JP2008140488A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】微細化したときにも高いデータ信頼性を得ることができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置において、前記ダミーセルは、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定される。
【選択図】図13
【解決手段】電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置において、前記ダミーセルは、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定される。
【選択図】図13
Description
この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルを用いて構成される半導体記憶装置(EEPROM)に係り、特にNAND型フラッシュメモリの誤書き込み率低減技術に関する。
電気的書き換えが可能でかつ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリでは、複数のメモリセルを隣接するもの同士でソース/ドレイン拡散層を共有する形で直列接続して、NANDセルユニットを構成する。NANDセルユニットの両端はそれぞれ、選択ゲートトランジスタを介してビット線及びソース線に接続する。この様なNANDセルユニット構成により、NOR型と比べて単位セル面積が小さくかつ大容量記憶が可能となる。
NAND型フラッシュメモリのメモリセルは、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層(浮遊ゲート)とその上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲートとを有し、浮遊ゲートの電荷蓄積状態によりデータを不揮発に記憶する。具体的には、浮遊ゲートに電子を注入したしきい値電圧の高い状態を例えばデータ“0”、浮遊ゲートの電子を放出させたしきい値電圧の低い状態をデータ“1”として、2値データ記憶を行う。最近は、書き込みしきい値分布を細分化して、4値等の多値記憶も行われている。
NAND型フラッシュメモリのデータ書き込みは、選択ワード線に沿って配列された全メモリセル(或いはその半分)を1ページとして、ページ単位で行われる。具体的に書き込みは、選択ワード線に書き込み電圧Vpgmを与えて、セルチャネルから浮遊ゲートにFNトンネリングにより電子を注入するという動作として行われる。この場合、ビット線から書き込みデータ“0”,“1”に応じてNANDセルチャネルの電位が制御される。
即ち、“0”書き込みの場合は、ビット線にVssを与えて、これをオンさせた選択ゲートトランジスタを介して選択セルのチャネルまで転送する。このとき、選択セルでは浮遊ゲートとチャネル間に大きな電界がかかって、浮遊ゲートに電子が注入される。一方、“1”書き込み(非書き込み)の場合は、ビット線にVddを与えて、NANDセルチャネルをVdd−Vth(Vthは選択ゲートトランジスタのしきい値電圧)まで充電してフローティング状態にする。このとき、セルチャネルがワード線からの容量結合により電位上昇して、浮遊ゲートへの電子注入が禁止される。
Vpgmが与えられた“1”書き込みセル(非書き込みセル)で、セルチャネルの昇圧が不十分であると、浮遊ゲートへの電子注入が生じ、望ましくないしきい値変動(誤書き込み)が生じる。非選択ワード線には通常、書き込み電圧Vpgmより低い書き込みパス電圧(中間電圧)Vmを与えて、NANDセルユニット内のチャネル電圧を制御し、“1”書き込み選択セルの浮遊ゲートへの電子注入を生じないようにしている。選択セルのチャネルブーストを十分にするためには、Vmを高めることが通常行われるが、逆に“0”書き込みセルを含むNANDセルユニット内では非選択セルに弱い書き込みが生じることになるため、Vmの最適化が必要である。
これまで、NAND型フラッシュメモリにおいて“1”書き込みセルや非選択セルでの誤書き込みを抑制するための書き込み時のチャネル電圧制御方式として、次のようなものが提案されている。
(1)“1”書き込み時、NANDセルユニット内の全チャネルをフローティング状態にして、ワード線からの容量結合によりチャネルをブーストするセルフブースト(Self−Boost:SB)方式。
(2)“1”書き込み時の選択セルのチャネルのみを他から分離してブーストするローカルセルフブースト(Local Self−Boost:LSB)方式。
(3)同様に、ソース線側のメモリセルから順番に書き込みを行うシーケンシャル書き込みを前提として、選択セルを含む未書き込み領域を既書き込み領域と分離してブーストする消去領域セルフブースト(Erase Area Self−Boost:EASB)方式。
これらのチャネル電圧制御方式を適用した場合にも、NAND型フラッシュメモリの微細化が更に進んだ場合に問題になるのは、選択ゲートトランジスタ(特にソース線側の選択ゲートトランジスタ)に隣接するセルでの誤書き込みである。データ書き込み時、ソース線側の選択ゲートトランジスタはゲート電圧0Vのオフ状態とされるが、これに隣接するセルが、書き込み電圧Vpgmが与えられた“1”書き込みセル(非書き込みセル)であるとき、選択ゲートトランジスタのドレイン端でゲート誘導ドレインリーク電流GIDL(Gate−Induced Drain Leakage )が発生し、隣接する非書き込みセルの浮遊ゲートに電子が注入されるという誤書き込みが生じる。選択ゲートトランジスタに隣接するセルに書き込みパス電圧Vm(<Vpgm)が与えられる場合にも同様の誤書き込みが生じる懸念がある。
更にビット線側の選択ゲートトランジスタに隣接するセルでも、同様の誤書き込みが生じる。
このGIDL電流に起因する誤書き込みを抑制するために、選択ゲートトランジスタのドレイン端のGIDL電流を抑制する工夫(例えば、チャネルプロファイルの改善)や、GIDLに起因するにホットエレクトロン注入を抑制するための工夫(例えば選択ゲートトランジスタとメモリセルの間の距離を大きくする)等が考えられている。しかしこれらの対策は、最小加工寸法がますます小さくなると、実効的な解決法にならない。
このような誤書き込みに対して、選択ゲートトランジスタの隣に、データ記憶に利用されないダミーセルを配置する方式は一定程度有効になる(例えば、特許文献1参照)。
更に一括消去後に消去セルのなかの過消去状態を解消させるために、所謂ソフトプログラムを行う方式が知られている(例えば、特許文献2参照)。この方式は、データのしきい値範囲を全体として狭くすることができるので、隣接セルの浮游ゲート間容量結合によるデータ変化を防止する上で重要になる。特に微細化の進んだNANDフラッシュメモリ、とりわけ多値NANDフラッシュメモリにおいて誤書き込み対策技術として重要である。
特開2006−186359号公報
特開2006−059532号公報
この発明は、微細化したときにも高いデータ信頼性を得ることができる半導体記憶装置とそのデータ消去方法を提供することを目的とする。
この発明の第1の態様による半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置であって、
前記ダミーセルは、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定される
ことを特徴とする。
前記ダミーセルは、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定される
ことを特徴とする。
この発明の第2の態様による半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置であって、
前記NANDセルユニット内のダミーセルを含む全メモリセルは、一括データ消去の後、ソフトプログラムにより過消去状態を解消した所定しきい値分布の消去状態に設定され、
前記NANDセルユニット内のダミーセルは、前記一括データ消去後、ソフトプログラムの前に、他のメモリセルより高いしきい値電圧に設定する書き込みが行われることを特徴とする。
前記NANDセルユニット内のダミーセルを含む全メモリセルは、一括データ消去の後、ソフトプログラムにより過消去状態を解消した所定しきい値分布の消去状態に設定され、
前記NANDセルユニット内のダミーセルは、前記一括データ消去後、ソフトプログラムの前に、他のメモリセルより高いしきい値電圧に設定する書き込みが行われることを特徴とする。
この発明の第3の態様による半導体記憶装置のデータ消去方法は、電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置のデータ消去方法であって、
消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを一括消去し、
前記消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを対象として、過消去状態を解消するためのソフトプログラムを行い、
前記ソフトプログラムの後または前に、前記消去単位内のダミーセルに対して、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定する書き込みを行う
ことを特徴とする。
消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを一括消去し、
前記消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを対象として、過消去状態を解消するためのソフトプログラムを行い、
前記ソフトプログラムの後または前に、前記消去単位内のダミーセルに対して、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定する書き込みを行う
ことを特徴とする。
この発明によると、微細化したときにも高いデータ信頼性を得ることができる半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの全体構成の概略であり、図2はそのメモリセルアレイ100の等価回路を示す。NAND型フラッシュメモリの基本単位であるNANDセルユニット(NANDストリング)NUは、直列接続された複数のメモリセルMC0−MC31とその両端に配置された二つの選択トランジスタSG1,SG2を基本構成とする。
図1は、実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの全体構成の概略であり、図2はそのメモリセルアレイ100の等価回路を示す。NAND型フラッシュメモリの基本単位であるNANDセルユニット(NANDストリング)NUは、直列接続された複数のメモリセルMC0−MC31とその両端に配置された二つの選択トランジスタSG1,SG2を基本構成とする。
但しこの実施の形態では、選択ゲートトランジスタSG1,SG2にそれぞれ隣接して、データ記憶を行わない“ダミーセル”MCDD,MCDSが挿入されている。ダミーセルMCDD,MCDSは通常のアドレス入力によってアクセスができない他、他の通常のメモリセルMC0−MC31と同様に構成されている。以下では、ダミーセルとの対比で、通常のメモリセルMC0−MC31を“レギュラーセル”と称する場合がある。
NANDセルユニットNUは、その一端が選択トランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、他端が選択トランジスタSG2を介して、メモリアレイ100内で共通のソース線CELSRCに接続されている。
1つのメモリセルは、シリコン基板のP型ウェルに形成されたN型ソース/ドレイン拡散層を有し、電荷蓄積層としての浮遊ゲートと制御ゲートの積層ゲート構造を有する。この浮遊ゲートに保持する電荷量を書き込み動作、消去動作で変化させることにより、メモリセルのしきい値を変化させて、1ビットのデータ、あるいは多ビットのデータを記憶させる。
但し、電荷蓄積層として浮游ゲートを持つメモリセル方式に代わり、ゲート絶縁膜中に絶縁層からなる電荷蓄積層(電荷トラップ)を持つメモリセルを用いることもできる。
NANDセルユニットNU内の各レギュラーセルMC0−MC31及びダミーセルMCDD,MCDSの制御ゲートは別々のレギュラーワード線WL0−WL31及びダミーワードWLDD,WLDSに接続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲートはそれぞれ選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
レギュラーワード線WL0−WL31、ダミーワード線WLDD,WLDS及び選択ゲート線SGD,SGSを共有するNANDセルユニットの集合は、データ一括消去の単位となるブロックBLKを構成する。通常図示のように、ビット線の方向に複数のブロックBLKi,BLKi+1,…が配列される。
NAND型フラッシュメモリは、種々の動作をコマンド入力を伴って実現している。たとえば、書き込み動作においては、データロードコマンドを入出力回路1からコマンドレジスタ2にラッチし、書き込み先アドレスを入出力回路1を介してアドレスレジスタ3にラッチし、続いて、書き込みデータを入出力回路1を介してセンスアンプ回路(兼書き込み回路)30にロードする。この後、書き込み実行コマンドを入出力回路1を介してコマンドレジスタ2にラッチすると、内部で自動的に書き込み動作が開始される。
即ち書き込み実行コマンドが入力されると、シーケンス制御回路4が動作を開始する。シーケンス制御回路4は、書き込み動作においては、書き込み動作に必要な電圧の制御や、書き込みパルス印加動作やベリファイ読み出し動作のタイミング制御、所望の書き込み動作が終了するまで書き込みパルス印加動作とベリファイ読み出し動作を繰り返す制御など行う。
高電圧発生回路5は、シーケンス制御回路4に制御されて、書き込み電圧Vpgm、書き込みパス電圧Vpassその他、ロウ系の信号駆動回路20やページバッファ制御回路6に必要な高電圧(昇圧電圧)を発生する。
ロウ系の信号駆動回路20は、ワード線電圧を制御する、NANDセルユニット内のワード線数に等しい数のCGデコーダ・ドライバ26と、ドレイン側選択ゲート線SGDを制御するSGDドライバ22、ソース側選択ゲート線SGSを制御するSGSドライバ23、ダミーワード線WLDD,WLDSを駆動するCGD,CGSドライバ24,25、及びブロックデコーダ用の昇圧電源電圧VRDECを出力するためのVRDECドライバ21を有する。これらのドライバ21−26は、メモリセルアレイ100の複数のブロックで共有される。
NAND型フラッシュメモリでは、選択されたNANDセルユニットの複数のワード線に対して複数の電圧を用いて動作させることが必要であるため、ロウアドレスの中で、NANDセルユニット内のワード線を選択するページアドレスが、CGデコーダ・ドライバ26のそれぞれに入力されている。
メモリセルアレイ100の各ブロックのワード線端部には、ブロック選択機能を持つ狭義のロウデコーダ10が配置されている。ロウデコーダ10は、アドレスレジスタ3からブロックアドレスを受けてこれをデコードするブロックデコーダ11と、このブロックデコーダ11の出力により共通に制御されて書き込み、消去及び読み出しに必要な電圧を選択ブロック内のワード線や選択ゲート線に伝達するための転送トランジスタアレイ12とを有する。ブロックデコーダ11には、転送トランジスタアレイ12の共通ゲートTGに所望の電圧を出力するためのレベルシフト回路が含まれる。
転送トランジスタアレイ12の各一端は、ドライバ21−26の出力に接続され、他端はセルアレイ100内のワード線、ダミーワード線及び選択ゲート線に接続される。例えば、書き込みパルス印加動作においては、選択ワード線に書き込み電圧Vpgm(20V程度)を印加する必要がある。このとき転送トランジスタ12の共通ゲートTGには、VRDECドライバ21から供給されるVpgm+Vt(Vtは転送トランジスタ12のしきい値相当の電圧)が印加される。
NAND型フラッシュメモリは、書き込みと消去にFNトンネル電流を用いる。特に書き込み動作においては、NOR型メモリセルと異なり、1つのメモリセルのしきい値シフトに必要な電流が微小であるため同時に多数のメモリセルを書き込むことができる。したがって、書き込み、読み出しの一括処理単位のページ長を、2kByteや4kByteと大きくすることができる。ページバッファを構成するセンスアンプ回路30内のセンスユニットSAも、ページ長と同数含まれている。
カラムデコーダ7は、例えば書き込みデータをロードする場合には、アドレスレジスタ3から送られるカラムアドレスをデコードして、入出力回路1と選択されたセンスユニットSAを接続して、カラムアドレス毎の書き込みデータをセンスアンプ回路30にセットする。読み出し動作においては、その逆であり、一括してページバッファ30に読み出したデータを、カラムアドレスに従って選択されたセンスユニットSAから入出力回路1に出力する。
図1では省略しているが、実際には入出力回路1とページバッファ30の間には、所定のサイクルでデータの入出力を実現するための回路が組み込まれている。
図2は、偶数番のビット線BLeと隣接する奇数番のビット線BLoとが一つのセンスアンプSAを共有する例を示している。書き込みまたは読み出し時、選択信号SELe,SELoにより、偶数番ビット線BLeと奇数番ビット線BLoは勢選択的にセンスアンプSAに接続される。このとき非選択ビット線は、シールド線として機能させることにより、ビット線間の干渉が防止される。
このセンスアンプ方式の場合は、図2のワード線WL1が選択された場合について示しているが、1ワード線と全偶数番ビット線BLeにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である1ページ(偶数ページ)を構成し、1ワード線と全奇数番ビット線BLoにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である他の1ページ(奇数ページ)を構成する。
前述のように、ダミーワード線WLDD,WLDSは、レギュラーワード線WL0−31のようには選択アクセスされることはない。従って、ロウ系信号駆動回路20におけるレギュラーワード線駆動のためのデコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26と、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGDDRV,CGSDRV)24,25とは、基本的に前者が5ビット或いは6ビットからなるワード線アドレスをデコードするためのデコーダを含み、後者はそれがない点で異なる。
図3Aは、具体的にレギュラーワード線駆動のためのデコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26と、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGDDRV,CGSDRV)24,25とに対するアドレス信号入力の相違を示している。例えば32ワード線の一つを選択するためのアドレス信号がRA<4:0>であるとして、デコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26にはこれらのアドレス信号RA<4:0>をデコードするデコーダ設けられている。
一方、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGDDRV,CGSDRV)24,25には、通常のアドレス信号は入らず、当該ブロックが選択されたときに常に活性になるように制御される。また、ダミーワード線を選択する必要があるテスト時には、これらにはコマンド等に基づくテスト時選択信号(或いは他の専用アドレス信号等)が入るようになっている。
更に、図3B及び図3Cはそれぞれ、レギュラーワード線駆動のためのデコーダ・ドライバ(CGDEC・DRV)26と、ダミーワード線駆動のためのドライバ(CGDDRV,CGSDRV)24,25の具体構成例を示している。
図3Bのデコーダ・ドライバ26は、各動作でワード線WLiの選択/非選択状態に応じて所定タイミングで所定電圧を出力するように、ワード線WLiの選択/非選択状態を識別するためのデコーダ26aと、その選択/非選択信号に基づいて所定タイミングで所定電圧を出力するためのCGiロジック制御回路26bと、その制御信号を受けて種々の電圧を出力するためのスイッチ回路群26c〜26qとを有する。
デコーダ26aは、アドレスレジスタから出力される、NANDストリング内のワード線アドレスを識別するためのアドレス信号RA<4:0>をデコードして、各CGドライバ回路内のCG制御ロジック回路に選択/非選択信号を伝達する。アドレス信号RAのビット数は、32個の直列接続セルからなる32NANDストリングセルの場合には5ビットであるが、64NANDストリングセルの場合は6ビットとなる。
後述するページ書き込み動作においては、NANDストリング内の選択ワード線位置に応じて非選択状態の電圧が印加されることがあるため、CGデコーダ26aの出力は、自身の制御線CGiのみならず、複数のCGドライバにまたがって出力される。
CGi制御ロジック回路26bは、シーケンス制御回路から出力される選択ワード線用の制御信号CGSELV又は非選択ワード線用の制御信号CGUSELVを受けて、自身の選択/非選択状態を参照して、スイッチ回路群26c〜26qを制御する。
スイッチ回路群のうち転送ゲート26d,26fに付属するブースタ回路26c,26eは、詳細を示さないが、例えばNMOSトランジスタやキャパシタで構成される小規模の昇圧回路である。従って昇圧クロック信号PMPCLKと転送しようとする電圧が入力されている。一方、転送ゲート26h,26j,26l,26nにそれぞれ付属する回路26g,26i,26k,26mは、高耐圧トランジスタで構成された一般的なクロスカップル型のレベルシフタ回路であり、その高電位電源としてVBSTが入力されている。
例えば、ページ書き込み時に、CGiのドライバが選択された場合には、CGVSEL_Viがシーケンサの制御信号CGSEL_Vと同期した波形となり、CGUSEL_Vi、CGVa_Vi、CGVb_Vi、CGVc_Vi、およびCGVE_Viは“L”のままとなる。CGVSEL_Viが“H”になると、ブースタ回路26cが高耐圧トランジスタ26dのゲートを昇圧して、VSELに印加されたVpgmがCGiに出力される。書き込み動作の非選択状態の場合には、書き込みパルスの電圧印加規則や、選択ワード線の位置によって、VUSEL、Va、Vb、Vcのいずれかが出力される。
CGVE_Vは消去動作時に、レギュラーワード線にVEを出力する場合の制御信号である。これはVEが0V固定の場合には必ずしも必要ではない。
各スイッチ回路の電圧転送ゲート(26d,26f,26h,26j,26l,26n)、および、接地パスのトランジスタ26p等には、CGiに書き込み電圧Vpgmが印加されるため、高耐圧トランジスタが用いられる。特に、Vpgmを放電するパスには、デプレション型の高耐圧トランジスタ26pとエンハンスメント型の高耐圧トランジスタ26qを直列接続して、一つのトランジスタに印加されるドレイン・ソース間電圧を緩和する措置がとられている。
図3Cは、ダミーワード線WLDS対応の制御線CGDS用のドライバ回路25の一例である。回路構成は、図3BのCGドライバ回路と似ているが、CGデコード回路は伴わない。CGDS制御ロジック回路25aと、その出力により制御されるスイッチ回路群25b〜25nにより、読み出し、書き込み、および消去動作において、ダミーワード線用の所定の電圧が出力されるように回路が構成されている。
通常は、レギュラーセルの非選択ワード線のように扱われるが、後述のように、所定の動作においては選択ワード線に印加される電圧VSELを用いて、選択ワード線のように書き込み動作やベリファイ動作も行えるように構成されている。すなわち、シーケンスにより決まった動作の中で、シーケンス制御回路から出力されるCGDS選択信号により、選択ワード線のごとく動作する。あるいは、CGDS選択信号は、テストモードなどで、アドレス入力を伴って選択される場合もあるが、この場合には、ダミーワード線を選択するためのコマンドと、所定のロウアドレス入力とのAND論理が成立した場合などに限られる。
ダミーワード線WLDD対応の制御線CGDD側のドライバ回路は図示しないが、出力電圧や制御タイミングはやや異なるものの、図3CのCGDS側ドライバ回路とほぼ同じ構成となる。
図4は、この実施の形態のNAND型フラッシュメモリが4値記憶を行う場合のデータしきい値分布の一例を示している。レギュラーセルは、負しきい値状態Eと、3つの正のしきい値状態A,B,Cとのいずれかのデータ状態に設定される。これらのデータ状態がそれぞれ、E=(1,1),A=(1,0),B=(0,0),C=(0,1)なる4値データとなる。
ダミーセルのしきい値状態Dは、正のしきい値範囲でできるだけ狭い分布が望ましいが、レギュラーセルのしきい値状態のとりうる範囲よりは狭く、かつしきい値上限値がレギュラーセルの最上位データ状態Cを超えない所定の範囲にあればよい。
図5は、ダミーセルが上述のような正のしきい値状態Dを持つ場合の書き込み時の電圧パルス波形を示す。ダミーセルは、後述するようにレギュラーセルMC0−31が書き込まれる前に、所定の正のしきい値に設定される。したがって、ダミーワード線WLDDには、図5に示すように、他のレギュラーワード線に先立って確実にオンする電圧VPDD,VPDSを印加する。
タイミングT1からT2にかけてレギュラーセル側にビット線に印加された書き込み電位を転送する。タイミングT2以降、選択レギュラーワード線WLnに書き込み電圧Vpgmを、非選択レギュラーワード線には中間電圧(書き込みパス電圧)Vm(<Vpgm)を、選択レギュラーワード線に近いソース線側の非選択レギュラーワード線WLn−1,WLn−2にはそれぞれ、電圧Va,Vb(Vb<Va<Vm)をそれぞれ与える。電圧Vbはチャネル分離用の電圧で例えば0Vである。これは、チャネルブースト方式として、EASB方式を用いた場合を示している。
これにより、“0”書きこみセルでは、選択セルチャネルに0Vが転送されて、FNトンネル電流による書き込みが行われる。“1”書き込みセル(非書き込みセル)ては、NANDストリング内のチャネルおよび拡散層領域がワード線とのカップリングでブーストされ、書き込みは生じない。
図6は、ソース線CELSRCに最も近いレギュラーワード線WL0が選択された非書き込み(“1”書き込み)の場合の書き込み電圧印加条件をNANDストリングの断面で示している。図7は参考のため、ダミーセルMCDD,MCDSがない場合について、同様にワード線WL0が選択された非書き込みの場合の電圧印加条件を示している。これらでは、レギュラーワード線が8本の場合を例示しているが、これはあくまで一例に過ぎない。
図7の従来例では、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2が0Vであり、これに隣接するレギュラーセルM0に書き込み電圧Vpgmが印加される結果、選択ゲートトランジスタSG2のドレイン端でGIDL電流が流れて電子がレギュラーセルMC0に注入されるという誤書き込みが生じる可能性がある。
これに対して、図6に示すように、ソース線側選択ゲートトランジスタに隣接してダミーセルMCDSを挿入することにより、レギュラーセルMC0での誤書き込みが防止される。すなわち、ダミーワード線WLDSに印加されるVPDSとダミーセルMCDSのしきい値電圧との関係で決まるダミーセル部のチャネル電位が、レギュラーセル領域のチャネル電位よりも低くなるようにして、レギュラーセルから選択ゲートトランジスタSG2に向けて、ブースト状態のチャネル電位を段階的に低下させる。これによって、レギュラーセルの隣のダミーセル部だけでなく、選択ゲートトランジスタSG2においても、GIDLを抑制することができ、誤書き込みの原因となるGIDLの発生を抑制することが容易となる。
VPDSは、ダミーセルMCDSのしきい値電圧に応じて最適な値をとりうる。これは例えば図5に示したVm,Va或いはVbと同じであってもよいし、或いはダミーセル用として生成される微調整可能な電圧でもよい。
レギュラーワード線WL0に接続されたメモリセルMC0に書き込みが行われる場合、ダミーセルMCDSのしきい値電圧が負の場合と正の場合を比較すると、しきい値電圧が負の場合には、最適化されるダミーワード線WLDSの電圧はしきい値が正の場合に比べて低い電圧になる。ここで、レギュラーセルMC0の書き込み特性に関して考えると、ダミーワード線WLDSに印加される電圧が低いとそのワード線とのカップリングによって、レギュラーセルMC0の書き込み特性が遅くなり、ダミーセルと隣接しないメモリセルより高い書き込み電圧を必要とすることになる。また、微細化に伴って、ワード線間の距離は世代毎に縮小されてきて、配線間の電界が懸念されるようになってきた。したがって、ダミーセルMCDSのしきい値電圧は、負の状態にあるより正の状態にあるほうが好ましい一面がある。
ビット線側でのダミーセルMCDDも同様にGIDLを防止する働きをする。このビット線側のダミーセルMCDDのダミーワード線WLDDに与える電圧VPDDは、ソース線側のダミーワード線WLDSの電圧VPDSと同じでもよいし、或いは異なってもよい。
ダミーセルのしきい値電圧を高め、ソース線側のレギュラーワード線WL0が選択されたときにこれと隣接するダミーWLDSとの間の電位差、同様にビット線側のレギュラーワード線WL7が選択されたときにこれに隣接するダミーワード線WLDDの間の電位差を小さくするために、消去シーケンスにおいて次のようなダミーセル書き込み制御を行う。
図8が消去シーケンスを示している。消去は選択ブロック内の全セルを一括して消去する。まず、消去パルス印加動作(ステップS1)と、消去ベリファイ動作(ステップS2)を行って、選択ブロックのレギュラーセルおよびダミーセルを消去する。全セルが消去されたか否かを判断して(ステップS3)、全セルの消去が確認されるまで、消去電圧印加とベリファイとを繰り返す。
図9は、消去パルス印加動作波形を示している。選択ブロックでは全ワード線(レギュラーワード線とダミーワード線)を0V、選択ゲート線SGD,SGSをVdd−Vtとし、ビット線及びソース線はフローティングとし、セルアレイが形成されたp型ウェルの端子CPWELに消去電圧Veraを印加する。これにより、選択ブロック内の全セルの浮游ゲートから電子が放出される。
この消去動作により、図10に示すように、レギュラーセルの書き込みデータ状態A,B,C及びダミーセルの書き込みデータ状態Dは、消去状態(負のしきい値データ状態)E0に変化する。消去ベリファイでは、セルしきい値電圧が負になったことだけを確認している。即ち消去状態E0は、しきい値下限値は制御されていないから、大きく負方向にしきい値が変化した過消去状態のセルが発生する。
そこで、消去後に、過消去状態を解消させるためのソフトプログラムを行う(ステップS4)。これは、図5のようなEASB方式のチャネルブーストを行う場合において、選択セルが含まれたチャネル領域と選択セルより所定数離れたソース側のチャネル領域を電気的に分離するためには、消去状態のしきい値電圧が所定のしきい値の範囲にある必要があるためである。
また、フローティングゲート型メモリセルにおいては、メモリセルのフローティングゲート間の干渉ノイズを抑制するためにもソフトプログラムが重要である。但し、このソフトプログラムは、レギュラーセルのみを対象とする。
具体的には、ビット線から0Vを選択NANDセルユニットのチャネルに転送し、選択ブロックの全レギュラーワード線にソフトプログラム用書き込み電圧Vspgmを与え、ダミーワード線WLDD,WLDSには書き込みパス電圧Vmを与えて、選択された全レギュラーセルで同時に弱い書き込みを行う。
ソフトプログラムは、図10に示すように、過消去状態を含むしきい値状態E0から、過消去状態がないしきい値状態Eを得るのが目的である。即ち確認するしきい値電圧は負であるので、ベリファイ動作では、ダミーワード線を含む全ワード線に例えば0Vを与え、NANDストリングのソース線CELSRCにVddを与えて、ビット線が所定値まで充電されるか否かを検出する。
具体的にソフトプログラム・ベリファイはステップS5とS7の2段階で行われる。第1のベリファイステップS5は、所定数のNANDストリングのセルしきい値が図10に示すVSP1を越えたことを検出してパスとする判断を行う(ステップS6)。
この第1のベリファイの判定ステップS6をパスした後、第2のベリファイステップS7は、しきい値を少し正方向に移動させたレギュラーセルが、所定のしきい値以下に入っていることを確認するものである。ソフトプログラムが行き過ぎて、判定しきい値に相当するしきい値電圧VSP2を越えたものが許容個数以上ある場合には、ベリファイ判定ステップS8はフェイルとなり、もう一度消去動作に戻る。
次に、ダミーセルに対して書き込み(ステップS9)と書き込みベリファイ(ステップS10)を行う。
図12にはダミーセル書き込み電圧波形を示し、図13はNANDストリングの書き込み電圧印加条件を示す。ダミーワード線WLDD,WLDSに書き込み電圧Vpgmを印加して、残りのレギュラーワード線は書き込みパス電圧Vmを与えて、NANDストリングの二つのダミーセルMCDS,MCDDで同時に書き込みを行う。
図14に示すように、レギュラーセルの場合と同様に、ダミーセルに対してもステップアップ書き込み制御を行う。すなわち、書き込みパルスを印加した後で、ベリファイ動作を行い、所定レベルまで書き込みできたら、非書き込み状態する。全てのダミーセル書き込みができたか否かを判定して(ステップS11)、書き込み不足のダミーセルがある場合には、書き込み電圧を所定のレベルΔVpgmだけ増加させて、再び書き込みパルス印加動作を行う。
なおダミーセル書き込みのベリファイ動作(ステップS10)は基本的に、ビット線側のダミーセルMCDDとソース線側のダミーセルMCDSとに対して別々に行う。そして図11に示すように、二つのダミーセルMCDD,MCDSについて共に、所定のベリファイレベルVvfydまで書き込みができたNANDストリングに対して、以後ビット線にVdd(約2.5V)を印加して非書き込み状態とし、それ以上のしきい値シフトを抑制する。
ところで、ダミーセル書き込みの“非書き込み”時に、通常の書き込みシーケンスにおけると同様のチャネルブーストを適用したとすると、ダミーセル自身に選択ゲートトランジスタのドレイン端でのGIDL起因の誤書き込みが生じる。この実施の形態では、この様な事態を防止すべく、ダミーセル書き込み時の非書き込みの条件を、NANDフラッシュメモリの通常のページ書き込み時の非書き込みの場合とは異ならせている。この点を以下に具体的に説明する。
図12に示したように、ダミーセルの書き込み時、ビット線側選択ゲート線SGDにはVddより選択ゲートトランジスタのしきい値電圧以上高い4.5V程度の電圧を与えている。従って、ビット線にVddを与える非書き込み状態になっても選択ゲートトランジスタは、カットオフしない。言い換えれば、ダミーセル書き込みにおいては、ベリファイがパスした後、非書き込み状態にするために、NANDストリング内のチャネルとビット線とが導通した状態として、チャネルにVddを転送し、チャネルブーストは行わない。
従って、ダミーセルのベリファイパス後の“非書き込み”は、厳密に云えば非書き込みではなく、書き込み条件が抑制された書き込みである。即ちベリファイでパスしたNANDストリングでは、それまでのチャネル電圧0Vでの書き込み状態から、チャネル電圧Vddの書き込み状態に変わり、ワード線とチャネル間の電位差がVpgmからVpgm−Vddに減少して、書き込み条件が大きく抑制される。
この書き込み電圧の低下は、セルの書き込み速度のばらつきが大きいとベリファイでパスした状態のしきい値にとどめることが難しい。実際には、その書き込みばらつきは、約4V程度あるので、チャネル電圧をVddにした後で、4V−2.5V=1.5V程度は、ダミーセルのしきい値分布が上にシフトする可能性がある。
図11は、この様なダミーセル書き込み条件で、データ状態Dが書かれる様子を示している。そのデータ状態Dの上すその破線部分は、非書き込み状態になってもしきい値がシフトすることを示している。
ステップアップ書き込みにより、もともとのしきい値分布は、例えば、ΔVpgm=1Vの場合に、ノイズを含めて1.3V程度の分布になると仮定すると、上述の余剰な書き込み分1.5Vと合わせて、2.8V程度の分布に制御できる見込みとなる。ステップアップ書き込みをしない場合には、これが4V程度の分布ということになる。
しかしながら、通常の書き込みシーケンスにおけると同様にチャネルブーストを適用した場合のダミーセル自身に選択ゲートトランジスタのドレイン端でのGIDL起因の誤書き込みに比べると、上述した非書き込み条件でのしきい値上昇は許容できる範囲に抑えることが可能である。
なおダミーセルへの書き込みは、上述のように書き込み時間ができるだけ短くなるように、NANDストリング内の二つのダミーセルに同時に書き込みを行っているが、片方ずつ順次書き込みと書き込みベリファイを行ってもよい。
図15は、二つのダミーセルに順次書き込みとベリファイを行う場合の消去シーケンスを、図8と対応させて示している。後半のダミーセル書き込みが図8と異なる。即ち、一方のダミーセル(WLDS側)書き込み(ステップS9a)とベリファイ(ステップS10a)を行い、書き込み完了判定を行う(ステップS11a)。書き込み完了判定後、他方のダミーセル(WLDD側))書き込み(ステップS9b)とベリファイ(ステップS10b)を行い、書き込み完了判定を行う(ステップS11b)。
図16は、以上に説明した3種のダミーセルの書き込み電圧印加法(1)〜(3)をまとめて示している。最初の電圧印加法(1)はダミーワード線WLDD,WLDSで同時に書き込みを行う場合であり、(2)はダミーワード線WLDSのみで書き込みを行う場合、(3)はダミーワード線WLDDのみで書き込みを行う場合を示している。
また図17は、二つのダミーセルに対するベリファイを個々に行う場合の電圧印加法(1),(2)を示している。ソース線側のダミーワード線WLDSにベリファイ電圧Vvfydを与え、ビット線側のダミーワード線WLDDは読み出しパス電圧Vreadを与える電圧印加法(1)と、ビット線側のダミーワード線WLDDにベリファイ電圧Vvfydを与え、ソース線側のダミーワード線WLDSは読み出しパス電圧Vreadを与える電圧印加法(2)とが順次適用される。
図18A及び図18Bは、この実施の形態によるフラッシュメモリのデータ書き込み時のNANDストリングの電圧印加条件を、ワード線WL0−7がそれぞれ選択された場合について示している。図19は、参考例として、ダミーセルがない場合について、同様の書き込み時の電圧印加条件を示している。これらはいずれもEASB方式の場合である。
図18Aでは、書き込み電圧Vpgmが印加されるレギュラーワード線のソース線側に隣接するワード線に順次、Va,Vb(Vb<Va<Vm)を印加している。Vbがチャネル分離用電圧(例えば0V)である。ダミーワード線WLDD,WLDSにはそれぞれ電圧VPDD(<Vpgm),VPDS(<Vpgm)を印加している。
図18Bでは、書き込み電圧Vpgmが印加されるレギュラーワード線のソース線側での電界を更に緩和すべく、隣接ワード線に順次、Va,Vb,Vc(Vc<Vb<Va<Vm)を印加している。Vcがチャネル分離用電圧(例えば0V)である。ダミーワード線WLDD,WLDSには図18Aと同様に、それぞれ電圧VPDD(<Vpgm),VPDS(<Vpgm)を印加している。
図19の従来例は、ダミーワード線がない他、図18Aと同様である。図19の太枠で囲んだ箇所がGIDL起因の誤書き込みが生じる可能性がある部分を示している。図18A,図18Bでは、対応する太枠で囲んだ箇所の電界が緩和されている。
以上のようにこの実施の形態によると、NANDストリングへのダミーセルの挿入により、レギュラーセルのGIDLによる誤書き込みを防止することができる。また、ダミーセルのしきい値電圧を最適制御することにより、ダミーセル自身のドレイン端でのGIDLに起因するレギュラーセルの誤書き込みが防止される。更にまた、ダミーセル自身の書き込み動作において、非書き込みになったときにチャネルブーストを行わないようにすることで、ダミーセル自身へのGIDLによる誤書き込みが防止される。
図20は、図8の実施の形態と異なり、ダミーセルへの書き込み(ステップS9−S11)をソフトプログラム(ステップS4−S8)の前に行う制御方法を採用した実施の形態である。すなわち、消去パルス印加動作によって、選択されたブロック内のすべてのセルが消去された後に、まず、ダミーセルの書き込みを行う。
ここでの書き込みパルス印加動作は、先の実施の形態と同様に、ベリファイによって非書き込みとするNANDストリングにおいては、ビット線に印加されるVddをチャネル領域まで転送して、チャネル領域をブーストさせない条件での書き込みとする。
この方法によって、まず、ダミーセルに対する書き込みに関しては、GIDLを抑制してしきい値分布を所望の広さの分布に制御できる。そして、ダミーセルのしきい値を設定した後で、ソフトプログラムを行うために、ソフトプログラムパルス印加動作時のダミーワード線の電圧は、通常の書き込み動作時と同じ設定電圧にすることができるという利点がある。
ソフトプログラム動作においては、図10に示すように、消去状態のしきい値分布をできるだけ狭くするために、ベリファイがパスしたNANDストリングは、以後非書き込み状態とする必要がある。この非書き込み状態は、通常のページプログラム時と同様にチャネルブーストさせる方式が望ましいが、その際にも、選択ゲートトランジスタのドレイン端でGIDLが生じると、選択ゲートへの影響や、レギュラーセルへの影響も懸念される。したがって、ソフトプログラムパルス印加中のGIDLも抑えることが望ましい。
先の実施の形態では、ダミーセルへの書き込みがソフトプログラムの後であったために、ソフトプログラム中のダミーセルのしきい値は、消去された直後の広く分布するしきい値であった。したがって、GIDLを抑制するためには、この消去しきい値に対して適切な電圧を印加する必要があった。一方で、通常のレギュラーセルへの書き込み動作の場合には、ダミーセルへの書き込みが行われた後なので、そのしきい値に適した電圧が必要となっていた。
本実施の形態においては、ソフトプログラムを行う前に、すでにダミーセルへのしきい値設定が行われているので、ソフトプログラムにおいても、通常のレギュラーセルへの書き込み動作においても、非書き込み時のGIDLを抑制するために必要となる電圧は同じか、調整が必要であったとしても同程度の電圧でよいことが期待される。
なお図15の実施の形態で説明したと同様に、この実施の形態においてもビット線側とソース線側のダミーセルの書き込みとベリファイを別々に行うことができる。
以上より、ダミーセルへの書き込みにおいては、チャネルをブーストさせることなくGIDLを抑制した書き込みパルスを用いてしきい値制御を行い、ソフトプログラム動作、通常の書き込み制御においては、設定されたダミーセルのしきい値に応じた最適な電圧を制御ゲートに印加して、GIDLを抑制した書き込みを行うことができる半導体記憶装置を実現することができる。
1…I/Oバッファ、2…コマンドレジスタ、3…アドレスレジスタ、4…コントローラ、5…高電圧発生回路、6…ページバッファドライバ、7…カラムデコーダ、10…ロウデコーダ、11…ブロックデコーダ、12…転送トランジスタアレイ、20…ロウ系信号駆動回路、21…ブロックデコーダドライバ、22,23…選択ゲート線ドライバ、24,25…ダミーワード線ドライバ、26…ワード線デコーダ・ドライバ、30…ページバッファ、100…メモリセルアレイ、NU…NANDセルユニット、MC0−MC31…メモリセル(レギュラーセル)、MCDD,MCDS…ダミーセル、WL0−WL31…レギュラーワード線、WLDD,WLDS…ダミーワード線。
Claims (6)
- 電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置において、
前記ダミーセルは、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定される
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記ダミーセルの第1の書き込みモードは、第1ビット線制御電圧をNANDセルユニットのチャネルに転送した状態で書き込み電圧を印加して行うものであり、
前記ダミーセルの第2の書き込みモードは、前記第1ビット線制御電圧より高い第2ビット線制御電圧をNANDセルユニットのチャネルに転送した状態で前記書き込み電圧を印加して行うものである
ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。 - 前記NANDセルユニット内のダミーセルを含む全メモリセルは、一括データ消去の後、ソフトプログラムにより過消去状態を解消した所定しきい値分布の消去状態に設定され、
前記NANDセルユニット内のダミーセルは、前記ソフトプログラムに続いて、前記第1及び第2の書き込みモードを含む書き込み動作により他のメモリセルより高いしきい値電圧状態に設定される
ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。 - 電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置において、
前記NANDセルユニット内のダミーセルを含む全メモリセルは、一括データ消去の後、ソフトプログラムにより過消去状態を解消した所定しきい値分布の消去状態に設定され、
前記NANDセルユニット内のダミーセルは、前記一括データ消去後、ソフトプログラムの前に、他のメモリセルより高いしきい値電圧に設定する書き込みが行われる
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記ダミーセルは、第1ビット線制御電圧をNANDセルユニットのチャネルに転送した状態で書き込み電圧を印加してしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後前記第1ビット線制御電圧より高い第2ビット線制御電圧をNANDセルユニットのチャネルに転送した状態で前記書き込み電圧を印加してしきい値電圧上昇を抑制する第2の書き込みモードとにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧状態に設定される
ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。 - 電気的書き換え可能な直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、その両端部をそれぞれビット線及びソース線に接続するための第1及び第2の選択ゲートトランジスタとを有するNANDセルユニットを配列してメモリセルアレイが構成されかつ、前記NANDセルユニット内に前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタにそれぞれ隣接してダミーセルが挿入された半導体記憶装置のデータ消去方法であって、
消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを一括消去し、
前記消去単位内のダミーセルを含む全メモリセルを対象として、過消去状態を解消するためのソフトプログラムを行い、
前記ソフトプログラムの後または前に、前記消去単位内のダミーセルに対して、書き込み電圧印加によりしきい値電圧を上昇させる第1の書き込みモードと、所定しきい値電圧に達した後の前記第1の書き込みモードよりしきい値電圧上昇を抑制した第2の書き込みモードとの組み合わせにより、前記メモリセルの消去しきい値電圧より高いしきい値電圧に設定する書き込みを行う
ことを特徴とする半導体記憶装置のデータ消去方法。
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