JP2008079136A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】被写体との距離や反射率の違いなどの様々な条件に対して適正なストロボ撮影を可能とする技術の実現。
【解決手段】被写体の光学像を電気信号に変換して画像を撮像する撮像装置は、1ライン毎に時間をずらしながら電荷の蓄積と読み出しとを順次行う撮像素子と、撮影時に被写体に光を照射する閃光装置と、前記撮像素子による電荷の蓄積開始時に、前記閃光装置による予備発光を開始すると共に前記電荷の読み出しが終了するまで予備発光レベルを変化させながら前記閃光装置を繰り返し発光させる発光制御手段と、前記予備発光により得られた画像に基づいて前記閃光装置による本発光レベルを算出する算出手段と、算出された前記本発光レベルで前記閃光装置を発光させて画像を撮像する撮影制御手段と、を有する。
【選択図】図8
【解決手段】被写体の光学像を電気信号に変換して画像を撮像する撮像装置は、1ライン毎に時間をずらしながら電荷の蓄積と読み出しとを順次行う撮像素子と、撮影時に被写体に光を照射する閃光装置と、前記撮像素子による電荷の蓄積開始時に、前記閃光装置による予備発光を開始すると共に前記電荷の読み出しが終了するまで予備発光レベルを変化させながら前記閃光装置を繰り返し発光させる発光制御手段と、前記予備発光により得られた画像に基づいて前記閃光装置による本発光レベルを算出する算出手段と、算出された前記本発光レベルで前記閃光装置を発光させて画像を撮像する撮影制御手段と、を有する。
【選択図】図8
Description
本発明は、撮像装置におけるストロボ撮影技術に関するものである。
従来、CCD(電荷結合素子)を用いた撮像装置において、ストロボ撮影をする際に、撮影に先立ち、ストロボを予備(プリ)発光させて、その際の画像から、本(メイン)発光量を求めて撮影することが広く行われている。
図11は、従来例の撮像素子の構成としてインターライン型CCDを例示している。
図11において、501は光電変換のためのフォトダイオード(PD)である。502はフォトダイオード501の電荷を転送する垂直転送路である。503は垂直転送路502から転送された1ライン毎の電荷を転送する水平転送路である。504は水平転送路503から転送された1画素毎の電荷を電圧信号とする出力アンプである。
また、図示の撮像素子は2つ領域505,506から構成される。一方の領域505は結像される光学象を電荷信号に変換するための撮像有効領域である。他方の領域506は領域505と同じ構成であるが、アルミ層などで遮光され、黒レベルを得るための遮光領域(OB(Optical Black))である。
図示のCCDは、フォトダイオード501にて光電変換された電荷を一括して垂直転送路502に移動することで、電気的に蓄積時間を制御して、露光量を電気的に制御する、所謂一括電子シャッターと呼ばれる機能を持つことが可能である。
図12は、CCDにおけるストロボ撮影処理を示すタイミングチャートである。
図12において、(A)はストロボの発光波形、(B)はフォトダイオード501の蓄積状態、(C)はフォトダイオード501の電荷を垂直転送路502への転送信号である。(D)は垂直転送路502の電荷を水平転送路503へ転送する信号であり、各列の1画素分を全列一括して水平転送路503に転送する。(E)は水平転送路503の電荷を出力アンプ504に1画素ずつ転送する水平転送信号であり、この信号に同期して、出力アンプ504の出力電圧をA/D変換して不図示の画像メモリに書き込むことにより、デジタル画像データが得られる。
次に、図12を用いてストロボ発光のシーケンスについて説明する。
図12において、t0にてフォトダイオード501の蓄積を開始(B)すると共に、ストロボを所定光量でプリ発光を行う(A)。次に、t1にてフォトダイオード501の蓄積を終了する(B)と共に、フォトダイオード501の電荷を垂直転送ライン502に転送する(C)。次に、垂直転送ライン502に転送された画像信号である電荷1行分を水平転送路503に転送する(D)。その後、水平転送ライン503に転送された1行分の電荷を出力アンプ504に転送する(E)。1行分の転送が終わると、t3にて同様に垂直転送路502の次の行を水平転送路503に移動し水平転送を行う。この動作を全行について行う。
全ての画像信号の転送が終わると、前述のように、画像メモリに転送された画像の輝度から、ストロボのメイン発光量を演算する。そして、t5にてフォトダイオード501の蓄積を開始すると共に、演算された所定光量でストロボの発光を行い、所定光量の発光後にストロボ発光を停止する。次に、t6にてフォトダイオード501の蓄積を終了し、本撮影画像を読み出し、以降プリ発光時と同様にして本撮影画像を読み出す。
昨今、CCDに代わる撮像素子として、CMOSセンサーが注目されている。その最大の特徴は回路がMOSトランジスタで構成されているので、消費電力が非常に小さく、またCCDのように電荷の転送のために負電圧を含めた複数の電源が不要なことである。
また、光電変換を行うフォトダイオードは暗電流と呼ばれる、周囲温度により光が当たっていなくても電流が発生し、その量は温度8℃の増加で2倍に増えてしまう。従って、消費電力が小さいことは発熱が少ないことであり、特に露出時間が長い場合にはCMOSセンサーは画像ノイズがCCDと比べて非常に少ないことが特徴である。
図13は、CMOSセンサーの回路構成を例示している。
図13において、601はフォトダイオード(以下、PD部)で、光を電荷に変換し、露光量に応じて光電変換された電荷を蓄積する。602はフローティングディフュージョン(以下、FD部)である。603は転送ゲート(以下、TX部)で、蓄積終了と共に信号読み出しのために次段のFD部602に電荷を転送する。604はリセットゲート(以下、RS部)で、FD部602やPD部601をリセットする。605はフローティングディフュージョンアンプ(以下、FDアンプ)で、PD部601で光電変換された電荷を電圧に変換する。606は選択ゲート(以下、SEL部)で、FD部602からの信号を読み出す際の選択スイッチである。
上述した各構成601〜606で1つの画素を形成しており、この回路を画素数分だけ持っている。
次に、図13を用いてCMOSセンサーによる電荷蓄積及び電荷読み出し動作について説明する。
図13において、先ず電荷蓄積開始前にTX部603とRS部604をONすることにより、PD部601とFD部602を一旦リセットする。
次に、TX部603とRS部604をOFFにすると蓄積が開始される。このときのFD部602の電荷はゼロになっており、SEL部606をONにして、このゼロ電荷を垂直出力線625に読み出し、SN回路に列数だけ存在する回路モジュールのコンデンサ608にリセットレベルとして記憶する。
次に、所定の露光時間が経過したら、TX部603をONにし、PD部601に蓄積されている電荷をTX部603を通してFD部602に転送する。更にSEL部606をONにして、蓄積電荷に対応した出力電圧を垂直出力線625に読み出し、スイッチ610,611を介してコンデンサ608,609に出力電圧を記憶する。これでコンデンサ608,609には各々の信号レベルとリセットレベルが記憶され、読み出しスイッチ615,616をONにして差動アンプ623に入力し、ノイズレベルを削除した蓄積信号を得る。
次に、CMOSセンサーからなる撮像素子の電荷の読み出し動作について説明する。
図14は、従来のCMOSセンサーによる電荷読み出しとストロボ発光とのタイミングを説明する図である。
図14において、AはCMOSセンサーからなる撮像素子、Bはストロボ発光波形、Cは撮像素子Aのリセット解除(電荷蓄積)タイミングであり、リセットを解除すると同時に被写体光の電荷の蓄積を開始する。また、Dは蓄積終了タイミングであり、CからDまでの期間が電荷蓄積時間に相当する。時差順次読み出しの場合は、時刻t0で撮像素子Aの上から順に1ライン毎に時間をずらしながら蓄積し、時刻t2で上のラインからEの期間で、順次電荷(画素データ)を読み出していく。このずらす時間とは、撮像素子Aの1ラインの読み出し時間THに相当する。
図14に示すようにストロボ発光Bと同期させるためには、期間t1〜t2のように必ず全ラインが同時に露光している時間を取る必要があり、この期間にBに示すようにストロボが同調して発光し、ストロボで照射された被写体像を撮像することができる。そして、この撮像画像を用いて前述のCCDによるストロボ撮影と同様に、ストロボ反射光から露出の過不足を演算し、本撮影時のストロボ発光量を演算し、ストロボ撮影を行う。
特開2004−363666号公報
CCDやCMOSセンサーなどの撮像素子によって、図12乃至図14で述べたプリ発光による被写体反射光から被写体輝度を求めてメイン発光量を決定する場合、被写体との距離や反射率によっては撮像素子のダイナミックレンジをオーバーしてしまう。これでは、正しく被写体輝度を測定できなくなり、適切な光量でストロボ撮影を行うことができない。
例えば、ストロボ発光としてガイドナンバー8(GV4)相当でプリ発光を行った場合に、レンズの絞り値が4.0(AV4)の場合は、距離2mの被写体に対して適性光量となる。一方、撮像素子のリニアリティーは適正光量を中心にして幅で6段程度なので、適正光量となる2mを中心にして0.7m〜5.6m以外は撮像素子のダイナミックレンジを超えてしまう。
また、ストロボの到達距離は反射率23%を基準で規定されているので、例えば反射率が90%の白い服の場合は、反射率23%に対してlog2(90/23)=1.97[EV]反射光輝度が高い。このため、被写体距離1.4mで以内ではダイナミックレンジをオーバーしてしまう。
一方、被写体が反射率5%程度の黒い服の場合は、log2(5/23)=−2.3[EV]反射光輝度が低いので、被写体距離3.5m以遠では撮像素子のダイナミックレンジを超えてしまう。
このような不都合を回避するために、プリ発光時の光度又は光量を変えて複数回のプリ発光を行うと、被写体輝度測光のためのダイナミックレンジを広げることはできる。ところが、プリ発光の回数だけ発光と撮像の時間が必要となるので、レリーズタイムラグが延びてしまう。また、複数回のプリ発光を行うので、その分余分のエネルギーを消費する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、プリ発光により求めた被写体輝度からメイン発光量を決定してストロボ撮影を行う際に、被写体との距離や反射率の違いなどの様々な条件に対して適正なストロボ撮影を可能とする技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被写体の光学像を電気信号に変換して画像を撮像する撮像装置であって、1ライン毎に時間をずらしながら電荷の蓄積と読み出しとを順次行う撮像素子と、撮影時に被写体に光を照射する閃光装置と、前記撮像素子による電荷の蓄積開始時に、前記閃光装置による予備発光を開始すると共に前記電荷の読み出しが終了するまで予備発光レベルを変化させながら前記閃光装置を繰り返し発光させる発光制御手段と、前記予備発光により得られた画像に基づいて前記閃光装置による本発光レベルを算出する算出手段と、算出された前記本発光レベルで前記閃光装置を発光させて画像を撮像する撮影制御手段と、を有する。
また、本発明は、1ライン毎に時間をずらしながら電荷の蓄積と読み出しとを順次行う撮像素子と、撮影時に被写体に光を照射する閃光装置と、を有し、被写体の光学像を電気信号に変換して画像を撮像する撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子による電荷の蓄積開始時に、前記閃光装置による予備発光を開始すると共に前記電荷の読み出しが終了するまで予備発光レベルを変化させながら前記閃光装置を繰り返し発光させる予備発光ステップと、前記予備発光により得られた画像に基づいて前記閃光装置による本発光レベルを算出する算出ステップと、算出された前記本発光レベルで前記閃光装置を発光させて画像を撮像する撮影ステップと、を有する。
本発明によれば、プリ発光により求めた被写体輝度からメイン発光量を決定してストロボ撮影を行う際に、被写体との距離や反射率の違いなどの様々な条件に対して適正なストロボ撮影が可能となる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[カメラの全体構成(図1)]
図1は、本発明に係る実施形態の撮像装置のブロック図である。
図1は、本発明に係る実施形態の撮像装置のブロック図である。
図1において、本実施形態の撮像装置は、例えばデジタルスチルカメラであり、100はカメラ本体である。
1は主ミラーであり、ファインダー観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、主ミラー1はハーフミラーを構成し、撮影光路内に斜設された状態では、後述する焦点検出ユニット8へ被写体からの光線の約半分を透過させる。2はピント板であり、後述するフォーカシングレンズ201で結像された被写体像が投影される。
3はサブミラーであり、主ミラー1と共に、ファインダー観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。サブミラー3は、斜設された主ミラー1を透過した光線を下方に折り曲げて焦点検出ユニット8に導く。
4はファインダー光路変更用のペンタプリズム、5はアイピースである。撮影者はアイピース5の窓からファインダー観察画面を介してピント板2を観察することで、被写体を観察することができる。この状態を光学ファインダーモード(OVFモード)と呼ぶ。
6と7はファインダー観察画面内の被写体輝度を測定するための結像レンズと測光センサーであり、測光センサー7は内部に公知の対数圧縮回路を持っているので、その出力は対数圧縮されたものとなる。8は公知の位相差方式の焦点検出ユニットである。
9はフォーカルプレンシャッター(以下、シャッター)である。14はCMOSセンサーからなる撮像素子であり、前述の図13と同様の構成を持つ。
16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステムコントローラ50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28に出力され表示される。
上記主ミラー1及びサブミラー3がアップし、シャッター9が開いた状態で、撮像した画像データを画像表示部28に逐次表示させると、電子ファインダー機能を実現する。この状態を上記光学ファインダーモードに対して電子ファインダーモード(EVFモード)と呼ぶ。
30は撮影した画像データを格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。また、メモリ30はシステムコントローラ50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理後のデータをメモリ30に書き込む。
40はシャッター9を制御するシャッター制御部であり、41は主ミラー1をアップ又はダウンさせるためのモータと駆動回路からなるミラー制御部である。
50はカメラ本体100全体を制御するシステムコントローラ、52はシステムコントローラ50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステムコントローラ50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部である。表示部54は、カメラ本体100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能をOVFモードでファインダー画面に表示する。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示等がある。それ以外に、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、ストロボ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示等がある。更に、記録媒体120の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、OVFモードのファインダー画面に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66、68及び70は、システムコントローラ50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部について具体的に説明する。
60はモードダイアルスイッチで、電源OFF、撮影モード(静止画撮影モード、動画撮影モード)、再生モード、消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換部16、メモリ制御部22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作開始を指示する。また、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理の動作開始を指示する。更に、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体120に画像データを書き込む記録処理の動作開始を指示する。
66はファインダーモード設定スイッチで、撮影時に前述のOVFモードとEVFモードを選択できる。EVFモードを設定した場合は、前述の主ミラー1及びサブミラー3が撮影光路から退避し、シャッター9が開かれ、撮像素子14で撮像された画像が常時画像表示部28に表示される。
68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定することができる。なお、本実施形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定を行う機能を備えるものとする。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。それ以外にも、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
80は電源制御部で、電源検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステムコントローラ50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82,84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェースである。92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。98はコネクタ92に記録媒体120が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成している。
72は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、無線通信、等の各種通信機能を有する。
73は通信部72によりカメラ本体100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
120はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体120は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部122、カメラ本体100とのインターフェース124、カメラ本体100とコネクタ92を介して接続するコネクタ126を備えている。
399は後述するレンズ装置200とカメラ側のシステムコントローラ50との通信を行う通信線であり、499は後述するストロボ装置400とカメラ側のシステムコントローラ50との通信を行う通信線である。
次に、レンズ装置200について説明する。
201は被写体像を撮像素子14に結像し、フォーカス調整を行うためのフォーカシングレンズである。202はフォーカシングレンズ201を光軸方向に駆動して、ピントを合わせるためのフォーカス駆動アクチュエータである。211はレンズ制御マイコン206からの指令に基づき、フォーカス駆動アクチュエータ202を制御するフォーカス制御回路である。
203はフォーカシングレンズ201の位置から被写体距離を検出するためのエンコーダからなる距離検出部である。204は撮影時の光量を調整するための絞りである。250は絞り駆動アクチュエータである。205はレンズ制御マイコン206からの指令に基づき、絞り駆動アクチュエータ250を制御する絞り制御回路である。
207は変倍のための焦点距離調整を行うためのズーミングレンズである。208はズーミングレンズ207を光軸方向に駆動して、電気的に焦点距離調節を行うためのズーム駆動アクチュエータである。212はズーム駆動アクチュエータ207を制御するズーム制御回路である。
206は前述のフォーカス駆動や絞り駆動などを制御すると共に、カメラ側のシステムコントローラ50と通信を制御するレンズ制御マイコンである。また、レンズ装置200はレンズマウント209を介して、カメラ本体100に対して着脱可能に装着され、シリアル通信線と電源からなるコネクタ210によりカメラ本体100に対して電気的に接続さる。
400はストロボ装置であり、カメラ本体100にホットシュー410と接点群411にて接続される。
[ストロボ装置の内部構成(図2)]
次に、図2を用いてストロボ装置400の内部構成について説明する。
次に、図2を用いてストロボ装置400の内部構成について説明する。
図2において、401は電源電池である。402はDC/DCコンバータ(充電回路)であり、電池電圧を数100Vに昇圧する。
403は発光エネルギーを蓄積するメインコンデンサである。404,405は抵抗であり、メインコンデンサ403の電圧を所定比に分圧する。
406は発光電流を制限するためのコイル、407は発光停止時に発生する逆起電圧を吸収するためのダイオード、412はXe(キセノン)管である。413はトリガ発生回路、414はIGBTなどの発光制御回路である。
430はデータセレクタであり、Y0,Y1の2つの入力の組み合わせにより、D0,D1,D2を選択してYに出力する。431はフラット発光の発光レベル制御用のコンパレータ、432は閃光発光時の発光量制御用のコンパレータである。
435はフラット発光制御用のフォトダイオードからなる受光センサーであり、Xe管412の光出力をモニタする。434はフォトダイオード435に流れる微少電流を増幅し、光電流を電圧に変換する測光回路である。
438は閃光発光制御用のフォトダイオードからなる受光センサーであり、Xe管412の光出力をモニタする。436はフォトダイオード438に流れる光電流を対数圧縮すると共に、Xe管412の発光量を圧縮積分するための積分測光回路である。
440はストロボ装置400全体の動作を制御するストロボ制御マイコン、411はカメラ本体100との通信を行うためにホットシューに設けられた接点群である。
次に、ストロボ制御マイコン440の各端子について説明する。
CNTはDC/DCコンバータ402の充電を制御する制御出力端子である。CLKはカメラ本体100とのシリアル通信のための同期クロックの入力端子である。DOは同期クロックに同期して、ストロボ装置400からカメラ本体100にシリアルデータを転送するためのシリアル出力端子である。DIは同期クロックに同期して、カメラ本体100からストロボ装置400にシリアルデータを転送するためのシリアルデータ入力端子である。
INTは測光積分回路436の積分制御出力端子であり、AD0は測光積分回路436の発光量を示す積分電圧を読み込むためのA/D変換入力端子である。DA0はコンパレータ431,432のコンパレート電圧を出力するためのD/A出力端子である。
AD1は抵抗404,405の出力端子、Y0,Y1はデータセレクタ430の選択状態の出力端子であり、TRIGはトリガ発生回路413の出力端子、YINは発光制御回路414の出力端子である。
[第1の実施形態の動作(図3乃至図6)]
次に、図3乃至図6を参照して、第1の実施形態の動作について説明する。
次に、図3乃至図6を参照して、第1の実施形態の動作について説明する。
図3及び図4は、本実施形態のカメラ本体100の主ルーチンのフローチャートを示している。
先ず、図3,4を用いてシステムコントローラ50の動作について説明する。
電源投入により、システムコントローラ50はフラグや制御変数等を初期化し(S101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(S102)。
システムコントローラ50は、モードダイアルスイッチ60の設定位置を判断し、モードダイアルスイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S103)、各表示部の表示を終了状態に変更する。また、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部28を含むカメラ本体100の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S105)、S103に戻る。
モードダイアルスイッチ60が撮影モードに設定されていれば(S103)、S106に進む。モードダイアルスイッチ60がその他のモードに設定されていれば(S103)、システムコントローラ50は選択されたモードに応じた処理を実行した後(S104)、S103に戻る。
システムコントローラ50は、電源制御部80により電源部86の残容量や動作状況がカメラ本体100の動作に問題があるか否かを判断し(S106)、問題があるならば表示部54を用いて所定の警告表示を行った後に(S108)、S103に戻る。
電源部86に問題がないならば(S106)、システムコントローラ50は記録媒体120の状態がカメラ本体100の動作、特に記録媒体120に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断する(S107)。そして、問題があるならば表示部54を用いて所定の警告表示を行った後に(S108)、S103に戻る。
記録媒体120の動作状態に問題がないならば(S107)、表示部54を用いて画像や音声によりカメラ本体100の各種設定状態の表示を行う(S109)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いてカメラ本体100の各種設定状態の表示を行う。
システムコントローラ50は、クイックレビューON/OFFスイッチ68の設定状態を判断する(S110)。そして、スイッチがONに設定されていたらクイックレビューフラグを設定し(S111)、OFFに設定されていたらクイックレビューフラグを解除する(S112)。
なお、クイックレビューフラグの状態は、システムコントローラ50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
続いて、システムコントローラ50は、ファインダーモード設定スイッチ66の設定状態を判断し(S113)、スイッチがONに設定されていたらEVFフラグを設定する(S114)。
ここでEVFモードではなかった場合、即ち主ミラー1がダウンし、シャッター9が閉じている場合は、ミラー制御部41を制御して主ミラー1をアップ駆動する。また、シャッター制御回路40を制御してシャッター9を開き、撮像素子14にレンズ装置200から撮像素子14に被写体像を取り込めるようにする(S114)。更に、画像表示部28の画像表示をONに設定し(S115)、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(S116)、S119に進む。
ここでEVFモードではなかった場合、即ち主ミラー1がダウンし、シャッター9が閉じている場合は、ミラー制御部41を制御して主ミラー1をアップ駆動する。また、シャッター制御回路40を制御してシャッター9を開き、撮像素子14にレンズ装置200から撮像素子14に被写体像を取り込めるようにする(S114)。更に、画像表示部28の画像表示をONに設定し(S115)、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(S116)、S119に進む。
スルー表示状態では、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に逐次データが書き込まれる。そして、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28に逐次表示することでEVF機能を実現している。
ファインダーモード設定スイッチ66がOFFに設定されていたら(S113)、EVFフラグを解除する(S117)。ここでEVFモードではない場合、即ち主ミラー1がアップし、シャッター9が開いている場合は、ミラー制御回路41を制御して主ミラー1をダウン駆動する。また、シャッター制御回路40を制御してシャッター9を閉じ、光学ファインダーとして機能するように設定し、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S118)、S119に進む。
なお、画像表示がOFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファインダー機能を用いて撮影を行う。なお、EVFフラグの状態は、システムコントローラ50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S119)、S103に戻り、押されていれば(S119)、システムコントローラ50は内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるEVFフラグの状態を判断する(S120)。そして、EVFフラグが設定されていたら画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して(S121)、S122に進む。
フリーズ表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止する。また、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28に表示することによりフリーズした画像を表示する。
一方、EVFフラグが解除されていたら(S120)、S122に進み、システムコントローラ50は、測距処理を行ってレンズ装置200の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(S122)。
この測光・測距処理S122の詳細は図5を用いて後述する。
S122で測光・測距処理が終了したら、システムコントローラ50は内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるEVFフラグの状態を判断する(S123)。そして、EVFフラグが設定されていたら画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S124)、S125に進む。なお、S124でのスルー表示状態は、S116でのスルー状態と同じ動作状態である。
シャッタースイッチSW2が押されずに(S125)、更にシャッタースイッチSW1も解除されたならば(S126)、S103に戻る。
シャッタースイッチSW2が押されたならば(S125)、システムコントローラ50は内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるEVFフラグの状態を判断する(S127)。そして、EVFフラグが設定されていたら画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(S128)、S129に進む。
固定色表示状態では、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示する。これにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
一方、EVFフラグが解除されていたならば(S127)、システムコントローラ50は露光処理及び現像処理からなる撮影処理を実行する(S129)。露光処理は、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介してメモリ30に撮影した画像データを書き込む。また、現像処理は、メモリ制御回路22や必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う。
この撮影処理S129の詳細は図6を用いて後述する。
システムコントローラ50は内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断し(S130)、クイックレビューフラグが設定されていたらクイックレビュー表示を行う(S133)。この場合は、撮影中も画像表示部28が電子ファインダーとして常に表示された状態であり、撮影直後のクイックレビュー表示も行われる。
クイックレビューフラグが解除されていたら(S130)、システムコントローラ50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22や必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を行う。また、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行った後、記録媒体120へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(S134)。
この記録処理S134の詳細は図9を用いて後述する。
記録処理S134が終了した後、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば(S135)、システムコントローラ50は内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断する(S136)。連写フラグが設定されていたら連続して撮影を行うためにS129に戻り、次の撮影処理を実行する。連写フラグが設定されていないならば(S136)、シャッタースイッチSW2が放されるまで(S135)、現在の処理を繰り返す。
このように、撮影直後にクイックレビュー表示を行うよう設定されていた場合に、記録処理(S134)が終了した後にシャッタースイッチSW2が押された状態か判断する。そして、シャッタースイッチSW2が押された状態ならば、シャッタースイッチSW2が放されるまで画像表示部28によるクイックレビュー表示を継続することで、撮影画像の確認を入念に行うことができる。
また、記録処理(S134)が終了した後にシャッタースイッチSW2が放された場合(S135)、所定のミニマムレビュー時間が経過した後にS138に進む(S137)。なお、S135では、シャッタースイッチSW2が押され続けてクイックレビュー表示を継続し、その後にシャッタースイッチSW2が放された場合にも、所定のミニマムレビュー時間が経過した後にS138に進む(S137)。
システムコントローラ50は、EVFフラグが設定されていたら(S138)、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S139)、S141に進む。この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることができる。
EVFフラグが解除されていたならば(S138)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S140)、S141に進む。この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することができる。
次に、シャッタースイッチSW1が押された状態であったならば(S141)、システムコントローラ50は、S125に戻って次の撮影に備える。
シャッタースイッチSW1が放された状態であったならば(S141)、システムコントローラ50は、一連の撮影動作を終えてS103に戻る。
[測光・測距処理(図5)]
次に、図3のS122における測光・測距処理について説明する。
次に、図3のS122における測光・測距処理について説明する。
図5は、図3のS122における測光・測距処理の詳細を示すフローチャートである。
図5において、システムコントローラ50は、EVFフラグが設定されていたら(S200)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(S201)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いる。これにより、TTL方式のAE、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モードの異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
画像処理回路20での演算結果を用いて、システムコントローラ50は露出(AE)が適正と判断されるまで(S202)、絞り制御回路205と撮像素子14の電子シャッターの組み合わせでAE制御を行う(S203)。なお、レンズ装置200への絞り駆動指令は、カメラとレンズ間の通信線399を介して、公知のシリアル通信にて指令される。
このAE制御により露出(AE)が適正と判断したならば(S202)、測定データ及び設定パラメータをシステムコントローラ50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システムコントローラ50はホワイトバランス(WB)が適正と判断されるまで(S206)、画像処理回路20により色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(S207)。
ホワイトバランスが適正と判断したならば(S206)、測定データ及び設定パラメータをシステムコントローラ50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システムコントローラ50は測距(AF)が合焦と判断されるまで(S208)、通信線399を介してレンズ装置200にフォーカス駆動を指令し、AF制御を行う(S209)。この際、レンズ制御マイコン206は、カメラから指令されたフォーカス駆動量あるいは、フォーカス駆動速度に従い、フォーカス制御回路211を制御し、フォーカシングレンズ201を光軸方向に駆動する。合焦の判定は、フォーカシングレンズ201を光軸方向に駆動することで、画像のAF領域の高周波成分が最も高くなった位置を合焦位置と判定する、所謂コントラストAFを用いる。
測距(AF)が合焦と判断されたならば(S208)、測定データ及び設定パラメータをシステムコントローラ50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測光・測距処理を終了する。
次に、S200でEVFフラグが設定されていない場合、即ちOVFモード時にはS210に進み、測光センサー7の測光結果と、設定されたISO感度に応じて露出値を演算する(S211)。
次に、公知のTTL位相差方式の焦点検出ユニット8で検出されたピントずれ量が合焦範囲内であれば(S212)、測光・測距処理を終了する。また、合焦範囲外であれば(S212)、S209で述べたようにフォーカシングレンズ201を駆動してAF制御を行い(S213)、合焦判定を行うためにS212に戻る。
上記一連の処理が終了すると測光・測距処理を終了する。
[撮影処理(図6)]
次に、図4のS129における撮影処理について説明する。
次に、図4のS129における撮影処理について説明する。
図6は、図4のS129における撮影処理の詳細を示すフローチャートである。
図6において、システムコントローラ50は、EVFフラグが設定されたEVFモード時はストロボ撮影モードか判断し(S300、S301)、ストロボ撮影モードならばプリ発光前に被写体像を撮像素子14で測光する(S302)。ここでは、図7に示すように画面全体を複数の測光ブロックA(0,0)〜A(7,5)に分割し各領域の平均輝度A(n,n)を算出する。次に、各領域の平均輝度A(n,n)に対して適正光量時の輝度レベルBLと、設定されたシャッター速度(蓄積時間)TV、絞り値AV、撮像素子感度SVとから、各領域の輝度BVA(n,n)を以下の式で算出する。
BVA(n、n)=TV+AV+LOG2(A(n,n)/BL)−SV
次に、所定発光時間で1回の発光期間中に複数の光度又は光量で、ストロボをプリ発光させる(S303)。このプリ発光指令は、ストロボ装置400とカメラ本体100間と通信線499を介して公知のシリアル通信でカメラ側のシステムコントローラ50からストロボ制御マイコン440に指令される。
BVA(n、n)=TV+AV+LOG2(A(n,n)/BL)−SV
次に、所定発光時間で1回の発光期間中に複数の光度又は光量で、ストロボをプリ発光させる(S303)。このプリ発光指令は、ストロボ装置400とカメラ本体100間と通信線499を介して公知のシリアル通信でカメラ側のシステムコントローラ50からストロボ制御マイコン440に指令される。
このプリ発光時のストロボ装置200の動作について図2を用いて説明する。
ストロボ制御マイコン440は、撮影に先立ち電池電源401の電圧をDC/DCコンバータ402で昇圧する。そして、カメラ側のシステムコントローラ50から複数の光度又は光量でのプリ発光が指示されたら、複数の第1の発光光度又は光量に応じた制御電圧をDA0に出力する。
次に、Y1,Y0にHi、Loを出力し、入力D2を選択する。Xe管412は未発光なので、受光センサー435の光電流はほとんど流れず、コンパレータ431の反転入力端子に入力される測光回路434の出力が発生せず、コンパレータ431の出力がHiであるので、発光制御回路414は導通状態となる。
次に、TRIGからトリガ信号を出力すると、トリガ回路413は高圧を発生したXe管412を励起し発光が開始される。
一方、ストロボ制御マイコン440は、INTの出力により積分測光回路436に積分開始を指示し、積分測光回路436は受光センサー438の対数圧縮された光電出力の積分を開始する。また、カメラ側のシステムコントローラ50より指示された発光時間をカウントするタイマー0を起動させると同時に、光度又は光量を切り替える時間を制御するタイマー1を起動させる。
プリ発光が開始されると、フラット発光制御用受光センサー435からの光電流が多くなり、測光回路434の出力が上昇する。そして、測光回路434の出力がコンパレータ431の非反転入力のコンパレート電圧より高くなると、コンパレータ431の出力はLoに反転し、発光制御回路414はXe管412の発光電流を遮断する。これにより放電ループが断たれるが、ダイオード409及びコイル406により環流ループを形成しているので、発光電流は回路の遅れによるオーバーシュートが収まった後、徐々に減少する。
発光電流の減少に伴い、光度又は光量が低下するので、受光センサー435の光電流は減少し、測光回路434の出力も低下する。そして、所定のコンパレート電圧レベル以下に低下すると、再びコンパレータ431の出力がHiに反転し、発光制御回路414が再度導通状態となってXe管412の放電ループが形成され、発光電流が増加して光度又は光量も増加する。
以上のように、DA0に設定された所定のコンパレート電圧を基準に、コンパレータ431は短い周期でプリ発光時の光度又は光量の増加/減少を繰り返すことで、結果的に略一定周期で光度又は光量を切り替えて発光を繰り返すフラット発光が制御される。
前述したタイマー1のカウントアップにより、第1の光度又は光量による所定の発光時間が経過すると、第2の光度又は光量に相当する電圧をDA0から出力して、前述と同様の発光動作で第1、第2の光度又は光量での発光を繰り返す。そして、前述のタイマー0のカウントアップにより所定の発光時間が経過すると、ストロボ制御マイコン440はY1,Y0をLo,Loに設定する。これにより、データセレクタ430の入力はD0、即ちLoレベル入力が選択され、出力は強制的にLoレベルとなり、発光制御回路414はXe管412の放電ループを遮断する。このようにして、所定周期及び複数の光度又は光量によるプリ発光が繰り返し実行される。
図6の説明を続けると、ストロボがプリ発光している間に被写体の反射光を撮像素子14により撮像する(S304)。
S304での撮像素子の電荷読み出し動作について図8を用いて説明する。
図8において、Aは撮像素子、Sはストロボ発光波形である。S1はシャッター先幕の動作、S2はシャッター後幕の動作であり、縦軸はシャッター開口の上下方向の位置を示している。すなわち、シャッターチャージ完了状態=シャッターが閉じている場合は、先幕、後幕ともにシャッター開口の上部位置までチャージされ、シャッター開状態では、後幕はシャッター開口の上部位置のまま、シャッター先幕が釈放され、画面下部に走行し、撮像素子は露光状態となり、シャッター閉で、後幕が釈放され、画面下部に走行し、撮像素子の露光は終了する。Cは前述した撮像素子Aのリセット解除タイミングであり、リセット解除と同時に入射光の蓄積を開始する。Dは蓄積終了タイミングであり、CからDまでの期間が撮像素子Aの蓄積時間に相当する。時差順次読み出しの場合は、時刻t0で撮像素子Aの上から順に1ライン毎に時間をずらしながら蓄積し、時刻t1で上のラインから順次画素データを読み出す。このずらす時間とは、前述のように撮像素子1ラインの読み出し時間に相当する。ストロボの発光波形はS・Pで示すように、撮像素子の一番上のラインの露光開始時である時刻t0と同時、或いはストロボの発光遅れを考慮して少し手前から第1の輝度で発光を開始させる。撮像素子1ラインの蓄積時間終了後に(一番上のラインの場合は時刻t1)1ラインの蓄積を終了して、1ライン分の画像データを読み出す。そして、撮像素子1ラインの読み出し時間経過後は順次、次の1ラインの画像データを読み出す。
同様にして、撮像素子全ラインの画像データを読み終わると(時刻t2)ストロボの発光を停止する。
この間に、ストロボはS・Pで示すように複数の異なる光度又は光量(図8では2種類の光度レベル)を所定間隔ごとに切り替えながら発光を繰り返している。
従って、この間に得られた画像は図9に示すように、撮像素子の読み出し方向に同期して、複数の光度又は光量に対応したプリ発光による被写体画像が得られる。
そして、S302と同様にして、図9に示す全画面を複数の領域、B(0,0)〜B(7,5)に分割する。そして、1つのブロック内で、前述の第1の発光輝度領域(高輝度)の平均画像輝度レベルをB1、第2の発光輝度領域(低輝度)の平均画像輝度レベルをB2とし、各々の画像の輝度レベルが適正レベル範囲内であるならば、B2をB1の画像レベルに合わせる。即ち、ストロボ発光輝度比に相当するゲイン倍した上で、B1とB2を平均化した値をその領域の画像輝度レベルとする。
一方、どちらかの画像レベルが、高すぎるもしくは低すぎて撮像素子のダイナミックレンジを超えている場合は、その領域の画像レベルは使わずに、ダイナミックレンジに入っている領域をそのブロックの平均画像輝度レベルとする。また、前述のB1又はB2が共に飽和している場合は、B2の飽和画像輝度レベルを用い、いずれも低レベルの場合はB1の画像輝度レベルを用いる。
以上のようにして全領域B(0,0)からB(7,5)の画像輝度レベルを求める。
次に、S302と同様にしてプリ発光による各領域の画像輝度レベルBVB(m,n)を以下の式で求める。
BVB(m、n)=TV+AV+LOG2(B(m,n)/BL)−SV
S305では、S304で求めたプリ発光による各領域の画像輝度レベルBVBからS302で求めた定常光による各領域の画像輝度レベルBVAを引くことで、定常光成分を排除したプリ発光成分を以下の式で求める。
BVS(m,n)=BVB(m,n)−BVA(m,n)
また、主被写体を中心とした領域のプリ発光成分BVSを、AF測距エリアを中心とした領域のBVS(m,n)を平均化することにより求める。
BVB(m、n)=TV+AV+LOG2(B(m,n)/BL)−SV
S305では、S304で求めたプリ発光による各領域の画像輝度レベルBVBからS302で求めた定常光による各領域の画像輝度レベルBVAを引くことで、定常光成分を排除したプリ発光成分を以下の式で求める。
BVS(m,n)=BVB(m,n)−BVA(m,n)
また、主被写体を中心とした領域のプリ発光成分BVSを、AF測距エリアを中心とした領域のBVS(m,n)を平均化することにより求める。
このBVSよりメイン発光量BSを以下の式から求める。
BS=TV−AV−SV−BVS
次に、撮影準備のために、開放状態になっているシャッター9を一度閉じた後(S306、図8のt3)、再度シャッター9の先幕を開き(S307、図8のt4)、撮像素子14の露光を開始する(S308、図8のt4)。
BS=TV−AV−SV−BVS
次に、撮影準備のために、開放状態になっているシャッター9を一度閉じた後(S306、図8のt3)、再度シャッター9の先幕を開き(S307、図8のt4)、撮像素子14の露光を開始する(S308、図8のt4)。
次に、ストロボ撮影モードならば(S309)、S306で求めたメイン発光量をストロボ装置400に指令し、ストロボ装置400は指令された発光量でメイン発光を行う(S310、図8のt5)。
所定の露光時間終了後に、シャッター9の後幕を閉じ(S311、図8のt6に相当する)、撮像素子14の蓄積を終了する。更に、撮像素子14の上の画素より順次本撮影画像を読み出す(S312、図8のGのタイミングで蓄積を終了し、Hのタイミングで1ラインずつ画像を読み出す)。
なお、本例では、S306、S307、S311で述べたように、本撮影の場合の露光制御は、電子シャッター(時差順次読み出しによる電子シャッター)ではなく、あえてメカニカルシャッター9にて行っている。これは高輝度スミアなどによる画質の低下を発生を防ぐためである。
一方、S300でEVFモードでない場合はS321に進み、ストロボ撮影モードならば(S321)、プリ発光前に被写体像を測光センサー7で測光する。即ち、被写体像はレンズ装置200を通してピント板2に結像され、その像は測光レンズ6を通して測光センサー7に結像され、この被写体像を測光センサー7で光電変換し、所定時間積分することで定常光における被写体の測光が行われる(S322)。
次に、S304と同様に、所定の発光量でストロボをプリ発光させる(S323)。
次に、ストロボのプリ発光による被写体での反射光を測光センサー7で測光する(S324)。
次に、S324で求めたプリ発光時の測光データから、S322で求めた定常光時の測光データを引くことにより、プリ発光による被写体反射光成分のみが抽出される。そして、被写体反射光成分と、予めシステムコントローラ50に記憶されている撮像素子14のISO感度に応じた適正光量時の被写体反射光による測光センサー7の測光データとの差によってメイン発光量を求める(S325)。なお、前述のように、測光センサー7の出力は対数圧縮されているので、演算は加減算にて行うことができる。
次に、撮影準備が整うと、システムコントローラ50は、主ミラー1及びサブミラー3をアップさせ、光軸上から退避させる。また、システムコントローラ50は、カメラとレンズ間の通信線399を介して、レンズ装置200に所定絞り値に絞り込むことを指令し、レンズ制御マイコン206は絞り制御回路205を制御して、絞り204を所定絞り値に絞り込む(S326)。
次に、システムコントローラ50は、シャッター制御部40を制御し、シャッター9を開くと共に(S327)、撮像素子14の露光を開始する(S328)。
次に、ストロボ撮影モード時は(S329)、S325で求めたメイン発光量を、ストロボ装置400に指令し、ストロボ装置400は、指令された発光量でメイン発光を行う(S330)。所定の露光時間終了後に、シャッター9を閉じ(S331)、撮像素子14の蓄積を終了し、露光を終了し(S332)、同時にS326で光軸上から退避させたミラーを元の位置に戻すと共に、S326と同様にして絞りを開放に駆動する。
次に、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む(S340)。
次に、システムコントローラ50は、メモリ制御回路22及び必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して色処理など(S341)を行う。その後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込み、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う(S342)。
一連の処理を終えたら撮影処理を終了する。
[記録処理(図10)]
次に、図3のS134における記録処理について説明する。
次に、図3のS134における記録処理について説明する。
図10は、図3のS134における記録処理の詳細を示すフローチャートである。
システムコントローラ50は、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(S401)。その後、インターフェース90或いは124、コネクタ92或いは126を介して、メモリカードやコンパクトストロボカード等の記録媒体120へ圧縮した画像データの書き込みを行う(S402)。
記録媒体への書き込みが終わると記録処理を終了する。
本実施形態によれば、撮像素子Aが時差順次読み出し可能な構成であり、画像データの読み出し方向に応じてフォトダイオードのリセットを解除し(図8のC)、所定の露出時間終了後に、画像メモリへの転送をライン毎に順次行う(図8のE)構成である。
ここで、上記撮像素子Aによる露光開始と同時にストロボのプリ発光を開始し(図6のS303、図8のt0)、時差順次読み出しが終了するまで、所定の読み出し領域ごとにストロボの発光光度又は発光量を変えてプリ発光を行う(図8のS・P)。そして、プリ発光中に撮像された画像(図6のS304)に基づきメイン発光量を演算し(図6のS305)、演算された発光量に基づきストロボ撮影を行う。
このようにプリ発光時の1回の撮像でダイナミックレンジの広い画像を得られるので、適正なメイン発光量が求められ、広い撮影距離範囲において良好なストロボ撮影を行うことができる。
[他の実施形態]
本発明は、前述した実施形態の機能を実現するコンピュータプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給することによって達成される場合も含む。その場合、システム等のコンピュータが該コンピュータプログラムを読み出して実行することになる。
本発明は、前述した実施形態の機能を実現するコンピュータプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給することによって達成される場合も含む。その場合、システム等のコンピュータが該コンピュータプログラムを読み出して実行することになる。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体(記憶媒体)としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク等がある。その他にも、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM、DVD-R)等がある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものをダウンロードすることもできる。また圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するコンピュータプログラムを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザが、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードすることもできる。この場合、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現する。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現され得る。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットのメモリに書き込まれた後、該ボード等のCPU等が実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現される。
9 シャッター
14:撮像素子
16:A/D変換器
18:タイミング発生回路
20:画像処理回路
22:メモリ制御回路
24:画像表示メモリ
26:D/A変換器
28:画像表示部
30:メモリ
32:圧縮・伸長回路
40:シャッター制御部
41:ミラー制御部
50:システムコントローラ
52:メモリ
54:表示部
56:不揮発性メモリ
60:モードダイアルスイッチ
62:シャッタースイッチSW1
64:シャッタースイッチSW2
66:ファインダーモード設定スイッチ
68:クイックレビューON/OFFスイッチ
70:操作部
72:通信部
73:コネクタ(アンテナ)
80:電源制御部
82,84:コネクタ
86:電源部
90:インターフェース
92:コネクタ
98:記録媒体着脱検知部
100:カメラ本体
120:記録媒体
122:記録部
124:インターフェース
126:コネクタ
200:レンズ装置
400:ストロボ装置
14:撮像素子
16:A/D変換器
18:タイミング発生回路
20:画像処理回路
22:メモリ制御回路
24:画像表示メモリ
26:D/A変換器
28:画像表示部
30:メモリ
32:圧縮・伸長回路
40:シャッター制御部
41:ミラー制御部
50:システムコントローラ
52:メモリ
54:表示部
56:不揮発性メモリ
60:モードダイアルスイッチ
62:シャッタースイッチSW1
64:シャッタースイッチSW2
66:ファインダーモード設定スイッチ
68:クイックレビューON/OFFスイッチ
70:操作部
72:通信部
73:コネクタ(アンテナ)
80:電源制御部
82,84:コネクタ
86:電源部
90:インターフェース
92:コネクタ
98:記録媒体着脱検知部
100:カメラ本体
120:記録媒体
122:記録部
124:インターフェース
126:コネクタ
200:レンズ装置
400:ストロボ装置
Claims (10)
- 被写体の光学像を電気信号に変換して画像を撮像する撮像装置であって、
1ライン毎に時間をずらしながら電荷の蓄積と読み出しとを順次行う撮像素子と、
撮影時に被写体に光を照射する閃光装置と、
前記撮像素子による電荷の蓄積開始時に、前記閃光装置による予備発光を開始すると共に前記電荷の読み出しが終了するまで予備発光レベルを変化させながら前記閃光装置を繰り返し発光させる発光制御手段と、
前記予備発光により得られた画像に基づいて前記閃光装置による本発光レベルを算出する算出手段と、
算出された前記本発光レベルで前記閃光装置を発光させて画像を撮像する撮影制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記発光制御手段は、前記予備発光レベルを一定周期毎に切り替えながら前記予備発光を繰り返し行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子はCMOSセンサーであり、前記閃光装置は前記撮像装置に着脱可能なストロボ装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記算出手段は、前記予備発光前に前記閃光装置を発光させない状態で得られた画像の輝度値と、前記予備発光により得られた画像の輝度値とを用いて前記本発光レベルを算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 1ライン毎に時間をずらしながら電荷の蓄積と読み出しとを順次行う撮像素子と、
撮影時に被写体に光を照射する閃光装置と、を有し、被写体の光学像を電気信号に変換して画像を撮像する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像素子による電荷の蓄積開始時に、前記閃光装置による予備発光を開始すると共に前記電荷の読み出しが終了するまで予備発光レベルを変化させながら前記閃光装置を繰り返し発光させる予備発光ステップと、
前記予備発光により得られた画像に基づいて前記閃光装置による本発光レベルを算出する算出ステップと、
算出された前記本発光レベルで前記閃光装置を発光させて画像を撮像する撮影ステップと、を有することを特徴とする制御方法。 - 前記予備発光ステップでは、前記予備発光レベルを一定周期毎に切り替えながら前記予備発光を繰り返し行うことを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
- 前記撮像素子はCMOSセンサーであり、前記閃光装置は前記撮像装置に着脱可能なストロボ装置であることを特徴とする請求項5又は6に記載の制御方法。
- 前記算出ステップでは、前記予備発光前に前記閃光装置を発光させない状態で得られた画像の輝度値と、前記予備発光により得られた画像の輝度値とを用いて前記本発光レベルを算出することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の制御方法。
- 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の制御方法を撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項9に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006257735A JP2008079136A (ja) | 2006-09-22 | 2006-09-22 | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008079136A true JP2008079136A (ja) | 2008-04-03 |
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ID=39350694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006257735A Withdrawn JP2008079136A (ja) | 2006-09-22 | 2006-09-22 | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 |
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JP (1) | JP2008079136A (ja) |
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-
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- 2006-09-22 JP JP2006257735A patent/JP2008079136A/ja not_active Withdrawn
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