JP2008233457A - 液晶表示装置およびその検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 筐体にアースされる導電層に導通試験のテスターのリードを接触させることが
困難な液晶表示装置において、導電層と筐体との導通試験が容易な液晶表示装置を供給す
る。
【解決手段】 導電膜18が配置された液晶パネル1と、導電性の筐体3と、導電膜18
と筐体3の双方に接触することにより導電膜18と筐体3を電気的に接続する導電体の第
1、第2接続部31、32と、開口3hとを備え、開口3hより検査部材41aが装置内
へ挿入されることにより第2接続32部と筐体3の接触が阻止されて第2接続部32と筐
体3の電気的な接続が開放されると共に第2接続32部と検査部材41aが電気的に接続
される。
【選択図】 図8
Description
液晶パネルの導電膜を筐体に短絡する接続部を有する液晶表示装置およびその試験方法
に関する。
に関する。
従来、表示装置として、液晶の光学的性質の変化を利用して表示を行う液晶表示装置が
知られている。従来の液晶表示装置としては、縦方向電界方式の液晶表示装置や横方向電
界方式の液晶表示装置などがある。
知られている。従来の液晶表示装置としては、縦方向電界方式の液晶表示装置や横方向電
界方式の液晶表示装置などがある。
また、従来の液晶表示装置は、一般的に、TFT基板およびCF基板が液晶層を挟んで
対向配置された構造を有する液晶表示パネルを含んでいる。尚、TFT基板とは、CF基
板と対向する表面に薄膜トランジスタ(TFT)が作り込まれた基板であり、CF基板と
は、TFT基板と対向する表面上にカラーフィルタ(CF)が形成された基板である。そ
して、従来の縦方向電界方式の液晶表示装置では、TFT基板およびCF基板の互いに対
向する表面上の各々に電極が形成されており、その電極により生成される縦方向電界によ
って液晶層内の液晶分子の配向方向が制御される。また、従来の横方向電界方式の液晶表
示装置では、TFT基板のCF基板と対向する表面上にのみ電極が形成されており、その
電極により生成される横方向電界によって液晶層内の液晶分子の配向方向が制御される。
このように、従来の液晶表示装置では、液晶層内の液晶分子の配向方向を制御することに
より光の透過率を変化させることによって、種々の文字や画像などが表示される。
対向配置された構造を有する液晶表示パネルを含んでいる。尚、TFT基板とは、CF基
板と対向する表面に薄膜トランジスタ(TFT)が作り込まれた基板であり、CF基板と
は、TFT基板と対向する表面上にカラーフィルタ(CF)が形成された基板である。そ
して、従来の縦方向電界方式の液晶表示装置では、TFT基板およびCF基板の互いに対
向する表面上の各々に電極が形成されており、その電極により生成される縦方向電界によ
って液晶層内の液晶分子の配向方向が制御される。また、従来の横方向電界方式の液晶表
示装置では、TFT基板のCF基板と対向する表面上にのみ電極が形成されており、その
電極により生成される横方向電界によって液晶層内の液晶分子の配向方向が制御される。
このように、従来の液晶表示装置では、液晶層内の液晶分子の配向方向を制御することに
より光の透過率を変化させることによって、種々の文字や画像などが表示される。
尚、上記した従来の横方向電界方式の液晶表示装置では、電極が形成されないCF基板
側において静電気が発生することに起因して、液晶層に対して意図しない電界が印加され
る場合があるという不都合がある。このため、従来の横方向電界方式の液晶表示装置では
、電極が形成されないCF基板側において静電気対策が施されている(たとえば、特許文
献1参照)。
側において静電気が発生することに起因して、液晶層に対して意図しない電界が印加され
る場合があるという不都合がある。このため、従来の横方向電界方式の液晶表示装置では
、電極が形成されないCF基板側において静電気対策が施されている(たとえば、特許文
献1参照)。
上記特許文献1には、CF基板のTFT基板とは反対側の表面上に透明導電膜が配置さ
れ、その透明導電膜が液晶表示パネルを収納する筐体に導電スペーサで電気的に接続され
た横方向電界方式の液晶表示装置が開示されている。上記のように構成された特許文献1
では、電極が形成されないCF基板側における電荷の蓄積が抑制されるので、静電気に起
因する不具合が発生するのを抑制することが可能となる。
特開2001−147441号公報
特開2003−279937号公報
れ、その透明導電膜が液晶表示パネルを収納する筐体に導電スペーサで電気的に接続され
た横方向電界方式の液晶表示装置が開示されている。上記のように構成された特許文献1
では、電極が形成されないCF基板側における電荷の蓄積が抑制されるので、静電気に起
因する不具合が発生するのを抑制することが可能となる。
しかしながら、液晶パネルの透明導電膜と筐体との電気的な接続が確実に行われている
か否かの導通試験をテスターで行おうとしても、特許文献1の図9に示されるように透明
導電膜の上に偏光板が配置されるため、透明導電膜にテスターのリードを接触させること
ができない。
か否かの導通試験をテスターで行おうとしても、特許文献1の図9に示されるように透明
導電膜の上に偏光板が配置されるため、透明導電膜にテスターのリードを接触させること
ができない。
露出する偏光板の表面に導電膜を形成すれば静電気対策となるが、そうすれば、偏光板
で覆いきれない部分のガラス基板面の静電気対策ができないという問題、露出して指など
の触れる面が導電膜でありその強度が低下するという問題(特許文献2参照)、偏光板の
厚みが導電膜分増加するという問題や、反射率を低減するアンチリフレクション処理など
の表面処理を偏光板に施すことができないという問題がある。このために、通常は露出す
る偏光板の表面は導電膜が形成されない。
で覆いきれない部分のガラス基板面の静電気対策ができないという問題、露出して指など
の触れる面が導電膜でありその強度が低下するという問題(特許文献2参照)、偏光板の
厚みが導電膜分増加するという問題や、反射率を低減するアンチリフレクション処理など
の表面処理を偏光板に施すことができないという問題がある。このために、通常は露出す
る偏光板の表面は導電膜が形成されない。
また、このような問題は横方向電界方式に限定した問題ではなく、アースされる導電層
に導通試験のテスターのリードを接触させることが困難な液晶表示装置に発生する。例え
ば、特許文献2では指が触れる部分の強度を増加させるために、タッチパネルの静電気防
止用の導電層が保護シートで覆われている。
に導通試験のテスターのリードを接触させることが困難な液晶表示装置に発生する。例え
ば、特許文献2では指が触れる部分の強度を増加させるために、タッチパネルの静電気防
止用の導電層が保護シートで覆われている。
本願発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的
は、導電層と筐体との導通試験が容易な液晶表示装置を供給することである。また、導電
層と筐体との導通試験が容易な試験方法を提供することである。
は、導電層と筐体との導通試験が容易な液晶表示装置を供給することである。また、導電
層と筐体との導通試験が容易な試験方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の液晶表示装置は、導電膜が配置された液晶パネル
と、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双方に接触することにより前記導電膜と前
記筐体を電気的に接続する導電体の第1接続部と、前記導電膜と電気的に接続する導電体
の第2接続部と、開口とを備え、該開口から装置内へ検査部材が挿入されることにより前
記第2接続部と前記検査部材が電気的に接続される。
と、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双方に接触することにより前記導電膜と前
記筐体を電気的に接続する導電体の第1接続部と、前記導電膜と電気的に接続する導電体
の第2接続部と、開口とを備え、該開口から装置内へ検査部材が挿入されることにより前
記第2接続部と前記検査部材が電気的に接続される。
このように導電膜と導通する接続部と、これに検査部材(テスターのリード)を接続さ
せるための開口を設けたので、導電膜と筐体との導通試験を行うとき、導電膜が装置内部
に配置されていても、容易にテスターのリードを導電膜と電気的に接続させることが可能
となる。
せるための開口を設けたので、導電膜と筐体との導通試験を行うとき、導電膜が装置内部
に配置されていても、容易にテスターのリードを導電膜と電気的に接続させることが可能
となる。
また、導電膜が配置された液晶パネルと、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双
方に接触することにより前記導電膜と前記筐体を電気的に接続する導電体の第1、第2接
続部と、開口とを備え、該開口から装置内へ検査部材が挿入されることにより前記第2接
続部と前記筐体の接触が阻止されて前記第2接続部と前記筐体の電気的な接続が開放され
ると共に前記第2接続部と前記検査部材が電気的に接続される。
方に接触することにより前記導電膜と前記筐体を電気的に接続する導電体の第1、第2接
続部と、開口とを備え、該開口から装置内へ検査部材が挿入されることにより前記第2接
続部と前記筐体の接触が阻止されて前記第2接続部と前記筐体の電気的な接続が開放され
ると共に前記第2接続部と前記検査部材が電気的に接続される。
このように、導通試験用の第2接続部も導電膜と筐体を電気的に接続するために、導電
膜のアースの信頼性が高くなる。また、第2接続部を第1接続部と共通使用することが可
能となる。
膜のアースの信頼性が高くなる。また、第2接続部を第1接続部と共通使用することが可
能となる。
また、前記開口は前記第2接続部により塞がれる。これにより、開口からの異物の侵入
を防止することができる。
を防止することができる。
また、前記第2接続部は弾性により前記筐体を押圧して接触し、前記検査部材は装置内
への挿入力により前記第2接続部の押圧に抗して前記第2接続部を押圧することにより前
記第2接続部と前記筐体の接触を阻止する。
への挿入力により前記第2接続部の押圧に抗して前記第2接続部を押圧することにより前
記第2接続部と前記筐体の接触を阻止する。
このように、弾性を利用して電気的な接続を行うために、第2接続部と筐体間の電気的
な接続、及び第2接続部と検査部材間の電気的な接続の信頼性が向上する。
な接続、及び第2接続部と検査部材間の電気的な接続の信頼性が向上する。
また、前記検査部材は前記第2接続部の押圧方向とは逆の方向に挿入される。これによ
り、検査部材を1方向に挿入するだけで、第2接続部と筐体の接続を開放すると共に検査
部材を第2接続部に接続することができる。
り、検査部材を1方向に挿入するだけで、第2接続部と筐体の接続を開放すると共に検査
部材を第2接続部に接続することができる。
また、前記検査部材が前記第2接続部と前記筐体の間に挿入されることにより前記第2
接続部と前記筐体の接触を阻止する。
接続部と前記筐体の接触を阻止する。
これにより、第2接続部と筐体の接続を開放すると共に検査部材を第2接続部に接続す
ることができる。
ることができる。
また、前記開口に加え、装置内への挿入により前記第1接続部と前記筐体の接触を阻止
して前記第1接続部と前記筐体の電気的な接続を開放すると共に前記第1接続部と電気的
に接続する前記検査部材が挿入される予備開口も備える。
して前記第1接続部と前記筐体の電気的な接続を開放すると共に前記第1接続部と電気的
に接続する前記検査部材が挿入される予備開口も備える。
これにより、2つの検査を行って、接続不良箇所(第1接続部と筐体間あるいは第2接
続部と筐体間)を特定することが可能となる。
続部と筐体間)を特定することが可能となる。
また、上記課題を解決するために、本発明の液晶表示装置の検査方法は、表面に導電膜
が配置された液晶パネルと、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双方に接触する第
1接続部を備えることにより前記導電膜と前記筐体を短絡させる液晶表示装置の前記短絡
の検査方法であって、
前記液晶表示装置は前記導電膜と前記筐体の双方に接触することにより前記導電膜と前
記筐体を短絡させる第2接続部を備え、前記筐体は開口を備え、該開口より装置内へ挿入
されることにより前記第2接続部と前記筐体の接触を阻止して前記第2接続部と前記筐体
の電気的な接続を開放すると共に前記第2接続部と電気的に接続する検査部材を備え、
前記検査部材を前記開口より挿入して前記第2接続部と前記筐体の電気的な接続を開放
すると共に前記第2接続部と電気的に接続し、前記検査部材と前記筐体間の電気的な接続
を確認する。
が配置された液晶パネルと、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双方に接触する第
1接続部を備えることにより前記導電膜と前記筐体を短絡させる液晶表示装置の前記短絡
の検査方法であって、
前記液晶表示装置は前記導電膜と前記筐体の双方に接触することにより前記導電膜と前
記筐体を短絡させる第2接続部を備え、前記筐体は開口を備え、該開口より装置内へ挿入
されることにより前記第2接続部と前記筐体の接触を阻止して前記第2接続部と前記筐体
の電気的な接続を開放すると共に前記第2接続部と電気的に接続する検査部材を備え、
前記検査部材を前記開口より挿入して前記第2接続部と前記筐体の電気的な接続を開放
すると共に前記第2接続部と電気的に接続し、前記検査部材と前記筐体間の電気的な接続
を確認する。
このように導電膜と導通する接続部と、これに検査部材(テスターのリード)を接続さ
せるための開口を設けたので、導電膜と筐体との導通試験を行うとき、導電膜が装置内部
に配置されていても、容易にテスターのリードを導電膜と電気的に接続させることが可能
となる。
せるための開口を設けたので、導電膜と筐体との導通試験を行うとき、導電膜が装置内部
に配置されていても、容易にテスターのリードを導電膜と電気的に接続させることが可能
となる。
また、前記筐体は予備開口を備え、前記検査部材は前記予備開口より装置内へ挿入され
ることにより前記第1接続部と前記筐体の接触を阻止して前記第1接続部と前記筐体の電
気的な接続を開放すると共に前記第1接続部と電気的に接続され、
前記検査部材を前記予備開口より挿入して前記第1接続部と前記筐体の電気的な接続を
開放すると共に前記第1接続部と電気的に接続し、前記検査部材と前記筐体間の電気的な
接続を確認する。
ることにより前記第1接続部と前記筐体の接触を阻止して前記第1接続部と前記筐体の電
気的な接続を開放すると共に前記第1接続部と電気的に接続され、
前記検査部材を前記予備開口より挿入して前記第1接続部と前記筐体の電気的な接続を
開放すると共に前記第1接続部と電気的に接続し、前記検査部材と前記筐体間の電気的な
接続を確認する。
これにより、2つの検査を行って、接続不良箇所(第1接続部と筐体間あるいは第2接
続部と筐体間)を特定することが可能となる。
続部と筐体間)を特定することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置を例示するものであって、本発明
をこの液晶モジュールに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれ
るその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
(第1実施形態)
図1は、上記した第1実施形態による液晶表示装置100を含むヘッドアップディスプ
レイの概略図である。第1実施形態による液晶表示装置100は、図1に示すように、被
表示体(たとえば、自動車のフロントガラスなど)101に表示光L1を投射することが
可能なように所定の装置に装着されている。具体的には、液晶表示装置100は、バック
ライト102と凹面鏡103との間に配置されている。そして、液晶表示装置100から
出射される表示光L1は、バックライト102からの光L2が液晶表示装置100に入射
されることによって生成される。また、液晶表示装置100から出射される表示光L1は
、凹面鏡103により被表示体101側に反射されて被表示体101に投射される。尚、
上記した液晶表示装置100、バックライト102および凹面鏡103は、表示光L1を
透過させるための窓部104aを有するケース104の内部に収納されている。
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置を例示するものであって、本発明
をこの液晶モジュールに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれ
るその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
(第1実施形態)
図1は、上記した第1実施形態による液晶表示装置100を含むヘッドアップディスプ
レイの概略図である。第1実施形態による液晶表示装置100は、図1に示すように、被
表示体(たとえば、自動車のフロントガラスなど)101に表示光L1を投射することが
可能なように所定の装置に装着されている。具体的には、液晶表示装置100は、バック
ライト102と凹面鏡103との間に配置されている。そして、液晶表示装置100から
出射される表示光L1は、バックライト102からの光L2が液晶表示装置100に入射
されることによって生成される。また、液晶表示装置100から出射される表示光L1は
、凹面鏡103により被表示体101側に反射されて被表示体101に投射される。尚、
上記した液晶表示装置100、バックライト102および凹面鏡103は、表示光L1を
透過させるための窓部104aを有するケース104の内部に収納されている。
図2は、液晶表示装置100を前面側から見た場合の斜視図である。図3は、図2に示
した第1実施形態による液晶表示装置100の分解斜視図である。図4は、図2に示した
第1実施形態による液晶表示装置100の液晶表示パネルの断面図である。図5は、図2
に示した第1実施形態による液晶表示装置100の前面側ケースの分解斜視図であり、図
6は、図2に示した第1実施形態による液晶表示装置100の前面側ケースの平面図であ
る。図7は、図2に示した第1実施形態による液晶表示装置100の前面側ケースに保持
される第1、第2接続部の斜視図である。図8〜図11は、図2に示した第1実施形態に
よる液晶表示装置100の前面側ケースの詳細な構造を説明するための図である。図12
は液晶表示装置100を検査するためのリードである。
した第1実施形態による液晶表示装置100の分解斜視図である。図4は、図2に示した
第1実施形態による液晶表示装置100の液晶表示パネルの断面図である。図5は、図2
に示した第1実施形態による液晶表示装置100の前面側ケースの分解斜視図であり、図
6は、図2に示した第1実施形態による液晶表示装置100の前面側ケースの平面図であ
る。図7は、図2に示した第1実施形態による液晶表示装置100の前面側ケースに保持
される第1、第2接続部の斜視図である。図8〜図11は、図2に示した第1実施形態に
よる液晶表示装置100の前面側ケースの詳細な構造を説明するための図である。図12
は液晶表示装置100を検査するためのリードである。
まず、図2〜図11を参照して、第1実施形態による液晶表示装置100の構造につい
て説明する。第1実施形態による液晶表示装置100は、図2および図3に示すように、
横方向電界方式の液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1の前面側に設けられた前面側ケ
ース2と、液晶表示パネル1の後面側に設けられた後面側ケース3とを備えている。前面
側ケース2は被表示体101への投影が視認されにくいように、樹脂からなるとともに、
光の反射を抑制することが可能なように構成されている。具体的には、前面側ケース2の
色を黒色にしたり、前面側ケース2の表面に微細な凹凸を付与したりすることで光を乱反
射させるようにしている。また、後面側ケース3は、金属板を折り曲げることによって構
成されている。また、図示しないが、金属製の後面側ケース3は、接地電位に接続されて
いる。そして、液晶表示パネル1は、前面側ケース2と後面側ケース3とを組み合わせる
ことによって構成された箱状の収納ケースの内部に収納されている。尚、液晶表示パネル
1は、本発明の「表示パネル」の一例である。また、前面側ケース2は、本発明の「樹脂
ケース」の一例であり、後面側ケース3は、本発明の「金属ケース」の一例である。
て説明する。第1実施形態による液晶表示装置100は、図2および図3に示すように、
横方向電界方式の液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1の前面側に設けられた前面側ケ
ース2と、液晶表示パネル1の後面側に設けられた後面側ケース3とを備えている。前面
側ケース2は被表示体101への投影が視認されにくいように、樹脂からなるとともに、
光の反射を抑制することが可能なように構成されている。具体的には、前面側ケース2の
色を黒色にしたり、前面側ケース2の表面に微細な凹凸を付与したりすることで光を乱反
射させるようにしている。また、後面側ケース3は、金属板を折り曲げることによって構
成されている。また、図示しないが、金属製の後面側ケース3は、接地電位に接続されて
いる。そして、液晶表示パネル1は、前面側ケース2と後面側ケース3とを組み合わせる
ことによって構成された箱状の収納ケースの内部に収納されている。尚、液晶表示パネル
1は、本発明の「表示パネル」の一例である。また、前面側ケース2は、本発明の「樹脂
ケース」の一例であり、後面側ケース3は、本発明の「金属ケース」の一例である。
また、収納ケースの内部に液晶表示パネル1が収納された状態では、液晶表示パネル1
の表示領域1a以外の非表示領域1bが前面側ケース2により覆われるとともに、液晶表
示パネル1が後面側ケース3に載置される。さらに、収納ケースの内部に液晶表示パネル
1が収納された状態では、液晶表示パネル1を取り囲むように前面側ケース2の側部2a
、2b、2cおよび2dが配置されるとともに、その前面側ケース2の側部2a〜2dの
外側面に沿って後面側ケース3の側部3a、3b、3cおよび3dが配置される。尚、側
部2a〜2dは、本発明の「第1側部」の一例であり、側部3a〜3dは、本発明の「第
2側部」の一例である。
の表示領域1a以外の非表示領域1bが前面側ケース2により覆われるとともに、液晶表
示パネル1が後面側ケース3に載置される。さらに、収納ケースの内部に液晶表示パネル
1が収納された状態では、液晶表示パネル1を取り囲むように前面側ケース2の側部2a
、2b、2cおよび2dが配置されるとともに、その前面側ケース2の側部2a〜2dの
外側面に沿って後面側ケース3の側部3a、3b、3cおよび3dが配置される。尚、側
部2a〜2dは、本発明の「第1側部」の一例であり、側部3a〜3dは、本発明の「第
2側部」の一例である。
また、液晶表示パネル1は、図4に示すように、後面側に位置するTFT基板11と前
面側に位置するCF基板12との間に液晶層13が挟持された構造を有している。尚、T
FT基板11のCF基板12と対向する表面には、図示しない薄膜トランジスタ(TFT
)が作り込まれているとともに、CF基板12のTFT基板11と対向する表面上には、
カラーフィルタ(CF)12aが形成されている。また、TFT基板11のCF基板12
と対向する表面上には、液晶層13内に横方向電界を生成するための画素電極14および
共通電極15が形成されている。そして、液晶層13内の液晶分子の配向方向は、画素電
極14と共通電極15との間で生成される横方向電界により制御される。
面側に位置するCF基板12との間に液晶層13が挟持された構造を有している。尚、T
FT基板11のCF基板12と対向する表面には、図示しない薄膜トランジスタ(TFT
)が作り込まれているとともに、CF基板12のTFT基板11と対向する表面上には、
カラーフィルタ(CF)12aが形成されている。また、TFT基板11のCF基板12
と対向する表面上には、液晶層13内に横方向電界を生成するための画素電極14および
共通電極15が形成されている。そして、液晶層13内の液晶分子の配向方向は、画素電
極14と共通電極15との間で生成される横方向電界により制御される。
尚、横方向電界により制御される液晶表示パネルとは、液晶層を挟持した一対の基板の
うちの一方の基板の液晶層側に第1電極と第2電極とが形成された構造を有し、その第1
電極と第2電極との間に生じる電界によって液晶層を駆動するものである。したがって、
液晶層を挟持した一対の基板のうちの一方の基板の液晶層側に第1電極が形成され、かつ
、第1電極上に絶縁膜を介して第2電極が形成された構造を有し、その第1電極と第2電
極との間に生じる電界によって液晶層を駆動するいわゆるフリンジ・フィールド・スィッ
チング(Fringe Field Switching)モードの液晶表示パネルなど
も上記した横方向電界により制御される液晶表示パネルに含まれる。
うちの一方の基板の液晶層側に第1電極と第2電極とが形成された構造を有し、その第1
電極と第2電極との間に生じる電界によって液晶層を駆動するものである。したがって、
液晶層を挟持した一対の基板のうちの一方の基板の液晶層側に第1電極が形成され、かつ
、第1電極上に絶縁膜を介して第2電極が形成された構造を有し、その第1電極と第2電
極との間に生じる電界によって液晶層を駆動するいわゆるフリンジ・フィールド・スィッ
チング(Fringe Field Switching)モードの液晶表示パネルなど
も上記した横方向電界により制御される液晶表示パネルに含まれる。
また、TFT基板11のCF基板12とは反対側の表面上には、後面側偏光板16が設
けられているとともに、CF基板12のTFT基板11とは反対側の表面上には、前面側
偏光板17が設けられている。この後面側偏光板16および前面側偏光板17は、各々の
透過軸方向が互いに約90°ずれるように配置されている。
けられているとともに、CF基板12のTFT基板11とは反対側の表面上には、前面側
偏光板17が設けられている。この後面側偏光板16および前面側偏光板17は、各々の
透過軸方向が互いに約90°ずれるように配置されている。
また、液晶表示パネル1は、前面側に配置された静電気対策用のITO膜18をさらに
含んでいる。具体的には、液晶表示パネル1のITO膜18は、CF基板12の前面側偏
光板17側となる面に配置されている。このITO膜18は、後述する第1、第2接続部
31、32を介して後面側ケース3に電気的に接続される(図8参照)。このため、第1
実施形態では、液晶表示パネル1の前面側における電荷の蓄積が抑制されるので、静電気
に起因する不具合が発生するのを抑制することが可能となる。尚、ITO膜18は、本発
明の「透明導電膜」の一例である。ここで、第1実施形態では、ITO膜18以外の他の
透明導電膜を用いてもよい。たとえば、前面側偏光板17を貼り付ける際に用いる接着剤
に導電性材料を混在させ、その導電性材料が混在した接着剤を透明導電膜としてもよい。
また、前面側偏光板17を導電性を有する材料で作製し、その導電性を有する前面側偏光
板17を透明導電膜としてもよい。
含んでいる。具体的には、液晶表示パネル1のITO膜18は、CF基板12の前面側偏
光板17側となる面に配置されている。このITO膜18は、後述する第1、第2接続部
31、32を介して後面側ケース3に電気的に接続される(図8参照)。このため、第1
実施形態では、液晶表示パネル1の前面側における電荷の蓄積が抑制されるので、静電気
に起因する不具合が発生するのを抑制することが可能となる。尚、ITO膜18は、本発
明の「透明導電膜」の一例である。ここで、第1実施形態では、ITO膜18以外の他の
透明導電膜を用いてもよい。たとえば、前面側偏光板17を貼り付ける際に用いる接着剤
に導電性材料を混在させ、その導電性材料が混在した接着剤を透明導電膜としてもよい。
また、前面側偏光板17を導電性を有する材料で作製し、その導電性を有する前面側偏光
板17を透明導電膜としてもよい。
また、図3に示すように、液晶表示パネル1(TFT基板11)には、FPC(フレキ
シブルプリント配線板)19が接続されている。このFPC19の外部接続端子19a(
図1参照)は、自動車側の電子機器(図示せず)に接続される。
シブルプリント配線板)19が接続されている。このFPC19の外部接続端子19a(
図1参照)は、自動車側の電子機器(図示せず)に接続される。
また、図5に示すように、第1実施形態の前面側ケース2は、液晶表示パネル1の非表
示領域1b(図3参照)を覆う被覆部21aを有するケース部材21と、液晶表示パネル
1の側端面を支持する支持部22aを有するケース部材22とに分割されている。尚、ケ
ース部材21および22は、それぞれ、本発明の「第2ケース部材」および「第1ケース
部材」の一例である。
示領域1b(図3参照)を覆う被覆部21aを有するケース部材21と、液晶表示パネル
1の側端面を支持する支持部22aを有するケース部材22とに分割されている。尚、ケ
ース部材21および22は、それぞれ、本発明の「第2ケース部材」および「第1ケース
部材」の一例である。
また、図5および図6に示すように、ケース部材21の側部2aおよび2bに対応する
部分には、それぞれ、外側に向かって突出する係合片21bが2つずつ形成されている。
また、ケース部材22の側部2aおよび2bに対応する部分の各々には、外側に向かって
突出する係合片22bが1つずつ形成されているとともに、ケース部材22の側部2cに
対応する部分には、外側に向かって突出する係合片22bが2つ形成されている。また、
図3に示すように、後面側ケース3の側部3aおよび3bには、それぞれ、上記した前面
側ケース2(ケース部材21および22)の係合片21bおよび22bと係合する係合孔
3eが3つずつ形成されている。また、後面側ケース3の側部3cには、上記した前面側
ケース2(ケース部材22)の係合片22bと係合する係合孔3eが2つ形成されている
。そして、図1に示すように、前面側ケース2(ケース部材21および22)の係合片2
1bおよび22bが後面側ケース3の係合孔3eに係合することによって、前面側ケース
2が後面側ケース3に対して固定される。また、前面側ケース2が後面側ケース3に対し
て固定されることによって、前面側ケース2と後面側ケース3とにより構成される収納ケ
ースが箱状に保持される。
部分には、それぞれ、外側に向かって突出する係合片21bが2つずつ形成されている。
また、ケース部材22の側部2aおよび2bに対応する部分の各々には、外側に向かって
突出する係合片22bが1つずつ形成されているとともに、ケース部材22の側部2cに
対応する部分には、外側に向かって突出する係合片22bが2つ形成されている。また、
図3に示すように、後面側ケース3の側部3aおよび3bには、それぞれ、上記した前面
側ケース2(ケース部材21および22)の係合片21bおよび22bと係合する係合孔
3eが3つずつ形成されている。また、後面側ケース3の側部3cには、上記した前面側
ケース2(ケース部材22)の係合片22bと係合する係合孔3eが2つ形成されている
。そして、図1に示すように、前面側ケース2(ケース部材21および22)の係合片2
1bおよび22bが後面側ケース3の係合孔3eに係合することによって、前面側ケース
2が後面側ケース3に対して固定される。また、前面側ケース2が後面側ケース3に対し
て固定されることによって、前面側ケース2と後面側ケース3とにより構成される収納ケ
ースが箱状に保持される。
また、図5に示すように、ケース部材22の側部2dに対応する部分には、前後方向(
A方向)に凹むように溝部22cが形成されている。このケース部材22の溝部22cの
開放端は、図1および図3に示すように、ケース部材21および22が組み合わされるこ
とによって、ケース部材21の被覆部21aの側部2d側の部分21c(以下、閉塞部2
1cという)により塞がれる。このため、ケース部材21および22を組み合わせること
によって、ケース部材21の閉塞部21cとケース部材22の溝部22cとにより構成さ
れる開口部2eが前面側ケース2の側部2dに形成されることになる。また、後面側ケー
ス3の側部3d(前面側ケース2の開口部2eに対応する部分)には、開口部(切り欠き
部)3fが形成されている。そして、前面側ケース2および後面側ケース3により構成さ
れる収納ケースの内部に液晶表示パネル1が収納された状態において、液晶表示パネル1
に接続されるFPC19の外部接続端子19aは、前面側ケース2および後面側ケース3
の各々の開口部2eおよび3fから外側に引き出される。
A方向)に凹むように溝部22cが形成されている。このケース部材22の溝部22cの
開放端は、図1および図3に示すように、ケース部材21および22が組み合わされるこ
とによって、ケース部材21の被覆部21aの側部2d側の部分21c(以下、閉塞部2
1cという)により塞がれる。このため、ケース部材21および22を組み合わせること
によって、ケース部材21の閉塞部21cとケース部材22の溝部22cとにより構成さ
れる開口部2eが前面側ケース2の側部2dに形成されることになる。また、後面側ケー
ス3の側部3d(前面側ケース2の開口部2eに対応する部分)には、開口部(切り欠き
部)3fが形成されている。そして、前面側ケース2および後面側ケース3により構成さ
れる収納ケースの内部に液晶表示パネル1が収納された状態において、液晶表示パネル1
に接続されるFPC19の外部接続端子19aは、前面側ケース2および後面側ケース3
の各々の開口部2eおよび3fから外側に引き出される。
ここで、第1実施形態では、図5に示すように、前面側ケース2の側部2cに、上記し
た静電気対策に用いられる第1、第2接続部31、32が保持されている。第1接続部3
1と第2接続部32は同一材質、同一形状である。この第1、第2接続部31、32は、
図7および図8に示すように、約0.1mmの厚みを有するステンレス製の板バネによっ
て構成されているとともに、2つのバネ部31a、32aおよび31b、32bがL字状
の連結部31c、32cを介して一体的に連結された形状を有している。また、第1、第
2接続部31、32のバネ部31a、32aは、前面側ケース2の側部2cの内側に配置
されているとともに、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bは、前面側ケ
ース2の側部2cの外側に配置されている。また、第1、第2接続部31、32のバネ部
31a、32aは、前後方向(A方向)に付勢力が発生するように曲げられている。また
、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bは、側部2c、3cの厚み方向(
B方向)に付勢力が発生するようにU字状に2つ折りにされている。尚、第1実施形態で
は、第1、第2接続部31、32のU字状のバネ部31b、32bは、その開放端がA方
向に向かないように配置されている。
た静電気対策に用いられる第1、第2接続部31、32が保持されている。第1接続部3
1と第2接続部32は同一材質、同一形状である。この第1、第2接続部31、32は、
図7および図8に示すように、約0.1mmの厚みを有するステンレス製の板バネによっ
て構成されているとともに、2つのバネ部31a、32aおよび31b、32bがL字状
の連結部31c、32cを介して一体的に連結された形状を有している。また、第1、第
2接続部31、32のバネ部31a、32aは、前面側ケース2の側部2cの内側に配置
されているとともに、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bは、前面側ケ
ース2の側部2cの外側に配置されている。また、第1、第2接続部31、32のバネ部
31a、32aは、前後方向(A方向)に付勢力が発生するように曲げられている。また
、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bは、側部2c、3cの厚み方向(
B方向)に付勢力が発生するようにU字状に2つ折りにされている。尚、第1実施形態で
は、第1、第2接続部31、32のU字状のバネ部31b、32bは、その開放端がA方
向に向かないように配置されている。
また、第1、第2接続部31、32のバネ部31a、32aは、液晶表示パネル1に含
まれるITO膜18の前面側の表面に接触する接触部31d、32dを有しており、第1
、第2接続部31、32は、その接触部31d、32dがITO膜18の前面側の表面に
接触することによってITO膜18に電気的に接続されている。また、第1、第2接続部
31のバネ部31a、32aの先端は、ITO膜18の前面側の表面に接触しないように
曲げられている。さらに、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bは、後面
側ケース3の側部3cの内側面に接触する接触部31e、32eを有しており、第1、第
2接続部31、32は、その接触部31e、32eが後面側ケース3の側部3cの内側面
に接触することによって後面側ケース3に電気的に接続されている。尚、接触部31d、
32dおよび31e、32eは、それぞれ、本発明の「第1接触部」および「第2接触部
」の一例である。
まれるITO膜18の前面側の表面に接触する接触部31d、32dを有しており、第1
、第2接続部31、32は、その接触部31d、32dがITO膜18の前面側の表面に
接触することによってITO膜18に電気的に接続されている。また、第1、第2接続部
31のバネ部31a、32aの先端は、ITO膜18の前面側の表面に接触しないように
曲げられている。さらに、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bは、後面
側ケース3の側部3cの内側面に接触する接触部31e、32eを有しており、第1、第
2接続部31、32は、その接触部31e、32eが後面側ケース3の側部3cの内側面
に接触することによって後面側ケース3に電気的に接続されている。尚、接触部31d、
32dおよび31e、32eは、それぞれ、本発明の「第1接触部」および「第2接触部
」の一例である。
また、第1実施形態では、前面側ケース2の側部2cの第1、第2接続部31、32が
保持される部分は、以下のような構造を有している。すなわち、第1実施形態では、図8
〜図10に示すように、前面側ケース2の構成部材であるケース部材22の側部2cに対
応する部分に、A方向に凹むように溝部22dが形成されている。このケース部材22の
溝部22dの開放端は、図10に示すように、ケース部材21および22が組み合わされ
ることによって、ケース部材21の被覆部21aの側部2c側の部分21d(以下、閉塞
部21dという)により塞がれる。このため、第1実施形態では、ケース部材21および
22を組み合わせることによって、ケース部材21の閉塞部21dとケース部材22の溝
部22dとにより構成される開口部2fが前面側ケース2の側部2cに形成されることに
なる。
保持される部分は、以下のような構造を有している。すなわち、第1実施形態では、図8
〜図10に示すように、前面側ケース2の構成部材であるケース部材22の側部2cに対
応する部分に、A方向に凹むように溝部22dが形成されている。このケース部材22の
溝部22dの開放端は、図10に示すように、ケース部材21および22が組み合わされ
ることによって、ケース部材21の被覆部21aの側部2c側の部分21d(以下、閉塞
部21dという)により塞がれる。このため、第1実施形態では、ケース部材21および
22を組み合わせることによって、ケース部材21の閉塞部21dとケース部材22の溝
部22dとにより構成される開口部2fが前面側ケース2の側部2cに形成されることに
なる。
そして、第1実施形態では、第1、第2接続部31、32の連結部31c、32cがケ
ース部材22の溝部22dに嵌め込まれた状態でケース部材21および22が組み合わさ
れることによって、前面側ケース2の側部2cに第1、第2接続部31、32が保持され
ている。すなわち、第1実施形態では、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、3
2b(接触部31e、32e)は、前面側ケース2の側部2cに形成された開口部2fか
ら前面側ケース2の側部2cの外側に引き出された状態となっている。
ース部材22の溝部22dに嵌め込まれた状態でケース部材21および22が組み合わさ
れることによって、前面側ケース2の側部2cに第1、第2接続部31、32が保持され
ている。すなわち、第1実施形態では、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、3
2b(接触部31e、32e)は、前面側ケース2の側部2cに形成された開口部2fか
ら前面側ケース2の側部2cの外側に引き出された状態となっている。
また、前面側ケース2の側部2cに第1、第2接続部31、32が保持された状態では
、第1、第2接続部31、32の連結部31c、32cは、ケース部材21の閉塞部21
dにより後面側に向かって押圧されている。これにより、第1、第2接続部31、32の
バネ部31a、32a(接触部31d、32d)においてA方向の付勢力が発生している
。このため、前面側ケース2の側部2cに第1、第2接続部31、32が保持された状態
では、第1、第2接続部31、32の接触部31d、32dにより液晶表示パネル1に含
まれるITO膜18の前面側の表面が付勢される。
、第1、第2接続部31、32の連結部31c、32cは、ケース部材21の閉塞部21
dにより後面側に向かって押圧されている。これにより、第1、第2接続部31、32の
バネ部31a、32a(接触部31d、32d)においてA方向の付勢力が発生している
。このため、前面側ケース2の側部2cに第1、第2接続部31、32が保持された状態
では、第1、第2接続部31、32の接触部31d、32dにより液晶表示パネル1に含
まれるITO膜18の前面側の表面が付勢される。
また、図8〜図10に示すように、ケース部材22の溝部22d周辺の部分22eのB
方向の厚みは、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32b(接触部31e、3
2e)を配置するためのスペースを確保するために、他の部分22fのB方向の厚みより
も小さくなるように設定されている。すなわち、前面側ケース2の側部2cに第1、第2
接続部31、32が保持された状態では、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、
32b(接触部31e、32e)は、ケース部材22の部分22eの外側面と後面側ケー
ス3の側部3cの内側面との間に挟み込まれている。これにより、第1、第2接続部31
、32のバネ部31b、32b(接触部31e、32e)においてB方向の付勢力が発生
している。このため、前面側ケース2の側部2cに第1、第2接続部31、32が保持さ
れた状態では、第1、第2接続部31、32の接触部31e、32eにより後面側ケース
3の側部3cの内側面が付勢される。
方向の厚みは、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32b(接触部31e、3
2e)を配置するためのスペースを確保するために、他の部分22fのB方向の厚みより
も小さくなるように設定されている。すなわち、前面側ケース2の側部2cに第1、第2
接続部31、32が保持された状態では、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、
32b(接触部31e、32e)は、ケース部材22の部分22eの外側面と後面側ケー
ス3の側部3cの内側面との間に挟み込まれている。これにより、第1、第2接続部31
、32のバネ部31b、32b(接触部31e、32e)においてB方向の付勢力が発生
している。このため、前面側ケース2の側部2cに第1、第2接続部31、32が保持さ
れた状態では、第1、第2接続部31、32の接触部31e、32eにより後面側ケース
3の側部3cの内側面が付勢される。
また、図9および図11に示すように、ケース部材22の側部2cに対応する部分の外
側面には、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bの折り曲げられた部分3
1f、32fが挿入される溝部22gが形成されている。尚、ケース部材22の溝部22
dのC方向(図9参照)の幅は、第1、第2接続部31、32の連結部31c、32cの
C方向の幅よりも大きくなるように設定されている。したがって、ケース部材22の溝部
22dに第1、第2接続部31、32の連結部31c、32cを嵌め込んだ後に第1、第
2接続部31、32をC方向にスライドさせることによって、第1、第2接続部31、3
2の折り曲げられた部分31f、32fをケース部材22の溝部22gに挿入することが
できる。
側面には、第1、第2接続部31、32のバネ部31b、32bの折り曲げられた部分3
1f、32fが挿入される溝部22gが形成されている。尚、ケース部材22の溝部22
dのC方向(図9参照)の幅は、第1、第2接続部31、32の連結部31c、32cの
C方向の幅よりも大きくなるように設定されている。したがって、ケース部材22の溝部
22dに第1、第2接続部31、32の連結部31c、32cを嵌め込んだ後に第1、第
2接続部31、32をC方向にスライドさせることによって、第1、第2接続部31、3
2の折り曲げられた部分31f、32fをケース部材22の溝部22gに挿入することが
できる。
第1実施形態では、上記のように、樹脂製の前面側ケース2の側部2cに、液晶表示パ
ネル1のITO膜18に電気的に接続された第1、第2接続部31、32の一部(接触部
31e、32e)を前面側ケース2の外側に引き出すための開口部2fを形成することに
よって、第1、第2接続部31、32の一部(接触部31e、32e)を前面側ケース2
の開口部2fから前面側ケース2の外側に引き出すことができるので、金属製の後面側ケ
ース3と第1、第2接続部31、32との電気的な接続を容易に行うことができる。すな
わち、第1、第2接続部31、32によるITO膜18と後面側ケース3との電気的な接
続を容易に行うことができる。その結果、液晶表示パネル1の前面側における静電気対策
を容易に行うことができる。
ネル1のITO膜18に電気的に接続された第1、第2接続部31、32の一部(接触部
31e、32e)を前面側ケース2の外側に引き出すための開口部2fを形成することに
よって、第1、第2接続部31、32の一部(接触部31e、32e)を前面側ケース2
の開口部2fから前面側ケース2の外側に引き出すことができるので、金属製の後面側ケ
ース3と第1、第2接続部31、32との電気的な接続を容易に行うことができる。すな
わち、第1、第2接続部31、32によるITO膜18と後面側ケース3との電気的な接
続を容易に行うことができる。その結果、液晶表示パネル1の前面側における静電気対策
を容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、前面側ケース2の側部2cに開口部2fを形
成することによって、前面側ケース2の側部2a〜2dの外側面に沿って後面側ケース3
の側部3a〜3dが配置されているので、第1、第2接続部31、32の一部(接触部3
1e、32e)を前面側ケース2の側部2cに形成された開口部2fから前面側ケース2
の外側に引き出すことにより、複雑な引き回しを行うことなく、第1、第2接続部31、
32の一部(接触部31e、32e)を後面側ケース3の側部3cの内側面に電気的に接
続することができる。
成することによって、前面側ケース2の側部2a〜2dの外側面に沿って後面側ケース3
の側部3a〜3dが配置されているので、第1、第2接続部31、32の一部(接触部3
1e、32e)を前面側ケース2の側部2cに形成された開口部2fから前面側ケース2
の外側に引き出すことにより、複雑な引き回しを行うことなく、第1、第2接続部31、
32の一部(接触部31e、32e)を後面側ケース3の側部3cの内側面に電気的に接
続することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1、第2接続部31の接触部31d、32
dにより液晶表示パネル1に含まれるITO膜18の前面側の表面が付勢されるように構
成することによって、第1、第2接続部31の接触部31d、32dがITO膜18の前
面側の表面から離れるのを抑制することができるので、ITO膜18と第1、第2接続部
31との電気的な接続を確実に行うことができる。この場合、第1、第2接続部31、3
2を金属製の板バネにより構成することによって、上記のような第1、第2接続部31、
32を容易に得ることができる。
dにより液晶表示パネル1に含まれるITO膜18の前面側の表面が付勢されるように構
成することによって、第1、第2接続部31の接触部31d、32dがITO膜18の前
面側の表面から離れるのを抑制することができるので、ITO膜18と第1、第2接続部
31との電気的な接続を確実に行うことができる。この場合、第1、第2接続部31、3
2を金属製の板バネにより構成することによって、上記のような第1、第2接続部31、
32を容易に得ることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1、第2接続部31、32の接触部31e
、32eにより後面側ケース3の側部3cの内側面が付勢されるように構成することによ
って、第1、第2接続部31、32の接触部31e、32eが後面側ケース3の側部3c
の内側面から離れるのを抑制することができるので、後面側ケース3と第1、第2接続部
31、32との電気的な接続を確実に行うことができる。この場合、第1、第2接続部3
1、32を金属製の板バネにより構成することによって、上記のような第1、第2接続部
31、32を容易に得ることができる。
、32eにより後面側ケース3の側部3cの内側面が付勢されるように構成することによ
って、第1、第2接続部31、32の接触部31e、32eが後面側ケース3の側部3c
の内側面から離れるのを抑制することができるので、後面側ケース3と第1、第2接続部
31、32との電気的な接続を確実に行うことができる。この場合、第1、第2接続部3
1、32を金属製の板バネにより構成することによって、上記のような第1、第2接続部
31、32を容易に得ることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、前面側ケース2を2つのケース部材21およ
び22に分割し、前面側ケース2の側部2cに形成される開口部2fを、ケース部材21
に設けられた閉塞部21dとケース部材22に設けられた溝部22dとにより構成するこ
とによって、ケース部材22の溝部22dに第1、第2接続部31、32を嵌め込んだ後
にケース部材21および22を組み合わせることにより、容易に、第1、第2接続部31
、32の一部(接触部31e、32e)が前面側ケース2の開口部2fから前面側ケース
2の外側に引き出された状態にすることができる。
び22に分割し、前面側ケース2の側部2cに形成される開口部2fを、ケース部材21
に設けられた閉塞部21dとケース部材22に設けられた溝部22dとにより構成するこ
とによって、ケース部材22の溝部22dに第1、第2接続部31、32を嵌め込んだ後
にケース部材21および22を組み合わせることにより、容易に、第1、第2接続部31
、32の一部(接触部31e、32e)が前面側ケース2の開口部2fから前面側ケース
2の外側に引き出された状態にすることができる。
次に、第1、第2接続部31、32による電気的な接続を確認する試験方法について説
明する。図12は導通試験を行うために液晶表示装置100に挿入されるテスター40の
第1リード41を示す斜視図であり、図13は図9で第1リード41が挿入された状態を
示す平面図であり、図14は図10で第1リード41が挿入された状態を示す断面図であ
り、図15は第1リード41が挿入される前の接続状態を示す図であり、図16は第1リ
ード41が第2接続部32側に挿入されたときの電気的な接続状態を示す図であり、図1
7は第1リード41が第1接続部31側に挿入されたときの電気的な接続状態を示す図で
ある。
明する。図12は導通試験を行うために液晶表示装置100に挿入されるテスター40の
第1リード41を示す斜視図であり、図13は図9で第1リード41が挿入された状態を
示す平面図であり、図14は図10で第1リード41が挿入された状態を示す断面図であ
り、図15は第1リード41が挿入される前の接続状態を示す図であり、図16は第1リ
ード41が第2接続部32側に挿入されたときの電気的な接続状態を示す図であり、図1
7は第1リード41が第1接続部31側に挿入されたときの電気的な接続状態を示す図で
ある。
図3、図10に示す如く、第1、第2接続部31、32の接触部31e、32eが接触
する後面側ケース3の側部3cに第1、第2開口3g、3hが設けられる。後面側ケース
3の第1、第2開口3g、3hは第1、第2接続部31、32の接触部31e、32eで
塞がれるような位置、大きさで配設される。これにより第1、第2開口3g、3hから異
物が装置内に侵入するのを第1、第2接続部31、32が防止する。
する後面側ケース3の側部3cに第1、第2開口3g、3hが設けられる。後面側ケース
3の第1、第2開口3g、3hは第1、第2接続部31、32の接触部31e、32eで
塞がれるような位置、大きさで配設される。これにより第1、第2開口3g、3hから異
物が装置内に侵入するのを第1、第2接続部31、32が防止する。
この第1、第2開口3g、3hから導通試験を行うテスター40(図15、16参照)
の第1リード41の第1端子41aが挿入される。図12に示す如く、第1端子41aは
絶縁材の握部41bと握部41bの先端から突出する導電材の接触部41cからなる。図
13、14に示す如く、第1端子41aが予備開口3g、あるいは開口3hから挿入され
ると、第1端子41aの接触部41cは第1接続部31あるいは第2接続部32のB方向
の付勢力に逆らって第1接続部31の接触部31eあるいは第2接続部32の接触部32
eを押圧し、第1接続部31あるいは第2接続部32と、後面側ケース3の側部3cとの
導通が開放される。このとき、第1端子41aの接触部41cは第1接続部31あるいは
第2接続部32と電気的に接続されるが、絶縁材の握部41bに阻まれて後面側ケース3
とは電気的に接続されない。
の第1リード41の第1端子41aが挿入される。図12に示す如く、第1端子41aは
絶縁材の握部41bと握部41bの先端から突出する導電材の接触部41cからなる。図
13、14に示す如く、第1端子41aが予備開口3g、あるいは開口3hから挿入され
ると、第1端子41aの接触部41cは第1接続部31あるいは第2接続部32のB方向
の付勢力に逆らって第1接続部31の接触部31eあるいは第2接続部32の接触部32
eを押圧し、第1接続部31あるいは第2接続部32と、後面側ケース3の側部3cとの
導通が開放される。このとき、第1端子41aの接触部41cは第1接続部31あるいは
第2接続部32と電気的に接続されるが、絶縁材の握部41bに阻まれて後面側ケース3
とは電気的に接続されない。
このように、第2接続部32の電気的な接続の付勢力に逆らって第1リード41が挿入
されるために、挿入の作業のみで第2接続部32と後面側ケース3間の電気的な接続を開
放すると共に、第2接続部32と第1リード41を電気的に接続させることができる。ま
た、第2接続部32の弾性の反力により第2接続部32と第1リード41が圧接するため
に電気的な接続の信頼性が高くなる。
されるために、挿入の作業のみで第2接続部32と後面側ケース3間の電気的な接続を開
放すると共に、第2接続部32と第1リード41を電気的に接続させることができる。ま
た、第2接続部32の弾性の反力により第2接続部32と第1リード41が圧接するため
に電気的な接続の信頼性が高くなる。
第1リード41の第2端子41dは絶縁材の握部41eと握部41eの先端から突出す
る導電材の接触部41fからなる。第1端子41aの接触部41cと第2端子41dの接
触部41fは導通し、第2端子41dの接触部41fはテスター40の第1入力端子43
と接続される。これにより、第1接続部31あるいは第2接続部32がテスター40の第
1入力端子43と電気的に接続される。
る導電材の接触部41fからなる。第1端子41aの接触部41cと第2端子41dの接
触部41fは導通し、第2端子41dの接触部41fはテスター40の第1入力端子43
と接続される。これにより、第1接続部31あるいは第2接続部32がテスター40の第
1入力端子43と電気的に接続される。
第2リード42は後面側ケース3とテスター40の第2入力端子44を電気的に接続す
る。そして、使用者はテスター40で第1入力端子と第2入力端子間の導通を調べる。
る。そして、使用者はテスター40で第1入力端子と第2入力端子間の導通を調べる。
図16の如く、第1リード41が第2接続部32側の開口3hに挿入されている場合、
テスター40で導通が確認されれば、後面側ケース3〜第1接続部31〜ITO膜18〜
第2接続部32が導通したこととなり、第1接続部31によって正常にITO膜18が後
面側ケース3に接地されたことになる。テスター40で不導通が確認されれば、後面側ケ
ース3〜第1接続部31〜ITO膜18〜第2接続部32の3接点(図16の1B、1A
、2A)も内少なくとも1箇所が不導通ということになる。
テスター40で導通が確認されれば、後面側ケース3〜第1接続部31〜ITO膜18〜
第2接続部32が導通したこととなり、第1接続部31によって正常にITO膜18が後
面側ケース3に接地されたことになる。テスター40で不導通が確認されれば、後面側ケ
ース3〜第1接続部31〜ITO膜18〜第2接続部32の3接点(図16の1B、1A
、2A)も内少なくとも1箇所が不導通ということになる。
第1リード41を第2接続部32側の開口3hに挿入して、テスター40で不導通が確
認された場合、図17の如く、第1リード41を第1接続部31側の予備開口3gに挿入
し、もし、テスター40で導通が確認されれば、後面側ケース3〜第1接続部31が不導
通ということになり、不導通箇所を特定することができる。このように、開口を第1、第
2接続部の両方に設け、2回の導通試験を行うことにより不導通箇所を特定することがで
き、修理が容易となる。
認された場合、図17の如く、第1リード41を第1接続部31側の予備開口3gに挿入
し、もし、テスター40で導通が確認されれば、後面側ケース3〜第1接続部31が不導
通ということになり、不導通箇所を特定することができる。このように、開口を第1、第
2接続部の両方に設け、2回の導通試験を行うことにより不導通箇所を特定することがで
き、修理が容易となる。
尚、上述の実施形態では第1接続部31と第2接続部32の両方が後面側ケース3に接
触しているが、第2接続部32を試験専用とすれば、第2接続部32は後面側ケース3に
接触してなくても後面側ケース3〜第1接続部31〜ITO膜18〜第2接続部32の導
通試験を行うことができる。しかしながら、第2接続部32も後面側ケース3に接触させ
れば、一方の電気的な接続が不良であっても他方が不良でなければ静電気の防止となり、
信頼性が向上する。
触しているが、第2接続部32を試験専用とすれば、第2接続部32は後面側ケース3に
接触してなくても後面側ケース3〜第1接続部31〜ITO膜18〜第2接続部32の導
通試験を行うことができる。しかしながら、第2接続部32も後面側ケース3に接触させ
れば、一方の電気的な接続が不良であっても他方が不良でなければ静電気の防止となり、
信頼性が向上する。
(第2実施形態)
次に第2実施形態を説明する。第2実施形態と第1実施形態とは、後面側ケース3と第
1接続部31間の電気的な接続を開放する方法が異なる。図18はテスター(図示せず)
の第1リード51を示す斜視図であり、図19はテスターの第1リード51の挿入方向を
示す斜視図であり、図20はテスターの第1リード51の挿入状態を示す斜視図である。
次に第2実施形態を説明する。第2実施形態と第1実施形態とは、後面側ケース3と第
1接続部31間の電気的な接続を開放する方法が異なる。図18はテスター(図示せず)
の第1リード51を示す斜視図であり、図19はテスターの第1リード51の挿入方向を
示す斜視図であり、図20はテスターの第1リード51の挿入状態を示す斜視図である。
第2実施形態のテスターは第1実施形態と比較して第1リード51が異なる。図18に
示す如く、第2実施形態の第1リード51の第1端子51aは絶縁材であり細長く延在す
る直方体の握部51bと握部51bの先端の一方の面のみに露出して形成された導電材の
接触部51cからなる。第2端子41dは第2実施形態と同一であり、第2端子41dの
接触部41fと第1端子51aの接触部51cとは導通し、第2端子41dの接触部41
fはテスターの第1入力端子(図示せず)と接続される。
示す如く、第2実施形態の第1リード51の第1端子51aは絶縁材であり細長く延在す
る直方体の握部51bと握部51bの先端の一方の面のみに露出して形成された導電材の
接触部51cからなる。第2端子41dは第2実施形態と同一であり、第2端子41dの
接触部41fと第1端子51aの接触部51cとは導通し、第2端子41dの接触部41
fはテスターの第1入力端子(図示せず)と接続される。
図19に示す如く、後面側ケース3の上方の側部3cと一方の側部3b間の開口3i(
隙間)よりテスター50の第1リード51の第1端子51aが挿入される。このとき、第
1端子51aの接触部51cの露出面が第1接続部31側になるように挿入される。図2
0に示す如く、第1リード51が第1接続部31と後面側ケース3の間に挿入されること
により、第1接続部31と後面側ケース3の電気的な接続が開放される。そして、第1端
子51aの接触部51cが第1接続部31の第2接触部31eと接触し、第1接続部31
がテスターの第1入力端子(図示せず)と電気的に接続される。
隙間)よりテスター50の第1リード51の第1端子51aが挿入される。このとき、第
1端子51aの接触部51cの露出面が第1接続部31側になるように挿入される。図2
0に示す如く、第1リード51が第1接続部31と後面側ケース3の間に挿入されること
により、第1接続部31と後面側ケース3の電気的な接続が開放される。そして、第1端
子51aの接触部51cが第1接続部31の第2接触部31eと接触し、第1接続部31
がテスターの第1入力端子(図示せず)と電気的に接続される。
そして、第1実施形態と同様に、テスターの第2入力端子(図示せず)を後面側ケース
3と電気的に接続することにより、第1実施形態と同様に、後面側ケース3〜第2接続部
31〜ITO膜18〜第1接続部32の導通試験を行うことができる。
3と電気的に接続することにより、第1実施形態と同様に、後面側ケース3〜第2接続部
31〜ITO膜18〜第1接続部32の導通試験を行うことができる。
1 液晶表示パネル(表示パネル)
18 ITO膜(透明導電膜)
2、40 前面側ケース(樹脂ケース)
2a、2b、2c、2d、40a、40b、40c、40d 側部(第1側部)
2f、40f 開口部
3 後面側ケース(金属ケース)
3a、3b、3c、3d 側部(第2側部)
3g 予備開口
3h 開口
3i 開口
21、41 ケース部材(第2ケース部材)
21c、41c 閉塞部
22、42 ケース部材(第1ケース部材)
22d、42d 溝部
31 第1、第2接続部
31d 接触部(第1接触部)
31e 接触部(第2接触部)
40、51 テスター
41、51 第1リード
41a、51a 第1端子
41c、51c 接触部
18 ITO膜(透明導電膜)
2、40 前面側ケース(樹脂ケース)
2a、2b、2c、2d、40a、40b、40c、40d 側部(第1側部)
2f、40f 開口部
3 後面側ケース(金属ケース)
3a、3b、3c、3d 側部(第2側部)
3g 予備開口
3h 開口
3i 開口
21、41 ケース部材(第2ケース部材)
21c、41c 閉塞部
22、42 ケース部材(第1ケース部材)
22d、42d 溝部
31 第1、第2接続部
31d 接触部(第1接触部)
31e 接触部(第2接触部)
40、51 テスター
41、51 第1リード
41a、51a 第1端子
41c、51c 接触部
Claims (9)
- 導電膜が配置された液晶パネルと、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双方に接
触することにより前記導電膜と前記筐体を電気的に接続する導電体の第1接続部と、前記
導電膜と電気的に接続する導電体の第2接続部と、開口とを備え、該開口から装置内へ検
査部材が挿入されることにより前記第2接続部と前記検査部材が電気的に接続されること
を特徴とする液晶表示装置。 - 導電膜が配置された液晶パネルと、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双方に接
触することにより前記導電膜と前記筐体を電気的に接続する導電体の第1、第2接続部と
、開口とを備え、該開口から装置内へ検査部材が挿入されることにより前記第2接続部と
前記筐体の接触が阻止されて前記第2接続部と前記筐体の電気的な接続が開放されると共
に前記第2接続部と前記検査部材が電気的に接続されることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記開口は前記第2接続部により塞がれることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示
装置。 - 前記第2接続部は弾性により前記筐体を押圧して接触し、前記検査部材は装置内への挿
入力により前記第2接続部の押圧に抗して前記第2接続部を押圧することにより前記第2
接続部と前記筐体の接触を阻止することを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記検査部材は前記第2接続部の押圧方向とは逆の方向に挿入されることを特徴とする
請求項4に記載の液晶表示装置。 - 前記検査部材が前記第2接続部と前記筐体の間に挿入されることにより前記第2接続部
と前記筐体の接触を阻止することを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記開口に加え、装置内への挿入により前記第1接続部と前記筐体の接触を阻止して前
記第1接続部と前記筐体の電気的な接続を開放すると共に前記第1接続部と電気的に接続
する前記検査部材が挿入される予備開口も備えたことを特徴とする請求項2に記載の液晶
表示装置。 - 表面に導電膜が配置された液晶パネルと、導電性の筐体と、前記導電膜と前記筐体の双
方に接触する第1接続部を備えることにより前記導電膜と前記筐体を短絡させる液晶表示
装置の前記短絡の検査方法であって、
前記液晶表示装置は前記導電膜と前記筐体の双方に接触することにより前記導電膜と前
記筐体を短絡させる第2接続部を備え、前記筐体は開口を備え、該開口より装置内へ挿入
されることにより前記第2接続部と前記筐体の接触を阻止して前記第2接続部と前記筐体
の電気的な接続を開放すると共に前記第2接続部と電気的に接続する検査部材を備え、
前記検査部材を前記開口より挿入して前記第2接続部と前記筐体の電気的な接続を開放
すると共に前記第2接続部と電気的に接続し、前記検査部材と前記筐体間の電気的な接続
を確認することを特徴とする液晶表示装置の試験方法。 - 前記筐体は予備開口を備え、前記検査部材は前記予備開口より装置内へ挿入されること
により前記第1接続部と前記筐体の接触を阻止して前記第1接続部と前記筐体の電気的な
接続を開放すると共に前記第1接続部と電気的に接続され、
前記検査部材を前記予備開口より挿入して前記第1接続部と前記筐体の電気的な接続を
開放すると共に前記第1接続部と電気的に接続し、前記検査部材と前記筐体間の電気的な
接続を確認することを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007071987A JP2008233457A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 液晶表示装置およびその検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007071987A JP2008233457A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 液晶表示装置およびその検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008233457A true JP2008233457A (ja) | 2008-10-02 |
Family
ID=39906320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007071987A Withdrawn JP2008233457A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 液晶表示装置およびその検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008233457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9823527B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-11-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Liquid crystal display |
-
2007
- 2007-03-20 JP JP2007071987A patent/JP2008233457A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9823527B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-11-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Liquid crystal display |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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