JP2008222683A - シクロアルカノール及びシクロアルカノンの製法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シクロアルカンの酸化反応によって得られるシクロアルキルハイドロパーオキサイドを分解して、シクロアルカノール及びシクロアルカノンを製造する方法に関する。シクロアルカノール及びシクロアルカノンは、ナイロン等のポリアミド系高分子モノマーの製造原料、化学薬品の合成原料、有機溶剤として極めて有用な化合物である。
シクロアルキルヒドロペルオキシドを金属触媒存在下で分解してシクロアルカノールおよびシクロアルカノンを製造する方法としては、非特許文献1記載のシクロヘキサンもしくはその他の溶媒中のシクロヘキシルヒドロペルオキシドの分解をコバルト、モリブデン、マンガンなどのナフテン酸塩を使用する方法が知られているが、十分な反応速度を得るために反応温度を高い状態に保つ必要があるため、熱による副反応で例えばシクロヘキサノールおよびシクロヘキサノンの損失が起こり満足すべき方法ではない。特許文献1にはコバルト、マンガン、クロム、鉄またはバナジウムから選ばれる金属が担体物質に固定したフタロシアニンまたはポルフィリン構造に結合している有機金属錯体を使用する方法が、また特許文献2にはコバルト、マンガンまたは鉄とある種のイソインドリンからなる金属錯体を使用する方法が記載されているが、いずれの場合も、触媒を多量に用いなければならず、また配位子が熱的に必ずしも安定でなく、かつ高価であるという問題がある。特許文献3にはゼオライトに担持させた酸化コバルトを使用する方法が記載されているが、この方法では十分な反応速度を得るために、極めて多量の触媒を必要としている。
特開平2−164836号公報
特開昭56−115729号公報
特開昭58−219132号公報
工業化学雑誌, 73, 2388(1970)
本発明は、シクロアルキルヒドロペルオキシドを、反応系において高活性のイミダゾール錯体を少量存在させて分解して、高い分解速度および高い収率でシクロアルカノールおよびシクロアルカノンを製造することが出来る、工業的に好適なシクロアルカノールおよびシクロアルカノンの製造法を提供することを目的とするものである。
本発明により、高い分解活性と目的物の高い選択性を示す、工業的に好適なシクロアルカノール及びシクロアルカノンの製法を提供することが出来る。
本発明の目的は、シクロアルキルヒドロペルオキシドを、一般式(I)
(式中、Mは銅、コバルト又は鉄を示し、Xはブレンステッド塩基であり、Hetは無置換又は置換のイミダゾール化合物を示し、nは1〜3を、mは1〜4の整数を示す。)
で示されるイミダゾール錯体の存在下で分解することを特徴とするシクロアルカノールおよびシクロアルカノンの製造法によって達成される。
以下に本発明を詳しく説明する。
以下に本発明を詳しく説明する。
本発明で使用されるシクロアルキルヒドロペルオキシドとしては、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナン、シクロデカン、シクロドデカン、シクロペンタデカン、シクロヘキサデカンなどの炭素数5〜20のシクロアルカンのヒドロペルオキシドが挙げられる。
前記シクロアルキルヒドロペルオキシドは、通常、遷移金属の存在下、反応温度が120〜180℃、反応圧が1〜20気圧の条件でシクロアルカンを空気などの分子状酸素と液相接触反応させて得ることが出来る。本発明では、このようにして得られるシクロアルカンの酸化反応液から蒸留または抽出などにより分離されたシクロアルキルヒドロペルオキシドのみならず、未精製のシクロアルキルヒドロペルオキシド(即ち、上記酸化反応液)をそのまま使用しても、これを効率良く分解してシクロアルカノールおよびシクロアルカノンを製造することが出来る。
シクロアルカンの酸化反応液を使用する場合は、シクロアルキルヒドロペルオキシドから目的物が直接生成する以外に、かなりの量で残存している未反応のシクロアルカンがシクロアルキルヒドロペルオキシドと反応することによりシクロアルカノンおよびシクロアルカノールが生成するために目的物の収率が高くなるという利点がある。なお、該酸化反応液を使用する場合は、シクロアルキルヒドロペルオキシドの分解を行う前に必要に応じて該酸化反応液の水洗またはアルカリ洗浄により含有されている酸を除去することが好ましい。このとき、アルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物や炭酸塩が用いられる。
本発明で使用される一般式(I)で示される錯体触媒の中心金属Mとしては銅、コバルト又は鉄が挙げられるが、好ましくは銅、コバルトである。Xはブレンステッド塩基を示すが、好ましくはハロゲン原子、スルホン酸基、アセトキシ基であり、特に好ましくは塩素原子、スルホン酸基、アセトキシ基である。Hetは無置換又は置換のイミダゾール化合物を示す。置換イミダゾールの置換基としては、炭素数1〜4のアルキル基、好ましくはメチル基である。特に好ましくは、イミダゾール(Him)、N−メチルイミダゾール(nmi)、1,2−ジメチルイミダゾール(1,2-dmi)である。nは1〜3を、mは1〜4の整数を示す。また、錯体中に水分が含まれることがあるが、このような錯体も含まれる。
シクロアルキルヒドロペルオキシドの分解は、通常、前記イミダゾール錯体を反応液中に0.01〜250重量ppm、好ましくは0.1〜150重量ppm存在させて、反応温度が25〜180℃、好ましくは80〜160℃、反応圧が1〜30気圧の条件で行われる。反応温度が25℃より低くなると反応速度が遅くなり、180℃より高くなると目的物の収率が低下するために好ましくない。また、触媒の濃度は高くしても特別な効果は見られないので、上記の範囲が好ましい。
前記分解反応は、系内の温度を均一にするために、攪拌装置を備えた反応器で実施される。
以上のようにして、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、シクロオクタノン、シクロノナノン、シクロデカノン、シクロドデカノン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデカノン、およびシクロペンタノール、シクロヘキサノール、シクロヘプタノール、シクロオクタノール、シクロノナノール、シクロデカノール、シクロドデカノール、シクロペンタデカノール、シクロヘキサデカノールなどのシクロアルカノンおよびシクロアルカノールを含むシクロアルキルヒドロペルオキシドの分解反応液が得られるが、シクロアルカノンおよびシクロアルカノールは、必要ならば分解反応液を水またはアルカリ水で洗浄して酸を除去した後、蒸留などによって分離精製される。
次に、実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお、本実施例では、シクロヘキサンをオクチル酸コバルト触媒下、8〜15Mpa、150〜160℃で空気酸化した酸化液を原料として用いた。その組成は、バッチにより若干異なり、酸化液Aは、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.94wt%、シクロヘキサノン(ON)1.38wt%、シクロヘキサノール(OL)2.19wt%、酸化液Bはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.93wt%、シクロヘキサノン(ON)1.40wt%、シクロヘキサノール(OL)2.21wt%、酸化液Cはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.92wt%、シクロヘキサノン(ON)1.40wt%、シクロヘキサノール(OL)2.25wt%であった。酸化液Dはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.94wt%、シクロヘキサノン(ON)1.30wt%、シクロヘキサノール(OL)2.13wt%、酸化液Eはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.95wt%、シクロヘキサノン(ON)1.24wt%、シクロヘキサノール(OL)2.02wt%、酸化液Fはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.95wt%、シクロヘキサノン(ON)1.29wt%、シクロヘキサノール(OL)2.07wt%、酸化液Gはシクロヘキサン酸化液を減圧下濃縮したものであり、その組成はシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)3.22wt%、シクロヘキサノン(ON)3.97wt%、シクロヘキサノール(OL)7.18wt%であった。
なお、本実施例では、シクロヘキサンをオクチル酸コバルト触媒下、8〜15Mpa、150〜160℃で空気酸化した酸化液を原料として用いた。その組成は、バッチにより若干異なり、酸化液Aは、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.94wt%、シクロヘキサノン(ON)1.38wt%、シクロヘキサノール(OL)2.19wt%、酸化液Bはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.93wt%、シクロヘキサノン(ON)1.40wt%、シクロヘキサノール(OL)2.21wt%、酸化液Cはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.92wt%、シクロヘキサノン(ON)1.40wt%、シクロヘキサノール(OL)2.25wt%であった。酸化液Dはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.94wt%、シクロヘキサノン(ON)1.30wt%、シクロヘキサノール(OL)2.13wt%、酸化液Eはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.95wt%、シクロヘキサノン(ON)1.24wt%、シクロヘキサノール(OL)2.02wt%、酸化液Fはシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)0.95wt%、シクロヘキサノン(ON)1.29wt%、シクロヘキサノール(OL)2.07wt%、酸化液Gはシクロヘキサン酸化液を減圧下濃縮したものであり、その組成はシクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)3.22wt%、シクロヘキサノン(ON)3.97wt%、シクロヘキサノール(OL)7.18wt%であった。
[比較例1]
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液A10gにオクチル酸コバルト[Co(C7H15CO2)2]を0.53mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を分析した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.76wt%(分解率19%)、シクロヘキサノン(ON)は1.46wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.34wt%であった。
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液A10gにオクチル酸コバルト[Co(C7H15CO2)2]を0.53mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を分析した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.76wt%(分解率19%)、シクロヘキサノン(ON)は1.46wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.34wt%であった。
[比較例2]
内容積50mlの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液B10gに塩化第一銅を100mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を分析した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.49wt%(分解率48%)、シクロヘキサノン(ON)は1.56wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.48wt%であった。
内容積50mlの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液B10gに塩化第一銅を100mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を分析した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.49wt%(分解率48%)、シクロヘキサノン(ON)は1.56wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.48wt%であった。
[比較例3]
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液C10gに塩化第一銅を1mg、N−メチルイミダゾールを1.7mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.21wt%(分解率78%)、シクロヘキサノン(ON)は1.67wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.60wt%であった。
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液C10gに塩化第一銅を1mg、N−メチルイミダゾールを1.7mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.21wt%(分解率78%)、シクロヘキサノン(ON)は1.67wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.60wt%であった。
[比較例4]
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液E10gにナフテン酸銅を0.2mgを加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、120℃の油浴中0.5時間加熱攪拌した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.53wt%(分解率44%)、シクロヘキサノン(ON)は1.46wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.39wt%であった。
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液E10gにナフテン酸銅を0.2mgを加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、120℃の油浴中0.5時間加熱攪拌した。その結果、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHP)は0.53wt%(分解率44%)、シクロヘキサノン(ON)は1.46wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.39wt%であった。
[実施例1]
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液D10gにCuCl2(nmi)3・0.3H2Oを0.8mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を分析した。その結果、CHPは0.09wt%(分解率91%)、シクロヘキサノン(ON)は1.65wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.53wt%であった。
以下、触媒種、触媒量、反応温度、時間をかえた以外は、実施例1と同様にして反応を行い、結果を表1にまとめた。
内容積50mLの耐圧ガラスオートクレーブに、上記のシクロヘキサン酸化液D10gにCuCl2(nmi)3・0.3H2Oを0.8mg加えた。ついで、器内をArガスで置換、0.2MPaまで加圧し、90℃の油浴中1時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を分析した。その結果、CHPは0.09wt%(分解率91%)、シクロヘキサノン(ON)は1.65wt%、シクロヘキサノール(OL)は2.53wt%であった。
以下、触媒種、触媒量、反応温度、時間をかえた以外は、実施例1と同様にして反応を行い、結果を表1にまとめた。
[実施例22]
合成法1
塩化第二銅二水和物0.85gにイミダゾール1.02gを加え、ついで2時間攪拌した。1夜放置後、青色固体をこさぎ取り、50℃で4時間真空乾燥し青色粉末1.8gを得た。
元素分析 計算値(CuCl2(Him)3として)
H;3.57 C;31.92 N;24.81
実測値 H;3.44 C;31.66 N;24.82
合成法1
塩化第二銅二水和物0.85gにイミダゾール1.02gを加え、ついで2時間攪拌した。1夜放置後、青色固体をこさぎ取り、50℃で4時間真空乾燥し青色粉末1.8gを得た。
元素分析 計算値(CuCl2(Him)3として)
H;3.57 C;31.92 N;24.81
実測値 H;3.44 C;31.66 N;24.82
[実施例23]
合成法2
塩化コバルト二水和物0.79g、N−メチルイミダゾール0.82g、エタノール1mlの混合物を1時間攪拌した。1夜放置後、50℃で4時間真空乾燥し青色粉末1.1gを得た。
元素分析 計算値(CoCl2(nmi)3・0.6H2Oとして)
H;5.00 C;37.25 N;21.72
実測値 H;4.81 C;36.93 N;21.73
合成法2
塩化コバルト二水和物0.79g、N−メチルイミダゾール0.82g、エタノール1mlの混合物を1時間攪拌した。1夜放置後、50℃で4時間真空乾燥し青色粉末1.1gを得た。
元素分析 計算値(CoCl2(nmi)3・0.6H2Oとして)
H;5.00 C;37.25 N;21.72
実測値 H;4.81 C;36.93 N;21.73
[実施例24]
合成法3
塩化第二銅1.34gをエタノール5mlに溶解し、N−メチルイミダゾール6gを加えた。反応液は少し発熱し深緑色から濃紺になった。室温攪拌後、一夜放置後、さらに2時間攪拌した。反応液にイソプロパノール5mlを添加し、析出した結晶をロ取、トルエンで洗浄し、青色粉末である目的物1.4gを得た。
元素分析 計算値(CuCl2(nmi)4・0.5H2O
H;5.34 C;40.73 N;23.75
実測値 H;5.35 C;40.02 N;23.62
以下 実施例22、23、24の製法に準じ、原料及び添加量を適宜調整し製造した錯体を表2に示す。合成した錯体は元素分析等の手段を用い確認した。
合成法3
塩化第二銅1.34gをエタノール5mlに溶解し、N−メチルイミダゾール6gを加えた。反応液は少し発熱し深緑色から濃紺になった。室温攪拌後、一夜放置後、さらに2時間攪拌した。反応液にイソプロパノール5mlを添加し、析出した結晶をロ取、トルエンで洗浄し、青色粉末である目的物1.4gを得た。
元素分析 計算値(CuCl2(nmi)4・0.5H2O
H;5.34 C;40.73 N;23.75
実測値 H;5.35 C;40.02 N;23.62
以下 実施例22、23、24の製法に準じ、原料及び添加量を適宜調整し製造した錯体を表2に示す。合成した錯体は元素分析等の手段を用い確認した。
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JP2007067432A JP2008222683A (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | シクロアルカノール及びシクロアルカノンの製法 |
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