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JP2008198392A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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JP2008198392A
JP2008198392A JP2007029680A JP2007029680A JP2008198392A JP 2008198392 A JP2008198392 A JP 2008198392A JP 2007029680 A JP2007029680 A JP 2007029680A JP 2007029680 A JP2007029680 A JP 2007029680A JP 2008198392 A JP2008198392 A JP 2008198392A
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JP2007029680A
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English (en)
Inventor
Yasuo Omori
康雄 大森
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Tatsuo Tamagawa
達男 玉川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】部品点数を削減するとともに端子同士を短絡させるジョイントコネクタを提供する。
【解決手段】複数の電線30に接続される複数の端子40と、端子収容室12を有する絶縁ハウジング10と、端子収容室12に収容された各端子40と嵌合可能な複数の嵌合部22を有するとともに、嵌合部22に嵌合された各端子40同士を短絡させる短絡部材20とを設け、この短絡部材20を、嵌合部22と端子収容室12に挿入される端子40とが嵌合することが可能な第一の位置と、第一の位置から離間した第二の位置との間で端子40と一体に移動可能なように絶縁ハウジング10に保持させるとともに、絶縁ハウジング10に、短絡部材20を係止する係止部16と、第二の位置に移動した短絡部材20の嵌合部22と嵌合する位置にある各端子40を、これらの端子40が端子収容室12から抜け出るのを規制するように係止する抜け止め部15とを設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の端子を短絡させることのできるジョイントコネクタに関するものである。
従来、自動車等の電気系統において一つの信号を複数の信号路に分岐させるためのコネクタとして、前記のような複数の端子を短絡させることのできるジョイントコネクタが各種開発されている。
例えば特許文献1には、複数の電線にそれぞれ接続される複数の端子と、絶縁ハウジングと、リテーナと、短絡端子とを備えたジョイントコネクタが開示されている。前記リテーナは合成樹脂からなり、このリテーナと金属製の前記短絡端子とはインサート成形により一体化されている。
前記絶縁ハウジングは前記複数の端子を収容するためのものである。そして、この絶縁ハウジングに収容された複数の端子は、前記リテーナがこの絶縁ハウジングに係止されることによって、このリテーナの端子抜け止め部によって前記絶縁ハウジングに抜け止め状態に保持されるとともに、このリテーナと一体に形成された短絡端子が前記複数の端子と嵌合してこれらの複数の端子が短絡する。
特開2002−184505号公報
前記のジョイントコネクタでは、短絡端子および絶縁ハウジングに加え、前記端子の抜け止めのためにそれ専用のリテーナを設ける必要がある。そのため、部品点数が増大し、構造が複雑化してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑み、部品点数を削減するとともに簡単な構造で端子同士を短絡することのできるジョイントコネクタの提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、複数の電線の端末にそれぞれ接続される複数の端子と、当該複数の端子がそれぞれ後方から挿入される端子収容室を有する絶縁ハウジングと、前記端子収容室に収容された前記複数の端子とそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部を有するとともに、当該嵌合部に嵌合された前記複数の端子同士を導通可能に短絡させる金属製の短絡部材とを備え、当該短絡部材は、その嵌合部と前記端子収容室に後方から挿入される前記端子とが嵌合することが可能な第一の位置と、当該第一の位置から離間した第二の位置との間で前記端子と一体に移動可能なように前記絶縁ハウジングに保持され、前記絶縁ハウジングは、前記短絡部材を係止する係止部と、前記第二の位置に移動した短絡部材の嵌合部と嵌合する位置にある前記各端子をこれらの端子が前記端子収容室から後方に抜け出るのを規制するように係止するための抜け止め部とを有することを特徴とするジョイントコネクタを提供する(請求項1)。
このような構成によれば、前記短絡部材を前記第一の位置に位置させることで、前記端子収容室に収容された各端子と前記嵌合部とをそれぞれ嵌合させることができ、その嵌合状態のまま前記短絡部材を前記第二の位置に移動させることで、各端子が前記端子収容室から抜け出るのを規制することができる。すなわち、前記短絡部材を前記第二の位置に移動させると、この短絡部材に嵌合する各端子は前記抜け止め部により係止される位置に移動し、この抜け止め部が前記端子収容室から後方への各端子の抜け出しを阻止する。
このように、前記構成では、従来のリテーナの代わりに前記短絡部材と前記複数の端子とを一体に移動させることで、前記絶縁ハウジングに設けられた抜け止め部によって、当該端子の抜けを規制しているので、この端子の抜けを規制するためのリテーナを別途設ける必要がなくなり、部品点数を削減することが可能となる。
また本発明において、前記第二の位置は、前記第一の位置から前記端子の挿入方向と垂直な方向に離間した位置であるのが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、前記短絡部材および各端子を端子の挿入方向と垂直な方向に移動させることで各端子の抜けを規制するので、各端子に端子挿入方向と平行な引っ張り力が加えられたとしても、各端子の移動をより確実に規制し端子の抜けを阻止することが可能となる。
また本発明において、前記複数の端子は、各端子が接続される各電線から当該端子の挿入方向と垂直な方向に突出する当接部を有しており、前記抜け止め部は、前記端子収容室に後方から挿入される前記端子が前記第一の位置にある前記短絡部材と嵌合するのを許容する一方、前記第二の位置にある短絡部材と嵌合する位置にある前記端子の当接部に対してその後方から当接するような形状を有するのが好ましい(請求項3)。
この構造によれば、前記抜け止め部を回避して前記端子を容易に挿入することができる一方、各端子の当接部に前記抜け止め部を後方から当接させることで、これら端子の抜けをより効果的に規制することができる。
また本発明において、前記短絡部材には、前記各嵌合部にそれぞれ嵌合する前記各端子をその嵌合位置でそれぞれ係止する複数の端子係止部が一体に形成されており、当該端子係止部は、前記端子の係止が可能な係止位置と、この係止位置から退避して前記端子の係止状態を解除する係止解除位置との間で弾性変形可能な形状を有するのが好ましい(請求項4)。
この構造によれば、前記端子係止部によって前記複数の端子を前記嵌合部と嵌合する嵌合位置で前記短絡部材に係止することができるので、この短絡部材が前記第一の位置と第二の位置とに移動する際等に前記嵌合状態が解除されてしまうのを抑制することができる。また、この構造によれば、前記端子係止部を前記係止解除位置に変位させつつこの端子係止部に沿って端子を挿入すればよいので、当該端子を容易に挿入することが可能になる。
特に、この端子係止部は前記短絡部材に一体に形成されており金属製であるので、この端子係止部を合成樹脂等で形成する場合に比べて、金属製の端子との摩擦抵抗を小さくすることができる。従って、前記のように端子係止部に沿って端子を挿入する際に、これら端子をより容易に挿入することが可能となる。一方、前記端子係止部を金属製とすることでこの端子係止部の剛性を高めることができるので、各端子をこの端子係止部に係止させた際に、各端子との係合力を高めることが可能となる。
また本発明において、前記絶縁ハウジングは、前記短絡部材を前記第一の位置で係止する仮係止部を有するのが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、前記短絡部材が前記第一の位置で係止されるので、前記複数の端子を前記端子収容室に容易に挿入することができるとともに当該複数の端子と前記嵌合部との嵌合をより安定して行うことが可能となる。
また本発明において、前記絶縁ハウジングは、前記短絡部材を前記第一の位置と第二の位置との間で移動可能となるように収容可能な収容部を有するとともに、当該収容部に収容された前記短絡部材が前記第一の位置から第二の位置に移動するように当該短絡部材を前記絶縁ハウジングの外側から操作するための操作部を有するのが好ましい(請求項6)。
このようにすれば、前記短絡部材の外部への露出を避けながら、当該短絡部材の移動を可能にできる。ここで、前記操作部とは、例えば、前記短絡部材を押圧操作して移動させるための所定のジグを挿入可能な貫通孔であってもよいし、前記絶縁ハウジングに形成されて、前記短絡部材を押圧操作して移動させることのできるたわみ片であってもよい。
以上のように、本発明によれば、簡単な構成で部品点数を削減可能なジョイントコネクタを提供することができる。
本発明に係るジョイントコネクタの実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るジョイントコネクタの概略斜視図である。図2は、図1において後述する絶縁ハウジングを透視した状態で示す前記ジョイントコネクタの概略斜視図である。これらの図に示すように、本ジョイントコネクタ1は、複数の電線30の端末がそれぞれ接続される金属製の端子40と、合成樹脂等からなる絶縁ハウジング10と、金属製のバスバー(短絡部材)20とを有している。本ジョイントコネクタ1は、前記バスバー20を介して前記複数の端子40同士を電気的に短絡させるためのものである。
前記端子40は、図4等に示すように、導電性の金属板が折り曲げられることにより形成された雌型のものであり、バレル部40aと、電気接続部42とを有している。
前記バレル部40aは、電線30の端末に圧着される部分である。前記電気接続部42は、後述するバスバー20の嵌合部22にそれぞれ嵌合し、この嵌合によってバスバー20に電気的に接続される部分である。この電気接続部42は、角筒状の本体42aと、この本体42a内に形成される接触ばね片42bとを有しており、本体42aの前側の開口部から前記嵌合部22が挿入されることで嵌合部22と嵌合し、この嵌合により嵌合部22と電気的に接続される。また、この電気接続部42には、その外側面から突出して、後述するバスバー20の端子係止部24に設けられた端子係止孔24aと係合可能な端子被係止突起44が設けられている。
前記バスバー20は、前記複数の端子40同士を短絡させるためのものであり、1枚の金属板から形成されている。このバスバー20は、図3に示すように、複数の前記嵌合部22と、これら嵌合部22の配列方向に延びる接続部21と、この接続部21の両端から下方に折り曲げられたバスバー側壁部26と、前記接続部21の前端部から下方に向けて湾曲する湾曲部23と、複数の端子係止部24とを有している。
前記湾曲部23は、前記接続部21の前端部から下方に向けて湾曲した先が後方に向けて伸びるような形状を有しており、略U字状となっている。そして、前記複数の嵌合部22は、この湾曲部23の後方に延びる部分の端部からさらに後方に向けて突出し、前記接続部21と上下方向に互いに対向している。これら嵌合部22は、この湾曲部23および前記接続部21を介して互いに導通可能となっている。
前記嵌合部22は、前記端子40の電気接続部42の本体42a内に挿入されて、各端子40と嵌合する雄型のものである。各嵌合部22は、図4等に示すように、対応する端子40の電気接続部42の本体42aに設けられた接触ばね片42bと接触することで、端子40と電気的に接続される。ここで、各嵌合部22は、前記のように前記湾曲部23を介して導通可能となっているので、複数の端子40が各嵌合部22に嵌合され各嵌合部22とそれぞれ電気的に接続されることで、各端子40同士が短絡する。
前記端子係止部24は、各嵌合部22にそれぞれ嵌合する前記端子40をその嵌合位置で係止するためのものである。これら端子係止部24は、前記嵌合部22とそれぞれ上下方向に対向する位置に設けられる。具体的には、前記接続部21の中央部に前記嵌合部22の配列方向に延びる貫通孔21aが形成され、その貫通孔21aの後側周縁部から前記端子係止部24が前方に向けてそれぞれ延びている。すなわち、各端子係止部24は、その後端が前記接続部21とつながり、前端が上下方向に弾性変位(たわみ)可能な形状を有している。これら端子係止部24には、上下に貫通する端子係止孔24aがそれぞれ形成されており、この端子係止孔24aと各端子40に設けられた後述する端子被係止突起44とが係合することで、各端子係止部24が各端子40を前記嵌合位置で係止する。
また、この端子係止部24は、前記のように上下方向に弾性変形することで、前記端子40の係止が可能な係止位置と、この係止位置から退避して前記端子の係止状態を解除する係止解除位置との間で変位する。従って、前記各端子40を前記端子収容室12に挿入する際には、各端子40の前端部でこの端子係止部24を前記係止解除位置に変位させつつ比較的容易に挿入することができる。
前記バスバー側壁部26には、上下方向に離間する位置に当該バスバー側壁部26を貫通するバスバー仮係止孔26aとバスバー本係止孔26bとが形成されている。このバスバー仮係止孔26aとバスバー本係止孔26bとは、絶縁ハウジング10に設けられた後述するバスバー係止突起16と係合可能な形状を有している。そして、このバスバー仮係止孔26aと前記バスバー係止突起16とが係合することで、前記バスバー20は後述する第一の位置で絶縁ハウジング10に係止される。また、バスバー本係止孔26bと前記バスバー係止突起16とが係合することで、バスバー20は後述する第二の位置で絶縁ハウジング10に係止される。
前記絶縁ハウジング10は、その内側に前記バスバー20および前記複数の端子40を上下方向に移動可能に収容するものである。この絶縁ハウジング10には、前記複数の端子40を収容するための端子収容室12と、前記バスバー20を収容するためのバスバー収容室(収容部)17とが形成されている。
この端子収容室12は、後方に開口する複数の第一端子挿通部12aと、この第一端子挿通部12aの前方に形成された第二端子挿通部12bとからなる。
前記第一端子挿通部12aは、前記端子40ごとに設けられており、各端子40の挿入口として機能するとともに、各端子40の挿入後は各端子40の電気接続部42より後方に設けられるバレル部40a等を収容する部分として機能する。この第一端子挿通部12aは、前記絶縁ハウジング10の後端面から前記第二端子挿通部12bに向けて貫通する貫通孔であって、前記端子40の電気接続部42を挿通可能な孔径を有している。
前記第二端子挿通部12bは、前記第一端子挿通部12aに挿入された各端子40の電気接続部42を収容する部分である。この第二端子挿通部12bは、前記第一端子挿通部12aが前方に開口する開口面に連設された底部13とカバー14との間に形成されている。前記底部13とは、絶縁ハウジング10の底面の一部を構成するものであり、略直方体を有している。一方、前記カバー14とは、絶縁ハウジング10の上面および側面の一部を構成するものであり、前記底部13を覆うような形状を有している。そして、前記第二端子挿通部12bは、前記底部13に形成された複数の端子挿通溝13bと、当該底部13とカバー14とに囲まれた部分からなる。
前記端子挿通溝13bは、前記第一端子挿通部12aの底面よりも下方に凹むような形状を有しており、この第一端子挿通部12aとの境界部分に段差が存在する。この段差が、端子40を抜け止め状態に係止する抜け止め部15を形成する。すなわち、前記端子挿通溝13bに挿入された端子40の電気接続部42が前記バスバー20の移動に伴って下方に移動することで、この電気接続部42の後端面(当接部)42dに前記段差が後方から当接し、この当接により端子40が端子挿入方向に移動できないようになる。
前記バスバー収容室17は、前記底部13とカバー14とに囲まれた部分によって形成されており、このバスバー収容室17に前記バスバー20が後述する第一の位置と第二の位置との間で移動可能に収容されている。また、前記底部13の両側面には、前記バスバー仮係止孔26aおよびバスバー本係止孔26bとそれぞれ係合可能な、バスバー係止突起16が、外側に突出するように設けられている。そして、前記絶縁ハウジング10は、前記バスバー係止突起16とバスバー仮係止孔26aとの係合により、前記バスバー収容室17に収容されたバスバー20を第一の位置に仮係止することが可能である一方、前記バスバー係止突起16とバスバー本係止孔26bとの係合により、バスバー20を第二の位置に本係止することが可能である。
前記第一の位置とは、前記端子収容室12に挿入された各端子40を前記嵌合部22に嵌合させることのできる位置である。また、前記第二の位置とは、前記第一の位置より下方であって、前記バスバー20に嵌合した各端子40を前記抜け止め部15により抜け止め状態に係止することができる位置である。すなわち、バスバー20がこの第二の位置にある状態では、各端子40の電気接続部42の本体42aの後端面42dに前記抜け止め部15が後方から当接して、各端子40は後方に移動できないようになる。
また、前記絶縁ハウジング10の上面には操作孔(操作部)18が形成されている。この操作孔18は、前記バスバー収容室17と連通するように開口しており、所定のジグが挿入可能な大きさを有している。そして、前記バスバー収容室17に収容された前記バスバー20を前記ジグによって押圧操作することで、このバスバー20を絶縁ハウジング10の外部からの操作で、前記第一の位置から第二の位置に移動させることができるようになっている。
次に、前記端子40を前記絶縁ハウジング10に挿入し、各端子40を短絡させるとともに抜け止め状態にする方法について説明する。
まず、前記絶縁ハウジング10に設けられた前記バスバー係止突起16とバスバー20に形成されたバスバー仮係止孔26aとを係合させ、バスバー20を前記第一の位置に仮係止しておく。この状態で、複数の電線30の端末がそれぞれ接続された複数の端子40を、前記端子収容室12の後方からそれぞれ挿入していく。具体的には、各端子40の前端部分でバスバー20に設けられた前記端子係止部24を上方に変位させつつ挿入する。このとき、各端子40の電気接続部42には前記バスバー20の嵌合部22が挿入され、各電気接続部42と嵌合部22とが嵌合する。そして、各端子40は、前記嵌合部22に連設された前記湾曲部23を介して互いに電気的に接続されることで短絡する。また、この端子係止部24に設けられた端子係止孔24aと各端子40に設けられた端子被係止突起44とを係合させ、各端子40を前記嵌合状態にてバスバー20に一次係止する。
次に、前記絶縁ハウジング10の操作孔18にドライバ等のジグを差し込み、このジグによって前記バスバー20を押圧して下方に移動させる。具体的には、バスバー20に設けられた前記バスバー本係止孔26bと前記バスバー係止突起16とが係合する前記第二の位置までバスバー20を移動させて、前記バスバー本係止孔26bとバスバー係止突起16との係合によりバスバー20を前記第二の位置で本係止する。このとき、各端子40は前記のように端子被係止突起44により一次係止されているので、バスバー20はその嵌合部22と端子40とが嵌合した状態のままこれら端子40と一体に移動する。そして、前記バスバー20が第二の位置に移動すると、各端子40はその電気接続部42の後端面42dに抜け止め部15が後方から当接可能な位置に移る。
このようにして、前記電気接続部42の後端面42dに抜け止め部15が後方から当接することで、端子40は、後向きの引っ張り力が加えられても後方に移動できないように二次係止される。
以上のように、本ジョイントコネクタ1によれば、バスバー20が、前記第一の位置と第二の位置との間で移動するように絶縁ハウジング10に保持されており、絶縁ハウジング10が、前記第二の位置にあるバスバー20の嵌合部22と嵌合する位置にある各端子40を、これらの端子40が端子収容室12から後方に抜け出るのを規制するように係止するための抜け止め部15を有しているので、バスバー20を第一の位置に保持することで、各端子40と嵌合部22とを嵌合させることができるとともに、その嵌合状態のままバスバー20を第二の位置に移動させることで、各端子40が端子収容室12から抜け出るのを規制することができる。すなわち、本ジョイントコネクタ1によればリテーナを別途設けることなく、各端子40の抜けを規制することができるので、部品点数を削減することが可能となる。
また、前記のように、第二の位置を、第一の位置から前記端子の挿入方向と垂直な方向に離間した位置とすれば、バスバー20をこの端子の挿入方向と垂直な方向に移動させることで、各端子40の抜けが規制されることになるので、各端子40に接続される電線に引っ張り力が加えられた場合に、各端子40の抜けをより確実に阻止することが可能となる。
また、前記のように、抜け止め部15を、前記端子40が前記第一の位置にあるバスバー20と嵌合するのを許容する一方、前記第二の位置にあるバスバー20と嵌合する位置にある端子40の電気接続部42の後端面42dに対してその後方から当接するような形状とすれば、この抜け止め部15を回避しつつ端子40を端子収容室12に挿入することができる一方、端子40の抜けをより効果的に規制することができる。
また、バスバー20に端子40を前記嵌合部22との嵌合位置で係止するための端子係止部24を一体に形成し、この端子係止部24を、端子40の係止が可能な係止位置と、この係止位置から退避して端子40の係止状態を解除する係止解除位置との間で弾性変形可能な形状とすれば、この端子係止部24により端子40を前記嵌合部22との嵌合状態を保ったまま移動させることができるとともに、端子係止部24を係止解除位置に変位させつつ端子40を挿入することができるので、各端子40の挿入を容易に行うことが可能となる。
特に、前記端子係止部24は金属製のバスバー20に一体に形成されたものであるので、例えば合成樹脂製の絶縁ハウジング10に形成されるランスに比べ、金属製の端子40との摩擦抵抗が低い。そして、この低抵抗は、端子40の挿入をより容易にする。さらに、この金属製の端子係止部24は剛性が高く、この高剛性は端子係止部24と端子40との係合力の強化、ひいては、端子40のより確実な係止を実現する。
また、前記のように、第二の位置における本係止に加え、バスバー20にバスバー仮係止孔26aを形成し、絶縁ハウジング10のバスバー係止突起16とこのバスバー仮係止孔26aを係合させることで、バスバー20を前記第一の位置で仮係止するようにすれば、バスバー20を安定した状態でこの第一の位置で保持することができるので、各端子40の端子収容室12への挿入と各端子40と嵌合部22との嵌合をより容易に行うことが可能となる。
また、絶縁ハウジング10にバスバー収容室17を形成し、バスバー20をこの絶縁ハウジング10に収容するとともに、絶縁ハウジング10にこのバスバー20を操作可能な操作孔18を形成すれば、バスバー20の外部への露出を回避しつつこのバスバー20の移動を可能にすることができる。
ここで、前記実施形態では、前記バスバー20が端子40の挿入方向と垂直な方向に移動する場合について示したが、バスバー20の移動に伴って端子40の電気接続部42と抜け止め部15とが当接すればよく、バスバー20を斜め方向等に移動するよう構成してもよい。
また、前記抜け止め部15との当接部は前記電気接続部42の後端面42dに限られず、前記抜け止め部15と端子挿入方向と平行に当接可能な部分であればよい。
また、前記端子収容室12を端子40のバレル部40aを収容する第一端子挿通部12aと電気接続部42を収容する第二端子挿通部12bとにより形成した場合について示したが、この第二端子挿通部12bに前記バレル部40aを含む端子40の全体を収容するようにしてもよい。そして、この場合には、前記抜け止め部15とバレル部40aとの後端部とが当接するように構成すればよい。
また、バスバー20の端子係止部24は省略可能である。ただし、この端子係止部24によって端子40をバスバー20側に一次係止することにより、バスバー20の嵌合部22と端子40との嵌合状態をより確実に維持でき、この嵌合状態のまま端子40をバスバー20と一体に移動させることができる。
また、前記バスバー仮係止孔26aは省略可能である。また、バスバー20を前記第一の位置と第二の位置とで絶縁ハウジング10に係止する場合であっても、前記のようにバスバー20側に絶縁ハウジング10に係止される二つの被係止部(バスバー仮係止孔26a、バスバー本係止孔26b)を設けるのではなく、絶縁ハウジング10側にバスバー20を係止するための二つの係止部を設けるようにしてもよい。
また、前記操作孔18の代わりに、絶縁ハウジング10に弾性変形可能な押圧部等を設け、この押圧部の操作によって前記バスバー20を移動させるようにしてもよい。
本発明に係るジョイントコネクタの概略斜視図である。 図1に示すジョイントコネクタの絶縁ハウジングを透視した状態での斜視図である。 図1に示すジョイントコネクタに設けられるバスバーの概略斜視図である。 図3に示すバスバーが第一の位置にある状態における図1に示すジョイントコネクタの縦断面図である。 図4の横断面図である。 図3に示すバスバーが第二の位置にある状態における図1に示すジョイントコネクタの縦断面図である。 図6の横断面図である。
符号の説明
1 ジョイントコネクタ
10 絶縁ハウジング
12 端子収容室
12a 第一端子挿通部
12b 第二端子挿通部
15 抜け止め部
16 バスバー係止突起
17 バスバー収容室(収容部)
18 操作孔(操作部)
20 バスバー(短絡部材)
22 嵌合部
24 端子係止部
26a バスバー仮係止孔
26b バスバー本係止孔
30 電線
40 端子
42 電気接続部
42d 後端面(当接部)

Claims (6)

  1. 複数の電線の端末にそれぞれ接続される複数の端子と、
    当該複数の端子がそれぞれ後方から挿入される端子収容室を有する絶縁ハウジングと、
    前記端子収容室に収容された前記複数の端子とそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部を有するとともに、当該嵌合部に嵌合された前記複数の端子同士を導通可能に短絡させる金属製の短絡部材とを備え、
    当該短絡部材は、その嵌合部と前記端子収容室に後方から挿入される前記端子とが嵌合することが可能な第一の位置と、当該第一の位置から離間した第二の位置との間で前記端子と一体に移動可能なように前記絶縁ハウジングに保持され、
    前記絶縁ハウジングは、前記短絡部材を係止する係止部と、前記第二の位置に移動した短絡部材の嵌合部と嵌合する位置にある前記各端子をこれらの端子が前記端子収容室から後方に抜け出るのを規制するように係止するための抜け止め部とを有することを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 請求項1に記載のジョイントコネクタであって、
    前記第二の位置は、前記第一の位置から前記端子の挿入方向と垂直な方向に離間した位置であることを特徴とするジョイントコネクタ。
  3. 請求項2に記載のジョイントコネクタであって、
    前記複数の端子は、各端子が接続される各電線から当該端子の挿入方向と垂直な方向に突出する当接部を有しており、
    前記抜け止め部は、前記端子収容室に後方から挿入される前記端子が前記第一の位置にある前記短絡部材と嵌合するのを許容する一方、前記第二の位置にある短絡部材と嵌合する位置にある前記端子の当接部に対してその後方から当接するような形状を有することを特徴とするジョイントコネクタ。
  4. 請求項1〜3に記載のジョイントコネクタであって、
    前記短絡部材には、前記各嵌合部にそれぞれ嵌合する前記各端子をその嵌合位置でそれぞれ係止する複数の端子係止部が一体に形成されており、
    当該端子係止部は、前記端子の係止が可能な係止位置と、この係止位置から退避して前記端子の係止状態を解除する係止解除位置との間で弾性変形可能な形状を有することを特徴とするジョイントコネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のジョイントコネクタであって、
    前記絶縁ハウジングは、前記短絡部材を前記第一の位置で係止する仮係止部を有することを特徴とするジョイントコネクタ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のジョイントコネクタであって、
    前記絶縁ハウジングは、前記短絡部材を前記第一の位置と第二の位置との間で移動可能となるように収容可能な収容部を有するとともに、当該収容部に収容された前記短絡部材が前記第一の位置から第二の位置に移動するように当該短絡部材を前記絶縁ハウジングの外側から操作するための操作部を有することを特徴とするジョイントコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022255060A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 ジョイント端子

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