JP2009294377A - 表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板同士の電気的接続において高い信頼性を確保し、当該高信頼性の接続を確保した上で大画面化ないし狭額縁化を実現することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の表示装置10は、表示パネル11と、前記表示パネル11にその駆動を行うための駆動信号を送信する駆動基板60と、前記駆動基板60に前記表示パネル11の駆動を制御するための制御信号を送信する制御基板30と、を備え、前記制御基板30は、前記表示パネル11のパネル面11cと略平行に配される一方、前記駆動基板60は、前記表示パネル11の外縁近傍で前記パネル面11cと交わる方向に配されるとともに、前記制御基板30の基板面に対して前記表示パネル11の内側に向けて傾斜した形で、リード線を介さず基板同士を電気的及び機構的に接続可能な基板差込コネクタ33により接続されてなることを特徴とする。
【選択図】図8
【解決手段】本発明の表示装置10は、表示パネル11と、前記表示パネル11にその駆動を行うための駆動信号を送信する駆動基板60と、前記駆動基板60に前記表示パネル11の駆動を制御するための制御信号を送信する制御基板30と、を備え、前記制御基板30は、前記表示パネル11のパネル面11cと略平行に配される一方、前記駆動基板60は、前記表示パネル11の外縁近傍で前記パネル面11cと交わる方向に配されるとともに、前記制御基板30の基板面に対して前記表示パネル11の内側に向けて傾斜した形で、リード線を介さず基板同士を電気的及び機構的に接続可能な基板差込コネクタ33により接続されてなることを特徴とする。
【選択図】図8
Description
本発明は、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。
従来、アクティブマトリクス方式の液晶表示装置では、液晶パネルの隣り合った2辺に、それぞれ薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)のソース電極から引き出されたソース配線端子群とゲート電極から引き出されたゲート配線端子群とが設けられる。さらに、各端子群には、それぞれドライバを介して駆動信号を送信するソース基板及びゲート基板が接続されている。
かかるソース基板及びゲート基板には、液晶パネルの駆動を制御するための制御信号を送信する回路が形成された制御基板が接続されている。これらソース基板又はゲート基板と、制御基板とは、組立の容易さから、可撓性を有するフレキシブル基板(FPC;Flexible Printed Circuit board)やフレキシブルケーブル(FFC;Flat Flexible Cable)等で接続される構成が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示された液晶表示装置によれば、液晶パネルの制御基板たる駆動回路基板を、バックライトのインバータ基板と離間した位置に配置し、当該駆動回路基板とソース側バス基板との間を第1のFFCで接続し、当該ソース側バス基板とゲート側バス基板との間は、液晶パネルの隣り合った2辺が交差する稜線を超えて延びる第2のFFCで接続されている。これにより、駆動回路基板とソース側バス基板との配置態様、さらには液晶パネルの駆動に係る基板とバックライトの駆動に係る基板とのレイアウトの自由度が高いものとなる。
特開2006−308648公報
ところで、例えばソースバス基板と制御基板とをFPCやFFCで接続する場合には、当該FPC又はFFCの一方の端部をソースバス基板のコネクタと接続し、他方の端部を制御基板のコネクタと接続することになる。かかる接続に際して、FPC又はFFCの端部と、ソースバス基板又は制御基板のコネクタとの間に異物が混入(噛込み)する場合があり、この場合、両者の間に接続不良が生じることがある。このような異物の噛込みは、接続部の数、すなわち接点数の増大に伴ってその頻度が増大する傾向があり、ソースバス基板と制御基板との電気的接続を確実なものとするためには、接続部(接点数)の数を可能な限り少なくする構成が望まれる。
一方で、昨今、液晶表示装置の大画面化ないし狭額縁化が要求されており、上記した基板同士の接点数を少なくすることでこれらの接続の高い信頼性を確保しつつ、表示領域の外側に額縁状に形成される非表示領域の幅を可能な限り小さくする構成が好ましい。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであって、回路基板同士の電気的接続において高い信頼性を確保し、当該高信頼性の接続を確保した上で大画面化ないし狭額縁化を実現することが可能な表示装置を提供することを目的としている。また、そのような表示装置を備えたテレビ受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、画像を表示可能な表示パネルと、前記表示パネルに当該表示パネルの駆動を行うための駆動信号を送信する駆動基板と、前記駆動基板に前記表示パネルの駆動を制御するための制御信号を送信する制御基板と、を備え、前記制御基板は、前記表示パネルのパネル面と略平行に配される一方、前記駆動基板は、前記表示パネルの外縁近傍において前記パネル面と交わる方向に配されるとともに、前記制御基板の基板面に対して前記表示パネルの内側に向けて傾斜した形で、リード線を介さず基板同士を電気的及び機構的に接続可能な基板差込コネクタにより接続されてなることを特徴とする。
このような構成によれば、駆動基板と制御基板とがリード線を介さず基板同士を接続可能な基板差込コネクタ、いわゆるBtoB(Board to Board)コネクタで直接接続されてなるため、FPCやFFC等を介して接続される場合に比して、両基板の接続に係る接点数を減少(半減)させることができる。これにより、両基板を接続する際に生じ得る異物の噛込み等による接続不良の発生頻度を低下させることができ、両基板の電気的接続の信頼性、ひいては当該表示装置の駆動の安定性を向上させることが可能となる。
さらに、表示パネルの外縁近傍(表示パネルの外縁と重畳する位置やその外側)においてパネル面と交わる方向に配された駆動基板が、表示パネルのパネル面と略平行に配された制御基板の基板面に対して、表示パネルの内側に向けて傾斜した形で接続されている。これにより、表示パネルの外縁部に形成される額縁状の非表示領域の幅を小さくし、ひいては当該表示装置の大画面化ないし狭額縁化を実現することができるものとなっている。
例えば、BtoBコネクタにより駆動基板と制御基板を接続する場合において、表示パネルのパネル面に略平行に配された制御基板の基板面に対して駆動基板を垂直に接続すると、駆動基板が表示パネルの外縁近傍に配された構成においては、BtoBコネクタを配設する部分を考慮して、制御基板を表示パネルの外縁よりさらに外側まで延びる形とする必要がある。したがって、表示パネルの外側に額縁状に形成される非表示領域が幅広となり、昨今の大画面化や狭額縁化の需要に対して逆行するおそれがある。
例えば、BtoBコネクタにより駆動基板と制御基板を接続する場合において、表示パネルのパネル面に略平行に配された制御基板の基板面に対して駆動基板を垂直に接続すると、駆動基板が表示パネルの外縁近傍に配された構成においては、BtoBコネクタを配設する部分を考慮して、制御基板を表示パネルの外縁よりさらに外側まで延びる形とする必要がある。したがって、表示パネルの外側に額縁状に形成される非表示領域が幅広となり、昨今の大画面化や狭額縁化の需要に対して逆行するおそれがある。
しかしながら、本発明では、大画面化や狭額縁化を図るべく、駆動基板が制御基板の基板面に対して表示パネルの内側に向けて傾斜する構成を採用し、なかでも基板同士をBtoBコネクタにより接続する場合において基板同士を傾斜した状態で接続するものとしているため、制御基板の端部を表示パネルの外縁より内側に位置してなるものとすることができる。これにより、表示領域の外側に額縁状に形成される非表示領域の幅が大きくなることを防止することができ、非表示領域の狭額縁化ないしは表示領域の大画面化を実現することが可能となる。
さらに、駆動基板は、表示パネルのパネル面と交わる方向、すなわち当該表示装置の厚さ方向に配されることとなる。ここで、駆動基板が傾斜した形で制御基板と接続される構成としているため、垂直に接続される場合に比して、当該駆動基板を配するために必要とされる厚さを小さくすることができ、当該表示装置の薄型化にも寄与することが可能となる。
さらに、駆動基板は、表示パネルのパネル面と交わる方向、すなわち当該表示装置の厚さ方向に配されることとなる。ここで、駆動基板が傾斜した形で制御基板と接続される構成としているため、垂直に接続される場合に比して、当該駆動基板を配するために必要とされる厚さを小さくすることができ、当該表示装置の薄型化にも寄与することが可能となる。
また、本発明の表示装置において、前記制御基板のうち一方の基板面には、前記制御信号を生成する制御回路が形成されてなり、前記基板差込コネクタは、前記制御基板のうち前記制御回路が形成された基板面に配設されているものとすることができる。
このような構成によれば、制御回路及び基板差込コネクタは、制御基板の一方の基板面に配されることになるため、互いに異なる基板面に配される場合に比して構成が簡便となり、コストダウンに寄与することが可能となる。
このような構成によれば、制御回路及び基板差込コネクタは、制御基板の一方の基板面に配されることになるため、互いに異なる基板面に配される場合に比して構成が簡便となり、コストダウンに寄与することが可能となる。
また、前記表示パネルの表示面とは反対側の面を覆うシャーシを備え、前記シャーシは、前記表示パネルのパネル面と略平行な底板部を有し、前記制御基板は、前記底板部に沿ってこれと離間した形で配され、前記制御回路及び前記基板差込コネクタは、前記制御基板のうち前記底板部と対向する基板面に配置されているものとすることができる。
このような構成によれば、制御基板とシャーシの底板部との間に形成された空隙部を利用する形で制御回路及び基板差込コネクタが配されるため、制御回路及び基板差込コネクタを配するために別途スペースを設ける必要がなく、当該表示装置の薄型化に寄与することが可能となる。さらに、制御回路が露出した構成とされないため、当該制御回路を保護する保護カバー等を省略することができ、コストダウンに寄与することが可能となる。
また、前記シャーシの前記底板部は導電性を有するものとされ、前記制御基板のうち前記底板部と対向する基板面には、当該底板部と密接する導電性部材が周設されているものとすることができる。
このように電子回路(制御回路)が形成された基板からは、当該回路にて生成される信号の基本波又は高調波が、回路基板上のパターンやケーブル等を通して不要電磁波として空中に放射され、この電磁波が他の電子機器に影響を及ぼす、いわゆる電磁波障害(EMI;Electro Magnetic Interference)が生じる場合がある。
かかるEMIを抑制すべく、本発明では、制御基板にシャーシの底板部と密接する導電性部材が周設された構成としている。このような構成を採用することにより、制御回路から生じ得るEMIがシャーシの底板部及び導電性部材により遮断されるため、当該EMIが装置外に漏れ出すことを抑制することが可能となる。
かかるEMIを抑制すべく、本発明では、制御基板にシャーシの底板部と密接する導電性部材が周設された構成としている。このような構成を採用することにより、制御回路から生じ得るEMIがシャーシの底板部及び導電性部材により遮断されるため、当該EMIが装置外に漏れ出すことを抑制することが可能となる。
また、前記導電性部材は、弾性力を有するものとすることができる。
このように、導電性部材を弾性体とすることにより、制御基板に応力が負荷された場合にも、当該導電性部材が弾性変形することで当該応力を吸収することができ、制御基板及び制御回路の損傷を防止することが可能となる。
このように、導電性部材を弾性体とすることにより、制御基板に応力が負荷された場合にも、当該導電性部材が弾性変形することで当該応力を吸収することができ、制御基板及び制御回路の損傷を防止することが可能となる。
また、前記制御基板のうち前記シャーシの前記底板部と対向する面とは反対側の基板面には、当該基板面を覆う導電性膜が形成されているものとすることができる。
このように、制御基板のうちシャーシの底板部とは反対側の基板面を、例えばグランドパターンのような導電性膜で被覆することにより、当該基板面においても導電性膜によりEMIを遮断することができ、当該EMIが装置外に漏れ出すことをより一層抑制することが可能となる。
このように、制御基板のうちシャーシの底板部とは反対側の基板面を、例えばグランドパターンのような導電性膜で被覆することにより、当該基板面においても導電性膜によりEMIを遮断することができ、当該EMIが装置外に漏れ出すことをより一層抑制することが可能となる。
前記表示パネルとしては、一対の基板間に液晶が封入されてなる液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのデスクトップ画面等に適用でき、特に大型画面用として好適である。
また、本発明のテレビ受信装置は、上記表示装置を備えることを特徴とする。
このようなテレビ受信装置によると、基板同士の電気的接続の高信頼性を確保しつつ、大画面化ないし狭額縁化された表示装置を用いてなるため、当該テレビ受信装置においても安定した作動を実現しつつ、大画面化ないし狭額縁化することが可能となる。
このようなテレビ受信装置によると、基板同士の電気的接続の高信頼性を確保しつつ、大画面化ないし狭額縁化された表示装置を用いてなるため、当該テレビ受信装置においても安定した作動を実現しつつ、大画面化ないし狭額縁化することが可能となる。
本発明の表示装置によると、回路基板同士の電気的接続において高い信頼性を確保しつつ、表示画面の大型化ないし非表示領域の狭額縁化を実現することが可能となる。また、本発明のテレビ受信装置によると、そのような表示装置を用いてなるため、安定した作動が確保された大画面ないし狭額縁の装置を提供することが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10を備えるテレビ受信装置TVについて例示する。
図1は本実施形態に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図、図2は液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図、図3は図2の液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図である。
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10を備えるテレビ受信装置TVについて例示する。
図1は本実施形態に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図、図2は液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図、図3は図2の液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図である。
本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、図1に示すように、液晶表示装置10と、当該液晶表示装置10を挟むようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、電源Pと、テレビ放送などを受信するためのチューナーTと、スタンドSとを備えて構成される。液晶表示装置(表示装置)10は、図2に示すように、表示パネルである液晶パネル11と、外部光源であるバックライト装置12とを備え、これらがベゼル13などにより一体的に保持されるようになっている。本実施形態では、液晶表示装置(表示装置)10は、全体として横長の方形をなし、縦置き状態、つまり液晶パネル11のパネル面11cが鉛直方向とほぼ平行をなす形で使用される(図1参照)。
次に、液晶表示装置10を構成する液晶パネル11及びバックライト装置12について説明する(図2及び図3参照)。
バックライト装置12は、所謂直下型のバックライト装置であって、液晶パネル11のパネル面11c(すなわち表示面)の背面直下に、当該パネル面11cに沿って光源(ここでは高圧放電管として冷陰極管17を用いている)を複数具備した構成となっている。
バックライト装置12は、所謂直下型のバックライト装置であって、液晶パネル11のパネル面11c(すなわち表示面)の背面直下に、当該パネル面11cに沿って光源(ここでは高圧放電管として冷陰極管17を用いている)を複数具備した構成となっている。
さらに、バックライト装置12は、上面側に開口14bを有した略箱型をなすシャーシ14と、シャーシ14の開口14bを覆うようにして取り付けられる光学部材15(拡散板15a及び光学シート15b)と、この光学部材15をシャーシ14に保持するためのフレーム16とを備える。さらに、シャーシ14内には、冷陰極管17と、冷陰極管17をシャーシ14に取り付けるためのランプクリップ18(図3では図示せず)と、冷陰極管17の端部を支持するランプホルダ19と、冷陰極管17群の端部及びランプホルダ19を一括して覆うホルダ20とを備える。なお、当該バックライト装置12においては、冷陰極管17よりも拡散板15a側が光出射側となっている。
シャーシ14は、金属板金により形成された導電性を有するものとされ、矩形状の底板部14aとその長辺から立ち上がる側板とからなる浅い略箱型に形成されている。シャーシ14の長辺側の側板は、底板部14aから外側へ傾斜した形で立ち上がるものとされている。このシャーシ14には、冷陰極管17の光出射側とは反対側(シャーシ14の底板部14aの内面側)に反射シート21が配設され、これにより光反射面が形成されている。なお、シャーシ14の底板部14aは、液晶パネル11と略平行をなすものとされている。
反射シート21は、合成樹脂製とされ、その表面が光反射性に優れた白色とされており、図3に示すように、シャーシ14の内面に沿ってそのほぼ全域を覆うように敷かれて一体化され、シャーシ14の壁面を構成している。この反射シート21により、冷陰極管17から出射された光を光学部材15側に反射させることが可能となっている。また、シャーシ14のうち冷陰極管17及び反射シート21が配設された側と反対側の面(シャーシ14の底板部14aの外面)には、液晶パネル11の駆動を制御する制御基板30が取り付けられている。
冷陰極管17は、細長い管状をなしており、その長さ方向(軸方向)をシャーシ14の長辺方向と一致させた状態で、かつ多数本が互いに平行に並んだ状態でシャーシ14内に収容されている(図2参照)。冷陰極管17は、白色を呈する合成樹脂製のランプクリップ18に把持されることで、シャーシ14(反射シート21)との間に僅かな間隙が設けられた状態とされている。各冷陰極管17の端部はランプホルダ19に嵌め込まれ、これらランプホルダ19を被覆するようにホルダ20が取り付けられている。
ホルダ20は、白色を呈する合成樹脂製とされ、シャーシ14の短辺方向に沿って延びる細長い略箱型をなしている(図2参照)。当該ホルダ20は、その表面側に拡散板15aを載置可能な階段状面を有するものとされている。
一方、シャーシ14の開口14b側には拡散板15a及び光学シート15bが配設されている。拡散板15aは、合成樹脂製の板状部材に光散乱粒子が分散配合されてなり、線状光源たる冷陰極管17から出射される線状の光を拡散する機能を有する。拡散板15aの短辺縁部は上記したようにホルダ20の階段面上に載置され、長辺縁部はシャーシ14の側板の縁部に載置されている。
拡散板15a上に配される光学シート15bは、拡散板15a側から順に、拡散シート、レンズシート、反射型偏光板が積層されたものであり、冷陰極管17から出射され、拡散板15aを通過した光を面状の光とする機能を有する。当該光学シート15bの周縁部の上面側にはフレーム16が設置され、当該フレーム16とベゼル13に挟持されるようにして液晶パネル11が配置されている。
続いて、液晶パネル11について説明する。図4は液晶パネルに備わるアレイ基板の拡大平面図、図5は液晶パネル及びこれに接続されたドライバ基板の平面図である。
液晶パネル11は、シャーシ14の底板部14aと略平行をなす形で取り付けられるものとされ、図3に示すように、横長な矩形状をなす一対の透明な(透光性を有する)ガラス製の基板41,42と、両基板41,42間に封入され、電界印加に伴って光学特性が変化する液晶層43とを備えている。両基板41,42は、互いに対向するとともに、その間に所定のギャップ(間隔)を空けた状態で貼り合わされており、その間隙に挟持された液晶層43は、シール剤によって取り囲まれて液密状態が保持されている。
液晶パネル11は、シャーシ14の底板部14aと略平行をなす形で取り付けられるものとされ、図3に示すように、横長な矩形状をなす一対の透明な(透光性を有する)ガラス製の基板41,42と、両基板41,42間に封入され、電界印加に伴って光学特性が変化する液晶層43とを備えている。両基板41,42は、互いに対向するとともに、その間に所定のギャップ(間隔)を空けた状態で貼り合わされており、その間隙に挟持された液晶層43は、シール剤によって取り囲まれて液密状態が保持されている。
両基板41,42は、表側(正面側、表示側)がCF基板41とされ、裏側(背面側)がアレイ基板42とされる。アレイ基板42には、透明な(透光性を有する)ガラス基板の内面側(液晶層43側、CF基板41との対向面側)に、図4に示すように、スイッチング素子であるTFT44及び画素電極45が多数個並んで設けられている。これらTFT44及び画素電極45の周りには、ゲート配線46及びソース配線47が格子状をなして配設されている。これらのうち、画素電極45はTFT44のドレイン電極に、ソース配線47はTFT44のソース電極に、ゲート配線46はTFT44のゲート電極にそれぞれ接続されている。画素電極45は、ITO(Indium Tin Oxide)或いはZnO(Zinc Oxide)といった透明電極からなる。
アレイ基板42のうち、画素電極45が配置された部分が表示領域(アクティブ領域)とされ、その外側の外周部分(額縁部分)が非表示領域とされる。この外周部分のうち一方の長辺及び短辺において、図5に示すように、各配線46,47の端部と、概ね薄膜状をなした可撓性を有するLCDドライバ50の一方の端部とが接続されている。具体的には、LCDドライバ50は、液晶パネル11における使用時の鉛直方向下辺11aに所定間隔を空けて10枚並んで配置されるとともに、液晶パネル11における左側辺11bにも同様の態様で6枚並んで配置されている。かかるLCDドライバ50は、薄膜状のフィルム51上に導電路がプリントされるとともにLSIチップ等のドライバ52が実装された構成とされている。このドライバ52は、所定の厚さを有しており、LCDドライバ50においてその表面から部分的に突出している。なお、LCDドライバ50としては、SOF(System On Film)やTCP(Tape Carrier Package)と称されるものが用いられる。
LCDドライバ50のうち、液晶パネル11と接続された端部とは反対側の端部には、液晶パネル11の駆動を行うための駆動信号を送信するドライバ基板(駆動基板)60が接続されている。なお、LCDドライバ50は、アレイ基板42やドライバ基板60に対して異方性導電接着剤(ACF;Anisotropic Conductive Film)を介して圧着接続されている。ドライバ基板60は、さらに後に詳述する制御基板30と接続されており、当該制御基板30から供給される制御信号に基づいて駆動信号を発信し、当該駆動信号をLCDドライバ50を介して液晶パネル11の各配線46,47に供給することが可能とされている。
詳しくは、ドライバ基板60は、細長い矩形の板状をなしており、合成樹脂製の基板上にコンデンサや抵抗などの電子部品が実装されるとともに導電路がプリントされ、その導電路の端部(ドライバ基板60の一方の長辺縁部)にLCDドライバ50の端部が接続される。さらに、ドライバ基板60のうち、LCDドライバ50が接続された側とは反対側の端部、ここではドライバ基板60の他方の長辺縁部の一端部には、制御基板30に設けられたコネクタ33と接続されるコネクタ接続部61が形成されている。このコネクタ接続部61は、80pinの接点が並列した構成とされている。なお本実施形態では、コネクタ接続部61は、並んで配置される2枚のドライバ基板60において、それぞれ近い側の端部に設けられるものとされており、これにより、その接続先である制御基板30の大きさを可能な限り小さいものとすることができる。
ドライバ基板60のうち、液晶パネル11における鉛直方向下辺(長辺)11a側に配されるものがソースドライバ基板60Sとされ、液晶パネル11における左側辺(短辺)11b側に配されるものがゲートドライバ基板60Gとされる。
ドライバ基板60のうち、液晶パネル11における鉛直方向下辺(長辺)11a側に配されるものがソースドライバ基板60Sとされ、液晶パネル11における左側辺(短辺)11b側に配されるものがゲートドライバ基板60Gとされる。
ソースドライバ基板60Sは、その長辺方向を液晶パネル11の鉛直方向下辺11aの延びる方向と一致させて、当該鉛直方向下辺11aとの間に所定の間隔(LCDドライバ50の長さより小さい間隔)を空けて離間した位置に2枚配されている。各ソースドライバ基板60Sは、ソース配線47の端部に接続され液晶パネル11から鉛直方向に延びる5枚のLCDドライバ50と接続され、当該LCDドライバ50を介して液晶パネル11の駆動を行うためのソース信号を液晶パネル11に供給する。
ゲートドライバ基板60Gは、その長辺方向を液晶パネル11の左側辺11bの延びる方向と一致させて、当該左側辺11bとの間に所定の間隔(LCDドライバ50の長さより小さい間隔)を空けて離間した位置に2枚配されている。各ゲートドライバ基板60Gは、ゲート配線46の端部に接続され液晶パネル11から水平方向に延びる3枚のLCDドライバ50と接続され、当該LCDドライバ50を介して液晶パネル11の駆動を行うためのゲート信号を液晶パネル11に供給する。
一方、アレイ基板42と対向して配されるCF基板41には、アレイ基板42側の画素電極45と対向する対向電極(図示せず)が設けられるとともに、各画素に対応した位置にカラーフィルタ(図示せず)が多数個並んで設けられている。カラーフィルタは、R(赤色),G(緑色),B(青色)の三色が交互に並ぶ態様とされる。CF基板41は、アレイ基板42のうちLCDドライバ50と接続される部分が露出するよう、アレイ基板42よりも一回り小さい大きさとされる。また、両基板41,42の外面側(液晶層43とは反対側)には、それぞれ表裏一体の偏光板48a,48bが配されている(図3参照)。
次に、上記したドライバ基板60と接続される制御基板30について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は制御基板の概略構成を示す斜視図、図7は制御基板の概略構成を示す要部拡大断面図である。
図6は制御基板の概略構成を示す斜視図、図7は制御基板の概略構成を示す要部拡大断面図である。
制御基板30は、上述したようにシャーシ14の底板部14aの外面側(冷陰極管17が配される側とは反対側)に取り付けられてなり、液晶パネル11の駆動を制御するための制御信号をドライバ基板60に送信する機能を有する。この制御基板30は、図6に示すように、合成樹脂製の板材31上に導電路がプリントされるとともにLSIチップ等からなる制御回路32が形成され、さらに、板材31の端部には導電路と電気的に接続されたコネクタ(基板差込コネクタ)33が2つ設けられている。
コネクタ33は、図7に示すように、矩形状の略箱型をなし、制御基板30の板材31の板面から外側(制御回路32とは反対側)に広がる形で傾斜して立ち上がる態様とされている。コネクタ33は、導電性を有するコンタクト端子34が樹脂製の中空状とされるモールド35内に固定されてなり、モールド35には板材31側及びその反対側の端部にそれぞれ下開口部35a及び上開口部35bが形成されている。かかるコネクタ33は、第1の基板(制御基板30)上に配され、上開口部35bに第2の基板(ドライバ基板60)が差し込まれることで、リード線を介さず第1の基板及び第2の基板を電気的及び機構的に接続可能な基板差込型のコネクタ(BtoBコネクタ)とされている。
コンタクト端子34は、板材31側の端部が、モールド35の下開口部35aを通じて、板材31に実装された信号端子36と電気的に接続されている。さらに、コンタクト端子34は、この板材31側の端部から傾斜した形で直線状に延び、モールド35の上開口部35b側ではドライバ基板60を受け入れ可能な接続孔34aを形成するように二股に分かれた形とされている。コンタクト端子34の上開口部35b側の端部は、80pinの接点を有するものとされ、二股に分かれた部位がそれぞれ互いの間隔を変化可能なバネ性を有するものとされている。すなわち、コンタクト端子34の二股の間(接続孔34a)に基板が挿入されるときには、当該コンタクト端子34が弾性変形することにより接続孔34aの間隔が大きくなることで基板の受け入れを許容し、受け入れ後には弾性回復することで当該基板を略固定することが可能とされている。
一方、モールド35は、板材31の板面から所定高さ垂直に立ち上がり、さらにその立ち上がり先端部が板材31の外側に向けて所定角度に折り曲げられた形とされている。これにより、コネクタ33全体として、制御基板30の基板面に対して所定角度傾斜した態様となっている。なお、モールド35は、板材31に対して半田付けにより固定されており、さらに、下開口部35aにおいて、板材31に実装された補強端子37が係止されることでより強固に固定されている。
さらに、制御基板30には、コネクタ33が実装された部分を除いた部分(制御回路32が形成された部分)を取り囲むようにして、導電性を有する壁状のガスケット(導電性部材)38が周設されている。ガスケット38は、スポンジ状部材とされ、弾性力を有するものとされている。また、制御基板30のうち、制御回路32等が実装された側とは反対側の面には、当該面全体を覆うように導電性のグランドパターン(導電性膜)39が形成されている(図7参照)。
次に、制御基板30とドライバ基板60との接続態様について図8ないし図10を用いて説明する。なお、ドライバ基板60について、ソースドライバ基板60S及びゲートドライバ基板60Gは、それぞれが制御基板30と接続されるが、これらは同様の接続態様をとるため、以下ソースドライバ基板60Sについて例示し、ドライバ基板60に共通の部材については符号に添え字"S"を付して説明する。
図8は当該液晶表示装置の端部の概略構成を示す断面図、図9は液晶パネルのうちソースドライバ基板が接続された側の端部の構成を示す斜視図、図10は制御基板とドライバ基板との接続態様を示す斜視図である。
図8は当該液晶表示装置の端部の概略構成を示す断面図、図9は液晶パネルのうちソースドライバ基板が接続された側の端部の構成を示す斜視図、図10は制御基板とドライバ基板との接続態様を示す斜視図である。
上記した制御基板30は、図8に示すように、シャーシ14の底板部14aの外面側(冷陰極管17とは反対側の面)に対して、制御回路32等が形成された面を対向する形で、当該底板部14aに沿って僅かに隙間を空けた(離間した)状態で取り付けられている。当該底板部14aは液晶パネル11のパネル面11cと略平行をなすものとされているため、制御基板30もまた、液晶パネル11のパネル面11cと略平行に取り付けられていることとなる。ここで、制御基板30の外側の端部は、シャーシ14の底板部14aの外縁部に対しては、コネクタ33が形成された部分が当該外縁部より外側に位置している一方、液晶パネル11の外縁部に対してはこれよりも内側に位置している。
また、制御基板30に取り付けられたガスケット38は、シャーシ14の底板部14aと密接した状態とされる。これにより、制御回路32は、制御基板30の板材31、シャーシ14の底板部14a、及びガスケット38により周囲と完全に遮蔽された状態とされている。
また、制御基板30に取り付けられたガスケット38は、シャーシ14の底板部14aと密接した状態とされる。これにより、制御回路32は、制御基板30の板材31、シャーシ14の底板部14a、及びガスケット38により周囲と完全に遮蔽された状態とされている。
かかる制御基板30とソースドライバ基板60Sとは、図9に示すソースドライバ基板60Sのコネクタ接続部61Sが、制御基板30のコネクタ33に差し込まれることで接続が確立される。
以下、これらの接続方法について説明する。制御基板30のコネクタ33は、図8に示すように、液晶パネル11の外縁部より内側に位置しているのに対し、ソースドライバ基板60Sは当該液晶パネル11の外縁部からさらに外側に離間して配されている。そのため、ソースドライバ基板60Sに接続された可撓性を有するLCDドライバ50を内側に湾曲させ、ソースドライバ基板60Sの先端部を液晶パネル11の内側に向ける形でコネクタ33と接続することとなる。その際、コネクタ33は制御基板30の板面に対して傾斜してなるため、ソースドライバ基板60Sもまた制御基板30の板面に対して傾斜した形でコネクタ33に近づけて接続を行う(図10参照)。より詳細には、ソースドライバ基板60Sのコネクタ接続部61Sをコネクタ33の上開口部35bに挿入する動作に伴い、コネクタ接続部61Sがコネクタ33のコンタクト端子34に設けられた接続孔34aに挿入され、当該コネクタ接続部61Sの接点とコンタクト端子34の接点とが当接し、両者が電気的に接続されることとなる。
以下、これらの接続方法について説明する。制御基板30のコネクタ33は、図8に示すように、液晶パネル11の外縁部より内側に位置しているのに対し、ソースドライバ基板60Sは当該液晶パネル11の外縁部からさらに外側に離間して配されている。そのため、ソースドライバ基板60Sに接続された可撓性を有するLCDドライバ50を内側に湾曲させ、ソースドライバ基板60Sの先端部を液晶パネル11の内側に向ける形でコネクタ33と接続することとなる。その際、コネクタ33は制御基板30の板面に対して傾斜してなるため、ソースドライバ基板60Sもまた制御基板30の板面に対して傾斜した形でコネクタ33に近づけて接続を行う(図10参照)。より詳細には、ソースドライバ基板60Sのコネクタ接続部61Sをコネクタ33の上開口部35bに挿入する動作に伴い、コネクタ接続部61Sがコネクタ33のコンタクト端子34に設けられた接続孔34aに挿入され、当該コネクタ接続部61Sの接点とコンタクト端子34の接点とが当接し、両者が電気的に接続されることとなる。
このような接続作業を行うことにより、ソースドライバ基板60Sは、液晶パネル11の外縁部の外側から重畳する位置にかけてパネル面11cと交わる方向に配され、パネル面11cと略平行に取り付けられた制御基板30に対して液晶パネル11の内側に向けて傾斜した形で電気的及び機構的に接続される。この接続が確立されることにより、制御基板30の制御回路32から発信された制御信号は、信号端子36及びコンタクト端子34を通じてソースドライバ基板60Sに送信される。さらに、ソースドライバ基板60Sにおいて、当該制御信号に基づいて駆動信号(ソース信号)が発信され、当該駆動信号(ソース信号)が、LCDドライバ50を通じて液晶パネル11のソース配線47に送信されることで、当該液晶パネル11の駆動を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る液晶表示装置10によれば、液晶パネル11の外縁近傍においてパネル面11cと交わる方向に配されたドライバ基板60が、パネル面11cと略平行に配された制御基板30と、基板差込型のコネクタ33により接続されている。
このような構成によれば、ドライバ基板60と制御基板30とがリード線を介さず基板同士を接続可能な基板差込型のコネクタ33、いわゆるBtoB(Board to Board)コネクタで直接接続されてなるため、FPCやFFC等を介して接続される場合に比して、両基板30,60の接続に係る接点数を減少(半減)させることができる。つまり、仮にFFCを用いてドライバ基板60と制御基板30とを接続した場合には、ドライバ基板60側の80pinと制御基板30側の80pinとを合わせた160pinの接点を有する構成となる。一方、本実施形態の構成によれば、ドライバ基板60と制御基板30との接続部の80pinの接点で接続可能とされるため、FFCを用いて接続した場合に比して、接点数を半減することができる。これにより、両基板30,60を接続する際に生じ得る異物の噛込み等による接続不良の発生頻度を低下させることができ、両基板30,60の電気的接続の信頼性、ひいては当該液晶表示装置10の駆動の安定性を向上させることが可能となる。
このような構成によれば、ドライバ基板60と制御基板30とがリード線を介さず基板同士を接続可能な基板差込型のコネクタ33、いわゆるBtoB(Board to Board)コネクタで直接接続されてなるため、FPCやFFC等を介して接続される場合に比して、両基板30,60の接続に係る接点数を減少(半減)させることができる。つまり、仮にFFCを用いてドライバ基板60と制御基板30とを接続した場合には、ドライバ基板60側の80pinと制御基板30側の80pinとを合わせた160pinの接点を有する構成となる。一方、本実施形態の構成によれば、ドライバ基板60と制御基板30との接続部の80pinの接点で接続可能とされるため、FFCを用いて接続した場合に比して、接点数を半減することができる。これにより、両基板30,60を接続する際に生じ得る異物の噛込み等による接続不良の発生頻度を低下させることができ、両基板30,60の電気的接続の信頼性、ひいては当該液晶表示装置10の駆動の安定性を向上させることが可能となる。
さらに、液晶パネル11の外縁近傍においてパネル面11cと交わる方向に配されたドライバ基板60が、制御基板30の基板面に対して、液晶パネル11の内側に向けて傾斜した形で接続されているため、液晶パネル11の外縁部に形成される額縁状の非表示領域の幅を小さくし、ひいては当該液晶表示装置10の大画面化ないし狭額縁化を実現することができるものとなっている。
仮に、制御基板30の基板面に対してドライバ基板60を垂直に接続すると、ドライバ基板60が液晶パネル11の外縁近傍に配された構成においては、基板差込型のコネクタを配設する部分を考慮して、制御基板30を液晶パネル11の外縁よりさらに外側まで延びる形とする必要がある。したがって、液晶パネル11の外側に額縁状に形成される非表示領域が幅広となり、液晶表示装置10の大画面化や狭額縁化を実現することが困難となってしまうおそれがある。
仮に、制御基板30の基板面に対してドライバ基板60を垂直に接続すると、ドライバ基板60が液晶パネル11の外縁近傍に配された構成においては、基板差込型のコネクタを配設する部分を考慮して、制御基板30を液晶パネル11の外縁よりさらに外側まで延びる形とする必要がある。したがって、液晶パネル11の外側に額縁状に形成される非表示領域が幅広となり、液晶表示装置10の大画面化や狭額縁化を実現することが困難となってしまうおそれがある。
しかしながら、本実施形態の構成によれば、大画面化や狭額縁化を図るべく、ドライバ基板60が制御基板30の基板面に対して液晶パネル11の内側に向けて傾斜した形で、両基板30,60を基板差込型のコネクタ33により接続するものとしているため、制御基板30の端部を液晶パネル11の外縁より内側に位置してなるものとすることができる。これにより、表示領域の外側に額縁状に形成される非表示領域の幅が大きくなることを防止することができ、非表示領域の狭額縁化ないしは表示領域の大画面化を実現することが可能となる。
さらに、ドライバ基板60が傾斜した形で制御基板30と接続される構成としているため、両基板30,60が垂直に接続される場合に比して、当該ドライバ基板60を配するために必要とされる厚さを小さくすることができ、当該液晶表示装置10の薄型化を実現することが可能となる。
さらに、ドライバ基板60が傾斜した形で制御基板30と接続される構成としているため、両基板30,60が垂直に接続される場合に比して、当該ドライバ基板60を配するために必要とされる厚さを小さくすることができ、当該液晶表示装置10の薄型化を実現することが可能となる。
また、本実施形態では、制御基板30において、制御信号を生成する制御回路32と、コネクタ33とが、同一の基板面上に配設されている。
このように、制御回路32及びコネクタ33を、制御基板30の同一の基板面に配することにより、互いに異なる基板面に配する場合に比して構成が簡便となり、コストダウンに寄与することが可能となる。
このように、制御回路32及びコネクタ33を、制御基板30の同一の基板面に配することにより、互いに異なる基板面に配する場合に比して構成が簡便となり、コストダウンに寄与することが可能となる。
また、本実施形態では、制御基板30は、液晶パネル11のパネル面11cと略平行な底板部14aを有するシャーシ14に対して、底板部14aに沿ってこれと離間した形で配されており、制御回路32及びコネクタ33が制御基板30のうち底板部14aと対向する基板面に配設されている。
このような構成によれば、制御基板30とシャーシ14の底板部14aとの間に形成された空隙部を利用する形で制御回路32及びコネクタ33が配されるため、制御回路32及びコネクタ33を配するために別途スペースを設ける必要がなく、当該液晶表示装置10の薄型化に寄与することが可能となる。さらに、制御回路32が露出した構成とされないため、当該制御回路32を保護する保護カバー等を省略することができ、コストダウンに寄与することが可能となる。
また、本実施形態では、シャーシ14が導電性を有するものとされるとともに、制御基板30のうちシャーシ14の底板部14aと対向する基板面には、当該底板部14aと密接可能な導電性を有するガスケット38が周設されている。
本実施形態のように、電子回路たる制御回路32が形成された制御基板30からは、当該制御回路32において生成される信号の基本波又は高調波が、制御基板30上のパターンやケーブル等を通して不要電磁波として空中に放射され、EMIを生じる場合がある。
かかるEMIを抑制すべく、本実施形態では、制御基板30に周設された導電性を有するガスケット38が、シャーシ14の底板部14aと密接した状態としている。これにより、制御回路32から生じ得るEMIがシャーシ14の底板部14a及びガスケット38により遮断されるため、当該EMIが装置外に漏れ出すことを抑制することが可能となる。
かかるEMIを抑制すべく、本実施形態では、制御基板30に周設された導電性を有するガスケット38が、シャーシ14の底板部14aと密接した状態としている。これにより、制御回路32から生じ得るEMIがシャーシ14の底板部14a及びガスケット38により遮断されるため、当該EMIが装置外に漏れ出すことを抑制することが可能となる。
特に、ガスケット38は、弾性力を有するスポンジ状のものとされている。
このように、ガスケット38を弾性体とすることにより、制御基板30に応力が負荷された場合にも、当該ガスケット38が弾性変形することで当該応力を吸収することができ、制御基板30及び制御回路32の損傷を防止することが可能となる。
このように、ガスケット38を弾性体とすることにより、制御基板30に応力が負荷された場合にも、当該ガスケット38が弾性変形することで当該応力を吸収することができ、制御基板30及び制御回路32の損傷を防止することが可能となる。
また、本実施形態では、制御基板30のうちシャーシ14の底板部14aと対向する面とは反対側の基板面には、当該基板面全体を覆う導電性のグランドパターン39が形成されている。
このように、制御基板の外側の基板面をグランドパターン39のような導電性膜で被覆することにより、当該基板面においてもこの導電性膜によりEMIを遮断することができ、当該EMIが装置外に漏れ出すことをより一層抑制することが可能となる。
このように、制御基板の外側の基板面をグランドパターン39のような導電性膜で被覆することにより、当該基板面においてもこの導電性膜によりEMIを遮断することができ、当該EMIが装置外に漏れ出すことをより一層抑制することが可能となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を、図11を用いて説明する。この実施形態2では、制御基板の周辺部材の取付態様を変更したものを示し、その他は前記実施形態と同様である。前記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11は本実施形態に係る液晶表示装置の端部の概略構成を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態2を、図11を用いて説明する。この実施形態2では、制御基板の周辺部材の取付態様を変更したものを示し、その他は前記実施形態と同様である。前記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11は本実施形態に係る液晶表示装置の端部の概略構成を示す断面図である。
制御基板30-Aは、図11に示すように、シャーシ14の底板部14aの外面側に取り付けらており、当該底板部14aと対向する基板面に制御回路32及びコネクタ33が配設されている。さらに、当該基板面には、制御回路32が形成された部分と、コネクタ33が設けられた部分との間を画する形で、導電性を有する壁状のガスケット38-Aが直線状に取り付けられている。このガスケット38-Aの上面は、シャーシ14の底板部14aと密接した状態とされている。
さらに、シャーシ14の底板部14aの外面側には、制御基板30-Aを覆う形で、導電性を有する導電カバー70が取り付けられている。より具体的には、導電カバー70は、金属板金により形成されてなり、制御基板30-Aのうち制御回路32等が配設された側とは反対側の面全体を覆う板部が、制御基板30-Aの外側の端部を除くそれぞれの端部と重畳する部位から底板部14a側へ折り曲げられた形状とされる。すなわち、導電カバー70は、シャーシ14の底板部14a側と制御基板30-Aの外側の端部側とが開口した略箱状とされる。この導電カバー70の折り曲げられた先端部は、シャーシ14の底板部14aと密接した状態で固定されている。
上記構成によれば、制御基板30上に形成された制御回路32は、シャーシ14の底板部14a、ガスケット38-A、及び導電カバー70により周囲と完全に遮蔽された状態とされている。これにより、制御回路32から生じ得るEMIが導電性を有する各部材14a,38-A,70により遮断されるため、当該EMIが装置外に漏れ出すことを抑制することが可能となる。なお、かかるEMIの遮断効果を得るためには、制御基板において、少なくともガスケットが形成されていない端部を導電カバーで覆う構成とされていれば良い。例えば、制御基板の内側端部を除く端部にガスケットが取り付けられ、当該制御基板の外面側及び内側端部を被覆する形で導電カバーが取り付けられる構成を採用しても良い。さらには、制御基板において、ガスケットが取り付けられた端部が、さらに導電カバーにより覆われる構成としても良い。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について示したが、本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
以上、本発明の実施形態について示したが、本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した実施形態では、EMI対策として金属製のシャーシ14を採用したが、例えば当該液晶表示装置の軽量化を図るために樹脂製のシャーシを選択する場合には、その底板部の外面側に金属製の膜材ないしは板材を取り付ける構成としても良い。
(2)上記した実施形態では、使用時の液晶パネル11のパネル面11cが鉛直方向とほぼ平行になる場合を示したが、必ずしもパネル面11cが鉛直方向と完全に一致する必要はなく、例えば液晶パネル11のパネル面11cが鉛直方向に対して多少傾斜した姿勢とされる液晶表示装置10も本発明に含まれる。
(3)上記した実施形態では、ソースドライバ基板60S及びゲートドライバ基板60Gが、それぞれ制御基板30と基板差込型のコネクタで接続された構成を例示したが、両基板60S,60Gのうち一方のみが基板差込型のコネクタで制御基板30と接続された構成としても良い。
(4)上記した実施形態では、表示パネルとして液晶パネル11を用いた場合を示したが、他の種類の表示パネル(例えばPDP、ELパネルなど)を用いた表示装置にも本発明は適用可能である。
(5)上記した実施形態では、スイッチング素子としてTFT44を用いた場合を示したが、スイッチング素子がMIM(Metal Insulator Metal)等、TFT44以外のものを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。
10…液晶表示装置(表示装置)、11…液晶パネル(表示パネル)、11c…パネル面、14…シャーシ、14a…シャーシの底板部、30…制御基板、32…制御回路、33…コネクタ(基板差込コネクタ)、38…ガスケット(導電性部材)、39…グランドパターン(導電性膜)、41…CF基板(基板)、42…アレイ基板(基板)、60…ドライバ基板(駆動基板)、60S…ソースドライバ基板(駆動基板)、60G…ゲートドライバ基板(駆動基板)、TV…テレビ受信装置
Claims (8)
- 画像を表示可能な表示パネルと、
前記表示パネルに当該表示パネルの駆動を行うための駆動信号を送信する駆動基板と、
前記駆動基板に前記表示パネルの駆動を制御するための制御信号を送信する制御基板と、を備え、
前記制御基板は、前記表示パネルのパネル面と略平行に配される一方、
前記駆動基板は、前記表示パネルの外縁近傍において前記パネル面と交わる方向に配されるとともに、前記制御基板の基板面に対して前記表示パネルの内側に向けて傾斜した形で、リード線を介さず基板同士を電気的及び機構的に接続可能な基板差込コネクタにより接続されてなることを特徴とする表示装置。 - 前記制御基板のうち一方の基板面には、前記制御信号を生成する制御回路が形成されてなり、
前記基板差込コネクタは、前記制御基板のうち前記制御回路が形成された基板面に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記表示パネルの表示面とは反対側の面を覆うシャーシを備え、
前記シャーシは、前記表示パネルのパネル面と略平行な底板部を有し、
前記制御基板は、前記底板部に沿ってこれと離間した形で配され、
前記制御回路及び前記基板差込コネクタは、前記制御基板のうち前記底板部と対向する基板面に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記シャーシの前記底板部は導電性を有するものとされ、
前記制御基板のうち前記底板部と対向する基板面には、当該底板部と密接する導電性部材が周設されていることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記導電性部材は、弾性力を有するものとされることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記制御基板のうち前記シャーシの前記底板部と対向する面とは反対側の基板面には、当該基板面を覆う導電性膜が形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の表示装置。
- 前記表示パネルは、一対の基板間に液晶が封入されてなる液晶パネルとされることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。
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JP5148775B1 (ja) * | 2012-01-13 | 2013-02-20 | シャープ株式会社 | 表示装置およびテレビジョン受像機 |
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2008
- 2008-06-04 JP JP2008147030A patent/JP2009294377A/ja active Pending
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