JP2008088377A - ブレーカー筐体用ポリアミド樹脂組成物及びブレーカー筐体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)(A)成分の結晶化温度を2℃以上低下させる物質0.05〜30重量部、(C−1)断面が扁平率(下記式)2.5以上の長手形状であるガラス繊維と(C−2)断面が円形であるガラス繊維20〜200重量部(ただし(C−1):(C−2)=3:7〜10:0(重量比))を含有してなることを特徴とする、ブレーカー筐体用ポリアミド樹脂組成物。
扁平率=ガラス繊維断面の長径(a)/ガラス繊維断面の短径(b)
【選択図】なし
Description
特許文献2には、(A)ポリアミド樹脂100重量部、(B)メラミンシアヌレート1〜20重量部、及び(C)ホウ酸金属塩からなるウィスカー5〜120重量部からなる機械的強度及び耐トラッキング性に優れた難燃性ポリアミド樹脂組成物が開示されている。実施例においては、平均径が0.5〜1.0μm、平均長が10〜30μmのホウ酸金属塩ウィスカーを用いた例が記載されているが、これらの樹脂組成物はCTI及び反りの改善効果はあるものの、充填材の平均長が短いため、ブレーカー用途に用いた場合、機械的強度は不十分である。
(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対して
(B)(A)成分の結晶化温度を2℃以上低下させる物質0.05〜30重量部
(C)下記(C−1)及び(C−2)のガラス繊維20〜200重量部
(C−1)断面が扁平率(下記式)2.5以上の長手形状であるガラス繊維
(C−2)断面が円形であるガラス繊維
ただし(C−1):(C−2)=3:7〜10:0(重量比)
を含有してなることを特徴とする、ブレーカー筐体用ポリアミド樹脂組成物にある。
本発明における(A)脂肪族ポリアミド樹脂とは、3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、又は、脂肪族二塩基酸と脂肪族ジアミン等の重縮合によって得られる脂肪族ポリアミド樹脂である。具体的には、ε−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α−ピペリドン等を重縮合してなる重合体、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4(又は2,4,4)−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ビス−(4,4’−アミノシクロヘキシル)メタン等の脂肪族ジアミンと、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン二塩基酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ヘキサデカン二酸、ヘキサデセン二酸、エイコサン二酸、エイコサジエン二酸、ジグリコール酸、2,2,4−トリメチルアジピン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族二塩基酸とを重縮合せしめて得られる重合体、又はこれらの共重合体である。より具体的には、ポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド7、ポリアミド8、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド66、ポリアミド69、ポリアミド610、ポリアミド611、ポリアミド612、ポリアミド66/6共重合体、ポリアミド6/12共重合体等が挙げられる。なかでも、主鎖の結合(−CH2−)に対する結合(−CONH−)の比率、すなわち、結合(−CONH−)/結合(−CH2−)(以下、この比を「アミド基比率」と表記する)が1/3〜1/12の範囲にあるものが好ましく、1/4.5〜1/7が更に好ましい。その代表的なものとしては、例えば、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610が挙げられる。その中でも、好ましい脂肪族ポリアミド樹脂としては、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド66/6共重合体が挙げられ、これらを複数種併用してもよい。アミド基比率は1/3に近いほど耐熱性が高くなり好ましいが、同時に樹脂のコストも高くなるため、1/3以下であることが好ましい。また、アミド基比率を1/12以上とすることにより、ブレーカー用途として使用可能な耐熱性を維持することができる。
本発明で使用される(B)(A)成分の結晶化温度を2℃以上低下させる物質(以下、「結晶化遅延剤」と表記することもある)とは、(A)脂肪族ポリアミド樹脂に配合することにより、得られるポリアミド樹脂組成物の結晶化温度が、(A)成分の結晶化温度に比べ2℃以上低下する物質である。結晶化温度の評価は、(A)成分単独及び所定量の(B)成分を配合して得られた樹脂組成物について、それぞれ、下記の測定方法に従って行った。(A)脂肪族ポリアミド樹脂に(B)成分を配合して得られた樹脂組成物の結晶化温度の値が、(A)成分の結晶化温度の値よりも2℃以上低いことが確認されれば、(B)成分の要件を充足していると判定する。もちろん、(B)成分の配合割合が異なれば、結晶化温度の値も異なるので、本発明においては、少なくとも(B)成分を所定の配合量で使用した場合に、(A)成分の結晶化温度を(A)成分単独の値よりも2℃以上低下させることを必要とする。
JIS−K7121に準じ、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定する。具体的には、8mgの試料を40℃〜300℃まで20℃/分の速度で昇温し、300℃で10分間ホールドし、次いで20℃/分の速度で降温して、40℃で10分間ホールドした。更に20℃/分の速度で再度昇温し、300℃で10分ホールドした後に、40℃まで20℃/分の速度で降温する。このように、40℃〜300℃まで2回昇降温操作を繰り返し、2回目降温時の結晶化ピーク頂点の温度を本発明における結晶化温度とした。
(B)成分として使用される、(A)成分と繰り返し単位の異なるポリアミド樹脂とは、具体的には、例えば、半芳香族ポリアミド樹脂や、前述の(A)成分として例示した脂肪族ポリアミド樹脂の中から選択した、(A)成分と異なるポリアミド樹脂等が挙げられる。これらのなかでも、半芳香族ポリアミド樹脂を用いることが好ましい。
脂肪族二塩基酸及び脂肪族ジアミンとしては、上記(A)脂肪族ポリアミド樹脂の重縮合に用いるものと同様の化合物を用いることができる。芳香族ジアミンとしては、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等が挙げられる。芳香族二塩基酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸等が挙げられる。
(B)成分として使用されるニグロシンとは、COLOR INDEXにC.I.SOLVENT BLACK 5及びC.I.SOLVENT BLACK 7として記載されているような黒色染料の一種で、トリフェナジンオキサジン、フェナジンアジン系化合物等の黒色アジン系化合物の混合物である。
本発明において、(B)成分としてニグロシンを使用する場合は、その配合量は、(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対して、0.05〜30重量部であり、好ましくは0.1〜10重量部であり、より好ましくは0.1〜2重量部である。配合量を0.05重量部以上とすることにより効果的に結晶化速度を低下させることができ、30重量部以下とすることにより熱安定性、耐熱剛性、流動性、離型性及び成形品外観を良好に保つことができる。
(B)成分として使用されるノボラックフェノール樹脂とは、酸を触媒とし、過剰のフェノールとホルムアルデヒドとを反応させて得られた熱可塑性の樹脂で、ヘキサメチレンテトラミン等の硬化剤を配合していない樹脂である。ノボラックフェノール樹脂は、効果を損なわない範囲で、フェノールの一部を各種クレゾール、キシレノール、p−t−ブチルフェノール、p−フェニルフェノール、レゾルシノール等の他のフェノール類に置き換えることもできる。
(B)成分として使用されるハロゲン化リチウムとしては、例えば、ヨウ化リチウム、塩化リチウム、臭化リチウム等があり、なかでも塩化リチウムが好適である。
塩化リチウムは、LiClの化学式で表される物質であり、白色のイオン結晶性粉末である。融点は606℃で、密度は2.07g/cm3、炭酸リチウムに塩酸を加えて調整する。1、2、3及び5水和物があり、198℃以上で加熱脱水して無水物を得ることができる。本発明では、塩化リチウムの無水物、水和物の何れも用いることができるが、無水物の方がシルバー等の外観不良を起こし難いので、好ましい。
本発明において、(B)成分として塩化リチウムを使用する場合は、その配合量は、(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対し0.05〜30重量部であり、好ましくは0.05〜10重量部であり、より好ましくは0.1〜3重量部である。配合量を0.05重量部以上とすることにより効果的に結晶化速度を低下させることができ、30重量部以下とすることにより耐熱剛性を良好に保ち、外観不良も生じ難くなるため好ましい。
本発明で用いる(C−1)断面が扁平率(下記式(1))2.5以上の長手形状であるガラス繊維(以下、「扁平断面ガラス繊維」と称することがある)は、断面の形状が通常の円形ではない非円形断面をしており、例えば長方形、長方形に近い長円形、楕円形、長手方向の中央部がくびれた繭型等の特許文献3の第図1に示されているもの等が挙げられる。第1図において、長径を(a)、短径を(b)とし、強化繊維の扁平の程度を扁平率とし、長径(a)/短径(b)で表す。
これら、長方形、長方形に近い長円形、楕円形、繭型等の形状の中でも、長方形、長方形に近い長円形、楕円形が好ましい。繭型は中央部がくびれているため、その部分の強度が低く真ん中で割れることがあったり、該くびれ部分における樹脂との密着性が劣る場合もあり、本発明のポリアミド樹脂組成物に好ましくない場合がある。
また、本発明において、上記(C−1)扁平断面ガラス繊維と併用する一般的な(C−2)断面が円形(扁平率1)であるガラス繊維(以下、「円形断面ガラス繊維」と称すことがある)としては、通常直径3〜30μmのものであり、入手の容易性から6〜17μmの直径のものが好ましい。
本発明においては、このような引き抜き成形法を用いて製造した長繊維ペレットを用いて成形品を製造してもよいし、該長繊維ペレットと、チョップドストランドを含む/又は含まない樹脂組成物ペレットとのブレンド物を用いて成形品を製造してもよい。
射出成形等において、ガラス繊維を破損しないように上記範囲内の繊維長を確保するための方法としては、例えば、スクリュー構成、スクリューやシリンダー内壁の加工、ノズル径、金型構造等の成形機条件の選択、可塑化、計量、射出時等の成形条件の調整、成形材料への可塑剤(例えば、ピロリドンカルボン酸化合物等)の添加等、種々の方法が挙げられる。また、成形品中のガラス繊維の平均繊維径は、(C−1)扁平断面ガラス繊維の場合は、0.1〜50μmが好ましく、0.5〜30μmがより好ましい。(C−2)円形断面ガラス繊維の場合は、0.1〜50μmが好ましく、0.5〜30μmがより好ましい。なお、上記ガラス繊維の平均繊維長の測定は、成形品の中央部から約5gのサンプルを切り出し、温度600℃の電気炉で2時間灰化後、残ったガラス繊維に対して行った。任意のガラス繊維約300本を選択し、画像処理付き顕微鏡を用いて繊維長を測定後、繊維長の総和を測定繊維数で除し、その値を平均繊維長とした。平均繊維径の測定は、上述の平均繊維長の測定と同様の方法で得られたガラス繊維の断面に対して行い、(C−1)扁平断面ガラス繊維の場合は断面長軸方向の長さの平均値を、(C−2)円形断面ガラス繊維の場合は断面最大直径の平均値を平均繊維径とした。
耐衝撃改良剤
具体的には、本発明においては、衝撃強度改良のためエラストマーを添加することも可能である。エラストマーとしては、例えば、ポリオレフィン系エラストマー、ジエン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーン系エラストマー等公知のものが挙げられるが、好ましくは、ポリオレフィン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマーが挙げられる。これらのエラストマーは、ポリアミド樹脂との相溶化のための変性を行って添加するとその効果が高まる。エラストマーは、酸、好ましくはマレイン酸、無水マレイン酸による変性や、エポキシ変性等を行うことが本発明の樹脂組成物には適している。
エラストマーによって衝撃強度の向上が見られる配合量は、通常、(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対して0.5〜30重量部である。本発明では強度が必要な場合が多いので、好ましくは0.5〜25重量部である。
本発明の樹脂組成物には、結晶化速度を上げて成形性を向上させるため、核剤を添加することが好ましい。核剤としては、特に制限はなく、通常、タルク、窒化硼素等の無機核剤が挙げられるが、有機核剤を添加しても良い。無機核剤を添加する場合は、平均粒子径が0.01〜20μmのものが好ましく、0.1〜10μmのものがより好ましい。
核剤の配合量は、(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対し、有機核剤や窒化ホウ素の場合は、0.001〜6重量部が好ましく、0.01〜1重量部がより好ましい。少ない場合は期待される核剤効果が得られず、多すぎると高価な材料のためコストが上がる。タルクを用いる場合は、0.1〜8重量部が好ましく、0.3〜2重量部がより好ましい。その他の無機核剤の場合は、0.3〜8重量部が好ましく、0.5〜4重量部がより好ましい。タルク及びその他の無機核剤の場合、少なすぎると核剤効果が得られず、多すぎると異物効果となって強度や衝撃値が低下する場合がある。特に本発明においては、該核剤として、平均粒子径が2μm以下のタルクを(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対し0.1〜8重量部使用するのが好ましい。
上記核剤は、樹脂組成物の結晶化速度を高める効果を有しているため、核剤を配合することにより(A)成分の結晶化温度が上がる場合がある。従って、核剤を配合して本発明の樹脂組成物を製造する場合は、(A)成分の結晶化温度が2℃以上低下するように(B)成分の配合量を調整する、すなわち、核剤を配合する場合は、同じ(B)成分を使用する場合でも、核剤を配合しない場合よりも多めに(B)成分を配合する必要がある。
また、本発明においては、成形品表面外観の改善のため、(C)成分以外のその他の無機充填材を配合することができる。無機充填材としては、樹脂用充填材として知られているものが使用可能であり、例えば、ガラス系充填材(ガラスビーズ、ガラスフレーク、ミルドファイバー等)、タルク、カオリン、ワラストナイト、炭酸カルシウム等を挙げることができる。この中でもトラッキング特性の改善効果が期待できることから、ガラス系充填材、ワラストナイトが好ましい。これらの無機充填材としては、平均粒子径が0.1〜100μmのものが好ましく、0.1〜50μmのものがより好ましい。無機充填材の配合量は、(C)ガラス繊維合計配合量の1.5倍以下が、機械的強度の低下を防ぐことができるため好ましい。
上記成形品表面外観の改善目的で配合する無機充填材が、タルク又は窒化ホウ素のような核剤効果を発揮するものである場合は、その一部、例えば、配合するこれらの成分の0.3〜5重量%程度を、平均粒子径の小さいもの、例えば、平均粒子径0.1〜30μm程度のものに代えて使用するのが好ましい。特に、タルクや窒化ホウ素を配合する場合は、その一部をより好ましくは平均粒子径0.1〜20μm程度のものに代えて、さらに好ましくは.1〜10μm程度のものに代えて配合することがさらに好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は、成形時の離型性を向上させるため、離型剤が配合されることが好ましく、摺動性改良の効果も併せ持つように、比較的多く添加することが好ましい。離型剤としては、具体的には、ステアリン酸、パルミチン酸等の炭素数14以上の脂肪族カルボン酸及びその誘導体(例えば、エステル、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アミド等)、ステアリルアルコール等の炭素数14以上の高級脂肪族アルコール及びその誘導体、カルボン酸アマイド系化合物やエチレンビスステアリルアミドのビスアミド化合物等のアミド系ワックス、低分子量ポリエチレンワックス、パラフィン素ワックス等のワックス類、シリコーンオイル、シリコンガム等が挙げられる。配合量は、通常は(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対し0.01〜3重量部、好ましくは0.03〜1.5重量部、より好ましくは0.03〜1重量部である。
また、本発明においては、樹脂の熱安定性向上のため、安定剤を添加することも可能である。安定剤としては、ポリアミド樹脂に一般的に用いられる安定剤、例えば、ハロゲン化銅系(例えば、沃化銅、塩化銅、臭化銅)及び/又はハロゲン化アルカリ金属系(例えば、沃素カリウム、臭化カリウム等)の安定剤、有機系(例えば、ヒンダードフェノール系、リン系(例えば、ホスファイト系、ホスホナイト系等)、ヒンダードアミン系、シュウ酸アニリド系等)が挙げられる。配合量は(A)脂肪族ポリアミド樹脂成分100重量部に対して0.001〜5重量部が好ましく、0.05〜2重量部がさらに好ましい。配合量を上記範囲内とすることにより、機械的強度、トラッキング特性を良好に保ち、成形品外観を優れたものとすることができる。
<原材料>
(A)脂肪族ポリアミド樹脂:
*ポリアミド6;三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製品「商品名:ノバミッド(登録商標)1015J」、粘度数150ml/g
(B)(A)成分の結晶化温度を2℃以上低下させる物質:
*X21;非晶性半芳香族ポリアミド樹脂(ポリアミド6I/6T共重合体)、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製品「商品名:ノバミッド(登録商標)X21」
*ニグロシン;オリエント化学工業社製「商品名:ヌビアンブラックEP−3」
(C)ガラス繊維:
*GFA;扁平ガラス繊維チョップドストランド、日東紡社製「商品名:CSG3PA−820S」、扁平率=4(長径28μm/短径7μm(メーカー公称値))、アミノシラン及びウレタン系化合物にて表面処理したもの
*GFA−L;扁平ガラス繊維ロービング、日東紡社製、扁平率=4(長径28μm/短径7μm(メーカー公称値))、アミノシラン及びウレタン系化合物にて表面処理したもの
*GFB;繭型ガラス繊維チョップドストランド、日東紡社製「商品名:CSG3PA−870S」、扁平率=2.0±0.3(長径20μm/短径10μm(メーカー公称値))、アミノシラン及びウレタン系化合物にて表面処理したもの
*GFC;丸型ガラス繊維チョップドストランド、日東紡社製「商品名:CS3PE454」、繊維径13μm、繊維長3mm、扁平率=1(メーカー公称値)、アミノシラン及びウレタン系化合物にて表面処理したもの
*GFC−L;丸型ガラス繊維ロービング、日東紡社製、繊維径15μm、扁平率=1(メーカー公称値)、アミノシラン及びウレタン系化合物にて表面処理したもの
耐衝撃改良剤:
*変性SEBS;旭化成社製「商品名:タフテックM1943」、酸変性品
*変性EBR;三菱化学(株)製「商品名:モディックAP730T」、酸変性品
[実施例1〜8及び比較例1、2、5〜9]
後述の表1、2に示す組成となるように各成分を秤量し、ガラス繊維を除く成分をタンブラーミキサーにて30分ブレンドした後、二軸押出機(東芝機械社製「TEM35B)、バレル5ブロック構成)の根元から該ブレンド物を投入し溶融した後、ガラス繊維をホッパー側から数えて4番目のブロックからサイドフィード方式で供給し溶融混練を行い、長さ3mmにカットしてポリアミド樹脂組成物のペレットを製造した。押出機の温度設定は260℃、スクリュー回転数設定は250rpm、吐出量は15kg/hrである。
[実施例9及び比較例3、4]
ポリアミド6を、二軸押出機(日本製鋼所製「形式:TEX30C」、バレル12ブロック構成)によって、シリンダー温度250℃、スクリュー回転数200rpm、吐出量10kg/hrの条件化で溶融混練し、ガラス繊維ロービング含浸用の樹脂ペレットを製造した。
ガラス繊維ロービング(GFA−L又はGFC−L)を開繊し連続して引きながら、上述の含浸用樹脂を温度270℃で溶融し、引取速度20cm/minで含浸させた後、賦形ダイを通してストランドとして引き抜き、水冷却後、切断して長さ10mmのガラス長繊維ペレットを製造した。実施例9においては、このようにして得られたガラス長繊維ペレットと結晶化遅延剤X21のペレットとをドライブレンドしタンブラーミキサーで30分混合後、後述の射出成形用樹脂組成物とした。
[実施例10]
ポリアミド6 100重量部に対し変性EBRを18.6重量部配合し、タンブラーミキサーにて30分混合した。得られた混合物を、二軸押出機(日本製鋼所社製「形式:TEX30C」、バレル12ブロック構成)によって、シリンダー温度250℃、スクリュー回転数200rpm、吐出量10kg/hrの条件下で溶融混練し、ガラス繊維ロービング含浸用の樹脂ペレットを製造した。
GFA−Lを開繊し連続して引きながら、上述の含浸用樹脂を温度270℃で溶融し、引取速度20cm/minで含浸させた後、賦形ダイを通してストランドとして引き抜き、水冷却後、切断して長さ10mmのガラス長繊維ペレットを製造した。得られたガラス長繊維ペレットと結晶化遅延材X21ペレットとをドライブレンドしタンブラーミキサーで30分混合後、後述の射出成形用樹脂組成物とした。
[平均繊維長]
下記記載の方法で製造した引張試験用ISO試験片の中央部から約5gのサンプルを切り出し、温度600℃の電気炉(ADVANTEC社製「KM−280」)内で2時間灰化後、残ったガラス繊維を破損しないようにピンセットで中性界面活性剤水溶液中に広げ、分散させた。分散水溶液をピペットを用いてスライドグラス上に移し、任意のガラス繊維約300本を選択し、画像処理付き顕微鏡を用いて繊維長を測定後、繊維長の総和を測定繊維数で除し、その値を平均繊維長とした。
[結晶化温度]
後述の表1、2に示した(A)脂肪族ポリアミド樹脂成分と(B)結晶化遅延剤成分のみを秤量し、タンブラーミキサーで30分混合した後に、二軸押出機(日本製鋼所社製「TEX−30XCT」、口径30mmφ)を使用し、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数200rpm、吐出量20kg/hrの条件にて溶融混練しペレットを製造した。得られたペレットを120℃で5時間真空乾燥した後に、JIS−K7121に準じ、パーキンエルマー社製DSC「PYRIS−DIAMOND」を用いて測定した。ペレットから8mgの測定用試料を精秤し、40℃から300℃まで20℃/分の速度で昇温、300℃で10分ホールド、次いで20℃/分の速度で降温し、40℃で10分ホールド、更に20℃/分の速度で再度昇温し、300℃で10分ホールドした後に、40℃まで20℃/分の速度で降温した。このように、40℃から300℃まで2回昇降温操作を繰り返した時の、2回目降温時の結晶化ピーク頂点の温度を結晶化温度とした。
上記実施例1〜10及び比較例1〜9記載の方法で製造した射出成形用樹脂組成物を用い、射出成形機(日本製鋼所社製「J75ED」)にて、シリンダー温度270℃、金型温調機80℃、射出時間2秒、冷却時間15秒の設定で成形を実施し、ISO試験片を製造した。ISO527に準じて引張強度を、ISO178に準じて曲げ強度及び曲げ弾性率を、ISO179に準じてノッチ付きシャルピー衝撃強度を測定した。評価結果を表1、2に示した。
上記記載の方法で製造した射出成形用樹脂組成物を用い、金型として100mm×100mm×厚み1mmのキャビティに、一辺100mm、厚み0.8mmのファンゲートから樹脂を充填して成形を行った。冷却後、ゲート部分をカットしないまま金型から外した試験片を、温度25℃、湿度65%の条件で一昼夜放置した。その後、該試験片を水平な面に置き、ファンゲート側を基準として、これと反対側の端面の浮き上がり高さを反り量として測定した。成形は、射出成形機(日本製鋼所社製「J75ED」)を用い、シリンダー温度270℃、金型温度80℃、射出時間5秒、冷却時間15秒にて実施した。評価結果を表1、2に示した。
上記反り評価用試験片の表面外観を目視で観察し、ガラス繊維の浮き上がり状態を確認した。ガラス繊維の浮きがなく表面外観に優れるものを○、ガラス繊維の浮きがあり表面外観があまりよくないものを×、ガラス繊維の浮きが著しく表面外観が悪いものを××とし評価した。評価結果を表1に示す。
上記記載の方法で製造した射出成形用樹脂組成物を用い、射出成形機(日本製鋼所社製「J75ED」)にて、シリンダー温度270℃、金型温度80℃、射出時間5秒、冷却時間15秒の設定で、100mm×100mm×厚さ3.0mmの試験片を成形した。得られた試験片を用い、IEC60112に準拠して測定した。なお、印加電圧は50V単位で行った。評価結果を表1、2に示した。
(2)実施例1及び比較例6の比較から、結晶化遅延剤を配合した場合でも、ガラス繊維断面の扁平率が2.5に満たない場合は、成形品反り性及び外観が本発明の目的を達成できないことがわかる。
(3)結晶化遅延剤の配合量が本発明の範囲を超える場合は、結晶化度が低く、成形困難なレベルであった(比較例7、8)。
(4)比較例6は、結晶化遅延剤としてX21を含有し、扁平率2の扁平断面ガラス繊維を含有した例である。結晶化遅延剤を配合し、ガラス繊維断面が扁平である場合でも、扁平率が2.5に満たない場合は、反り性及び外観が本発明の目的を達成できないことがわかる。
(5)比較例1及び比較例3は、円形断面のガラス繊維を用い、結晶化遅延剤を配合しない場合の例である。円形断面ガラス繊維をチョップドストランドの形態で使用した比較例1は、反り性が大きく低下し、外観も悪い。比較例3は、円形断面のガラス繊維ではあるが、ロービング形態で配合した場合の例である。この場合、成形品中の重量平均繊維長が長いため反り性は改善されるが、外観が大幅に低下する。
(6)実施例1〜3は、結晶化遅延剤としてX21を配合し、扁平断面ガラス繊維と円形断面ガラス繊維の配合比をさまざまに変えた場合の例である。いずれの例も、機械的強度、トラッキング特性、成形品反り性及び外観の全てに優れていることがわかる。
(7)実施例5〜7は、結晶化遅延剤としてX21を含有し、さらに耐衝撃改良剤として変性SEBSを配合した場合の例である。変性SEBSを配合することにより、反り性及び外観が良好なまま、耐衝撃改良性も向上していることがわかる。
(8)実施例4及び8は、結晶化遅延剤としてニグロシンを使用した場合の例である。ニグロシンを配合した場合も、機械的強度、トラッキング特性、成形品反り性及び外観に優れた樹脂組成物であることがわかる。
(9)実施例9、10は、結晶化遅延剤としてX21を含有し、ガラス繊維としてロービングタイプの扁平断面ガラス繊維を使用した場合の例である。ロービングタイプガラス繊維を使用することにより、成形品中の重量平均繊維長を長く保つことができるため、機械的強度及び反り性が大きく向上することがわかる。
Claims (6)
- (A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対して
(B)(A)成分の結晶化温度を2℃以上低下させる物質0.05〜30重量部
(C)下記(C−1)及び(C−2)のガラス繊維20〜200重量部
(C−1)断面が扁平率(下記式)2.5以上の長手形状であるガラス繊維
(C−2)断面が円形であるガラス繊維
ただし(C−1):(C−2)=3:7〜10:0(重量比)
を含有してなることを特徴とする、ブレーカー筐体用ポリアミド樹脂組成物。
扁平率=ガラス繊維断面の長径(a)/ガラス繊維断面の短径(b) - (B)成分が半芳香族ポリアミド樹脂であり、その配合量が(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して1〜30重量部である、請求項1に記載のブレーカー筐体用ポリアミド樹脂組成物。
- (B)成分がニグロシンであり、その配合量が(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部である、請求項1に記載のブレーカー筐体用ポリアミド樹脂組成物。
- さらに、(D)耐衝撃性改良剤を、(A)脂肪族ポリアミド樹脂100重量部に対して、0.5〜30重量部含有してなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のブレーカー筐体用ポリアミド樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物からなるブレーカー筐体。
- (A)脂肪族ポリアミド樹脂でロービング状強化繊維を被覆した後、3mm以上の長さにカットされたペレットを用い、射出成形法にて製造されたことを特徴とする、請求項5に記載のブレーカー筐体。
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