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JP2008229889A - 射出成形型 - Google Patents

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JP2008229889A JP2007068742A JP2007068742A JP2008229889A JP 2008229889 A JP2008229889 A JP 2008229889A JP 2007068742 A JP2007068742 A JP 2007068742A JP 2007068742 A JP2007068742 A JP 2007068742A JP 2008229889 A JP2008229889 A JP 2008229889A
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JP2007068742A
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Tsutomu Shimizu
勉 清水
Kazuhiro Wada
一啓 和田
Tomonobu Tokunaga
智信 徳永
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Konica Minolta Opto Inc
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Konica Minolta Opto Inc
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Abstract

【課題】所望の形状の光学素子を成形する。
【解決手段】光学素子10を射出成形する射出成形型2の可動型4は、孔部42bを有する型本体42と、摺動可能な状態で孔部42b内に配設された突き出し型41とを有する。突き出し型41は、光学機能面12aを形成する中央側成形面41bと、外周側の面を形成する外周側成形面41cとを有する。中央側成形面41bは複数の回折パターンDPを有し、少なくとも最外周の回折パターンDPのピッチは10μm以下である。外周側成形面41cは、中央側成形面41bを囲んで突出する環状突出部41dを有する。環状突出部41dの先端部の外周面には、固定型3に近づくに従って外径の小さくなる環状テーパー面41eが形成され、この環状テーパー面41eは、固定型3と可動型4との接離方向に対する角度が15〜45°であり、幅が0.05〜2mmである。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学素子を形成するための射出成形型に関する。
従来、対物レンズなどの光学素子は、微細な回折構造の設けられた光学機能面の外周側にフランジを有しており、このフランジによって把持されるようになっている。
このような光学素子を射出成形する射出成形型は、図4に示すように、固定型101と、当該固定型101に対してX方向に接離可能な可動型102を有しており、これら固定型101及び可動型102が当接することによってプラスチック材料の流路としてのゲート103等と、プラスチック材料を成形するためのキャビティ104とを形成するようになっている。
より詳細には、可動型102は、キャビティ104の外周側部分を形成する型本体121と、X方向に摺動可能な状態で型本体121内に嵌合してキャビティ104の中央側部分を形成する突き出し型122とを有している。
このうち、型本体121には、X方向に貫通するして突き出し型122を収容する孔部121bと、当該孔部121bの周りを囲む成形面121aとが設けられており、この成形面121aによって光学素子200におけるフランジ201の外周側部分を形成するようになっている。
一方、突き出し型122には、固定型101に対向する成形面122aが設けられており、この成形面122aは中央側成形面122bによって光学素子200における光学機能面200bを、外周側成形面122cによって光学素子200におけるフランジ201の内周側部分を、それぞれ形成するようになっている。
ここで、中央側成形面122bには、光学機能面200bに輪帯段差を形成するための微細な輪帯状の回折パターンDPが設けられており、外周側成形面122cには、環状突出部122dが中央側成形面122bを囲んで設けられている。また、環状突出部122dの先端部の外周面は、X方向と平行か、或いは固定型101に近づくに従って外形の小さくなるテーパー状になっている(例えば、特許文献1参照)。なお、このテーパー面のX方向に対する角度は25°以下となっている。
このような射出成形型100を使用して光学素子200を成形する場合には、まず、図4(a)に示すように、溶融したプラスチック材料をゲート103からキャビティ104に注入して加圧成形し、プラスチック材料が固化して光学素子200が形成されたら、図4(b)に示すように、可動型102を固定型101から離間させて可動型102側に光学素子200を残す。そして、突き出し型122を型本体121から突出させて型本体121から光学素子200を押し出した後、ゲート103内で固化した棒状のプラスチック材料部分(以下、引っ張り部とする)200aを引っ張って突き出し型122から光学素子200を離型する。これにより、光学素子200の成形が完了する。
特開2005−132002号公報
しかしながら、特許文献1記載の射出成形型によって光学素子200を成形すると、図5に示すように、引っ張り部200aを引っ張って突き出し型122から光学素子200を離型する際に、フランジ201が環状突出部122dに引っ掛かって大きな離型抵抗が生じるため、この離型抵抗よりも引っ張り部200aによる引っ張り力が大きくなった時点で光学素子200が一気に突き出し型122から離型される結果、光学素子200の光学機能面200bに形成された輪帯段差が回折パターンDPによって破壊されてしまう。特に、外周側の回折パターンDPのピッチが10μm以下の場合には、この問題がいっそう顕著となる。
一方、このような問題を解消する手法としては、環状突出部122dの先端部の外周面をテーパー状に設け、X方向に対する当該テーパー面の角度を大きくすることが考えられるが、この角度を大きくし過ぎると、光学素子200がX方向に熱収縮して中央側成形面122bと光学素子200の光学機能面200bとの間に隙間が生じる場合に、当該光学機能面200bの部分がX方向と直交する方向にも熱収縮するため、光学機能面200bの輪帯段差と中央側成形面122bの回折パターンDPとの位置関係がずれる結果、突き出し型122によって型本体121から光学素子200を押し出す際に、回折パターンDPによって光学機能面200bに微小な傷が付いてしまう(上記特許文献1参照)。
本発明の課題は、所望の形状の光学素子を成形することのできる射出成形型を提供することである。
請求項1記載の発明は、光学素子を射出成形するための射出成形型であって、
前記光学素子の一方の面を形成する固定型と、
当該固定型に対して接離可能に設けられ、前記光学素子の他方の面を形成する可動型と、を備え、
前記可動型は、
孔部を有する型本体と、
前記型本体に対して摺動可能な状態で前記孔部内に配設された突き出し型と、を有し、
前記突き出し型は、
前記他方の面内の光学機能面を形成する中央側成形面と、
当該光学機能面よりも外周側の面を形成する外周側成形面と、を有し、
前記中央側成形面は、
前記光学機能面に輪帯段差を形成する輪帯状の複数の回折パターンを有し、
これら複数の回折パターンのうち、少なくとも最外周の回折パターンのピッチは10μm以下であり、
前記外周側成形面は、
前記中央側成形面を囲んで突出する環状突出部を有し、
この環状突出部の先端部の外周面には、
前記固定型に近づくに従って外径の小さくなる環状テーパー面が形成され、
この環状テーパー面は、
前記固定型と前記可動型との接離方向に対する角度が15〜45°であり、幅が0.05〜2mmであることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の射出成形型において、
前記孔部は前記型本体に貫通して設けられ、
前記環状突出部は、前記突き出し型の外周縁に設けられ、
前記可動型は、前記固定型側に向かって前記孔部内に前記突き出し型を挿入して形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の射出成形型において、
前記環状突出部は、前記光学素子のフランジの基部を形成することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、外周側成形面は中央側成形面を囲んで突出する環状突出部を有し、この環状突出部の先端部の外周面には、固定型に近づくに従って外径の小さくなる環状テーパー面が形成され、この環状テーパー面は、固定型と可動型との接離方向に対する角度が15〜45°であり、幅が0.05〜2mmであるので、突き出し型の中央側成形面に設けられた輪帯状の複数の回折パターンのうち、最外周の回折パターンのピッチが10μm以下であっても、光学素子の一端を引っ張って突き出し型から光学素子を離型する際に、光学機能面よりも外周側の面が環状突出部に引っ掛かることによる離型抵抗が従来よりも小さくなる。従って、光学素子を徐々に突き出し型から離型することができるため、回折パターンによって光学素子の前記他方の光学機能面に形成される輪帯段差が破壊されるのを防止することができる。
また、固定型と可動型との接離方向に対する環状テーパー面の角度が15〜45°であるので、光学素子が当該接離方向に熱収縮して中央側成形面と他方の面内の光学機能面との間に隙間が生じる場合であっても、当該光学機能面の部分がこの接離方向と直交する方向に熱収縮するのが環状テーパー面によって防止される。従って、突き出し型によって型本体から光学素子を押し出す際に回折パターンによって光学機能面に微小な傷が付けられるのを防止することができる。
よって、所望の形状の光学素子を成形することができる。
請求項2記載の発明によれば、孔部は型本体に貫通して設けられ、環状突出部は突き出し型の外周縁に設けられ、可動型は固定型側に向かって孔部内に突き出し型を挿入して形成されているので、型本体の孔部に突き出し型を挿入して可動型を形成する際に、環状テーパー面の基部と、孔部の内周面とに傷が付くのを防止することができる。よって、より確実に所望の形状の光学素子を成形することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る射出成形型を備える成形機について説明する。
図1は、光学素子を射出成形するための成形機1の概略構成を示す概念図である。
この図に示すように、成形機1は、プラスチック材料の搬送方向における上流側から下流側に向かって、ホッパ51と、シリンダ53と、ノズル55と、本発明に係る射出成形型2等とを備えている。
ホッパ51は、プラスチック材料が供給される部分であり、シリンダ53に連結されている。シリンダ53は、内部にスクリュー52を備えるとともに、先端部でノズル55に連結されており、ホッパ51から供給されたプラスチック材料をスクリュー52によってノズル55側に押し出すようになっている。また、このシリンダ53の側面には、シリンダ53内部のプラスチック材料を溶融させるためのヒータ54が設けられている。
ノズル55は、シリンダ53から押し出されたプラスチック材料を射出成形型2に射出する部分であり、後述する射出成形型2のスプルー21に連通している。
射出成形型2は、ノズル55に対して固定された固定型3と、当該固定型3に対してX方向に接離可能に設けられた可動型4を有しており、これら固定型3及び可動型4が当接することによってプラスチック材料の流路としてのスプルー21、ランナー22及びゲート23と、プラスチック材料を成形するためのキャビティ24とを形成するようになっている。
図2に示すように、固定型3は、光学素子10の一方の面11を形成するものであり、キャビティ24の中央側部分を形成する第1部材31と、外周側部分を形成する第2部材32とを有している。
第1部材31には、可動型4に対向して成形面31aが設けられており、この成形面31aによって光学素子10の一方の面11内の光学機能面11aを形成するようになっている。なお、この成形面31aには、微細な輪帯状の回折パターンが設けられていても良い。
一方、第2部材32には、成形面31aの周りを囲む環状の成形面32aが設けられており、この成形面32aによって光学素子10の外周部にフランジ15を形成するようになっている。
以上の第1部材31及び第2部材32は、ともに単一の鋼材で形成され、互いに一体的に固定されている。
また、可動型4は、光学素子10の他方の面12を形成するものであり、キャビティ24の外周側部分を形成する型本体42と、中央側部分を形成する突き出し型41とを有している。
型本体42には、X方向に貫通する孔部42bと、当該孔部42bの周りを囲む成形面42aとが設けられており、この成形面42aによって光学素子10の外周部にフランジ15を形成するようになっている。
突き出し型41は、図3に示すように、当該孔部42bに嵌合した状態でX方向に摺動可能となっており、図1に示すように、型本体42に対して突き出し型41を摺動させる突き出し部材43に連結されている。
また、この突き出し型41には、図2に示すように、固定型3に対向する成形面41aが設けられており、この成形面41aは、光学素子10の他方の面12内の光学機能面12aを形成する中央側成形面41bと、光学機能面12aよりも外周側にフランジ15の基部を形成する外周側成形面41cとを有している。
中央側成形面41bは、光学機能面12aに輪帯段差を形成する微細な輪帯状の回折パターンDPを有している。この回折パターンDPは、少なくとも最外周のピッチPが10μm以下、深さが数μm程度となっている。なお、中央側成形面41bが全体として凹状に形成されている場合には、回折パターンDPの最外周のピッチPとは、X方向に直交する面に対して各回折パターンDPを投影した場合のピッチを言う。
外周側成形面41cは、中央側成形面41bを囲んで突出する環状突出部41dを有している。この環状突出部41dは光学素子10の光学機能面12aとフランジ15とに高低差を付けるものであり、この高低差によって、製造後の光学素子10を載置して搬送する場合などに、光学機能面12aに傷が付くのが防止される。
環状突出部41dの先端部の外周面には、固定型3に近づくに従って外径の小さくなる環状テーパー面41eが形成されている。この環状テーパー面41eは、突き出し型41の外周縁に位置しており、X方向に対する角度θが15〜45°、幅Lが0.05〜2mmとなっている。
以上の可動型4は、固定型3側に向かって孔部42b内に突き出し型41を挿入することによって形成されている。この挿入にあたり、環状テーパー面41eが突き出し型41の外周縁に設けられており、当該環状テーパー面41eはX方向(型本体42に対する突き出し型41の摺動方向)に対する角度θが15〜45°であり、幅Lが0.05〜2mmであるので、突き出し型41の角の部分、つまり環状テーパー面41eの基部と、孔部42bの内周面とに傷が付くのが防止される。
続いて、上記の成形機1を使用した光学素子10の成形方法について説明する。なお、この成形機1によって成形する光学素子10としては、透明性を要求される用途のものが好ましい。
まず、プラスチック材料をホッパ51に入れ、スクリュー52によりノズル55の方向に搬送しつつ、ヒータ54で溶融させる。
次に、図3(a)に示すように、融けたプラスチック材をノズル55、スプルー21より射出成形型2のランナー22、ゲート23、キャビティ24に注入し、加圧成形する。これにより、キャビティ24内のプラスチック材料が固化して光学素子10が形成されるとともに、ゲート23内のプラスチック材料が固化して棒状の引っ張り部10dが光学素子10と一体的に設けられる。
次に、図3(b)に示すように、可動型4を固定型3から離間させて可動型4側に光学素子10を残した後、突き出し部材43によって突き出し型41を型本体42から突出させて、型本体42から光学素子10を押し出す。このとき、X方向に対する環状テーパー面41eの角度が15〜45°であるので、光学素子10がX方向に熱収縮して中央側成形面41bと光学機能面12aとの間に隙間が生じた場合であっても、光学機能面12aの部分がX方向と直交する方向に熱収縮するのが環状テーパー面41eによって防止される。従って、光学機能面12aの輪帯段差と中央側成形面41bの回折パターンDPとの位置が一致した状態で、突き出し型41により光学素子10が型本体42から押し出される。
次に、引っ張り部10dを引っ張って突き出し型41から光学素子10を離型する。このとき、環状テーパー面41eのX方向(型本体42に対する突き出し型41の摺動方向)に対する角度θが15〜45°であり、幅Lが0.05〜2mmであるので、突き出し型41の中央側成形面41bに設けられた複数の回折パターンDPのうち、最外周の回折パターンDPのピッチが10μm以下であっても、フランジ15の基部が環状突出部41dに引っ掛かることによる離型抵抗が従来よりも小さくなる。従って、光学素子10が徐々に突き出し型41から離型されることとなる。
そして、光学素子10から引っ張り部10dを除去することにより、光学素子の成形が完了する。
以上の射出成形型2によれば、光学素子10を徐々に突き出し型41から離型することができるため、引っ張り部10dを引っ張って突き出し型41から光学素子10を離型する際に光学機能面12aの輪帯段差が回折パターンDPによって破壊されるのを防止することができる。また、光学機能面12aの輪帯段差と中央側成形面41bの回折パターンDPとの位置が一致した状態で突き出し型41により光学素子10を型本体42から押し出すことができるため、突き出し型41によって型本体42から光学素子10を押し出す際に光学機能面12aが回折パターンDPによって傷付けられるのを防止することができる。よって、所望の形状の光学素子を成形することができる。
また、型本体42の孔部42bに突き出し型41を挿入して可動型4を形成する際に、突き出し型41の角の部分、つまり環状テーパー面41eの基部と、孔部42bの内周面とに傷が付くのを防止することができるため、環状テーパー面の基部や孔部の内周面の傷が光学素子に転写されてしまうのを防止することができる。よって、より確実に、所望の形状の光学素子を成形することができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態においては、環状突出部41dはフランジ15の基部を形成することとして説明したが、当該基部よりよりも外周側の部分を形成することとしても良い。
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)試料の作製
下記の表1に示すように、射出成形型2の実施例,比較例として、環状テーパー面41eの幅Lと、X方向に対する角度θとを変化させた資料(1)〜(64)を作成した。これら資料(1)〜(64)のうち、資料(18)〜(23),(26)〜(31),(34)〜(39),(42)〜(47)は本発明の実施例、これら以外は比較例となっている。なお、何れの資料においても、突き出し型41の中央側成形面41bには10μmのピッチで回折パターンDPが設けられている。
Figure 2008229889
(2)成形された光学素子の評価
上記の資料(1)〜(64)の射出成形型によって成形された各光学素子について、輪帯段差に変形が生じているか否かや、光学機能面12aに微小な傷が付けられているか否かを観察した。
また、輪帯段差の破壊状況を調べるため、各光学素子の非点収差を引っ張り部10d側の領域と、その反対側の領域とで測定し、非点収差のばらつきσを計算した。
そして、これらの観察及び測定の結果に基づいて、資料(1)〜(64)の射出成形型によって所望の形状の光学素子を成形できるか否かを評価した。評価結果を上記表1に示す。但し、表1中、「◎」,「○」,「×」,「●」,「▲」の基準は下記に従う。
◎…輪帯段差に変形が生じておらず、非点収差のばらつきσが0.0005以下である。
○…輪帯段差に変形が生じているが、非点収差のばらつきσは0.001以下である。
×…輪帯段差に変形が生じた結果、非点収差の測定が不能となっている。
●…光学機能面12aに微小な傷が付けられているが、実用可能な程度である。
▲…光学機能面12aに微小な傷が付けられており、実用不可能な程度である。
上記表1に示すように、環状テーパー面41eのX方向に対する角度θが15〜45°であり、幅Lが0.05〜2mmである資料(18)〜(23),(26)〜(31),(34)〜(39),(42)〜(47)では、これら以外の資料と異なり、所望の形状の光学素子を成形することができることが分かった。
成形機の概略構成を示す概念図である。 本発明に係る射出成形型の断面図である。 本発明に係る射出成形型によって光学素子を成形する方法を説明する図であり、(a)は成形時における型開き前の状態を示す図、(b)は光学素子を突き出した状態を示す図である。 従来の射出成形型の断面図である。 従来の射出成形型によって光学素子の回折構造が変形する状態を示す図である。
符号の説明
2 射出成形型
3 固定型
4 可動型
10 光学素子
11 一方の面
12 他方の面
15 フランジ
42 型本体
41 突き出し型
41b 中央側成形面
41c 外周側成形面
41d 環状突出部
41e 環状テーパー面
DP 回折パターン

Claims (3)

  1. 光学素子を射出成形するための射出成形型であって、
    前記光学素子の一方の面を形成する固定型と、
    当該固定型に対して接離可能に設けられ、前記光学素子の他方の面を形成する可動型と、を備え、
    前記可動型は、
    孔部を有する型本体と、
    前記型本体に対して摺動可能な状態で前記孔部内に配設された突き出し型と、を有し、
    前記突き出し型は、
    前記他方の面内の光学機能面を形成する中央側成形面と、
    当該光学機能面よりも外周側の面を形成する外周側成形面と、を有し、
    前記中央側成形面は、
    前記光学機能面に輪帯段差を形成する輪帯状の複数の回折パターンを有し、
    これら複数の回折パターンのうち、少なくとも最外周の回折パターンのピッチは10μm以下であり、
    前記外周側成形面は、
    前記中央側成形面を囲んで突出する環状突出部を有し、
    この環状突出部の先端部の外周面には、
    前記固定型に近づくに従って外径の小さくなる環状テーパー面が形成され、
    この環状テーパー面は、
    前記固定型と前記可動型との接離方向に対する角度が15〜45°であり、幅が0.05〜2mmであることを特徴とする射出成形型。
  2. 請求項1記載の射出成形型において、
    前記孔部は前記型本体に貫通して設けられ、
    前記環状突出部は、前記突き出し型の外周縁に設けられ、
    前記可動型は、前記固定型側に向かって前記孔部内に前記突き出し型を挿入して形成されていることを特徴とする射出成形型。
  3. 請求項1または2記載の射出成形型において、
    前記環状突出部は、前記光学素子のフランジの基部を形成することを特徴とする射出成形型。
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