[go: up one dir, main page]

JP2008172885A - 超音波アクチュエータ - Google Patents

超音波アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2008172885A
JP2008172885A JP2007002258A JP2007002258A JP2008172885A JP 2008172885 A JP2008172885 A JP 2008172885A JP 2007002258 A JP2007002258 A JP 2007002258A JP 2007002258 A JP2007002258 A JP 2007002258A JP 2008172885 A JP2008172885 A JP 2008172885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibrating body
ultrasonic actuator
weight member
longitudinal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007002258A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Matsuo
隆 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2007002258A priority Critical patent/JP2008172885A/ja
Publication of JP2008172885A publication Critical patent/JP2008172885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

【課題】小型化を阻害することなく、高出力、高駆動効率を安定して得ることが可能な超音波アクチュエータを提供する。
【解決手段】電気信号により伸縮する圧電変位部と、圧電変位部の変位により、縦振動および屈曲振動を共振励起され楕円運動を生じる当接部と、を備えた振動体と、当接部に加圧接触され、該振動体に対して相対移動を生じる被駆動体と、を有する超音波アクチュエータにおいて、振動体における縦振動の節位置を境とする縦振動方向の片側部分の重心は、該片側部分の縦振動方向の全長の中心位置よりも当接部寄りに位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波アクチュエータに関し、特に振動体を被駆動体に加圧接触させて相対移動を発生させる超音波アクチュエータに関する。
従来、様々な移動装置に超音波アクチュエータを用いることが試みられている。超音波アクチュエータは、通常、電気−機械エネルギー変換素子である圧電素子を備えた振動体と、該振動体に加圧された状態で接触する被駆動体(移動体)等から構成される。超音波アクチュエータは、振動体に駆動信号を入力して振動体を伸縮運動させ、振動体の一部に楕円振動(以下、円振動を含む。)をさせることにより、振動体に加圧接触された被駆動体との間で摩擦力により相対運動を発生させるものである。
超音波アクチュエータは、小型、且つ静音性に優れていることから、電子カメラ等の電子機器の駆動機構として利用される様になり、その用途はさらに拡大しつつある。
一方、近年、電子カメラ等の小型、高性能化が進展するに伴い、その駆動機構として用いられる超音波アクチュエータの駆動性能もより優れたものが求められる様になってきた。
そして、この様な要求に応える為に、超音波アクチュエータの駆動効率を高める種々の検討が行われてきた。
例えば、縦(伸縮)1次振動モードと屈曲2次振動モードを共振励起して楕円振動を行う振動体に突起部(接触部)を設け、その縦方向の寸法を幅寸法より長くすることで、突起部の重心位置を振動の節から遠ざけて慣性モーメントを大きくし、屈曲振動時の突起部先端の横振動の振幅を増幅する様にしたもの(例えば、特許文献1参照)。また、縦(伸縮)1次振動と屈曲1次振動を励起して楕円振動を行う振動体を用いたもの(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
特開2005−86991号公報 特開平6−121552号公報
しかしながら、特許文献1では、突起部自体の質量が小さい為、充分な効果を得るには、突起部の寸法を長くする必要があり、振動体の小型化を阻害するといった問題がある。
また、縦振動の振幅を大きくしたい場合、振動体の矩形部分(圧電部分)の縦方向の寸法を長くする必要がある。しかしながら、前述の様に、特許文献1では、突起部の寸法を長くする必要がある為、特に小型機器へ搭載する場合、振動体全長に対する突起部の長さの割合が大きくなり、矩形部(圧電部)の長さが短くなってしまう。この為、縦振動の振幅を大きくすることが困難であるといった問題がある。
また、縦振動は、振動体の中心を節として対称に伸縮を行うものであり、バネの両端に錘が付いた力学モデルで表すことができる。しかしながら、特許文献1では、突起部の寸法が長くなる為、縦振動の節位置を境とする片側部分の重心位置が振動体の中心(節)寄りになってしまう。この為、前述の力学モデルにおいて、バネ長が短くなるモデルと相似であり、振動の振幅が小さくなってしまう。
この様に、特許文献1では、縦振動の振幅が小さくなる傾向にあり、縦振動の方向が被駆動体の法線方向となる様に振動体を配置した構成では、推力が小さくなるとともに、駆動安定性が低下するといった問題がある。
ここで、楕円振動と駆動性能の関係について説明する。振動体の一部に楕円振動をさせることにより、振動体に加圧接触された被駆動体との間で摩擦力により相対運動を発生させる超音波アクチュエータの駆動特性は、楕円振動軌跡が被駆動体と接する接線方向の径(振幅)によって速度が、法線方向の径(振幅)によって推力が変化する。
接線方向の径が大きいほど、駆動点における接線方向の速度が速くなるので、摩擦駆動される被駆動体の速度は速くなる。一方、推力は、摩擦力で決まるので、垂直抗力、すなわち押圧力を大きくすればよいことになるが、振動体の加圧に伴って、被駆動体や周辺機構部品の弾性変形、被駆動体と振動体の接触部表面の弾性変形等(以下、それらを総称して微小弾性変形と呼ぶ)が増大する。振動体の楕円振動の振幅は数μm以下なので、駆動性能がこの微小弾性変形に大きく影響を受ける。
図17に楕円振動による駆動の様子を模式的に示した。図17において、微小弾性変形を被駆動体の変形として表した。図17(a)は、楕円振動の振幅が微小弾性変形に対して充分に大きい場合、図17(b)は、楕円振動の振幅が微小弾性変形より小さい場合の駆動の様子を示す。
図17(a)の場合、当接部は、駆動方向に移動するときのみ被駆動体と接触し、反駆動方向に移動するときは、被駆動体から離脱するが、図17(b)の場合は、楕円振動の振幅が小さい為、当接部が反駆動方向へ移動するときにも被駆動体と接触しブレーキとなってしまう。この為、超音波アクチュエータの駆動力が低下するとともに、速度ムラの発生や再現性の低下等、駆動安定性が低下する。また、異音が発生する場合もある。
従って、駆動力を大きくし、駆動状態を安定化させる為には、法線方向の楕円径を微小弾性変形量より充分大きくすることが必要である。
また、特許文献2では、縦(伸縮)1次振動と屈曲1次振動の両モードの共振周波数を略一致させる必要があるが、この場合、振動体の寸法の縦横比で調整するしかなく、また、縦横比は一義的に決まるので、振動体形状の設計自由度に大きく影響する。また、そのときの縦/横の値は約0.7であり、横幅が大きくなり曲げ剛性が高くなる為、屈曲振動の振幅が小さくなってしまうといった問題等がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、小型化を阻害することなく、高出力、高駆動効率を安定して得ることが可能な超音波アクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的は、下記の1乃至7のいずれか1項に記載の発明によって達成される。
1.電気信号により伸縮する圧電変位部と、
前記圧電変位部の変位により、縦振動および屈曲振動を共振励起され楕円運動を生じる当接部と、を備えた振動体と、
前記当接部に加圧接触され、該振動体に対して相対移動を生じる被駆動体と、を有する超音波アクチュエータにおいて、
前記振動体における縦振動の節位置を境とする縦振動方向の片側部分の重心は、該片側部分の縦振動方向の全長の中心位置よりも前記当接部寄りに位置することを特徴とする超音波アクチュエータ。
2.前記圧電変位部は、縦振動方向の両端に該圧電変位部よりも比重の大きい錘部材を有することを特徴とする前記1に記載の超音波アクチュエータ。
3.前記錘部材の材料は、タングステン、タングステン合金、タングステン粉末と樹脂を複合化したタングステン樹脂、タングステンカーバイト系超硬合金のいずれかであることを特徴とする前記2に記載の超音波アクチュエータ。
4.前記錘部材の材料は、タングステンカーバイト系超硬合金であり、
前記錘部材と前記当接部は、一体化して形成されていることを特徴とする前記2または3に記載の超音波アクチュエータ。
5.前記圧電変位部は、積層構造であり、縦振動方向の少なくとも一方の端部には金属層が積層されていることを特徴とする前記1乃至4のいずれか1項に記載の超音波アクチュエータ。
6.前記圧電変位部の共振に用いる振動モードは、縦1次振動モードおよび屈曲1次振動モード、または縦1次振動モードおよび屈曲2次振動モードであることを特徴とする前記1乃至5のいずれか1項に記載の超音波アクチュエータ。
7.前記圧電変位部は、縦振動方向の一方の端に前記当接部を備えた錘部材Aと、他方の端に錘部材Bと、を有し、
前記錘部材Aの重さをWa、前記錘部材Bの重さをWbとしたとき、Wa/Wbは下記(式1)の条件を満足することを特徴とする前記1乃至6のいずれか1項に記載の超音波アクチュエータ。
0.1≦Wa/Wb<1 (式1)
本発明によれば、振動体における縦振動の節位置を境とする縦振動方向の片側部分の重心を、該片側部分の縦振動方向の全長の中心位置よりも当接部寄りに位置する様にした。すなわち、振動体の片側部分それぞれの重心位置が被駆動体と当接する当接部寄りになることから、縦振動は、前述のバネと錘の力学モデルにおける、バネ長と錘質量が大きくなったことと等価である為に変位量が大きくなる。また、屈曲振動においても、屈曲振動の節位置を中心とする慣性モーメントが大きくなる為に変位量が大きくなる。これにより、縦振動及び屈曲振動のいずれの振幅も大きくすることができるので、高出力、高駆動効率を安定して得ることができる。
以下図面に基づいて、本発明に係る超音波アクチュエータの実施の形態を説明する。尚、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
〔実施形態1〕
最初に、実施形態1による超音波アクチュエータ1の構成を図1を用いて説明する。図1(a)は、超音波アクチュエータ1の全体構成の概要を示す正面図、図1(b)は、側面図、図1(c)は、図1(a)においてA−A′方向から見た側面断面図である。
超音波アクチュエータ1は、図1(a)に示す様に、振動体10、ガイド部材21,22、及び加圧部材30等を有する。
振動体10は、本発明における被駆動体に該当する2本のガイド部材21,22の間に配置され、後述の縦振動方向の一方の端部に設けられた当接部105,106でガイド部材21と、また、他方の端部に設けられた当接部104でガイド部材22と当接する。振動体10は、図示しない駆動回路により印加される駆動信号により伸縮運動を行い、当接部105,106と当接部104が互いに逆方向に楕円振動を行うことにより、当接部105,106、及び当接部104にそれぞれ加圧接触されたガイド部材21,22との間で摩擦力により相対移動を行う。
ガイド部材21は、図1(a)に示す様に、横方向に一部突出しており、突出部21a、21bを基準に装置へ組込み固定する。振動体10の移動に伴って、ガイド部材22には若干の傾きが生じるが、当接部104は、移動方向に対して当接部105,106の間に位置する為、ガイド部材21に対する振動体10の姿勢は常に変わらず、高精度な位置制御や速度制御を行うことができる。
ガイド部材21,22には、ガイド部材21,22に振動体10を加圧接触させる加圧部材30が結合されている。加圧部材30の両端には、バネ構成部30aが設けられ、バネ構成部30aの弾性により所定の力量で振動体10を挟み込む。
加圧部材30は、PC(ポリカーボネイト)、POM(ポリアセタール)等の樹脂材料からなり、図1(a)に示す様に、ガイド部材21,22の略全長にわたって結合しており、ガイド部材21,22の不要振動を防止する。
ガイド部材21,22には、振動体10の振動が加振力となり、固有振動が励起される恐れがある。ガイド部材21,22に固有振動が励起されると、振動体10の楕円振動とガイド部材21,22の固有振動との周波数や位相の関係によって、楕円振動の伝達効率が大きく低下し、推力の低下、異音の発生などの問題が生じる。
加圧部材30は、ガイド部材21,22の略全長にわたって結合しており、振動の減衰効果の大きい樹脂材料からなる為、ガイド部材21,22に固有振動が励起され始めると、加圧部材30との結合部分で振動エネルギーを熱に変換することでガイド部材21,22の固有振動を減衰、抑制する。
ガイド部材21,22と加圧部材30とは、インサート成型等により一体的に成型されることで密着性を確保し、効率的に減衰効果を発揮する。また、ガイド部材21,22と加圧部材30をエポキシ等の接着剤で結合してもよい。
また、加圧部材30には、図1(c)に示す様に、振動体30の厚み方向への揺れを規制する側壁30b、30cが設けられている。
ガイド部材21,22は、断面形状が円形や四角形等の長尺部品であり、材料には、安価で製造し易いステンレス等の金属部品を用いる。表面には、振動体10との磨耗を防ぐ為、焼入れや窒化処理等の表面硬化処理を施す。CrNやTiCN等のセラミックコーティングを行ってもよい。また、アルミナやジルコニア等のセラミックを用いることで、さらに耐磨耗性を上げることができる。
ここで、超音波アクチュエータ1を用いて、例えばレンズブロック60を駆動する場合の振動体10とレンズブロック60との連結方法を図2を用いて説明する。図2は、振動体10とレンズブロック60との結合方法の一例を示し、図1(a)においてB−B′方向から見た平面断面図である。
レンズブロック60は、図示しないガイド部材に沿って移動を行い、レンズブロック60に固定された2本の板バネ50により、振動体10の縦方向中央付近を挟み込む。振動体10の移動に伴い、板バネ50を介してレンズブロック60に駆動力が伝達される。板バネ50の力量は、振動体10の振動を阻害しない程度の力量に設定する。板バネ50と振動体10との磨耗を防止する為に、板バネ50と振動体10とをゴム系等の柔らかい接着剤で固定してもよい。
次に、実施形態1による振動体10の構成を図3を用いて説明する。図3(a)は、振動体10の構成を示す正面図、図3(b)は、側面図である。
振動体10は、図3(a)に示す様に、圧電変位部101、錘部材102,103、及び当接部104,105,106等を有する。
圧電変位部101は、図示しないの駆動回路からの電力供給により変位し、さらにその変位を加振力として共振し楕円振動を生じる。錘部材102,103は、圧電変位部101の両端に設けられ、後述の共振時における振動振幅を拡大する。当接部105,106、及び当接部104は、それぞれ前述のガイド部材21、22と接触し、摩擦力により楕円振動をガイド部材21、22に伝達する。
ここで、圧電変位部101の構成を図4を用いて説明する。図4は、圧電変位部101の内部電極構成を示し、図3(a)においてC−C′方向から見た平面断面図である。
圧電変位部101は、PZTなどの圧電特性を示す長方形の圧電セラミックス薄板(以下、圧電薄板とも称する。)と図4(a)に示す内部電極a2,b2、図4(b)に示す内部電極a1,b1とが交互に積層されて構成される。また、内部電極a2,b2、及び内部電極a1,b1は、振動体10の左右に2つに分割されている。
振動体10の正面、及び背面には、それぞれ外部電極A1,B1、及び外部電極A2,B2が設けられ、端面に突出した内部電極a1,b1、及び内部電極a2,b2とそれぞれ接続される。また、外部電極A1,B1、及び外部電極A2,B2には、図示しないリード線やFPC(フレキシブルプリント配線板)が接続され、駆動回路と接続される。
圧電薄板は、内部電極a1−a2方向、内部電極b1−b2方向に、外部電極A1,A2、及び外部電極B1,B2を介して、互いに同じ方向に分極処理される。
外部電極A1−A2間と外部電極B1−B2間に同極性の電圧(例えば、A1=B1=0V、A2=B2=10V)を印加すると全ての圧電薄板が伸び(または、縮み)、全体として伸張(または、収縮)する。また、A1−A2間と外部電極B1−B2間に逆極性の電圧(例えばA1=B2=10V、A2=B1=0V)を印加すると、圧電薄板の左半分は伸び(または、縮み)、右半分は縮み(または、伸び)、全体として圧電部に屈曲変形が生じることになる。
図3に戻って、錘部材102,103は、圧電変位部101の積層方向の両端に、エポキシ等の比較的高弾性率の接着剤により固定される。錘部材102,103の材料は、後述する様に、比重の大きいものが効果的である為、タングステン(比重≒19)やニッケル、銅、鉄等をバインダとしたタングステン合金(比重≒18)、タングステンカーバイト系超硬合金(比重≒15)、タングステン粉末と樹脂を複合化したタングステン樹脂(比重≒10〜13)等を用いる。
圧電変位部101は、振動体10より充分大きなブロック単位で積層を行った後、ダイサ等で振動体10の大きさに切り出して製造する。尚、積層工程時に錘部材102,103も同時に積層、接着しておくことで、振動体単位での貼り付け作業を行わなくて済むので、製造工程を大きく簡略化でき、コストを低減させることができる。
当接部104,105,106の材料は、磨耗を防止する為、超硬合金やアルミナ、ジルコニア等のセラミックスを用いる。当接部104、及び当接部105,106は、エポキシ等の弾性率の比較的高い接着剤を用いてそれぞれ錘部材103,102に固定する。
錘部材102,103、及び当接部104,105,106の材料に超硬合金を用いることで両者を一体化した例を図5に示す。図5(a)は、当接部104、及び当接部105,106と錘部材103,102をそれぞれ一体化した振動体10の構成を示す正面図、図5(b)は、側面図である。
超硬合金は、高比重(約15)、高硬度(Hv≒1500)である為、変位拡大効果と耐磨耗効果が同時に得られる。さらに、当接部104、及び当接部105,106と錘部材103,102との接合工程が省けるので、製造工程が簡略化され、コストを低減させることができる。
ここで、この様な構成の振動体10に励振される楕円振動について図6を用いて説明する。振動体10は、共振を利用して駆動される。図6は、共振駆動に用いる固有モードによる振動体10の変形の様子を示し、図6(a)は、縦(伸縮)1次振動モード、図6(b)は、屈曲1次振動モードである。
縦1次振動モードは、図6(a)に示す様に、振動体10の中央部Pを節として伸縮振動を行い、当接部104乃至106が縦方向(Y方向)に変位する。屈曲1次振動モードは、図6(b)に示す様に、P1,P2の2箇所を節として、1次の曲げ変形を行い、当接部104乃至106の先端が横方向(X方向)に変位する。
縦1次振動モードは、外部電極A1−A2間と外部電極B1−B2間に同位相の駆動信号をその共振周波数で印加することで励起できる。屈曲1次振動モードは、外部電極A1−A2間と外部電極B1−B2間に逆位相の駆動信号をその共振周波数で印加することで励起できる。
これらの2つのモードを略一致させ、外部電極A1−A2間と外部電極B1−B2間に位相差が90度の駆動信号をその共振周波数で印加することで、両モードが励起され、振動体10の両端部に楕円振動が生成される。外部電極A1−A2間に、外部電極B1−B2間に対して90度位相の進んだ駆動信号を印加すると、当接部104の端面には、反時計周り、当接部105,106の端面には、時計周りに回転する楕円振動が励起される。印加する駆動信号の位相を反転(−90度)すると、各当接点の楕円振動の回転方向が逆になる。
次に、錘部材102,103の比重と当接部104乃至106の振動振幅の関係について図7を用いて説明する。図7は、振動体10に、それぞれ、縦1次振動モード、屈曲1次振動モードを励起したときの、錘部材102,103の比重と当接部104の先端の振動振幅の関係を示す図である。尚、当接部105,106の屈曲振動の振幅は当接部104と若干異なるが、錘部材102,103の比重と当接部105,106の屈曲振動の振幅の関係は、当接部104の場合と同じ傾向を示す。
図7中a点は、錘部材102(103)と圧電変位部101の比重が同じ場合、すなわち、前述の図6(a)における振動体10の縦振動の節Pを境とする片側部分の重心G1(G2)が片側部分の縦振動方向の全長(2×L)の中心C1(C2)に位置する場合の縦振動と屈曲振動の振幅を示し、a点に対して、錘部材102(103)の比重が増加するに従って縦振動、屈曲振動ともにその振幅は大きくなる。
錘部材102(103)の比重が増加すると、振動体10の先端近傍の質量が大きくなり、重心位置G1(G2)も振動体10の片側部分の中心C1(C2)位置よりも当接部104(105,106)寄りになる為、縦振動は、前述のバネと錘の力学モデルにおける、バネ長と錘質量が大きくなったことと等価であることから変位量が拡大する。屈曲振動においては、屈曲振動の節P1(P2)を中心とする慣性モーメントが大きくなることから変位量が拡大する。
一方、錘部材102(103)を設けることで、振動体10の全長に対する圧電変位部101の割合が錘部材102(103)の分だけ減ることになり変位量の減少が懸念される。しかしながら、共振時の振動拡大率が増加するので、結果的に同等かそれ以上の変位量を得ることができ、さらに、共振周波数が低下するので、発振回路等の駆動回路を簡略化することができ、コストを低減させることができる。
また、両モードの共振周波数を一致させるには、前述の様に、通常、振動体10の縦横の寸法比を調整することにより行われるが、屈曲1次振動モードを用いる場合、比較的横幅が大きくなり剛性が上がってしまう為、屈曲振動の振幅が小さくなってしまう。また、縦横比は、略一義的に決まってしまう為、形状的な設計自由度低下するといった問題がある。
屈曲1次振動モードの節P1(P2)から先端側は、節P1(P2)を中心とした回転動作を行う。本実施形態1においては、先端付近に錘部材103(102)を配置する為、節P1(P2)を中心とする慣性モーメントが大きくなる。従って、先端付近の形状変化(慣性モーメントの変化)に対する屈曲1次振動モードの共振周波数への感度が上がり、慣性モーメントを低減する方向に形状を整えることで、振動体10の横幅を比較的狭く設計することが可能である。図8にその一例を示す。節P1(P2)から遠くなる錘部材103(102)の両角部103a(102a)を落とすことで、慣性モーメントを低下させて、屈曲1次振動モードの共振周波数を上げ、縦(伸縮)1次振動モードの共振周波数と一致させている。これにより横幅を小さくすることができ、その結果、屈曲方向の剛性が下がる為、変位量も拡大する。
また、振動体10の製造時の寸法誤差等により、両モードの共振周波数のズレが大きくなると駆動性能が低下する。本実施形態1においては、錘部材102(103)を追加工することで、共振周波数を調整することが可能である。組立て終了後、検査工程により両モードの共振周波数を測定し、その誤差量に応じて、錘部材102(103)の一部をレーザー等で除去することで共振周波数を合わせ込むことができ、性能ばらつきを抑えることができる。
この様に、本発明の実施形態1による超音波アクチュエータ1においては、振動体10における縦振動の節Pを境とする縦振動方向の片側部分の重心G1(G2)を、片側部分の縦振動方向の全長(2×L)の中心C1(C2)位置よりも当接部104(当接部105,106)寄りに位置する様にした。すなわち、振動体10の片側部分の重心G1(G2)が被駆動体(ガイド部材22,21)と当接する当接部104(105,106)寄りになることから、縦振動は、前述のバネと錘の力学モデルにおける、バネ長と錘質量が大きくなったことと等価である為に変位量が大きくなる。また、屈曲振動においても、屈曲振動の節P1(P2)を中心とする慣性モーメントが大きくなる為に変位量が大きくなる。これにより、縦振動及び屈曲振動のいずれの振幅も大きくすることができるので、高出力、高駆動効率を安定して得ることができる。
(実施形態1の変形例1)
変形例1による振動体10の構成を図9、図10を用いて説明する。図9(a)は、振動体10の構成を示す正面図、図9(b)は、側面図である。図10は、圧電変位部101の内部電極構成を示し、図9(b)においてD−D′方向から見た正面断面図である。
変形例1による圧電変位部101は、前述の実施形態1の場合と同様に、圧電薄膜が積層されているが、積層方向が異なり、図9(b)に示す様に、振動体10の厚み方向に積層されてる。内部電極a1,b1、及び内部電極a2,b2は、それぞれ図10(a)、図10(b)に示す構成で、実施形態1の場合と同様に、振動体10の左右に2つに分割されている。また、外部電極A1,A2、及び外部電極B1,B2は、それぞれ振動体10の左右の側面に設けられている。
この様な構成の圧電変位部101において、変位の取り出し方向(縦振動方向)は、31方向(積層方向と垂直な方向)となる。図3を用いて説明した実施形態1の様に33方向(積層方向)に変位を取り出す場合と比較して、変位量は小さくがるが、積層数を少なくすることができる為、生産性を高めることができる。また、圧電素子は積層方向の引っ張り力に弱いので、実施形態1の場合の構成に比べて強度が高まる。
(実施形態1の変形例2)
変形例2による振動体10の構成を図11を用いて説明する。図10(a)は、振動体10の構成を示す正面図、図10(b)は、側面図、図10(c)は、背面図である。
変形例2による圧電変位部101は、単相(バルク)圧電体から構成され、振動体10の正面、背面にそれぞれ電極が設けられる。図10(a)乃至図10(c)に示す様に、振動体10の正面の電極は、実施形態1の場合と同様に、振動体10の左右に2つに分割された電極A,Bとし、背面の電極は、分割せずに共通電極G(GND)としてもよい。この場合、駆動電圧が高くなるが、構造が非常に簡素であることから、生産性を高め、コストを低減させることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2による振動体10の構成を図12を用いて説明する。図12(a)は、振動体10の構成を示す正面図、図12(b)は、側面図である。
実施形態2による圧電変位部は、図12(a)に示す様に、左右に2つに分離された圧電変位部111と圧電変位部112から構成され、2本の直方体形状の積層型圧電素子が平行に配置されている。
積層型圧電素子は、実施形態1の場合と略同様の材料、構成であるが、内部電極はそれぞれの面内で分割されず、所謂一般的な積層型圧電素子である。また、圧電変位部111,112には、特開2002−185055号公報に開示されているロール型圧電素子を用いてもよい。
当接部104、及び当接部105,106をそれぞれ一体化した錘部材103,102は、2本の圧電変位部111,112の両端をそれぞれ連結する。圧電変位部111,112との結合には、エポキシ等の比較的高弾性率の接着剤を用いる。その他の構成は、実施形態1の場合と同様であり、また、楕円振動の生成原理も同様なので、共振駆動に用いる固有モードによる振動体10の変形の様子を図13に示し、その説明は省略する。ここに、図13(a)は、縦(伸縮)1次振動モード、図13(b)は、屈曲1次振動モードである。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3による振動体10の構成を図14を用いて説明する。図14は、振動体10の構成を示す正面図である。
実施形態3による圧電変位部は、実施形態2の場合と同様に、図14に示す様に、左右に2つに分離された圧電変位部111と圧電変位部112から構成され、2本の直方体形状の積層型圧電素子が平行に配置されているが、錘部材102(以下、錘部材Bと記する。)と錘部材103(以下、錘部材Bと記する。)の質量が異なる。その他の構成、動作原理は、実施形態2の場合と同様である。尚、実施形態3による錘部材Bと錘部材Aの質量構成を実施形態1の場合に用いることも可能である。
錘部材Bの質量Wbを錘部材Aの質量Waよりも大きくすることによって、振動が非対称になり、錘部材Bの変位量が減少し、錘部材Aの変位量が増加する。図15に振動体10の縦振動の変形の様子を示す。振動の節は図15中Pで示した位置となる。また、図16に錘部材Aと錘部材Bの質量比Wa/Wbに対する錘部材A、及び錘部材Bの縦振動の振幅の変化の様子を示す。
尚、質量比Wa/Wbが変動した場合、図15に示す縦振動の節Pの位置が変化するが、節Pの位置は、シミュレーションにより求めることができる。
図16中質量比1の点が、実施形態1,2の場合の様に、対称に振動する場合で、質量比の低下とともに錘部材A側の振幅は増大し、質量比0.25近傍で最大となる。一方錘部材B側は、質量比の低下に伴って振幅が減少する。従って、錘部材Aと錘部材Bの質量比Wa/Wbを0.1以上1未満にすることによって、対称に振動する場合に比べて、錘部材A側の振幅が大きくなり、好ましくは0.25程度にすることによって、最も大きな変位量、振幅が得られる。
この様な構成の振動体10は、錘部材A側のみを被駆動体に当接させて駆動を行うような場合に好適であり、楕円振動が拡大し、出力、効率を高めることができる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は前述の実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、適宜変更、改良が可能であることは勿論である。
例えば、前述の実施形態1乃至3においては、縦1次振動と屈曲1次振動を行う振動体を例に示したが、特許文献1に開示されている様な縦1次振動と屈曲2次振動を行う振動体を用いても、同様の効果を得ることができる。
また、前述の実施形態1乃至3においては、2相の駆動信号を印加して楕円振動を励起する駆動方法を示したが、2つのモードの共振周波数を所定値ずらして、その間の周波数において、一方の圧電変位部のみに駆動信号を印加して、楕円振動を生成する単相駆動方法を用いてもよい。単相駆動方法においても、同様に各モードの振動合成であることに変わりはないので、同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態1による超音波アクチュエータの全体構成図である。 実施形態1による振動体とレンズブロックとの結合方法の一例を示す図である。 実施形態1による振動体の構成を示す図である。 実施形態1による圧電変位部の内部電極構成を示す図である。 実施形態1による錘部材と当接部を一体構成とした図である。 実施形態1による振動体の固有モードにおける変形の様子を示す図である。 実施形態1による錘部材の比重と振動振幅の関係を示す図である。 実施形態1の別例よる錘部材の形状を示す図である。 実施形態1の別例よる振動体の構成を示す図である。 実施形態1の別例による変位部の内部電極構成を示す図である。 実施形態1の他の別例よる振動体の構成を示す図である。 実施形態2による振動体の構成を示す図である。 実施形態2による振動体の固有モードにおける変形の様子を示す図である。 実施形態3による振動体の構成を示す図である。 実施形態3による振動体の固有モードにおける変形の様子を示す図である。 実施形態3による錘部材の質量比と振動振幅の関係を示す図である。 楕円振動による駆動の様子を示す模式図である。
符号の説明
1 超音波アクチュエータ
10 振動体
101,111,112 圧電変位部
102,103 錘部材
104,105,106 当接部
21,22 ガイド部材
30 加圧部材
50 板バネ
60 レンズブロック
A1,A2,B1,B2,G 外部電極
a1、a2、b1、b2 内部電極

Claims (7)

  1. 電気信号により伸縮する圧電変位部と、
    前記圧電変位部の変位により、縦振動および屈曲振動を共振励起され楕円運動を生じる当接部と、を備えた振動体と、
    前記当接部に加圧接触され、該振動体に対して相対移動を生じる被駆動体と、を有する超音波アクチュエータにおいて、
    前記振動体における縦振動の節位置を境とする縦振動方向の片側部分の重心は、該片側部分の縦振動方向の全長の中心位置よりも前記当接部寄りに位置することを特徴とする超音波アクチュエータ。
  2. 前記圧電変位部は、縦振動方向の両端に該圧電変位部よりも比重の大きい錘部材を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波アクチュエータ。
  3. 前記錘部材の材料は、タングステン、タングステン合金、タングステン粉末と樹脂を複合化したタングステン樹脂、タングステンカーバイト系超硬合金のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の超音波アクチュエータ。
  4. 前記錘部材の材料は、タングステンカーバイト系超硬合金であり、
    前記錘部材と前記当接部は、一体化して形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の超音波アクチュエータ。
  5. 前記圧電変位部は、積層構造であり、縦振動方向の少なくとも一方の端部には金属層が積層されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超音波アクチュエータ。
  6. 前記圧電変位部の共振に用いる振動モードは、縦1次振動モードおよび屈曲1次振動モード、または縦1次振動モードおよび屈曲2次振動モードであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の超音波アクチュエータ。
  7. 前記圧電変位部は、縦振動方向の一方の端に前記当接部を備えた錘部材Aと、他方の端に錘部材Bと、を有し、
    前記錘部材Aの重さをWa、前記錘部材Bの重さをWbとしたとき、Wa/Wbは下記(式1)の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の超音波アクチュエータ。
    0.1≦Wa/Wb<1 (式1)
JP2007002258A 2007-01-10 2007-01-10 超音波アクチュエータ Pending JP2008172885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007002258A JP2008172885A (ja) 2007-01-10 2007-01-10 超音波アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007002258A JP2008172885A (ja) 2007-01-10 2007-01-10 超音波アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008172885A true JP2008172885A (ja) 2008-07-24

Family

ID=39700438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007002258A Pending JP2008172885A (ja) 2007-01-10 2007-01-10 超音波アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008172885A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8274197B2 (en) 2009-04-30 2012-09-25 Konica Minolta Opto, Inc. Driving device
JP2015142173A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 オリンパス株式会社 積層型超音波振動デバイスおよび超音波医療装置
JP2021087317A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 キヤノン株式会社 振動型アクチュエータ及びその駆動方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03178581A (ja) * 1989-12-06 1991-08-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 超音波リニアモータ
JPH03256575A (ja) * 1990-03-06 1991-11-15 Takamisawa Denki Seisakusho:Kk 圧電アクチュエータ
JPH05184172A (ja) * 1991-12-27 1993-07-23 Olympus Optical Co Ltd 超音波振動子
JPH08242592A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 超音波アクチュエータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03178581A (ja) * 1989-12-06 1991-08-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 超音波リニアモータ
JPH03256575A (ja) * 1990-03-06 1991-11-15 Takamisawa Denki Seisakusho:Kk 圧電アクチュエータ
JPH05184172A (ja) * 1991-12-27 1993-07-23 Olympus Optical Co Ltd 超音波振動子
JPH08242592A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 超音波アクチュエータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8274197B2 (en) 2009-04-30 2012-09-25 Konica Minolta Opto, Inc. Driving device
JP2015142173A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 オリンパス株式会社 積層型超音波振動デバイスおよび超音波医療装置
JP2021087317A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 キヤノン株式会社 振動型アクチュエータ及びその駆動方法
JP7346264B2 (ja) 2019-11-28 2023-09-19 キヤノン株式会社 振動型アクチュエータ及びその駆動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5765993B2 (ja) 振動型駆動装置
JP5641800B2 (ja) 振動型駆動装置
JP2014018027A (ja) 振動型アクチュエータ、撮像装置、及びステージ
JPWO2007080851A1 (ja) 超音波アクチュエータ
JP4679938B2 (ja) 超音波モータ
JP2000324859A (ja) 圧電アクチュエータ
US8350446B2 (en) Vibratory actuator and drive device using the same
US8299682B2 (en) Ultrasonic motor
JP2005354787A (ja) 振動波駆動装置
JP2007325466A (ja) 駆動装置
JP2006094591A (ja) 超音波モータとその運転方法
JP2005354787A5 (ja)
US8294334B2 (en) Ultrasonic motor
JP2008172885A (ja) 超音波アクチュエータ
US7825566B2 (en) Ultrasonic actuator and method for manufacturing piezoelectric deformation portion used in the same
US8044554B2 (en) Ultrasonic motor and manufacturing method of the same
JP2008178209A (ja) 超音波アクチュエータ
JP5776269B2 (ja) 圧電アクチュエーター、ロボット及びロボットハンド
JP3614009B2 (ja) 圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータの駆動方法、携帯機器および時計
JP2006271065A (ja) 駆動装置
JPH11346487A (ja) 振動波装置および振動波駆動装置
US20080061654A1 (en) Ultrasonic actuator and manufacturing method of vibration member thereof
US12143036B1 (en) Piezoelectric motor using longitudinal and bending vibration modes
JP6107894B2 (ja) 圧電アクチュエーター、ロボット及びロボットハンド
JP2004187334A (ja) 超音波モータ及び超音波モータ付き電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091029

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120508