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JP2008274814A - 点火コイル - Google Patents

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JP2008274814A JP2007117831A JP2007117831A JP2008274814A JP 2008274814 A JP2008274814 A JP 2008274814A JP 2007117831 A JP2007117831 A JP 2007117831A JP 2007117831 A JP2007117831 A JP 2007117831A JP 2008274814 A JP2008274814 A JP 2008274814A
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篤 岩見
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秀一 松林
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Abstract

【課題】スパークプラグの装着前及び装着時において、プラグ装着部に配置したコイルスプリングが不意に脱落することを防止できる点火コイルを提供すること。
【解決手段】プラグ装着部2は、樹脂製のタワー部3、導通金具12、コイルスプリング5及びゴム製のプラグキャップ4によって構成されている。コイルスプリング5には、中間拡径部52が形成してあり、プラグキャップ4には、脱落防止穴部44が形成してある。タワー部3のタワー円筒部31における先端面によって、キャップ係止穴部41と脱落防止穴部44との間における段差面45を押さえ付けることにより、脱落防止穴部44の内径が大きくなることを抑制して、コイルスプリング5の中間拡径部52が脱落防止穴部44を通過することができないよう構成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用エンジン等の内燃機関において、スパークプラグにおける一対の電極間にスパークを発生させるために用いる点火コイルに関する。
車両用エンジン等の内燃機関に使用する点火コイルにおいては、一次コイル及び二次コイルを収容するコイルケースに連結した樹脂製のタワー部に、ゴム製のプラグキャップを装着し、タワー部及びプラグキャップ内に、二次コイルの高電圧側巻線端部と導通金具(高電圧端子)を介して電気接続したコイルスプリングを配置している。そして、スパークプラグの碍子部をプラグキャップ内に圧入すると共に、碍子部よりも先端側に形成された端子部を、コイルスプリングと当接させて、スパークプラグと二次コイルとを導通させている。
例えば、特許文献1においては、コイルケースの先端部にプラグキャップを嵌合すると共に、コイルケースの先端部内にコイルスプリングを配置し、かつプラグキャップ内にスパークプラグの碍子部を圧入して、スパークプラグの端子部をコイルスプリングと導通させる構成の内燃機関用点火コイルについて開示されている。
しかしながら、従来の点火コイルにおいて、コイルスプリングの軸方向上端を導通金具に対して固定していない場合には、コイルスプリング、プラグキャップ等に何らかの工夫を行わないと、プラグキャップ内にスパークプラグが圧入されていない状態において、コイルスプリングが不意に脱落してしまうおそれがある。そのため、コイルスプリングの軸方向上端を導通金具に対して固定していない場合において、プラグキャップに何らかの外力が加わったときに(特に、プラグキャップ内にスパークプラグの碍子部が圧入されるときにプラグキャップの下端部から軸方向に圧力が加わったときに)、コイルスプリングの脱落を防止することができる工夫が望まれていた。
特開2004−71915号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、スパークプラグの装着前及び装着時において、プラグ装着部に配置したコイルスプリングが不意に脱落することを防止することができる点火コイルを提供しようとするものである。
第1の発明は、一次コイル及び二次コイルをコイルケース内に配置してなるコイル部の高電圧側端部に、スパークプラグの碍子部を装着するプラグ装着部を形成してなる点火コイルにおいて、
上記プラグ装着部は、上記コイル部と連結した樹脂製のタワー部と、上記二次コイルにおける高電圧側巻線端と電気接続した導通金具と、該導通金具と上記スパークプラグの碍子部よりも先端側に形成された端子部とを導通させるコイルスプリングと、上記スパークプラグの碍子部が圧入されるゴム製のプラグキャップとを有しており、
上記タワー部には、内周側に上記コイルスプリングを挿入配置するためのタワー挿入口を有すると共に外周側に上記プラグキャップを係止する係止外周面を有するタワー円筒部が形成してあり、
上記コイルスプリングは、その軸方向の中間部位に、その軸方向両側の一般部における外径よりも拡径してなる中間拡径部を有しており、
上記プラグキャップは、上記タワー円筒部の上記係止外周面に係止されるキャップ係止穴部と、上記スパークプラグの碍子部を圧入するための圧入穴部とを、上記スパークプラグの端子部を挿入する端子挿入穴部を介して連通形成してなり、
上記キャップ係止穴部と上記端子挿入穴部との連通部分には、該キャップ係止穴部及び該端子挿入穴部の内径よりも小さな内径を有すると共に、上記コイルスプリングの上記一般部における外径よりも大きく、かつ上記コイルスプリングの上記中間拡径部における外径よりも小さな内径を有する脱落防止穴部が形成してあり、
上記コイルスプリングは、その上記中間拡径部が上記タワー円筒部の上記タワー挿入口内に配置されており、
上記タワー円筒部における先端面によって、上記キャップ係止穴部と上記脱落防止穴部との間における段差面を押さえ付けることにより、上記脱落防止穴部の内径が大きくなることを抑制して、上記コイルスプリングの上記中間拡径部が上記脱落防止穴部を通過することができないよう構成したことを特徴とする点火コイルにある(請求項1)。
本発明の点火コイルにおいては、プラグ装着部に配置したコイルスプリングが不意に脱落することを防止する工夫を行っている。
具体的には、本発明のコイルスプリングには、上記中間拡径部が形成してあり、本発明のプラグキャップには、中間拡径部を通過させることができない上記脱落防止穴部が形成してある。そして、タワー円筒部にプラグキャップを装着した状態においては、コイルスプリングは、上側の一般部及び中間拡径部が、上記タワー円筒部のタワー挿入口内に配置され、下側の一般部が、プラグキャップの脱落防止穴部内及び上記端子挿入穴部内に配置される。
このとき、タワー円筒部における先端面によって、キャップ係止穴部と脱落防止穴部との間における段差面が押さえ付けられる。これにより、スパークプラグの装着前又は装着時において、プラグキャップに何らかの外力が加わったときに(特に、プラグキャップの圧入穴部にスパークプラグの碍子部が圧入されるときにプラグキャップの下端部から軸方向に圧力が加わったときに)、脱落防止穴部の内径が大きくなることが抑制される。そのため、スパークプラグの装着前及び装着時において、タワー挿入口内に配置されたコイルスプリングの中間拡径部が、脱落防止穴部を通過することができず、コイルスプリングがプラグキャップの圧入穴部内へ脱落してしまうことを防止することができる。
それ故、本発明の点火コイルによれば、スパークプラグの装着前及び装着時において、プラグ装着部に配置したコイルスプリングが不意に脱落することを防止することができる。
第2の発明は、一次コイル及び二次コイルをコイルケース内に配置してなるコイル部の高電圧側端部に、スパークプラグの碍子部を装着するプラグ装着部を形成してなる点火コイルにおいて、
上記プラグ装着部は、上記コイル部と連結した樹脂製のタワー部と、上記二次コイルにおける高電圧側巻線端と電気接続した導通金具と、該導通金具と上記スパークプラグの碍子部よりも先端側に形成された端子部とを導通させるコイルスプリングと、上記スパークプラグの碍子部が圧入されるゴム製のプラグキャップとを有しており、
上記タワー部には、内周側に上記コイルスプリングを挿入配置するためのタワー挿入口を有すると共に外周側に上記プラグキャップを係止する係止外周面を有するタワー円筒部が形成してあり、
上記コイルスプリングは、その軸方向の中間部位に、その軸方向両側の一般部における外径よりも拡径してなる中間拡径部を有しており、
上記プラグキャップは、上記タワー円筒部の上記係止外周面に係止されるキャップ係止穴部と、上記スパークプラグの碍子部を圧入するための圧入穴部とを、上記スパークプラグの端子部を挿入する端子挿入穴部を介して連通形成してなり、
上記キャップ係止穴部と上記端子挿入穴部との連通部分には、該キャップ係止穴部及び該端子挿入穴部の内径よりも小さな内径を有すると共に、上記コイルスプリングの上記一般部における外径よりも大きく、かつ上記コイルスプリングの上記中間拡径部における外径よりも小さな内径を有する脱落防止穴部が形成してあり、
上記コイルスプリングは、その上記中間拡径部が上記タワー円筒部の上記タワー挿入口内に配置されており、
上記キャップ係止穴部と上記脱落防止穴部との間における段差部分には、該段差部分の軸方向に突出して上記タワー円筒部の上記タワー挿入口における先端部分の内周側に対向する軸方向突起が形成してあり、
該軸方向突起が上記タワー挿入口における先端部分によって受け止められることにより、上記脱落防止穴部の内径が大きくなることを抑制して、上記中間拡径部が上記脱落防止穴部を通過することができないよう構成したことを特徴とする点火コイルにある(請求項3)。
本発明の点火コイルにおいても、プラグ装着部に配置したコイルスプリングが不意に脱落することを防止する工夫を行っている。
具体的には、本発明のコイルスプリングには、上記中間拡径部が形成してあり、本発明のプラグキャップには、中間拡径部を通過させることができない上記脱落防止穴部が形成してある。また、キャップ係止穴部と脱落防止穴部との間における段差部分には、上記軸方向突起が形成してある。そして、タワー円筒部にプラグキャップを装着した状態においては、コイルスプリングは、上側の一般部及び中間拡径部が、上記タワー円筒部のタワー挿入口内に配置され、下側の一般部が、プラグキャップの脱落防止穴部内及び上記端子挿入穴部内に配置される。
スパークプラグの装着前又は装着時において、プラグキャップに何らかの外力が加わったときには(特に、プラグキャップの圧入穴部にスパークプラグの碍子部が圧入されるときにプラグキャップの下端部から軸方向に圧力が加わったときには)、軸方向突起が上記タワー挿入口における先端部分によって受け止められることにより、脱落防止穴部の内径が大きくなることが抑制される。そのため、スパークプラグの装着前及び装着時において、タワー挿入口内に配置されたコイルスプリングの中間拡径部が、脱落防止穴部を通過することができず、コイルスプリングがプラグキャップの圧入穴部内へ脱落してしまうことを防止することができる。
それ故、本発明の点火コイルによっても、スパークプラグの装着前及び装着時において、プラグ装着部に配置したコイルスプリングが不意に脱落することを防止することができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
第1の発明において、上記タワー円筒部の上記タワー挿入口における先端部分には、先端側に向かうに連れて拡径するテーパ内周面が形成してあり、該テーパ内周面の形成によって形成された鋭角状先端部を上記段差面へ食い込ませることによって、上記脱落防止穴部の内径が大きくなることを抑制することが好ましい(請求項2)。
この場合には、脱落防止穴部の内径が大きくなることを一層容易に抑制することができる。
また、第2の発明において、上記タワー挿入口における先端部分には、先端側に向かうに連れて拡径するテーパ内周面が形成してあり、上記軸方向突起は、上記テーパ内周面と対面するテーパ外周面を有していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、脱落防止穴部の内径が大きくなることを一層容易に抑制することができる。
また、第1、第2の発明において、上記脱落防止穴部は、上記プラグキャップの軸方向に平行な内周面を形成してなることが好ましい(請求項5)。
この場合には、脱落防止穴部を適切な軸方向長さに形成することができ、その内径が大きくなることを一層容易に抑制することができる。
また、上記脱落防止穴部は、全周に渡って形成することが好ましい(請求項6)。
この場合には、脱落防止穴部の剛性を高めることができ、その内径が大きくなることを一層容易に抑制することができる。
以下に、本発明の点火コイルにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例の点火コイル1は、図1、図2に示すごとく、一次コイル及び二次コイルをコイルケース内に配置してなるコイル部11の高電圧側端部に、スパークプラグ6の碍子部61を装着するプラグ装着部2を形成してなる。
プラグ装着部2は、コイル部11と連結した樹脂製のタワー部3と、二次コイルにおける高電圧側巻線端と電気接続した導通金具12と、導通金具12とスパークプラグ6の碍子部61よりも先端側に形成された端子部62とを導通させるコイルスプリング5と、スパークプラグ6の碍子部61が圧入されるゴム製のプラグキャップ4とを有している。
タワー部3は、コイル部11に連結する連結ベース部30と、連結ベース部30からコイル部11の軸方向に向けて突出した断面円環形状のタワー円筒部31とを有している。タワー円筒部31は、その内周側にコイルスプリング5を挿入配置するためのタワー挿入口32を有すると共に、その外周側にプラグキャップ4を係止する係止外周面33を有している。コイルスプリング5は、その軸方向の中間部位に、その軸方向両側の一般部51における外径よりも拡径してなる中間拡径部52を有している。
図1、図2に示すごとく、プラグキャップ4は、タワー円筒部31の係止外周面33に係止されるキャップ係止穴部41と、スパークプラグ6の碍子部61を圧入するための圧入穴部42とを、スパークプラグ6の端子部62を挿入する端子挿入穴部43を介して連通形成してなる。キャップ係止穴部41と端子挿入穴部43との連通部分には、キャップ係止穴部41及び端子挿入穴部43の内径よりも小さな内径を有すると共に、コイルスプリング5の一般部51における外径よりも大きく、かつコイルスプリング5の中間拡径部52における外径よりも小さな内径を有する脱落防止穴部44が形成してある。
コイルスプリング5は、その中間拡径部52がタワー円筒部31のタワー挿入口32内に配置されている。そして、本例の点火コイル1においては、タワー円筒部31における先端面によって、キャップ係止穴部41と脱落防止穴部44との間における段差面45を押さえ付けることにより、脱落防止穴部44の内径が大きくなることを抑制して、コイルスプリング5の中間拡径部52が脱落防止穴部44を通過することができないよう構成してある。
なお、図1は、プラグ装着部2にスパークプラグ6を装着した状態を示し、図2は、プラグ装着部2にスパークプラグ6を装着する前の状態を示す。
以下に、本例の点火コイル1につき、図1、図2と共に詳説する。
本例の点火コイル1は、ECUからの信号によりスイッチング制御回路によって通電を行う一次コイルと、一次コイルに対する通電を遮断したときに生ずる誘導磁界により、高電圧を発生させる二次コイルとを、同心状に重ねて配置してなる。一次コイルは、円筒形状を有する樹脂製の一次スプールの外周面に一次電線を巻回してなり、二次コイルは、円筒形状を有する樹脂製の二次スプールの外周面に一次電線よりも細径の二次電線を、一次電線よりも多い巻回数で巻回してなる。
本例のタワー部3は、コイルケース及び二次スプールの軸方向端部に対して連結してある。このタワー部3は、一次スプールの軸方向端部に連結することもできる。
本例のタワー部3は、熱可塑性樹脂から構成してあり、本例のプラグキャップ4は、タワー部3を構成する熱可塑性樹脂よりも柔らかい合成ゴムから構成してある。
また、図1、図2に示すごとく、タワー円筒部31の係止外周面33には、軸方向に並ぶ複数の環状突起331が形成してあり、タワー部3をプラグキャップ4のキャップ係止穴部41内に圧入したときには、複数の環状突起331がキャップ係止穴部41を係止して、タワー円筒部31からプラグキャップ4が外れないようになっている。
連結ベース部30の表面から突出するタワー円筒部31の軸方向長さは、キャップ係止穴部41の軸方向長さよりも若干長く形成してある。また、タワー円筒部31のタワー挿入口32における先端部分には、先端側に向かうに連れて拡径するテーパ内周面321が形成してある。そして、タワー円筒部31にプラグキャップ4を装着したときには、テーパ内周面321の形成によって形成された鋭角状先端部322が、段差面45に食い込むようにしてある。
図2に示すごとく、コイルスプリング5の上側端部と導通させる導通金具12の導通端部121は、タワー部3のタワー挿入口32の上側開口端部に配置されている。コイルスプリング5の上側端部は、導通金具12の導通端部121に固定されておらず、プラグ装着部2にスパークプラグ6を装着する際に、スパークプラグ6の端子部62によってコイルスプリング5が上方に圧縮されたときに、導通金具12の導通端部121に当接するようになっている。
また、コイルスプリング5は、鋼線をつる巻き状に巻回してなる。コイルスプリング5の一般部51は、鋼線同士の間に所定の間隔を空けて軸方向に巻回してあり、コイルスプリング5の中間拡径部52は、一般部51よりも上記間隔を小さくして軸方向に巻回してある。本例の中間拡径部52は、その剛性を高めるために、鋼線同士を密着させて(上記間隔を空けずに)軸方向に巻回してある。
スパークプラグ6は、その碍子部61を形成した側とは反対側に、エンジンの燃焼室内に配置される一対の電極を有している。そして、点火コイル1は、二次コイルに発生した高電圧電流を、導通金具12及びコイルスプリング5を介してスパークプラグ6に流し、一対の電極間にスパークを発生させるよう構成されている。
また、脱落防止穴部44は、プラグキャップ4の軸方向に平行な所定の長さの内周面を形成してなる。また、脱落防止穴部44は、全周に渡って形成してある。
また、本例の段差面45は、若干傾斜して形成したが、この段差面45は、傾斜させずにプラグキャップ4の軸方向に略垂直に形成することもできる。
図1に示すごとく、プラグ装着部2は、エンジンに形成されたプラグホール8内に挿入配置される。そして、点火コイル1をエンジンに組み付ける際には、プラグ装着部2をエンジンにおけるプラグホール8に配置するときに、プラグホール8の下端部に螺合したスパークプラグ6の碍子部61が、プラグキャップ4の圧入穴部42内に圧入される。
図2に示すごとく、タワー円筒部31内にコイルスプリング5を挿入配置し、タワー円筒部31にプラグキャップ4を装着して、プラグ装着部2を組み付けた状態においては、コイルスプリング5は、上側の一般部51及び中間拡径部52が、タワー円筒部31のタワー挿入口32内に配置され、下側の一般部51が、プラグキャップ4の脱落防止穴部44内及び端子挿入穴部43内に配置される。そして、この状態において、コイルスプリング5は、その中間拡径部52がプラグキャップ4の脱落防止穴部44に掛止され、プラグキャップ4の圧入穴部42内へ脱落することが防止されている。
また、プラグ装着部2を組み付けた状態においては、タワー円筒部31における鋭角状先端部322がキャップ係止穴部41と脱落防止穴部44との間における段差面45に食い込み、鋭角状先端部322によって段差面45が押さえ付けられる。これにより、プラグキャップ4の圧入穴部42内にスパークプラグ6の碍子部61が圧入されるときに、プラグキャップ4の下端部からその軸方向に圧力が加わったときには、脱落防止穴部44の内径が大きくなることが抑制される。そのため、スパークプラグ6の装着前及び装着時において、タワー挿入口32内に配置されたコイルスプリング5の中間拡径部52が、脱落防止穴部44を通過することができず、コイルスプリング5がプラグキャップ4の圧入穴部42内へ脱落してしまうことを防止することができる。
それ故、本例の点火コイル1によれば、スパークプラグ6の装着前及び装着時において、プラグ装着部2に配置したコイルスプリング5が不意に脱落することを防止することができる。
(実施例2)
本例は、図3、図4に示すごとく、上記キャップ係止穴部41と上記脱落防止穴部44との間における段差部分に、この段差部分の軸方向に突出して、タワー円筒部31のタワー挿入口32における先端部分の内周側に対向する軸方向突起46を形成した例である。この軸方向突起46は、キャップ係止穴部41の方向に円環状に突出して形成されている。本例のタワー挿入口32における先端部分には、先端側に向かうに連れて拡径するテーパ内周面321が形成してあり、軸方向突起46は、テーパ内周面321と対面するテーパ外周面461を有している。
そして、本例の点火コイル1においては、軸方向突起46のテーパ外周面461がタワー挿入口32のテーパ内周面321によって受け止められることにより、脱落防止穴部44の内径が大きくなることを抑制して、コイルスプリング5の中間拡径部52が脱落防止穴部44を通過することができないよう構成してある。
なお、図3は、プラグ装着部2にスパークプラグ6を装着した状態を示し、図4は、プラグ装着部2にスパークプラグ6を装着する前の状態を示す。
本例の点火コイル1において、スパークプラグ6の装着時に、プラグキャップ4の圧入穴部42にスパークプラグ6の碍子部61が圧入されるときに、プラグキャップ4の下端部からその軸方向に圧力が加わったときには、軸方向突起46のテーパ外周面461がタワー挿入口32のテーパ内周面321によって受け止められることにより、脱落防止穴部44の内径が大きくなることが抑制される。そのため、スパークプラグ6の装着前及び装着時において、タワー挿入口32内に配置されたコイルスプリング5の中間拡径部52が、脱落防止穴部44を通過することができず、コイルスプリング5がプラグキャップ4の圧入穴部42内へ脱落してしまうことを防止することができる。
それ故、本例の点火コイル1によっても、スパークプラグ6の装着前及び装着時において、プラグ装着部2に配置したコイルスプリング5が不意に脱落することを防止することができる。本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、プラグ装着部にスパークプラグを装着した状態を示す断面説明図。 実施例1における、プラグ装着部にスパークプラグを装着する前の状態を示す断面説明図。 実施例2における、プラグ装着部にスパークプラグを装着した状態を示す断面説明図。 実施例2における、プラグ装着部にスパークプラグを装着する前の状態を示す断面説明図。
符号の説明
1 点火コイル
11 コイル部
12 導通金具
2 プラグ装着部
3 タワー部
31 タワー円筒部
32 タワー挿入口
321 テーパ内周面
322 鋭角状先端部
33 係止外周面
4 プラグキャップ
41 キャップ係止穴部
42 圧入穴部
43 端子挿入穴部
44 脱落防止穴部
45 段差面
46 軸方向突起
461 テーパ外周面
5 コイルスプリング
51 一般部
52 中間拡径部
6 スパークプラグ
61 碍子部
62 端子部

Claims (6)

  1. 一次コイル及び二次コイルをコイルケース内に配置してなるコイル部の高電圧側端部に、スパークプラグの碍子部を装着するプラグ装着部を形成してなる点火コイルにおいて、
    上記プラグ装着部は、上記コイル部と連結した樹脂製のタワー部と、上記二次コイルにおける高電圧側巻線端と電気接続した導通金具と、該導通金具と上記スパークプラグの碍子部よりも先端側に形成された端子部とを導通させるコイルスプリングと、上記スパークプラグの碍子部が圧入されるゴム製のプラグキャップとを有しており、
    上記タワー部には、内周側に上記コイルスプリングを挿入配置するためのタワー挿入口を有すると共に外周側に上記プラグキャップを係止する係止外周面を有するタワー円筒部が形成してあり、
    上記コイルスプリングは、その軸方向の中間部位に、その軸方向両側の一般部における外径よりも拡径してなる中間拡径部を有しており、
    上記プラグキャップは、上記タワー円筒部の上記係止外周面に係止されるキャップ係止穴部と、上記スパークプラグの碍子部を圧入するための圧入穴部とを、上記スパークプラグの端子部を挿入する端子挿入穴部を介して連通形成してなり、
    上記キャップ係止穴部と上記端子挿入穴部との連通部分には、該キャップ係止穴部及び該端子挿入穴部の内径よりも小さな内径を有すると共に、上記コイルスプリングの上記一般部における外径よりも大きく、かつ上記コイルスプリングの上記中間拡径部における外径よりも小さな内径を有する脱落防止穴部が形成してあり、
    上記コイルスプリングは、その上記中間拡径部が上記タワー円筒部の上記タワー挿入口内に配置されており、
    上記タワー円筒部における先端面によって、上記キャップ係止穴部と上記脱落防止穴部との間における段差面を押さえ付けることにより、上記脱落防止穴部の内径が大きくなることを抑制して、上記コイルスプリングの上記中間拡径部が上記脱落防止穴部を通過することができないよう構成したことを特徴とする点火コイル。
  2. 請求項1において、上記タワー円筒部の上記タワー挿入口における先端部分には、先端側に向かうに連れて拡径するテーパ内周面が形成してあり、
    該テーパ内周面の形成によって形成された鋭角状先端部を上記段差面へ食い込ませることによって、上記脱落防止穴部の内径が大きくなることを抑制したことを特徴とする点火コイル。
  3. 一次コイル及び二次コイルをコイルケース内に配置してなるコイル部の高電圧側端部に、スパークプラグの碍子部を装着するプラグ装着部を形成してなる点火コイルにおいて、
    上記プラグ装着部は、上記コイル部と連結した樹脂製のタワー部と、上記二次コイルにおける高電圧側巻線端と電気接続した導通金具と、該導通金具と上記スパークプラグの碍子部よりも先端側に形成された端子部とを導通させるコイルスプリングと、上記スパークプラグの碍子部が圧入されるゴム製のプラグキャップとを有しており、
    上記タワー部には、内周側に上記コイルスプリングを挿入配置するためのタワー挿入口を有すると共に外周側に上記プラグキャップを係止する係止外周面を有するタワー円筒部が形成してあり、
    上記コイルスプリングは、その軸方向の中間部位に、その軸方向両側の一般部における外径よりも拡径してなる中間拡径部を有しており、
    上記プラグキャップは、上記タワー円筒部の上記係止外周面に係止されるキャップ係止穴部と、上記スパークプラグの碍子部を圧入するための圧入穴部とを、上記スパークプラグの端子部を挿入する端子挿入穴部を介して連通形成してなり、
    上記キャップ係止穴部と上記端子挿入穴部との連通部分には、該キャップ係止穴部及び該端子挿入穴部の内径よりも小さな内径を有すると共に、上記コイルスプリングの上記一般部における外径よりも大きく、かつ上記コイルスプリングの上記中間拡径部における外径よりも小さな内径を有する脱落防止穴部が形成してあり、
    上記コイルスプリングは、その上記中間拡径部が上記タワー円筒部の上記タワー挿入口内に配置されており、
    上記キャップ係止穴部と上記脱落防止穴部との間における段差部分には、該段差部分の軸方向に突出して上記タワー円筒部の上記タワー挿入口における先端部分の内周側に対向する軸方向突起が形成してあり、
    該軸方向突起が上記タワー挿入口における先端部分によって受け止められることにより、上記脱落防止穴部の内径が大きくなることを抑制して、上記中間拡径部が上記脱落防止穴部を通過することができないよう構成したことを特徴とする点火コイル。
  4. 請求項3において、上記タワー挿入口における先端部分には、先端側に向かうに連れて拡径するテーパ内周面が形成してあり、
    上記軸方向突起は、上記テーパ内周面と対面するテーパ外周面を有していることを特徴とする点火コイル。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記脱落防止穴部は、上記プラグキャップの軸方向に平行な内周面を形成してなることを特徴とする点火コイル。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記脱落防止穴部は、上記圧入穴部の全周に渡って形成してあることを特徴とする点火コイル。
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