JP2008173013A - パン粉およびその製造法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パン粉の原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で10〜100質量%のデュラム小麦粉砕物を使用してパン粉を製造する。
【選択図】なし
Description
また、パン粉の種類としては、水分の違いにより3種類に分類されたものが流通しており、生パン粉(水分35%程度)、セミドライパン粉(水分約20〜30%)、乾燥パン粉(水分約14%以下)がある。
しかしながら、そのまま喫食されるパン類と、主にフライ食品の衣として用いられるパン粉では求められるものが異なる。すなわち、パン類ではボリュームが大きく、風味・食感に優れ、老化が遅いこと等が求められるのに対して、パン粉ではフライ後のサクサクとした食感やその経時変化耐性、電子レンジ耐性等が求められている。このため、高い品質のパン類から、優れたパン粉が必ずしも得られるわけではなく、故にデュラム小麦粉砕物がパン粉の製造に適するかどうかは全くもって不明であった。
(1) 原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で10〜100質量%のデュラム小麦粉砕物を使用して製造されたパン粉。
(2) 原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で10〜100質量%のデュラム小麦粉砕物を使用することを特徴とするパン粉の製造法。
本発明で使用する原料としては穀粉類、副資材等があり、該穀粉類として、デュラム小麦粉砕物を使用する。
穀粉類としては、デュラム小麦粉砕物の他、小麦粉、更には米粉、コーンフラワー、大豆粉、ライ麦粉等を目的に応じて混合して使用することができる。小麦粉としては、強力粉、中力粉、薄力粉を、目的に応じて単品で使用したり、混合して使用することができる。
例えば、デュラム小麦粉砕物としてデュラム小麦粉を用いる場合は、一般に、原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で30〜100質量%使用するのが好ましい。
また、デュラムセモリナを用いる場合は、一般に、原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で10〜100質量%使用するのが好ましい。
本発明のパン粉は、原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で10〜100質量%のデュラム小麦粉砕物を使用する以外は、従来のパン粉の製造法と同様にして製造され、その製造法は、焙焼式でも電極式でもいずれでも適用可能である。
本発明のパン粉の製造法において、混練、発酵、焙焼、電極加熱、乾燥、粉砕、篩等の工程で使用する機械等は従来のパン粉の製造で使用されているものでよく、特に限定されない。
本発明のパン粉は、従来のパン粉と同様にして、各種のフライ食品の衣や、餃子、ハンバーグ等の食品の練り込み用として使用することができるが、特にフライ食品の衣に用いてその効果が発揮される。
表1記載の原料配合で、表2記載の製造工程にてパンをそれぞれ作成した。得られたパンを4℃の冷蔵庫で18時間冷却した後に、パン粉製造機(商品名PK-III;フジシマ工機製)で粉砕して目開き12mmの篩をスルーしたパン粉をそれぞれ得た。
成型したポテトコロッケの具に衣液を付け、これに上記の実施例1〜7または比較例1のパン粉をまぶして冷凍し、未加熱のポテトコロッケをそれぞれ得た。次いで、得られたポテトコロッケを180℃で6分間フライした。フライして室温に10分間および6時間放置した後、表3の評価基準に従ってコロッケ表面のパン粉の食感の官能評価を実施した。その結果(パネラー10名の平均点)を表4に示す。なお、本試験例において、比較例1のフライ10分後の食感を対照とした。
上記の実施例1〜7または比較例1のパン粉を175℃で1分間フライし、パン粉が吸収した油の量を測定し、各パン粉の吸油率を算出した。その結果を表5に示す。
成型したポテトコロッケの具に衣液を付け、これに上記の実施例1〜7または比較例1のパン粉をまぶして180℃で5分間フライし、ポテトコロッケをそれぞれ得た。得られたポテトコロッケを−40℃で凍結した後、7日間−10℃で冷凍保存した。
この冷凍保存したポテトコロッケを家庭用電子レンジ(600W)で再加熱し、コロッケ表面のパン粉の食感を表3の評価基準に従って官能評価を実施した。その結果(パネラー10名の平均点)を表6に示す。なお、試験例1と同様に、比較例1のフライ10分後の食感を対照とした。
また、本発明のパン粉ではフライ後の吸油率が低くなり、パン粉の形状も良好な製品が得られる。
Claims (3)
- 原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で10〜100質量%のデュラム小麦粉砕物を使用して製造されたパン粉。
- デュラム小麦粉砕物がデュラム小麦粉であり、該デュラム小麦粉の使用量が、原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で30〜100質量%である請求項1記載のパン粉。
- 原料として使用する穀粉類の全質量に対し、内割で10〜100質量%のデュラム小麦粉砕物を使用することを特徴とするパン粉の製造法。
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2007
- 2007-01-16 JP JP2007006754A patent/JP2008173013A/ja active Pending
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