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JP2008284010A - 電気炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鋼板ケースの内面側に配設される絶縁カバーを利用して、制御基板を冷却するための冷却空間を確保することにより、冷却効率の向上を図る。
【解決手段】 内鍋3を着脱自在に収容する炊飯器本体1と、該炊飯器本体1の蓋体2と、前記炊飯器本体1の外周面を構成する筒形状の鋼板ケース5と、制御基板36に付設される電子部品を冷却するための冷却ファン39とを備えた電気炊飯器において、前記鋼板ケース5の内面側に、電気絶縁材料からなる絶縁カバー38を配設するととも、該絶縁カバー38と前記制御基板36を取り付ける制御基板カバー37とによって前記冷却ファン39からの冷却風の通り道となる冷却空間Sを形成して、炊飯器本体の形状をコンパクトに保持しつつ、制御基板36を効率良く冷却することができるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、電気炊飯器に関し、さらに詳しくは電気炊飯器における基板冷却構造に関するものである。
従来からよく知られている電気炊飯器、特に小容量の土鍋を使用した電磁誘導式電気炊飯器の場合、加熱時の土鍋の発熱体の温度が多層構造の金属製鍋の表面温度より100℃以上高くなることがある。また、本体も非常にコンパクトに設計されている。
そのため、当初冷却効率が非常に悪く、IGBT、ダイオードブリッジ等の半導体(即ち、電子部品)の温度が高くなり過ぎて、動作中に熱破壊したり、電磁誘導コイル(以下、ワークコイルという)が200℃近い高温となって、自らの磁力で融着層が溶け大きく変形するといった問題が発生していた。
また、上記構造の電気炊飯器の場合、本体の外周面が筒形状の鋼板ケースで構成されることが多い。ところが、上記したように、本体をコンパクトに設計した結果として、電子部品を備えた制御基板の配設位置によっては、制御基板と鋼板ケースとが近接することとなり、鋼板ケースへの漏電が問題となるおそれがある。そこで、鋼板ケースの内面側に電気絶縁材料からなる絶縁カバーを配設することが行われている。
ところで、電気炊飯器において、制御基板を基板ホルダーに取り付けるとともに、基板ホルダーに、制御基板の上部をカバーする上面カバー部と、制御基板の前面をカバーする前面カバー部とを設けたものが公知例として存在する(特許文献1参照)。
特許第3878073号公報。
ところで、特許文献1に開示されている電気炊飯器の場合と同様に、鋼板ケースの内面側に絶縁カバーを配設した構造の電気炊飯器の場合、制御基板カバーと絶縁カバーとで制御基板を包み覆うカバーユニットを構成することが考えられるが、このような構成のカバーユニットの場合、その配設位置によっては、冷却風の流れが良好に得られにくいという不具合が生ずるおそれがある。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、鋼板ケースの内面側に配設される絶縁カバーを利用して、制御基板を冷却するための冷却空間を確保することにより、冷却効率の向上を図ることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、内鍋を着脱自在に収容する炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記炊飯器本体の外周面を構成する筒形状の鋼板ケースと、制御基板に付設される電子部品を冷却するための冷却ファンとを備えた電気炊飯器において、前記鋼板ケースの内面側に、電気絶縁材料からなる絶縁カバーを配設するととも、該絶縁カバーと前記制御基板を取り付ける制御基板カバーとによって前記冷却ファンからの冷却風の通り道となる冷却空間を形成している。
上記のように構成したことにより、鋼板ケースの内面側に配設される絶縁カバーを利用して制御基板を冷却する冷却風の通り道となる冷却空間を形成することができることとなり、炊飯器本体の形状をコンパクトに保持しつつ、制御基板を効率良く冷却することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた電気炊飯器において、前記冷却ファンを、前記制御基板に取り付けることもでき、そのように構成した場合、冷却ファンの取付構造を簡略化できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段を備えた電気炊飯器において、前記冷却ファンおよび前記制御基板を、前記炊飯器本体内における蓋体枢支用のヒンジユニットが取り付けられている側に配設することもでき、そのように構成した場合、炊飯器本体の反ヒンジユニット側に、電源基板や操作基板を配設するためのスペースを確保することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の底部を構成する底部材におけるヒンジユニット側に、前記冷却風の吸気口を形成する一方、前記底部材における反ヒンジユニット側に、冷却風の排気口を形成することもでき、そのように構成した場合、冷却風の流れ方向を、炊飯器本体内におけるヒンジユニット側から反ヒンジユニット側への流れとすることができることとなり、炊飯器本体内の冷却効率の向上を図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた電気炊飯器において、前記絶縁カバーおよび前記制御基板カバーに、前記冷却空間からの冷却風の出口となる出口穴を形成することもでき、そのように構成した場合、冷却空間内を流れる冷却風の風量を十分に確保することができることとなり、制御基板の冷却効率の向上を図ることができる。
本願発明の第1の手段によれば、内鍋を着脱自在に収容する炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記炊飯器本体の外周面を構成する筒形状の鋼板ケースと、制御基板に付設される電子部品を冷却するための冷却ファンとを備えた電気炊飯器において、前記鋼板ケースの内面側に、電気絶縁材料からなる絶縁カバーを配設するととも、該絶縁カバーと前記制御基板を取り付ける制御基板カバーとによって前記冷却ファンからの冷却風の通り道となる冷却空間を形成して、鋼板ケースの内面側に配設される絶縁カバーを利用して制御基板を冷却する冷却風の通り道となる冷却空間を形成することができるようにしたので、炊飯器本体の形状をコンパクトに保持しつつ、制御基板を効率良く冷却することができるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた電気炊飯器において、前記冷却ファンを、前記制御基板に取り付けることもでき、そのように構成した場合、冷却ファンの取付構造を簡略化できる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第2の手段を備えた電気炊飯器において、前記冷却ファンおよび前記制御基板を、前記炊飯器本体内における蓋体枢支用のヒンジユニットが取り付けられている側に配設することもでき、そのように構成した場合、炊飯器本体の反ヒンジユニット側に、電源基板や操作基板を配設するためのスペースを確保することができる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の底部を構成する底部材におけるヒンジユニット側に、前記冷却風の吸気口を形成する一方、前記底部材における反ヒンジユニット側に、冷却風の排気口を形成することもでき、そのように構成した場合、冷却風の流れ方向を、炊飯器本体内におけるヒンジユニット側から反ヒンジユニット側への流れとすることができることとなり、炊飯器本体内の冷却効率の向上を図ることができる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた電気炊飯器において、前記絶縁カバーおよび前記制御基板カバーに、前記冷却空間からの冷却風の出口となる出口穴を形成することもでき、そのように構成した場合、冷却空間内を流れる冷却風の風量を十分に確保することができることとなり、制御基板の冷却効率の向上を図ることができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について説明する。
この電気炊飯器では、図1に示すように、例えば米および水を収容する内鍋3として非金属材料からなる鍋(例えば、土鍋、セラミック鍋、炭鍋等)が採用されており、該内鍋3を任意にセットし得るように構成された炊飯器本体1と、該炊飯器本体1の上部に開閉可能に設けられた蓋体2とによって構成されている。
前記炊飯器本体1は、該炊飯器本体1の内周面を構成するとともに前記内鍋3を任意にセットし得るように形成された有底筒形状の合成樹脂製の内ケース4と、前記炊飯器本体1の外側面を構成する筒状の鋼板ケース5と、該鋼板ケース1の上端と前記内ケース4の上端とを連結するための環状の合成樹脂製の肩部材6と、前記外ケース5の下端開口を閉蓋する皿状の合成樹脂製の底部材7とからなっている。
前記内鍋3は、底部8と該底部8から直立する筒状部9とによって構成されている。このようにすると、底部8の下面に設けられた誘導発熱体Gの最外径寸法と内鍋3の内径寸法とをほぼ同じにすることが可能となり、誘導発熱体Gの発熱による熱が内鍋3内の米の隅々まで行き渡る。
前記底部8の外周部には、環状の支持脚10が一体に突設されており、該支持脚10を、前記内ケース4の底部外周に周方向において等間隔に配設された耐熱弾性部材(例えば、シリコンゴム等)からなる3個の支持台11,11,11に当接することにより内鍋3が内ケース4内に収納支持されることとなっている。
一方、前記内ケース4は、底部4aと該底部4aの外周から直立する筒状部4bと該筒状部4bの上端に一体形成されたフランジ部4cとからなっており、前記筒状部4bの外周側には、保温ヒータ12が配設されている。符号13は保温ヒータ12から外側への放熱を遮断する断熱材である。
前記内鍋3の底部8の下面(即ち、前記支持脚10の内周側)には、内部に誘起される渦電流によって自己発熱が可能な、例えば銀ペースト等の金属製の誘導発熱体Gが貼設されている。ところで、内鍋3の内面あるいは内外面に誘導発熱体として作用する金属溶射発熱層を形成する場合もある。また、前記金属溶射発熱層に連続する金属溶射伝熱層を形成する場合もある。なお、金属溶射発熱層および金属溶射伝熱層としては、アルミニウム又はアルミニウム合金を用いることもできる。さらにまた、誘導発熱体Gとしては、銀ペーストや金属溶射層以外の金属板を採用することができるし、誘導発熱体Gを内鍋3の内部に埋め込む場合もある。
前記内ケース4の底壁部(底部)4aの下方側にはコイルカバー14が設けられ、その下部にはフェライトコアを配置し、またその上部には、上記内鍋3の底部8の下面側の誘導発熱体G位置に対応して各々リッツ線が同心状に巻成された電磁誘導コイル(以下、ワークコイルという)Cが設けられており、それにより通電時には内鍋3の前記誘導発熱体Gに渦電流を誘起して、内鍋3を間接的に加熱するようになっている。
前記内ケース4の皿状の底部4aの中央部には、温度検知手段として作用するセンタセンサCSのセンサ部嵌合口が形成されているとともに、同センサ部嵌合口の外周側上面にドーナツ状の遮熱板16が設けられている。
前記内鍋3における支持脚10の外側に当たる側面下部(即ち、支持脚10)の肉厚を、側面上部の肉厚より薄くしたことにより、当該部分と内ケース4との間に比較的大きな空気層Kが形成されることとなり、断熱効果を確保することができる。
一方、前記蓋体2は、その外周面を構成するとともに中央部に調圧パイプ19を備えた合成樹脂製の外カバー20と、該外カバー20の内側に嵌合一体化して設けられた合成樹脂製の内枠21と、該内枠21の内側開口部内に配置されたパッキン22aおよび金属製の放熱板23と、該放熱板23の上面に設けられた蓋ヒータ24と、前記放熱板23の下方に設けられた金属製の内蓋25とを備えて構成されており、前記炊飯器本体1の上部(即ち、肩部材6の)一方側に対してヒンジユニット26を介して開閉自在に枢支されている。そして、この蓋体2は、前記ヒンジユニット26の反対側においてロック機構27を介して閉蓋状態を保持されることとなっている。符号28はロック機構26のロック状態を解除するロック解除レバーである。
また、前記放熱板23の外周縁部下方および内蓋25の外周縁部下方には、それぞれパッキン22a,22bが設けられており、内蓋25は、同パッキン22bを介して内鍋3のフランジ部3aの上面部に接触させられている。なお、内鍋フランジ部3aは筒状部9とほぼ同じ肉厚とされており、その上面には、蓋体2の閉蓋時においてパッキン22bが圧接される平坦部が形成されている。また、符号29は調圧パイプ19内の調圧弁、30はその下部側キャップ、31は調圧ボールである。
ところで、上記構成の電気炊飯器の場合、内鍋3のフランジ部3aが冷え易いため、内ケース4のフランジ部4cと肩部材6との間に環状の肩ヒータ32を配設し、該肩ヒータ32によって内鍋フランジ部3aを加熱するようにしている。この場合、肩ヒータ32からの上方向の熱を効果的に受け止めるためには、内鍋フランジ部3aを肩ヒータ32の上方を覆う位置まで延設するのが望ましい。
本実施の形態の場合、前記炊飯器本体1における反ヒンジユニット側側面には、各種キー類および液晶表示装置等を備えた操作パネル部33が設けられており、該操作パネル部33の内方には、操作基板34が配設されている。一方、前記炊飯器本体1内の空間部35における前記ヒンジユニット26側には、各種電子部品(例えば、IGBT、ダイオードブリッジ等)を備えた制御基板36を取り付けるための合成樹脂製の制御基板カバー37が配設されている。前記制御基板36の下端部には、冷却ファン39がヒートシンク40を介して取り付けられている。
上記のような構成とすると、炊飯器本体1のコンパクト化を図ることができるものの、各種電子部品(例えば、IGBT、ダイオードブリッジ等)を備えた制御基板36と炊飯器本体1の外側面を構成する鋼板ケース5との距離が近くなり過ぎるところから、制御基板36側から鋼板ケース5側への漏電のおそれがある。そこで、本実施の形態においては、前記鋼板ケース5の内面側には、電気絶縁材料からなる絶縁カバー38が配設されることとなっている。
そして、本実施の形態においては、前記絶縁カバー38と前記制御基板カバー37とによって前記冷却ファン39からの冷却風の通り道となる冷却空間Sが形成されている。つまり、炊飯器本体1内におけるヒンジユニット26側の空間部41において前記内鍋3側に位置する制御基板カバー37と鋼板ケース5側に位置する絶縁カバー38とによって下方が開放された前記冷却空間Sを有する基板ホルダー42が構成されることとなっているのである(図3ないし図6参照)。なお、前記絶縁カバー38の下端には、オリフィス効果により前記冷却ファン39の風量を安定させるため、冷却ファン39の上下方向高さの半分までを覆う垂下壁38aが一体に延設されている。
そして、前記制御基板カバー37の上端部および両側部に一体に突設された係合突起43,43・・を前記絶縁カバー38の上端部および両側部に形成された係合穴44,44・・にそれぞれ嵌め合わせることによって、制御基板カバー37と絶縁カバー38とは、一体化されることとなっており、簡単に組み立てることができるようになっている。
また、前記絶縁カバー38は、前記鋼板ケース5の内面との間に所定間隔を保持した状態で鋼板ケース5の内面に沿って配設されており、その上部には、前記冷却ファン39から前記冷却空間Sを通った冷却風の出口となる多数の出口穴45,45・・が形成されることとなっているが、該出口穴45,45・・は、ヒンジユニット26と対応する部位を避けて形成されている。このようにした理由は、炊飯器本体1においてヒンジユニット26が形成されている部位は、おねばや蒸気だれが起き易いため、出口穴45,45・・を介して基板ホルダー42内(換言すれば、冷却空間S)におねばや蒸気だれが侵入することがないようにしているのである。
また、前記制御基板カバー37の上部にも、前記冷却ファン39から前記冷却空間Sを通った冷却風の出口となる多数の出口穴46,46・・が形成されるが、該出口穴46,46・・は、制御基板36が配置されていない部位に形成されることとなっている。このようにすると、冷却ファン39からの冷却風が制御基板36に邪魔されることなく、出口穴46,46・・から排気されることとなる。
上記のように構成したことにより、冷却ファン39からの冷却風は、冷却空間Sを通って、出口穴45,45・・および46,46・・から炊飯器本体1内の空間部41に排出される過程で制御基板36(付設されている電子部品を含む)が冷却されることとなっている。つまり、鋼板ケース5の内面側に配設される絶縁カバー38を利用して制御基板36を冷却する冷却風の通り道となる冷却空間Sを形成することができることとなり、炊飯器本体1の形状をコンパクトに保持しつつ、制御基板36を効率良く冷却することができる。
ちなみに、従来の冷却構造のものと、本実施の形態のものとを比較したところ、下記表1の結果が得られた。
Figure 2008284010
これによれば、ワークコイル、IGBT、ダイオードブリッジ、制御基板雰囲気および操作基板雰囲気のいずれにおいても、大きく温度低下しており、冷却効率の向上が得られていることが分かる。従来の冷却構造のものの場合、温度上昇対策のため、冷却ファンとして専用の2速度切換高速回転ファンを使用しなければならなかったが、通常使用されている冷却ファンで十分となり、コンパクトな形状ながら、通常の土鍋使用電気炊飯器よりも動作音が静かとなった。
ところで、図2に示すように、上記構成の電気炊飯器の場合、炊飯器本体1の底部を構成する底部材7におけるヒンジユニット26側には、前記冷却風の吸気口47,47・・が形成される一方、前記底部材7における反ヒンジユニット側には、冷却風の排気口48,48・・が形成されている。ところで、前記底部材7においてヒンジユニット26側および反ヒンジユニット側には、炊飯器本体1の支持脚49,49および50,50が一対づつ形成されているが、これらの支持脚49,49および50,50のうち、反ヒンジユニット側に位置する支持脚50,50の間には、排気口48,48・・から排出される暖かい排気が吸気口47,47・・側へショートサーキットするのを防止するための風止壁51が設けられている。このようにすると、冷却風の流れ方向を、炊飯器本体1内におけるヒンジユニット26側から反ヒンジユニット側への流れとすることができることとなり、炊飯器本体1内の冷却効率の向上を図ることができるとともに、排気口48,48・・から排出される排気の吸気口47,47・・側へのショートサーキットが防止されることとなり、炊飯器本体1内のより一層の冷却効率の向上を図ることができる。なお、風止壁51は、ヒンジユニット26側の支持脚49,49の間に設ける場合もあるが、本実施の形態におけるように、反ヒンジユニット側の支持脚50,50の間に設ける方が冷却効率の向上には効果的である。
ちなみに、風止壁51の有無による冷却効率の変化を調べたところ、下記表2に示す結果が得られた。
Figure 2008284010
これによれば、風止壁51を設けたことにより、ワークコイル、IGBT、ダイオードブリッジ、制御基板雰囲気および操作基板雰囲気のいずれにおいても、温度低下しており、特に半導体温度が大きく下がり、冷却効率の向上が得られていることが分かる。風止壁無しのものの場合、温度上昇対策のため、冷却ファンとして専用の2速度切換高速回転ファンを使用しなければならなかったが、通常使用されている冷却ファンで十分となり、コンパクトな形状ながら、通常の土鍋使用電気炊飯器よりも動作音が静かとなった。
本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の縦断面図である。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の底面図である。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における基板ホルダーの斜視図である。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における基板ホルダーの分解斜視図である。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における基板ホルダーの正面図である。 本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における基板ホルダーの下面図である。
符号の説明
1は炊飯器本体
2は蓋体
3は内鍋
5は鋼板ケース
7は底部材
26はヒンジユニット
36は制御基板
37は制御基板カバー
38は絶縁カバー
39は冷却ファン
45,46は出口穴
47は吸気口
48は排気口
Sは冷却空間

Claims (5)

  1. 内鍋を着脱自在に収容する炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記炊飯器本体の外周面を構成する筒形状の鋼板ケースと、制御基板に付設される電子部品を冷却するための冷却ファンとを備えた電気炊飯器であって、前記鋼板ケースの内面側には、電気絶縁材料からなる絶縁カバーを配設するととも、該絶縁カバーと前記制御基板を取り付ける制御基板カバーとによって前記冷却ファンからの冷却風の通り道となる冷却空間を形成したことを特徴とする電気炊飯器。
  2. 前記冷却ファンを、前記制御基板に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 前記冷却ファンおよび前記制御基板を、前記炊飯器本体内における蓋体枢支用のヒンジユニットが取り付けられている側に配設したことを特徴とする請求項2記載の電気炊飯器。
  4. 前記炊飯器本体の底部を構成する底部材におけるヒンジユニット側には、前記冷却風の吸気口を形成する一方、前記底部材における反ヒンジユニット側には、冷却風の排気口を形成したことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の電気炊飯器。
  5. 前記絶縁カバーおよび前記制御基板カバーには、前記冷却空間からの冷却風の出口となる出口穴を形成したことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の電気炊飯器。
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