JP2005162821A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)ガラス繊維5〜50重量部、(C)JIS K5101に準じて測定された350メッシュふるい残分が0.1重量%以下で、かつpHが8〜10のタルク5〜50重量部、(D)カーボンブラックを0.05〜3重量部、(E)アジン系染料0.01〜2重量部および(F)高級脂肪酸金属塩0.01〜1重量部を含有するポリアミド樹脂組成物とその成形体。
【選択図】選択図なし
Description
特に、ガラス繊維単独、又はガラス繊維と他の無機充填材とを併用し、高濃度に配合した強化ポリアミド材料は、得られる成形品が高い剛性を有するばかりでなく、その組合せにより成形品の表面平滑性を高めたり、振動特性に優れた材料が得られるために、幅広い用途に利用されている。
しかしながら、該特許文献1においては単に芳香環成分を含む共重合体に無機充填材を配合する組み合わせが提案されているのみである。電気特性や平面性に関わる作用効果についての記載も無い。
しかしながら、この提案においてもタルクについての詳細な情報は開示されていないし、タルクの種類によっては電気特性を損ねる場合もあった。さらに黒着色した場合、混合の方法によってはカーボンブラックの分散が不均一となり、絶縁破壊強度や耐トラッキング性などの電気的特性を損ねる場合もあった。
高剛性、成形品の平面度、成形品の表面外観および電気特性に優れるスイッチ等の絶縁材として用いることのできるポリアミド樹脂材料が求められていた。
すなわち、本発明は、
[1] (A)ポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)ガラス繊維5〜50重量部、(C)JIS K5101に準じて測定された350メッシュふるい残分が0.1重量%以下で、かつpHが8〜10のタルク5〜50重量部、(D)カーボンブラック0.05〜3重量部、(E)アジン系染料0.01〜2重量部および(F)高級脂肪酸金属塩0.01〜1重量部を含有することを特徴とするポリアミド樹脂組成物、
[2] (A)ポリアミド樹脂が半芳香族ポリアミドを含有し、かつ芳香環含有ポリマー単位を1モル%以上90モル%以下含むことを特徴とする[1]記載のポリアミド樹脂組成物、
[4] (D)カーボンブラックが、高級脂肪酸アミド化合物で、カーボンブラック80〜20重量%と高級脂肪酸アミド化合物20〜80重量%の比率で混合処理されたものであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物、
[6] [1]〜[5]のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物を成形して得られる成形体、
[7] 成形体が、スライドスイッチ、インヒビタースイッチ、マグネットスイッチまたはコンビネーションスイッチのハウジングならびにこれらスイッチの絶縁材である[6]に記載の成形体、
である。
本発明の(A)ポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂であれば特に限定されないが、半芳香族ポリアミドを含有し、芳香環含有ポリマー単位を1モル%以上90モル%以下含むポリアミド樹脂であることが好ましく、5モル%以上50モル%以下含むことがより好ましく、10モル%以上30モル%以下含むことが特に好ましい。
半芳香族ポリアミドとしては、結晶性半芳香族ポリアミドでも、非晶性半芳香族ポリアミドでも、又はこれらの混合物でも用いることができる。
本発明において好ましい半芳香族ポリアミドは、66成分が70〜95重量%、6I成分が30〜5重量%のポリアミド66/6I共重合体であり、より好ましくは66成分が70〜85重量%で、6I成分が30〜10重量%のポリアミド66/6I共重合体である。成形外観および耐候性の点から6I成分は5重量%以上が特に好ましく、また、金型内での冷却時間および離型性の点から6I成分は30重量%以下が特に好ましい。
この中でも好ましいポリアミドはポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド12、ポリアミド66/6共重合体、またはこれらのブレンド物等を挙げる事ができ、これらのポリアミドを用いることにより、ガラス繊維及びタルクの配合量が多い場合においても、外観の良好な成形品を得ることができる。
本発明において、全ポリアミド中の芳香環含有ポリマー単位濃度が上記範囲になるように、上記脂肪族ポリアミドを好ましくは半芳香族ポリアミドの0〜100重量%の範囲内で、より好ましくは0〜70重量%範囲内で含有することができる。
本発明で用いる芳香環含有ポリマー単位とは、酸アミド(−CONH−)と芳香環を各々1つずつ含む繰り返し単位を意味し、具体的には、イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンイソフタラミド単位、テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンテレフタラミド単位、アジピン酸とメタキシリレンジアミンとから得られるメタキシリレンアジパミド単位等を示すことができる。
本発明におけるポリアミドの製造は、例えばアジピン酸、イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンの塩から溶融重合法、固相重合法、塊状重合法、溶液重合法、またはこれらを組み合わせた方法等によって、重縮合を行う方法を利用してよい。
本発明に用いるポリアミドの分子量は、硫酸溶液粘度ηr(ポリマー1gに対して95.5%硫酸100mlを使用し、オスワルト型粘度計を用いて25℃で測定する。)で1.5〜3.5、好ましくは1.8〜3.0、更に好ましくは、2.0〜2.8である。ηrが1.5より低いと樹脂組成物が脆くなり、更に、成形時にシリンダーのノズル先端からのドローリングが激しくなり成形できなくなる恐れがある。またηrが3.5より高いと樹脂の溶融粘度が高くなり過ぎて成形時に金型のデザインによっては、部分的に無機充填剤の浮き上がりが見られるようになり表面光沢性が低下し易くなる。
本発明の(B)成分であるガラス繊維は、通常熱可塑性樹脂に使用されているものを使うことができ、繊維径や長さに特に制限はなく、例えば平均繊維径が5〜30μmのチョップドストランド、ロービング、ミルドファイバーのいずれでも良い。チョップドストランドを用いる場合には、その長さが0.1から6mmの範囲で適宜選択すればよい。
これらのガラス繊維は、またその表面に通常公知の集束剤やシラン系カップリング剤を付着させたものも好ましく利用できる。例えばγ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどが利用できる。
本発明の(C)成分であるタルクは、4SiO2・3MgO・H2Oの化学式で表され、含水ケイ酸マグネシウムと呼ばれるものである。通常はタルク鉱石をさまざまな手法で粉砕し、0.1〜20μm程度の粒子径のものがプラスチック用充填材として使用される。
さらに、本発明の(C)成分であるタルクは、ポリアミドとの接着性を向上させる目的で従来公知の表面処理剤を用いてもかまわない。表面処理剤の種類としてはアミノ基やエポキシ基を含有するシラン系カップリング剤やチタネート系カップリング剤等を例示できる。このような表面処理剤は、予めタルク表面に処理することもできるし、ポリアミドとタルクを混合する際に添加してもかまわない。
本発明における(D)カーボンブラックは、オイルファーネス法、ガスファーネス法、チャネル法又はサーマル法のいずれの製法で製造されたものも使用でき、特に限定されるものではない。カーボンブラックの平均一次粒子径としては分散性と着色性の観点から5〜100nmが好ましく、特に10〜70nmが好ましい。
本発明においては(d2)カーボンブラックを(d1)高級脂肪酸アミド化合物で予め、混合処理したカーボンブラック処理物を用いることが好ましい。予め高級脂肪酸アミド化合物で混合処理したカーボンブラック処理物を用いることで、カーボンブラックの分散性を改善し、樹脂組成物中の分散性を向上させることができる。また、良好な電気特性を得ることができる。
(d1)高級脂肪酸アミド化合物としては、例えばメチレンビスステアリルアミド、メチレンビスラウリルアミド、エチレンビスステアリルアミド、エチレンビスラウリルアミド、エチレンビスベヘニルアミド、ジオクタデシルアジピン酸アミド、ジオクタデシルコハク酸アミド、ジヘキシルアジピン酸アミド、ジヘキシルコハク酸アミド、ジステアリルアジピン酸アミド、ジステアリルコハク酸アミドが挙げられる。これらの中でもエチレンビスステアリルアミドが好ましい。
本発明の(E)成分であるアジン系染料は、黒着色剤としてカーボンブラックと併用して用いることにより成形品の光沢性をさらに向上させることができる。
本発明の(F)成分である高級脂肪酸金属塩としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸、エルカ酸等の炭素数9以上の脂肪酸のナトリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等が挙げられ、好ましくはモンタン酸金属塩であり、例えば、モンタン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウム、モンタン酸リチウム等が挙げられるが、作用効果の高いものとしてモンタン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウムが好適に用いられる。
本発明のポリアミド樹脂組成物およびその成形体は、上記(A)〜(F)成分および必要に応じて用いられる各種の添加剤を混合し、混練して製造すれば良い。
その際、配合、混合、及び混練方法やそれらの順序には特に制限はなく、通常用いられる混合機、例えばヘンシェルミキサー、タンブラー、リボンブレンダー等で混合すればよい。混練機としては、通常、単軸又は2軸の押出機が用いられる。
本発明は射出成形条件を特に限定するものではないが、成形温度が250℃〜310℃、金型温度が40℃〜120℃で成形することが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、それを得るための混合順序に特に制限はないが、例えば、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)を一括して混練する方法、(A)、(B)、(C)とを溶融混練後、(D)、(E)、(F)を混練する方法等が挙げられ、また、全部を溶融混練せずに、いわゆるペレットブレンドとして、(A)の一部と(D)および/または(E)とを混練したものと、(A)の残りと(B)、(C)および(F)とを混練したものを、ペレットブレンドして加工に供する方法等を例示できる。また、予め、(A)に、(D)、(E)を高濃度で含むマスターペレットを製造しておき、これと(A)、(B)、(C)および/または(F)からなる組成物とを再混練又はペレットブレンドして用いても差し支えない。さらに(F)は(A)、(B)、(C)、(D)および(E)を溶融混錬、ペレットとした後、ペレット表面にポリエチレングリコールや流動パラフィン等の添着剤を用いて添着させてもかまわない。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、耐トラッキング性などの電気的特性、高剛性、成形品の平滑性、成形品外観性が要求される自動車用のスライドスイッチ、インヒビタースイッチ、マグネットスイッチ、コンビネーションスイッチのハウジング、およびこれらスイッチの絶縁材として使用できる。
[ポリアミド中の芳香環含有ポリマー単位濃度の測定]
芳香環含有ポリマー単位濃度は、重水素化トリフロロ酢酸を溶媒として、試料であるポリアミド樹脂組成物のポリアミド樹脂の濃度を2重量%程度となるように溶解し、不溶分をろ過分離し、分離後の溶液をBrucker社製AC−300Pを用いて1H−NMRを測定し、プロトンピーク積分値より芳香環含有ポリマー単位濃度を算出した。測定の諸条件を以下に記す。
測定温度 30℃
パルス幅 4.4μsec
パルス繰返し時間 3.0sec
積算回数 128回
化学シフト値を決定するに際して、テトラメチルシランを基準物質として用い決定した。
東芝機械(株)製IS−50EP射出成形機を用いて、スクリュー回転数200rpm、樹脂温度290℃の成形条件にて、厚さ3mmのASTMタイプ1を成形し、この成形品を物性測定用試料として、ASTM D638及びD790に従ってそれぞれ引張破断強さ及び曲げ弾性率を測定した。
機械的物性測定用試料と同様の方法で得られた射出成形品を試料として用い、該試料の中央部を表面粗度測定器((株)ミツトヨ製 サーフテスト201)を用い表面粗度(Ra)を測定した。
東芝機械(株)社製IS150E射出成形機を用いて、シリンダー温度290℃、金型温度90℃で、充填時間が約1.5秒になるように射出圧力、及び速度を適宜調整し、130×130×3mmの射出成形平板を得た。この平板の中央部を光沢計(HORIBA製IG320)を用いてJIS−K7150に準じて60度グロスを測定した。
表面光沢性と同様の方法で得られた射出成形平板を用い、接触式三次元測定機((株)ミツトヨ製 AE122)を用い平板の中央部と端部の計12箇所を測定し、最大値と最小値の差を平面度とした。
東芝機械(株)社製IS100FB射出成形機を用いて、シリンダー温度290℃、金型温度80℃で、充填時間が約1.3秒になるように射出圧力、及び速度を適宜調整し、0.8mmφ3点ピンゲートの100×55×3mmV字型射出成形品を得た。この成形品を用い、表面の白化状態を目視観察し、白化が見られない場合は○、白化が見られた場合は×とした。
機械的物性と同様の方法で得られた厚さ3mmのASTMタイプ1の成形片を試料として用い、DIN53840KAに準拠した測定方法で測定し、滴下数が101滴より多く、侵食深さが1mm未満のものを◎、滴下数が101滴より多く、侵食深さが1mmから1.5mm未満のものを○、滴下数が101滴より少ないもしくは、侵食深さが1.5mm以上のものを×とした。
(A)ポリアミド
A1:後記する重合例1で得られたポリアミド66/6I共重合体
A2:ポリアミド66(旭化成ケミカルズ(株)製;商品名 レオナ1300)
(B)ガラス繊維
B1:ガラス繊維(日本電気硝子(株)製;商品名 ECS03T297)
(C)タルク
C1:タルク(竹原化学工業(株)製;商品名 ハイトロンA)
350メッシュふるい残分(JIS K5101) 0.008重量%
pH 9.2
C2:タルク((株)龍森製;商品名 CRS6002)
350メッシュふるい残分(JIS K5101) 0.3重量%
pH 8.7
d1:高級脂肪酸アミド
エチレンビスステアリルアミド(ライオン・アクゾ(株);商品名 アーモワックスEBSパウダー)
d2:カーボンブラック 三菱化学(株)製;商品名 #50
平均一次粒子径28nm
(E)アジン系染料
E1:ニグロシン(オリエント化学(株)製;商品名 ヌビアンブラックPA9801)
(F)高級脂肪酸金属塩
F1:モンタン酸カルシウム(クラリアントジャパン(株)製;商品名 Licomont CaV102)
アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの等モル塩2.25kgとイソフタル酸とヘキサメチレンジアミンの等モル塩0.25kg、アジピン酸0.10kg及び純水2.5kgを5Lのオートクレーブの中に仕込みよく攪拌した。充分N2置換した後、攪拌しながら温度を室温から220℃まで約1時間かけて昇温した。この際、オートクレーブ内の水蒸気による自然圧で内圧は1.8MPaになるが、1.8MPa以上の圧力にならないよう水を反応系外に除去しながらさらに加熱を続けた。さらに2時間後内温が260℃に到達したら加熱を止め、オートクレーブの排出バルブを閉止し、約8時間かけて室温まで冷却した。冷却後オートクレーブを開け、約2kgのポリマーを取り出し粉砕した。得られた粉砕ポリマーを、10Lのエバポレーターに入れN2気流下、200℃で10時間固相重合した。固相重合によって得られたポリアミドには、ヘキサメチレンイソフタラミド単位を9.5モル%含有していた。
ポリアミドとしてA1を60重量部、高級脂肪酸アミドと予め混合したカーボンブラックを0.12重量部、アジン系染料E1を0.03重量部、を混合して、東芝機械(株)製TEM35φ2軸押出機(設定温度290℃、スクリュー回転数300rpm)にフィードホッパーより供給し、更にサイドフィード口を2カ所設け、上流側のサイドフィード口よりタルクとしてC1を20重量部供給し、下流側のサイドフィード口よりガラス繊維としてB1を20重量部供給し、ダイヘッドより押し出された溶融混練物をストランド状で冷却し、ペレタイズした後、モンタン酸カルシウムF1をタンブラーにて0.2重量部添加し、ポリアミド樹脂組成物を得た。得られた組成物を上記の方法にて評価した。その組成及び評価結果を表1に示す。
カーボンブラックd1を高級脂肪酸アミド化合物と予め混合しなかった以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
ポリアミドをA2に変更した以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
ガラス繊維を添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
タルクを添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
タルクの種類をC2に変更した以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
アジン系染料を添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
モンタン酸金属塩を添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
Claims (7)
- (A)ポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)ガラス繊維5〜50重量部、(C)JIS K5101に準じて測定された350メッシュふるい残分が0.1重量%以下で、かつpHが8〜10のタルク5〜50重量部、(D)カーボンブラックを0.05〜3重量部、(E)アジン系染料0.01〜2重量部および(F)高級脂肪酸金属塩0.01〜1重量部を含有することを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
- (A)ポリアミド樹脂が半芳香族ポリアミドを含有し、かつ芳香環含有ポリマー単位を1モル%以上90モル%以下含むことを特徴とする請求項1記載のポリアミド樹脂組成物。
- 半芳香族ポリアミドが、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンアジパミド単位70〜95重量%およびイソフタル酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンイソフタラミド単位30〜5重量%から構成される半芳香族ポリアミドである請求項2記載のポリアミド樹脂組成物。
- (D)カーボンブラックが、高級脂肪酸アミド化合物で、カーボンブラック80〜20重量%と高級脂肪酸アミド化合物20〜80重量%の比率で混合処理されたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物。
- (F)高級脂肪酸金属塩がモンタン酸金属塩であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物を成形して得られる成形体。
- 成形体が、スライドスイッチ、インヒビタースイッチ、マグネットスイッチまたはコンビネーションスイッチのハウジングならびにこれらスイッチの絶縁材である請求項6に記載の成形体。
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