JP3918610B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火プラグと点火コイルを一体化した内燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、点火コイルと点火プラグを一体化した内燃機関用点火装置が種々提案されている(特開2000−252040号公報、特開2000−277232号公報、欧州特許出願公開第0907019号明細書参照)。そして、この種の点火装置では、1次巻線および2次巻線はそれぞれ樹脂製のスプールに巻かれており、巻線の端末が接続されるコネクタ端子は、樹脂製のスプールにインサート成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者は、2つのスプールのうち一方のスプールをセラミック製とし、その際、中心電極やステムが内蔵されるプラグ側筒部とセラミック製スプールとを一体化して、構成の簡素化による低コスト化を検討したが、次のような問題が明らかになった。
【0004】
すなわち、従来の樹脂製スプールの場合は、コネクタ端子はスプールにインサート成形されていて、スプールに対してコネクタ端子が動くことはないため、巻線の端末とコネクタ端子とを接続する端末接続作業を容易に行うことができる。
【0005】
しかし、スプールをセラミック製とした場合は、コネクタ端子をスプールにインサート成形することができないため、端末接続作業時にスプールに対してコネクタ端子が動いてしまい、端末接続の作業性が悪いという問題が発生する。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、点火プラグと点火コイルが一体化されてシリンダヘッドに装着される内燃機関用点火装置において、スプールをセラミック製とする際の問題を解消することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1、3に記載の発明では、中心電極(22)と接地電極(23)との間で放電を行う点火プラグ(2)と、1次巻線(31)と2次巻線(32)とを有して点火プラグ(2)に高電圧を供給する点火コイル(3)とを備え、点火プラグ(2)と点火コイル(3)が一体化されて内燃機関のシリンダヘッドに装着される内燃機関用点火装置において、1次巻線(31)が巻かれる筒状のセラミック製のスプール(52)と、スプール(52)の軸方向端部に配置されて、スプール(52)に巻かれた1次巻線(31)の両端末(31a)が接続される導電性の2つのコネクタ端子(61)と、2つのコネクタ端子(61)が組み込まれた絶縁樹脂製の保持部材(9)とを備え、さらに、スプール(52)に対するコネクタ端子(61)および保持部材(9)の周方向への相対移動を規制する位置決め手段(55、92)を有することを特徴とする。
【0008】
これによると、巻線の端末とコネクタ端子とを接続する端末接続作業時に、セラミック製スプールに対してコネクタ端子がスプールの周方向に動くことはなく、従って端末接続の作業性が向上する。
【0009】
上記した位置決め手段(55、92)としては、請求項1、4に記載の発明のように、スプール(52)に形成された切り欠き部(55)と、保持部材(9)に形成されて切り欠き部(55)に嵌合する突起部(92)とから構成することができる。
【0010】
また、請求項2、3に記載の発明のように、スプールを、中心電極(22)が内蔵されたセラミック製のプラグ側筒部(51)と一体に形成することにより、構成の簡素化による低コスト化を図ることができる。
【0011】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は本発明に係る内燃機関用点火装置の一実施形態を示すもので、図1は点火装置の全体構成を示す断面図、図2は1次巻線31が巻かれた碍子5の斜視図、図3は点火コイル3部分の組み付け工程の説明に供する分解斜視図、図4は点火装置の組み付け工程の説明に供する分解斜視図、図5は1次巻線用コネクタ端子61および保持板9の平面図である。
【0013】
図1において、点火装置は、円筒形状のケース1内に、点火プラグ2と点火コイル3と圧力検出素子4が収納され、点火プラグ2の両電極(詳細後述)が図示しない車両用内燃機関の燃焼室に露出するようにして、シリンダヘッドのプラグホールに装着されるようになっている。
【0014】
ケース1は、磁性体で且つ導電性の金属材料よりなり、より詳細には炭素鋼等の鉄鋼材料よりなり、ケース1の外周面には、燃焼室側に雄ねじ部11が形成されると共に、反燃焼室側に締め付け用ナット部12が形成されており、ナット部12を利用してケース1を回して、雄ねじ部11をシリンダヘッドの図示しない雌ねじ部にねじ結合させることにより、点火装置がシリンダヘッドに固定されるようになっている。
【0015】
ケース1内には電気絶縁性に富むアルミナ等のセラミックからなる円筒状の碍子5が収納されており、この碍子5は、燃焼室側に位置するプラグ側筒部51と、このプラグ側筒部51から反燃焼室側に向かって延びるコイル側筒部52とを有している。
【0016】
ケース1の内周面には、燃焼室側近傍に段付き状の受け面13が形成されており、一方、碍子5のプラグ側筒部51の外周面には、この受け面13に当接する段付き状の当たり面53が形成されている。そして、受け面13と当たり面53が当接することにより、ケース1と碍子5との軸方向の位置決めがなされると共に、ケース1と碍子5との間からの燃焼ガスの洩れを防止するようになっている。
【0017】
点火プラグ2は、導電性金属よりなるステム21、導電性金属よりなる中心電極22、および導電性金属よりなる接地電極23等から構成されている。そして、ステム21および中心電極22は、碍子5におけるプラグ側筒部51の中心穴に挿入されており、この中心電極22の一端は燃焼室に露出している。また、接地電極23はケース1に溶接等により一体化されており、この接地電極23は中心電極22の一端と対向している。
【0018】
点火コイル3は、1次巻線31、2次巻線32、磁性材料よりなる円柱状の中心コア33、および電気絶縁性の樹脂にて有底円筒状に形成された2次スプール34等から構成されている。
【0019】
1次巻線31は、碍子5におけるコイル側筒部52の外周面の凹部54に直接巻線されている。このコイル側筒部52は、巻線が巻かれる筒状のセラミック製のスプールに相当する。そして、1次巻線31の両端末は、接続コネクタ6の2つの1次巻線用コネクタ端子61にハンダ付けまたはヒュージングにて接続されており、これにより1次巻線31に図示しないイグナイタから電流が供給されるようになっている。なお、端末接続作業については後述する。
【0020】
ここで、ケース1において中心コア33を取り囲む部分は、磁束が流れる外周コアの機能を有しており、1次巻線31で発生した磁束は、中心コア33およびケース1に流れるようになっている。
【0021】
そして、ケース1において中心コア33を取り囲む部分には、磁束変化で発生する環状電流による損失を防止するために、中心コア33の軸方向に延びるスリット15(図4参照)が形成されている。
【0022】
2次スプール34は、2次巻線32が巻かれる巻き線用筒部34aと、この巻き線用筒部34aから反燃焼室側に向かって突出する突出筒部34bを有している。そして、巻き線用筒部34aの外周に2次巻線32が巻かれ、2次スプール34の中心穴に中心コア33が挿入されている。中心コア33を挿入後、2次スプール34の中心穴の開口部にゴムやスポンジ等の弾性材よりなるコア押え蓋35が挿入されることにより、2次スプール34の中心穴が塞がれている。
【0023】
2次巻線32の高電圧端は、点火プラグ2のステム21を介して中心電極22に電気的に接続されている。一方、2次巻線32の低電圧端は、ケース1内に配置された部品、すなわち、アース端子36(図3参照)、アースプレート37およびボルト8を介して、ケース1に電気的に接続され、さらに、ケース1を介して接地電極23に電気的に接続されている。換言すると、2次巻線32の低電圧端は、内燃機関を介さずに、接地電極23に電気的に接続されている。
【0024】
アース端子36は、導電性金属にて板状または棒状に形成され、その一端に2次巻線32の低電圧端が接続されている。アースプレート37は、導電性金属よりなり、薄板リング状のリング部と、そのリング部から内側に突出する差込部とを有し、リング部が圧力検出素子4とボルト8との間に配置され、差込部の穴にアース端子36が挿入されている。
【0025】
圧力検出素子4は、それに負荷される荷重の変化に伴って電位が変位するもので、例えばチタン酸鉛からなり、薄板リング状に形成されている。そして、圧力検出素子4はコイル側筒部52の端部に配置され、圧力検出素子4の一端は、アースプレート37、ボルト8およびケース1を介してシリンダヘッドに電気的に接続されている。
【0026】
また、圧力検出素子4とコイル側筒部52の端部との間に、導電性金属にて薄板リング状に形成された燃焼圧信号用ターミナル7が配置されている。この燃焼圧信号用ターミナル7には、燃焼圧信号用コネクタ端子71(図4参照)が一体に形成されている。これにより圧力検出素子4の出力信号が図示しない制御装置に出力されるようになっている。
【0027】
なお、圧力検出素子4をコイル側筒部52の端部に配置可能にするために、コイル側筒部52の端部は、1次巻線31および2次巻線32よりも、図1の紙面において上部まで延長されている。換言すると、コイル側筒部52の端部は、1次巻線31および2次巻線32よりも反燃焼室側に突出している。
【0028】
ボルト8は導電性金属にて筒状に形成され、ケース1における反燃焼室側に形成された雌ねじ部14にボルト8がねじ結合されることにより、アースプレート37、圧力検出素子4および燃焼圧信号用ターミナル7が、コイル側筒部52の端部とボルト8との間に保持されるようになっている。
【0029】
そして、ボルト8の締め付けにより、圧力検出素子4に圧縮予荷重を与えると共に、ケース1の受け面13と碍子5の当たり面53との当接部にて図示しないパッキンをはさみ、ケース1と碍子5との間からの燃焼ガスの洩れを防止するようになっている。
【0030】
ボルト8を雌ねじ部14にねじ結合した後、接続コネクタ6の樹脂製のケース62がボルト8の中空穴に挿入される。
【0031】
次に、碍子5に対する2次スプール34や1次巻線用コネクタ端子61等の位置決め構造、それらの組み付け方法、および1次巻線31の端末接続作業について説明する。
【0032】
図2に示すように、コイル側筒部52には、その反燃焼室側端部に3つの切り欠き部55が形成され、これらの切り欠き部55はコイル側筒部52の周方向に沿って等間隔に配置されている。そして、1次巻線31の両端末31aは、コイル側筒部52の反燃焼室側端部に引き出され、コイル側筒部52の周方向の所定位置にテープ等により仮止めされている。
【0033】
図3に示すように、2次スプール34には、その反燃焼室側端部に、コイル側筒部52の切り欠き部55に嵌合される3つの突起部34cが形成されている。この3つの突起部34cのうち2つの突起部34cには、端末31aが挿入される図示しない貫通穴が形成されている。
【0034】
また、図3および図5に示すように、導電性金属よりなる2つの1次巻線用コネクタ端子61は、絶縁樹脂よりなる保持板9の円板部91にインサート成形されて、2つの1次巻線用コネクタ端子61と保持板9とが一体化されている。また、円板部91の外周部には、コイル側筒部52の切り欠き部55に嵌合される3つの突起部92が形成されている。3つの突起部92のうち2つの突起部92には、端末31aが挿入される貫通穴93が形成され、さらに、円板部91には、アース端子36が挿入される貫通穴94が形成されている。
【0035】
なお、保持板9は保持部材に相当し、コイル側筒部52の切り欠き部55および保持板9の突起部92は、位置決め手段に相当する。
【0036】
組み付けは、まず、図3に示すように、2次巻線32、中心コア33およびコア押え蓋35が組み付けられた2次スプール34を、碍子5の中心穴に途中まで挿入した後、2次スプール34の突起部34cの貫通穴に端末31aを挿入し、次いで図4に示すように、2次スプール34を碍子5の中心穴にさらに押し込んで、突起部34cをコイル側筒部52の切り欠き部55に嵌合させる。
【0037】
次に、保持板9の貫通穴93に端末31aを挿入し、次いで図4に示すように、保持板9の突起部92をコイル側筒部52の切り欠き部55に嵌合させる。この突起部92と切り欠き部55の嵌合により、コイル側筒部52と1次巻線用コネクタ端子61および保持板9との、コイル側筒部52の周方向への相対移動が規制される。
【0038】
そして、相対移動が規制された状態で、端末接続作業を行う。すなわち、端末31aを1次巻線用コネクタ端子61にハンダ付けまたはヒュージングにて接続する。
【0039】
次に、図4に示すように、碍子5に組み付けられたもの、燃焼圧信号用ターミナル7、圧力検出素子4およびアースプレート37を、ケース1に挿入し、それらをケース1に挿入した後、ボルト8を雌ねじ部14に締め付ける。そして、ボルト8を雌ねじ部14にねじ結合した後、接続コネクタ6の樹脂製のケース62をボルト8の中空穴に挿入して、組み付けが完了する。
【0040】
上記構成の点火装置は、イグナイタからの電流供給に基づいて点火コイル3が高電圧を発生し、点火プラグ2はその高電圧を火花ギャップ間で放電して燃焼室内の混合気を着火させる。また、燃焼室内での燃焼によって発生した圧力変化は、碍子5を介して圧力検出素子4に伝達され、それにより圧力検出素子4は荷重変化を受ける。そして、圧力検出素子4は、その荷重の変化に応じた電圧の出力信号を出力する。
【0041】
本実施形態では、保持板9の突起部92とコイル側筒部52の切り欠き部55の嵌合により、コイル側筒部52と1次巻線用コネクタ端子61および保持板9との、コイル側筒部52の周方向への相対移動を規制しているため、端末接続作業時に、コイル側筒部52に対して1次巻線用コネクタ端子61がコイル側筒部52の周方向に動くことはなく、従って端末接続の作業性が向上する。
【0042】
また、2次巻線32の低電圧側と点火プラグ2の接地電極23がケース1を介して電気的に接続されるため、2次巻線32の低電圧側を内燃機関に電気的に接続するためのコネクタ端子およびワイヤハーネスを不要にすることができる。それに伴って、コネクタ6の小型化が可能となり、また2次巻線32の低電圧側を内燃機関に電気的に接続するためのワイヤハーネスの這いまわしがなくなるため装置の信頼性が向上する。
【0043】
また、2次巻線32の低電圧側と点火プラグ2の接地電極23との間の距離が短くなると共に、接続個所も少なくなるため、放電回路の抵抗ロスが少なくなって効率のよい点火が可能となる。
【0044】
また、圧力検出素子4の一端は、ケース1を介して内燃機関に電気的に接続されるため、圧力検出素子4の一端を内燃機関に電気的に接続するためのコネクタ端子およびワイヤハーネスを不要にすることができる。
【0045】
また、コイル側筒部52の端部を1次巻線31および2次巻線32よりも反燃焼室側に突出させて、コイル側筒部52の端部に圧力検出素子4を配置しているため、圧力検出素子4の信号線を、点火コイル3の脇を通すことなく、ケース1の外部に取り出すことができる。よって、ケース1の直径を増加させることもなく、圧力検出素子4の出力信号は点火コイル3からの放電ノイズの影響も受けにくくなるとともに、信号線の這いまわし等の処理も不要もしくは容易になる。
【0046】
また、ボルト8の締め付けにより圧力検出素子4に圧縮予荷重を与えるようにしているため、燃焼室の圧力変動に対する出力精度を確保することができる。
【0047】
また、ボルト8の締め付けによりケース1の受け面13に碍子5の当たり面53を押し付けるようにしているため、受け面13と当たり面53との当接部にて、ケース1と碍子5との間からの燃焼ガスの洩れを防止することができる。
【0048】
また、点火コイル構成部品を収納する部分も含めてケース1を金属材料にて一体に形成しているため、点火コイル構成部品を樹脂製ケース内に収納したものよりも、点火コイル構成部品の放熱性を向上させることができる。
【0049】
また、ケース1自体に点火コイルの外周コアの機能を持たせることができるため、従来のように外周コアを別に設ける必要がなくなり、従って、点火装置の小径化、および低コスト化が可能となる。
【0050】
また、ケース1における中心コア33を取り囲む部分に設けたスリット15により、磁束変化で発生する環状電流による損失を防止することができる。
【0051】
また、点火コイル3の巻線31、32等が、シリンダヘッドに接地された金属製のケース1によって覆われるため、点火コイル3内で発生する点火ノイズが、ケース1によってシールドされて外部に洩れにくくなる。
【0052】
(他の実施形態)
上述の実施形態では、ケース1と別部材の接地電極23を設けたが、図6に示すように、ケース1と別部材の接地電極23を廃止し、ケース1自体を接地電極にして、ケース1の燃焼室側端部16と中心電極22との間で放電させるようにしてもよい。
【0053】
また、上述の実施形態では、内周側が2次巻線32であり、外周側が1次巻線31であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、外周側を2次巻線32とし、内周側を1次巻線31としてもよい。
【0054】
また、上述の実施形態では、ボルト8の締め付けにより圧力検出素子4に予荷重を与えるようにしたが、ボルト8の代わりにねじを持たない押し付け部材を用い、その押し付け部材をケース1に圧入したり、或いは、押し付け部材をケース1に挿入後ケース1をかしめることにより、圧力検出素子4に予荷重を与えるようにしてもよい。さらに、押し付け部材をケース1に挿入後圧力検出素子4に予荷重を与えた状態で、押し付け部材をケース1に溶接してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る点火装置の一実施形態を示す正面断面図である。
【図2】図1の1次巻線31が巻かれた碍子5の斜視図である。
【図3】図1の点火コイル3部分の組み付け工程の説明に供する分解斜視図である。
【図4】図1の点火装置の組み付け工程の説明に供する分解斜視図である。
【図5】図1の1次巻線用コネクタ端子61および保持板9の平面図である。
【図6】他の実施形態の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…点火プラグ、22…中心電極、23…接地電極、3…点火コイル、
31…1次巻線、32…2次巻線、5…碍子、
52…コイル側筒部(スプール)、55…切り欠き部(位置決め手段)、
61…コネクタ端子、9…保持板(保持部材)、
92…突起部(位置決め手段)。
Claims (4)
- 中心電極(22)と接地電極(23)との間で放電を行う点火プラグ(2)と、1次巻線(31)と2次巻線(32)とを有して前記点火プラグ(2)に高電圧を供給する点火コイル(3)とを備え、
前記点火プラグ(2)と前記点火コイル(3)が一体化されて前記内燃機関のシリンダヘッドに装着される内燃機関用点火装置において、
前記1次巻線(31)が巻かれる筒状のセラミック製のスプール(52)と、
前記スプール(52)の軸方向端部に配置されて、前記スプール(52)に巻かれた前記1次巻線(31)の両端末(31a)が接続される導電性の2つのコネクタ端子(61)と、
前記2つのコネクタ端子(61)が組み込まれた絶縁樹脂製の保持部材(9)とを備え、
さらに、前記スプール(52)に対する前記コネクタ端子(61)および前記保持部材(9)の周方向への相対移動を規制する位置決め手段(55、92)を有し、
前記位置決め手段(55、92)は、前記スプール(52)に形成された切り欠き部(55)と、前記保持部材(9)に形成されて前記切り欠き部(55)に嵌合する突起部(92)とからなり、
前記位置決めされた前記保持部材(9)の前記2つのコネクタ端子(61)に、前記スプール(52)に巻かれた前記1次巻線(31)の両端末(31a)がそれぞれ接続されていることを特徴とする内燃機関用点火装置。 - 前記スプール(52)は、前記中心電極(22)が内蔵されたセラミック製のプラグ側筒部(51)と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
- 中心電極(22)と接地電極(23)との間で放電を行う点火プラグ(2)と、1次巻線(31)と2次巻線(32)とを有して前記点火プラグ(2)に高電圧を供給する点火コイル(3)とを備え、
前記点火プラグ(2)と前記点火コイル(3)が一体化されて前記内燃機関のシリンダヘッドに装着される内燃機関用点火装置において、
前記1次巻線(31)が巻かれる筒状のセラミック製のスプール(52)と、
前記スプール(52)の軸方向端部に配置されて、前記スプール(52)に巻かれた前記1次巻線(31)の両端末(31a)が接続される導電性の2つのコネクタ端子(61)と、
前記2つのコネクタ端子(61)が組み込まれた絶縁樹脂製の保持部材(9)とを備え、
さらに、前記スプール(52)に対する前記コネクタ端子(61)および前記保持部材(9)の周方向への相対移動を規制する位置決め手段(55、92)を有し、
前記スプール(52)は、前記中心電極(22)が内蔵されたセラミック製のプラグ側筒部(51)と一体に形成されていることを特徴とする内燃機関用点火装置。 - 前記位置決め手段(55、92)は、前記スプール(52)に形成された切り欠き部(55)と、前記保持部材(9)に形成されて前記切り欠き部(55)に嵌合する突起部(92)とからなることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用点火装置。
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