JP6712536B2 - 小麦粉含有生地の製造方法 - Google Patents
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1)α化されていない穀粉・澱粉(以下、それぞれを単に「穀粉」、「澱粉」ということがある)を含む生地原料に加水し混合して中間生地を得、該中間生地を加熱する方法。
2)予めα化された穀粉・澱粉を含む生地原料に加水し混合する方法。
前記1)の生地原料用の穀粉としては、強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉、デュラム小麦粉、又はこれらの熱処理粉等の小麦粉の他に、小麦粉以外の穀粉としてライ麦粉、コーンフラワー、大麦粉、そば粉、米粉、豆粉、はとむぎ粉、ひえ粉、あわ粉等が挙げられ、該小麦粉のみだけでなく、該小麦粉と小麦粉以外のこれら穀粉の1種以上を組み合わせて用いることができる。前記1)の生地原料用の小麦粉としては、中力粉及び薄力粉が好ましい。また、当該中力粉及び薄力粉としては、アミロース含量が30質量%未満、例えば27質量%程度とやや少ない、低アミロース小麦を原料とする小麦粉が好ましい。そのような、低アミロース小麦としては、「チクゴイズミ」(アミロース含量:約27%)があり、これを原料とする小麦粉も市販されている(例えば、日清製粉製「ちくご麦畑」など)。
前記1)の生地原料用の澱粉としては例えば、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉等;あるいはこれらの澱粉にエーテル化、エステル化、アセチル化、架橋処理、酸化処理等を施した加工澱粉が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記1)の生地原料としては、主として小麦粉であることが好ましく、好ましくは生地原料のうち小麦粉が60質量%以上であり、より好ましくは80質量%以上、特に好ましくは小麦粉のみである。
プロテアーゼとしては、食品に使用可能な各種公知のプロテアーゼを特に制限なく用いることができる。プロテアーゼは、糸状菌由来のプロテアーゼを用いることが好ましい。α化加工生地の原料である穀粉や澱粉を含む生地原料にプロテアーゼを配合して、プロテアーゼの作用によりグルテンネットワークを適度に切断し、老化処理前にα化加工生地の粘度を低下させておくことにより、混合時の分散性がよくなり、その結果、α化加工生地の老化処理後の工程の作業性が向上する。
α化加工物(α化加工生地)の原料に対するプロテアーゼの配合量は、該原料中の穀粉及び澱粉の総量100質量部に対して、0.001〜10質量部であることが好ましく、0.05〜2質量部であることがより好ましい。
α化加工物(α化加工生地)の原料に対するアミラーゼの配合量は、該原料中の穀粉及び澱粉の総量100質量部に対して、0.001〜10質量部であることが好ましく、0.05〜2質量部であることがより好ましい。
プロテアーゼやアミラーゼは、α化加工物の原料である穀粉及び/又は澱粉に5分〜2時間作用させることが好ましく、10分〜2時間作用させることがより好ましい。プロテアーゼやアミラーゼを作用させるには、具体的には、中間物(中間生地)の調製中から調整後に当該中間物を静置すればよい。また、プロテアーゼやアミラーゼは、中間物(中間生地)の加熱工程において失活させることが好ましい。
α化加工物(α化加工生地)の原料に対する乳化剤の配合量は、該原料中の穀粉及び澱粉の総量100質量部に対して、0.01〜20質量部であることが好ましく、より好ましくは0.1〜20質量部であり、更に好ましくは0.5〜10質量部である。
また、前記1)の方法において、中間生地(α化加工物の中間物)の加熱条件は、十分にα化(糊化)されるように設定する必要がある。具体的には、中間生地の温度(品温)が60℃以上、好ましくは70℃以上、さらに好ましくは80℃以上の状態が10分間以上維持されるような条件で、中間生地を加熱することが好ましい。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に対し、水1000質量部を加えて撹拌して中間生地を得、該中間生地を、加熱攪拌機を用いて品温90℃で30分間加熱して、ペースト状のα化加工生地を得た(α化工程)。
次いで、得られたα化加工生地を4℃の冷蔵庫内で10時間冷蔵処理して、該生地の老化処理を行ってペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に対し、水500質量部を加えて撹拌して中間生地を得、該中間生地を、加熱攪拌機を用いて品温90℃で30分間加熱して、ペースト状のα化加工生地を得た(α化工程)。
次いで、得られたα化加工生地を4℃の冷蔵庫内で10時間冷蔵処理して、該生地の老化処理を行ってペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
製造例1において、α化加工生地を−20℃の冷凍庫内に10時間静置して緩慢冷凍処理し、次いでその冷凍物を温度20℃で2時間静置して、該生地の老化処理を行ったこと以外は製造例1と同様にしてペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
製造例1において、α化加工生地を−20℃の冷凍庫内に10時間静置して緩慢冷凍処理した後(1回目の老化処理)、−20℃の冷凍庫内に10時間静置して緩慢冷凍処理し、次いでその冷凍物を温度4℃で10時間冷蔵解凍して、該生地の老化処理を行ったこと以外は製造例1と同様にしてペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「バイオレット」)100質量部に、製造例1、3〜4の老化処理済みα化加工生地110質量部(固形分:10質量部)及び水50質量部を加えて混捏して、実施例1、3〜4の天ぷら用バッター生地(小麦粉含有生地)を得た(生地調製工程)。また、実施例1と同じ市販の小麦粉100質量部に、製造例2老化処理済みα化加工生地30質量部(老化処理された澱粉を含む固形分としては5質量部)及び水125質量部を加えて混捏して実施例2の天ぷら用バッター生地(小麦粉含有生地)を得た(生地調製工程)。
実施例1と同じ市販の小麦粉100質量部に、水150質量部を加えて混捏して天ぷら用バッター生地(小麦粉含有生地)を製造した。
イモに小麦粉の打ち粉をした後、打ち粉をしたイモの外面全体に、実施例1〜4及び比較例1の各天ぷら用バッター生地を付着させ、170℃で3分間油ちょうしてイモ天ぷらを得た。
得られた天ぷらを、室温で4時間放置、あるいは冷蔵庫で24時間保存後に電子レンジ(500W)で30秒間加熱調理した。そして、これらの天ぷらについて、10名のパネラーにより、室温4時間放置後の衣のさくみ及びヒキそれぞれの観点での食感、並びに電子レンジ再加熱後のさくみ・ヒキの観点での食感を、それぞれ下記評価基準によって評価した。その結果(10名のパネラーの平均点)を下記表1に示す。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「フラワー」)100質量部に、製造例1、3〜4の老化処理済みα化加工生地110質量部(固形分:10質量部)、砂糖3質量部、食塩3質量部及び水100質量部を加えて混捏して、実施例5、7〜8のたこ焼き用生地(小麦粉含有生地)を得た。
また、実施例5と同じ市販の小麦粉100質量部に、製造例2老化処理済みα化加工生地30質量部(固形分:5質量部)、砂糖3質量部、食塩3質量部及び水175質量部を加えて混捏して実施例6のたこ焼き用生地(小麦粉含有生地)を得た。
一方、実施例5と同じ市販の小麦粉100質量部に、砂糖3質量部、食塩3質量部及び水200質量部を加えて混捏して比較例2のたこ焼き用生地(小麦粉含有生地)を得た。
実施例5〜8及び比較例2の各たこ焼き用生地に、全卵30質量部及び粉末調味料10質量部を添加して均一になるまで混合し、その混合物を、たこ焼き用型に注入し、具材としてタコ片、5mm角みじん切りキャベツ、揚げ玉、紅生姜を入れて、6分間焼成した。
得られたたこ焼きを、室温で1時間放置、あるいは−20℃で冷凍して10日間保存後に電子レンジ(1500W)で1分間解凍・再加熱した。そして、これらのたこ焼きについて、10名のパネラーにより、室温1時間放置後及び電子レンジ再加熱後それぞれのヒキ及び歯切れ・口溶けの観点での食感を下記評価基準によって評価した。その結果(10名のパネラーの平均点)を下記表2に示す。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「バイオレット」)100質量部に、乾燥全卵1質量部、ベーキングパウダー(BP)1質量部を添加して加えてよく混合した。別途、砂糖50質量部、食塩1質量部及びマーガリン40質量部をよく混合した後、製造例1、3〜5の老化処理済みα化加工生地22質量部(固形分:2質量部)あるいは製造例2の老化処理済みα化加工生地6質量部(固形分:1質量部)と水15質量部を添加して均一になるまで混合した。次いで、これら2つの混合物を合わせて均一になるまで混合し、クッキー用生地を製造した。
実施例9〜12及び比較例3の各クッキー用生地を4℃の冷蔵庫で一晩静置した後、圧延・型抜きした。次いで、190℃のオーブンで12分間焼成してクッキーを製造した。
得られたクッキーについて、室温24時間放置後、10名のパネラーにより、歯切れ・口溶けの観点での食感を下記評価基準によって評価した。その結果(10名のパネラーの平均点)を下記表3に示す。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に、プロテアーゼ(天野エンザイム社製、商品名「プロテアーゼM「アマノ」SD」)0.5質量部、アミラーゼ(天野エンザイム社製、糸状菌由来、商品名「ビオザイムA」)0.5質量部、乳化剤(太陽化学社製、商品名「カゼイン サンラクトS−3」10質量部、及び水100質量部を加えて撹拌して中間生地(α化未加工生地)を得た後、該中間生地を10分間静置し、更に品熱攪拌機を用いて品温90℃で30分間加熱して、ペースト状のα化加工生地を得た(α化工程)。
得られたα化加工生地を−20℃の冷凍庫内に10時間静置して緩慢冷凍処理した後(1回目の老化処理)、−20℃の冷凍庫内に10時間静置して緩慢冷凍処理し、次いでその冷凍物を温度4℃で10時間冷蔵解凍して、該生地の老化処理を行ってペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に、プロテアーゼ(天野エンザイム社製、商品名「プロテアーゼM「アマノ」SD」)0.5質量部、及び水100質量部を加えた以外は製造例5と同様にして、ペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に、アミラーゼ(天野エンザイム社製、糸状菌由来、商品名「ビオザイムA」)0.5質量部、及び水100質量部を加えた以外は製造例5と同様にして、ペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に、乳化剤(太陽化学社製、商品名「カゼイン サンラクトS−3」10質量部、及び水100質量部を加えた以外は製造例5と同様にして、ペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に対し、プロテアーゼ、アミラーゼ及び乳化剤を添加しないこと以外は製造例5と同様にして、ペースト状の老化処理済みα化加工生地を製造した(老化工程)。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「ちくご麦畑」)100質量部に、プロテアーゼ(天野エンザイム社製、商品名「プロテアーゼM「アマノ」SD」)0.5質量部、アミラーゼ(天野エンザイム社製、糸状菌由来、商品名「ビオザイムA」)0.5質量部、乳化剤(太陽化学社製、商品名「カゼイン サンラクトS−3」10質量部、及び水100質量部を加えて撹拌して未加工・未処理生地)を製造した。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「バイオレット」)100質量部に、製造例5〜9の何れかの老化処理済みα化加工生地110質量部(実施例13〜16及び参考例1)又は製造例10の未加工・未処理生地110質量部、及び水50質量部を加えて混捏して、実施例13〜16、参考例1及び比較例4の天ぷら用バッター生地(小麦粉含有生地)を得た(生地調製工程)。
イモに小麦粉の打ち粉をした後、打ち粉をしたイモの外面全体に、実施例13〜16、参考例1及び比較例4の何れかの天ぷら用バッター生地を付着させ、170℃で3分間油ちょうしてイモ天ぷらを得た。
得られた天ぷらを、試験例1と同様に評価した。その結果を下記表4に示す。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「フラワー」)100質量部に、製造例5〜9の何れかの老化処理済みα化加工生地110質量部(実施例13〜16)又は製造例10の未加工・未処理生地110質量部(比較例5)、砂糖3質量部、食塩3質量部及び水100質量部を加えて混捏して、実施例17〜20、参考例2及び比較例5のたこ焼き用生地(小麦粉含有生地)を得た。
実施例17〜20、参考例2及び比較例5のたこ焼き用生地に、全卵30質量部及び粉末調味料10質量部を添加して均一になるまで混合し、その混合物を、たこ焼き用型に注入し、具材としてタコ片、5mm角みじん切りキャベツ、揚げ玉、紅生姜を入れて、6分間焼成した。
得られたたこ焼きを、室温で1時間放置、あるいは−20℃で冷凍して10日間保存後に電子レンジ(1500W)で1分間解凍・再加熱した。そして、これらのたこ焼きについて、10名のパネラーにより、室温1時間放置後及び電子レンジ再加熱後それぞれのヒキ及び歯切れ・口溶けの観点での食感を下記評価基準によって評価してもらった。その結果(10名のパネラーの平均点)を下記表5に示す。
市販の小麦粉(日清製粉株式会社製、商品名「バイオレット」)100質量部に、乾燥全卵1質量部、ベーキングパウダー(BP)1質量部を添加して加えてよく混合した。別途、砂糖50質量部、食塩1質量部及びマーガリン40質量部をよく混合した後、製造例5〜9の何れかの老化処理済みα化加工生地22質量部(実施例21〜24)又は製造例10の未加工・未処理生地22質量部(比較例6)、を添加して均一になるまで混合した。次いで、これら2つの混合物を合わせて均一になるまで混合し、クッキー用生地を製造した。
実施例21〜24、参考例3及び比較例6の各クッキー用生地を4℃の冷蔵庫で一晩静置した後、圧延・型抜きした。次いで、190℃のオーブンで12分間焼成してクッキーを製造した。
得られたクッキーについて、室温24時間放置後、10名のパネラーにより、歯切れ・口溶けの観点での食感を下記評価基準によって評価した。その結果(10名のパネラーの平均点)を下記表6に示す。
5点:非常に軽く、適度な硬さがある。
4点:軽い食感で良好である。
3点:やや軽い食感である。
2点:やや重く不良である。
1点:重く、軟らかい食感で不良である。
<食感(ヒキ)の評価基準>
5点:調理直後と同等でヒキが無く非常に良好。
4点:ヒキが少なく、良好。
3点:ヒキがやや有る。
2点:ヒキが有り、やや不良。
1点:ヒキが強く、不良。
5点:さくみの低下が極めて少なく、ヒキも無く非常に良好。
4点:さくみの低下が少なく、ヒキが少なく良好。
3点:さくみの低下がやや少ないが、ヒキがやや有る。
2点:さくみの低下がやや大きく、ヒキが有りやや不良。
1点:さくみの低下が大きく、ヒキも強く不良。
<食感(歯切れ・口溶け)の評価基準>
5点:非常に軽い食感で、歯切れや口溶けが良く非常に良好。
4点:やや軽い食感で、やや歯切れや口溶けが良くやや良好。
3点:やや軽い食感で、歯切れ・口溶けは普通。
2点:やや重い食感で、やや歯切れや口溶けに劣りやや不良。
1点:重く、軟らかい食感で、歯切れや口溶けに劣り不良。
5点:脆さ又はベタつきが全くなく、非常に良好。
4点:脆さ又はベタつきが少なく、良好。
3点:脆さ又はベタつきが多少ある。
2点:脆さ又はベタつきがやや多く、やや不良。
1点:脆さ又はベタつきが多く、不良。
Claims (8)
- α化加工物に老化処理を施して、該α化加工物中の澱粉を老化させる老化工程と、該老化処理されたα化加工物、及び小麦粉を主体とする穀粉類を用いて小麦粉含有生地(ただし、麺類、麺皮類及び春巻皮用の生地を除く)を調製する生地調製工程とを有し、
前記α化加工物の原料に、プロテアーゼ及び乳化剤の少なくとも1つを配合する、小麦粉含有生地の製造方法。 - 前記老化処理は、前記α化加工物を冷蔵する処理であるか、又は、前記α化加工物を冷凍した後に解凍する処理である請求項1に記載の小麦粉含有生地の製造方法。
- 前記α化加工物の原料に、アミラーゼを配合する請求項1又は2に記載の小麦粉含有生地の製造方法。
- 前記α化加工物の原料中の穀粉及び澱粉の総量100質量部に対して、0.001〜10質量部のプロテアーゼ、0.001〜10質量部のアミラーゼ、及び0.1〜20質量部の乳化剤の少なくとも1つを配合する請求項1〜3の何れか1項に記載の小麦粉含有生地の製造方法。
- 前記α化加工物がα化加工生地である請求項1〜4の何れか1項に記載の小麦粉含有生地の製造方法。
- 前記α化加工生地は、1)穀粉及び/又は澱粉を含む生地原料に加水し混合して中間生地を得、該中間生地を加熱して得られたものであるか、又は2)予めα化された穀粉及び/又は澱粉を含む生地原料に加水し混合して得られたものである請求項5に記載の小麦粉含有生地の製造方法。
- 前記生地調製工程において、前記老化処理されたα化加工物中の穀粉及び澱粉の総量が、前記小麦粉を主体とする穀粉類100質量部に対して1〜50質量部である請求項1〜6の何れか1項に記載の小麦粉含有生地の製造方法。
- 前記小麦粉含有生地が、揚げ物用バッター生地、たこ焼き用生地、焼き菓子用生地の何れかである請求項1〜7の何れか1項に記載の小麦粉含有生地の製造方法。
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