[go: up one dir, main page]

JP2008270540A - 半導体装置の製造方法および表示装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008270540A
JP2008270540A JP2007111793A JP2007111793A JP2008270540A JP 2008270540 A JP2008270540 A JP 2008270540A JP 2007111793 A JP2007111793 A JP 2007111793A JP 2007111793 A JP2007111793 A JP 2007111793A JP 2008270540 A JP2008270540 A JP 2008270540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation
region
thin film
film transistor
optical systems
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007111793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Arai
俊明 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007111793A priority Critical patent/JP2008270540A/ja
Priority to TW097109677A priority patent/TW200903657A/zh
Priority to US12/101,574 priority patent/US7919399B2/en
Priority to KR1020080036075A priority patent/KR20080094605A/ko
Priority to CN2008100912168A priority patent/CN101291554B/zh
Publication of JP2008270540A publication Critical patent/JP2008270540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D86/00Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates
    • H10D86/01Manufacture or treatment
    • H10D86/021Manufacture or treatment of multiple TFTs
    • H10D86/0221Manufacture or treatment of multiple TFTs comprising manufacture, treatment or patterning of TFT semiconductor bodies
    • H10D86/0223Manufacture or treatment of multiple TFTs comprising manufacture, treatment or patterning of TFT semiconductor bodies comprising crystallisation of amorphous, microcrystalline or polycrystalline semiconductor materials
    • H10D86/0229Manufacture or treatment of multiple TFTs comprising manufacture, treatment or patterning of TFT semiconductor bodies comprising crystallisation of amorphous, microcrystalline or polycrystalline semiconductor materials characterised by control of the annealing or irradiation parameters
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/30Devices specially adapted for multicolour light emission
    • H10K59/35Devices specially adapted for multicolour light emission comprising red-green-blue [RGB] subpixels
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/86Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/8791Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10S117/903Dendrite or web or cage technique
    • Y10S117/904Laser beam

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】複数の照射光学系を用いる場合であっても、各照射光学系におけるレーザビームの強度ばらつきの影響を抑えることを可能にする。
【解決手段】複数の照射光学系を用いてエネルギービームを照射するアニール工程において、前記エネルギービームの照射領域を、各照射光学系が単独でビーム照射する単一ビーム照射領域11A,11Bと、隣り合う二つの照射光学系の両方がビーム照射する境界領域12ABとに分け、前記境界領域12ABを、一方の照射光学系によるビーム照射部分である第一照射部PAと、他方の照射光学系によるビーム照射部分である第二照射部PBとに分け、前記第一照射部PAによりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と、前記第二照射部PBによりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とが、前記境界領域12AB上における二次元方向のそれぞれで混在させるようにする。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば液晶表示装置または有機電界発光表示装置に用いられる薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下「TFT」と略す)基板の製造に好適な半導体装置の製造方法およびその方法により製造された半導体膜を備えた表示装置に関する。
システム液晶と呼ばれるような高付加価値のアクティブマトリクス型液晶表示装置や有機電界発光素子(以下「有機EL素子」という)を用いた有機電界発光表示装置(以下「有機EL表示装置」という)等を構成する場合には、結晶性シリコンを用いたTFT基板を用いることが一般的である。このTFT基板は、基板に非晶質または比較的粒径の小さな多結晶の半導体膜を形成し、その半導体膜にレーザビームを照射してアニール処理をした後に、駆動素子としてのTFTを形成したものが一般的である。
レーザアニール装置の光源としては、低コストで安定性の高い半導体レーザが用いられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。ただし、半導体レーザを用いた場合には、ビームスポットの大きさが非常に小さいので、単位面積あたりの走査時間が増加し、生産性の低下や製造コストの増大等を招く。そこで、アニール処理の高スループット化のために、複数のレーザを互いに近接して配置し、複数のレーザビームを非晶質半導体膜の複数の部分を同時に照射し、走査時間を短縮して生産性を上げるようにすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図14は、複数、例えば三本のレーザビームLBを基板310に照射するパターンの一例を表したものである。基板310には例えば半導体膜320が形成されていると共に、三つの照射領域311A,311B,311Cが設定されており、各レーザビームLBはこれら三つの照射領域311A〜311Cのうちの一つにそれぞれ割り当てられ、対応する照射領域311A〜311Cにおいて連続的にライン状走査しながら照射するようになっている。
特開2003−332235号公報 特開2004−153150号公報
しかしながら、複数のレーザビームを用いる場合、照射光学系の調整誤差等により、例えば図15(A)に示すように、照射光学系間でレーザの出力にばらつきが生じてしまうことが考えられる。照射光学系間でのレーザ出力のばらつきは、アニール処理後の半導体膜における各照射領域311A,311B,311Cの結晶粒径の相違を招き、各照射領域311A〜311Cに作製されたTFTの特性に差がつく要因となる。よって、このようなTFT基板を用いて構成した表示装置では、例えば図15(B)に示すように、各照射領域311A〜311Cの輝度に差が生じ、その境界線Mが表示むらとして視認されてしまうおそれがある。また、各照射光学系間のビーム形状のばらつきがある場合にも、各照射領域間の結晶粒径が異なってしまい、上記と同様な表示むらが視認されてしまうおそれがある。これら照射光学系間のばらつきは完全に取りきるのが困難なことが多い。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の照射光学系を用いて生産性を高める場合であっても、各照射光学系におけるレーザビームの強度ばらつきの影響を抑えることができる半導体装置の製造方法、およびその製造方法により製造された半導体装置を用いて構成することで、表示むらを抑え、表示品質を高めることができる表示装置を提供することにある。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、薄膜トランジスタ形成領域を含む素子形成領域が二次元パターン配置される半導体膜に対し複数の照射光学系を用いてエネルギービームを照射するアニール工程を行う半導体装置の製造方法であって、前記アニール工程では、前記エネルギービームの照射領域を、前記複数の照射光学系のそれぞれが単独でエネルギービームを照射する単一ビーム照射領域と、隣り合う単一ビーム照射領域の間に位置し当該単一ビーム照射領域へのビーム照射を行う二つの照射光学系の両方がエネルギービームを照射する境界領域とに分け、前記境界領域を、前記二つの照射光学系の一方によるビーム照射部分である第一照射部と、前記二つの照射光学系の他方によるビーム照射部分である第二照射部とに分け、前記第一照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と、前記第二照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とが、前記境界領域上における二次元方向のそれぞれで混在する箇所を有するように、前記第一照射部、前記第二照射部および前記薄膜トランジスタ形成領域を配することを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置は、基板上に半導体膜が成膜されるとともに当該半導体膜に薄膜トランジスタが形成されてなる駆動用基板と、当該駆動用基板上に形成される表示素子とを備え、前記駆動用基板における前記半導体膜には前記薄膜トランジスタの形成領域を含む前記表示素子の形成領域が二次元パターン配置される表示装置であって、前記半導体膜は、複数の照射光学系を用いてエネルギービームを照射するアニール工程を経て形成されるものであり、前記アニール工程にて、前記エネルギービームの照射領域を、前記複数の照射光学系のそれぞれが単独でエネルギービームを照射する単一ビーム照射領域と、隣り合う単一ビーム照射領域の間に位置し当該単一ビーム照射領域へのビーム照射を行う二つの照射光学系の両方がエネルギービームを照射する境界領域とに分け、前記境界領域を、前記二つの照射光学系の一方によるビーム照射部分である第一照射部と、前記二つの照射光学系の他方によるビーム照射部分である第二照射部とに分け、前記第一照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と、前記第二照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とが、前記境界領域上における二次元方向のそれぞれで混在する箇所を有するように、前記第一照射部、前記第二照射部および前記薄膜トランジスタ形成領域を配して、前記複数の照射光学系を用いたビーム照射が行われて前記半導体膜が形成されることを特徴とする。
上記手順の半導体装置の製造方法および上記構成の表示装置によれば、境界領域には、その両隣りの単一ビーム照射領域へのビーム照射を行うそれぞれの照射光学系によりエネルギービームが照射される。しかも、各照射光学系の一方によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と、他方によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とが、二次元方向のそれぞれで混在する箇所を有するように、各照射光学系からのビーム照射が行われる。したがって、各照射光学系の間でエネルギービームの強度ばらつきがある場合にも、単一ビーム照射領域間に生じる結晶粒径の差による表示輝度の差が単一境界線上ではなく、二次元方向のそれぞれで混在するような二次元パターン(例えば、市松状パターンやグラデーション状パターン)を描いて散在することになり、エネルギー強度の違いに起因する境界が視認し難くなる。
本発明によれば、半導体膜に対するアニール処理を、複数の照射光学系を用いて行い、これにより半導体装置の生産性を高める場合であっても、各照射光学系の間でのエネルギービームの強度ばらつきによる悪影響を抑制することができル。したがって、例えば当該アニール処理を経て得られた半導体膜にTFTを形成して表示装置を構成すれば、輝度差に起因する表示むらの発生を抑えて、高い表示品質を実現することができる。このことは、特に、TFTの特性差により発光性能に影響を受けやすい有機電界発光表示装置に適用した場合に非常に有効である。
以下、図面に基づき本発明に係る半導体装置の製造方法および表示装置について説明する。
〔表示装置の概略構成〕
先ず、はじめに、表示装置の概略構成について、有機EL表示装置を例に挙げて説明する。
図1は、有機EL表示装置の概略構成例を示す説明図である。
図例の表示装置は、例えばTFTにより駆動されるアクティブまたはパッシブ型の極薄型有機EL表示装置として用いられるものであり、駆動パネル210と封止パネル220とが対向配置され、これらが熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂からなる接着層230を間にして貼り合わされて構成されている。
駆動パネル210は、駆動用基板240上に、赤色の光を発生する有機EL素子250Rと、緑色の光を発生する有機EL素子250Gと、青色の光を発生する有機EL素子250Bとが、それぞれマトリクス状に二次元パターン配置されてなるものである。
駆動用基板240は、基板10上に半導体膜20が形成されてなり、さらにその半導体膜20にTFT241が形成されてなるのものである。すなわち、いわゆるTFT基板として機能するものである。
TFT241は、有機EL素子250R,250G,250Bの各々に対応する能動素子である。TFT241のゲート電極(図示せず)は、図示しない走査回路に接続され、ソースおよびドレイン(いずれも図示せず)は、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、PSG(Phospho-Silicate Glass)等からなる層間絶縁膜を介して設けられた信号線としての配線(いずれも図示せず)に接続されている。なお、TFT241の構成は、特に限定されず、例えば、ボトムゲート型でもトップゲート型でもよい。
駆動用基板240上に形成される有機EL素子250R,250G,250Bは、駆動用基板240の側から、被覆層260を間にして、陽極としての第1電極251と、発光層を含む有機層252と、陰極としての第2電極253とが、順に積層されてなるものである。また、有機EL素子250R,250G,250Bは、大気遮断のため、必要に応じて、窒化シリコン、酸化シリコン、樹脂等からなる保護膜270で覆われている。
被覆層260は、例えば、厚みが0.2μm〜50μm程度であり、ポリイミド、ポリアミド、アクリル、BCB(ベンゾシクロブテン)、ポリイミドアミド等の有機感光性材料により構成されている。
第1電極251は、反射層としての機能も兼ねており、例えば、白金(Pt)、金(Au)、クロム(Cr)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属または合金により構成されている。なお、第1電極251は、被覆層260に設けられたコンタクトホール(図示せず)を介してTFT241に接続されている。
有機層252は、有機EL素子の発光色によって構成が異なっている。有機EL素子250R,250Bは、正孔輸送層、発光層および電子輸送層が第1電極251の側からこの順に積層された構造を有しており、有機発光素子250Gは、正孔輸送層および発光層が第1電極251の側からこの順に積層された構造を有している。正孔輸送層は発光層への正孔注入効率を高めるためのものであり、発光層は電流の注入により光を発生するものであり、電子輸送層は発光層への電子注入効率を高めるためのものである。有機EL素子250Rについては、正孔輸送層の構成材料として例えばビス[(N−ナフチル)−N−フェニル]ベンジジン(α−NPD)が挙げられ、発光層の構成材料として例えば2,5−ビス[4−[N−(4−メトキシフェニル)―N−フェニルアミノ]]スチリルベンゼン―1,4−ジカーボニトリル(BSB)が挙げられ、電子輸送層の構成材料として例えば8−キノリノールアルミニウム錯体(Alq3)が挙げられる。また、有機EL素子250Bについては、正孔輸送層の構成材料として例えばα−NPDが挙げられ、発光層の構成材料として例えば4,4−ビス(2,2−ジフェニルビニン)ビフェニル(DPVBi)が挙げられ、電子輸送層の構成材料として例えばAlq3が挙げられる。また、有機発光素子250Gについては、正孔輸送層の構成材料として例えばα−NPDが挙げられ、発光層の構成材料として例えばAlq3にクマリン6(C6;Coumarin6)を1体積%混合したものが挙げられる。
第2電極253は、半透過性電極により構成されており、発光層で発生した光は第2電極253の側から取り出されるようになっている。第2電極253は、例えば、Ag、Al、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)等の金属または合金により構成されている。
このような構成の駆動パネル210と接着層230を挟んで対向する封止パネル220は、駆動パネル210の有機EL素子250R,250G,250B側に位置しており、接着層230と共に有機EL素子250R,250G,250Bを封止するようになっている。ただし、封止パネル220は、有機EL素子250R,250G,250Bで発生した光を透過させる透明ガラス等の光透過材料によって構成されている。また、封止パネル220には、例えばカラーフィルタ(図示せず)が設けられており、有機EL素子250R,250G,250Bで発生した光を取り出すと共に、有機EL素子250R,250G,250B並びにその間の配線において反射された外光を吸収し、コントラストを改善するようになっている。
以上のような構成の有機EL表示装置では、第1電極251と第2電極253との間に所定の電圧が印加されると、有機層252の発光層に電流が注入され、正孔と電子とが再結合することにより発光が起こる。この光は、第2電極253,保護膜270および封止パネル220を透過して取り出されることになる。
つまり、有機EL表示装置では、マトリクス状に二次元パターン配置された各有機EL素子250R,250G,250Bで発生した光を外部に取り出すことによって、有機EL素子250R,250G,250Bのそれぞれが一つの画素として機能することになり、これによって画像の表示出力を行うようになっている。
〔表示装置における各画素領域〕
ところで、有機EL表示装置では、上述したように、画像の表示出力を行うために、赤色(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応した有機EL素子250R,250G,250Bがマトリクス状に二次元パターン配置されており、さらに各有機EL素子250R,250G,250Bの能動素子としてTFT241が設けられている。したがって、駆動用基板240上においては、各有機EL素子250R,250G,250Bの配置に対応するように、TFT241もマトリクス状に二次元パターン配置されていることになる。つまり、各色の有機EL素子250R,250G,250Bのいずれかが配される一つの画素領域(=素子形成領域)あたりに、一つのTFT241が配されるのである。
図2は、素子形成領域の一具体例を示す平面図である。
図例のように、駆動用基板240上、さらに詳しくは基板10に形成された半導体膜20上では、一つの画素領域に相当する素子形成領域400内に、TFT形成領域401が存在している。TFT形成領域401は、TFT241が形成される領域である。
ただし、一つの素子形成領域400内には、TFT形成領域401の他に、容量形成領域402も存在している。容量形成領域402は、有機EL素子250R,250G,250Bの駆動のために必要となる容量(ただし不図示)等の回路構成部品が形成される領域である。なお、この容量形成領域402に形成される容量をはじめとした回路構成部品については、公知技術を用いて構成すればよいため、ここではその詳細な説明を省略する。
〔表示装置の製造手順〕
次に、以上のような構成の有機EL表示装置の製造手順を説明する。有機EL表示装置は、例えば、以下に述べる手順で製造することが考えられる。
先ず、基板10上に成膜された半導体膜20を利用して、TFT241を形成するとともに、当該TFT241に電気的に接続する配線等を形成することにより、駆動用基板240を構成する。
次いで、例えばスピンコート法により、例えば上述した材料を塗布、露光、現像することにより、上述した厚みの被覆層260を形成する。
続いて、被覆層260の上に、例えばスパッタリング法により、上述した材料よりなる第1電極251を成膜し、例えばリソグラフィ技術を用いて選択的にエッチングし、所定の形状にパターニングする。その後、例えば蒸着法により、上述した材料よりなる有機層252および第2電極253を順次成膜し、有機EL素子250R,250G,250Bを形成する。これにより、駆動パネル210が構成される。
その後、有機EL素子250R,250G,250Bを上述した材料よりなる保護膜270で覆い、さらに保護膜270の上に接着層230を形成する。そして、必要に応じてカラーフィルタが設けられた封止パネル220を用意し、駆動パネル210と封止パネル220とを接着層230を間にして貼り合わせる。
以上の手順により、図1に示した有機EL表示装置が完成する。
〔半導体装置の製造方法〕
ここで、有機EL表示装置の製造手順のうち、駆動用基板240の製造手順について、さらに詳しく説明する。以下に説明する駆動用基板240の製造手順は、本発明に係る半導体装置の製造方法の一具体例に相当するものである。
図3は、本発明に係る半導体装置の製造方法の一具体例である駆動用基板製造手順の概略的な流れを表すフローチャートである。
図例のように、駆動用基板240の製造手順は、基板10に半導体膜20を形成する成膜工程(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)と、半導体膜20にエネルギービームとして例えばレーザビームを照射して当該半導体膜20を改質するアニール工程(S102)と、を含んでいる。
図4は、成膜工程を説明するための平面図である。
図例のように、成膜工程では、ガラス等の絶縁材料からなる矩形状(例えば、長方形状)の基板10上に、厚みが50nmであり、非晶質または比較的粒径の小さい多結晶のシリコン(Si)からなる半導体膜20を形成する。半導体膜20の平面形状は特に限定されないが、例えば表示装置用の駆動用基板240の場合、基板10の中央部に形成された画素部形成予定領域20Aと、その周囲に帯状に形成された駆動回路、静電破壊保護回路、引き出し配線および引き出しパッド部形成予定領域20Bとを含んでいるものとする。
そして、基板10上に半導体膜20を形成した後は、アニール工程において、その半導体膜20にレーザビームLBを照射し、その半導体膜20を結晶化させる。
図5は、アニール工程に用いるレーザアニール装置の一例を表す説明図である。図例のレーザアニール装置は、複数、例えば三つの照射光学系110A,110B,110Cを有しており、これらの照射光学系110A〜110CからのレーザビームLBを基板10上の半導体膜20の異なる三箇所に同時に照射することができるようになっている。照射光学系110A〜110Cは、各々、例えば、レーザビームLBを発生するレーザ発生源111と、このレーザ発生源111からのレーザビームLBの進行方向を基板10に向けて変更させるミラー112と、を有して構成されている。
図6は、図5のレーザアニール装置によるレーザビームの走査パターンの一例を表す平面図である。図例のように、各照射光学系110A〜110CからのレーザビームLBは、アニール幅(レーザビームLBのスポット最大径)d、ピッチpの多数の密接した平行線パターンPで、通常は基板10の長辺に平行な方向に走査しながら照射される。なお、平行線パターンPのピッチpは画素ピッチに合わせることが望ましく、またアニール幅dはp/2以下になっているものとする。
図7は、図5のレーザアニール装置によるレーザビームの照射領域の一例を表す平面図である。図例のように、アニール工程では、基板10を、平行線パターンPに対して平行な境界線Mで、複数、例えば三つの単一ビーム照射領域(以下、単に「単一領域」という。)11A,11B,11Cと、それらのうち前二者間の境界領域12ABおよび後二者間の境界領域12BCとに分ける。単一領域11Aには照射光学系110Aにより、単一領域11Bには照射光学系110Bにより、単一領域11Cには照射光学系110Cにより、それぞれレーザビームLBを照射する。また、境界領域12ABには、照射光学系110A,110BによりレーザビームLBを照射し、境界領域12BCには、照射光学系110B,110CによりレーザビームLBを照射する。つまり、レーザビームLBの照射領域を、各照射光学系110A〜110Cのそれぞれが単独でビーム照射を行う単一領域11A,11B,11Cと、二つの照射光学系110A,110Bまたは照射光学系110B,110CによってレーザービームLBの照射ライン毎に一定の規則を持たせて混合させながらビーム照射を行う境界領域12AB,12BCとに分けるのである。
これにより、このアニール工程では、三つの照射光学系110A〜110Cの利用により、走査時間を短縮して生産性を高めることが可能となる。
しかも、各単一領域11A,11B,11Cの間には、各照射光学系110A〜110Cのいずれか二つによってビーム照射が行われる境界領域12AB,12BCが配されているため、各照射光学系110A〜110CによるレーザビームLBの強度ばらつきがあっても、その強度ばらつきによる結晶粒径の差から生じる表示輝度の差の視認性を緩和することができる。
ところが、有機EL表示装置を構成する場合においては、各画素領域の間隔が例えば0.3mm以上になることもある。その場合に、境界領域12AB,12BCにおいて、レーザビームLBの照射ライン毎に一定の規則を持たせて混合させるのでは、線状の輝度差を視認できてしまうということが考えられる。
そこで、境界領域12AB,12BCに対するレーザビームLBの照射の際には、当該照射を以下に述べるようにして行うものとする。
例えば、境界領域12ABに着目すると、当該境界領域12ABには二つの照射光学系110A,110Bを用いてレーザビームLBを照射するが、その照射の際に、当該境界領域12ABを、一方の照射光学系110Aによるビーム照射部分である第一照射部と、他方の照射光学系110Bによるビーム照射部分である第二照射部とに分ける。そして、第一照射部によりビーム照射される半導体膜20のTFT形成領域401と、第二照射部によりビーム照射される半導体膜20のTFT形成領域401とが、境界領域12AB上における二次元方向のそれぞれで混在する箇所を有するように、TFT形成領域401との位置関係を考慮しつつ第一照射部および第二照射部をパターン配置する。
このことは、境界領域12BCについても、全く同様である。
このようにすることで、各境界領域12AB,12BCでは、各照射光学系110A〜110CによるレーザビームLBの強度ばらつきがあっても、結晶粒径の差による表示輝度の差が単一境界線上ではなく、二次元方向のそれぞれで混在するような二次元パターン(例えば、市松状パターンやグラデーション状パターン)を描いて散在することになる。したがって、エネルギー強度の違いに起因する境界が視認し難くなり、特に各画素領域の間隔が例えば0.3mm以上になる場合に非常に有効である。
〔パターン分けの第一具体例〕
ここで、第一照射部および第二照射部のパターン配置(パターン分け)について、単一領域11A,11Bの間に挟まれる境界領域12ABを例に挙げて、具体的に説明する。
図8は、第一照射部および第二照射部のパターン分けの第一具体例を示す説明図である。図例のように、境界領域12ABでは、照射光学系110AによりレーザビームLBを照射する第一照射部PAと、照射光学系110BによりレーザビームLBを照射する第二照射部PBとを、単一領域11A,11Bおよび境界領域12ABの間の境界線Mに沿った方向に延びる単一の走査ライン内で交互に混合させて配置する。さらには、当該走査ラインと直交する方向においても、同一ライン内で第一照射部PAと第二照射部PBとを交互に混合させて配置する。つまり、二次元方向のそれぞれで混在する箇所を有するように、第一照射部PAと第二照射部PBとを、市松模様を描くパターン状に混在させて配置するのである。
このようなパターン配置は、照射光学系110A,110Bのオン/オフを切り替え制御することによって実現可能である。すなわち、第一照射部PAおよび第二照射部PBの各ビーム照射のオン/オフを、走査ライン上における主走査位置および副走査位置に依存して切り替えることによって、第一照射部PAとしてビーム照射される半導体膜20のTFT形成領域401と、第二照射部PBとしてビーム照射される半導体膜20のTFT形成領域401とを、境界領域12AB上にて市松パターン状に混在させる。なお、ビーム照射のオン/オフ切り替え制御は、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
また、上述したパターン配置は、照射光学系110A,110Bからの各レーザビームLBに対する遮蔽/非遮蔽の切り替え制御によっても実現可能である。すなわち、例えば、各照射光学系110A,110Bとビーム照射される半導体膜20との間にマスクを配置するとともに、そのマスクを用いて各照射光学系110A,110BからのレーザビームLBを遮蔽したり透過させたりするのを切り替えることによって、第一照射部PAとしてビーム照射される半導体膜20のTFT形成領域401と、第二照射部PBとしてビーム照射される半導体膜20のTFT形成領域401とを、境界領域12AB上にて市松パターン状に混在させる。なお、ビーム照射の遮蔽/非遮蔽の切り替え制御は、マスクを利用する場合の他に、公知のシャッタ機構を利用しても実現可能である。また、他にも反射や屈折を利用して対象物にエネルギーが照射されないようにする方法がある。すなわち、ビーム照射の遮蔽/非遮蔽の切り替え制御は、その手法が特に限定されるものではない。
図9は、図8のパターン分けによるレーザビームのエネルギー強度の例を示す説明図である。
第一照射部PAと第二照射部PBとを市松パターン状に混在させた場合には、図例のように、境界領域12ABに照射されるレーザビームLBの平均強度は、単一領域11A,11Bそれぞれにおける強度の中間程度に近似される。このことは、単一領域11A,11BのレーザビームLBの強度差が、境界領域12ABにより半分程度に緩和されることを意味する。つまり、境界領域12ABによる単一領域11A,11Bの間の強度差の緩和を通じて、単一領域11A,11Bと境界領域12ABとのそれぞれの間の境界が視認し難くなる。したがって、上述したパターン分けを経て得られた半導体膜20にTFT241を形成し駆動用基板240を構成すれば、輝度差に起因する表示むらの発生を抑えて高い表示品質を実現する有機EL表示装置を製造することができる。
なお、境界領域12ABの幅D12は、単一領域11A,11Bの幅D11およびレーザビームLBの強度差ΔIに応じて設定することが考えられる。具体的には、強度差ΔIが大きければ、境界領域12ABの幅D12も大きく確保する、といった具合である。
また、半導体膜20の画素部形成予定領域20A内において境界領域12AB,12BCを作成する場合に、各画素がR,G,Bの各色が順に並ぶ一定の繰り返し構造を持つときには、この繰り返し構造を一つの単位として扱い、その単位内ではパターン分けを行わないようにすることが考えられる。これは、通常の表示素子においては、R,G,Bの3色からなるサブピクセルにより1つのピクセル(画素)が構成されており、この3サブピクセルからの輝度により色度を規定しているためである。さらに詳しくは、仮に、同じピクセル内で、Rに強度の強い方のレーザビーム、GおよびBに強度の低い方のレーザビームを使用すると、白を表示しようとした場合に、赤味がかった白色が表示されることになるが、同じ画素内で同じ強度のレーザビームを使用していれば、隣接画素と輝度が変わることはあっても、色度が変わることは無いからである。
〔パターン分けの第二具体例〕
次に、第一照射部および第二照射部のパターン配置(パターン分け)の第二具体例を説明する。ここでも、境界領域12ABを例に挙げて具体的な説明を行う。
境界領域12ABにおける第一照射部PAと第二照射部PBとパターン分けは、上述した第一具体例のように一様なものであってもよいが、単一領域11A,11Bの間のビーム強度差の緩和を確実かつ効果的なものとすべく、単一領域11A,11Bと境界領域12ABとの境界線と直交する方向にて、第一照射部PAと第二照射部PBとの分布密度を可変させるようにすることが考えられる。
図10は、第一照射部および第二照射部のパターン分けの第二具体例を示す説明図である。図10(a),(b)に示すパターン分けは、いずれも、境界領域12ABにおいて、一方の側の単一領域11Aから他方の側の単一領域11Bに向けて、第一照射部PAおよび第二照射部PBそれぞれの分布密度が徐々に変化して行くように、さらに詳しくは第一照射部PAまたは第二照射部PBのいずれか一方の分布密度が徐々に高くなり、かつ、他方の分布密度が徐々に低くなる、いわゆるグラデーション状に、第一照射部PAと第二照射部PBとを混在させて配置している。これにより、境界領域12ABにおける二次元方向のそれぞれで第一照射部PAと第二照射部PBと混在する箇所を有するように、これら第一照射部PAと第二照射部PBとがパターン分けされることになる。ただし、混在する箇所を有していればよく、例えば図10(b)に示すように、第一照射部PAと第二照射部PBとが混在していないライン(第一照射部PAまたは第二照射部PBのいずれか一方のみからなるライン)が存在していても構わない。
このようなパターン配置も、上述した第一具体例の場合と同様に、照射光学系110A,110Bのオン/オフを切り替え制御、または、照射光学系110A,110Bからの各レーザビームLBに対する遮蔽/非遮蔽の切り替え制御によって、実現することが可能である。
図11は、図10のパターン分けによるレーザビームのエネルギー強度の例を示す説明図である。
第一照射部PAと第二照射部PBとをグラデーション状に混在させた場合には、図例のように、境界領域12ABに照射されるレーザビームLBの強度は、単一領域11A,11Bそれぞれにおける強度を結ぶ曲線によって近似される。このことは、単一領域11A,11BのレーザビームLBの強度が、境界領域12ABにおいて徐々に遷移して、それぞれの連続性が維持されることを意味する。つまり、境界領域12ABによる単一領域11A,11Bの間の強度の連続性を維持したまま、その強度差が二次元的に緩和されることになり、その結果、単一領域11A,11Bと境界領域12ABとのそれぞれの間の境界が視認し難くなる。したがって、上述したグラデーション状のパターン分けを経て得られた半導体膜20にTFT241を形成し駆動用基板240を構成すれば、市松パターン状の場合よりもさらに輝度差に起因する表示むらの発生を抑えることができ、より一層高い表示品質を実現する有機EL表示装置を製造することができる。
なお、グラデーション状のパターン分けは、人間工学的に輝度差に起因する表示むらが視認し難くなる態様であれば、特に限定されるものではない。
また、グラデーション状のパターン分けを行う場合においても、強度差ΔIに応じた境界領域12ABの幅D12の設定や、R,G,Bの各色の繰り返し構造を一つの単位として扱うこと等については、上述した第一具体例の場合と全く同様である。
〔パターン分けの第三具体例〕
次に、第一照射部および第二照射部のパターン配置(パターン分け)の第三具体例を説明する。ここでも、境界領域12ABを例に挙げて具体的な説明を行う。
上述したパターン分けの第一具体例および第二具体例では、第一照射部PAと第二照射部PBとが二次元方向のそれぞれで混在するような二次元パターンを描いて散在させるために、極めて短時間に正確な光学的あるいは電気的な照射光学系110A〜110Cのオン/オフ切り替え制御を可能とし、あるいは照射光学系110A〜110Cと照射対象である半導体膜20との間にマスク等の光遮蔽物を設置する、といった構成の実現が必要である。つまり、レーザビームLBの照射装置の機構またはこれに付設される機構の複雑化を招いてしまうことが考えられる。
そこで、第三具体例においては、素子形成領域400中におけるTFT形成領域401の配置を変更することで、レーザビームLBのオン/オフ切り替え制御や遮蔽/非遮蔽の切り替え制御等を要することなく、第一照射部PAと第二照射部PBとのパターン分けを実現するのである。
図12は、第一照射部および第二照射部のパターン分けの第三具体例を示す説明図である。図例のパターン分けを行う場合には、上述した第一具体例または第二具体例のようなレーザビームLBのオン/オフ切り替え制御や遮蔽/非遮蔽の切り替え制御等は行わない。ただし、境界領域12ABに隣接する二つの単一領域11A,11Bで使用する二つの照射光学系110A,110Bからビーム照射を並行して行うようにする。詳しくは、素子形成領域400を単一領域11Aの側と単一領域11Bの側とに分割し、一方の側(例えば単一領域11Bの側)を単一領域11Aへのビーム照射を行う照射光学系110Aによるビーム照射領域404とし、他方の側(例えば単一領域11Aの側)を単一領域11Bへのビーム照射を行う照射光学系110Bによるビーム照射領域405とし、それぞれが並行してレーザビームLBの照射を行い、ライン状のビーム照射領域404,405が並んで配置されるようにする。
各照射光学系110A,110Bから並行してビーム照射される素子形成領域400内には、TFT形成領域401と容量形成領域402とが存在している。これらのうち、TFT形成領域401はレーザビームLBの照射による半導体膜20の改質が必要であるが、容量形成領域402についてはレーザビームLBの照射による半導体膜20の改質を特に必要としない。つまり、レーザビームLBの照射によるアニール処理は、少なくとも素子形成領域400内のうちのTFT形成領域401に対して行えばよい。
このことから、照射光学系110Aからのビーム照射と照射光学系110Bからビーム照射とが並行して行われる場合には、素子形成領域400中におけるTFT形成領域401の配置を変更することで、当該TFT形成領域401に対する選択的なビーム照射を行うことが可能となる。例えば、ある素子形成領域400については、単一領域11Bの側にTFT形成領域401が位置するように当該TFT形成領域401および容量形成領域402を配置し、当該TFT形成領域401に対して照射光学系110Aがビーム照射を行うようにする。これにより、当該TFT形成領域401は、照射光学系110Aによるビーム照射部分である第一照射部PAに属することになる。また、これとは別の素子形成領域400については、単一領域11Aの側にTFT形成領域401が位置するように当該TFT形成領域401および容量形成領域402を配置し、当該TFT形成領域401に対して照射光学系110Bがビーム照射を行うようにする。これにより、当該TFT形成領域401は、照射光学系110Bによるビーム照射部分である第二照射部PBに属することになる。つまり、各素子形成領域400において、当該素子形成領域400内におけるTFT形成領域401の位置を相違させることで、境界領域12ABを第一照射部PAと第二照射部PBとに分けるのである。
このとき、各画素がR,G,Bの各色が順に並ぶ一定の繰り返し構造を持つときには、その繰り返し構造を一つの単位としつつ、TFT形成領域401の配置の変更を、一定の規則を持たせつつ行うようにする。一定の規則としては、第一具体例で説明したような市松パターン状や、第二具体例で説明したようなグラデーションパターン状等が挙げられる。つまり、各素子形成領域400におけるTFT形成領域401の配置を各単位で一定の規則を持たせつつ変更することで、第一照射部PAによりビーム照射されるTFT形成領域401と第二照射部PBによりビーム照射されるTFT形成領域401とを、市松パターン状やグラデーションパターン状等に混在配置させるのである。
図13は、パターン分けの第三具体例をさらに詳細に示す説明図である。図例では、マトリクス状に配置された各素子形成領域400に対し、照射光学系110Aからのビーム照射を各素子形成領域400の一方の側に寄って、また照射光学系110Bからのビーム照射を各素子形成領域400の他方の側に寄って、それぞれへ両方を並行して行うようにするとともに、R,G,Bの三色繰り返し構造を構成する三つの素子形成領域400を一つの単位とし、ある単位については照射光学系110Bからビーム照射される位置にTFT形成領域401を配置し、別の単位については照射光学系110Aからビーム照射される位置にTFT形成領域401を配置し、その配置切り替えが各単位で交互に繰り返されるようにパターン分けされている場合を示している。
このようなTFT形成領域401の配置の変更態様は、画素設計段階で予め定めておくものとする。画素設計段階で定めておけば、TFT形成領域401の配置の変更に伴って必要となる配線構造の変更修正にも容易に対応することができる。なお、TFT形成領域401の配置の変更、すなわち単一領域11Aの側に配置するか、あるいは単一領域11Bの側に配置するかについては、公知技術を利用して実現すればよいため、ここではその説明を省略する。
このようなパターン分けを行った場合にも、境界領域12ABの存在によって、単一領域11A,11BのレーザビームLBの強度差が緩和されることになる。したがって、単一領域11A,11Bと境界領域12ABとのそれぞれの間の境界が視認し難くなるので、輝度差に起因する表示むらの発生を抑えることができ、高い表示品質を実現する有機EL表示装置を製造することができるのである。しかも、そのために、レーザビームLBのオン/オフ切り替え制御や遮蔽/非遮蔽の切り替え制御等を必要とすることもない。
ここでは、境界領域12ABにおける各ビーム照射を1ラインおき(例えばABABAB・・)に行う場合を例に挙げたが、複数ラインおき(例えば、ABBAAB・・といった二ライン置き)に行うようにしても構わない。
また、ここでは、各素子形成領域400をTFT形成領域401と容量形成領域402と分けて説明したが、画素回路内において特性がばらついて構わないTFTが存在する場合に、そのTFTについては、容量形成領域402に配置しても構わない。
さらに、ここでは、素子形成領域400の一方の側に寄ってTFT形成領域401が配置された単位と、他方の側に寄ってTFT形成領域401が配置された単位とが、ビームスキャン方向の軸に対して線対称である場合を例に挙げたが、必ずしもその必要はない。さらに詳しくは、TFTのチャネル部のみは線対称配置であることが望ましいが、エネルギービーム照射幅の中にTFTのチャネル部が含まれていれば、その他の素子およびパターンは、線対称配置である必要はない。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、照射光学系110A〜110Cと単一領域11A〜11Cとが同数である場合について説明したが、これらは必ずしも同数である必要はない。ただし、これらが同数でない場合にも、一つの境界領域を間にして隣り合う二つの単一領域には、互いに異なる照射光学系からのレーザビームを照射するようにすることが望ましい。
また、上記実施の形態では、素子形成領域400をTFT形成領域401と容量形成領域402とに二分割した例を挙げたが、特性均一性が要求される少なくとも画素内1つのTFT形成領域が画素内上下に分割されていれば、それ以外の素子はどのような配置でも構わない。
また、本発明は、アニール工程において、電子ビーム,赤外線または各種ランプなど、レーザビーム以外の他のエネルギービームを用いる場合にも適用可能である。
さらに、例えば、上記実施の形態において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
加えて、上記実施の形態では、有機EL素子250R,250B,250Gの構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を更に備えていてもよい。
さらにまた、上記実施の形態では、駆動パネル210と封止パネル220とが接着層230を間にして全面にわたって貼り合わせられている場合について説明したが、本発明は、例えば駆動パネル210の周縁部のみに接着層を形成して封止パネル220などを貼り合わせた場合など、駆動パネル210と封止パネル220の一部分にのみ接着層230が形成された場合についても適用することができる。
加えてまた、本発明は、有機EL素子のほか、無機エレクトロルミネッセンス素子、液晶表示素子、またはエレクトロデポジション型もしくエレクトロクロミック型の表示素子等の他の表示素子を用いた表示装置にも適用可能である。
有機EL表示装置の概略構成例を示す説明図である。 素子形成領域の一具体例を示す平面図である。 本発明に係る半導体装置の製造方法の一具体例である駆動用基板製造手順の概略的な流れを表すフローチャートである。 成膜工程を説明するための平面図である。 アニール工程に用いるレーザアニール装置の一例を表す説明図である。 図5のレーザアニール装置によるレーザビームの走査パターンの一例を表す平面図である。 図5のレーザアニール装置によるレーザビームの照射領域の一例を表す平面図である。 第一照射部および第二照射部のパターン分けの第一具体例を示す説明図である。 図8のパターン分けによるレーザビームのエネルギー強度の例を示す説明図である。 第一照射部および第二照射部のパターン分けの第二具体例を示す説明図である。 図10のパターン分けによるレーザビームのエネルギー強度の例を示す説明図である。 第一照射部および第二照射部のパターン分けの第三具体例を示す説明図である。 パターン分けの第三具体例をさらに詳細に示す説明図である。 従来のレーザアニール方法を説明するための説明図である。 図14に示したレーザアニール方法の問題点の説明図である。
符号の説明
10…基板、11A,11B,11C…単一領域、12AB,12BC…境界領域、20…半導体膜、100…レーザアニール装置、110A,110B,110C…照射光学系、210…駆動パネル、220…封止パネル、221…封止用基板、230…接着層、240…駆動用基板、241…TFT、250R,250G,250B…有機EL素子、400…素子形成領域、401…TFT形成領域、402…容量形成領域、404,405…ビーム照射領域、PA…第一照射部、PB…第二照射部

Claims (6)

  1. 薄膜トランジスタ形成領域を含む素子形成領域が二次元パターン配置される半導体膜に対し複数の照射光学系を用いてエネルギービームを照射するアニール工程を行う半導体装置の製造方法であって、
    前記アニール工程では、
    前記エネルギービームの照射領域を、前記複数の照射光学系のそれぞれが単独でエネルギービームを照射する単一ビーム照射領域と、隣り合う単一ビーム照射領域の間に位置し当該単一ビーム照射領域へのビーム照射を行う二つの照射光学系の両方がエネルギービームを照射する境界領域とに分け、
    前記境界領域を、前記二つの照射光学系の一方によるビーム照射部分である第一照射部と、前記二つの照射光学系の他方によるビーム照射部分である第二照射部とに分け、
    前記第一照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と、前記第二照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とが、前記境界領域上における二次元方向のそれぞれで混在する箇所を有するように、前記第一照射部、前記第二照射部および前記薄膜トランジスタ形成領域を配する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記二次元方向のうち前記単一ビーム照射領域と前記境界領域との境界線と直交する方向にて前記第一照射部および前記第二照射部によりビーム照射される各薄膜トランジスタ形成領域の分布密度が可変するように、前記第一照射部、前記第二照射部および前記薄膜トランジスタ形成領域を配する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第一照射部および前記第二照射部の各ビーム照射のオン/オフ切り替えによって、前記第一照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と前記第二照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とを混在させる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第一照射部および前記第二照射部として照射される各エネルギービームに対する遮蔽/非遮蔽の切り替えによって、前記第一照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と前記第二照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とを混在させる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記素子形成領域中における前記薄膜トランジスタ形成領域の配置を変更することで、前記第一照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と前記第二照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とを混在させる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 基板上に半導体膜が成膜されるとともに当該半導体膜に薄膜トランジスタが形成されてなる駆動用基板と、当該駆動用基板上に形成される表示素子とを備え、前記駆動用基板における前記半導体膜には前記薄膜トランジスタの形成領域を含む前記表示素子の形成領域が二次元パターン配置される表示装置であって、
    前記半導体膜は、複数の照射光学系を用いてエネルギービームを照射するアニール工程を経て形成されるものであり、
    前記アニール工程にて、
    前記エネルギービームの照射領域を、前記複数の照射光学系のそれぞれが単独でエネルギービームを照射する単一ビーム照射領域と、隣り合う単一ビーム照射領域の間に位置し当該単一ビーム照射領域へのビーム照射を行う二つの照射光学系の両方がエネルギービームを照射する境界領域とに分け、
    前記境界領域を、前記二つの照射光学系の一方によるビーム照射部分である第一照射部と、前記二つの照射光学系の他方によるビーム照射部分である第二照射部とに分け、
    前記第一照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域と、前記第二照射部によりビーム照射される薄膜トランジスタ形成領域とが、前記境界領域上における二次元方向のそれぞれで混在する箇所を有するように、前記第一照射部、前記第二照射部および前記薄膜トランジスタ形成領域を配して、
    前記複数の照射光学系を用いたビーム照射が行われて前記半導体膜が形成されることを特徴とする表示装置。
JP2007111793A 2007-04-20 2007-04-20 半導体装置の製造方法および表示装置 Pending JP2008270540A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111793A JP2008270540A (ja) 2007-04-20 2007-04-20 半導体装置の製造方法および表示装置
TW097109677A TW200903657A (en) 2007-04-20 2008-03-19 Semiconductor device manufacturing method and display device
US12/101,574 US7919399B2 (en) 2007-04-20 2008-04-11 Semiconductor device manufacturing method and display device
KR1020080036075A KR20080094605A (ko) 2007-04-20 2008-04-18 반도체 장치의 제조 방법 및 표시 장치
CN2008100912168A CN101291554B (zh) 2007-04-20 2008-04-21 半导体装置的制造方法以及显示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111793A JP2008270540A (ja) 2007-04-20 2007-04-20 半導体装置の製造方法および表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008270540A true JP2008270540A (ja) 2008-11-06

Family

ID=39871309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007111793A Pending JP2008270540A (ja) 2007-04-20 2007-04-20 半導体装置の製造方法および表示装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7919399B2 (ja)
JP (1) JP2008270540A (ja)
KR (1) KR20080094605A (ja)
CN (1) CN101291554B (ja)
TW (1) TW200903657A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5703251B2 (ja) * 2012-03-23 2015-04-15 株式会社東芝 有機電界発光素子、照明装置及び有機電界発光素子の製造方法
KR20140008127A (ko) * 2012-07-10 2014-01-21 삼성디스플레이 주식회사 레이저 결정화 장치 및 방법
KR102240894B1 (ko) * 2014-02-26 2021-04-16 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 표시 장치의 제조 방법
KR20170029037A (ko) * 2015-09-04 2017-03-15 삼성디스플레이 주식회사 투명 표시 장치 및 투명 표시 장치의 제조 방법
KR20210022215A (ko) 2019-08-19 2021-03-03 삼성디스플레이 주식회사 레이저 어닐 장치 및 레이저 어닐 장치를 이용한 박막 결정화 방법

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04282869A (ja) * 1991-03-11 1992-10-07 G T C:Kk 薄膜半導体装置の製造方法及びこれを実施するための装置
JPH08203822A (ja) * 1995-01-20 1996-08-09 Ricoh Co Ltd 薄膜半導体材料形成装置
JP2002141301A (ja) * 2000-11-02 2002-05-17 Mitsubishi Electric Corp レーザアニーリング用光学系とこれを用いたレーザアニーリング装置
JP2002366057A (ja) * 2001-06-11 2002-12-20 Toshiba Corp 表示装置
JP2003332235A (ja) * 2002-05-17 2003-11-21 Fujitsu Ltd 半導体結晶化方法及び装置
JP2004153150A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Fujitsu Display Technologies Corp 表示装置の基板の製造方法及び結晶化装置
JP2004213027A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Samsung Electronics Co Ltd 多結晶シリコン薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100269350B1 (ko) * 1991-11-26 2000-10-16 구본준 박막트랜지스터의제조방법
KR100671212B1 (ko) * 1999-12-31 2007-01-18 엘지.필립스 엘시디 주식회사 폴리실리콘 형성방법
WO2002031871A1 (en) * 2000-10-06 2002-04-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method and apparatus for producing polysilicon film, semiconductor device, and method of manufacture thereof
US6621044B2 (en) * 2001-01-18 2003-09-16 Anvik Corporation Dual-beam materials-processing system
TW521310B (en) * 2001-02-08 2003-02-21 Toshiba Corp Laser processing method and apparatus
TWI289896B (en) * 2001-11-09 2007-11-11 Semiconductor Energy Lab Laser irradiation apparatus, laser irradiation method, and method of manufacturing a semiconductor device
JP2004119971A (ja) * 2002-09-04 2004-04-15 Sharp Corp レーザ加工方法およびレーザ加工装置
SG129265A1 (en) * 2002-11-29 2007-02-26 Semiconductor Energy Lab Laser irradiation apparatus, laser irradiation method, and method for manufacturing a semiconductor device

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04282869A (ja) * 1991-03-11 1992-10-07 G T C:Kk 薄膜半導体装置の製造方法及びこれを実施するための装置
JPH08203822A (ja) * 1995-01-20 1996-08-09 Ricoh Co Ltd 薄膜半導体材料形成装置
JP2002141301A (ja) * 2000-11-02 2002-05-17 Mitsubishi Electric Corp レーザアニーリング用光学系とこれを用いたレーザアニーリング装置
JP2002366057A (ja) * 2001-06-11 2002-12-20 Toshiba Corp 表示装置
JP2003332235A (ja) * 2002-05-17 2003-11-21 Fujitsu Ltd 半導体結晶化方法及び装置
JP2004153150A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Fujitsu Display Technologies Corp 表示装置の基板の製造方法及び結晶化装置
JP2004213027A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Samsung Electronics Co Ltd 多結晶シリコン薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7919399B2 (en) 2011-04-05
US20080258154A1 (en) 2008-10-23
CN101291554B (zh) 2013-03-06
TWI360847B (ja) 2012-03-21
TW200903657A (en) 2009-01-16
CN101291554A (zh) 2008-10-22
KR20080094605A (ko) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9991464B2 (en) Organic light-emitting display device and method of fabricating the same
KR102719960B1 (ko) 유기발광 표시장치
KR101321878B1 (ko) 유기전계 발광소자
CN104425550B (zh) 柔性有机电致发光装置及其制造方法
KR101823962B1 (ko) 유기 el 장치, 유기 el 장치의 제조 방법 및, 전자 기기
KR101606558B1 (ko) 유기발광 디스플레이 장치, 그 제조방법 및 제조에 사용되는 마스크
JP5323667B2 (ja) 有機電界発光素子及びその製造方法
KR102709997B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
KR20150009126A (ko) 유기 발광 표시 장치 및 그 제조 방법
JP2020085944A (ja) 表示装置
JP5831100B2 (ja) 有機el表示装置
TWI392096B (zh) 薄膜電晶體陣列面板
US20220158049A1 (en) Display device
WO2003091971A1 (en) Display device
JP2018142442A (ja) 有機el表示装置の製造方法及び有機el表示装置
KR101071712B1 (ko) 유기전계발광 소자 및 그의 제조 방법
WO2013108783A1 (ja) カラーフィルタ基板、表示素子、及びカラーフィルタ基板の製造方法
KR20210149284A (ko) 표시 장치 및 전자 기기
TW202226588A (zh) 透明顯示裝置
JP2008270540A (ja) 半導体装置の製造方法および表示装置
CN114664890A (zh) 显示装置
US12144234B2 (en) Display device
KR102802222B1 (ko) 레이저 빔 조사 장치
JP2021056454A (ja) 表示装置
US8575607B2 (en) Flat panel display device and method of manufacturing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091013

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091013

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091029

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130319