出力がないことを確認する(以後、オフセット時間確認と呼ぶ)と、その後の基本単位時間の経過毎に送信待ち基本単位時間数を1つ減らしていく(以後、送信待ち減算処理と呼ぶ)。
送信待ち基本単位時間数が0になる前に受信部160から出力があると、送信待ち時間設定部111c2は、送信待ち減算処理を中断し、再度オフセット時間確認を行った後で送信待ち減算処理を再開する。送信待ち基本単位時間数が0になった時に、送信待ち時間設定部111c2は送信フレーム生成部111c1に送信許可を通知する。送信許可を通知された送信フレーム生成部111c1は、送信フレームを送信部150に受け渡す。送信フレームは、送信部150から空中に送信される。
この時、送信フレームの送信先が1つだけのユニキャストフレームの場合には、送信フレーム生成部111c1は、送信フレームを送信することを再送制御部111c3に通知する。再送制御部111c3は、基本単位時間内に送信先からの受信応答フレームの受信がフレーム内容読み出し部111c4から通知されることを確認する。受信応答フレームの受信が通知されないと、再送制御部111c3は送信フレーム生成部111c1に送信フレームの再送を通知する。送信フレーム生成部111c1は、送信待ち時間設定部111c2に1回目の再送を行うことを通知する。
送信待ち時間設定部111c2は、0と最小上限値の次に大きい上限値の範囲から送信待ち基本単位時間として決定し、説明したように送信フレームの送信から受信応答フレームの受信確認を行う。再送制御部111c3は、主制御部111a1に設定された再送回数だけ説明したような送信フレームの送信から受信応答フレームの受信確認を行い、それでも受信応答フレームの受信に失敗すると再送処理を終了し、主制御部111a1に送信フレームの送信失敗を通知する。
電池電圧が所定の電圧よりも低くなっていることを電池残量検知部120が主制御部111a1に通知している場合のフレーム送信での上記動作との相違点は、主制御部111a1が、フレームを送信する場合の最小上限値に、電池電圧が所定の電圧よりも低くなっていない場合より小さい最小上限値を送信待ち時間設定部111c2に設定することである。
図7は、管理端末2の機能ブロック図である。図7において、250は送信部、260受信部、219a1は送信フレーム生成部、219a2は送信待ち時間設定部、219a3は再送制御部、219a4は、フレーム内容読み出し部、214は送信フレーム内容格納部(SDRAM)、211a1は主制御部である。
ここで、送信フレーム生成部219a1、送信待ち時間設定部219a2、再送制御部219a3及びフレーム内容読み出し部219a4は、MACブロック219aの一部である。送信部250及び受信部260は、無線モジュール220、発振器221、アンテナ切り替えSW222、アンテナ223a及びアンテナ223bから構成される。図7中において図6と同じ名称のもの動作は既に説明した図6の動作と同じである。
また、管理端末2において通信端末の電池電圧が所定の電圧よりも低くなっていることを通信端末から通知されている場合のフレーム送信では、主制御部211a1が、フレームを送信する場合の最小上限値に、電池電圧が所定の電圧よりも低くなっていない場合より小さい最小上限値を送信待ち時間設定部219a2に設定する。
図8は、実施の形態1における通信システムのあるタイミングでのタイムチャートであり、パワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末である通信端末1a、1bが管理端末2に保管されているフレームをそれぞれ1つずつ受信する場合を示している。また、管理端末2と通信端末1aとは本発明を実施しており、通信端末1bは本発明を実施していない。
時刻T80の時点までに通信端末1aの主制御部111a1は電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知されている。さらに、管理端末2の主制御部211aは、電池残量が少なくなっていることを通知するフレーム(電池残量少フレーム)を通信端末1aから受信しており、通信端末1aの電池残量が少ないことを通知されている。この電池残量少フレームは、通信端末1aの主制御部111a1が送信フレーム生成部111c1に生成させ、送信部150により管理端末2へ送信させている。
通信端末1aの主制御部111a1は、電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知されているので、電池残量が少ないことを通知してきていない場合の最小上限値より小さな最小上限値を送信待ち時間設定部111c2に設定する。また、管理端末2の主制御部211a1は、通信端末1aから該通信端末1aの電池残量が少なくなっていることを通知されているので、通信端末1aへのフレームの送信時に、通信端末1aの電池残量が少ないことを通知してきていない場合の最小上限値より小さな最小上限値を送信待ち時間設定部219c2に設定する。
図8において、Beaconフレーム800は管理端末2から送信されており、通信端末1a、1bの主制御部111a1は時刻T80のBeaconフレーム800を受信可能な時刻からパワーオンしている。本実施の形態では時刻T80の時点で管理端末2には通信端末1a、1b宛てにそれぞれ1つずつフレームを保管しており、それぞれのフレームの保管をBeaconフレーム800内で通知している。
Beaconフレーム800を受信した通信端末1a、1bは管理端末2にフレームが格納されていることを認識し、フレームの送信を要求するPS−Pollフレームを送信するために、Beaconフレーム800の送信終了時刻T81から競争を始める。ここで、通信端末1aの主制御部111a1は、電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知されているので、電池残量が少ないことを通知してきていない場合の最小上限値より小さな最小上限値を送信待ち時間設定部111c2に設定している。
そして、競争に勝った通信端末1aがPS−Pollフレーム801aを送信する。続いて、管理端末2は、PS−Pollフレーム801aの受信応答であるACKフレーム802を送信する。
管理端末2と通信端末1bとは、ACKフレーム802の送信終了時刻T82から競争を始める。そして競争に勝った管理端末2が、通信端末1a宛てのDataフレーム803を送信する。続いて通信端末1aは、Dataフレーム803の受信応答フレームであるACKフレーム802aを送信し、ACKフレーム802aの送信終了後にパワーオフする。
通信端末1bは、ACKフレーム802aの送信終了時刻T83から競争を始めるが、競争相手がいないのでPS−Poll801bを送信できる。続いて管理端末2は、PS−Pollフレーム801bの受信応答であるACKフレーム802を送信する。管理端末2は、ACKフレーム802の送信終了時刻T84から競争を始めるが、競争相手がいないのでData803を送信できる。続いて通信端末1bは、Dataフレーム803の受信応答フレームであるACKフレーム802bを送信し、ACKフレーム802bの送信終了後にパワーオフする。
空中に送信されるレートを11Mbps、通常の場合の最小上限値をWiFi(Wireless Fidelity)準拠製品で用いられている31に、電池が少ない場合の最小上限値を15として、Dataフレーム803をG.711のコーデックにより20ms間隔でサンプルされた音声データとすると、PS−POllフレーム801a−ACKフレーム802の平均時間は578.8μs、PS−POllフレーム801b−ACKフレーム802の平均時間は738.8μs、通信端末1a宛てのDataフレーム803−ACKフレーム802aの平均時間は726.1μs、通信端末1b宛てのDataフレーム803−ACKフレーム802bの平均時間は886.1μsとなる。
つまり、時刻T81から時刻T83の平均時間は、578.8+726.1=1304.9μsで、時刻T83から時刻T85の平均時間は、738.8+886.1=1624.9μsとなる。また、時刻T81から時刻T83の平均時間は電池が少ない場合の平均時間で、時刻T83から時刻T85の平均時間は通常の場合の平均時間でもあるので、1304.9/1624.9=0.803と、通信端末が1台しか存在しない場合でも19.7%の省電力化が図れることになる。
上記説明では時刻T81から開始された競争で通信端末1aが、時刻T82から開始された競争で管理端末2が勝つ場合を説明しているが、実際には必ず勝てるわけではない。勝つ確率は通常の場合の最小上限値と電池が少なくない場合の最小上限値によって異なる。
たとえば、通常の場合を31にし、電池が少ない場合の最小上限値を15とすると、全組合せが32×16=512通りで、通常の場合の最小上限値31の方が勝つ組合せは120通り、電池が少ない場合の最小上限値15の方が勝つ組合せは376通り、引き分ける組合せが16通りであり、それぞれの確率は23.4%、73.4%、3.1%となる。
また、通常の場合の最小上限値と電池が少ない場合の最小上限値が同じ31の場合は、全組合せが32×32=1024通りで、通常の場合の方が勝つ組合せは496通り、電池が少ない場合の方が勝つ組合せは496通り、引き分ける組合せが32通りであり、それぞれの確率は48.4%、48.4%、3.1%となる。
したがって、図8における時刻T81から開始された競争で通信端末1aが通信端末1bに勝つ確率が48.4%から73.4%となって通信端末1aが勝ちやすくなり、通信端末1bがPS−Poll810bを送信している時に通信端末1aがパワーオンしておく確率が下がるので平均的に低消費電力化が図れるものである。
また、同様に図8における時刻T82から開始された競争で管理端末2が通信端末1bに勝つ確率が48.4%から73.4%となって管理端末2が勝ちやすくなり、通信端末1bがPS−Poll810bを送信している時にパワーオンしておく確率が下がるので平均的に低消費電力化が図れるものである。
本実施の形態では通信端末が2つの場合について説明したが、通信端末の数はいくつでもよいことは言うまでもない。また、本実施の形態では通信端末1aと管理端末2の両方で最小上限値を小さくする場合について説明したが、どちらかだけの最小上限値を小さくしても構わない。
また、本実施の形態では最小上限値を通常時が31で、電池残量が少ない時が15の場合について説明したが、通常時の値より電池残量が少ない時の値が小さければそれぞれ何の値であっても構わない。また、本実施の形態では通信端末1aがACKフレーム802aの送信直後にパワーオフする場合について説明したが、管理端末2がACK802aを受信できなかった場合を考慮してある一定の時間パワーオンを継続する場合でも、平均パワーオン時間を短くする効果があるのは言うまでもない。
以上のように本実施の形態によれば、パワーオンとパワーオフを繰り返すパワーセーブ通信端末である通信端末1aが、自端末の電池残量が少ないことを検知した場合に、電池残量が少ないことを検知していない場合よりもフレーム送信待ち時間を選択する範囲を小さくする。また、該通信端末1aは、自端末の電池残量が少ないことを通信相手である管理端末2に通知して、電池残量が少ないことを通知されていない場合よりも管理端末2のフレーム送信待ち時間を選択する範囲を小さくしてもらう。これにより、電池残量が少なくなったパワーセーブ通信端末である通信端末1aは、フレームを送受信する際に通常よりも短いパワーオン時間でフレームの送受信が可能となり、その結果、通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに効果的に省電力化を行うことができる、という有利な効果が得られる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について図6、7、9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は実施の形態2における通信システムのあるタイミングでのタイムチャートである。通信端末1a、1bは、パワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末である。また、管理端末2と通信端末1aとは本発明を実施しており、通信端末1bは本発明を実施していない。
すなわち、通信端末1aでは、通常時、主制御部111a1は、送信待ち時間設定部111c2に対して乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを設定し、送信待ち時間設定部111c2はフレームの送信時にフレームを送信する前の待ち時間を選択する範囲を最小上限値から再送の度に順次大きくする。しかし、通信端末1aの主制御部111a1は、電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知された場合にはフレームの送信時に送信待ち時間設定部111c2に対して最大上限値を最小上限値と同じ値に設定して選択範囲を最小上限値から変更しない。
一方、通信端末1bでは、送信待ち時間設定部111c2は、フレームの送信時にフレームを送信する前の待ち時間を選択する範囲を最小上限値から再送の度に順次大きくする。
また、管理端末2では、通信端末1aから電池残量が少なくなっていることを通知された場合には、主制御部211aは通信端末1aへのフレームの送信時に送信待ち時間設定部219a2に対して最大上限値を最小上限値と同じ値に設定して選択範囲を最小上限値から変更しない。
時刻T90及び時刻T100の時点までに通信端末1aの主制御部111a1は電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知されている。さらに、管理端末2の主制御部211aは、電池残量が少なくなっていることを通知するフレーム(電池残量少フレーム)を通信端末1aから受信しており、通信端末1aの電池残量が少ないことを通知されている。この電池残量少フレームは、通信端末1aの主制御部111a1が送信フレーム生成部111c1に生成させ、送信部150により管理端末2へ送信させている。以下に本実施の形態の通信システムの動作を説明する。
まず、図9の場合について説明する。図9の期間において、通信端末1a、1bは、管理端末2に保管されているフレームをそれぞれ1つずつ受信している。図9において、Beaconフレーム900は管理端末2から送信されており、通信端末1a、1bの主制御部111a1は時刻T90のBeaconフレーム900を受信可能な時刻からパワーオンしている。本実施の形態では時刻T90の時点で管理端末2には通信端末1a、1b宛てにそれぞれ1つずつフレームを保管しており、それぞれのフレームの保管をBeaconフレーム900内で通知している。
Beaconフレーム900を受信した通信端末1a、1bは管理端末2にフレームが格納されていることを認識し、フレームの送信を要求するPS−Pollフレームを送信するために、Beaconフレーム900の送信終了時刻T91から競争を始める。ここで、通信端末1a、1bの0から最小上限値の間で選択した送信待ち基本単位時間数が同じであったためにPS−Pollフレーム901a’とPS−Pollフレーム901b’とが衝突し、管理端末2ではどちらのフレームも正常に受信できない。このため、管理端末2からACKフレーム902が送信されることはない。
通信端末1a、1bではACKフレーム902が規定の時間内に受信できなかったので時刻T91’で再送を決定し、競争を開始する。ここで、通信端末1aでは、主制御部111a1は電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知されているので、主制御部111a1はフレームの送信時に送信待ち時間設定部111c2に対して最大上限値を最小上限値と同じ値に設定して選択範囲を最小選択範囲から変更しない。一方、通信端末1bでは、送信待ち時間設定部111c2は、フレームの送信時にフレームを送信する前の待ち時間を選択する範囲を最小選択範囲から再送の度に順次大きくする。
そして、フレーム再送権の獲得競争に勝った通信端末1aが、PS−Pollフレーム901aを送信する。続いて管理端末2は、PS−Pollフレーム901aの受信応答であるACKフレーム902を送信する。
管理端末2と通信端末1aとは、ACKフレーム902の送信終了時刻T92から競争を始める。そして競争に勝った管理端末2が、通信端末1a宛てのDataフレーム903を送信する。続いて通信端末1aは、Dataフレーム903の受信応答フレームであるACKフレーム902aを送信し、ACKフレーム902aの送信終了後にパワーオフする。
通信端末1bは、ACKフレーム902aの送信終了時刻T3から競争を始めるが、競争相手がいないのでPS−Poll901bを送信できる。続いて管理端末2は、PS−Pollフレーム901bの受信応答であるACKフレーム902を送信する。管理端末2はACKフレーム902の送信終了時刻T94から競争を始めるが、競争相手がいないのでData903を送信できる。続いて通信端末1bは、Dataフレーム903の受信応答フレームであるACKフレーム902bを送信し、ACKフレーム902bの送信終了後にパワーオフする。
上記説明では時刻T91’から開始された競争で通信端末1aが勝つ場合を説明しているが、実際には必ず勝てるわけではない。勝つ確率は通常の場合の最初の再送の上限値と電池が少なくない場合の最初の再送の上限値によって異なる。
たとえば、通常の場合の最初の再送の上限値をWiFi準拠製品で用いられている63にし、電池が少ない場合の最初の再送の上限値を31とすると、全組合せ64×32=2048通りの中で、上限値63の方が勝つ組合せは496通り、上限値31の方が勝つ組合せは1520通り、引き分ける組合せが32通り、それぞれの確率は24.2%、74.2%、1.6%となる。
通常の場合と電池が少ない場合の最初の再送の上限値が同じ63の場合は、全組合せが64×64=4096通りで、通常の場合の方が勝つ組合せは2016通り、電池が少ない場合の方が勝つ組合せは2016通り、引き分ける組合せが64通り、それぞれの確率は49.2%、49.2%、1.6%となる。
したがって、図9における時刻T91’から開始された競争で通信端末1aが通信端末1bに勝つ確率が49.2%から74.2%となって通信端末1aが勝ちやすくなり、通信端末1bがPS−Poll810bを送信している時に通信端末1aがパワーオンしておく確率が下がるので平均的に通信端末1aの低消費電力化が図れるものである。
次に、図10の場合について説明する。図10の期間において、本発明を実施している通信端末1aは管理端末2からフレームを1つ受信し、本発明を実施していない通信端末1bは管理端末2宛てにフレームを1つ送信している。図10において、Beaconフレーム1000は、管理端末2から送信されており、通信端末1a、1bは時刻T100のBeaconフレーム1000を受信可能な時刻からパワーオンしている。本実施の形態では時刻T100の時点で管理端末2には通信端末1a宛てにフレームを保管しており、フレームの保管をBeaconフレーム1000内で通知している。
通信端末1aは、管理端末2にフレームが格納されていることを認識し、フレームの送信を要求するPS−Pollフレームを送信するために、通信端末1bは、管理端末2にフレームが格納されていないことを認識し、準備されている管理端末2宛のフレームを送信するために、Beaconフレーム1000の送信終了時刻T1001から競争を始める。そして、競争に勝った通信端末1aは、PS−Pollフレーム1001aを送信する。続いて管理端末2は、PS−Pollフレーム1001aの受信応答であるACKフレーム1002を送信する。
管理端末2と通信端末1bとは、ACKフレーム1002の送信終了時刻T102から競争を始めるが、管理端末2の0から最小上限値の間で選択した送信待ち基本単位時間数と通信端末1bのT102の時点で残っていた送信待ち基本単位時間数が同じであったためにDataフレーム1003’と1003b’とが衝突し、管理端末2と通信端末1aではどちらのフレームも正常に受信できない。このため、管理端末2からACKフレーム1002が送信されることはなく、また通信端末1aから1002aが送信されることもない。
管理端末2及び通信端末1bでは、ACKフレーム1002と1002aとが規定の時間内に受信できなかったので時刻T102’で再送を決定し、競争を開始する。ここで、管理端末2では、通信端末1aから電池残量が少なくなっていることを通知されているので、主制御部211aは通信端末1aへのフレームの送信時に送信待ち時間設定部219a2に対して最大上限値を最小上限値と同じ値に設定して選択範囲を最小上限値から変更しない。一方、通信端末1bでは、送信待ち時間設定部111c2は、フレームの送信時にフレームを送信する前の待ち時間を選択する範囲を最小上限値から再送の度に順次大きくする。
そして、フレーム再送権の獲得競争に勝った管理端末2がDataフレーム1003を送信する。続いて通信端末1aは、Dataフレーム1003の受信応答であるACKフレーム1002aを送信し、ACKフレーム1002aの送信終了後にパワーオフする。
通信端末1bは、ACKフレーム1002aの送信終了時刻T103から競争を始めるが、競争相手がいないのでDataフレーム1003bを送信できる。続いて管理端末2は、Dataフレーム1003bの受信応答であるACKフレーム1002を送信し、ACKフレーム1002の受信終了後に通信端末1bはパワーオフする。
上記説明では時刻T102’から開始された競争で管理端末2が勝つ場合を説明しているが、実際には必ず勝てるわけではない。勝つ確率は通常の場合の最初の再送の上限値と電池が少なくない場合の最初の再送の上限値によって異なる。
たとえば、通常の場合の最初の再送の上限値をWiFi準拠製品で用いられている63にし、電池が少ない場合の最初の再送の上限値を31とすると、全組合せ64×32=2048通りの中で、上限値63の方が勝つ組合せは120通り、上限値31の方が勝つ組合せは1520通り、引き分ける組合せが32通り、それぞれの確率は24.2%、74.2%、1.6%となる。
したがって、図10の時刻T102’から開始された競争で管理端末2が通信端末1bに勝つ確率が49.2%から74.2%となって管理端末2が勝ちやすくなり、通信端末1bがData1003bを送信している時にパワーオンしておく確率が下がるので平均的に通信端末1aの低消費電力化が図れるものである。
本実施の形態では、通信端末が2つの場合について説明したが、通信端末の数はいくつでもよいことは言うまでもない。また、本実施の形態では通信端末1aと管理端末2の両方で再送時に最小上限値を変更しない場合について説明したが、どちらかだけの最小上限値を変更しなくても構わない。
また、本実施の形態では最初の再送の上限値を通常時が63で、電池残量が少ない時の上限値を31固定の場合について説明したが、再送時の上限値より電池残量が少ない時の固定された上限値が小さければそれぞれ何の値であっても構わない。また、本実施の形態では通信端末1aがACKフレーム902a、1002aの送信直後にパワーオフする場合について説明したが、管理端末2がACK902a、1002aを受信できなかった場合を考慮してある一定の時間パワーオンを継続する場合でも、平均パワーオン時間を短くする効果があるのは言うまでもない。
以上のように本実施の形態によれば、管理端末2にパワーオンとパワーオフを繰り返すパワーセーブ通信端末である通信端末1aがフレームを送信する際に、通信端末1aは、電池残量が少ないことを検知していない場合には、フレームを送信する前の待ち時間を選択する範囲を最小上限値から再送の度に順次大きくし、電池残量が少ないことを検知した場合には、選択範囲を最小上限値から変更しない。これにより、電池残量が少なくなったパワーセーブ通信端末である通信端末1aは、フレームを送信する際に通常よりも短い時間でフレーム再送が可能となり、その結果パワーオン時間を短くできるので、通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに効果的に省電力化を行うことができる、という有利な効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、パワーオンとパワーオフを繰り返すパワーセーブ通信端末である通信端末1aに管理端末2がフレームを送信する際に、管理端末2が通信端末1aから電池残量が少ないことを通知されていない場合にはフレームを送信する前の待ち時間を選択する範囲を最小上限値から再送の度に順次大きくし、通信端末1aから電池残量が少ないことを通知されている場合には、選択範囲を最小上限値から変更しない。これにより、電池残量が少なくなった通信端末1aがフレームを受信する時に、通信端末1aにフレームを再送する管理端末2が通常よりも短い時間でフレーム再送することが可能となる。したがって、通信端末1bとのフレーム再送権の獲得競争に勝ちやすくなり、通信端末1bのフレーム送信中に通信端末1aにパワーオンしておいてもらう確率を小さくでき、その結果、通信端末1aが通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに省電力化を行うことができるという有利な効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について図6、7及び図11を用いて説明する。図11は、実施の形態3による通信システムのあるタイミングでのタイムチャートである。通信端末1a、1bはパワーオンとパワーオフを繰り返すパワーセーブ通信端末である。通信端末1aは本発明を実施しており、通信端末1bは本発明を実施していない。すなわち、通信端末1aでは、電池残量が少ないことを電池残量検知部120が主制御部111a1に通知した場合には、送信フレーム内容格納部112に複数のフレームが格納されたことを条件として主制御部111a1がパワーオン・オフ部111a2にパワーオンを設定して複数のフレームを1度に送信する。一方、通信端末1aでは、通常のフレーム送信を行う。
また、時刻T11aの時点までに通信端末1aの主制御部111a1は電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知されている。
以下に本実施の形態の通信システムの動作を説明する。図11の期間において、通信端末1a、1bは管理端末2宛てのフレームをそれぞれ同じ周期111a及び111bで2つずつ送信している。通信端末1bにおいては、時刻T11b及び時刻T11b’で管理端末2宛てのフレームが準備され、時刻T11b及び時刻T11b’でパワーオンして1つずつフレームの送信を行っている。そして、通信端末1bは、フレームの送信が終了する毎にパワーオフしている。
通信端末1aにおいては、時刻T11a及び時刻T11a’で管理端末2宛てのフレームが1つずつ準備されているが(図示せず)、時刻T11aでは管理端末2宛てのフレームが1つしか準備されていないので、時刻T11aではパワーオンせずに、管理端末2宛てのフレームが2つ準備されたT11a’でパワーオンしてフレームを送信している。そして、通信端末1aは、フレームの送信の終了後にパワーオフしている。
ここで、図11における通信端末1aと通信端末1bとのパワーオン時間の具体的な差を考えてみる。通信端末1aのパワーオン時間1110aは、固定の値ではないが平均値としては「セットアップ時間1112a+(平均Data1103a−ACK1102時間)×2」から構成される。通信端末1bのパワーオン時間1110bは、「セットアップ時間1112b+平均Data1103b−ACK1102時間」から構成される。
セットアップ時間1112a,1112bは、パワーオフされていた回路を動作可能にする時間であり、回路の電源をONにして動作設定を行う時間が含まれ、一般的に数ms〜数十msの時間を必要とする。また、「平均Data1103a−ACK1102時間」と「平均Data1103b−ACK1102時間」は、Data1103a、1103bの最小上限値と送信バイト及び送信レートが同じであれば同じ値になり、図11ではそれぞれ同じであることを仮定している。
この場合、図11における通信端末1aの全パワーオン時間はパワーオン時間1110aのみの「セットアップ時間1112a+(平均Data1103a−ACK1102時間)×2」である。また、通信端末1bの全パワーオン時間は「パワーオン時間1110b×2」の「(セットアップ時間1112b+平均Data1103b−ACK1102時間)×2」である。したがって、通信端末1bより通信端末1aの方がセットアップ時間の1つ分だけパワーオン時間を短くすることができる。
空中に送信されるレートを11Mbps、最小上限値を31として、Dataフレーム1103aをG.711のコーデックにより20ms間隔でサンプルされた音声データとすると、Dataフレーム1103a−ACKフレーム1102の平均時間は886.1μsとなる。セットアップ時間1112a、1112bを2msと仮定する。
通信端末1aの全パワーオン時間は、「セットアップ時間1112a+(平均Data1103a−ACK1102時間)×2」=(2000+886.1×2)=3772.2μsである。また、通信端末1bの全パワーオン時間は、「(セットアップ時間1112b+平均Data1103a−ACK1102時間)×2」=((2000+886.1)×2)=5772.2μsである。よって、3772.2/5772.2=0.654なので、図11の期間では34.6%の消費電力削減が図れることになる。
本実施の形態では通信端末が2つの場合について説明したが、通信端末の数はいくつでもよいことは言うまでもない。また、本実施の形態では通信端末1aが2つのフレームが準備された場合に送信を行う場合について説明したが、2つのフレームに限定するものではなく、2つ以上のフレームが準備された場合に送信を行えばよいことは言うまでもない。
以上のように本実施の形態によれば、パワーオンとパワーオフを繰り返すパワーセーブ通信端末である通信端末1aが管理端末2にフレームを送信する際に、通信端末1aは、自端末の電池残量が少ないことを検知した場合に、複数のフレームが準備されたタイミングでパワーオンして複数フレームを送信する。すなわち、電池残量が少なくなった通信端末1aは、フレームを送信するときに複数のフレームを一度に送信する。これにより、電池残量が少なくなった通信端末1aは、フレームを送信するためにパワーオン状態にするために必要とされていたセットアップ時間の回数を減らすことが可能となり、その結果、パワーオン時間を短くできるので通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに効果的に省電力化を行うことができる、という有利な効果が得られる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について図6、7及び図12を用いて説明する。図12は、実施の形態4による通信システムのあるタイミングでのタイムチャートである。通信端末1a、1bはパワーオンとパワーオフを繰り返すパワーセーブ通信端末である。通信端末1aは本発明を実施しており、通信端末1bは本発明を実施していない。すなわち、通信端末1aでは、電池残量が少ないことを電池残量検知部120が主制御部111a1に通知してきた場合に、通信端末1aの主制御部111a1は、送信フレーム内容格納部112にフレームが格納されたタイミングではフレームの送信を行わずに、管理端末2の基準フレームのタイミングに合わせてパワーオン・オフ部111a2にパワーオンを設定して送信部150をパワーオンする。そして、フレーム内容読み出し部111c4が基準フレームの受信を通知してきた場合に、その時点で送信フレーム内容格納部112にフレームが格納されている場合に該フレームを送信する。一方、通信端末1bは、通常のフレーム送信を行う。
また、時刻T12aの時点までに、通信端末1aの主制御部111a1は、電池残量検知部120から電池残量が少なくなっていることを通知されている。
以下に本実施の形態の通信システムの動作を説明する。図12の期間で、通信端末1a、1bは、管理端末2宛てのフレームをそれぞれ同じ周期1211a及び1211bで2つずつ送信している。通信端末1bにおいては、時刻T12b及び時刻T12b’で管理端末2宛てのフレームが準備され、時刻T12b及び時刻T12b’でパワーオンしてフレームの送信を行っている。また、通信端末1bは、時刻T120のBeaconフレーム1200を受信するために、時刻T120よりもパワーアップ時間1212a、1212b分早い時刻T120’でパワーオンしている。
通信端末1aは、時刻T12a及び時刻T12a’で管理端末2宛てのフレームが準備されているが(図示せず)、時刻T12a及びT12a’ではパワーオンせずに、時刻T120のBeaconフレーム1200の受信に続けて、管理端末2宛ての2つのフレームを一度に送信している。
ここで、図12における通信端末1aと通信端末1bとのパワーオン時間の具体的な差を考えてみる。通信端末1aのパワーオン時間1210aは、「セットアップ時間1212a+Beaconフレーム1200受信時間+(平均Data1203a−ACK1102時間)×2」から構成される。通信端末1bのパワーオン時間1210bは、「セットアップ時間1212b+平均Data1203b−ACK1202」から構成される。通信端末1bのパワーオン時間1210b’は、(セットアップ時間1212b+Beaconフレーム1200受信時間」から構成される。
セットアップ時間はパワーオフされていた回路を動作可能にする時間であり、回路の電源をONにして動作設定を行う時間が含まれ、一般的に数ms〜数十msの時間を必要とする。また、「平均Data1203a−ACK1202時間」と「平均Data1203b−ACK1202時間」は、Data1203a、1203bの最小上限値と送信バイト及び送信レートが同じであれば同じ値になり、図12ではそれぞれ同じであることを仮定している。
この場合、図12における通信端末1aの全パワーオン時間は、パワーオン時間1210aのみの「セットアップ時間1212a+Beaconフレーム1200受信時間+(平均Data1203a−ACK1102時間)×2)」である。また、通信端末1bの全パワーオン時間は、「パワーオン時間1210b×2+パワーオン時間1210b’」の「セットアップ時間1212b×3+Beaconフレーム1200受信時間+(平均Data1203a−ACK1102時間)×2」である。したがって、通信端末1bより通信端末1aの方がセットアップ時間の2つ分だけパワーオン時間を短くすることができる。
空中に送信されるレートを11Mbps、最小上限値を31として、Dataフレーム1103aをG.711のコーデックにより20ms間隔でサンプルされた音声データとすると、Dataフレーム1203a+ACKフレーム1202の平均時間は886.1μsとなる。また、Beaconフレーム1200の送信レートを1Mbpsとすると概ね1msの時間を必要とし、セットアップ時間1212a、1212bを2msと仮定する。
通信端末1aの全パワーオン時間は、「セットアップ時間1212a+Beaconフレーム1200受信時間+(平均Data1203a−ACK1202時間)×2」=(2000+1000+886.1×2)=4772.2μsである。また、通信端末1bの全パワーオン時間は「セットアップ時間1212b×3+Beaconフレーム1200受信時間+(平均Data1203a−ACK1202時間)×2」=(2000×3+1000+886.1×2)=8772.2μsである。よって、4772.2/8772.2=0.544なので、図12の期間では45.6%の消費電力削減が図れることになる。
本実施の形態では、通信端末が2つの場合について説明したが、通信端末の数はいくつでもよいことは言うまでもない。
以上のように本実施の形態によれば、管理端末2に管理されるパワーオンとパワーオフを繰り返すパワーセーブ通信端末である通信端末1aは、自端末の電池残量が少ないことを検知した場合に、フレームが準備されたタイミングではフレームの送信を行わずに、管理端末2の基準フレームを受信するためにパワーオンした時にフレームの送信を行う。これにより、通信端末1aからのフレーム送信のためだけにパワーオン状態にするために必要とされていたセットアップ時間が不要となり、その結果、通信端末1aのパワーオン時間を短くできるので、通常よりも消費電力を抑えたい電池残量が少ないときに効果的に省電力化を行うことができる、という有利な効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる通信端末は、電池を駆動源として電池残量が少なくなっても充電が困難な場合が多い無線電話端末やPDAを通信端末とする、通信システムの用途に有用である。
通信端末を示す外観斜視図 通信端末のハードウェアの一例を示すブロック図 管理端末(前面)を示す外観斜視図 管理端末(背面)を示す外観斜視図 管理端末のハードウェアの一例を示すブロック図 通信端末の機能ブロック図 管理端末の機能ブロック図 本発明の実施の形態1における通信システムの動作を示したタイムチャート 本発明の実施の形態2における通信システムの動作を示したタイムチャート 本発明の実施の形態2における通信システムの動作を示したタイムチャート 本発明の実施の形態3における通信システムの動作を示したタイムチャート 本発明の実施の形態4における通信システムの動作を示したタイムチャート
符号の説明
1a 通信端末
1b 通信端末
2 管理端末
111a CPU
111a1 主制御部
111a2 パワーオン・オフ部
111c 無線MACブロック
111c1 送信フレーム生成部
111c2 送信待ち時間設定部
111c3 再送制御部
111c4 フレーム内容読み出し部
112 送信フレーム内容格納部
120 電池残量検知部
121 電池
150 送信部
160 受信部
211a 主制御部
214 送信フレーム内容格納部
219a MACブロック
219a1 送信フレーム生成部
219a2 送信待ち時間設定部
219a3 再送制御部
219a4 フレーム内容読み出し部
250 送信部
260 受信部

Claims (18)

  1. フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、
    電池の残量を検知する電池残量検知部と、
    フレームを受信する受信部と、
    フレームを送信する送信部と、
    前記送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、
    前記受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、
    前記送信部より前記送信フレームを送信した後に前記送信した送信フレームに対する受信応答のフレームが前記フレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、前記送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、
    前記送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から前記上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて前記送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、前記送信フレームの最初の送信時には前記最小上限値を前記上限値として前記乱数を発生させ、前記再送制御部が前記送信フレームの再送を決定した場合には前記上限値を前記最大上限値まで順次大きくして前記乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、
    フレームの送受信の制御及び前記乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを前記送信待ち時間設定部に設定する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、電池残量が少ないことを前記電池残量検知部が通知してきた場合に、通常時の前記最小上限値より小さな最小上限値を前記送信待ち時間設定部に設定すること、
    を特徴とする通信端末。
  2. フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、
    電池の残量を検知する電池残量検知部と、
    フレームを受信する受信部と、
    フレームを送信する送信部と、
    前記送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、
    前記受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、
    前記送信部より前記送信フレームを送信した後に前記送信した送信フレームに対する受信応答のフレームが前記フレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、前記送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、
    前記送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から前記上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて前記送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、前記送信フレームの最初の送信時には前記最小上限値を前記上限値として前記乱数を発生させ、前記再送制御部が前記送信フレームの再送を決定した場合には前記上限値を前記最大上限値まで順次大きくして前記乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、
    フレームの送受信の制御及び前記乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを前記送信待ち時間設定部に設定する制御部と、
    を有し、
    前記主制御部は、電池残量が少ないことを前記電池残量検知部が通知してきた場合に、前記送信待ち時間設定部に対して前記最大上限値を前記最小上限値と同じ値に設定すること、
    を特徴とする通信端末。
  3. 前記制御部は、電池残量が少ないことを前記電池残量検知部が通知してきた場合に、
    自端末の電池残量が少ないことを通知する電池残量少フレームを前記送信フレーム生成部に生成させ、前記電池残量少フレームを前記送信部により他の通信端末に送信させること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 電池の残量を検知する電池残量検知部と、
    フレームを受信する受信部と、
    フレームを送信する送信部と、
    前記送信部より送信するフレームを生成する送信フレーム生成部と、
    前記受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、
    前記送信部より前記送信フレームを送信した後に前記送信した送信フレームに対する受信応答のフレームが前記フレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、前記送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、
    前記送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から前記上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて前記送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、前記送信フレームの最初の送信時には前記最小上限値を前記上限値として前記乱数を発生させ、前記再送制御部が前記送信フレームの再送を決定した場合には前記上限値を前記最大上限値まで順次大きくして前記乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、
    フレームの送受信の制御及び前記乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを前記送信待ち時間設定部に設定する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、他の通信端末から電池残量が少ない旨の通知を受信した場合に、前記他の通信端末宛の前記送信フレームの送信時に、通常時の前記最小上限値より小さな最小上限値を前記送信待ち時間設定部に設定すること、
    を特徴とする通信端末。
  5. 電池の残量を検知する電池残量検知部と、
    フレームを受信する受信部と、
    フレームを送信する送信部と、
    前記送信部より送信するフレームを生成する送信フレーム生成部と、
    前記受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、
    前記送信部より前記送信フレームを送信した後に前記送信した送信フレームに対する受信応答のフレームが前記フレーム内容読み出し部で検知されなかった場合に、前記送信した送信フレームの再送を判断する再送制御部と、
    前記送信フレームの送信時に乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とから上限値を決定し、0から前記上限値の間で一様に分布する乱数を発生させ、該乱数に基づいて前記送信フレームを送信するための送信待ち時間を設定し、前記送信フレームの最初の送信時には前記最小上限値を前記上限値として前記乱数を発生させ、前記再送制御部が前記送信フレームの再送を決定した場合には前記上限値を前記最大上限値まで順次大きくして前記乱数を発生させる送信待ち時間設定部と、
    フレームの送受信の制御及び前記乱数発生範囲の最小上限値と最大上限値とを前記送信待ち時間設定部に設定する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、他の通信端末から電池残量が少ない旨の通知を受信した場合に、前記他の通信端末宛の前記送信フレームの送信時に、前記送信待ち時間設定部に対して前記最大上限値を前記最小上限値と同じ値に設定すること、
    を特徴とする通信端末。
  6. 複数の通信端末により構成される通信システムであって、請求項1または2に記載の通信端末を少なくとも1台含むこと、
    を特徴とする通信システム。
  7. 複数の通信端末により構成される通信システムであって、請求項3に記載の通信端末を少なくとも1台含み、請求項4または5に記載の通信端末を少なくとも1台含むこと、
    を特徴とする通信システム。
  8. 管理端末として請求項4または5に記載の通信端末を1台含むこと、
    を特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末が他の通信端末にフレームを送信する送信方法であって、
    自端末の電池残量が少ないことを検知し、自端末内にフレームを準備し、通常時においては、フレームの送信時にフレームを送信するための送信待ち時間を選択する範囲を所定の最小選択範囲から再送の度に順次大きくして前記送信待ち時間を設定し、自端末の電池残量が少ないことを検知した後においてはフレームの送信時に前記送信待ち時間を選択する範囲の上限を通常時よりも小さくして前記送信待ち時間を設定して前記送信待ち時間に基づいて前記フレームを送信すること、
    を特徴とする送信方法。
  10. フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末が他の通信端末にフレームを送信する送信方法であって、
    自端末の電池残量が少ないことを検知し、自端末内にフレームを準備し、通常時においては、フレームの送信時にフレームを送信するための送信待ち時間を選択する範囲を所定の最小選択範囲から再送の度に順次大きくして前記送信待ち時間を設定し、自端末の電池残量が少ないことを検知した後においてはフレームの送信時に前記送信待ち時間を選択する範囲を通常時の最小選択範囲として前記送信待ち時間を設定して前記送信待ち時間に基づいて前記フレームを送信すること、
    を特徴とする送信方法。
  11. 通信端末が、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末にフレームを送信する送信方法であって、
    自端末内にフレームを準備し、通常時においては、フレームの送信時にフレームを送信するための送信待ち時間を選択する範囲を所定の最小選択範囲から再送の度に順次大きくして前記送信待ち時間を設定し、他の通信端末から電池残量が少ない旨の通知を受信した後においては前記他の通信端末宛のフレームの送信時に前記送信待ち時間を選択する範囲の上限を通常時よりも小さくして前記送信待ち時間を設定して前記送信待ち時間に基づいて前記フレームを送信すること、
    を特徴とする送信方法。
  12. 通信端末が、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末にフレームを送信する送信方法であって、
    自端末内にフレームを準備し、通常時においてはフレームの送信時にフレームを送信するための送信待ち時間を選択する範囲を所定の最小選択範囲から再送の度に順次大きくして前記送信待ち時間を設定し、他の通信端末から電池残量が少ない旨の通知を受信した後においては前記他の通信端末宛のフレームの送信時に前記送信待ち時間を選択する範囲を通常時の最小選択範囲として前記送信待ち時間を設定して前記送信待ち時間に基づいて前記フレームを送信すること、
    を特徴とする送信方法。
  13. フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、
    電池の残量を検知する電池残量検知部と、
    フレームを受信する受信部と、
    フレームを送信する送信部と、
    前記送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、
    前記送信部のパワーオンとパワーオフとを切り替えるパワーオン・オフ部と、
    前記送信フレームを格納する送信フレーム内容格納部と、
    フレームの送受信を制御し、前記パワーオン・オフ部に前記送信部のパワーオンまたはパワーオフの指示を設定する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、電池残量が少ないことを前記電池残量検知部が通知してきた場合に、前記送信フレーム内容格納部に複数の前記送信フレームが格納されたことを条件として前記パワーオン・オフ部に前記送信部のパワーオンを設定し、前記複数の送信フレームを前記送信部より送信させること、
    を特徴とする通信端末。
  14. 管理端末に管理され、フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末であって、
    電池の残量を検知する電池残量検知部と、
    フレームを受信する受信部と、
    フレームを送信する送信部と、
    前記送信部より送信する送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、
    前記受信部により受信されたフレームに格納された内容を読み出すフレーム内容読み出し部と、
    パワーオンまたはパワーオフの指示に基づいて、前記受信部と前記送信部と前記送信フレーム生成部と前記フレーム内容読み出し部とのパワーオンとパワーオフとを切り替えるパワーオン・オフ部と、
    前記送信フレームを格納する送信フレーム内容格納部と、
    フレームの送受信を制御し、前記パワーオン・オフ部に前記パワーオンまたはパワーオフの指示を設定する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、電池残量が少ないことを前記電池残量検知部が通知してきた場合に、前記送信フレーム内容格納部に送信フレームが格納されたタイミングではフレームの送信を行わずに、前記管理端末からの基準フレームの受信タイミングに合わせて前記パワーオン・オフ部にパワーオンの指示を設定し、さらに前記フレーム内容読み出し部が前記基準フレームの受信を通知した場合に、前記送信フレーム内容格納部に格納されている送信フレームを送信部より送信させること、
    を特徴とする通信端末。
  15. 複数の通信端末により構成される通信システムであって、請求項13または14に記載の通信端末を少なくとも1台含むこと、
    を特徴とする通信システム。
  16. 管理端末を1台含むこと、
    を特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  17. フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末が他の通信端末にフレームを送信する送信方法であって、
    自端末内にフレームを準備し、自端末の電池残量が少ないことを検知し、前記電池残量が少ないことを検知した後においては自端末内に複数のフレームが準備されたことを条件として前記フレームの送受信を行う手段をパワーオンして前記複数のフレームを一度に前記他の通信端末に送信すること、
    を特徴とする送信方法。
  18. フレームの送受信を行う手段のパワーオンとパワーオフとを繰り返すパワーセーブ通信端末が他の通信端末にフレームを送信する送信方法であって、
    自端末の電池残量が少ないことを検知し、自端末内にフレームを準備し、自端末の電池残量が少ないことを検知した後においては自端末内にフレームが準備されたタイミングでは前記フレームの送信を行わずに前記管理端末からの基準フレームの受信タイミングに合わせて前記フレームの送受信を行う手段をパワーオンしてさらに前記基準フレームの受信した場合に前記フレームを送信すること、
    を特徴とする送信方法。
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