JP2008082788A - 情報処理装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ナビゲーション装置などの住所入力あるいは住所入力により地図表示を行わせる必要がある情報処理装置において、ユーザの操作を簡素化し、住所入力の手間を軽減する。
【解決手段】ユーザの住所入力状態および入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別し、提示する。
【選択図】図3
【解決手段】ユーザの住所入力状態および入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別し、提示する。
【選択図】図3
Description
本発明は、情報処理装置、制御方法および制御プログラムに係り、特に地図表示を行うとともに、目的地までの誘導経路を提示するナビゲーション装置として適用される情報処理装置、制御方法および制御プログラムに関する。
従来、現在地から目的地までの誘導経路を案内するナビゲーション装置が知られている。また、この種のナビゲーション装置としては、ユーザが入力した出発地(或いは現在地)及び目的地に基づいて、当該出発地から目的地までの誘導経路を探索して提示する経路探索機能を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなナビゲーション装置において、目的の地図を表示させる場合には、例えば、ナビゲーション装置は、まず都道府県選択リスト画面を表示し、この都道府県選択画面で、ユーザにより都道府県が選択されると、市町村区選択画面を表示させる。以下同様にして、ユーザによる市町村区選択→丁・丁目選択リスト画面の表示→ユーザによる丁・丁目選択→番地選択リスト画面の表示→ユーザによる番地選択→住居番号選択リスト画面の表示→ユーザによる住居番号の選択というふうに順次階層毎に所望の住所を選択させることにより最終的にユーザの所望の地図を表示するようにされていた。
特開平8−201087号公報
このようなナビゲーション装置において、目的の地図を表示させる場合には、例えば、ナビゲーション装置は、まず都道府県選択リスト画面を表示し、この都道府県選択画面で、ユーザにより都道府県が選択されると、市町村区選択画面を表示させる。以下同様にして、ユーザによる市町村区選択→丁・丁目選択リスト画面の表示→ユーザによる丁・丁目選択→番地選択リスト画面の表示→ユーザによる番地選択→住居番号選択リスト画面の表示→ユーザによる住居番号の選択というふうに順次階層毎に所望の住所を選択させることにより最終的にユーザの所望の地図を表示するようにされていた。
しかしながら、従来のナビゲーション装置においては、リスト形式で該当の住所一覧が表示されると、ユーザは、各階層毎に所望の住所を選択する必要があり、以前に入力した住所と同一の住所を入力する場合であっても、毎回同様の操作を行わなければならないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、ナビゲーション装置などの住所入力あるいは住所入力により地図表示を行わせる必要がある情報処理装置において、ユーザの操作を簡素化し、住所入力の手間を軽減することが可能な情報処理装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
そこで、本発明の目的は、ナビゲーション装置などの住所入力あるいは住所入力により地図表示を行わせる必要がある情報処理装置において、ユーザの操作を簡素化し、住所入力の手間を軽減することが可能な情報処理装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、ユーザが住所を入力するための住所入力部と、確定した住所入力の入力履歴を記憶する入力履歴記憶部と、前記住所入力部における入力状態および前記入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別し、提示する入力候補提示部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、入力履歴記憶部は、確定した住所入力の入力履歴を記憶する。
そして、住所入力部を介してユーザが住所を入力すると、入力候補提示部は、住所入力部における入力状態および入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別し、提示する。
したがって、表示優先順位の高い住所入力候補の提示がされるので、選択操作がより容易となり、ユーザの操作を簡素化し、住所入力の手間を軽減することができる。
上記構成によれば、入力履歴記憶部は、確定した住所入力の入力履歴を記憶する。
そして、住所入力部を介してユーザが住所を入力すると、入力候補提示部は、住所入力部における入力状態および入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別し、提示する。
したがって、表示優先順位の高い住所入力候補の提示がされるので、選択操作がより容易となり、ユーザの操作を簡素化し、住所入力の手間を軽減することができる。
この場合において、当該情報処理装置は、移動体に搭載されるものであり、自己が搭載された前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部を備え、前記入力候補提示部は、前記入力履歴に含まれる住所入力のうち、前記現在位置が属する行政区分と同一の行政区分に属する住所の表示優先度を他の住所入力よりも高く設定するようにしてもよい。
また、当該情報処理装置は、移動体に搭載されるものであり、自己が搭載された前記移動体の経路案内を行う経路案内部を備え、前記入力候補提示部は、前記入力履歴に含まれる住所入力のうち、前記移動体の経路の目的地が属する行政区分と同一の行政区分に属する住所の表示優先度を他の住所入力よりも高く設定するようにしてもよい。
さらに、前記入力履歴は、入力日時に関する情報を含み、前記入力候補提示部は、前記入力日時と現在日時との差に基づいて、住所の表示優先度を設定するようにしてもよい。
また、当該情報処理装置は、移動体に搭載されるものであり、自己が搭載された前記移動体の経路案内を行う経路案内部を備え、前記入力候補提示部は、前記入力履歴に含まれる住所入力のうち、前記移動体の経路の目的地が属する行政区分と同一の行政区分に属する住所の表示優先度を他の住所入力よりも高く設定するようにしてもよい。
さらに、前記入力履歴は、入力日時に関する情報を含み、前記入力候補提示部は、前記入力日時と現在日時との差に基づいて、住所の表示優先度を設定するようにしてもよい。
また、前記入力候補提示部は、提示した前記住所入力候補のうち、ユーザにより選択された前記住所入力候補の次回以降の優先度を今回よりも高く設定するようにしてもよい。
また、ユーザが住所を入力するための住所入力部および確定した住所入力の入力履歴を記憶する入力履歴記憶部を備えた情報処理装置の制御方法において、前記住所入力部を介して、前記ユーザに住所を入力させ、その入力状態を検出する入力状態検出過程と、前記入力状態および前記入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別する高優先順位入力候補判別過程と、前記判別結果に基づいて、より表示優先順位の高い住所入力候補を提示する入力候補提示過程と、を備えたことを特徴としている。
また、ユーザが住所を入力するための住所入力部および確定した住所入力の入力履歴を記憶する入力履歴記憶部を備えた情報処理装置の制御方法において、前記住所入力部を介して、前記ユーザに住所を入力させ、その入力状態を検出する入力状態検出過程と、前記入力状態および前記入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別する高優先順位入力候補判別過程と、前記判別結果に基づいて、より表示優先順位の高い住所入力候補を提示する入力候補提示過程と、を備えたことを特徴としている。
また、ユーザが住所を入力するための住所入力部および確定した住所入力の入力履歴を記憶する入力履歴記憶部を備えた情報処理装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記住所入力部を介して、前記ユーザに住所を入力させ、その入力状態を検出させ、前記入力状態および前記入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別させ、前記判別結果に基づいて、より表示優先順位の高い住所入力候補を提示させる、ことを特徴としている。
また、この制御プログラムを、ICメモリなどの半導体記憶装置、CD−ROM、DVD―ROM等の光ディスク、或いは、フロッピー(登録商標)等の磁気ディスクといった記録媒体に記録して配布する態様でも実施可能であり、また、上記制御プログラムを、インターネット等の電気通信回線(光ファイバ網を含む)を介して送信する態様でも実施可能である。
本発明によれば、住所入力時の手間、特に同一または類似の住所入力を行う場合の手間を軽減させ、操作性を向上させることが可能となる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、ナビゲーション装置として、車載型のナビゲーション装置(いわゆる、カーナビゲーション装置)について例示する。
図1は、本実施の形態に係るナビゲーション装置100の機能的構成を示すブロック図である。この図に示すように、ナビゲーション装置100は、絶対位置・方位検出部1と、相対方位検出部2と、車速検出部3と、主制御部4と、ROM5と、DRAM6と、SRAM7と、VRAM8と、ユーザインタフェース部9と、表示部10と、入力部11と、ディスク制御部12と、FM多重信号処理部13と、外部記録装置制御部14とを備えている。
絶対位置・方位検出部1は、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されているGPS電波を受信するアンテナを備え、ナビゲーション装置100が搭載された自動車の現在地、すなわち自車位置の地表における絶対的な位置座標及び方位をGPS電波に基づいて計算し主制御部4に出力するものである。
相対方位検出部2は、ジャイロセンサを有し、自車位置の相対的な方位を検出して主制御部4に出力するものである。また、
車速検出部3は、自動車より得られる車速パルスを処理して、自車両の速度を主制御部4に出力するものである。
相対方位検出部2は、ジャイロセンサを有し、自車位置の相対的な方位を検出して主制御部4に出力するものである。また、
車速検出部3は、自動車より得られる車速パルスを処理して、自車両の速度を主制御部4に出力するものである。
主制御部4は、ナビゲーション装置100の各部の制御や、ナビゲーション機能のための処理とった各種の処理を実行するものであり、演算手段としてのCPUや、その他の周辺回路を備えている。
ROM5は、制御プログラムやBIOS(Basic Input Output System)、装置起動のためのブートプログラム、ナビゲーション機能を実現するためのプログラムといった各種プログラムを予め格納するものであり、主制御部4によりアクセス可能になされている。
また、DRAM6は揮発性メモリであり主制御部4のワークエリアとして用いられる。
SRAM7は不揮発性メモリであり、自動車のアクセサリ電源等のメイン電源(図示せず)から電力が供給されると共に、当該メイン電源がオフの間は、電池などの予備電源(図示せず)から電力が供給されて記憶内容を常時保持可能に構成され、バックアップメモリとして機能する。また、VRAM8は、表示部10に表示される画面データが書き込まれるバッファメモリである。
ROM5は、制御プログラムやBIOS(Basic Input Output System)、装置起動のためのブートプログラム、ナビゲーション機能を実現するためのプログラムといった各種プログラムを予め格納するものであり、主制御部4によりアクセス可能になされている。
また、DRAM6は揮発性メモリであり主制御部4のワークエリアとして用いられる。
SRAM7は不揮発性メモリであり、自動車のアクセサリ電源等のメイン電源(図示せず)から電力が供給されると共に、当該メイン電源がオフの間は、電池などの予備電源(図示せず)から電力が供給されて記憶内容を常時保持可能に構成され、バックアップメモリとして機能する。また、VRAM8は、表示部10に表示される画面データが書き込まれるバッファメモリである。
ユーザインタフェース部9は、I/O(Input/Output)制御回路やドライバ回路を備え、表示部10及び入力部11と、主制御部4とを結ぶインターフェースとして機能する。具体的には、ユーザインタフェース部9は、主制御部4の制御の下、表示部10の表示制御を実行すると共に、入力部11の操作を主制御部4に出力する。
表示部10は、ユーザインタフェース部9の制御の下、ナビゲーションのための地図や自車位置、操作メニュー、各種指示データの入力画面等の各種の情報を表示するものであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescent)ディスプレイ等のディスプレイ装置を備えている。
入力部11は、ユーザの指示操作を受け付け、ユーザインタフェース部9に出力するものであり、当該ナビゲーション装置100のフロント部分等に配設される複数の操作子や、上記表示部10が備えるディスプレイ装置に設けられたタッチパネル(不図示)を備えている。なお、当該ナビゲーション装置100をリモートコントローラ等により遠隔操作可能に入力部11を構成しても良い。
入力部11は、ユーザの指示操作を受け付け、ユーザインタフェース部9に出力するものであり、当該ナビゲーション装置100のフロント部分等に配設される複数の操作子や、上記表示部10が備えるディスプレイ装置に設けられたタッチパネル(不図示)を備えている。なお、当該ナビゲーション装置100をリモートコントローラ等により遠隔操作可能に入力部11を構成しても良い。
ディスク制御部12は、ナビゲーションに使用される地図データや、各種のデータを格納するCD−ROMドライブやDVD-ROMドライブ、ハードディスクドライブといった記憶装置を制御するものである。
FM多重信号処理部13は、FM多重放送波を受信して、渋滞や事故、交通規制といった情報を示すVICS(道路交通情報通信システム)情報を取り出し、主制御部4に出力するものである。外部記録装置制御部14は、例えばメモリカードやメモリースティック(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の外部記録媒体に対してデータの記録及び読み出しを行うものである。
FM多重信号処理部13は、FM多重放送波を受信して、渋滞や事故、交通規制といった情報を示すVICS(道路交通情報通信システム)情報を取り出し、主制御部4に出力するものである。外部記録装置制御部14は、例えばメモリカードやメモリースティック(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の外部記録媒体に対してデータの記録及び読み出しを行うものである。
以上の構成の下、ユーザにより上記入力部11から目的地が入力されると、主制御部4は、上記絶対位置・方位検出部1により検出された自車位置から目的地までの誘導経路を探索して、当該誘導経路を示すに最適な地図と自車位置とを上記表示部10に表示する。また、自動車の走行中においては、主制御部4は、相対方位検出部2及び車速検出部3の検出結果に基づいて自律航法により算出した自車位置を、上記絶対位置・方位検出部1により検出された自車位置により補正するハイブリッド航法により、高精度に求めた自車位置を地図上に表示して、経路案内を行う。
ところで、本実施形態では、上記入力部11から目的地が入力されたときに、主制御部4は、現在地(自車位置)から目的地までの誘導経路を検索する機能を有している。
この目的地入力あるいは地図表示要求に際し、地図画面上での直接指定あるいは住所入力指定等が考えられるが、本実施形態では、地図を指定する際あるいは住所入力指定において、住所入力についてユーザの意図に沿った入力支援を行っている。
本実施形態においては、過去の入力履歴、すなわち、入力日時、当該入力時の自車位置、目的地の場所、選択回数などからユーザの意図に沿っていると考えられる最適な入力住所の候補を画面上に提示するようにしている。
本実施形態では、住所データを階層構造としている。
ここで、住所データの階層構造について説明する。
住所データは、以下の5階層の構造となっている。
第1階層:都道府県階層(例えば、埼玉県)
第2階層:市区町村階層(例えば、戸田市)
第3階層:丁・丁目階層(例えば、上戸田1丁目)
第4階層:番地階層 (例えば、2番)
第5階層:住居番号階層(例えば、3号)
この目的地入力あるいは地図表示要求に際し、地図画面上での直接指定あるいは住所入力指定等が考えられるが、本実施形態では、地図を指定する際あるいは住所入力指定において、住所入力についてユーザの意図に沿った入力支援を行っている。
本実施形態においては、過去の入力履歴、すなわち、入力日時、当該入力時の自車位置、目的地の場所、選択回数などからユーザの意図に沿っていると考えられる最適な入力住所の候補を画面上に提示するようにしている。
本実施形態では、住所データを階層構造としている。
ここで、住所データの階層構造について説明する。
住所データは、以下の5階層の構造となっている。
第1階層:都道府県階層(例えば、埼玉県)
第2階層:市区町村階層(例えば、戸田市)
第3階層:丁・丁目階層(例えば、上戸田1丁目)
第4階層:番地階層 (例えば、2番)
第5階層:住居番号階層(例えば、3号)
入力履歴には、初期値として基準表示優先度SPが設定される。これは未だ入力されたことのない他の住所データとの表示優先順位に差異を設けるための値である。この基準表示優先度は、当該入力履歴が初期状態で有する表示優先度である。
さらに表示優先度としては、一時的な表示優先度がある。一時的な表示優先度としては、入力された住所が自車位置近隣の都道府県(例えば、自車位置が属する都道府県の隣接都道府県)に関するものである場合に設定される自車位置隣接都道府県表示優先度P1、現在の目的地が既に設定されている場合に、当該現在の目的地が存在する都道府県と同一の都道府県に対して設定される目的地都道府県表示優先度P2および入力履歴における該当住所入力の入力日時に応じて複数段階に区別し、入力が新しいものほど大きな優先度を有する入力日時表示優先度P3がある。
さらに表示優先度としては、一時的な表示優先度がある。一時的な表示優先度としては、入力された住所が自車位置近隣の都道府県(例えば、自車位置が属する都道府県の隣接都道府県)に関するものである場合に設定される自車位置隣接都道府県表示優先度P1、現在の目的地が既に設定されている場合に、当該現在の目的地が存在する都道府県と同一の都道府県に対して設定される目的地都道府県表示優先度P2および入力履歴における該当住所入力の入力日時に応じて複数段階に区別し、入力が新しいものほど大きな優先度を有する入力日時表示優先度P3がある。
さらに入力候補として表示した住所が選択された場合に、基準表示優先度SPに加算される候補選択表示優先度SP1がある。すなわち、入力候補として表示した住所が選択された場合には、
SP=SP+SP1
とされる。
実際の表示優先度DSPは、例えば、次式により算出する。
DSP=SP+P1+P2+P3
上記式は、一時的な表示優先度P1〜P2の重み付けが同様の場合であるが、次式のようにして重み付けを変更することも可能である。
DSP=SP+k1・P1+k2・P2+k3・P3
ただし、k1〜k3は、正の実数であらわされた重み付け係数である。
SP=SP+SP1
とされる。
実際の表示優先度DSPは、例えば、次式により算出する。
DSP=SP+P1+P2+P3
上記式は、一時的な表示優先度P1〜P2の重み付けが同様の場合であるが、次式のようにして重み付けを変更することも可能である。
DSP=SP+k1・P1+k2・P2+k3・P3
ただし、k1〜k3は、正の実数であらわされた重み付け係数である。
次に具体的な実施形態の動作について説明する。
図2は実施形態の処理フローチャートである。
まずユーザは、入力画面上で地図を表示しようとする場所の住所の読みがなを入力する(ステップS1)。
図2は実施形態の処理フローチャートである。
まずユーザは、入力画面上で地図を表示しようとする場所の住所の読みがなを入力する(ステップS1)。
図3は、実施形態の入力画面の説明図である。
入力画面20は、読みがな入力部21と、入力時点における候補データ数を表示する候補データ数表示部22と、50音が表示されたひらがな入力部23と、前回の表示画面に戻るための戻るボタン24と、読みがな入力部21の入力内容をクリアするためのクリアボタン25と、読みがな入力部の内容に決定するための決定ボタン26と、入力履歴に基づいて表示優先度DSPが高い値を有する住所候補を選択ボタン27、28として表示するための候補表示部29と、住所候補の一覧画面へ遷移するための候補一覧表示ボタン30と、が表示されている。
図3に示すように、ユーザが入力画面上で読みがなとして、「とだ」と入力したとする。
これにより、主制御部4は、入力履歴(住所データベース)を参照し、住所データの上位階層側から読みがな「とだ」である住所の候補を検索することとなる。このとき、入力履歴から住所の候補を読み出した場合には、主制御部4は、さらに基準表示優先度SPを読み出すこととなる。
入力画面20は、読みがな入力部21と、入力時点における候補データ数を表示する候補データ数表示部22と、50音が表示されたひらがな入力部23と、前回の表示画面に戻るための戻るボタン24と、読みがな入力部21の入力内容をクリアするためのクリアボタン25と、読みがな入力部の内容に決定するための決定ボタン26と、入力履歴に基づいて表示優先度DSPが高い値を有する住所候補を選択ボタン27、28として表示するための候補表示部29と、住所候補の一覧画面へ遷移するための候補一覧表示ボタン30と、が表示されている。
図3に示すように、ユーザが入力画面上で読みがなとして、「とだ」と入力したとする。
これにより、主制御部4は、入力履歴(住所データベース)を参照し、住所データの上位階層側から読みがな「とだ」である住所の候補を検索することとなる。このとき、入力履歴から住所の候補を読み出した場合には、主制御部4は、さらに基準表示優先度SPを読み出すこととなる。
次に主制御部4は、入力された住所が自車位置が属する都道府県の隣接都道府県)に関するものであるか否かを判別する(ステップS3)。
ステップS3の判別において、入力された住所が自車位置が属する都道府県の隣接都道府県)に関するものである場合、例えば、自車位置が東京都内であり、入力された住所が埼玉県内である場合には、住所の候補である「埼玉県戸田市」については、自車位置隣接都道府県表示優先度P1(初期値=0)に所定の値(正の実数)が設定され(ステップS4)、処理をステップS5に移行する。
ステップS3の判別において、入力された住所が予め設定された現在の目的地が属する都道府県である場合、例えば、上述の例の場合、目的地が埼玉県内である場合には、住所の候補である「埼玉県戸田市」については、目的地都道府県表示優先度P2(初期値=0)についても所定の値(正の実数)が設定される(ステップS6)。
次に主制御部4は、入力履歴における該当住所入力の入力日時に応じて入力日時表示優先度P3を設定する(ステップS7)。
ステップS3の判別において、入力された住所が自車位置が属する都道府県の隣接都道府県)に関するものである場合、例えば、自車位置が東京都内であり、入力された住所が埼玉県内である場合には、住所の候補である「埼玉県戸田市」については、自車位置隣接都道府県表示優先度P1(初期値=0)に所定の値(正の実数)が設定され(ステップS4)、処理をステップS5に移行する。
ステップS3の判別において、入力された住所が予め設定された現在の目的地が属する都道府県である場合、例えば、上述の例の場合、目的地が埼玉県内である場合には、住所の候補である「埼玉県戸田市」については、目的地都道府県表示優先度P2(初期値=0)についても所定の値(正の実数)が設定される(ステップS6)。
次に主制御部4は、入力履歴における該当住所入力の入力日時に応じて入力日時表示優先度P3を設定する(ステップS7)。
次に主制御部4は、ステップS2で読み出した基準表示優先度SP、ステップS4で設定した自車位置隣接都道府県表示優先度P1、ステップS6で設定した目的地都道府県表示優先度P2およびステップS7で設定した入力日時表示優先度P3に基づいて、上述した式により、実際の表示優先度DSPを算出する(ステップS8)。
つづいて、主制御部4は、算出した各住所候補について優先順位の高い順に並べ替えて、図3に示したように、表示部10上の表示画面中に候補表示部29の選択ボタン27、28の態様で、住所候補を入力候補として表示し、直接入力可能な状態とすることとなる。
つづいて、主制御部4は、算出した各住所候補について優先順位の高い順に並べ替えて、図3に示したように、表示部10上の表示画面中に候補表示部29の選択ボタン27、28の態様で、住所候補を入力候補として表示し、直接入力可能な状態とすることとなる。
図4は、住所候補の一覧画面である。
なお、この状態で、いずれの選択ボタン27、28も選択せずに候補一覧表示ボタン30を選択し、操作すると、図4に示す住所候補の一覧画面に遷移し、表示されたリストから住所候補を選択することが可能となる。
図4において、一覧画面40には、選択した住所候補を表示する選択住所候補表示部41と、住所候補を選択ボタンとして、複数表示するリスト表示部42と、上下スクロールボタン43、44を表示するスクロール操作部45と、前回の表示画面に戻るための戻るボタン46と、が表示されている。
なお、この状態で、いずれの選択ボタン27、28も選択せずに候補一覧表示ボタン30を選択し、操作すると、図4に示す住所候補の一覧画面に遷移し、表示されたリストから住所候補を選択することが可能となる。
図4において、一覧画面40には、選択した住所候補を表示する選択住所候補表示部41と、住所候補を選択ボタンとして、複数表示するリスト表示部42と、上下スクロールボタン43、44を表示するスクロール操作部45と、前回の表示画面に戻るための戻るボタン46と、が表示されている。
次に主制御部4は、入力候補として表示した住所が選択された場合に、基準表示優先度SPに候補選択表示優先度SP1としての所定の値(正の実数)を次式のように加算することにより、基準表示優先度SPを更新する(ステップS9)。
SP=SP+SP1
つづいて、主制御部4は、ユーザの選択状態に応じて入力履歴を更新して処理を終了する(ステップS10)。
この場合において、入力履歴は予め定めた所定数(本実施形態では、最大100件)だけ記憶するように構成している。この場合において、入力履歴が所定数に達し、新たな入力履歴が発生した場合には、表示優先度が最も低いものを削除して新たな入力履歴を記憶することとなる。ここで、表示優先度が最も低いものが複数ある場合には、それらのうちで、入力日時が最も古いものが削除され、新たな入力履歴を記憶することとなる。
また、画面表示においては、入力文字と入力履歴の先頭部分が一致したものを表示することとなる。
SP=SP+SP1
つづいて、主制御部4は、ユーザの選択状態に応じて入力履歴を更新して処理を終了する(ステップS10)。
この場合において、入力履歴は予め定めた所定数(本実施形態では、最大100件)だけ記憶するように構成している。この場合において、入力履歴が所定数に達し、新たな入力履歴が発生した場合には、表示優先度が最も低いものを削除して新たな入力履歴を記憶することとなる。ここで、表示優先度が最も低いものが複数ある場合には、それらのうちで、入力日時が最も古いものが削除され、新たな入力履歴を記憶することとなる。
また、画面表示においては、入力文字と入力履歴の先頭部分が一致したものを表示することとなる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形が可能である。
例えば上述した実施の形態において、基準表示優先度SP、自車位置隣接都道府県表示優先度P1、目的地都道府県表示優先度P2および入力日時表示優先度P3は、正の実数としていたが、負の実数も含めて設定することも可能である。これにより、実際の表示優先度が大きくなりすぎることもない。
また、上述した実施形態では、ナビゲーション装置として車載型の装置を例示したが、これに限らず、携帯電話やPDA等の携帯型情報機器に組み込まれるナビゲーション装置や、地図表示装置などの情報処理装置にも本発明を適用可能である。
1…絶対位置・方位検出部、2…相対方位検出部、3…車速検出部、4…主制御部(入力候補提示部)、5…ROM、6…DRAM、7…SRAM、8…VRAM、9…ユーザインタフェース部、P1…自車位置隣接都道府県表示優先度、P2…目的地都道府県表示優先度、P3…入力日時表示優先度、SP1…候補選択表示優先度、10…表示部(入力候補提示部)、11…入力部、12…ディスク制御部(入力履歴記憶部)、13…FM多重信号処理部、14…外部記録装置制御部、20…入力画面、21…入力部、22…候補データ数表示部、23…入力部、24…ボタン、25…クリアボタン、26…決定ボタン、27…選択ボタン、29…候補表示部、30…候補一覧表示ボタン、40…一覧画面、41…選択住所候補表示部、42…リスト表示部、43…上下スクロールボタン、45…スクロール操作部、46…ボタン、100…ナビゲーション装置、DSP…表示優先度、SP…基準表示優先度。
Claims (7)
- ユーザが住所を入力するための住所入力部と、
確定した住所入力の入力履歴を記憶する入力履歴記憶部と、
前記住所入力部における入力状態および前記入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別し、提示する入力候補提示部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置において、
当該情報処理装置は、移動体に搭載されるものであり、
自己が搭載された前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部を備え、
前記入力候補提示部は、前記入力履歴に含まれる住所入力のうち、前記現在位置が属する行政区分と同一の行政区分に属する住所の表示優先度を他の住所入力よりも高く設定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置において、
当該情報処理装置は、移動体に搭載されるものであり、
自己が搭載された前記移動体の経路案内を行う経路案内部を備え、
前記入力候補提示部は、前記入力履歴に含まれる住所入力のうち、前記移動体の経路の目的地が属する行政区分と同一の行政区分に属する住所の表示優先度を他の住所入力よりも高く設定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記入力履歴は、入力日時に関する情報を含み、
前記入力候補提示部は、前記入力日時と現在日時との差に基づいて、住所の表示優先度を設定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記入力候補提示部は、提示した前記住所入力候補のうち、ユーザにより選択された前記住所入力候補の次回以降の優先度を今回よりも高く設定することを特徴とする情報処理装置。 - ユーザが住所を入力するための住所入力部および確定した住所入力の入力履歴を記憶する入力履歴記憶部を備えた情報処理装置の制御方法において、
前記住所入力部を介して、前記ユーザに住所を入力させ、その入力状態を検出する入力状態検出過程と、
前記入力状態および前記入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別する高優先順位入力候補判別過程と、
前記判別結果に基づいて、より表示優先順位の高い住所入力候補を提示する入力候補提示過程と、
を備えたことを特徴とする制御方法。 - ユーザが住所を入力するための住所入力部および確定した住所入力の入力履歴を記憶する入力履歴記憶部を備えた情報処理装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
前記住所入力部を介して、前記ユーザに住所を入力させ、その入力状態を検出させ、
前記入力状態および前記入力履歴に基づいて、表示優先順位の高い住所入力候補を判別させ、
前記判別結果に基づいて、より表示優先順位の高い住所入力候補を提示させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006261411A JP2008082788A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 情報処理装置、制御方法および制御プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017091565A (ja) * | 2016-12-28 | 2017-05-25 | パイオニア株式会社 | 表示装置、表示方法および表示プログラム |
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2006
- 2006-09-26 JP JP2006261411A patent/JP2008082788A/ja active Pending
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