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JP2008185008A - 多気筒エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、排気対策および出力・燃費の向上を促進するべく、広い運転領域において、高過給・大量EGRを実現しえるようにする。
【解決手段】排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される排気マニホールド9a,9b、各排気マニホールドの下流部をターボチャージャのタービン入口へ向けて先細形状に絞る排気エゼクタ23a,23b、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される吸気マニホールド3a,3b、吸気マニホールドと吸気管のインタークーラ下流の分岐部との間に設定される吸気共鳴管40a,40b、排気マニホールドと吸気マニホールドとの間を同一の気筒群同士の関係に接続するEGR通路36a,36b、EGR通路に配置されるEGRバルブ38、EGRバルブ下流に配置される逆止弁39、エンジンの加速時や負荷急増時にEGRバルブを一時的に閉じるように制御する手段(図3、参照)、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、排気対策(NOxの低減など)および出力・燃費の向上を実現するための技術に関する。
エンジンのEGR(排気環流:Exhaust Gas Recirculation)システムとして、排気系から吸気系へ排気の一部を環流させるものがよく採用される。
特許文献1においては、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される排気マニホールド、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される吸気マニホールド、排気マニホールドとこれに対応する吸気マニホールドとの間を接続するEGR通路、EGR通路を開閉するEGRバルブ、EGR通路の排気マニホールド側に配置される逆止弁、吸気管の分岐部と吸気マニホールドとの間に設定される吸気共鳴管、を備えるものが開示される。
特許文献1の場合、EGR通路の逆止弁(リードバルブ)により、排気脈動と吸気脈動との干渉が避けられ、吸気共鳴管により、吸気脈動が大きくなり、EGR率の向上が得られる。吸気共鳴管による慣性過給領域を広げるため、特許文献2においては、吸気共鳴管間に複数の開閉弁を配置することにより、吸気共鳴管の気柱振動数が変えられるようになっている。
実開昭63−060066号 実公平02−041309号
このようなEGRシステムにおいては、ターボチャージャのタービン上流からコンプレレッサ下流へ排気を環流させる場合、過給圧が排気圧よりも高くなる運転領域が生じやすく、EGRが十分に得られない。EGR通路の逆止弁により、排気脈動と吸気脈動との干渉が避けられるものの、ターボチャージャがシングルエントリ方式(タービン入口が1つ)の場合、排気噴き出し中の気筒側の排気マニホールドから排気(押し出し)行程中の排気マニホールドへ排気パルス(正圧波)が逃げやすく、EGR率の向上に排気脈動を十分に利用しえない。また、負荷急増時や加速時においては、ターボチャージャの慣性や吸排気系の容積との関係から、ターボチャージャの回転上昇が遅れ、過給圧が不足する可能性があり、ディーゼルエンジンの場合、PMの増加を招きかねない。
この発明は、このような解決すべき課題を踏まえつつ、排気対策および出力・燃費の向上を促進するべく、広い運転領域において、高過給・大量EGRを実現することを目的とする。
第1の発明は、ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される排気マニホールド、各排気マニホールドの下流部をターボチャージャのタービン入口へ向けて先細形状に絞る排気エゼクタ、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される吸気マニホールド、吸気マニホールドと吸気管のインタークーラ下流の分岐部との間に設定される吸気共鳴管、排気マニホールドと吸気マニホールドとの間を同一の気筒群同士の関係に接続するEGR通路、EGR通路に配置されるEGRバルブ、EGR通路のEGRバルブ下流に配置される逆止弁、エンジンの加速時や負荷急増時にEGRバルブを一時的に閉じるように制御する手段、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、吸気共鳴管は、以下の条件を満足するように設定したことを特徴とする。
Figure 2008185008
第3の発明は、第2の発明に係る多気筒エンジンにおいて、EGRバルブは、EGR通路の入口側へ可能な限り近づけるように配置したことを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明における多気筒エンジンにおいて、共鳴回転速度Nは、タービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧が高くなる運転領域に設定したことを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、EGR通路は、EGRバルブと逆止弁との間に配置されるEGRクーラ、を備えたことを特徴とする。
第1の発明においては、ターボチャージャがシングルエントリ方式(タービン入口が1つ)の場合においても、排気エゼクタにより、排気の流れが加速され、動圧が上がるため、排気噴き出し中の気筒側の排気マニホールドから排気(押し出し)行程中の気筒側の排気マニホールドへ排気パルス(正圧波)が逃げるのを抑えられ、タービン効率の向上が得られるばかりでなく、EGR通路の逆止弁へ排気パルスが弱められることなく伝えられ、逆止弁を有効に作動させるため、高いEGR率が得られる。また、動圧が上がると、静圧が下がるため、排気(押し出し)行程中の気筒側の排気マニホールドから排気が吸引され、ポンピングロスも低減される。
吸気系においては、吸気共鳴管により、吸気脈動の振幅および位相が制御され、逆止弁前後の瞬間的な差圧が拡大され、EGR率をさらに一段と向上させることができる。エンジン回転速度が共鳴回転速度(吸気系の固有振動数)と等しくなると、吸気脈動が共鳴して増幅され、逆止弁前後の瞬間的な差圧を拡大させる。共鳴回転速度よりも低速側においては、吸気脈動の位相が進み、吸気脈動の谷が排気パルスの山に近づくため、逆止弁前後の瞬間的な差圧が拡大する。共鳴回転速度よりも高速側においては、吸気脈動の位相が遅れ、吸気行程の後半に吸気脈動の谷が生じるため、逆止弁前後の瞬間的な差圧は若干小さくなるが、吸気行程の前半に吸気脈動の山が生じるので、ポンピングロスが低減されるのである。
これらの結果、定常運転時においては、ポンピングロスを抑えつつ、高過給と大量EGRが可能となる。負荷急増時や加速時へ移行すると、EGRバルブが閉弁するため、吸気脈動を減衰させることがなく、共鳴過給により、各気筒への吸気量が十分に確保され、ディーゼルエンジンの場合、PM(粒子状物質:Particulate Matter)の発生量を抑えることができる。
第2の発明においては、共鳴回転速度Nは、(f/m)と比例関係にあり、共鳴周波数fは、[A/{L(Vi+Ve)}]1/2と比例関係にあり、共鳴周波数fが同一の場合、EGR通路のEGRバルブ下流の容積Ve分、吸気共鳴管の長さLまたは吸気マニホールドの容積Viを小さく設定しえる。つまり、吸気系の寸法をコンパクトに設計することが可能となる。
第3の発明においては、EGRバルブをEGR通路の入口(排気マニホールド)側へ可能な限り近づけることにより、EGR通路のEGRバルブ下流の容積Veが大きく取れるのである。また、EGRバルブをEGR通路の入口側へ可能な限り近づけることにより、負荷急増時(加速時を含む)の、排気系の容積(デッドスペース)が最小限に抑えられるようになり、ターボチャージャの応答性を高める効果も期待できる。
第4の発明においては、共鳴過給により、タービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧が高くなる運転領域において、EGR率が最大限に高められる。エンジン最高トルク点でターボチャージャ効率が最大となる場合、エンジン最高トルク点を含む中速域に共鳴回転速度Nを設定することにより、広い運転領域において、EGR率を十分に高められるのである。
第5の発明においては、EGRクーラにより、EGRガスの密度が大きくなり、実質的なEGR量を増加させることができる。
図1において、10は多気筒エンジン1(6気筒ディーゼルエンジン)の吸気通路であり、吸気マニホールド3a,3bと吸気管4とから構成される。吸気マニホールド3a,3bは、吸気行程が実質的にオーバラップしない気筒群毎(#1,2,3と#4,5,6)に分割される。吸気管4は、インタクーラ5の下流側が分岐され、各マニホールド3a,3bの集合部に接続される。6aはターボチャージャ6のコンプレッサであり、7はエアクリーナである。
8はエンジンの排気通路であり、排気マニホールド9a,9bと排気管20とから構成される。排気マニホールド9a,9bは、排気行程が実質的にオーバラップしない気筒群(#1,2,3と#4,5,6)毎に分割され、これらマニホールド9a,9bの合流部11にターボチャージャ6のタービン6bを介して排気管20が接続される。ターボチャージャ6のコンプレッサ6aは、タービン6bの回転により駆動され、各気筒(#1,2,3、#4,5,6)への吸気を過給する。ターボチャージャ6としては、タービン入口が1つの可変ノズル式が採用される。12はマフラである。
図2のように、排気マニホールド9a,9bは、互いに集合部下流が1つのフランジ21に結集され、その接合面に合流部11を開口する。1つのフランジ21に結集する集合部下流は、合流部11へ向けて通路を絞る先細形状の排気エゼクタ23a,23bに形成される。25はタービンハウジングであり、排気マニホールド9a,9bのフランジ21に対応するフランジ26が形成され、タービン6bの入口がフランジ26の接合面に開口する。排気マニホールド9a,9bのフランジ21にタービンハウジング25のフランジ26が連結される。排気エゼクタ23a,23b下流の合流部11を一旦絞ってから徐々に拡げるスロート形状のディフューザ部29がタービンハウジング25の内部に形成される。
合流部11においては、先細形状の排気エゼクタ23a,23bにより、排気の流れが加速され、動圧が上がるため、排気噴き出し中の気筒側の排気マニホールド9aまたは9bから排気(押し出し)行程中の気筒側の排気マニホールド9bまたは9aへ排気が逃げるのを抑えられる。先細形状の排気エゼクタ23a,23bにより、動圧が上がると、静圧が下がるため、排気(押し出し)行程中の気筒側の排気マニホールド9bまたは9aから排気がディフューザ部29へ吸引されるのである。その後は、ディフューザ部29により、動圧が静圧に効率よく変換され、スクロールへの排気圧を高めるようになっている。
図1において、35はターボチャージャ6のタービン6b上流からターボチャージャ6のコンプレッサ6a下流へ排気の一部を環流させるEGR装置であり、排気マニホールド9a,9bの集合部と吸気管4のインタクーラ5下流の分岐部40a,40bとの間を同一の気筒群同士の関係に接続するEGR通路36a,36bが備えられる。
EGR通路36a,36bにおいて、EGRガスを冷却するEGRクーラ37,EGR流量を調整するEGRバルブ38,EGRガスの逆流を規制する逆止弁39(リードバルブ)が介装される。逆止弁39は、EGR通路36a,36bの下流側に配置され、その上流にEGRクーラ37が介装される。EGRバルブ37は、EGRクーラ27の上流(出来るだけEGR通路36a,36bの入口近く)に配置される。この場合、EGR通路36a,36bの接続が同一の気筒群同士のため、同一の気筒群に属する各気筒間において、排気行程と吸気行程がオーバラップするので、EGR率の向上を効果的に促進しえる。
吸気管4の分岐路40a,40bにおいて、EGR通路36a,36bの接続部42(出口)とその上流の分岐部41(分岐点)との間に吸気共鳴管(吸気マニホールド3a,3bの吸気脈動の振幅および位相を制御する手段)が設定される。
吸気共鳴管40a,40bについては、以下の条件を満足するように設定する。
Figure 2008185008
共鳴回転速度Nは、(f/m)と比例関係にあり、共鳴周波数fは、[A/{L(Vi+Ve)}]1/2と比例関係にあり、共鳴周波数fが同一の場合、EGR通路36a,36bのEGRバルブ38下流の容積Ve分、吸気共鳴管40a,40bの長さLまたは吸気マニホールド3a,3bの容積Viを小さく設定しえる。つまり、EGR通路36a,36bのEGRバルブ38下流の容積Ve分、吸気系の寸法をコンパクトに設計することが可能となる。
共鳴回転速度Nは、EGRが困難な運転領域(ターボチャージャ効率が最大およびその付近となり、タービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧の方が高くなる)に設定される。エンジン最高トルク点でターボチャージャ効率が最大となる場合、共鳴回転速度Nは、エンジン最高トルク点を含む中速域に設定する。
図1において、50はタービン6bの可変ノズル機構(図示せず),EGR通路36a,36bのEGRバルブ38、のアクチュエータ(図示せず)を制御するコントロールユニットであり、制御に必要な運転状態の検出手段として、エンジン回転数をフライホイール回転から検出するエンジン回転センサ51と、エンジン負荷をアクセル開度(ペダル操作量)から検出するエンジン負荷センサ52と、が備えられる。
図3は、コントロールユニット50の制御内容を説明するフローチャートであり、所定の制御周期毎に繰り返される。S1およびS2においては、エンジン回転数Nの検出値およびエンジン負荷Lの検出値を読み込む。
S3〜S6においては、これらの検出値に基づいて、可変ノズル機構およびEGRバルブ38を順次に制御する。S3においては、図4のようなマップデータから得られるタービンノズル開度に可変ノズル機構を制御する。S4においては、エンジンが負荷急増時(加速時を含む)かどうか、を判定する。S4の判定がnoのとき(定常運転時)は、図5のようなマップデータから得られるバルブ開度にEGRバルブ38を制御する一方、S4の判定がyes(負荷急増時)のときは、エンジン回転数Nおよびエンジン負荷Lに関係なく、EGRバルブ38を全閉に制御するのである。
このように構成すると、シングルエントリ方式のターボチャージャ6においても、先細形状の排気エゼクタ23a,23bにより、排気パルス(正圧波)の逆流が抑えられるため、タービン効率の向上が得られる。また、EGR通路36a,36bの逆止弁39へ排気パルスが弱められることなく伝えられ、逆止弁39を有効に作動させるため、高いEGR率が得られるのである。また、エゼクタ効果により、排気(押し出し)行程中の気筒側の排気マニホールド圧が低下するため、ポンピングロスの改善も得られる。
吸気系においては、吸気共鳴管40a,40bにより、吸気脈動の振幅および位相が制御される。エンジン回転速度が共鳴回転速度Nと等しくなると、吸気脈動が共鳴して増幅される。吸気脈動の谷は吸気行程の中頃から前半へずれるが、吸気脈動が増幅されるため、逆止弁前後の瞬間的な差圧が拡大される。このため、ターボチャージャ効率が最大およびその付近となり、タービン入口圧(排気圧)よりもコンプレッサ出口圧(過給圧)の方が高く、従来は、EGRが困難な運転領域において、ターボチャージャ効率を低下させることなく、共鳴作用により、EGR率を最大限に高められる。
共鳴回転速度Nよりも低速側においては、吸気脈動の位相が進み、吸気脈動の谷が排気脈動の山に近づくため、吸気圧とこれを超える排気圧との落差が拡大され、EGR率が十分に高められる(図6,図7、参照)。共鳴回転速度Nよりも高速側においては、吸気脈動の位相が遅れ、吸気行程の後半に吸気脈動の谷が生じるため、EGR率は若干低下する。高速側においては、吸気行程の前半に吸気脈動の山が生じるので、ポンピングロスが低減されるのである。
これらの結果、定常運転時(図6,図7、参照)においては、ポンピングロスを抑えつつ、高過給と大量EGRが可能となる。また、タービンノズル開度およびEGRバルブ開度の制御により、高負荷高回転域においても、ポンピングロスを抑えつつ、高過給と大量EGRが可能となるのである。
過渡運転時へ移行すると、負荷急増時(加速時を含む)においては、EGRバルブ38が閉弁するため、吸排気脈動が相殺させることがなく、共鳴過給により吸気脈動が大きくなることもあり、各気筒(#1〜#6)への吸気量が十分に確保される(図8〜図10、参照)。そのため、ディーゼルエンジンの場合、PM(粒子状物質:Particulate Matter)の発生量を抑えることができる。
吸気共鳴管40a,40bについては、共鳴周波数fが同一の場合、EGR通路36a,36bのEGRバルブ38下流の容積Ve分、吸気共鳴管40a,40bの長さLまたは吸気マニホールド3a,3bの容積Viを小さく設定しえる。つまり、EGRバルブ38をEGR通路36a,36bの入口(排気マニホールド)側へ可能な限り近づけることにより、EGR通路36a,36bのEGRバルブ38下流の容積Veが大きく取れ、吸気系の寸法を効率よくコンパクトに設計することが可能となる。また、EGRバルブ38をEGR通路36a,36bの入口側へ可能な限り近づけることにより、エンジンの加速時や負荷急増時において、EGRバルブ38が全閉すると、排気系の容積(デッドスペース)が最小限に抑えられるようになり、ターボチャージャ6の過渡応答性を高める効果も期待できる。
ディフューザ部29は、タービンハウジング25と一体に形成するのでなく、図10のように別体のスペーサとしてタービンハウジング25のフランジ26と排気マニホールド9a,9bのフランジ21との間に介装してもよい。先細形状の排気エゼクタ23a,23bについても、排気マニホールド9a,9bと一体に形成するのでなく、図11のように別体のスペーサとして排気マニホールド9a,9bのフランジ21とタービンハウジング25のフランジ26との間に介装してもよい。
ターボチャージャ6については、シングルエントリ方式の代わりにツインエントリ方式(タービン入口が2つ)を用いることも考えられる。ツインエントリ方式の場合、タービンハウジング内部において、2つのタービン入口からスクロールへ至る通路が仕切られるので、図1の排気エゼクタ23a,23bについては、これを省略することができる。
全体的な概略構成図である。 排気マニホールドの合流部に係る構成図である。 コントロールユニットの制御内容を説明するフローチャートである。 可変ノズル機構の制御特性を例示するマップデータである。 EGRバルブの制御特性を例示するマップデータである。 定常運転時の吸排気脈動の特性図である。 定常運転時のEGR流量の特性図である。 負荷急増時の吸気脈動および筒内圧の特性図である。 負荷急増時の吸気流量の特性図である。 負荷急増時の筒内圧-筒内容積の特性図である。 排気マニホールドの合流部に係る構成図である。 排気マニホールドの合流部に係る構成図である。
符号の説明
1 多気筒エンジン(6気筒ディーゼルエンジン)
3a,3b 吸気マニホールド
5 インタクーラ
6 ターボチャージャ(可変ノズル式ターボチャージャ)
6a コンプレッサ
6b タービン
8 排気通路
9a,9b 排気マニホールド
10 吸気通路
23a,23b 先細形状の排気エゼクタ
25 タービンハウジング
29 スロート形状のディフューザ部
35 EGR装置
36a,36b EGR通路
37 EGRクーラ
38 EGRバルブ
39 逆止弁(リードバルブ)
40a,40b 吸気共鳴管
41 吸気管の分岐点
50 コントロールユニット

Claims (5)

  1. ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される排気マニホールド、各排気マニホールドの下流部をターボチャージャのタービン入口へ向けて先細形状に絞る排気エゼクタ、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される吸気マニホールド、吸気マニホールドと吸気管のインタークーラ下流の分岐部との間に設定される吸気共鳴管、排気マニホールドと吸気マニホールドとの間を同一の気筒群同士の関係に接続するEGR通路、EGR通路に配置されるEGRバルブ、EGR通路のEGRバルブ下流に配置される逆止弁、エンジンの加速時や負荷急増時にEGRバルブを一時的に閉じるように制御する手段、を備えたことを特徴とする多気筒エンジン。
  2. 吸気共鳴管は、以下の条件を満足するように設定したことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジン。
    Figure 2008185008
  3. EGRバルブは、EGR通路の入口側へ可能な限り近づけるように配置したことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジン。
  4. 共鳴回転速度Nは、タービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧が高くなる運転領域に設定したことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジン。
  5. EGR通路は、EGRバルブと逆止弁との間に配置されるEGRクーラ、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジン。
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