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JP2008264867A - 鋳物製品の鋳造設備 - Google Patents

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JP2008264867A
JP2008264867A JP2007263379A JP2007263379A JP2008264867A JP 2008264867 A JP2008264867 A JP 2008264867A JP 2007263379 A JP2007263379 A JP 2007263379A JP 2007263379 A JP2007263379 A JP 2007263379A JP 2008264867 A JP2008264867 A JP 2008264867A
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Junichi Iwasaki
順一 岩崎
Yutaka Ukata
豊 羽片
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Sintokogio Ltd
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Sintokogio Ltd
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Abstract

【課題】鋳物製品の生産効率の向上と鋳物製品の生産コストの削減を図ることができる鋳物製品の鋳造設備を提供する。
【解決手段】鋳物製品を鋳造するのに必要な所定の量の溶融金属が注入される枠付下鋳型に枠付上鋳型を重ね合わせることにより、鋳物製品を鋳造する鋳造方法に用いられる鋳造設備は、下鋳枠と上鋳枠に下鋳型と上鋳型を造型する造型装置と、該造型装置により造型された枠付下鋳型を搬送させる下型搬送ラインと、該造型装置により造型された枠付上鋳型を搬送させる上型搬送ラインと、前記下型搬送ラインに沿って配置される注湯機と、該注湯機により注湯された枠付下鋳型に前記上型搬送ライン上の枠付上鋳型を重合せステーションにて重ね合わせるプレス装置とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は鋳物製品の鋳造設備に関する。さらに詳しくは、鋳物製品を鋳造するのに必要な所定の量の溶融金属が注入される枠付下鋳型に枠付上鋳型を重ね合わせることにより、鋳物製品を鋳造する鋳造方法による鋳物製品の生産効率の向上と生産コストの削減を図ることができる鋳造設備に関する。
従来より、鋳物の歩留まりを上げる方法として、各種の鋳型造型法によって造型された主型でありかつ鋳造方案を達成するのに必要なキャビティを有せず鋳物製品鋳造用として必要なキャビティだけを有する下鋳型と、各種の鋳型造型法によって造型された主型でありかつ鋳造方案を達成するのに必要なキャビティを有せず前記下鋳型のキャビティとで鋳物製品鋳造用のキャビティを画成可能な突起部分を有する上鋳型とを用いて鋳造を行う方法であって、前記鋳物製品だけを鋳造するのに必要な量の溶融金属を前記下鋳型のキャビティ内に注入した後、前記上鋳型の突起部分を溶湯注入の前記キャビティ内に進入させて前記鋳物製品だけを鋳造するのに必要なキャビティを画成するようにして前記上鋳型を前記下鋳型に重ね合わせる鋳造方法(砂型プレスキャスティングプロセス)が提案されている(特許文献1参照)。
この鋳造方法では、たとえば図28〜29に示されるように、矢印X方向に枠付上鋳型501と枠付下鋳型502が交互に同一の搬送ライン503上を搬送している。そして、該搬送ライン503に両側に沿って、かつ対向してプレス装置504と注湯機505が配置されている。このプレス装置504は、矢印Y1方向に搬送ライン503上と搬送ライン503外へと進退自在に移動し、また注湯機505は、矢印Y2方向に搬送ライン503に対して進退自在に移動する。
特開2005−52871号公報
しかしながら、前記プレス装置504と注湯機505が対向する配置となっているため、搬送ライン503から上鋳型501を持ち上げて一旦搬送ライン503から離れたのち、注湯機505が搬送ライン503に移動する。そして、注湯機505が下鋳型502へ注湯したのち、この注湯機505は搬送ライン503から離れるとともに、プレス装置504が搬送ライン503上に移動し、上鋳型501が下鋳型502に重ね合わされ、プレスされる。なお、このときの重ね合わされた上鋳型501と下鋳型502を上下鋳型506と言う。そして、その上下鋳型506が搬送されたのち、搬送ライン503からつぎの上鋳型501を持ち上げて一旦搬送ライン503から離れるまでのあいだ注湯機505は搬送ライン503から離れて待機している。
したがって、注湯機505は注湯したのち、つぎの上鋳型501が搬送ライン503から離れるまでのあいだ搬送ライン503に移動し、つぎの下鋳型502へ注湯することができないため、鋳物製品の生産効率を向上させることが難しいという問題がある。
また、プレス装置504と注湯機505が干渉しないように、注湯後すぐに注湯機505を後退させ、プレスの完了した上下鋳型506が注湯機505の前から搬送され、つぎの上鋳型501が搬送ライン503から離れたのち、注湯機505を前進させる動作を行っている。注湯機505の注湯は取鍋傾動方式を採用しているため、注湯機505を移動させるには注湯後の取鍋507の戻し角度を大きくする必要がある。これによりつぎの下鋳型502へ注湯する際、溶融金属が取鍋口507aから注がれるまでの時間が多く掛かるという問題もある。鋳物製品の生産コストに占める溶解・注湯工程の割合は大きく、鋳物製品の生産コストを削減させるためには注湯機の稼働率を向上させることが重要となる。
そこで、本発明は、叙上の事情に鑑み、鋳物製品の生産効率の向上と鋳物製品の生産コストの削減を図ることができる鋳物製品の鋳造設備を提供することを目的とする。
本発明の鋳物製品の鋳造設備は、鋳物製品を鋳造するのに必要な所定の量の溶融金属が注入される枠付下鋳型に枠付上鋳型を重ね合わせることにより、鋳物製品を鋳造する鋳造方法に用いられる鋳造設備であって、下鋳枠と上鋳枠に下鋳型と上鋳型を造型する造型装置と、該造型装置により造型された枠付下鋳型を搬送させる下型搬送ラインと、該造型装置により造型された枠付上鋳型を搬送させる上型搬送ラインと、前記下型搬送ラインに沿って配置される注湯機と、該注湯機により注湯された枠付下鋳型に前記上型搬送ライン上の枠付上鋳型を重合せステーションにて重ね合わせるプレス装置とを備えてなることを特徴としている。
前記注湯機が、前記重合せステーションから上流位置の前記下型搬送ラインに沿って配置されているのが好ましい。
前記プレス装置が、前記上型搬送ラインから前記枠付上鋳型を下型搬送ラインの前記枠付下鋳型上に移動させる走行台車を備えているのが好ましい。
前記上型搬送ラインが前記下型搬送ライン上に並設されるとともに、該上型搬送ラインの搬送終了端の搬送路が移動可能に設けられ、該移動可能な搬送路上に前記プレス装置が配置されているのが好ましい。
前記プレス装置が、前記枠付下鋳型に重ね合わされた前記枠付上鋳型を該枠付下鋳型にプレスする加圧板を有する昇降手段と、該加圧板に前記枠付上鋳型を固定する固定手段とを備えているのが好ましい。
前記上型搬送ラインに前記枠付上鋳型の上鋳型に中子を接合する中子セットステーションが配置されているのが好ましい。
また、前記下型搬送ラインと上型搬送ラインとがそれぞれ円形状を呈するとともに、該円形状の下型搬送ラインと該円形状の上型搬送ラインが前記重合せステーションにおいて交差するように配設されており、かつ前記造型装置が該下型搬送ラインと上型搬送ラインにそれぞれ配設されるとともに、該下型搬送ラインに注湯ステーションが配置されているのが好ましい。
前記円形状の下型搬送ライン内に前記下鋳枠に連結して枠付下鋳型を搬送する下型回転装置と前記円形状の上型搬送ライン内に前記上鋳枠に連結して枠付上鋳型を搬送する上型回転装置とが配設されているのが好ましい。
前記下型回転装置と上型回転装置とが回転軸と該回転軸を回転自在にする駆動手段と該回転軸の回りに配設される連結具とを具備するとともに、前記プレス装置が該上型回転装置の連結具に連結されているのが好ましい。
さらに、前記円形状の上型搬送ラインに前記枠付上鋳型の上鋳型に中子を接合する中子セットステーションが配置されているのが好ましい。
本発明によれば、枠付下鋳型に注湯した直後に、該下鋳型を注湯機の前からプレス装置の重合せステーションに移動させ、枠付上鋳型を下降させてプレスすることができる。この注湯機の前では注湯後の枠付下鋳型が移動したのち、すぐにつぎの枠付下鋳型が移動して来るため、注湯機の停止時間は該下鋳型の搬送時間のみとなる。これにより、鋳物製品の生産効率の向上を図ることができる。
また、注湯機を枠付下鋳型に向かって前後に移動させる必要がないため、注湯機の取鍋の傾動戻し角度を最小限にでき、注湯待ち時間は該下鋳型の搬送時間のみであるため、サイクルタイムが約1/2になり、注湯機の稼働率が向上する。このため、鋳物製品の生産コストの削減を図ることができる。
さらに、注湯機の待ち時間が少なくなることで、取鍋内の溶湯温度(溶融金属の温度)の低下が減少するため、溶融金属の表面における反応生成物の発生量を減少させることができる。
本発明は、鋳物製品を鋳造するのに必要な所定の量の溶融金属が注入される枠付下鋳型に枠付上鋳型を重ね合わせることにより、鋳物製品を鋳造する鋳造方法に用いられる鋳造設備である。そして、下型搬送ラインに沿って配置されている注湯機により注湯された枠付下鋳型に上型搬送ライン上の枠付上鋳型を重合せステーションにて重ね合わせしたのち、プレス成形を行う。本発明では、注湯機を移動させないで、注湯された枠付下鋳型を移動させる方式を採用することにより、鋳物製品の生産効率の向上と、注湯機の稼働率を向上させて鋳物製品の生産コストの削減を図る。
前記下型搬送ラインと上型搬送ラインは水平方向に並設、上下方向に並設または円形状(閉ループ状)に並設することができる。
前記下鋳型および上鋳型は、生型、シェル型、コールドボックス法鋳型または自硬性鋳型などの各種の鋳型造型法を用いて適宜造型することができる。また、本発明は上鋳型または下鋳型に中子を配置することがある。また、本発明の鋳型には多孔性金型も含まれる。さらに、鋳型造型法は、スクイズ、ブロースクイズ、流気加圧造型法またはこれらの複合に限らず、切削、流し込み方法などの造型方法とすることができる。なお、前記鋳物製品とは、たとえば解枠後の鋳型から取り出された一般の鋳物素材から、湯口、湯道および堰などの湯口系、押湯、揚りおよびガス抜きなどの鋳造方案を取り除いたものであって、機械に最終部品として取り付けられたり、単独で販売される状態のものをいい、たとえば円形のブレーキドラムや四角いケースなどである。また、前記溶融金属とは、鉄や非鉄金属が溶解していて下鋳型に注入可能なものをいう。
以下、添付図面に基づいて本発明の鋳造設備を説明する。図1〜2に示されるように、本発明の一実施の形態にかかわる鋳造設備は、造型ラインL上に下鋳枠F1aと上鋳枠F2aに下鋳型F1bと上鋳型F2bを造型ステーションSで造型する造型装置Mと、矢印X1方向に下鋳枠F1aに下鋳型F1bが造型された枠付下鋳型F1を搬送させる下型搬送ラインL1と、該枠付下鋳型F1に重ねられる上鋳枠F2aに上鋳型F2bが造型された枠付上鋳型F2を矢印X2方向に搬送させる上型搬送ラインL2と、前記下型搬送ラインL1に沿って配置される注湯機Aと、該注湯機Aにより注湯された枠付下鋳型F1に前記上型搬送ラインL2上の枠付上鋳型F2を重合せステーションS1にて重ね合わせるプレス装置Bとを備えている。
本実施の形態では、前記造型装置Mは前記下鋳型F1bと上鋳型F2bを交互に造型する1つの造型装置にされているため、造型ラインLに枠付下鋳型F1を反転させる反転装置M1が設置されている。なお、前記造型装置Mは、下鋳型F1bと上鋳型F2bをそれぞれ造型するために、2つ設置することもできる。2つの造型装置を設置する場合、造型ラインを分岐させる構成を省くことができる。
また、前記注湯機Aは、取鍋傾動方式の注湯機であって前記上鋳型F2を該下鋳型F1に重ね合わせる重合せステーションS1から上流位置の前記下型搬送ラインL1に沿って配置されている。
また、前記下型搬送ラインL1と上型搬送ラインL2は、前記造型装置Mが配置される造型ラインLから、たとえばチェーン駆動によりレールR上を往復移動するトラバーサーCを有するトラバーサー機構を介して分岐され、並列して配設されている。
そして、前記枠付下鋳型F1と枠付上鋳型F2は、プッシャシリンダDaとクッションシリンダDbを操作して交互に前記トラバーサーCに載せて下型搬送ラインL1と上型搬送ラインL2の搬送入り口に移動されたのち、該下型搬送ラインL1と上型搬送ラインL2の搬送入り口と搬送終了端に配置されるプッシャシリンダD1a、D2aとクッションシリンダD1b、D2bにより下型搬送ラインL1と上型搬送ラインL2へ1つずつ搬入される。
この下型搬送ラインL1に搬入された枠付下鋳型F1の下部には、冷却ラインL3の定盤外しステーションS2に設けられる昇降リフタ(図示せず)により外されたローラ付き定盤Eが、トラバーサーC1に載せられて定盤セットステーションS3に移動されたのち、該定盤セットステーションS3に設けられる昇降リフタ(図示せず)により配置(セット)される。以後、枠付下鋳型F1は定盤Eに載せられて搬送される。定盤に載置された枠付下鋳型F1は、注湯後、前記下型搬送ラインL1上の重合せステーションS1に移動される。そして、この枠付下鋳型F1には前記プレス装置Bに固定される枠付上鋳型F2をY方向に移動して重ね合わせてプレス完了する。このプレス完了した状態の上下鋳型Fは、プッシャシリンダD1aとクッションシリンダD1bを作動させてトラバーサーC2に載せられて、冷却ラインL3の入り口に移動される。
そして、プッシャシリンダD3aとクッションシリンダD3bにより冷却ラインL3に移送される。ついで、上下鋳型Fを載置する定盤Eを取り外したのち、鋳型ばらし装置Gにより上下鋳枠F1a、F2aから抜き出された鋳型FFは冷却ラインL4に移送される。この上下鋳枠F1a、F2aはトラバーサーC3に載置されたのち、枠分離装置Hの昇降クランプ部材(図示せず)によりクランプされた上鋳枠F2aを上昇し、プッシャシリンダD4aおよびクッションシリンダD4bにより下鋳枠F1aを枠循環ラインL5に移送させる。ついで、枠分離装置Hによりクランプされた上鋳枠F2aを下降したのち、クランプを解除させ、プッシャシリンダD4aおよびクッションシリンダD4bにより上鋳枠F1aを枠循環ラインL5に移送させる。こうして、順次分離された下鋳枠F1aと上鋳枠F2aは、トラバーサーC4に載置されたのち、前記造型ラインLに移送される。
以下、前記枠付下鋳型F1と枠付上鋳型F2はとくに区別する場合を除いて単に下鋳型F1および上鋳型F2という。
前記プレス装置Bは、図2〜3に示されるように、下型搬送ラインL1と上型搬送ラインL2とのあいだを移動できるように、矢印Y方向に往復移動する走行台車1に連結される可動フレーム2と、該可動フレーム2に設けられる昇降手段3と、該昇降手段3のロッド3aの先端部3bに連結される加圧板4と、該加圧板4の四隅に立設されるガイドロッド5と、上鋳型F2を前記加圧板4の4辺のうち対向する2辺から支持する、たとえば4個の固定手段6と、下鋳型F1に重ね合わされた該上鋳型F2が注湯後の溶融金属7および該下鋳型F1から受ける加圧力(該下鋳型F1の凹部8に注がれた溶融金属7および上下鋳型の見切り面から受ける圧力)を検出する検出手段9と、制御手段10とを備えている。なお、前記ガイドロッド5は、本実施の形態では、加圧板4の四隅に立設されているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、たとえば加圧板4の対角位置に立設することもできる。
前記昇降手段3は、電動式、油圧式または空気圧式によりロッド3aが昇降可能であれば、本発明において、とくに限定されるものではなく、実施の形態では、位置および速度を高精度に制御できる電動サーボシリンダが用いられている。この電動サーボシリンダには、ねじ機構、駆動モータおよび位置検出器としてのロータリーエンコ−ダなどが内蔵されている。なお、この位置および速度を制御できる電動サーボシリンダに代えて、速度を制御できる電動サーボシリンダと位置を検出して位置決めを制御するために、リニアスケールを用いることもできる。
また、前記固定手段6は、前記上鋳型F2を加圧板4に支持することができる構成であれば、とくに限定されるものではないが、たとえばエアシリンダなどの駆動機構と該駆動機構の作動により回動または伸縮するクランク部材とから構成することができる。または、電磁力を用いた支持構造や、吸引力を用いた支持構造とすることもできる。
また、前記検出手段9は、上鋳型F2が溶融金属7および下鋳型F1から受ける加圧力を検出する機能を有していれば、とくに限定されるものではなく、前記昇降手段3の種類により適宜選定することができる。本実施の形態では、昇降手段3として電動サーボシリンダが用いられているので、前記昇降手段3のロッド先端部3bに設けられるロードセルが選定されている。
また、前記制御手段10は、前記走行台車の往復移動の動作回路、昇降手段3の昇降動作である上昇速度や下降速度、停止を制御する動作回路、固定手段6の動作回路およびこれらの動作回路を連動して制御する回路ならびに予め入力される情報などを記憶させるメモリなどから構成されている。
以下、本実施の形態における鋳造設備の鋳造工程を説明する。まず、図3〜4に示されるように、上鋳型F2の造型後、上型搬送ラインL2の搬送コンベヤ、たとえばローラコンベヤ51により搬送されて来た反転状態の上鋳型F2を、上型搬送ラインL2上で待機しているプレス装置Bにおける昇降手段3のロッド3aを伸長作動させて加圧板4を下降し固定手段6により加圧板4に支持したのち、ロッド3aを収縮作動させ上型搬送ラインL2上から前進して下型搬送ラインL1の重合せステーションS1の上方に移動して待機させる。また、下鋳型F1の造型後、下型搬送ラインL1のローラコンベヤ52により搬送されて来たのち、下鋳型F1が、重合せステーションS1の上流位置に、たとえば該下鋳型F1を載置する定盤Eの四隅に形成される開口部を通して位置決めシリンダ54のロッドを差し込み、注湯される位置に固定される。
ついで、図5に示されるように、注湯機Aの取鍋55を傾動し該下鋳型F1の凹部8にキャビティ容積に対して所定の量の溶融金属7を注湯する。
ついで、図3および図6〜7に示されるように、注湯が終了次第、前記位置決めシリンダ54のロックを解除し下鋳型F1を重合せステーションS1の上方に移動して待機するプレス装置Bの下に搬送させたのち、下部に設置されるレール53上に乗り移り、ついで昇降手段3のロッド3aを伸長作動させて上鋳型F2を下鋳型F1に重ね合わせる。このとき、注湯機Aの前では注湯後の下鋳型F1が搬送されて、すぐにつぎの下鋳型F1が搬送されて来るため、取鍋55の傾動を開始する。プレス装置Bは、所定の加圧力に達する、鋳型を押し込み過ぎない位置(プレス完了位置)で上鋳型F2の下降を停止する。
ついで、図8に示されるように、該下鋳型F1に注湯を開始している最中に、所定の時間経過後上鋳型F2の固定支持を解除し、プレス作業を完了する。そして、プレス装置Bのロッド3aを上昇させるとともに、プレス完了後の鋳型Fを搬送させる。そして、図9に示されるように、プレス装置Bは注湯された下鋳型F1が搬送されてくる前に、上型搬送ラインL2からつぎの上鋳型F2を支持して該上鋳型F2をすぐにプレス可能な状態に準備できるように重合せステーションS1の上に待機される。
本実施の形態では、下鋳型に注湯した直後に、該下鋳型を注湯機の前からプレス装置の重合せステーションに移動させ、上方で待機させていた上鋳型を下降させてプレスすることができる。このため、注湯機の停止時間を下鋳型の搬送時間とすることができる。これにより、鋳物製品の生産効率の向上を図ることができる。
また、注湯に際し、注湯機は下鋳型に向かって前後に移動しないため、注湯機の取鍋の傾動戻し角度を最小限にでき、注湯待ち時間を下鋳型の搬送時間とすることができる。
さらに、注湯機の待ち時間が少なくなることで、取鍋内の溶湯温度(溶融金属の温度)の低下を減少させるため、溶融金属の表面における反応生成物の発生量を減少させることができる。
なお、本実施の形態では、上型搬送ラインが下型搬送ラインに並列して配設されているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、上型搬送ラインを下型搬送ラインの上方に配設することができる。たとえば図10に示されるように、下型搬送ラインL1の上方に配設された上型搬送ラインL2のローラコンベア61がメインコンベア61aと搬送終了端の搬送路61bとから構成されている。この搬送路61bはスライド自在に移動可能に設けられている。かかる実施の形態では、該移動可能な搬送路61b上にプレス装置B1を配置する。そして、図11に示されるように、該搬送路61b上の上鋳型F2をプレス装置B1の固定手段により固定したのち、該搬送路61bを移動させる。ついで、下型搬送ラインL1の重合せステーションS1に搬送されている注湯済の下鋳型F1に重ね合わせてプレス作業を完了することができる。前記プレス装置B1としては、前記プレス装置Bの昇降手段および固定手段を用いることができる。
また、本実施の形態では、図3に示されるように、前記上鋳型F2には膨出部11が一体に造型されているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、この膨出部11を別途中子造型装置により造型することができる。そして、図1に示されるように、中子セットステーションS4において上鋳型に中子としての膨出部11を接合することもできる。
つぎに、本発明の他の実施の形態にかかわる鋳造設備を説明する。図12〜13に示されるように、本実施の形態では、下型搬送ラインL1と上型搬送ラインL2とがそれぞれ円形状を呈している。この円形状の下型搬送ラインL1と円形状の上型搬送ラインL2は重合せステーションS1において垂直方向の上下に交差するように配設されている。図12において、符号Zは下鋳枠F1a、枠付下鋳型F1、上鋳枠F2aおよび枠付上鋳型F2が搬送される回転方向を示している。図12において、符号303は後述する鋳型FFの搬送コンベアである。
該下型搬送ラインL1には、図12および図14に示されるように下型用造型装置101が配設される下型造型ステーションSS2aと図12に示されるように注湯機Aが配設される注湯ステーションSS3が配置されている。この注湯機Aは前記下型搬送ラインL1に沿って配置されている。
本実施の形態では、図12〜13に示されるように前記下型搬送ラインL1の中央部の垂直方向に枠付下鋳型F1を搬送する下型回転装置102が配設されている。この下型回転装置102は、上端が固定フレーム103に軸支される回転軸104と、該回転軸104の下端に設けられ、該回転軸104を回転自在にする駆動手段105と、該回転軸104の回りの上下位置に配設(固定)される連結具としての一対の円板106a、106bを具備している。そして、この回転軸104の回りの円板106aには、造型時に下鋳枠F1aと後述するパターンプレート214との隙間が大きくならないように使用されるシリンダ107が上向き方向に3個配設されるとともに、円板106bには該シリンダ107のロッド107aをガイドするガイドロッド108が設けられている。
本実施の形態では、シリンダ107が円板106aに3個配設され、ガイドロッド108が用いられているが、本発明においては、これに限定されるものではない。
前記下鋳枠F1aはシリンダ107のロッド107aに連結されているとともに、該シリンダ107は造型された下鋳型F1bを搬送できるように回転軸104の回りに配設されている。
なお、本実施の形態では、造型時に使用されるシリンダ107が用いられ、これに下鋳枠F1aが連結されているが、本発明においては、パターンプレートを上下移動可能とすることでこのシリンダ107を省いて下鋳枠F1aを円板106aに連結することもできる。
前記上型搬送ラインL2には、図12および図15に示されるように上型用造型装置201が配設される上型造型ステーションSS2bと図12〜13に示されるように枠付上鋳型F2の上鋳型F2bに後述する中子224を接合する中子セットステーションSS4が配置されている。
本実施の形態では、前記上型搬送ラインL2の中央部の垂直方向に枠付上鋳型F2を搬送する上型回転装置202が配設されている。この上型回転装置202は、プレス装置B2として、プレス時に上鋳型F2を下降させるために使用する加圧シリンダ207が下向きに取り付けられている以外は前記下型回転装置102と同じ構成とすることができる。また、前記加圧シリンダ207は造型時にも使用される。
すなわち、上型回転装置202は、固定フレーム103に軸支される回転軸204と、該回転軸204の下端に設けられ、該回転軸204を回転自在にする駆動手段205と、該回転軸204の回りの上下位置に配設(固定)される連結具としての一対の円板206a、206bを具備している。なお、図13における符号207aは加圧シリンダ207のロッドであり、符号208はガイドロッド208である。
また、前記上鋳枠F2aは加圧シリンダ207のロッド207aに連結されているとともに、該加圧シリンダ207は造型された上鋳型F2bを搬送できるように回転軸204の回りに配設されている。
前記シリンダ107および加圧シリンダ207としては、油圧シリンダまたは電動シリンダとすることができる。
なお、本実施の形態におけるプレス装置B2では、加圧シリンダ207が円板206aに3個配設され、ガイドロッド208が用いられているが、本発明においては、これに限定されるものではない。
前記下型用造型装置101は、アンダーブロー方式の造型装置であって、図14に示されるように、下盛枠111と、ブローヘッド112を昇降可能なスクイズシリンダ113と、パターンプレート114を昇降可能なシリンダ115と、前記ブローヘッド112に砂116を供給する鋳物砂タンク117とを備えている。前記ブローヘッド112には、ノズル112aを有するブロープレート112bが取り付けられている。なお、図12〜13においては、造型ステーションSS2aの位置をわかりやすくするために下型用造型装置101を省いている。
また、前記上型用造型装置201は、トップブロー方式の造型装置であって、図15に示されるように、上盛枠211と、ブローヘッド212を昇降可能なスクイズシリンダ213と、パターンプレート214を昇降可能なシリンダ215と、前記ブローヘッド212に砂116を供給する鋳物砂タンク217とを備えている。前記ブローヘッド212には、ノズル212aを有するブロープレート212bが取り付けられている。なお、図12〜13においては、造型ステーションSS2bの位置をわかりやすくするために上型用造型装置201を省いている。
また、前記中子セットステーションSS4には、図13に示されるように、中子装着装置220が設けられている。この中子装着装置220は、下機枠221aと、摺動自在な上機枠221bと、該下機枠221bの上端フレームに支持された駆動シリンダ装置222と、該駆動シリンダ装置222のピストンロッド222aの先端に固定された支持具223とを具備している。前記駆動シリンダ装置222のピストンロッド222aを伸長作動させて中子224を上昇させると、中子224の先端突起が上鋳型F2bの凹嵌部225に接合される。
なお、本実施の形態では、下型搬送ラインに下型造型ステーションが配置され、かつ上型搬送ラインに上型造型ステーションが配置されているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、下型搬送ライン上から下型造型ステーションと上型搬送ライン上から上型造型ステーションを省くことができる。たとえば下型搬送ラインと上型搬送ラインの外側に設置される造型装置の下型造型ステーションと上型造型ステーションから下型搬送ラインと上型搬送ラインに下鋳型と上鋳型を移し替えることができる。この場合、本実施の形態とは異なり、鋳枠を上型回転装置と下型回転装置に載置できる構造、たとえば差込み構造とすることができる。
以下、本実施の形態における鋳造設備の鋳造工程を説明する。まず、図16〜17に示されるように、下型造型ステーションSS2aにて下鋳枠F1aに下鋳型F1bを造型するとともに、上型造型ステーションSS2bにて上鋳枠F2aに上鋳型F2bを造型する(造型工程)。この上鋳型F2bの造型中に中子224を中子装着装置220の支持具223に装着する。
ついで、図18〜20に示されるように、下型造型ステーションSS2aから造型後の下鋳型F1を注湯ステーションSS3の位置まで回転軸104を回転させたのち、注湯機Aを傾動させて下鋳型F1bの凹部120に所定の量の溶融金属121を注入する(注湯工程)。また、同様に上型造型ステーションSS2bから造型後の上鋳型F2を中子セットステーションSS4の位置まで回転軸204を回転させる。なお、符号Zは回転方向である。
また、中子装着装置220の支持具223に中子224をセットする(中子セット工程)。そして、前記注湯工程中に、駆動シリンダ装置222のピストンロッド222aを伸長作動させて中子224を上昇させて、上鋳型F2bの凹嵌部225に接合させる。
前記注湯工程および中子セット工程中に前記下型造型ステーションSS2aおよび上型造型ステーションSS2bにおいて、つぎの下鋳型F1bおよび上鋳型F2bの造型を行う。
ついで、図21〜22に示されるように、注湯が完了した下鋳型F1と中子224がセット完了した上鋳型F2は、回転軸104、204を回転してそれぞれ重合せステーションS1の位置まで搬送される。そして、加圧シリンダ207を伸長作動させて上鋳型F2を下鋳型F1に重ね合わせる(重合せ工程)。この重合せ工程中に前述と同じように造型工程、注湯工程および中子セット工程を行う。なお、図21〜22において、符号220は中子装着装置、符号224は中子、符号Aは注湯機および符号Zは回転方向である。
ついで、図23〜24に示されるように、重合せステーションS1にて加圧シリンダ207は、鋳型を押し込み過ぎない位置(プレス完了位置)で上鋳型F2の下降を停止する(プレス工程)。そして、下鋳型F1に注湯を開始している最中に、所定の時間経過後上鋳型F2の加圧を解除し、プレス作業を完了する。このとき、プレス工程に際して下鋳型F1を受け具301により支えるようにする。そして、このプレス工程中に前述と同じように造型工程、注湯工程および中子セット工程を行う。なお、図23〜24において、符号220は中子装着装置、符号224は中子および符号Aは注湯機である。
ついで、図25〜26に示されるように、プレス作業を終えた鋳型FFは受け具301を下降させながら押出具302により上下鋳型Fの上鋳枠F1aと下鋳枠F2aから抜き出されたのち、搬送コンベア303に押し出され冷却ラインに移送される(抜枠工程)。そして、この抜枠工程完了時には、前記造型工程、中子セット工程および接合も完了している。なお、図25〜26において、符号220は中子装着装置、符号224は中子および符号Aは注湯機である。
ついで、図27に示されるように、回転軸104、204を回転させて下鋳枠F1aと上鋳枠F2aを造型ステーションSS2aとSS2bに搬送するとともに、下鋳型F1と上鋳型F2を重合せステーションS1、注湯ステーションSS3および中子ステーションSS4に搬送し、引き続き前記造型工程、注湯工程、中子セット工程と接合および抜枠工程を行い、順次鋳型を冷却ラインに移送する。
本実施の形態では、枠付下鋳型に注湯した直後に、該下鋳型を注湯機の前からプレス装置の重合せステーションに移動させ、枠付上鋳型を下降させてプレスすることができる。これにより、鋳物製品の生産効率の向上を図ることができる。
また、注湯に際し、注湯機は下鋳型に向かって前後に移動しないため、注湯機の取鍋の傾動戻し角度を最小限にでき、注湯待ち時間を下鋳型の搬送時間とすることができる。
さらに、注湯機の待ち時間が少なくなることで、取鍋内の溶湯温度(溶融金属の温度)の低下を減少させるため、溶融金属の表面における反応生成物の発生量を減少させることができる。
なお、本実施の形態では、注湯機として取鍋傾動方式の注湯機が用いられているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、たとえば取鍋の底部に形成したノズル孔をストッパーで開閉して下鋳型に注湯する方式の注湯機を用いることができる。
さらに、本実施の形態では、注湯機は下鋳型に対して直角方向に移動させないように設置されているが、下鋳型の移動にともなって同期して下型搬送ラインに沿って移動させることもできる。
本発明の一実施の形態にかかわる鋳造設備の概略構成を示す平面図である。 図1の要部を示す概略図である。 図2の左側から見た部分断面図である。 本発明の一実施の形態にかかわる鋳造設備の鋳造工程を説明する図である。 注湯状態を説明する図である。 注湯後の下鋳型の搬送状態を説明する図である。 下鋳型に上鋳型を重ね合わせる状態と取鍋の傾動を説明する図である。 プレス完了状態と注湯の開始状態を説明する図である。 プレス装置の下方に注湯後のつぎの下鋳型を搬送させる状態を説明する図である。 下型搬送ラインと上型搬送ラインとを上下に並設した実施の形態を説明する図である。 図10のプレス作業を説明する図である。 本発明の他の実施の形態にかかわる鋳造設備の概略構成を示す平面図である。 図12のI−I線断面の展開図である。 下型造型装置を説明する部分断面図である。 上型造型装置を説明する部分断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかわる鋳造設備の鋳造工程における造型工程を説明する図である。 図16のI1−I1線断面の展開図である。 造型後の枠付上鋳型と枠付下鋳型の回転状態を示す図である。 注湯状態と中子セット状態を説明する図である。 図19のI2−I2線断面の展開図である。 上下鋳型の重合せ状態を説明する図である 図21のI3−I3線断面の展開図である。 プレス完了状態を説明する図である。 図23のI4−I4線断面の展開図である。 抜き枠状態を説明する図である。 図25のI5−I5線断面の展開図である。 抜き枠後の枠付上鋳型と枠付下鋳型の回転状態を示す図である。 従来の鋳造設備の概略構成図である。 図28の左側から見た部分断面図である。
符号の説明
A 注湯機
B、B1、B2 プレス装置
F 鋳型
F1 枠付下鋳型
F1a 下鋳枠
F1b 下鋳型
F2 枠付上鋳型
F2a 上鋳枠
F2b 上鋳型
L 造型ライン
L1 下型搬送ライン
L2 上型搬送ライン
M 造型装置
S1 重合せステーション
SS2a 下型造型ステーション
SS2b 上型造型ステーション
SS3 注湯ステーション
SS4 中子セットステーション
1 走行台車
2 可動フレーム
3 昇降手段
4 加圧板
5 ガイドロッド
6 固定手段
7 溶融金属
9 検出手段
10 制御手段
101 下型用造型装置
102 下型回転装置
104、204 回転軸
201 上型用造型装置
202 上型回転装置
207 加圧シリンダ

Claims (10)

  1. 鋳物製品を鋳造するのに必要な所定の量の溶融金属が注入される枠付下鋳型に枠付上鋳型を重ね合わせることにより、鋳物製品を鋳造する鋳造方法に用いられる鋳造設備であって、
    下鋳枠と上鋳枠に下鋳型と上鋳型を造型する造型装置と、
    該造型装置により造型された枠付下鋳型を搬送させる下型搬送ラインと、
    該造型装置により造型された枠付上鋳型を搬送させる上型搬送ラインと、
    前記下型搬送ラインに沿って配置される注湯機と、
    該注湯機により注湯された枠付下鋳型に前記上型搬送ライン上の枠付上鋳型を重合せステーションにて重ね合わせるプレス装置
    とを備えてなる鋳物製品の鋳造設備。
  2. 前記注湯機が、前記重合せステーションから上流位置の前記下型搬送ラインに沿って配置されてなる請求項1記載の鋳物製品の鋳造設備。
  3. 前記プレス装置が、前記上型搬送ラインから前記枠付上鋳型を下型搬送ラインの前記枠付下鋳型上に移動させる走行台車を備えてなる請求項2記載の鋳物製品の鋳造設備。
  4. 前記上型搬送ラインが前記下型搬送ライン上に並設されるとともに、該上型搬送ラインの搬送終了端の搬送路が移動可能に設けられ、該移動可能な搬送路上に前記プレス装置が配置されてなる請求項2記載の鋳物製品の鋳造設備。
  5. 前記プレス装置が、前記枠付下鋳型に重ね合わされた前記枠付上鋳型を該枠付下鋳型にプレスする加圧板を有する昇降手段と、該加圧板に前記枠付上鋳型を固定する固定手段とを備えてなる請求項2記載の鋳物製品の鋳造設備。
  6. 前記上型搬送ラインに前記枠付上鋳型の上鋳型に中子を接合する中子セットステーションが配置されてなる請求項1、2、3、4または5記載の鋳物製品の鋳造設備。
  7. 前記下型搬送ラインと上型搬送ラインとがそれぞれ円形状を呈するとともに、該円形状の下型搬送ラインと該円形状の上型搬送ラインが前記重合せステーションにおいて交差するように配設されており、かつ前記造型装置が該下型搬送ラインと上型搬送ラインにそれぞれ配設されるとともに、該下型搬送ラインに注湯ステーションが配置されてなる請求項1記載の鋳物製品の鋳造設備。
  8. 前記円形状の下型搬送ライン内に前記下鋳枠に連結して枠付下鋳型を搬送する下型回転装置と前記円形状の上型搬送ライン内に前記上鋳枠に連結して枠付上鋳型を搬送する上型回転装置とが配設されてなる請求項7記載の鋳物製品の鋳造設備。
  9. 前記下型回転装置と上型回転装置とが回転軸と該回転軸を回転自在にする駆動手段と該回転軸の回りに配設される連結具とを具備するとともに、前記プレス装置が該上型回転装置の連結具に連結されてなる請求項8記載の鋳物製品の鋳造設備。
  10. 前記円形状の上型搬送ラインに前記枠付上鋳型の上鋳型に中子を接合する中子セットステーションが配置されてなる請求項7、8または9記載の鋳物製品の鋳造設備。
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