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JP2005162821A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

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JP2005162821A
JP2005162821A JP2003401687A JP2003401687A JP2005162821A JP 2005162821 A JP2005162821 A JP 2005162821A JP 2003401687 A JP2003401687 A JP 2003401687A JP 2003401687 A JP2003401687 A JP 2003401687A JP 2005162821 A JP2005162821 A JP 2005162821A
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JP2003401687A
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Shigeo Mori
繁生 森
Katsumi Nabeshima
勝己 鍋島
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Asahi Kasei Chemicals Corp
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Asahi Kasei Chemicals Corp
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Abstract

【課題】高剛性、成形品平面度、表面外観および電気特性に優れたポリアミド樹脂組成物およびその成形体を提供する。
【解決手段】(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)ガラス繊維5〜50重量部、(C)JIS K5101に準じて測定された350メッシュふるい残分が0.1重量%以下で、かつpHが8〜10のタルク5〜50重量部、(D)カーボンブラックを0.05〜3重量部、(E)アジン系染料0.01〜2重量部および(F)高級脂肪酸金属塩0.01〜1重量部を含有するポリアミド樹脂組成物とその成形体。
【選択図】選択図なし

Description

本発明は高剛性、成形品平面度、表面外観および電気特性に優れるポリアミド樹脂組成物および該組成物を用いてなる成形体に関する。
ポリアミド樹脂は、機械的および熱的性質並びに耐油性に優れているため、自動車や電気・電子製品等の部品に広く用いられている。また、ポリアミドに無機充填材を配合した強化ポリアミド樹脂は、電気特性、機械的特性、耐熱性、耐薬品性等が大きく向上することにより、幅広い雰囲気で使用される電気部品への検討が近年積極的に進められている。
特に、ガラス繊維単独、又はガラス繊維と他の無機充填材とを併用し、高濃度に配合した強化ポリアミド材料は、得られる成形品が高い剛性を有するばかりでなく、その組合せにより成形品の表面平滑性を高めたり、振動特性に優れた材料が得られるために、幅広い用途に利用されている。
高剛性と良成形品外観を達成するためには、高濃度にガラス繊維やその他のミネラルフィラー等の強化材を配合する必要があり、そのためには結晶化速度が遅く、金型内の流動性に優れたポリアミドを用いることが有利である。このようなポリアミドとして例えば、非晶性芳香族ポリアミドと結晶性脂肪族ポリアミドの共重合体が提案されている(特許文献1)
しかしながら、該特許文献1においては単に芳香環成分を含む共重合体に無機充填材を配合する組み合わせが提案されているのみである。電気特性や平面性に関わる作用効果についての記載も無い。
特許文献2には芳香環成分を含むポリアミド樹脂にガラス繊維とタルクを含む無機充填材を配合することで高剛性、成形品表面外観の優れる組成物が提案されている。
しかしながら、この提案においてもタルクについての詳細な情報は開示されていないし、タルクの種類によっては電気特性を損ねる場合もあった。さらに黒着色した場合、混合の方法によってはカーボンブラックの分散が不均一となり、絶縁破壊強度や耐トラッキング性などの電気的特性を損ねる場合もあった。
高剛性、成形品の平面度、成形品の表面外観および電気特性に優れるスイッチ等の絶縁材として用いることのできるポリアミド樹脂材料が求められていた。
特開平6−73288号公報 特開2003−109241号公報
本発明の課題は、高剛性、成形品の平面度、表面外観および電気特性に優れるポリアミド樹脂組成物およびその成形体を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、ガラス繊維と特定のタルクとを併用した組成物およびその成形体が、上記本発明の課題を達成し得ることを見いだし、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
[1] (A)ポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)ガラス繊維5〜50重量部、(C)JIS K5101に準じて測定された350メッシュふるい残分が0.1重量%以下で、かつpHが8〜10のタルク5〜50重量部、(D)カーボンブラック0.05〜3重量部、(E)アジン系染料0.01〜2重量部および(F)高級脂肪酸金属塩0.01〜1重量部を含有することを特徴とするポリアミド樹脂組成物、
[2] (A)ポリアミド樹脂が半芳香族ポリアミドを含有し、かつ芳香環含有ポリマー単位を1モル%以上90モル%以下含むことを特徴とする[1]記載のポリアミド樹脂組成物、
[3] 半芳香族ポリアミドが、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンアジパミド単位70〜95重量%およびイソフタル酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンイソフタラミド単位5〜30重量%から構成される半芳香族ポリアミドである[2]記載のポリアミド樹脂組成物、
[4] (D)カーボンブラックが、高級脂肪酸アミド化合物で、カーボンブラック80〜20重量%と高級脂肪酸アミド化合物20〜80重量%の比率で混合処理されたものであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物、
[5] (F)高級脂肪酸金属塩がモンタン酸金属塩であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物、
[6] [1]〜[5]のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物を成形して得られる成形体、
[7] 成形体が、スライドスイッチ、インヒビタースイッチ、マグネットスイッチまたはコンビネーションスイッチのハウジングならびにこれらスイッチの絶縁材である[6]に記載の成形体、
である。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、高剛性、成形品の表面平滑性、表面外観および電気特性に優れることから、産業上、大いに有用である。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明の(A)ポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂であれば特に限定されないが、半芳香族ポリアミドを含有し、芳香環含有ポリマー単位を1モル%以上90モル%以下含むポリアミド樹脂であることが好ましく、5モル%以上50モル%以下含むことがより好ましく、10モル%以上30モル%以下含むことが特に好ましい。
半芳香族ポリアミドとしては、結晶性半芳香族ポリアミドでも、非晶性半芳香族ポリアミドでも、又はこれらの混合物でも用いることができる。
該結晶性半芳香族ポリアミドの具体例としては、例えばテレフタル酸とヘキサメチレンジアミンとから得られるヘキサメチレンテレフタラミド単位(以下、6T成分と記す。)、テレフタル酸とノナメチレンジアミンとから得られるノナメチレンテレフタラミド単位、イソフタル酸およびヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンイソフタラミド単位(以下6I成分と記す)、アジピン酸とメタキシリレンジアミンとから得られるメタキシリレンアジパミド単位(以下、MXD6成分と記す。)、から選ばれた1種または2種以上の単位を含む半芳香族ポリアミド、上記6T成分、6I成分およびMXD6成分から選ばれた1種または2種以上の単位と、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンアジパミド単位(以下、66成分と記す。)、ヘキサメチレンジアミンとセバシン酸から得られるポリヘキサメチレンセバカミド、ヘキサメチレンジアミンとドデカン二酸から得られるポリヘキサメチレンドデカミド、カプロラクタムの開環重合で得られるポリカプロアミド(以下6成分と記す。)、アミノウンデカン酸から得られるポリウンデカナミド、ラウリンラクタムの開環重合で得られるポリラウリナアミドとの半芳香族共重合体、等であり、これらの共重合体は、例えば、イソフタル酸、ヘキサメチレンジアミンおよびカプロラクタムとの共重合体のように3元以上の共重合体としてもよい。また、各単位の単独重合体および/または共重合体とのブレンド物でもかまわない。
また、非晶性半芳香族ポリアミドの例としては、テレフタル酸とトリメチルヘキサメチレンジアミンとから得られるポリアミド、ビス(4−アミノ−メチルヘキシル)メタン、ヘキサメチレンジアミン、テレフタル酸、イソフタル酸およびカプロラクタムから得られるポリアミド、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、ビス(4−アミノ−メチル−5−エチルシクロヘキシル)メタン、ヘキサメチレンジアミン、テレフタル酸、イソフタル酸およびカプロラクタムから得られる非晶性ポリアミド、等が挙げられる。
本発明において好ましい半芳香族ポリアミドは、66成分が70〜95重量%、6I成分が30〜5重量%のポリアミド66/6I共重合体であり、より好ましくは66成分が70〜85重量%で、6I成分が30〜10重量%のポリアミド66/6I共重合体である。成形外観および耐候性の点から6I成分は5重量%以上が特に好ましく、また、金型内での冷却時間および離型性の点から6I成分は30重量%以下が特に好ましい。
次に本発明の(A)ポリアミド樹脂は、脂肪族ポリアミドも含むことができ、これらの例としてはポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド66/6共重合体、またはこれらのブレンド物等が挙げられる。
この中でも好ましいポリアミドはポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド12、ポリアミド66/6共重合体、またはこれらのブレンド物等を挙げる事ができ、これらのポリアミドを用いることにより、ガラス繊維及びタルクの配合量が多い場合においても、外観の良好な成形品を得ることができる。
本発明で用いる(A)ポリアミド樹脂は、前記したように半芳香族ポリアミドを含有し、芳香環含有ポリマー単位を1モル%以上90モル%以下含むものが好ましく、より好ましくは5モル%以上50モル%以下、特に好ましくは10モル%以上30モル%以下である。
本発明において、全ポリアミド中の芳香環含有ポリマー単位濃度が上記範囲になるように、上記脂肪族ポリアミドを好ましくは半芳香族ポリアミドの0〜100重量%の範囲内で、より好ましくは0〜70重量%範囲内で含有することができる。
本発明で用いる芳香環含有ポリマー単位とは、酸アミド(−CONH−)と芳香環を各々1つずつ含む繰り返し単位を意味し、具体的には、イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンイソフタラミド単位、テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンテレフタラミド単位、アジピン酸とメタキシリレンジアミンとから得られるメタキシリレンアジパミド単位等を示すことができる。
本発明における芳香環含有ポリマー単位濃度の測定方法としては、重水素化トリフロロ酢酸を溶媒として、試料であるポリアミド樹脂組成物のポリアミド樹脂の濃度を2重量%程度となるように溶解し、不溶分をろ過分離し、分離後の溶液をBrucker社製AC−300Pを用いて1H−NMRを測定した。化学シフト値を決定するに際して、テトラメチルシランを基準物質として決定した。
本発明におけるポリアミドの製造は、例えばアジピン酸、イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンの塩から溶融重合法、固相重合法、塊状重合法、溶液重合法、またはこれらを組み合わせた方法等によって、重縮合を行う方法を利用してよい。
また、例えば、アジピン酸クロライド、イソフタル酸クロライドとヘキサメチレンジアミンから溶液重合、界面重合等の方法によってもよい。これらの中で、溶融重合もしくは溶融重合と固相重合の組み合わせによる方法が、本発明においては経済上の観点からもより好ましく用いられる。
本発明に用いるポリアミドの分子量は、硫酸溶液粘度ηr(ポリマー1gに対して95.5%硫酸100mlを使用し、オスワルト型粘度計を用いて25℃で測定する。)で1.5〜3.5、好ましくは1.8〜3.0、更に好ましくは、2.0〜2.8である。ηrが1.5より低いと樹脂組成物が脆くなり、更に、成形時にシリンダーのノズル先端からのドローリングが激しくなり成形できなくなる恐れがある。またηrが3.5より高いと樹脂の溶融粘度が高くなり過ぎて成形時に金型のデザインによっては、部分的に無機充填剤の浮き上がりが見られるようになり表面光沢性が低下し易くなる。
本発明に用いるポリアミド樹脂(A)の好ましい末端基量は、ポリアミド1kg当たりアミノ基が10〜80ミリ当量、カルボキシル基が60〜150ミリ当量であり、さらに好ましくは、アミノ基が20〜60ミリ当量、カルボキシル基が70〜120ミリ当量である。
本発明の(B)成分であるガラス繊維は、通常熱可塑性樹脂に使用されているものを使うことができ、繊維径や長さに特に制限はなく、例えば平均繊維径が5〜30μmのチョップドストランド、ロービング、ミルドファイバーのいずれでも良い。チョップドストランドを用いる場合には、その長さが0.1から6mmの範囲で適宜選択すればよい。
本発明で用いられるガラス繊維においては、その平均繊維径が5〜25μmの範囲にあるガラス繊維が特に好ましく用いられる。平均繊維径がこの範囲にあるガラス繊維を用いた組成物は、機械的特性に優れ、加工装置の摩耗を低減できるため、好ましく利用できる。
これらのガラス繊維は、またその表面に通常公知の集束剤やシラン系カップリング剤を付着させたものも好ましく利用できる。例えばγ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどが利用できる。
本発明における(B)ガラス繊維の配合量は、(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して5〜50重量部であり、好ましくは10〜40重量部である。強度剛性の点から5重量部以上であることが必要であり、成形に際しての樹脂の流動性や、成形品の表面光沢性、表面粗度、平面性の点から50重量部以下であることが必要である。
本発明の(C)成分であるタルクは、4SiO・3MgO・HOの化学式で表され、含水ケイ酸マグネシウムと呼ばれるものである。通常はタルク鉱石をさまざまな手法で粉砕し、0.1〜20μm程度の粒子径のものがプラスチック用充填材として使用される。
本発明タルクの(C)成分として使用されるタルクは、4SiO・3MgO・HOの化学式で表され、含水ケイ酸マグネシウムと呼ばれるものであり、JIS K5101に準じて測定された350メッシュふるい残分が0.1重量%以下、好ましくは0.08重量%以下で、pHが8〜10、好ましくは8.5〜9.9である。この範囲のタルクを使用することにより、組成物が極めて優れた耐トラッキング性等の電気特性を示す。タルクの平均粒子径は特に限定されないが、0.5〜5μmの範囲のものが機械的特性と電気的特性に優れるため好ましい。
さらに、本発明の(C)成分であるタルクは、ポリアミドとの接着性を向上させる目的で従来公知の表面処理剤を用いてもかまわない。表面処理剤の種類としてはアミノ基やエポキシ基を含有するシラン系カップリング剤やチタネート系カップリング剤等を例示できる。このような表面処理剤は、予めタルク表面に処理することもできるし、ポリアミドとタルクを混合する際に添加してもかまわない。
本発明における(C)タルクの配合量は、(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して5〜50重量部であり、好ましくは10〜40重量部である。強度剛性、電気特性の点から5重量部以上であることが必要であり、成形に際して樹脂の流動性や、成形品の表面光沢性、表面粗度、平面性の点から50重量部以下であることが必要である。
本発明における(D)カーボンブラックは、オイルファーネス法、ガスファーネス法、チャネル法又はサーマル法のいずれの製法で製造されたものも使用でき、特に限定されるものではない。カーボンブラックの平均一次粒子径としては分散性と着色性の観点から5〜100nmが好ましく、特に10〜70nmが好ましい。
本発明における(D)カーボンブラックの配合量は、(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して0.05〜3重量部であり、好ましくは0.07〜2重量部である。成形品の白化防止の観点から添加量は0.05重量部以上であることが必要であり、また成形品の電気特性の点から3重量部以下であることが必要である。
本発明においては(d2)カーボンブラックを(d1)高級脂肪酸アミド化合物で予め、混合処理したカーボンブラック処理物を用いることが好ましい。予め高級脂肪酸アミド化合物で混合処理したカーボンブラック処理物を用いることで、カーボンブラックの分散性を改善し、樹脂組成物中の分散性を向上させることができる。また、良好な電気特性を得ることができる。
(d2)カーボンブラックと(d1)高級脂肪酸アミド化合物との混合比率はカーボンブラック20〜80重量%が好ましく、より好ましくは30〜60重量%、特に好ましくは40〜50重量%である。カーボンブラックの分散性およびハンドリング性の観点からカーボンブラック20〜80重量%の範囲が好ましい。さらに、該範囲であれば、樹脂組成物中への添加時のハンドリング性も良く、押出し加工時の生産性も向上する。
(d1)高級脂肪酸アミド化合物としては、例えばメチレンビスステアリルアミド、メチレンビスラウリルアミド、エチレンビスステアリルアミド、エチレンビスラウリルアミド、エチレンビスベヘニルアミド、ジオクタデシルアジピン酸アミド、ジオクタデシルコハク酸アミド、ジヘキシルアジピン酸アミド、ジヘキシルコハク酸アミド、ジステアリルアジピン酸アミド、ジステアリルコハク酸アミドが挙げられる。これらの中でもエチレンビスステアリルアミドが好ましい。
高級脂肪酸アミド化合物とカーボンブラックを混合する方法には特に制限はなく、通常用いられる混合機、例えばヘンシェルミキサー、タンブラー、リボンブレンダー等で混合すればよい。粉体同士の混合であり、高級脂肪酸アミド化合物とカーボンブラックとの分散性を考慮するとこの中でもヘンシェルミキサーのような高速回転羽を持つ混合機が好ましい。
本発明の(E)成分であるアジン系染料は、黒着色剤としてカーボンブラックと併用して用いることにより成形品の光沢性をさらに向上させることができる。
(E)アジン系染料とは、例えばアニリンとニトロベンゼンと塩酸とを主原料とし、酸化第2鉄等を触媒として得られるトリフェナジンオサジン、フェナジンアジン等のアジン系化合物の混合物であって、プラスチック、皮革等の黒着色剤として良く知られている。かかるアジン系染料としては、Nigrosine Base EXBP、Nubian Complex Black G−02、Nubian Black PA−0800、Nubian Black PA−0801、Nubian Black PA−0850、Nubian Black PA−2800、Nubian Black PA−2801、Nubian Black PA−9800、Nubian Black PA−9801、Nubian Black PA−9811,Nubian Black PA−9802、Nubian Black PA−9803、Nubian Black EP−3、NigrosineBase EE、NigrosineBase EX、Special Black EB、NigrosineBase SA、NigrosineBase SAP、およびNigrosineBase NB、Orient Spirit BlackSB(いずれもオリエント化学社製)、Spirit Black No.850(住友化学社製)、Nigrosine Base LK(BASF社製)、NYB27620B(山陽化工社製)等の商品名で市販されているものを使用することができる。
上記したアジン系染料の配合量は、(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して0.01〜2重量部であり、好ましくは0.02〜1重量部である。成形品の光沢性や漆黒度向上の点から添加量が0.01重量部以上であることが必要であり、アジン系染料の分解ガス発生量の点から2重量部以下であることが必要である。また、このようなアジン系染料は酸性を呈する場合が多いが、本発明に用いられるアジン系染料のpHは5以上のものがポリマーの分解を促進しない点で好ましい。
本発明の(F)成分である高級脂肪酸金属塩としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸、エルカ酸等の炭素数9以上の脂肪酸のナトリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等が挙げられ、好ましくはモンタン酸金属塩であり、例えば、モンタン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウム、モンタン酸リチウム等が挙げられるが、作用効果の高いものとしてモンタン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウムが好適に用いられる。
本発明における(F)成分の配合量は(A)ポリアミド樹脂100重量部に対して0.01〜1重量部であり、好ましくは0.05〜0.5重量部である。離型性および成形品外観の点から配合量は0.01重量部以上であること必要であり、成形品の白化や、成型加工時のブリードアウト等の点から1重量部以下が必要である。
本発明のポリアミド樹脂組成物およびその成形体は、上記(A)〜(F)成分および必要に応じて用いられる各種の添加剤を混合し、混練して製造すれば良い。
その際、配合、混合、及び混練方法やそれらの順序には特に制限はなく、通常用いられる混合機、例えばヘンシェルミキサー、タンブラー、リボンブレンダー等で混合すればよい。混練機としては、通常、単軸又は2軸の押出機が用いられる。
本発明による成形品は、押出機により、通常まず上記本発明の樹脂組成物からなるペレットを製造し、このペレットを圧縮成形、射出成形、押出成形等により任意の形状に成形して所望の樹脂製品とすることによって得られる。
本発明は射出成形条件を特に限定するものではないが、成形温度が250℃〜310℃、金型温度が40℃〜120℃で成形することが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、それを得るための混合順序に特に制限はないが、例えば、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)を一括して混練する方法、(A)、(B)、(C)とを溶融混練後、(D)、(E)、(F)を混練する方法等が挙げられ、また、全部を溶融混練せずに、いわゆるペレットブレンドとして、(A)の一部と(D)および/または(E)とを混練したものと、(A)の残りと(B)、(C)および(F)とを混練したものを、ペレットブレンドして加工に供する方法等を例示できる。また、予め、(A)に、(D)、(E)を高濃度で含むマスターペレットを製造しておき、これと(A)、(B)、(C)および/または(F)からなる組成物とを再混練又はペレットブレンドして用いても差し支えない。さらに(F)は(A)、(B)、(C)、(D)および(E)を溶融混錬、ペレットとした後、ペレット表面にポリエチレングリコールや流動パラフィン等の添着剤を用いて添着させてもかまわない。
本発明のポリアミド樹脂組成物には、必要に応じ本発明の目的を損なわない範囲に於いて通常のポリアミド樹脂に添加される銅化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、光劣化防止剤、可塑剤、滑剤、離型剤、核剤、難燃剤、銅フタロシアニン誘導体等の着色用染料等を添加することもできるし、他の熱可塑性樹脂をブレンドしても良い。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、耐トラッキング性などの電気的特性、高剛性、成形品の平滑性、成形品外観性が要求される自動車用のスライドスイッチ、インヒビタースイッチ、マグネットスイッチ、コンビネーションスイッチのハウジング、およびこれらスイッチの絶縁材として使用できる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。尚、評価方法は下記の通りである。
[ポリアミド中の芳香環含有ポリマー単位濃度の測定]
芳香環含有ポリマー単位濃度は、重水素化トリフロロ酢酸を溶媒として、試料であるポリアミド樹脂組成物のポリアミド樹脂の濃度を2重量%程度となるように溶解し、不溶分をろ過分離し、分離後の溶液をBrucker社製AC−300Pを用いて1H−NMRを測定し、プロトンピーク積分値より芳香環含有ポリマー単位濃度を算出した。測定の諸条件を以下に記す。
測定温度 30℃
パルス幅 4.4μsec
パルス繰返し時間 3.0sec
積算回数 128回
化学シフト値を決定するに際して、テトラメチルシランを基準物質として用い決定した。
[機械的物性]
東芝機械(株)製IS−50EP射出成形機を用いて、スクリュー回転数200rpm、樹脂温度290℃の成形条件にて、厚さ3mmのASTMタイプ1を成形し、この成形品を物性測定用試料として、ASTM D638及びD790に従ってそれぞれ引張破断強さ及び曲げ弾性率を測定した。
[表面粗度]
機械的物性測定用試料と同様の方法で得られた射出成形品を試料として用い、該試料の中央部を表面粗度測定器((株)ミツトヨ製 サーフテスト201)を用い表面粗度(Ra)を測定した。
[表面光沢性]
東芝機械(株)社製IS150E射出成形機を用いて、シリンダー温度290℃、金型温度90℃で、充填時間が約1.5秒になるように射出圧力、及び速度を適宜調整し、130×130×3mmの射出成形平板を得た。この平板の中央部を光沢計(HORIBA製IG320)を用いてJIS−K7150に準じて60度グロスを測定した。
[平面度]
表面光沢性と同様の方法で得られた射出成形平板を用い、接触式三次元測定機((株)ミツトヨ製 AE122)を用い平板の中央部と端部の計12箇所を測定し、最大値と最小値の差を平面度とした。
[成形品の白化]
東芝機械(株)社製IS100FB射出成形機を用いて、シリンダー温度290℃、金型温度80℃で、充填時間が約1.3秒になるように射出圧力、及び速度を適宜調整し、0.8mmφ3点ピンゲートの100×55×3mmV字型射出成形品を得た。この成形品を用い、表面の白化状態を目視観察し、白化が見られない場合は○、白化が見られた場合は×とした。
[耐トラッキング性]
機械的物性と同様の方法で得られた厚さ3mmのASTMタイプ1の成形片を試料として用い、DIN53840KAに準拠した測定方法で測定し、滴下数が101滴より多く、侵食深さが1mm未満のものを◎、滴下数が101滴より多く、侵食深さが1mmから1.5mm未満のものを○、滴下数が101滴より少ないもしくは、侵食深さが1.5mm以上のものを×とした。
本発明の実施例に用いた原料を以下に示す。
(A)ポリアミド
A1:後記する重合例1で得られたポリアミド66/6I共重合体
A2:ポリアミド66(旭化成ケミカルズ(株)製;商品名 レオナ1300)
(B)ガラス繊維
B1:ガラス繊維(日本電気硝子(株)製;商品名 ECS03T297)
(C)タルク
C1:タルク(竹原化学工業(株)製;商品名 ハイトロンA)
350メッシュふるい残分(JIS K5101) 0.008重量%
pH 9.2
C2:タルク((株)龍森製;商品名 CRS6002)
350メッシュふるい残分(JIS K5101) 0.3重量%
pH 8.7
(D)処理カーボンブラックまたは未処理カーボンブラック
d1:高級脂肪酸アミド
エチレンビスステアリルアミド(ライオン・アクゾ(株);商品名 アーモワックスEBSパウダー)
d2:カーボンブラック 三菱化学(株)製;商品名 #50
平均一次粒子径28nm
(E)アジン系染料
E1:ニグロシン(オリエント化学(株)製;商品名 ヌビアンブラックPA9801)
(F)高級脂肪酸金属塩
F1:モンタン酸カルシウム(クラリアントジャパン(株)製;商品名 Licomont CaV102)
[重合例1]
アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの等モル塩2.25kgとイソフタル酸とヘキサメチレンジアミンの等モル塩0.25kg、アジピン酸0.10kg及び純水2.5kgを5Lのオートクレーブの中に仕込みよく攪拌した。充分N置換した後、攪拌しながら温度を室温から220℃まで約1時間かけて昇温した。この際、オートクレーブ内の水蒸気による自然圧で内圧は1.8MPaになるが、1.8MPa以上の圧力にならないよう水を反応系外に除去しながらさらに加熱を続けた。さらに2時間後内温が260℃に到達したら加熱を止め、オートクレーブの排出バルブを閉止し、約8時間かけて室温まで冷却した。冷却後オートクレーブを開け、約2kgのポリマーを取り出し粉砕した。得られた粉砕ポリマーを、10Lのエバポレーターに入れN気流下、200℃で10時間固相重合した。固相重合によって得られたポリアミドには、ヘキサメチレンイソフタラミド単位を9.5モル%含有していた。
[実施例1]
ポリアミドとしてA1を60重量部、高級脂肪酸アミドと予め混合したカーボンブラックを0.12重量部、アジン系染料E1を0.03重量部、を混合して、東芝機械(株)製TEM35φ2軸押出機(設定温度290℃、スクリュー回転数300rpm)にフィードホッパーより供給し、更にサイドフィード口を2カ所設け、上流側のサイドフィード口よりタルクとしてC1を20重量部供給し、下流側のサイドフィード口よりガラス繊維としてB1を20重量部供給し、ダイヘッドより押し出された溶融混練物をストランド状で冷却し、ペレタイズした後、モンタン酸カルシウムF1をタンブラーにて0.2重量部添加し、ポリアミド樹脂組成物を得た。得られた組成物を上記の方法にて評価した。その組成及び評価結果を表1に示す。
[実施例2]
カーボンブラックd1を高級脂肪酸アミド化合物と予め混合しなかった以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
[実施例3]
ポリアミドをA2に変更した以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
[比較例1]
ガラス繊維を添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
[比較例2]
タルクを添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
[比較例3]
タルクの種類をC2に変更した以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
[比較例4]
アジン系染料を添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
[比較例5]
モンタン酸金属塩を添加していないこと以外は、実施例1と同様に実施し、ポリアミド樹脂組成物を得た。その組成及び評価結果を表1に示す。
Figure 2005162821
本発明の組成物は、耐トラッキング性などの電気的特性に優れ、高剛性、成形品の平滑性、成形品外観に優れるためスライドスイッチ、インヒビタースイッチ、マグネットスイッチ、コンビネーションスイッチ等のハウジングおよびこれらスイッチの絶縁材分野で好適に利用できる。

Claims (7)

  1. (A)ポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)ガラス繊維5〜50重量部、(C)JIS K5101に準じて測定された350メッシュふるい残分が0.1重量%以下で、かつpHが8〜10のタルク5〜50重量部、(D)カーボンブラックを0.05〜3重量部、(E)アジン系染料0.01〜2重量部および(F)高級脂肪酸金属塩0.01〜1重量部を含有することを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
  2. (A)ポリアミド樹脂が半芳香族ポリアミドを含有し、かつ芳香環含有ポリマー単位を1モル%以上90モル%以下含むことを特徴とする請求項1記載のポリアミド樹脂組成物。
  3. 半芳香族ポリアミドが、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンアジパミド単位70〜95重量%およびイソフタル酸とヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンイソフタラミド単位30〜5重量%から構成される半芳香族ポリアミドである請求項2記載のポリアミド樹脂組成物。
  4. (D)カーボンブラックが、高級脂肪酸アミド化合物で、カーボンブラック80〜20重量%と高級脂肪酸アミド化合物20〜80重量%の比率で混合処理されたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物。
  5. (F)高級脂肪酸金属塩がモンタン酸金属塩であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物を成形して得られる成形体。
  7. 成形体が、スライドスイッチ、インヒビタースイッチ、マグネットスイッチまたはコンビネーションスイッチのハウジングならびにこれらスイッチの絶縁材である請求項6に記載の成形体。
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