JP2008256882A - カラーフィルタ用赤色着色組成物およびカラーフィルタ - Google Patents
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Abstract
Description
カラー液晶表示装置に用いられているカラーフィルタの上には、一般に液晶を駆動させるための透明電極が蒸着あるいはスパッタリングにより形成され、さらにその上に液晶を一定方向に配向させるための配向膜が形成されている。これらの透明電極および配向膜の性能を充分に得るには、その形成工程を一般に200℃以上、好ましくは230℃以上の高温で行う必要がある。
顔料分散法の場合、感光性樹脂組成物中に顔料を分散した感光性着色組成物(顔料レジスト材)をガラス等の透明基板に塗布し、乾燥により溶剤を除去した後、一つのフィルタ色のパターン露光を行い、次いで未露光部を現像工程で除去して1色目のパターンを形成、必要に応じて加熱等の処理を加えた後、同様の操作を全フィルタ色について順次繰り返すことによりカラーフィルタを製造することができる。
しかし、顔料濃度の増加、フィルタセグメントを形成する際の塗布均一性、感度、現像性、パターニング性(未露光部分の溶解性、光硬化部分の形状維持など)など、カラーフィルタに対する特性の要求が高まっている状況下においては、従来の処方ではその対応が困難になってきている。特に顔料濃度を高くすれば、顔料に吸着する樹脂の量が減り、分散をすれば、顔料同士の吸着が促進され粘度が高くなるという現象が起こってしまう。また、従来着色組成物は作成後、カラーフィルタ上の異物を取り除くため濾過工程を行うが、粘度が高くなってしまうと濾過詰まりし易くなってしまうという問題がある。
顔料としては、C.I Pigment Red 48:1、48:2、48:3、48:4、48:5から選択される少なくとも1種の顔料を使用する。C.I Pigment Red 48:1、48:2、48:3、48:4、48:5は中心金属の違いによるものでありいずれのものを用いても構わないが、C.I Pigment Red 48:1が可視光波長域における透過率の良好であり、より好ましい。
また、C.I Pigment Red 48:1、48:2、48:3、48:4、48:5以外の補助顔料として、C.I. Pigment Red 7、9、14、41、81:1、81:2、81:3、122、123、146、149、168、177、178、179、184、185、187、192、200、202、208、210、216、220、223、224、226、240、254、255、264、272等の赤色顔料を併用することができる。さらに補色顔料として、黄色顔料、オレンジ色顔料を使用することができる。
オレンジ色顔料としては、C.I. Pigment Orange 36、43、51、55、59、61、71、73等を用いることができる。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物は、下記一般式(1)で表される化合物(a)と他のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物(b)とを共重合してなる共重合体樹脂Aを含有する。この共重合体樹脂は、カラーフィルタ用赤色着色組成物中に含まれる顔料の凝集を防ぎ、顔料が微細に分散した状態を維持する働きをするものであり、膜厚均一性に優れ、高透過率で色純度が高いカラーフィルタを製造するために重要なものである。
一般式(I)において、R3のアルキル基の炭素数は1〜20であるが、より好ましくは1〜10である。R3のアルキル基の炭素数が1〜10のときはアルキル基が障害となり樹脂同士の接近を抑制し、顔料への吸着/配向を促進するが、炭素数が10を超えると、アルキル基の立体障害効果が高くなり、ベンゼン環の顔料への吸着/配向までをも妨げる傾向を示す。この傾向は、R3のアルキル基の炭素鎖長が長くなるに従い顕著となり、炭素数が20を超えると、ベンゼン環の吸着/配向が極端に低下する。R3で表されるベンゼン環を含むアルキル基としては、ベンジル基、2−フェニル(イソ)プロピル基等を挙げることができる。
本発明の共重合体樹脂Aは、化合物(a)と化合物(b)とをラジカル重合開始剤の存在下、不活性ガス気流下、50〜150℃で2〜10時間かけてラジカル重合させることにより得ることができる。この重合反応は、必要に応じて、溶剤の存在下で行うことができる。
本発明の共重合体樹脂Aの重量平均分子量(Mw)は、好ましくは5000〜100000であり、さらに好ましくは20000〜50000である。
また、本発明の共重合体樹脂Aの側鎖には、モノマーと反応させ、および/または樹脂同士を反応させ、着色組成物の感度を向上させるため、エチレン性不飽和二重結合を導入することができる。具体的には、樹脂が水酸基等の反応性官能基を有する場合には、グリシジル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシイソシアネート等の上記反応性官能基と反応する官能基およびエチレン性不飽和基を有する化合物を反応させることにより、側鎖にエチレン性不飽和二重結合を導入する。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物を構成するモノマーは、本発明の共重合体樹脂Aのみでは活性エネルギー線により硬化させ得ず、したがって活性エネルギー線の照射によりカラーフィルタのパターンを形成することができないところ、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーを添加することにより活性エネルギー線による硬化を可能とさせるものである。1分子中にエチレン性不飽和二重結合を1つだけ含むモノマーは単官能性モノマーであり、1分子中に複数のエチレン性不飽和二重結合を含有するモノマーは多官能性モノマーである。1分子中のエチレン性不飽和二重結合の数が多いほど、モノマーの反応性が高くなる。
モノマーは、顔料100重量部に対して、20〜200重量部の割合で用いることができる。
さらに、本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物には、光重合開始剤を含有させる。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4'−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4'−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤等が用いられる。これら光重合開始剤は単独で、あるいは2種以上混合して用いることができる。光重合開始剤は、モノマー100重量部に対して、0.5〜80重量部の割合で用いることができる。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物は、顔料を充分に該着色組成物中に分散させるために溶剤を添加する。溶剤としては、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、1,3−ブチレングリコールジアセテート、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、n−プロピルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノールアセテート、プロピレングリコールジアセテート、酢酸n−アミル、酢酸n−ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、二塩基酸エステル等のエステル系有機溶剤を溶剤の全量100重量部に対して70重量部以上添加して使用する。
顔料を分散する際には、適宜、樹脂型顔料分散剤、界面活性剤、顔料誘導体等の分散助剤を用いることができる。分散助剤は、顔料の分散に優れ、分散後の顔料の再凝集を防止する効果が大きいので、分散助剤を用いて顔料を顔料担体中に分散してなる着色組成物を用いた場合には、透明性に優れたカラーフィルタが得られる。
上記特定の塩基性基を有する誘導体の含有量は、顔料を基準として、好ましくは0.001〜40重量%、さらに好ましくは1〜25重量%である
1.モノマーおよび共重合体樹脂あるいはその有機溶剤溶液または水溶液に、顔料と必要に応じて顔料分散剤(塩基性誘導体その他の顔料分散剤)を予め混合して得られる顔料組成物を添加して分散させる。顔料組成物は、顔料粉末と顔料分散剤の粉末を単に混合して調製しても充分目的とする効果を得ることができる。しかし、ニーダー、アトライター、ロール、スーパーミル等の各種粉砕機により機械的に混合するか、顔料を水または有機溶剤に分散してなる分散体に顔料分散剤を含む溶液を添加し、顔料表面に顔料分散剤を吸着させるか、硫酸等の強い溶解力を持つ溶媒に顔料と顔料分散剤を共溶解して水等の貧溶媒により共沈させる等の緊密な混合方法を行えばさらに良好な結果を得ることができる。
3.モノマーおよび共重合体樹脂あるいはその有機溶剤溶液または水溶液に、顔料と顔料分散剤(塩基性誘導体その他の顔料分散剤)を予め別々に分散してからそれらを混合する。この場合、顔料分散剤を溶剤のみで分散させても良い。
4.モノマーおよび共重合体樹脂あるいはその有機溶剤溶液または水溶液に、顔料を分散した後、顔料分散剤を添加する。
本発明の着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行う。
本発明の着色組成物は、透明基板上にスプレーコートやスピンコート、ロールコート等の塗布方法により塗布される。
透明基板としては、ガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレン テレフタレートなどの樹脂が用いられる。
なお、露光感度を上げるために、本発明の着色組成物を塗布乾燥後、水溶液あるいはアルカリ水溶性樹脂、例えばポリビニルアルコールや水溶性アクリル樹脂等を塗布乾燥し酸素による重合阻害を防止する膜を形成した後に露光を行うこともできる。
(合成例1)
温度計、冷却管、窒素ガス導入管、滴下管および撹拌装置を備えたセパラブル4口フラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート70.0部を仕込み、80℃に昇温し、フラスコ内を窒素置換した後、滴下管より、n−ブチルメタクリレート13.3部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.6部、メタクリル酸4.3部、ベンジルメタクリレート3.7部、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート(東亜合成社製「アロニックスM110」)3.7部および2,2'−アゾビスイソブチロニトリル0.4部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに3時間反応を継続し、固形分30%の共重合体(1)の溶液を得た。この共重合体(1)の重量平均分子量は、31000であった。
温度計、冷却管、窒素ガス導入管、滴下管および撹拌装置を備えたセパラブル4口フラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート70.0部を仕込み、80℃に昇温し、フラスコ内を窒素置換した後、滴下管より、n−ブチルメタクリレート13.3部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.6部、メタクリル酸4.3部、ベンジルメタクリレート7.4部および2,2'−アゾビスイソブチロニトリル0.4部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに3時間反応を継続し、固形分30%の共重合体(2)の溶液を得た。この共重合体(2)の重量平均分子量は、28000であった。
<赤色レジスト材用顔料分散体1の作製>
顔料分散体として下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで10時間分散した後、1.0μmのフィルタで濾過し赤色レジスト材用顔料分散体1を作製した。
赤色顔料C.I. Pigment Red 48:1
(BASF社製「Lithol Scarlet D 3700」) 18.5部
アントラキノンを母体骨格として、式4の塩基性基を有する誘導体 1.2部
分散剤(日本ルーブリゾール社製「ソルスパーズ20000」) 1.0部
アクリル樹脂溶液(共重合体(1)) 35.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 44.3部
ついで下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合して、赤色レジスト材1を得た。
赤色レジスト材用顔料分散体1 45.0部
アクリル樹脂溶液(共重合体(1)) 15.0部
トリメチロールプロパントリアクリレート 5.6部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
光重合開始剤
(チバスペシャルティケミカルズ(株)社製「イルガキュアー907」) 2.0部
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.2部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 32.2部
赤色レジスト材用顔料分散体1の作製で使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート44.3部)を下記の比率の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材用顔料分散体2を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 34.0部
シクロヘキサノン 10.3部
赤色レジスト材1の作製で、赤色レジスト材用顔料分散体1の代わりに赤色レジスト材用顔料分散体2、使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート32.2部)を下記の比率の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材2を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 27.4部
シクロヘキサノン 4.8部
赤色レジスト材用顔料分散体1の作製で使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート44.3部)を下記の比率の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材用顔料分散体3を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 23.7部
シクロヘキサノン 20.6部
赤色レジスト材1の作製で、赤色レジスト材用顔料分散体1の代わりに赤色レジスト材用顔料分散体3、使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート32.2部)を下記の比率の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材3を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 22.5部
シクロヘキサノン 9.7部
赤色レジスト材用顔料分散体1の作製で使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート44.3部)を下記の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材用顔料分散体4を得た。
シクロヘキサノン 44.3部
赤色レジスト材1の作製で、赤色レジスト材用顔料分散体1の代わりに赤色レジスト材用顔料分散体4、使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート32.2部)を下記の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材4を得た。
シクロヘキサノン 32.2部
赤色レジスト材用顔料分散体1の作製で使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート44.3部)を下記の比率の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材用顔料分散体5を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 9.9部
シクロヘキサノン 34.4部
赤色レジスト材1の作製で、赤色レジスト材用顔料分散体1の代わりに赤色レジスト材用顔料分散体5、使用した溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート32.2部)を下記の比率の溶剤にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材5を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 16.1部
シクロヘキサノン 16.1部
赤色レジスト材用顔料分散体1、赤色レジスト材1の共重合体(1)を共重合体(2)にした以外は実施例1と同様にして赤色レジスト材6を得た。
[比較例4]
赤色レジスト材用顔料分散体2、赤色レジスト材2の共重合体(1)を共重合体(2)にした以外は実施例2と同様にして赤色レジスト材7を得た。
[比較例5]
赤色レジスト材用顔料分散体3、赤色レジスト材3の共重合体(1)を共重合体(2)にした以外は実施例3と同様にして赤色レジスト材8を得た。
赤色レジスト材用顔料分散体の粘度:RHEOMETRICS社製BM型粘度計にてレジスト調整直後の粘度(初期)と40℃で7日間放置した粘度(経時)をそれぞれ測定した。
赤色レジスト材の濾過量(g):350gの赤色レジスト材を圧力0.5mPaの条件下において、キュノ(株)社製0.6μmフィルタを通過した赤色レジスト材量
実施例1〜3は濾過量も多く、粘度(経時)も粘度(初期)と変化が少なかった。
比較例1および2のように、エステル系の溶剤以外の溶剤が多い場合は、粘度(経時)が増加していた。
比較例3〜5のように共重合体(2)を用いた場合は濾過量が少なかった。
Claims (2)
- 顔料、樹脂、モノマー、光重合開始剤および溶剤を含有するカラーフィルタ用赤色着色組成物であって、該顔料がC.I Pigment Red 48:1、48:2、48:3、48:4、48:5から選択される少なくとも1種の顔料を含み、該溶剤が溶剤の全量100重量部に対して70重量部以上のエステル系溶剤を含み、該樹脂が下記一般式(1)で表される化合物と他のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物とを共重合してなる共重合体樹脂Aを含むことを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ用赤色着色組成物。
- 請求項1記載のカラーフィルタ用赤色着色組成物を用いて形成されたフィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタ。
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