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JP2008218465A - コイル部品 - Google Patents

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Yasuhiro Hara
康浩 原
Takahiro Tsuchiya
高広 土屋
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Abstract

【課題】コイル部材に過度な振動や衝撃が与えられてもコイル部材間の短絡を抑制できるコイル部品を提供すること。
【解決手段】筒状の本体部11を有する絶縁性ボビン10、本体部11の周囲に巻かれるコイル体20、コイル体20を挟むように設けられるコア部30a,30bで構成されるコア30を備え、コイル体20が、互いに離間して積層され、且つ直列に接続された板状のコイル部材40,50,60で構成され、コイル部材40〜60のコア30からはみ出す部分がコイル部材40〜60の積層方向側に折り曲げられ、ボビン10が、コイル体20の積層方向における両端にあるコイル部材40,60での折曲げ部44,64の内側エッジ部44a,64aを当接させるエッジ当接面11d,11eを有するコイル部品100。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル部品に関する。
自動車等においては、高電圧を低電圧に変換するためにDC−DCコンバータなどの電子機器が搭載されており、このような電子機器においてはコイル部品が用いられる。このようなコイル部品として、従来、下記特許文献1に記載のものが知られている。下記特許文献1に記載のコイル部品は、一対のコアと、一対のコアに挟まれるコイル体とを有し、コイル体は、板状の第1コイル部材及び第2コイル部材を直列に且つ巻回しながら接続しつつ、第1コイル部材及び第2コイル部材を互いに離間して積層することで構成され、これら第1コイル部材及び第2コイル部材は一部の領域で絶縁部材を介して積層されている。そして、第1コイル部材及び第2コイル部材のうちコアの外側にはみ出ている部分は第1コイル部材及び第2コイル部材の積層方向側に折り曲げられている。これにより、コイル部品の小型化が図られている。なお、コアの一方の外側では、折曲げ部同士が互いに接合され、他方の外側では折曲げ部同士は互いに接合されていない。
特開2003−272936号公報
しかし、上記特許文献1に記載のコイル部品では、第1コイル部材と第2コイル部材とが一部の領域で絶縁部材を介して積層されているものの、コアの一方の外側では折曲げ部同士が互いに接合されていない。そのため、コイル部品に対し、第1コイル部材及び第2コイル部材の積層方向に過度な衝撃や振動が加えられると、折曲げ部同士が接触して短絡するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、過度な振動や衝撃が加えられても、コイル部材間の短絡を抑制できるコイル部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、筒状のボビン本体部を有する絶縁性ボビンと、前記絶縁性ボビンの前記ボビン本体部の周囲に巻かれるコイル体と、前記コイル体を挟むように設けられる一対のコア部で構成されるコアとを備えており、前記コイル体が、互いに離間して積層され、かつ、直列に接続された複数の板状のコイル部材で構成され、前記コイル部材のうち前記コアからはみ出す部分が前記コイル部材の積層方向側に折り曲げられ、前記絶縁性ボビンが、前記コイル体の積層方向における両端にある前記コイル部材のうち少なくとも一方のコイル部材での折曲げ部の内側エッジ部を当接させるエッジ当接面を有するコイル部品である。
このコイル部品によれば、コイル体の積層方向における両端にあるコイル部材のうち少なくとも一方のコイル部材における折曲げ部に対し、複数のコイル部材に過度な衝撃や振動が加わっても、複数のコイル部材の積層方向への折曲げ部の動きが絶縁性ボビンのエッジ当接面によって規制される。また、このとき、上記折曲げ部の内側エッジ部によってエッジ当接面に押圧力が加えられるため、複数のコイル部材の積層方向に直交する方向への折曲げ部の動きに対して摩擦力も生じる。このため、複数のコイル部材の積層方向に直交する方向への折曲げ部の動きもエッジ当接面によって規制される。よって、端部のコイル部材が、隣接するコイル部材に接触することが抑制され、結果としてコイル部材間の短絡が抑制される。
上記コイル部品において、前記エッジ当接面が、前記折曲げ部における内側エッジ部を嵌合させる凹部を有することが好ましい。
この場合、コイル部材の折曲げ部における内側エッジ部がエッジ当接面における凹部に嵌合するため、そのコイル部材の積層方向への動きだけでなく、積層方向に直交する面内での動きも規制される。このため、そのコイル部材における折曲げ部に対し、複数のコイル部材の積層方向に過度な衝撃や振動が加わっても、端部のコイル部材が、隣接するコイル部材に接触することがより抑制され、結果としてコイル部材間の短絡がより抑制される。
上記コイル部品において、前記コイル体のうち2つ以上のコイル部材の折曲げ部が互いに対向しており、前記絶縁性ボビンの一部が、互いに対向する折曲げ部間に入り込んでいることが好ましい。
この場合、端部のコイル部材における折曲げ部に対し、過度な衝撃や振動が加わっても、当該絶縁性ボビンの一部によって、隣接する折曲げ部間の接触が阻止されるため、結果としてコイル部材間の短絡がより抑制される。
本発明によれば、過度な振動や衝撃が与えられても、コイル部材間の短絡を抑制できるコイル部品が提供される。
以下、本発明の実施形態について図1〜図4を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るコイル部品の一実施形態を示す分解斜視図、図2は、図1のコイル部品の主要部を示す斜視図、図3は、図2のコイル部品の主要部を示す側面図、図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図である。
図1に示すように、本実施形態のコイル部品100は、四角筒状のボビン本体部11を有する絶縁性ボビン10と、ボビン本体部11の周囲に巻かれるコイル体20と、コイル体20を挟むように設けられる一対のコア部30a,30bで構成されるコア30とを備えている。
コア部30a,30bはそれぞれ平板状のコア本体部30cの表面に互いに離間して設けられる突出部30d,30e,30fを有しており、互いに対向するコア部30a,30bの突出部30d,30e,30f同士が突き当てられている。従って、コア30は2つの貫通孔を有している。
絶縁性ボビン10は、ボビン本体部11がコア30の2つの貫通孔をそれぞれ通過するように配置されている。ボビン本体部11は、4つの側壁部12,13,14,15を有しており、これらは四角筒状体をなすように配置されている。具体的には、4つの側壁部12,13,14,15はコア30の突出部30eを包囲している。絶縁性ボビン10は、ボビン本体部11の互いに対向する2つの側壁部12、14のそれぞれから外方に突出する平板状フランジ部16,17を有する。さらに、絶縁性ボビン10は、2つの側壁部12、14のそれぞれから外方に突出する突起部18,19を有している。
ここで、各突起部18,19はフランジ部16,17のそれぞれの上に設けられている。突起部18,19をフランジ部16,17の上に設けるのは、成形が容易であることに加えて、コイル部材50とコイル部材60との間の間隔を狭小化するためである。なお、絶縁性ボビン10は、例えばPBT(Polybutylene terephthalate)などの樹脂で構成されている。
一方、コイル体20は、コア30の2つの貫通孔をそれぞれ通過するように絶縁性ボビン10の周囲に巻かれている。コイル体20は、銅などの金属材料で構成されている。
コイル体20は、直列に接続される3つの板状コイル部材40,50,60で構成されている。3つの板状コイル部材40,50,60はボビン本体部11の延在方向に沿って順次積層されている。ここで、コイル部材40,50,60のそれぞれについて説明する。以下、説明の便宜上、コイル部材40、コイル部材50、コイル部材60を、それぞれ下部コイル部材40、中間コイル部材50、上部コイル部材60と呼ぶこととする。
図1及び図3に示すように、下部コイル部材40は、ボビン10の2つのフランジ部16,17の裏面16a,17aにそれぞれ当接されて直線状に延在する下部コイル本体部40a,40bと、下部コイル本体部40aの一端に設けられて下部コイル本体部40aに対して直角状に折り曲げられる下部端子接続部41と、下部端子接続部41に設けられる下部接続端子42と、下部コイル本体部40bの一端に設けられて下部コイル本体部40bに対して直角状に折り曲げられる下部コイル接続部43と、下部コイル本体部40a,40bの他端同士を連結し下部コイル本体部40a,40bに対して下部コイル部材40、中間コイル部材50及び上部コイル部材60の積層方向(図3の矢印A方向)側で且つ中間コイル部材50と反対側に折り曲げられる下部折曲げ部44とで構成されている。
下部接続端子42は、下部端子接続部41の端部から直角状に折り曲げられ、下部コイル本体部40aの延在方向と平行な方向に延びている。また下部端子接続部41、下部コイル接続部43及び下部折曲げ部44はコイル30の外側にはみ出している。ここで、下部端子接続部41、下部コイル接続部43と、下部折曲げ部44とはコア30に対し互いに反対側にはみ出している。
図4に示すように、下部折曲げ部44の内側エッジ部44aは、ボビン本体部11の内周面11bに設けられる突出部11cのエッジ当接面11dに当接されている。
図1及び図3に示すように、中間コイル部材50は、ボビン10の2つのフランジ部16,17の表面17bに当接されて直線状に延在する中間コイル本体部50a,50bと、中間コイル本体部50aの一端に設けられて中間コイル本体部50aに対して直角状に折り曲げられ下部コイル部材40の下部コイル接続部43と接続される中間第1コイル接続部51と、中間コイル本体部50bの一端に設けられて中間コイル本体部50bに対して直角状に折り曲げられる中間第2コイル接続部52と、中間コイル本体部50a,50bの他端同士を連結し中間コイル本体部50a,50bに対して図3のA方向側で且つ上部コイル部材60側に折り曲げられる中間折曲げ部54とで構成されている。
なお、中間コイル本体部50a,50bの内側エッジ部にはそれぞれボビン10の突起部18,19を回避するための切欠き55a,55bが形成されている(図1参照)。この切欠き55a,55bにより、中間コイル本体部50a,50bをフランジ部16,17の表面17bに当接させることができる。ここで、突起部18,19のフランジ部16,17の表面16b,17bからの高さは、中間コイル本体部50a,50bの厚さよりも大きくなっている。このため、この突起部18,19は、中間コイル部材50の中間コイル本体部50a,50bと、上部コイル部材60の上部コイル本体部60a,60bとが接触することを抑制することができる。なお、中間第1コイル接続部51、中間第2コイル接続部52及び中間折曲げ部54はコア30の外側にはみ出している。ここで、中間第1コイル接続部51、中間第2コイル接続部52と、中間折曲げ部54とはコア30に対し互いに反対側にはみ出している。
図1〜図4に示すように、上部コイル部材60は、中間コイル部材50の中間コイル本体部50a,50bに対して下部コイル部材40の下部コイル本体部40a,40bと反対側に設けられて直線状に延在する上部コイル本体部60a,60bと、上部コイル本体部60aの一端に設けられて上部コイル本体部60aに対して直角状に折り曲げられる上部コイル接続部61と、上部コイル本体部60bの一端に設けられる上部接続端子62と、上部コイル本体部60a,60bの他端同士を連結し上部コイル本体部60a,60bに対して図3及び図4のA方向側で且つ中間コイル部材50と反対側に折り曲げられる上部折曲げ部64とで構成されている。
ここで、上部折曲げ部64と中間折曲げ部54とは互いに対向して配置されている(図3及び図4参照)。なお、上部接続端子62は、コア30の外側に且つコア30から離れる方向に延びている。
上部折曲げ部64は、コア30の外側にはみ出される部分であり、上部折曲げ部64の内側エッジ部64aは、ボビン本体部11の内周面11bに設けられる突出部11cの当接面11eに当接されている。
なお、下部コイル接続部43と中間第1コイル接続部51とは例えば溶接等によって接続され、中間第2コイル接続部52と上部コイル接続部61も例えば溶接等によって接続されている。
上記のように、本実施形態のコイル部品100では、コイル体20の一端側にある下部コイル部材40において、下部折曲げ部44の内側エッジ部44aがボビン本体部11の内周面11bに設けられた突出部11cのエッジ当接面11dに当接されている。従って、コイル部品100によれば、下部コイル部材40の下部折曲げ部44に対し、下部コイル部材40、中間コイル部材50及び上部コイル部材60の積層方向(図4のA方向)に過度な衝撃や振動が加わっても、下部コイル部材40から中間コイル部材50に向かう方向への下部折曲げ部44の内側エッジ部44aの動きがエッジ当接面11dによって規制される。また、このとき、下部折曲げ部44の内側エッジ部44aによってエッジ当接面11dに押圧力が加えられるため、図4のA方向に直交する方向への下部折曲げ部44の動きに対して摩擦力も生じる。このため、図4のA方向に直交する方向への下部折曲げ部44の動きもエッジ当接面11dによって規制される。よって、下部コイル部材40が、隣接する中間コイル部材50に接触することが抑制され、結果として下部コイル部材40と中間コイル部材50との間の短絡が抑制される。
また、コイル部品100では、コイル体20の他端側にある上部コイル部材60において、上部折曲げ部64の内側エッジ部64aがボビン本体部11の内周面11bに設けられた突出部11cのエッジ当接面11eに当接されている。従って、コイル部品100によれば、上部コイル部材60の上部折曲げ部64に対し、図4のA方向に過度な衝撃や振動が加わっても、上部コイル部材60から中間コイル部材50に向かう方向への上部折曲げ部64の内側エッジ部64aの動きがエッジ当接面11eによって規制される。また、このとき、上部折曲げ部64の内側エッジ部64aによってエッジ当接面11eに押圧力が加えられるため、図4のA方向に直交する方向への上部折曲げ部64の動きに対して摩擦力も生じる。このため、図4のA方向に直交する方向への上部折曲げ部64の動きもエッジ当接面11eによって規制される。よって、上部コイル部材60が、隣接する中間コイル部材50に接触することが抑制され、結果として上部コイル部材60と中間コイル部材50との間の短絡も抑制される。
以上より、コイル部品100によれば、コイル体20に対し過度な衝撃や振動が加わっても、コイル体20におけるコイル部材間の短絡が確実に抑制される。このため、衝撃や振動の有無にかかわらず、コイル部品100の特性をほぼ一定に維持することが可能となり、信頼性の極めて高いコイル部品100が実現される。
またコイル部品100においては、図4に示すように、エッジ当接面11dは、上部コイル部材60の上部折曲げ部64における内側エッジ部64aを嵌合させる凹部11fを有する。このため、上部コイル部材60については、コイル部材の積層方向への動きだけでなく、積層方向に直交する面内での動きも規制される。このため、上部コイル部材60の上部折曲げ部64に過度な衝撃や振動が加わっても、上部コイル部材60の上部折曲げ部64が、対向する中間コイル部材50の中間折曲げ部54に接触することがより抑制され、結果として上部コイル部材60と中間コイル部材50との間の短絡がより抑制される。
さらに、図4に示すように、コイル部品100では、中間コイル部材50の中間折曲げ部54がボビン本体部11の側壁部13の外側に配置されている。一方、上部コイル部材60の上部折曲げ部64がボビン本体部11の側壁部13の内側に配置されている。即ち中間折曲げ部54と上部折曲げ部64との間に、ボビン本体部11の一部である側壁部13が入り込んでいる。このため、上部コイル部材60に対し、コイル部材の積層方向に直交する面内の衝撃や振動が加えられても、中間折曲げ部54と上部折曲げ部64との接触が側壁部13によって阻止されるため、中間折曲げ部54と上部折曲げ部64との間の短絡を防止することができる。特に、コイル部品100は、上部接続端子62がコア30から離れる方向に延びており、過度な衝撃や振動が加わり易い構成となっているため、上記のような構成を有するコイル部品100が極めて有用である。
またコイル部品100では、図3に示すように、中間コイル部材50の中間第1コイル接続部51が下部コイル部材40の下部端子接続部41に当接され、下部端子接続部41がボビン本体部11の側壁部15に当接されている。このため、中間コイル部材50の側壁部12又は側壁部14に沿う方向の動きが規制される。
また、下部コイル部材40の下部折曲げ部44は、ボビン本体部11の側壁部13の内周面11bに当接され、下部端子接続部41がボビン本体部11の側壁部15に当接されている。そして、上記の通り、中間コイル部材50については、側壁部12又は側壁部14に沿う方向の動きが規制されるため、下部コイル部材40の側壁部12又は側壁部14に沿う方向の動きも規制される。
即ち、図3に示すように、側壁部15から側壁部13に向かう方向の力が下部コイル部材40に加えられた場合には、その方向への下部折曲げ部44の動きがボビン本体部11の側壁部13の内周面11bによって規制される。逆に、側壁部13から側壁部15に向かう方向の力が下部コイル部材40に加えられた場合には、その方向への下部端子接続部41の動きがボビン本体部11に固定された中間コイル部材50によって規制される。その結果、下部コイル部材40の側壁部12,14に沿う方向の動きが規制されることとなる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、下部コイル部材40における下部折曲げ部44の内側エッジ部44aが、ボビン本体部11の突出部11cのエッジ当接面11dに当接されているが、当接されていなくてもよい。この場合でも、上部コイル部材60の上部折曲げ部64に過度な衝撃や振動が加えられた場合には、隣接する上部コイル部材60及び中間コイル部材50同士間の短絡を防止することができる。しかも、下部コイル部材40及び中間コイル部材50はボビン本体部11に強固に固定されている上に、中間コイル本体部50aと下部コイル本体部40aとの間にフランジ部16が介在し、中間コイル本体部50bと下部コイル本体部40bとの間にフランジ部17が介在しているため、下部コイル部材40と中間コイル部材50との絶縁を確保することが可能である。
さらに、下部コイル部材40における下部折曲げ部44の内側エッジ部44aが、ボビン本体部11の突出部11cのエッジ当接面11dに当接されていれば、上部折曲げ部64の内側エッジ部64aがボビン本体部11の突出部11cのエッジ当接面11eに当接していなくてもよい。
また、上記実施形態では、エッジ当接面11dが凹部を有し、その凹部に上部折曲げ部64の内側エッジ部64aが嵌め込まれているが、エッジ当接面11dは平坦面であっても構わない。その場合でも、コイル部材に過度な衝撃や振動が加えられた場合のコイル部材間の短絡を防止することは可能である。
さらに、上記実施形態では、コイル部品100は、1つの中間コイル部材50のみを有しているが、上部コイル部材60と下部コイル部材40との間に、複数の中間コイル部材が設けられていてもよいし、中間コイル部材50が設けられなくてもよい。即ち、本発明のコイル部品ではコイル部材は2つであってもよい。
また、上記実施形態では、絶縁性ボビン10のボビン本体部11の形状が四角筒状となっているが、ボビン本体部11の形状は、四角筒状に限られるものではなく、例えば三角筒状、五角筒状等の多角筒状や円筒状であってもよい。
本発明に係るコイル部品の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1のコイル部品の主要部を示す斜視図である。 図1のコイル部品の主要部を示す側面図である。 図1のIV−IV線に沿った断面図である。
符号の説明
10…絶縁性ボビン、11…ボビン本体部、20…コイル体、30…コア、30a,30b…コア部、40,50,60…コイル部材、A…積層方向、44,54,64…折曲げ部、44a,64a…内側エッジ部、11d,11e…エッジ当接面、11f…凹部、100…コイル部品。

Claims (3)

  1. 筒状のボビン本体部を有する絶縁性ボビンと、
    前記絶縁性ボビンの前記ボビン本体部の周囲に巻かれるコイル体と、
    前記コイル体を挟むように設けられる一対のコア部で構成されるコアとを備えており、
    前記コイル体は、互いに離間して積層され、かつ、直列に接続された複数の板状のコイル部材で構成され、
    前記コイル部材のうち前記コアからはみ出す部分が前記コイル部材の積層方向側に折り曲げられ、
    前記絶縁性ボビンが、前記コイル体の積層方向における両端にある前記コイル部材のうち少なくとも一方のコイル部材での折曲げ部の内側エッジ部を当接させるエッジ当接面を有する、コイル部品。
  2. 前記エッジ当接面が、前記折曲げ部の内側エッジ部を嵌合させる凹部を有する、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記コイル体のうち2つ以上の前記コイル部材の折曲げ部が互いに対向しており、前記絶縁性ボビンの一部が、互いに対向する折曲げ部間に入り込んでいる、請求項1又は2に記載のコイル部品。
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