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JP2008303019A - 作業車両 - Google Patents

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JP2008303019A JP2007150632A JP2007150632A JP2008303019A JP 2008303019 A JP2008303019 A JP 2008303019A JP 2007150632 A JP2007150632 A JP 2007150632A JP 2007150632 A JP2007150632 A JP 2007150632A JP 2008303019 A JP2008303019 A JP 2008303019A
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Abstract

【課題】予充電中であることをオペレータに確実に把握させることができる作業車両を提供すること。
【解決手段】バッテリ本体ユニット32と、キャパシタ24と、系統電圧ライン62を遮断するメインコンタクタ95と、メインコンタクタ95を迂回して設けられた予充電回路86と、予充電が行われている状態を告知する状態表示手段40の緑色LED40Bと、バッテリユニット本体32側の電圧とキャパシタ24側の電圧とを比較する電圧比較手段81と、電圧比較手段81での比較結果に応じて制御信号を生成して予充電回路86に出力する予充電信号生成手段82と、予充電が実施されている場合の状態信号を生成して緑色LED40Bに出力する状態信号生成手段83と、電圧比較手段81での比較結果により予充電が不要と判定された場合に、メインコンタクタ95を制御して系統電圧ライン62を導通させる導通制御手段85とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、バッテリを駆動源とする作業車両に関する。
従来、バッテリを駆動源としたバッテリフォークリフトが知られている(例えば、特許文献1)。このようなフォークリフトは、制動時に回生エネルギを生成する回生制動装置(一般には、走行用の電動モータが発電機として機能した場合である)を備えており、回生エネルギをバッテリに戻して蓄電させている。ただし、バッテリとしては、回生エネルギを必ずしも効率よく蓄電できる訳ではなく、発熱により損失する割合が大きい。このため、効率よく蓄電できるキャパシタをバッテリとは別に搭載しておき、回生エネルギを専らキャパシタに蓄電することが提案されている。
また、このようなキャパシタには、回生制動装置からの回生エネルギの他、バッテリからも予充電という形でキャパシタに自動的に蓄電される。この予充電は、オペレータが作業を開始するにあたって、キースイッチをオン位置にしたときに自動的に開始される。
特開2006−264940号公報
しかし、予充電の間は、走行用の電動モータや作業機駆動用の電動モータ(油圧ポンプ)等を制御するメインコントローラには電力が供給されず、フォークリフトを動作させることはできない。このため、オペレータは何故動作しないのかを即座には把握できず、戸惑ってしまう。しかも、予充電は、キャパシタの電圧がバッテリの電圧よりも低く、その差が所定値を越えた場合にのみ行われるので、普段からそのような状況にないと予充電が開始されたことを認識するのは容易ではない。
本発明の目的は、予充電中であることをオペレータに確実に把握させることができる作業車両を提供することにある。
本発明の請求項1に係る作業車両は、バッテリと、バッテリに対し系統電圧ラインを介して電気的に接続されるキャパシタと、前記系統電圧ラインに設けられたライン遮断用手段と、遮断状態にある前記ライン遮断用手段を迂回して前記バッテリと前記キャパシタとを電気的に接続する予充電回路と、前記バッテリ側から前記キャパシタ側への予充電が行われている状態を告知する状態告知手段と、前記バッテリ側の電圧と前記キャパシタ側の電圧とを比較する電圧比較手段と、前記電圧比較手段での比較結果に応じて、前記予充電を開始または停止させる制御信号を生成して前記予充電回路に出力する予充電信号生成手段と、予充電が実施されている場合の状態信号を生成して前記状態告知手段に出力する状態信号生成手段と、前記電圧比較手段での比較結果により予充電が不要と判定された場合に、前記ライン遮断用手段を制御して前記系統電圧ラインを導通させる導通制御手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2に係る作業車両は、請求項1に記載の作業車両において、前記バッテリでの充放電を制御する電源コントローラを備え、前記電圧比較手段、前記予充電信号生成手段、前記状態信号生成手段、および前記導通制御手段は、前記電源コントローラの制御部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る作業車両は、請求項2に記載の作業車両において、前記電源コントローラの制御部を起動させるキースイッチを備え、前記制御部には、前記キースイッチがオン位置にあるかオフ位置にあるかを判定するキー位置判定手段が設けられ、前記状態信号生成手段は、前記電圧比較手段での比較結果により予充電が不要と判定された場合で、かつ前記キー位置判定手段により前記キースイッチがオン位置にあると判定された場合に、前記キャパシタの充電が正常状態であることの状態信号を生成して前記状態告知手段に出力し、予充電が不要と判定された場合で、かつ前記キースイッチがオフ位置にあると判定された場合に、前記状態告知手段での告知動作を停止させるように構成されていることを特徴とする。
以上において、請求項1の発明によれば、キャパシタの電圧がバッテリでの電圧に比較して著しく小さい場合、バッテリからキャパシタへの予充電が自動的に実施される。そして、この際、予充電が実施されていることは、状態告知手段によってオペレータに告知されるため、オペレータは予充電の実施が理由で作業車両が動作しないことを容易に把握でき、戸惑う心配がない。
請求項2の発明によれば、電圧比較手段、予充電信号生成手段、状態信号生成手段、および導通制御手段を電源コントローラに設け、電源コントローラの一機能として付与したので、バッテリでの充放電や、バッテリからキャパシタへの予充電、および状態告知を電源コントローラのCPU等で統括的に制御でき、システム構成を簡略化できる。
請求項3の発明によれば、予充電に引き続いて作業を行う場合では、キースイッチはオン位置にあるから、状態告知手段により正常状態を告知させておくことができ、正常状態を認識したうえで安心して作業が行える。また、予充電が完了しても、即座には作業しない場合では、キースイッチはオフ位置にあり、状態告知手段による告知を停止するので、無駄な告知動作による電力消費を防止でき、省エネルギ化を促進できる。
〔フォークリフトの構成〕
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る作業車両としてのフォークリフト10全体を示す側面図である。フォークリフト10は、車体11の前後にそれぞれ左右の前輪12および後輪13を備えた4輪型であり、バッテリからの電気エネルギで駆動されるバッテリフォークリフトである。ただし、本発明のフォークリフトとしては、後輪13が1つだけの3輪型であってもよい。
車体11の前側には、荷役用の作業機14が設けられている。作業機14は、鉛直に立設されたマスト15と、マスト15に沿って昇降するフォーク爪16と、フォーク爪16を昇降駆動するリフトシリンダ17と、車体11に対して作業機14全体を所定角度範囲で前後に傾斜させるチルトシリンダ18とを備えている。
車体11には、オペレータが着座するための運転席19が設けられている。運転席19の上方は、車体11上に取り付けられたヘッドガード20で覆われている。運転席19は下方のフードパネル21に一体に設けられている。フードパネル21は上下に開閉自在に設けられ、フードパネル21の下方には、バッテリユニット30が収容されている。また、運転席19の側方には、図3に示すように、リフト操作およびチルト操作用の作業機操作レバー27、緊急停止用の非常ボタン28が設けられ、さらには、状態表示手段40が設けられている。なお、バッテリユニット30は、車体11のやはり開閉自在な側面パネルを開閉することで、車体11に対して水平方向にスライドさせることが可能であり、容易に着脱できるようになっている。
車体11の後側には、カウンターウェイト22が設けられている。カウンターウェイト22内の空間には、メインコントローラ23やキャパシタ24等が収容されている。メインコントローラ23は、詳細は後述するが、バッテリユニット30からの電気エネルギを前輪12駆動用の電動モータ25(図4)や作業機14用の電動モータ26(図4)に供給している。また、特にキャパシタ24は重量が比較的大きいため、カウンターウェイト22内に収容することで、カウンターウェイト22の一部としての役割を有する。
ここで、バッテリユニット30は、図2に示すように、有底箱状のバッテリケース31を含んで構成されるバッテリユニット本体32と、バッテリユニット本体32上に取り付けられる電源コントローラ33とを備えている。バッテリユニット本体32は、合計24個のバッテリ34が上下3段にわたって収容される構造である。バッテリ本体32の各段では、4つのバッテリ34が直列接続されて1モジュールが形成され、2モジュール分が配置されている。なお、バッテリケース31の形状は有底の他、強度やレイアウトの面で問題がなければ、無底形状を採用してもよく、また、吊り下げタイプやかご形タイプであってもよい。また、バッテリ34の数は任意であり、フォークリフト10全体のシステムに要求される出力電圧や、バッテリ34単体の出力電圧等を勘案して決められてよい。
1つのバッテリ34の出力電圧は12Vであり、従って、各モジュールでの電圧は48Vとなる。図2において、バッテリ34は、2点鎖線で示してある。各段に配置された一対のモジュールからの電力は、電源コントローラ33に設けられた第1〜第3電源回路74〜76(図4)に入力するようになっている。
また、状態表示手段40は、メインコントローラ23が起動する前のフォークリフト10での充電状態や、バッテリユニット本体32とキャパシタ24との電気的な接続状態、あるいは外部電源での充電時に要求されるフードパネル21の開閉に関する状態を表示する装置であり、赤色LED40Aおよび状態告知手段である緑色LED40Bを備えている。なお、状態告知手段としては、本実施形態のようなLEDのような発光素子に限らず、アラームや音声等を利用した手段であってもよい。
状態表示手段40の機能について、具体的に説明する。バッテリユニット本体32に対して外部電源から充電しようとする場合には、バッテリユニット本体32回りの換気を促すために、フードパネル21を開けておく必要があり、開いていないと判断された場合には赤色LED40Aが点灯する。また、バッテリユニット本体32とキャパシタ24はコネクタ63(図4)介して接続されているが、このコネクタ63が外れていると、バッテリユニット本体32からキャパシタ24側への予充電ができないため、これを検出した場合にも、赤色LED40Aが点灯する。
また、作業開始時にオペレータがシステムを起動させるためのキースイッチをオン位置に操作すると、電源コントローラ33が起動し、キャパシタ24側の電圧とバッテリユニット本体32側の電圧とを比較して充電状態を判断し、予充電が必要な場合は予充電を自動的に開始させ、予充電中であることを緑色LED40Bの点滅等で表示する。予充電が完了した段階でキースイッチがオン位置にあれば、緑色LED40Bは点灯に切り換わり、キースイッチがオフ位置にあれば、緑色LED40Bは消灯する。はじめからキャパシタ24の充電量が十分であり、予充電が不要な場合には、キースイッチをオン位置に操作した時点で緑色LED40Bが点灯する。
〔フォークリフトのシステム構成〕
次いで以下には、フォークリフト10のシステム構成について、特に電源コントローラ33を中心として説明する。図4は、システム全体を示すブロック図である。
フォークリフト10の電源コントローラ33には、バッテリユニット本体32からの電源ラインが接続された直流48Vの系統電圧ライン62が設けられている。この系統電圧ライン62は、コネクタ63を介してメインコントローラ23、キャパシタ24、比例弁コントローラ64、メータパネル65に接続され、バッテリユニット30からの電力を供給している。
メインコントローラ23は、図示しない走行用アクセルペダルからの操作信号等に基づいて前輪12(図1)駆動用の電動モータ25を制御し、また、油圧ポンプ66駆動用の電動モータ26を制御している。油圧ポンプ66は、比例弁67を介してリフトシリンダ17およびチルトシリンダ18に油圧を供給している。また、メインコントローラ23は、電動モータ26が発電機として機能した場合には、この電動モータ26で回生された電気エネルギをキャパシタ24に送り、蓄電させる。
キャパシタ24は、瞬間的に発生する大電流を効率よく回収、蓄電、放電できる特性を有し、回生エネルギをロスなく活用できるものである。これによりキャパシタ24は、バッテリユニット30と共に電源として機能し、電動モータ25,26の駆動をアシストする。つまり、本システムは、バッテリユニット30側とキャパシタ24側との2系統の電源を有するバッテリハイブリッドである。
比例弁コントローラ64は、作業機操作レバー27からの操作信号に基づいて比例弁67のソレノイドに通電し、比例弁67のスプール位置を切り換える。このことにより、油圧ポンプ66からの油圧で各シリンダ17,18を伸縮させ、荷役作業を行うことができる。
電源コントローラ33の系統電圧ライン62にはまた、バッテリ充電用の充電ライン68が接続されている。充電ライン68には、交流入力部69からの外部電力がチャージコンタクタ71を介して入力される。入力された交流電力はコンバータ72により直流に変換され、変圧手段73にて充電用の電圧に降圧されて系統電圧ライン62に通電される。
系統電圧ライン62には、第1〜第3電源回路74〜76からの電力ラインがそれぞれ並列に接続されている。系統電圧ライン62を通して入力した電力の充電、およびバッテリユニット本体32から系統電圧ライン62への放電は、電源コントローラ33内の第1〜第3電源回路74〜76、およびCPUからなる制御部77によって制御される。
制御部77には、充放電を制御する各種の手段の他、本実施形態で特有の電圧比較手段81、予充電信号生成手段82、状態信号生成手段83、キー操作判定手段84、および導通制御手段85が設けられている。これらの各手段81〜85は実際には、制御部77内で実行されるソフトウェアであり、状態表示手段40に状況に応じた表示をさせ、また、予充電の開始や停止を制御している。
予充電について改めて説明する。キースイッチをオン位置に操作してシステムに電源を投入すると先ず、制御部77は、キャパシタ24側の電圧およびバッテリユニット本体32側の電圧を検出して比較し、キャパシタ24側の電圧がバッテリユニット本体32側の電圧よりも低く、その差が規定値よりも大きいと、開放されているメインコンタクタ95での遮断状態をそのまま維持させる。キャパシタ24側の電圧が低い状態でメインコンタクタ95が通電状態になると、バッテリユニット本体32からキャパシタ24に一気に電流が流れ、電気回路上の接点で損傷が生じる可能性があるからである。
従って、メインコンタクタ95を開放状態に維持しながらも、キャパシタ24に充電を行ってバッテリユニット本体32側との電圧差(電位差)を小さくする必要がある。この際の充電が予充電である。このため、本実施形態では、開放状態のメインコンタクタ95を迂回する予充電回路86が設けられており、当該予充電回路68を通して微少電流を流し、よってバッテリユニット本体32からキャパシタ24へ充電して両者の電圧差を少なくすようにしている。なお、予充電が行われず、キャパシタ24側の電圧が低いままだと、メインコントローラ23やメータパネル65が起動しない事態となり、フォークリフト10は動作しない。そして、予充電の実施中であることを、オペレータが容易に把握するために設けられているのが状態表示手段40である。
制御部77の各手段81〜85を具体的に説明する。
電圧比較手段81は、バッテリユニット本体32側の電圧とキャパシタ24の電圧とを常時比較する機能を有している。
予充電信号生成手段82は、電圧比較手段81での比較結果に応じて予充電回路86に制御信号を出力し、予充電の開始および停止を制御する。
状態信号生成手段83は、予充電を実施している間は、緑色LED40Bを点滅させる状態信号を当該LED40Bに出力し、予充電が完了したり、はじめからキャパシタ24が十分に蓄電されたりしている場合には、緑色LED40Bを点灯させる状態信号を出力する。その他、状態信号生成手段83には、フードパネル21の開閉状態やコネクタ63の接続状態に異常がある場合には、赤色LED40Aを点灯させる状態信号を出力する機能も有している。
キー位置判定手段84は、オペレータによるキー操作の結果、キースイッチがオン位置にあるか、あるいはオフ位置にある(キーが抜かれている場合を含む)かを判定する。
導通制御手段85は、キャパシタ24の充電量が十分であり、キースイッチがオン位置にある場合には、メインコンタクタ95に対して系統電圧ライン62を導通させる信号を出力する。反対に、予充電中を含め、予充電が必要と判断された場合、およびキースイッチがオフ位置にある場合、キー位置判定手段84は、メインコンタクタ95を開放させて系統電圧ライン62を遮断状態にする。
本実施形態において、以上の電源コントローラ33の制御部77には、状態表示手段40の他に、予充電スイッチ91、前記充電操作パネル92、およびフードスイッチ94が接続されている。
予充電スイッチ91は、バッテリユニット本体32からキャパシタ24への予充電を行うためのスイッチである。前述したように、予充電は通常、電圧が比較された段階で、必要と判断された場合に自動的に開始されるが、この予充電スイッチ91は、予充電をオペレータの判断で実施するときに扱われる。オペレータの判断で実施する場合とは、例えば、電圧差にかかわらずバッテリユニット本体32からキャパシタ24へ意図的に蓄電させる場合等である。
また、本実施形態では、予充電スイッチ91を操作した段階で、制御部77がコネクタ63の接続状態を判定する。接続されていないと判定された場合には、状態信号生成手段83が状態表示手段93に警報信号を出力し、前述したように、赤色LED40Aを点灯させる。これは、予充電が自動的に行われる場合でも同様である。
充電操作パネル92は、交流入力部69を通して行われるバッテリユニット本体32への充電時に操作される。この充電操作パネル92の充電スイッチを操作することで、充電が開始される。充電量などの充電状態は、充電操作パネル92に設けられたLED等の点灯によって判断可能である。また、コネクタ63が接続されていないときなど、キャパシタ24へ充電できない状態にある場合には、前述したように、異常を知らせる赤色LED40Aが点灯する。
フードスイッチ94は、フードパネル21の開閉状態を検出するスイッチであり、開閉させるためのヒンジの動きに応じて動作するリミットスイッチや近接センサ等で構成される。フードスイッチ94がオンの状態にある場合は、フードパネル21が開放していると判断され、バッテリユニット本体32への外部電源からの充電が許可される。反対に、フードスイッチ94がオフの状態にある場合は、フードパネル21が閉められていると判断されるため、換気が良好に行われないことから、制御部77はチャージコンタクタ71に遮断信号を出力して充電をできなくするとともに、状態信号生成手段83が状態表示手段93に警報信号を出力し、やはり前述したように、赤色LED40Aを点灯させる。
〔予充電時のフロー〕
続いて、図5に基づき、作業開始時などにおける予充電の様子を以下に説明する。
オペレータがキースイッチをオン位置にすると、電源コントローラ33の制御部77が起動するが、この段階では、メインコンタクタ95は開放された状態にある。そして先ず、制御部77の電圧比較手段81は、バッテリユニット本体32側(バッテリ34側と同義)のバッテリ電圧Vbとキャパシタ24側のキャパシタ電圧Vcとを比較し、その差分が規定値N以上よりも大きいか否かを判定する(S1)。
大きい場合には、予充電信号生成手段82が予充電回路86に制御信号を出力し、予充電を開始させる(S2)。また、状態信号生成手段83は、緑色LED40Bを点滅させる状態信号を出力する(S3)。従って、作業開始時に予充電が開始され、メインコンタクタ95が開放状態に維持されることでメインコントローラ23等が起動しなくとも、オペレータは予充電の開始が理由でフォークリフト10が作動しないことを即座に把握でき、戸惑う心配がない。
一方、S2において、電圧Vb,Vcの差が規定値Nよりも小さい場合には、十分に予充電がなされたと判断し、予充電信号生成手段82は予充電回路86に予充電を停止させる制御信号を出力し、停止させる(S4)。なお、はじめからキャパシタ24の充電量が十分である場合にも当然に、S4側のフローとなり、予充電は実施されない。ついで、予充電が停止されたか、はじめから実施されない状態で、キー位置判定手段84はキースイッチの位置を検出する(S5)。
キースイッチがオフ位置にある場合には、状態信号生成手段83は、緑色LED40Bへの状態信号の出力を停止し、消灯させて告知動作を止める(S6)。このような状況としては、例えば、作業開始時に予充電が始まったことを認識したオペレータが、予充電完了までの間、キーを抜き取ってフォークリフト10から離れる場合が想定される。つまり、本実施形態では、キースイッチがオフ位置であったり、キースイッチからキーが抜かれたりした場合でも、一旦予充電が開始されると、完了するまで停止すことはない。
これに対し、S5においてキースイッチがオン位置にある場合には、状態信号生成手段83は、緑色LED40Bを点灯させる状態信号を状態表示手段40へ出力し、予充電が完了し、キャパシタ24が正常状態であることをオペレータに認識させる(S7)。このような状況としては、例えば、作業開始時に予充電が始まったことを認識したオペレータが、そのままキースイッチをオン状態に放置したままにしておいたか、あるいは始めからキャパシタ24が正常状態にあって予充電が実施されず、そのまま作業を開始する状態にあった場合が想定される。
この後、導通制御手段85は、メインコンタクタ95に制御信号を出力し、バッテリユニット本体21側とキャパシタ24側とを電気的に接続してメインコントローラ23や、比例弁コントローラ64、メータパネル65に電力を供給して起動させ、フォークリフト10を動作可能な状態にする。
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態のフォークリフト10は、カウンターウェイト21を備えたカウンタ式であったが、これに限らず、リーチ式のフォークリフトに本発明を適用してもよい。
本発明は、バッテリからの電気エネルギで駆動されるフォークリフトや、小型の油圧ショベル、ホイールローダ等の作業車両に利用できる。
本発明の一実施形態に係る作業車両全体を示す側面図。 バッテリユニットの一部を分解して示す分解斜視図。 作業車両の要部を示す斜視図。 作業車両のシステム全体を示すブロック図。 予充電時のフローを説明するためのフローチャート。
符号の説明
10…作業車両であるフォークリフト、24…キャパシタ、32…バッテリユニット本体、33…電源コントローラ、34…バッテリ、40A…状態告知手段である緑色LED、62…系統電圧ライン、77…制御部、81…電圧比較手段、82…予充電信号生成手段、83…状態信号生成手段、84…キー位置判定手段、85…導通制御手段、86…予充電回路、95…ライン遮断用手段であるメインコンタクタ。

Claims (3)

  1. バッテリと、
    バッテリに対し系統電圧ラインを介して電気的に接続されるキャパシタと、
    前記系統電圧ラインに設けられたライン遮断用手段と、
    遮断状態にある前記ライン遮断用手段を迂回して前記バッテリと前記キャパシタとを電気的に接続する予充電回路と、
    前記バッテリ側から前記キャパシタ側への予充電が行われている状態を告知する状態告知手段と、
    前記バッテリ側の電圧と前記キャパシタ側の電圧とを比較する電圧比較手段と、
    前記電圧比較手段での比較結果に応じて、前記予充電を開始または停止させる制御信号を生成して前記予充電回路に出力する予充電信号生成手段と、
    予充電が実施されている場合の状態信号を生成して前記状態告知手段に出力する状態信号生成手段と、
    前記電圧比較手段での比較結果により予充電が不要と判定された場合に、前記ライン遮断用手段を制御して前記系統電圧ラインを導通させる導通制御手段とを備えている
    ことを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記バッテリでの充放電を制御する電源コントローラを備え、
    前記電圧比較手段、前記予充電信号生成手段、前記状態信号生成手段、および前記導通制御手段は、前記電源コントローラの制御部に設けられている
    ことを特徴とする作業車両。
  3. 請求項2に記載の作業車両において、
    前記電源コントローラの制御部を起動させるキースイッチを備え、
    前記制御部には、前記キースイッチがオン位置にあるかオフ位置にあるかを判定するキー位置判定手段が設けられ、
    前記状態信号生成手段は、前記電圧比較手段での比較結果により予充電が不要と判定された場合で、かつ前記キー位置判定手段により前記キースイッチがオン位置にあると判定された場合に、前記キャパシタの充電が正常状態であることの状態信号を生成して前記状態告知手段に出力し、予充電が不要と判定された場合で、かつ前記キースイッチがオフ位置にあると判定された場合に、前記状態告知手段での告知動作を停止させるように構成されている
    ことを特徴とする作業車両。
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