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JP2007211603A - 多気筒エンジン - Google Patents

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JP2007211603A
JP2007211603A JP2006029667A JP2006029667A JP2007211603A JP 2007211603 A JP2007211603 A JP 2007211603A JP 2006029667 A JP2006029667 A JP 2006029667A JP 2006029667 A JP2006029667 A JP 2006029667A JP 2007211603 A JP2007211603 A JP 2007211603A
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intake
egr
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manifold
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JP2006029667A
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Shuichi Nakamura
秀一 中村
Kenichiro Imaoka
健一郎 今岡
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

【課題】ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、NOxの低減と出力や燃費の向上との両立を図るため、高過給と大量EGRを実現する。
【解決手段】排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される排気マニホールド9a,9bと、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される吸気マニホールド3a,3bと、排気マニホールド9a,9bと吸気マニホールド3a,3bとの間を接続するEGR通路36a,36bと、排気マニホールド9a,9b間を排気パルスが逆流するのを防止するためのノズル部23a,23bと、各吸気マニホールド3a,3bの吸気脈動の位相を制御する手段として吸気管4の分岐部42と各吸気マニホールド3a,3bとの間をそれぞれ連結する共鳴管40a,40bと、EGR通路36a,36bの下流側に配置される逆止弁39と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、NOxの低減と出力や燃費の向上との両立を実現するための技術に関する。
エンジンのEGR(排気環流:Exhaust Gas Recirculation)システムとして、排気系から吸気系へ排気の一部を環流させるものがよく採用される。このようなEGR装置においては、ターボチャージャのタービン上流からコンプレッサ下流へ排気を環流させる場合、過給圧が排気圧よりも高くなる運転領域が生じやすく、EGRが十分に得られない。
EGR率を高めるため、バタフライバルブによる排気絞りやスロットルバルブによる吸気絞りを行うことが考えられるが、ポンピングロスの悪化が問題となる。VNT(可変ノズル式ターボチャージャ)絞りは、排気マニホールド圧のみでなく、吸気マニホールド圧も上昇するので、EGR率を向上させるのに排気マニホールド圧の方が吸気マニホールド圧よりも高くなるまでVNT絞りを効かせる必要があり、ポンピングロスの悪化を招いてしまうのである。そのため、リードバルブ(逆止弁)を用いて排気脈動によりEGRを行う方式(特許文献1、特許文献2)、EGR通路に混合区間を用いて排気脈動(EGRガスの動圧)を大きくする方式(特許文献3)、可変バルブを用いて内部EGRを行う方式(特許文献4)、が知られている。
特開2000−249004号 特開2005−147010号 特開2003−534488号 特開2001−107810号
特許文献1〜特許文献3の場合、分割型の排気マニホールドに接続されるターボチャージャがシングルエントリ方式(タービン入口が1つ)の場合、気筒群間の排気パルス(正圧波)が互いに打ち消し合うため、十分なEGR率が得られない。特許文献4の場合、排気(EGRガス)の冷却が行えないのである。また、特許文献2においては、分割型の排気マニホールドと分割型の吸気マニホールドとの間を同一の気筒群同士の関係に接続するEGR通路が設けられるものの、排気パルスの山が吸気行程の初期に到達するため、吸気脈動の谷(吸気行程の中頃で生じる)とのタイミングが合わず、EGR率が十分に向上できない。
この発明は、このような課題を解決するための有効な手段の提供を目的とする。
第1の発明は、ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される排気マニホールドと、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される吸気マニホールドと、排気マニホールドと吸気マニホールドとの間を接続するEGR通路と、排気マニホールド間を排気パルスが逆流するのを防止する手段と、各吸気マニホールドの吸気脈動の位相を制御する手段と、EGR通路の下流側に配置される逆止弁と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、各吸気マニホールドの吸気脈動の位相を制御する手段として、吸気管の分岐部と各吸気マニホールドとの間をそれぞれ連結する共鳴管を備えたことを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明に係る多気筒エンジンにおいて、各共鳴管の長さLは、以下の条件を満足するように設定したことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジン。
Figure 2007211603
第4の発明は、第3の発明に係る多気筒エンジンにおいて、共鳴回転速度Nは、タービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧が高くなる運転領域に設定したことを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、EGR通路は、各排気マニホールドと各吸気マニホールドとの間をそれぞれ同一の気筒群同士の関係に接続したことを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、EGR通路は、逆止弁の上流にEGRバルブ、その上流にEGRクーラ、を備えたことを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、排気マニホールド間を排気パルスが逆流するのを防止する手段は、各排気マニホールドの集合部下流をこれらの合流部へ向けて先細形状に絞るノズル部を備えたことを特徴とする。
第8の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、排気マニホールド間を排気パルスが逆流するのを防止する手段として、ツインエントリ方式のターボチャージャを配置したことを特徴とする。
第1の発明においては、ターボチャージャがシングルエントリ方式(タービン入口が1つ)の場合においても、分割型の排気マニホール間を排気パルスが逆流するのを防止する手段により、EGR通路の逆止弁に排気パルス(正圧波)が弱められることなく伝えられ、逆止弁を有効に作動させるため、高いEGR率が得られるのである。また、吸気脈動の位相を制御する手段により、吸気脈動の谷を排気パルスの山と合わせられるので、逆止弁前後の瞬間的な差圧が拡大され、EGR率をさらに一段と向上させることができる。
第2の発明においては、共鳴管により、共鳴回転速度が設定される。エンジン回転速度が共鳴回転速度と等しくなると、吸気圧振動(吸気脈動)が共鳴して増幅される。吸気脈動の谷は、吸気行程の中頃で生じるが、吸気脈動の振幅が大きいため、排気圧との十分な落差が得られ、EGR率が最大に高められる。
共鳴回転速度よりも低速側においては、吸気脈動の位相が進み、吸気脈動の谷が排気パルスの山に近づくので、十分に高いEGR率が得られる。共鳴回転速度よりも高速側においては、吸気脈動の位相が遅れ、吸気脈動の谷は吸気行程の後半で生じ、排気パルスの山から離れるが、吸気脈動の振幅が大きいので、EGR率は若干低下する程度に過ぎない。高速域においては、吸気脈動の位相遅れにより、吸気行程前半の吸気圧が高くなるため、ポンピングロスが改善されるのである。
第3の発明においては、共鳴管の長さLは、共鳴回転速度Nがエンジンの使用回転速度域内にあることを条件に設定される。共鳴回転速度Nは、f/mと比例関係にあり、共鳴周派数fは、A/(LV)と比例関係にあり、Lを大きく設定すると、共鳴回転速度Nが低速側となる一方、Lを小さく設定すると、共鳴回転速度Nが高速側となる。従って、共鳴管の長さLは、広い運転領域において、EGR率を十分に高める上からは、共鳴回転速度Nが中速域内にあるように設定することが望ましい。
第4の発明においては、共鳴作用により、ターボチャージャのタービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧が高くなる運転領域において、EGR率が最大に高められる。エンジン最高トルク点でターボチャージャ効率が最大となる場合、エンジン最高トルク点を含む中速域に共鳴回転速度Nを設定することにより、広い運転領域において、EGR率を十分に高められるのである。
第5の発明においては、EGR通路の接続が同一の気筒群同士のため、同一の気筒群に属する各気筒間において、排気行程と吸気行程がオーバラップするので、EGR率の向上を大きく促進しえる。
第6の発明においては、EGRガス(排気)は、EGRクーラにより冷却され、EGRバルブおよび逆止弁を流れるため、これらバルブの耐久性を良好に確保することができる。
第7の発明においては、先細形状のノズル部により、排気の流れが加速され、動圧が上がり、静圧(排気圧力)が下げられるため、排気マニホールド間を排気パルスが逆流するのを抑えられる。このため、EGR通路の逆止弁に排気パルスが弱められることなく伝えられ、逆止弁を有効に作動させるため、高いEGR率が得られるのである。また、先細形状のノズルから吹き出るブローダウン流(排気行程初期の噴き出し排気)の流速により、エゼクタ作用が生じると、排気行程(押し出し)中の気筒側の排気マニホールドから排気が吸引されるため、タービン効率の向上ばかりでなく、ポンピングロスの改善も得られる。
第8の発明においては、ターボチャージャがツインエントリ方式(タービン入口が2つのタイプ)のため、排気干渉が避けられ、タービンへのエネルギ伝達が良好に維持しえるほか、排気パルスの逆流も抑えられ、EGR通路の逆止弁に排気パルスが弱められることなく伝えられ、逆止弁を有効に作動させるため、高いEGR率が得られるのである。
図1において、2は多気筒エンジン1(6気筒ディーゼルエンジン)の吸気通路であり、吸気マニホールド3a,3bと吸気管4とから構成される。吸気マニホールド3a,3bは、吸気行程が実質的にオーバラップしない気筒群毎(#1,2,3と#4,5,6)に分割される。吸気管4は、インタクーラ5の下流側が分岐され、各マニホールド3a,3bの集合部に接続される。6aはターボチャージャ6のコンプレッサであり、7はエアクリーナである。
8はエンジン1の排気通路であり、排気マニホールド9a,9bと排気管10とから構成される。排気マニホールド9a,9bは、排気行程が実質的にオーバラップしない気筒群(#1,2,3と#4,5,6)毎に分割され、これらマニホールド9a,9bの合流部11にターボチャージャ6のタービン6bを介して排気管8が接続される。ターボチャージャ6のコンプレッサ6aは、タービン6bの回転により駆動され、各気筒への吸気を過給する。ターボチャージャ6としては、タービン入口が1つのシングルエントリ方式が用いられる。12はマフラである。
合流部11は、図2のように構成される。排気マニホールド9a,9bは、互いに集合部下流が1つのフランジ20に結集され、その接合面に合流部11を開口する。1つのフランジ20に結集する集合部下流は、合流部11へ向けて通路を先細形状に絞るノズル部23a,23bに形成される。25はタービンハウジングであり、排気マニホールド9a,9bのフランジ20に対応するフランジ26が形成され、タービン6bの入口がフランジ26の接合面に開口する。排気マニホールド9a,9bのフランジ20にタービンハウジング25のフランジ26が連結される。ノズル部23a,23b下流の合流部11を一旦絞ってから徐々に拡げるスロート形状のディフューザ部29がタービンハウジングの内部に形成される。
合流部11においては、先細形状のノズル部23a,23bにより、排気の流れが加速され、動圧が上がり、静圧が下げられるため、排気マニホールド9a,9b間を排気パルスが逆流する(排気行程初期の噴き出し排気が一方の排気マニホールド9aまたは9bから他方の排気マニホールド9bまたは9aへ逃げる)のを抑えられるほか、ノズル部23aまたは23bから吹き出るブローダウン流(排気行程初期の噴き出し排気)の流速により、動圧が上がり、静圧が下げられ、エゼクタ作用を生じると、排気(押し出し)行程中の気筒側の排気マニホールド9bまたは9aから排気がディフューザ部29へ吸引されるのである。その後は、ディフューザ部29により、排気の流れが減速され、スクロールの静圧(排気圧)を上げるようになっている。
図1において、35はターボチャージャ6のタービン6b上流からターボチャージャ6のコンプレッサ6a下流へ排気の一部を環流させるEGR装置であり、排気マニホールド9a,9bと吸気マニホールド3a,3b(吸気管4の分岐路)との間を同一の気筒群同士の関係に接続するEGR通路36a,36bが備えられる。EGR通路36a,36bにおいて、EGRガスを冷却するEGRクーラ37,EGR流量を調整するEGRバルブ38,EGRガスの逆流を規制する逆止弁(リードバルブ)39が介装される。逆止弁39は、EGR通路36a,36bの下流側に配置される。逆止弁39上流にEGRバルブ38、その上流にEGRクーラ37、が配置される。EGR通路36a,36bの接続が同一の気筒群同士のため、同一の気筒群に属する各気筒間において、排気行程と吸気行程がオーバラップするので、EGR率の向上を大きく促進しえる。
吸気管4の分岐路において、EGR通路36a,36bの接続部42(出口)とその上流の分岐部41(分岐点)との間が共鳴管40a,40b(吸気マニホールド3a,3bの吸気脈動の位相を制御する手段)に構成される。共鳴管40a,40bの長さLは、以下の条件を満足するように設定される。
Figure 2007211603
共鳴回転速度Nは、f/mと比例関係にあり、共鳴周派数fは、A/(LV)と比例関係にあり、Lを大きく設定すると、共鳴回転速度Nが低速側となる一方、Lを小さく設定すると、共鳴回転速度Nが高速側となる。この場合、共鳴回転速度Nは、共鳴管40a,40bの長さLにより、EGRが困難な運転領域(ターボチャージャ効率が最大およびその近辺になり、タービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧の方が高くなる)に設定される。エンジン最高トルク点でターボチャージャ効率が最大となる場合、共鳴回転速度Nは、エンジン最高トルク点を含む中速域に設定する。EGR通路36a,36bとの接続部41(EGR通路36a,36bの出口)は、吸気マニホールド3a,3bの集合部に出来るだけ近づける方がよい。
このような構成にすると、シングルエントリ方式のターボチャージャ6においても、先細形状のノズル23a,23bにより、排気パルスの逆流が抑えられ、合流部11のエゼクタ作用により、タービン6bへの排気パルスは強められるため、タービン効率の向上が得られる。また、排気パルスの逆流が抑えられるので、EGR通路36a,36bの逆止弁39に排気パルスが弱められることなく伝えられ、逆止弁39を有効に作動させるため、高いEGR率が得られるのである。また、合流部11のエゼクタ作用により、排気(押し出し)行程中の気筒側の排気マニホール圧が低下するため、ポンピングロスの改善も得られる。
吸気系においては、共鳴管40a,40bにより、吸気脈動の位相が制御され、吸気脈動の谷を排気パルスの山と合わせられるため、逆止弁39前後の瞬間的な差圧が拡大され、EGR率を一段と向上させることができる。
エンジン回転速度が中速域の共鳴回転速度Nと等しくなると、吸気圧振動(吸気脈動)が共鳴して増幅される。吸気脈動の谷は、吸気行程の中頃で生じるが、吸気脈動の振幅が大きいため、排気圧との十分な落差が得られ、EGR率が最大に高められる(図5および図6、参照)。このため、ターボチャージャ効率が最大付近となり、タービン入口圧(排気圧)よりもコンプレッサ出口圧(過給圧)の方が高く、従来は、EGRが困難な運転領域において、ターボチャージャ効率を低下させることなく、共鳴作用により、EGR率を最大に高められる。
共鳴回転速度Nよりも低速側においては、吸気脈動の位相が進み、吸気脈動の谷が排気パルスの山に近づくので、十分に高いEGR率が得られる(図3および図4、参照)。共鳴回転速度Nよりも高速側においては、吸気脈動の位相が遅れ、吸気脈動の谷は吸気行程の後半で生じ、排気パルスの山から離れるが、吸気脈動の振幅が大きいので、EGR率は若干低下する程度に過ぎない(図7および図8、参照)。高速域においては、吸気脈動の位相遅れにより、吸気行程前半の吸気圧が高くなるため、ポンピングロスの改善が得られるのである。
この場合、排気パルスの逆流防止および排気のエゼクタ効果のほか、吸気脈動の位相制御により、広い運転領域(低速域〜高速域)において、高過給と大量EGRが可能となり、NOxの低減と出力や燃費の向上との高度な両立を実現することができる。図3〜図8は、共鳴管40a,40bが同一の長さL(共鳴回転速度Nを中速域に設定する)において、エンジン回転数(ピストンによる加振周波数)を変える場合のシミュレーション結果を例示する。
EGR通路36a,36bにおいて、EGRクーラ37の下流側にEGRバルブ38および逆止弁39(リードバルブ)を配置するので、これらバルブの耐久性も良好に確保される。ディフューザ部29は、タービンハウジング25と一体に形成するのでなく、図9のように別体のスペーサとしてタービンハウジング25のフランジ26と排気マニホールド9a,9bのフランジ20との間に介装してもよい。先細形状のノズル部23a,23bについても、排気マニホールド9a,9bと一体に形成するのでなく、図10のように別体のスペーサとして排気マニホールド9a,9bのフランジ20とタービンハウジング25のフランジ30との間に介装してもよい。
排気マニホールド9a,9b間を排気パルスが逆流するのを防止する手段としてツインエントリ方式のターボチャージャを用いることも考えられる。その場合、タービン入口が2つのため、排気干渉が避けられ、タービン6bへのエネルギ伝達を良好に維持しえる。この場合、図1のノズル部23a,23bおよびディフューザ部29のようなエゼクタ作用はタービン6bの内部で生じ、EGR通路36a,36bの逆止弁39に排気パルスが弱められることなく伝えられ、逆止弁39を有効に作動させるため、高いEGR率が得られるのである。
この発明の実施形態を係る全体的な概略構成図である。 同じく排気マニホールドの合流部に係る構成図である。 同じく低速域の吸排気脈動のシミュレーション結果を例示する特性図である。 同じく低速域のEGR流量のシミュレーション結果を例示する特性図である。 同じく中速域の吸排気脈動のシミュレーション結果を例示する特性図である。 同じく中速域のEGR流量のシミュレーション結果を例示する特性図である。 同じく高速域の吸排気脈動のシミュレーション結果を例示する特性図である。 同じく高速域のEGR流量のシミュレーション結果を例示する特性図である。 同じく排気マニホールドの合流部に係る構成図である。 同じく排気マニホールドの合流部に係る構成図である。
符号の説明
1 多気筒エンジン(6気筒ディーゼルエンジン)
2 吸気通路
3a,3b 吸気マニホールド
5 インタクーラ
6 ターボチャージャ(可変ノズル式ターボチャージャ)
6a コンプレッサ
6b タービン
8 排気通路
9a,9b 排気マニホールド
23a,23b 先細形状のノズル部
25 タービンハウジング
29 スロート形状のディフューザ部
35 EGR装置
37 EGRクーラ
38 EGRバルブ
39 逆止弁(リードバルブ)
40a,40b 共鳴管
41 EGR通路の出口
42 吸気管の分岐点

Claims (8)

  1. ターボチャージャを備える多気筒エンジンにおいて、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される排気マニホールドと、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される吸気マニホールドと、排気マニホールドと吸気マニホールドとの間を接続するEGR通路と、排気マニホールド間を排気パルスが逆流するのを防止する手段と、各吸気マニホールドの吸気脈動の位相を制御する手段と、EGR通路の下流側に配置される逆止弁と、を備えたことを特徴とする多気筒エンジン。
  2. 各吸気マニホールドの吸気脈動の位相を制御する手段として、吸気管の分岐部と各吸気マニホールドとの間をそれぞれ連結する共鳴管を備えたことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジン。
  3. 各共鳴管の長さLは、以下の条件を満足するように設定したことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジン。
    Figure 2007211603
  4. 共鳴回転速度Nは、タービン入口圧よりもコンプレッサ出口圧が高くなる運転領域に設定したことを特徴とする請求項3に記載の多気筒エンジン。
  5. EGR通路は、各排気マニホールドと各吸気マニホールドとの間をそれぞれ同一の気筒群同士の関係に接続したことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジン。
  6. EGR通路は、逆止弁の上流にEGRバルブ、その上流にEGRクーラ、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジン。
  7. 排気マニホールド間を排気パルスが逆流するのを防止する手段は、各排気マニホールドの集合部下流をこれらの合流部へ向けて先細形状に絞るノズル部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジン。
  8. 排気マニホールド間を排気パルスが逆流するのを防止する手段として、ツインエントリ方式のターボチャージャを配置したことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジン。
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