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JP2008130877A - 窒化物半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

窒化物半導体発光素子の製造方法 Download PDF

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JP2008130877A JP2006315296A JP2006315296A JP2008130877A JP 2008130877 A JP2008130877 A JP 2008130877A JP 2006315296 A JP2006315296 A JP 2006315296A JP 2006315296 A JP2006315296 A JP 2006315296A JP 2008130877 A JP2008130877 A JP 2008130877A
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Abstract

【課題】トンネル接合を有する窒化物半導体発光素子の駆動電圧を低くすることができるとともに光取り出し効率を高くすることができる窒化物半導体発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に第1のn型窒化物半導体層、発光層およびインジウムを含むp型窒化物半導体トンネル接合層をこの順序で形成する工程と、p型窒化物半導体トンネル接合層上にp型窒化物半導体トンネル接合層よりもバンドギャップが大きい窒化物半導体蒸発抑制層をp型窒化物半導体トンネル接合層の形成時の基板温度よりも150℃高い温度以下の基板温度で形成する工程と、窒化物半導体蒸発抑制層上に第2のn型窒化物半導体層を窒化物半導体蒸発抑制層の形成時の基板温度よりも高い基板温度で形成する工程と、を含む、窒化物半導体発光素子の製造方法である。
【選択図】図10

Description

本発明は、窒化物半導体発光素子の製造方法に関し、特に、トンネル接合を有する窒化物半導体発光素子の製造方法に関する。
従来から、p型窒化物半導体層側が光取り出し側となっている窒化物半導体発光ダイオード素子においては、p型窒化物半導体層上に形成されるp側電極については以下の3つの条件を満たすことが求められている。
まず、第1番目の条件としては、窒化物半導体発光ダイオード素子から発光した光に対して透過率が高いことである。次に、第2番目の条件として、注入される電流を発光層の面内に十分に拡散させることができる抵抗率および厚さを有していることである。最後に、第3番目の条件として、p型窒化物半導体層との接触抵抗が低いことである。
p型窒化物半導体層側が光取り出し側となっている窒化物半導体発光ダイオード素子のp型窒化物半導体層上に形成されるp側電極としては、従来、パラジウムやニッケル等の金属膜からなる半透明金属電極がp型窒化物半導体層の全面に形成されていた。しかしながら、このような半透明金属電極は、窒化物半導体発光ダイオード素子から発光した光に対する透過率が50%程度と低いために光取り出し効率が低下し、高輝度の窒化物半導体発光ダイオード素子を得ることは困難であるという問題があった。
そこで、パラジウムやニッケル等の金属膜からなる半透明金属電極に代えて、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透明導電膜をp型窒化物半導体層の全面に形成することによって光取り出し効率を向上させた高輝度の窒化物半導体発光ダイオード素子が製造されている。このような透明導電膜が形成された窒化物半導体発光ダイオード素子においては懸念されていた透明導電膜とp型窒化物半導体層との接触抵抗も熱処理等によって改善されている。
また、特許文献1には、p型窒化物半導体層上にp型窒化物半導体層とトンネル接合を形成するn型窒化物半導体層を形成し、そのn型窒化物半導体層上にp側電極を形成した構成の窒化物半導体発光ダイオード素子が開示されている。このような構成の窒化物半導体発光ダイオード素子は、p側電極から注入された電流をトンネル接合を形成する低抵抗のn型窒化物半導体層で広げることができるために光取り出し効率が高くなる。
特開2002−319703号公報
しかしながら、ITOからなる透明導電膜は、高温にすると光学的性質が不可逆的に変化し、可視光の透過率が低下するという問題があった。また、ITOからなる透明導電膜を用いた場合には、可視光の透過率が低下するのを防止するために、ITOからなる透明導電膜の形成後のプロセスの温度領域が制限されてしまうという問題があった。さらに、ITOからなる透明導電膜は大電流密度の動作で劣化し、黒色化するという問題もあった。
また、特許文献1に記載のようなトンネル接合を有する構成の窒化物半導体発光ダイオード素子において、トンネル接合におけるキャリアのトンネリング確率は一般的に以下の式(1)で表わされる。
Tt=exp((−8π(2me1/2Eg3/2)/(3qhε)) …(1)
なお、上記の式(1)において、Ttはトンネリング確率を示し、meは伝導電子の有効質量を示し、Egはエネルギギャップを示し、qは電子の電荷を示し、hはプランク定数を示し、εはトンネル接合部にかかる電界を示している。
上記の式(1)で表わされるように、トンネリング確率Ttを上げ、トンネル接合部の電圧ロスを低減させるためには、まずトンネル接合部にかかる電界εを大きくすることが必要である。そして、電界εを大きくするためにはトンネル接合を形成するn型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層とのそれぞれの接合部におけるイオン化不純物濃度を大きくすることが必要である。
しかしながら、窒化物半導体はp型ドーパントとして一般的に用いられているマグネシウムによって形成されるアクセプタ準位が価電子帯に対して深く、活性化率が小さいため、イオン化不純物濃度の高いp型窒化物半導体を得ることが困難である。
さらに、上記の式(1)で表わされるように、トンネリング確率Ttを上げるためにはトンネル接合部のエネルギギャップEgを下げることも必要である。
以上の事情を考慮すると、特許文献1の中で最も好ましい構成は、特許文献1の実施例4等におけるキャリア濃度が1×1019/cm3のp型In0.18Ga0.82N層とキャリア濃度が1×1020/cm3のn型In0.18Ga0.82N層とのトンネル接合を有する構成であると考えられる。
しかしながら、これらの実施例では、n型In0.18Ga0.82N層の形成後に1050℃という高温に加熱されるため、その高温の加熱時にトンネル接合を形成するp型In0.18Ga0.82N層およびn型In0.18Ga0.82N層を構成するIn(インジウム)が蒸発してトンネル接合部のエネルギギャップEgが大きくなってしまい、トンネリング確率が下がり、トンネル接合部における電圧ロスが大きくなって、駆動電圧が大きく上昇するという問題があった。
また、トンネリング確率を上げるために、トンネル接合を形成するp型InGaN層およびn型InGaN層のそれぞれの層のIn組成比を大きくした場合には、トンネル接合を形成するp型InGaN層およびn型InGaN層のバンドギャップが発光層のバンドギャップよりも小さくなってしまい、発光層から放射される光がこれらの層で吸収されて光取り出し効率が低くなるという問題もあった。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、トンネル接合を有する窒化物半導体発光素子の駆動電圧を低くすることができるとともに、光取り出し効率を高くすることができる窒化物半導体発光素子の製造方法を提供することにある。
本発明は、基板上に第1のn型窒化物半導体層、発光層およびInを含むp型窒化物半導体トンネル接合層をこの順序で形成する工程と、p型窒化物半導体トンネル接合層上にp型窒化物半導体トンネル接合層よりもバンドギャップが大きい窒化物半導体蒸発抑制層をp型窒化物半導体トンネル接合層の形成時の基板温度よりも150℃高い温度以下の基板温度で形成する工程と、窒化物半導体蒸発抑制層上に第2のn型窒化物半導体層を窒化物半導体蒸発抑制層の形成時の基板温度よりも高い基板温度で形成する工程と、を含む、窒化物半導体発光素子の製造方法である。
また、本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法においては、p型窒化物半導体トンネル接合層上にp型窒化物半導体トンネル接合層とトンネル接合を形成するn型窒化物半導体トンネル接合層を形成した後に、n型窒化物半導体トンネル接合層上に窒化物半導体蒸発抑制層を形成することができる。
また、本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法においては、第2のn型窒化物半導体層の形成時の基板温度が900℃以上1000℃以下の温度であることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法においては、窒化物半導体蒸発抑制層を5nm以上の厚さに形成することが好ましい。
本発明によれば、トンネル接合を有する窒化物半導体発光素子の駆動電圧を低くすることができるとともに、光取り出し効率を高くすることができる窒化物半導体発光素子の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
まず、図1の模式的断面図に示すように、基板1上に、第1のn型窒化物半導体層2をたとえばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等により成長させる。ここで、基板1としては、たとえば、シリコン基板、ヒ化ガリウム基板、炭化ケイ素基板、酸化亜鉛基板またはサファイア基板等を用いることができる。また、第1のn型窒化物半導体層2としては、たとえばn型不純物がドーピングされた窒化物半導体結晶を成長させることができる。なお、本発明においてn型不純物としては、たとえばSi(シリコン)またはGe(ゲルマニウム)等を用いることができる。また、基板1と第1のn型窒化物半導体層2との間には、たとえば、窒化物半導体からなる低温バッファ層および/またはアンドープの窒化物半導体層等の他の層を形成してもよい。
次に、図2の模式的断面図に示すように、第1のn型窒化物半導体層2上にたとえばMOCVD法等により発光層3を成長させる。ここで、発光層3としては、たとえば単一量子井戸(SQW)構造または多重量子井戸(MQW)構造を有する窒化物半導体結晶を成長させることができ、代表的には、InxGa1-xN層とInyGa1-yN層との積層体(0<x<1、0≦y<0.2、x>y)を成長させることができる。また、第1のn型窒化物半導体層2と発光層3との間には他の層を形成してもよい。
次いで、図3の模式的断面図に示すように、発光層3上にp型窒化物半導体層4をたとえばMOCVD法等により成長させる。ここで、p型窒化物半導体層4としては、たとえばp型不純物がドーピングされた窒化物半導体結晶を成長させることができ、代表的には、p型AlzGa1-zN層(0<z<1)またはp型GaN層等を成長させることができる。なお、本発明においてp型不純物としては、たとえばMg(マグネシウム)またはZn(亜鉛)等を用いることができる。また、発光層3とp型窒化物半導体層4との間には他の層を形成してもよい。
続いて、図4の模式的断面図に示すように、p型窒化物半導体層4上にInを含むp型窒化物半導体トンネル接合層5をたとえばMOCVD法等により成長させる。p型窒化物半導体トンネル接合層5としては、たとえば、Mg等のp型不純物がドーピングされたIII族元素の窒化物半導体結晶を成長させることができる。なお、p型窒化物半導体層4とp型窒化物半導体トンネル接合層5との間には他の層を形成してもよい。
次に、図5の模式的断面図に示すように、p型窒化物半導体トンネル接合層5上にn型窒化物半導体トンネル接合層6をたとえばMOCVD法等により成長させる。ここで、n型窒化物半導体トンネル接合層6としては、たとえば、p型窒化物半導体トンネル接合層5とトンネル接合を形成するn型不純物がドーピングされた窒化物半導体結晶を成長させることができる。
n型窒化物半導体トンネル接合層6においてはドナー準位を浅くして、イオン化不純物濃度を好ましくは1×1019/cm3以上、より好ましくは5×1019/cm3以上とすることができるため、n型窒化物半導体トンネル接合層6側への空乏層の広がりを数nm以下にすることができる。したがって、n型窒化物半導体トンネル接合層6は、数nm程度の厚さでトンネル接合層としての機能を十分に発揮し得るため、厚さを薄くすることで光取り出し効率を確保しながらエネルギギャップを小さくすることによってトンネリング確率を向上させることが可能になると考えられる。
なお、n型窒化物半導体トンネル接合層6にはn型不純物のみがドーピングされてもよいが、n型不純物とともにp型不純物がドーピングされてもよい。n型不純物とともにp型不純物をドーピングした場合には、直下のp型窒化物半導体トンネル接合層5からのp型不純物の拡散によるp型窒化物半導体トンネル接合層5の結晶性の悪化を抑止したり、p型不純物によって空乏層内にエネルギ準位を形成してトンネリング確率を向上させることも可能となる。
次に、図6の模式的断面図に示すように、n型窒化物半導体トンネル接合層6上にp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6からのInの蒸発を抑制するためのn型窒化物半導体蒸発抑制層7をたとえばMOCVD法等により成長させる。ここで、n型窒化物半導体蒸発抑制層7はp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6よりもバンドギャップが大きく、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6の成長時の基板温度よりも150℃高い温度以下の基板温度で成長させられる。
たとえば、p型窒化物半導体トンネル接合層5が、Mgがドーピングされたp型InGaN層からなる場合には、In組成比が大きい方がMgの活性化率を高くすることができるため、Mgのドーピング濃度に対して高いイオン化不純物濃度が得られ上記の式(1)のトンネル接合部にかかる電界εを大きくすることができる。また、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6のそれぞれのIn組成比が大きい方が上記の式(1)のエネルギギャップEgを小さくすることができる。そして、上記の式(1)のトンネル接合部にかかる電界εを大きくし、エネルギギャップEgを小さくすることによって、上記の式(1)のトンネリング確率Ttを大きくすることができる。
しかしながら、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6のそれぞれのIn組成比を大きくすることにより、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6のそれぞれのバンドギャップが発光層3のバンドギャップよりも小さくなった場合には発光層3から放射される光がp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6で吸収されて光取り出し効率が低下するため、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6の厚さはできるだけ薄い方が好ましい。
したがって、本発明のように、n型窒化物半導体トンネル接合層6上にn型窒化物半導体蒸発抑制層7を形成した場合には、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6からのInの蒸発を抑制することができるため、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6の厚さをそれぞれ薄くした場合でもp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6のIn組成比を高く保つことができ、トンネリング確率Ttを大きくすることができる。
これにより、本発明においては、n型窒化物半導体蒸発抑制層7が形成されていない特許文献1に記載の素子よりも、トンネル接合部における電圧ロスを低減することができ、駆動電圧を低減した素子を作製することができる。
さらに、本発明においては、n型窒化物半導体蒸発抑制層7のバンドギャップはp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6のバンドギャップよりも大きいことから、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6で吸収されなかった光は、n型窒化物半導体蒸発抑制層7においてもほとんど吸収されない。したがって、本発明においては、光取り出し効率を向上させた素子を作製することができる。
また、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6からのInの蒸発を抑制するためには、n型窒化物半導体蒸発抑制層7はp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6の成長時の基板温度よりも150℃高い温度以下の基板温度で成長させることが必要である。また、n型窒化物半導体蒸発抑制層7の結晶性を向上させる観点からはn型窒化物半導体蒸発抑制層7の成長時の基板温度の下限をp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6の成長時の基板温度と同一にすることが好ましい。
なお、n型窒化物半導体蒸発抑制層7としては、たとえば、窒化物半導体結晶を成長させることができ、代表的には、n型GaNまたはn型InGaNを成長させることができる。
また、n型窒化物半導体蒸発抑制層7がn型GaNからなる場合には、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6からのInの蒸発を抑制する観点から、n型窒化物半導体蒸発抑制層7は5nm以上の厚さに形成することが好ましい。
また、上記においては、n型窒化物半導体トンネル接合層6上にn型窒化物半導体蒸発抑制層7を成長させる場合について説明したが、本発明においては、Inを含むp型窒化物半導体トンネル接合層5上に直接n型窒化物半導体蒸発抑制層7を成長させ、p型窒化物半導体トンネル接合層5とn型窒化物半導体蒸発抑制層7とによってトンネル接合を形成することもできる。この場合も、n型窒化物半導体蒸発抑制層7のバンドギャップはp型窒化物半導体トンネル接合層5よりも大きくなる。
次に、図7の模式的断面図に示すように、n型窒化物半導体蒸発抑制層7上に第2のn型窒化物半導体層8をn型窒化物半導体蒸発抑制層7の成長時の基板温度よりも高い基板温度でたとえばMOCVD法等により成長させる。また、n型窒化物半導体蒸発抑制層7と第2のn型窒化物半導体層8との間には他の層を形成してもよい。
ここで、第2のn型窒化物半導体層8としては、たとえば、n型不純物がドーピングされたIII族元素の窒化物半導体結晶を成長させることができるが、なかでも第2のn型窒化物半導体層8は、注入された電流を拡散し、光を透過させる層として活性層3よりもバンドギャップが大きく、また抵抗率の低い層であることが好ましい。
また、第2のn型窒化物半導体層8の結晶性を向上させ、かつ低抵抗な層とするためには、第2のn型窒化物半導体層8の成長時の基板温度を、p型窒化物半導体トンネル接合層5、n型窒化物半導体トンネル接合層6およびn型窒化物半導体蒸発抑制層7の成長時の基板温度よりも高くすることが好ましく、900℃以上1000℃以下とすることが好ましい。
n型窒化物半導体蒸発抑制層7の成長時の基板温度が1000℃よりも高い場合には、発光層3の結晶性が悪化して発光効率が低下するおそれがある。また、900℃未満の場合には第2のn型窒化物半導体層8の結晶性が悪化するとともに高抵抗となるおそれがある。
次に、図8の模式的断面図に示すように、第1のn型窒化物半導体層2の表面の一部が露出するまでエッチングを行なう。
その後、図9の模式的断面図に示すように、正電極となるp側電極12を第2のn型窒化物半導体層8上に形成するとともに、負電極となるn側電極13を第1のn型窒化物半導体層2の表面上に形成する。
そして、上記のp側電極12およびn側電極13を形成した後のウエハを複数のチップに分割することによって、窒化物半導体発光素子が得られる。
本発明によって作製された窒化物半導体発光素子は、n型窒化物半導体蒸発抑制層7によって、p型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6からのInの蒸発を抑制することができ、高いIn組成比のp型窒化物半導体トンネル接合層5およびn型窒化物半導体トンネル接合層6を薄く形成することができることから、駆動電圧が低く、高い光取り出し効率を有する素子となる。
なお、図10に、上記のp型窒化物半導体層4から第2のn型窒化物半導体層8までの成長時の基板温度の変化の一例を示す。図10において、横軸は層厚を示しており、右側に進むにつれて基板1から離れることを示している。また、図10において、縦軸は基板温度を示しており、上側が基板温度が高く、下側が基板温度が低いことを示している。
ここでは、n型窒化物半導体蒸発抑制層7が、p型窒化物半導体トンネル接合層5の成長時の基板温度と同一またはそれから150℃高い基板温度の範囲で成長させられており、第2のn型窒化物半導体層8が900℃以上1000℃以下の基板温度の範囲で成長させられている。
(実施例1)
実施例1においては、図11の模式的断面図に示す構成の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。ここで、実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子は、サファイア基板101上に、GaNバッファ層102、n型GaN下地層103、n型GaNコンタクト層104、発光層105、p型AlGaNクラッド層106、p型GaN層107、p型InGaNトンネル接合層108、n型InGaNトンネル接合層109、n型GaN蒸発抑制層110およびn型GaN層111がこの順序で積層され、n型GaN層111の表面上にパッド電極112が形成され、n型GaNコンタクト層104の表面上にパッド電極113が形成された構成を有している。
まず、サファイア基板101をMOCVD装置の反応炉内にセットした。そして、その反応炉内に水素を流しながらサファイア基板101の温度を1050℃まで上昇させて、サファイア基板101の表面(C面)のクリーニングを行なった。
次に、サファイア基板101の温度を510℃まで低下させ、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG(トリメチルガリウム)を反応炉内に流して、サファイア基板101の表面(C面)上にGaNバッファ層102をMOCVD法により約20nmの厚さでサファイア基板101上に成長させた。
次いで、サファイア基板101の温度を1050℃まで上昇させて、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、Siがドーピングされたn型GaN下地層103(キャリア濃度:1×1018/cm3)をMOCVD法により6μmの厚さでGaNバッファ層102上に成長させた。
続いて、キャリア濃度が5×1018/cm3となるようにSiをドーピングしたこと以外はn型GaN下地層103と同様にして、n型GaNコンタクト層104をMOCVD法により0.5μmの厚さでn型GaN下地層103上に成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI(トリメチルインジウム)を反応炉内に流して、n型GaNコンタクト層104上に2.5nmの厚さのIn0.25Ga0.75N層と18nmの厚さのGaN層とを交互に6周期MOCVD法により成長させて、多重量子井戸構造を有する発光層105をn型GaNコンタクト層104上に形成した。なお、発光層105の形成時において、GaN層を成長させる際にはTMIを反応炉内に流していないことは言うまでもない。
次いで、サファイア基板101の温度を950℃まで上昇させ、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMA(トリメチルアルミニウム)、不純物ガスとしてCP2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)を反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたAl0.15Ga0.85Nからなるp型AlGaNクラッド層106をMOCVD法により約30nmの厚さで発光層105上に成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を950℃に保持したままで、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるp型GaN層107をMOCVD法によりp型AlGaNクラッド層106上に0.1μmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.25Ga0.75Nからなるp型InGaNトンネル接合層108をMOCVD法によりp型GaN層107上に20nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を700℃に保持したままで、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、Siが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.25Ga0.75Nからなるn型InGaNトンネル接合層109をMOCVD法によりp型InGaNトンネル接合層108上に4nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を600℃〜900℃の間の所定の温度に設定し、TMIのみを止めて、Siが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるn型GaN蒸発抑制層110をn型InGaNトンネル接合層109上に15nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を950℃まで上昇させて、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、Siが1×1019/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるn型GaN層111をMOCVD法によりn型GaN蒸発抑制層110上に200nmの厚さに成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素を反応炉内に流してアニーリングを行なった。
そして、上記のアニーリング後のウエハを反応炉から取り出し、そのウエハの最上層のn型GaN層111の表面上に所定の形状にパターンニングされたマスクを形成した。そして、RIE(Reactive Ion Etching)法により、上記のウエハの一部についてn型GaN層111側からエッチングを行ない、n型GaNコンタクト層104の表面の一部を露出させた。
そして、n型GaN層111の表面上にパッド電極112を形成し、n型GaNコンタクト層104の表面上にパッド電極113を形成した。ここで、パッド電極112およびパッド電極113は、n型GaN層111の表面上およびn型GaNコンタクト層104の表面上にそれぞれTi層とAl層を順次積層することによって同時に形成された。その後、ウエハを複数のチップに分割することによって、図11の模式的断面図に示す構成を有する実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。
図12に、実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN蒸発抑制層110の成長時のサファイア基板101の温度と駆動電圧との関係を示す。なお、図12において、縦軸は20mAの電流注入時の駆動電圧(V)を示し、横軸はn型GaN蒸発抑制層110の成長時のサファイア基板101の温度(℃)を示している。
図12に示すように、n型GaN蒸発抑制層110の成長時のサファイア基板101の温度が700℃のときが最も駆動電圧が低く、850℃を超えると駆動電圧が飛躍的に上昇した。
これは、サファイア基板101の温度が850℃を超えた条件(すなわち、p型InGaNトンネル接合層108およびn型InGaNトンネル接合層109の成長時のサファイア基板101の温度である700℃よりも150℃高い850℃よりもさらにサファイア基板101の温度が高い条件)でn型GaN蒸発抑制層110を成長させると、その直下のp型InGaNトンネル接合層108とn型InGaNトンネル接合層109のInが蒸発して、トンネル接合部におけるトンネリング確率が下がったためと考えられる。
(実施例2)
n型InGaNトンネル接合層109を成長させるところまでは実施例1と同一の条件および同一の方法で作製した。
そして、n型InGaNトンネル接合層109の成長後、サファイア基板101の温度を700℃に保持したままで、TMIのみを止め、Siが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるn型GaN蒸発抑制層110をMOCVD法によりn型InGaNトンネル接合層109上に15nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を700℃〜1050℃の間の所定の温度に設定し、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、Siが1×1019/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるn型GaN層111をMOCVD法によりn型GaN蒸発抑制層110上に200nmの厚さに成長させた。
その後は、実施例1と同一の条件および同一の方法で、実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。
図13に、実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度と駆動電圧との関係を示す。なお、図13において、縦軸は20mAの電流注入時の駆動電圧(V)を示し、横軸はn型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度(℃)を示している。
図13に示すように、n型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度が700℃から900℃にかけて駆動電圧は低減するが、900℃を超えると駆動電圧はほとんど低減しなかった。
n型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度が700℃から900℃にかけて駆動電圧が低減した要因としては、n型GaN層111の結晶性が向上し、抵抗率が低下したこと、ならびにn型GaN層111の成長時の昇温過程において、n型GaN蒸発抑制層110の存在によってp型InGaNトンネル接合層108のInの蒸発が抑制され、Mgの活性化率が上がったことが考えられる。
また、図14に、実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度と光出力との関係を示す。なお、図14において、縦軸は光出力を相対値で示しており、横軸はn型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度(℃)を示している。
図14に示すように、n型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度が700℃から1000℃にかけては光出力はほぼ一定であるが、1000℃を超えると光出力は大きく低下した。これは、n型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度が1000℃を超えた場合には、発光層105の結晶性が悪化して、発光効率が低下したためと考えられる。
以上の結果から、n型GaN層111の成長時のサファイア基板101の温度は900℃以上1000℃以下であることが好ましいことがわかった。
(実施例3)
p型InGaNトンネル接合層108を成長させるところまでは実施例1と同一の条件および同一の方法で作製した。
そして、p型InGaNトンネル接合層108の成長後、サファイア基板101の温度を700℃に保持したままで、TMIのみを止め、Siが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるn型GaN蒸発抑制層110をMOCVD法によりp型InGaNトンネル接合層108上に0〜15nmの厚さに成長させた。
その後は、実施例1と同一の条件および同一の方法で、実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。
図15に、実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN蒸発抑制層110の厚さと駆動電圧との関係を示す。なお、図15において、縦軸は20mAの電流注入時の駆動電圧(V)を示し、横軸はn型GaN蒸発抑制層110の厚さ(nm)を示している。
図15に示すように、n型GaN蒸発抑制層110の厚さが5nmよりも薄くなった場合には飛躍的に駆動電圧が上昇することがわかった。これは、n型GaN蒸発抑制層110の厚さが5nmよりも薄い場合には、n型GaN蒸発抑制層110の成長後の昇温過程において、p型InGaNトンネル接合層108とn型InGaNトンネル接合層109のInが蒸発しているためと考えられる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、トンネル接合を有し、青色光(たとえば、波長430nm以上490nm以下)を発光する窒化物半導体発光ダイオード素子等の窒化物半導体発光素子の駆動電圧を低くすることができるとともに、光取り出し効率を高くすることができる。
本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法の一例の一工程を図解する模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法におけるp型窒化物半導体層から第2のn型窒化物半導体層までの成長時の基板温度の変化の一例を示す図である。 実施例1〜3の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。 実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN蒸発抑制層の成長時のサファイア基板の温度と駆動電圧との関係を示す図である。 実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN層の成長時のサファイア基板の温度と駆動電圧との関係を示す図である。 実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN層の成長時のサファイア基板の温度と光出力との関係を示す図である。 実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子のn型GaN蒸発抑制層の厚さと駆動電圧との関係を示す図である。
符号の説明
1 基板、2 第1のn型窒化物半導体層、3 発光層、4 p型窒化物半導体層、5 p型窒化物半導体トンネル接合層、6 n型窒化物半導体トンネル接合層、7 n型窒化物半導体蒸発抑制層、8 第2のn型窒化物半導体層、12 p側電極、13 n側電極、101 サファイア基板、102 GaNバッファ層、103 n型GaN下地層、104 n型GaNコンタクト層、105 発光層、106 p型AlGaNクラッド層、107 p型GaN層、108 p型InGaNトンネル接合層、109 n型InGaNトンネル接合層、110 n型GaN蒸発抑制層、111 n型GaN層、112,113 パッド電極。

Claims (4)

  1. 基板上に、第1のn型窒化物半導体層、発光層、およびインジウムを含むp型窒化物半導体トンネル接合層をこの順序で形成する工程と、
    前記p型窒化物半導体トンネル接合層上に、前記p型窒化物半導体トンネル接合層よりもバンドギャップが大きい窒化物半導体蒸発抑制層を前記p型窒化物半導体トンネル接合層の形成時の基板温度よりも150℃高い温度以下の基板温度で形成する工程と、
    前記窒化物半導体蒸発抑制層上に、第2のn型窒化物半導体層を前記窒化物半導体蒸発抑制層の形成時の基板温度よりも高い基板温度で形成する工程と、を含む、窒化物半導体発光素子の製造方法。
  2. 前記p型窒化物半導体トンネル接合層上に前記p型窒化物半導体トンネル接合層とトンネル接合を形成するn型窒化物半導体トンネル接合層を形成した後に、前記n型窒化物半導体トンネル接合層上に前記窒化物半導体蒸発抑制層を形成することを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  3. 前記第2のn型窒化物半導体層の形成時の基板温度が900℃以上1000℃以下の温度であることを特徴とする、請求項1または2に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記窒化物半導体蒸発抑制層を5nm以上の厚さに形成することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
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