JP2008189981A - 焼結体の製造方法および焼結体 - Google Patents
焼結体の製造方法および焼結体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008189981A JP2008189981A JP2007024691A JP2007024691A JP2008189981A JP 2008189981 A JP2008189981 A JP 2008189981A JP 2007024691 A JP2007024691 A JP 2007024691A JP 2007024691 A JP2007024691 A JP 2007024691A JP 2008189981 A JP2008189981 A JP 2008189981A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered body
- metal powder
- organic binder
- carbon content
- degreasing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の焼結体の製造方法は、組成物を用意する組成物調製工程(第1の工程)1Aと、成形体を製造する成形工程(第2の工程)2Aと、脱脂処理を行う脱脂工程(第3の工程)3Aと、焼成を行う焼成工程(第4の工程)4Aとを有する。本発明に用いる金属粉末は、平均粒径6μm以下であり、脱脂工程における脱脂雰囲気は、還元性雰囲気である。また、この還元性雰囲気は、還元性ガスとして水素ガスを含むことが好ましい。
【選択図】図1
Description
このMIM法により製造された成形体は、脱脂処理(脱バインダー処理)が施されて有機バインダーが除去された後、焼結に供され、その結果、目的とする金属製品(焼結体)が得られる。
このようにして得られた焼結体は、製造条件によっては、機械的特性や化学的特性が低いという問題がある。
一方、焼結体の製造に用いる金属粉末として、平均粒径の小さいもの(例えば、平均粒径6μm以下のもの)を用いることにより、焼結体の高密度化を図り、機械的特性の向上を図る方法も知られている。
しかしながら、従来の焼結体の製造方法では、炭素含有率を厳密に制御した金属粉末を用いて焼結体を製造したとしても、製造過程で炭素含有率が大きく変化してしまい、目的とする炭素含有率の焼結体を得ることは困難である。
本発明の焼結体の製造方法は、金属粉末と有機バインダーとを含む組成物を用意する第1の工程と、
該組成物を成形して、成形体を得る第2の工程と、
該成形体中から前記有機バインダーを除去して、脱脂体を得る第3の工程と、
該脱脂体を焼成して、焼結体を得る第4の工程とを有し、
前記金属粉末は、平均粒径6μm以下のものであり、
前記第3の工程において、還元性雰囲気中で前記成形体を加熱することにより、前記有機バインダーを分解・除去することを特徴とする。
これにより、所定の目的とする含有率で炭素を含有させることができ、例えば、炭素含有率を低く抑えることにより、機械的特性および化学的特性に優れた焼結体を効率よく製造することができる。
水素ガスは、還元性が強いため、成形体中の有機バインダーをより速やかに分解することができる。このため、成形体に対する脱脂処理をより高速かつ十分に行うことができ、焼結体中の炭素量の増加を確実に防止することができる。また、水素分子は、その分子サイズが非常に小さいため、成形体中の隙間に容易に侵入することができる。このため、水素ガスによれば、成形体の内部に存在する有機バインダーをも容易に分解・除去することができ、焼結体の表層部はもちろん、中心部においても、炭素量の増加を確実に防止することができる。
これにより、還元性雰囲気の安全性を担保しつつ、還元性ガスによる有機バインダーの分解作用が十分に発揮される。
本発明の焼結体の製造方法では、前記第3の工程において、前記成形体の加熱温度は、100〜750℃であることが好ましい。
これにより、還元性ガスによる有機バインダーの分解作用が十分に発揮され、成形体の脱脂を高速かつ十分に行うことができる。
本発明の焼結体の製造方法では、前記第3の工程において、前記成形体の加熱時間は、0.1〜20時間であることが好ましい。
これにより、成形体の脱脂を必要かつ十分に行うことができる。
該第2の脱脂過程において、還元性雰囲気中で前記成形体を加熱することが好ましい。
これにより、有機バインダーを徐々に除去することができる。その結果、脱脂の進行が成形体の一部に偏ることなく、均一に脱脂を行うことができる。
これにより、成形体中の有機バインダーを段階的に除去することができ、成形体の保形性をより高めることができる。
ポリオレフィンは、還元性ガスによる分解性が比較的高い。このため、ポリオレフィンを有機バインダーの主成分として用いた場合、より短時間で確実に成形体の脱脂を行うことができる。
金属粉末射出成形法は、比較的小型のものや、複雑で微細な形状の成形体をニアネット(最終形状に近い形状)で製造することができ、用いる金属粉末の特性を十分に生かすことができるという利点を有する。このため、本発明を適用する上でその効果が有効に発揮される成形体を得ることができる。
これにより、金属粉末の炭素含有率と焼結体の炭素含有率との間に強い相関関係が認められることとなり、金属粉末の炭素含有率を設定することで、焼結体の炭素含有率を容易に調整することができるようになる。
これにより、目的とする含有率で炭素を含み、目的の特性を示す高品質の焼結体が得られる。
本発明の焼結体では、炭素含有率が0.05質量%以下であり、かつ、引張強さが550MPa以上であることが好ましい。
このような物性を示す焼結体は、引張強さが特に高く、かつ、耐食性も特に高いため、厳しい使用環境下で、大きな負担が加わる部材等に、好適に適用可能なものとなる。
図1は、本発明の焼結体の製造方法の実施形態を示す工程図、図2は、本発明の焼結体の製造方法の実施形態で用いる混練物(組成物)の縦断面を模式的に示す図、図3は、本発明の焼結体の製造方法の実施形態で得られた成形体の縦断面を模式的に示す図、図4は、本発明の焼結体の製造方法の実施形態で得られた脱脂体の縦断面を模式的に示す図、図5は、本発明の焼結体の縦断面を模式的に示す図である。
[1A]組成物調製工程(第1の工程)
まず、金属粉末10と、有機バインダー20とを用意し、これらを混練機により混練し、図2に示すような混練物(組成物)1を得る。
この混練物(コンパウンド)1中では、金属粉末10が均一に分散している。
また、金属粉末10と有機バインダー20とは、互いに化学反応しないものであるのが好ましい。
これらの中でも、金属粉末10としては、Fe系合金を主材料とするものが好ましく、ステンレス鋼を主材料とするものがより好ましい。このようなFe系合金は、炭素含有率に応じて種々の特性を取り得るため、本発明の作用・効果がより有効である。すなわち、本発明によれば、得られる焼結体の炭素含有率を制御することができるので、Fe系合金を主材料とする金属粉末10を用いることにより、用途に応じて、目的とする特性を発揮する焼結体を容易に製造することができる。
また、組成の異なる2種類以上の金属粉末10を混合して用いてもよい。これにより、従来、鋳造では製造できなかったような合金組成の焼結体をも製造することもできる。また、新規な機能や多機能を有する焼結体が容易に製造でき、焼結体の機能・用途の拡大を図ることができる。
これに対して、本発明では、金属粉末として平均粒径が6μm以下の微粉末を用いることとした。このような粒径が極めて微小な金属粉末を原料粉末として用いることにより、最終的に得られる焼結体の結晶組織の粒径(以下、省略して「結晶粒径」とも言う。)を著しく小さくすることができる。
また、平均粒径の下限値は、特に限定されないが、金属粉末10の製造技術を考慮すると、好ましくは1μm程度とされる。
また、アトマイズ法で製造された金属粉末10は、真球に比較的近い球形状をなしているため分散性や流動性に優れており、成形時に混練物1を成形型に充填する際、その充填性を高めることもできる。
このうち、有機バインダー20としては、ポリオレフィンを主成分とするものが好ましい。ポリオレフィンは、還元性ガスによる分解性が比較的高い。このため、ポリオレフィンを有機バインダー20の主成分として用いた場合、より短時間で確実に成形体2の脱脂を行うことができる。
さらに、混練物1中には、金属粉末10、有機バインダー20、可塑剤の他に、例えば、酸化防止剤、脱脂促進剤、界面活性剤等の各種添加物を必要に応じ添加することができる。
また、混練物1は、必要に応じ、ペレット(小塊)化される。ペレットの粒径は、例えば、1〜15mm程度とされる。
次に、混練物1を成形して、目的の焼結体と同形状の成形体を製造する。
成形体の製造方法(成形方法)は、特に限定されず、例えば、金属粉末射出成形(MIM:Metal Injection Molding)法、圧縮成形(圧粉成形)法、押出成形法等が挙げられるが、この中でも、金属粉末射出成形法が好ましい。
このMIM法は、比較的小型のものや、複雑で微細な形状の成形体をニアネット(最終形状に近い形状)で製造することができ、用いる金属粉末10の特性を十分に生かすことができるという利点を有する。このため、本発明を適用する上でその効果が有効に発揮される成形体を得ることができる。
まず、前記工程[1A]で得られた混練物1または混練物1より造粒されたペレットを用いて、射出成形機により射出成形し、所望の形状、寸法の成形体2を製造する。この場合、成形型の選択により、複雑な形状の成形体2をも容易に製造することができる。
このようにして得られた成形体2は、図3に示すように、有機バインダー20中に、金属粉末10がほぼ均一に分散した状態となっている。
射出成形の成形条件としては、用いる金属粉末10の金属組成や粒径、有機バインダー20の組成およびこれらの配合量等の諸条件により異なるが、その一例を挙げれば、材料温度は、好ましくは80〜200℃程度、射出圧力は、好ましくは2〜30MPa(20〜300kgf/cm2)程度とされる。
前記工程[2A]で得られた成形体2に対し、脱脂処理(脱バインダー処理)を施し、脱脂体を得る。
ここで、従来では、このような成形体に対する脱脂処理を、酸化性雰囲気または不活性雰囲気で行っていた。しかしながら、成形体中の有機バインダーを十分に除去することができず、最終的に得られる焼結体中に炭素が多量に残存するという問題があった。
このような炭素含有率が高い焼結体では、炭素の影響による耐食性のような化学的特性の低下が懸念される。
したがって、炭素含有率が少ない金属粉末を用いた場合には、脱脂処理において、成形体2中に残存する有機バインダーを極めて少ない量に抑制することができるので、最終的に、炭素含有量が少ない焼結体を得ることができる。
また、本発明によれば、脱脂処理を還元性雰囲気中で行うことにより、成形体2中に含まれる金属粉末10の酸化を確実に防止するという利点もある。
さらに、水素ガスは、熱伝導率が非常に高いので、加熱源から発生した熱を成形体2に効率よく伝達するとともに、加熱された成形体2を効率よく放熱することができる。その結果、脱脂工程における成形体2の加熱・冷却を効率よく行うことができるという利点もある。
この場合、還元性雰囲気が含む還元性ガスの濃度は、特に限定されないが、50vol%以上であるのが好ましく、70vol%以上であるのがより好ましい。これにより、還元性雰囲気の安全性を担保しつつ、還元性ガスによる有機バインダーの分解作用が十分に発揮される。
なお、例えば、アンモニア分解ガスの場合、その成分は、水素ガスと窒素ガスの混合ガスであり、水素ガス(還元性ガス)の濃度は、75vol%である。
さらに、成形体2を加熱する際の平均加熱速度は、1〜10℃/分程度であるのが好ましい。
この過程の数は、特に限定されないが、本実施形態では、代表として、2つの過程を有する場合について説明する。
具体的な方法としては、例えば、成形体2を加熱する方法、有機バインダーを溶解する溶媒に成形体2を接触させる方法等が挙げられる。
このような減圧雰囲気の圧力は、特に限定されないが、1×10−1〜1×10−5[Pa]程度であるのが好ましく、1×10−2〜1×10−4[Pa]程度であるのがより好ましい。これにより、前記のような作用・効果がより顕著なものとなる。
成形体2の加熱温度は、400〜600℃程度であるのが好ましい。これにより、成形体2が焼結することなく、還元性ガスによる有機バインダーの分解作用が十分に発揮され、成形体2の脱脂処理を確実に行うことができる。
このようにして有機バインダー20を除去し、図4に示すような脱脂体3を得る。
この脱脂体3は、その炭素含有率が、金属粉末10の炭素含有率をより忠実に反映した焼結体4を得るのに適したものとなる。すなわち、脱脂体3の炭素含有率と、金属粉末10の炭素含有率との差を、より小さくすることができる。
前記工程[3A]で得られた脱脂体3を、焼成炉で焼成して焼結させ、焼結体を製造する。
この焼結により、金属粉末10は、粒子同士の界面で拡散が生じ、粒成長して、結晶組織となる。これにより、全体的に緻密な、すなわち低空孔率で高密度の焼結体が得られる。
なお、焼成温度が前記下限値を下回ると、全体または部分的に焼結が不十分となるため、得られる焼結体4の機械的特性や表面粗さが低下するおそれがある。一方、焼成温度が前記上限値を上回ると、焼結が必要以上に進行することとなり、結晶組織30が肥大化し、得られる焼結体4の機械的特性が低下するおそれがある。
焼成の際の雰囲気は、特に限定されないが、水素、一酸化炭素のような還元性雰囲気、窒素、ヘリウム、アルゴンのような不活性雰囲気、これら各雰囲気を減圧した減圧雰囲気等が挙げられる。
したがって、例えば、金属粉末10として、炭素含有率の低いものを用いることにより、炭素含有率の低い焼結体4を得ることができる。
具体的には、金属粉末の炭素含有率を0.05質量%以下としたとき、焼結体4における炭素含有率は、0.05質量%以下であるのが好ましく、0.03質量%以下であるのがより好ましい。このように炭素含有率が極めて小さい焼結体4は、耐食性のような化学的特性にも特に優れたものとなる。
以上のようにして、焼結体4(本発明の焼結体)を得ることができる。
具体的には、焼結体4は、炭素含有率が0.05質量%以下であり、かつ、引張強さが550MPa以上であるのが好ましい。また、より好ましくは、炭素含有率が0.03質量%以下であり、かつ、引張強さが580MPa以上である。このような物性を示す焼結体4は、引張強さが特に高く、かつ、耐食性も特に高いため、厳しい使用環境下で、大きな負荷が加わる部材等に、好適に適用可能なものとなる。そして、本発明の焼結体の製造方法によれば、このような高品質の焼結体を、効率よく製造することができる。
以上、本発明の焼結体の製造方法および焼結体について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、焼結体の製造方法では、必要に応じて、任意の工程を追加することもできる。
(実施例1)
[1]まず、水アトマイズ法により製造された、平均粒径2.3μm、比表面積820m2/kgのステンレス鋼SUS−316L粉末(エプソンアトミックス社製、PF−2F)と、ポリプロピレンとワックスの混合物(有機バインダー)とを、質量比で9:1となるように秤量して混合原料を得た。また、混合原料には、可塑剤としてフタル酸ジブチル(DBP)を添加した。
なお、平均粒径は、粒度分布測定装置(日機装(株)社製、Microtrac HRA 9320-X100)により測定した。
[3]次に、このコンパウンドを、以下に示す成形条件で、射出成形機にて射出成形を行い、成形体を作製した。
<成形条件>
・材料温度:150℃
・射出圧力:11MPa(110kgf/cm2)
<脱脂条件>
・加熱温度 :520℃
・加熱時間 :5時間
・加熱雰囲気:水素ガス雰囲気(水素ガス濃度100vol%)
<焼成条件>
・焼成温度 :1200℃
・焼成時間 :2.5時間
・加熱雰囲気:パーシャルガス雰囲気(減圧Ar雰囲気)
・雰囲気圧力:10Torr
金属粉末の条件および脱脂条件を表1に示すように変更した以外は、それぞれ前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
(比較例1〜14)
金属粉末の条件および脱脂条件を表1に示すように変更した以外は、それぞれ前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
2.1 炭素含有率の評価
各実施例および各比較例で用いた金属粉末、各実施例および各比較例で得られた脱脂体・焼結体について、それぞれの炭素含有率を、炭素・硫黄同時分析装置(RECO社製、CS-200)により測定した。
また、得られた測定値から、金属粉末の炭素含有率に対する、焼結体の炭素含有率の増減量の割合(増減率)を求めた。
2.2 引張強さの評価
各実施例および各比較例で得られた焼結体について、それぞれの引張強さを、JIS Z 2241にしたがって測定した。
前記2.1〜2.2の各評価結果を総合し、以下の評価基準にしたがって評価した。
◎:増減率が30%以下で、かつ、引張強さが580MPa以上である
○:増減率が50%以下で、かつ、引張強さが550MPa以上である
△:増減率が50%以下、または、引張強さが550MPa以上、のいずれか一方のみを満たす
×:増減率が50%超で、かつ、引張強さが550MPa未満である
以上、2.1〜2.3の評価結果を表1に示す。
一方、各比較例で得られた焼結体には、いずれも、炭素含有率の増減率が大きい、または、引張強さが小さいという問題があった。
Claims (12)
- 金属粉末と有機バインダーとを含む組成物を用意する第1の工程と、
該組成物を成形して、成形体を得る第2の工程と、
該成形体中から前記有機バインダーを除去して、脱脂体を得る第3の工程と、
該脱脂体を焼成して、焼結体を得る第4の工程とを有し、
前記金属粉末は、平均粒径6μm以下のものであり、
前記第3の工程において、還元性雰囲気中で前記成形体を加熱することにより、前記有機バインダーを分解・除去することを特徴とする焼結体の製造方法。 - 前記還元性雰囲気は、還元性ガスとして水素ガスを含む請求項1に記載の焼結体の製造方法。
- 前記還元性雰囲気中の還元性ガスの濃度は、50vol%以上である請求項1または2に記載の焼結体の製造方法。
- 前記第3の工程において、前記成形体の加熱温度は、100〜750℃である請求項1ないし3のいずれかに記載の焼結体の製造方法。
- 前記第3の工程において、前記成形体の加熱時間は、0.1〜20時間である請求項4に記載の焼結体の製造方法。
- 前記第3の工程は、前記成形体中から前記有機バインダーの一部を除去する第1の脱脂過程と、該第1の脱脂過程を経た前記成形体中から前記有機バインダーの残部を除去する第2の脱脂過程とを有しており、
該第2の脱脂過程において、還元性雰囲気中で前記成形体を加熱する請求項1ないし5のいずれかに記載の焼結体の製造方法。 - 前記第1の脱脂過程において、減圧雰囲気中で前記成形体を加熱する請求項6に記載の焼結体の製造方法。
- 前記有機バインダーは、ポリオレフィンを主成分とするものである請求項1ないし7のいずれかに記載の焼結体の製造方法。
- 前記第2の工程において、前記組成物を金属粉末射出成形法により成形する請求項1ないし9のいずれかに記載の焼結体の製造方法。
- 前記金属粉末の炭素含有率に対する、前記焼結体の炭素含有率の増減量の割合は、50%以下である請求項1ないし9のいずれかに記載の焼結体の製造方法。
- 請求項1ないし10のいずれかに記載の焼結体の製造方法により製造されたことを特徴とする焼結体。
- 炭素含有率が0.05質量%以下であり、かつ、引張強さが550MPa以上である請求項11に記載の焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024691A JP2008189981A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 焼結体の製造方法および焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024691A JP2008189981A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 焼結体の製造方法および焼結体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008189981A true JP2008189981A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39750349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007024691A Pending JP2008189981A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 焼結体の製造方法および焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008189981A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013087361A (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-13 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 微小部品およびその製造方法 |
JP2014103265A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Seiko Epson Corp | 複合粒子、圧粉磁心、磁性素子および携帯型電子機器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03257101A (ja) * | 1990-03-08 | 1991-11-15 | Kawasaki Steel Corp | 粉末成形体の脱脂方法 |
JPH05140672A (ja) * | 1991-03-22 | 1993-06-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | タングステン重合金製品の製造方法 |
JPH10287901A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-10-27 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | ステンレス焼結体の製造方法 |
-
2007
- 2007-02-02 JP JP2007024691A patent/JP2008189981A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03257101A (ja) * | 1990-03-08 | 1991-11-15 | Kawasaki Steel Corp | 粉末成形体の脱脂方法 |
JPH05140672A (ja) * | 1991-03-22 | 1993-06-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | タングステン重合金製品の製造方法 |
JPH10287901A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-10-27 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | ステンレス焼結体の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013087361A (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-13 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 微小部品およびその製造方法 |
JP2014103265A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Seiko Epson Corp | 複合粒子、圧粉磁心、磁性素子および携帯型電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5311941B2 (ja) | 粉末冶金用金属粉末、焼結体および焼結体の製造方法 | |
JP6308073B2 (ja) | 粉末冶金用金属粉末、コンパウンド、造粒粉末および焼結体 | |
JP5585237B2 (ja) | 粉末冶金用金属粉末および焼結体 | |
CN102189253B (zh) | 造粒粉末以及造粒粉末的制造方法 | |
CN104889379A (zh) | 粉末冶金用金属粉末、复合物、造粒粉末及烧结体 | |
JPH0686608B2 (ja) | 金属粉末射出成形による鉄焼結体の製造方法 | |
JP5617336B2 (ja) | 焼結体の製造方法 | |
JP2010059456A (ja) | チタン焼結体およびチタン焼結体の製造方法 | |
JP2011177661A (ja) | 金属製フィルターおよび金属製フィルターの製造方法 | |
JP2001271101A (ja) | 焼結体の製造方法および焼結体 | |
JP4285495B2 (ja) | 焼結体の製造方法 | |
JP2008189981A (ja) | 焼結体の製造方法および焼結体 | |
JP4779997B2 (ja) | 焼結体の製造方法 | |
JP5470955B2 (ja) | 金属粉末および焼結体 | |
CN105750536A (zh) | 粉末冶金用金属粉末、复合物、造粒粉末及烧结体 | |
JP4702308B2 (ja) | 焼結体の製造方法 | |
JP2008189980A (ja) | 焼結体の製造方法および焼結体 | |
JPH11315304A (ja) | 焼結体の製造方法 | |
JP2004308004A (ja) | アルミニウム焼結材の製造方法 | |
JP2007217742A (ja) | 焼結体の製造方法および焼結体 | |
JP2001158925A (ja) | 金属焼結体の製造方法および金属焼結体 | |
JP5423086B2 (ja) | 金属粉末および焼結体 | |
JPH11315305A (ja) | 焼結体の製造方法 | |
JPH11181501A (ja) | 金属粉末および焼結体の製造方法 | |
WO2006114849A1 (ja) | 超小型軸受及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100914 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110308 |