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JP2008074541A - 昇降装置 - Google Patents

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JP2008074541A
JP2008074541A JP2006255195A JP2006255195A JP2008074541A JP 2008074541 A JP2008074541 A JP 2008074541A JP 2006255195 A JP2006255195 A JP 2006255195A JP 2006255195 A JP2006255195 A JP 2006255195A JP 2008074541 A JP2008074541 A JP 2008074541A
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保 塩飽
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

【課題】 大型物品の出し入れと搬送を行う場合に想定される、様々な荷重やモーメントに対して充分な強度を備えており、大型化の可能なマスト構造を備えた昇降装置を提供する。
【解決手段】 マスト3は、断面U字形状の2つの第1部材10,11と、これら第1部材10,11の開放端同士を連結する2つの第2部材12,13で構成される中空の閉断面形状を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マストと、マストに沿って昇降自在な昇降台とを有する昇降装置に関する。特に、指定された位置に物品を搬送して、所定の高さで物品の出し入れを行うスタッカクレーンで用いられる昇降装置のマストの構造に関する。
スタッカクレーン等で用いられる昇降装置として、マストと、マストに沿って昇降自在な昇降台とを有する昇降装置が知られている。このような昇降装置のマストは、昇降台と、昇降台が搬送する物品の荷重とモーメントを支持するに十分な強度が求められる。
特許文献1には、1本の第1マストと、第1マストの両側に、所定間隔を空けて配置される一対の第2マストと、これを連結する連結部材からなる昇降装置のマストが開示されている。第1マストと連結部材、及び第2マストと連結部材はボルトで固定されて、全体でEの字状に配置されている。マストの前面(Eの開口側)と背面(Eの縦の線の後側)には、それぞれカバーが取り付けられており、カバーを含むマストの断面形状は、略長方形となっている。
特許文献1のマストは、第1マストと第2マストの間の空間に給電線等を配置することができる。このような給電線の配置は、マストが単一部材である角パイプ材で構成されており、その中に給電線等を配置する場合と比較すると、配線の作業が容易で、又メンテナンス作業等を非常に行い易い。また、第1マストに一対の第2マストを加えることにより、第1マスト単独で構成されるマストよりも、強度が向上している。
特開2004−91149号公報
しかし、より大型で重量のある物品を搬送し、出し入れするために用いられる昇降装置においては、特許文献1の昇降装置のマストよりも高い強度を有するマストが要求される場合があった。特に、昇降だけでなく前進、後退、回転等の複雑な動きをして物品の出し入れをする昇降台を備えた昇降装置は、マストに様々な方向の曲げ荷重がかかることがあるため、想定される様々な荷重やモーメントに対して充分な強度を備えたマストが要求されていた。
更に、大型の物品を搬送し、出し入れする昇降装置は、それ自体が大型化して重量も増大するするため、搬入や据え付けの作業が小型のものよりも困難になり、多くの時間を要するという問題があった。そのため、大型でありながら軽量化されており、しかも据え付け場所における作業を迅速に行うことのできるマストの構成が求められていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、より強度を高めつつ軽量化が図られており、現地での据え付け作業を迅速に行うことのできるマストを備えた昇降装置に提供することを課題としている。
請求項1の発明は、マストと、マストに沿って昇降自在な昇降台とを有する昇降装置関する。本発明の昇降装置のマストは、断面U字形状の2つの第1部材と、これら第1部材の開放端同士を連結する2つの第2部材で構成される中空の閉断面形状を有していることを特徴とする。
本発明の昇降装置のマストは、断面U字形状の2つの第1部材と、これら第1部材の開放端同士を連結する2つの第2部材で構成されることで、内部に閉断面が形成される中空構造になっている。マストは、このような断面構造によって、非常に高い強度を備えている。更に、第1部材と第2部材の接続部が第1部材の開放端に位置することで、マスト全体が曲げモーメントを受けたような場合であっても、接続部の応力集中が緩和される。このため、本発明のマストの接続部は、大きな荷重やモーメントに対しても、充分な強度を有している。
更に、本発明の昇降装置のマストは、計4つの部材で構成されるため、1つの部材を中空のパイプ状に形成する場合と比較して加工が容易である。また、1つ1つの部材を製造する際の設備上の制約が少なくなるため、各部材をより大きく製造することができる。これら大きな部材を組み合わせることによって、より径の太い中空の大型のマストを構成することができ、マストの強度を一層高めることができる。
請求項2の発明は、昇降装置のマストを構成する第1の部材と第2の部材が、互いを嵌め合わせるための連結溝を備えており、当該連結溝において、互いの部材が重ね合わされて締結具で固定されていることを特徴とする。
本発明の昇降装置のマストは、隣り合う第1の部材と第2の部材が、連結溝で嵌め合わされて、更に締結具によって固定されることによって、隙間のない閉断面を有するマストとなる。嵌め合わせと締結具による連結は、溶接による接合と比較して、専用の設備が不要であり、非常に簡単に迅速に作業を行うことができ、しかも確実に連結が可能であるために充分な強度を得ることができる。
請求項3の発明は、昇降装置のマストを構成する第1の部材と第2の部材が、同一の素材からなることを特徴とする。同一の素材で構成されることにより、ヤング率や熱膨張係数を一致させることが可能となり、第1部材と第2部材の連結箇所で歪みを生じることが少ない。また、全ての部材をアルミニウムで形成した場合には、マスト全体を軽量化することができる。
本発明によって、従来よりも高い強度を有しながら、同時に軽量化が達成された中空の閉断面形状を有する昇降装置のマストが提供される。
本発明における、断面U字形状の2つの第1部材と、これら第1部材の開放端同士を連結する2つの第2部材で構成された昇降装置のマストの接続部は、大きな荷重やモーメントに対しても、充分な強度を有している。
本発明のマストは、断面U字形状の第1部材の開放端に、第2部材を簡単に精度高く連結することが可能であるので、現地での据え付け作業も迅速に且つ精度高く行うことができる。
本発明によって、簡単で迅速に製造することができる昇降装置のマストが提供される。
更に、本発明は、複数の部材を組み合わせているにもかかわらず、連結部でひずみを発生させにくい構造の、昇降装置のマストが提供される。
以下に発明を実施するための最良の形態を列記する。
(形態1) マストを構成する断面U字形状の2つの第1部材と、これら第1部材の開放端同士を連結する第2部材は、各々が内壁部と外壁部を備えた2重壁構造となっている。内壁部と外壁部の間には、内壁部と外壁部の両方に接続する補強部材が複数設けられている。
(形態2) 第1部材の端部は、連結溝が形成された開放端が設けられている。第2部材の端部には、第1部材と嵌め合わせ可能な形状の連結溝が形成された、開放端となっている。第1部材の連結溝と、第2部材の連結溝が嵌め合わされて、連結溝同士がボルト・ナットプレートによって固定されることにより、第1部材と第2部材は強固に連結される。2本の第1部材と、2本の第2部材が連結されると、連結された全ての部材の内壁部が閉断面を構成する。
(形態3) マストを支点として、昇降自在なカウンターウェイトと、搬送する物品を載せた昇降台とが重量のバランスを取るように配置されている。カウンターウェイトを設けることで、駆動力の低減を図ることができ、昇降台の昇降をよりスムーズに行うことができる。
(形態4)第2部材には、昇降台の上下運動をガイドするガイド部材がボルト止めされて固定され、一体化している。
以下、本発明を適用した昇降装置のマスト(以下、マストと省略する場合もある。)の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施例の昇降装置1の構成を示す斜視図である。本実施例における昇降装置1は、レール7に沿って走行する台車8上に左右一対となるように固定されたマスト3と、マスト3の間に昇降可能に取り付けられた昇降台2を備えている。
本実施例の昇降台2の上には、レール7に沿って設けられている倉庫に物品を出し入れたり、移載するための、伸縮と回転が可能なスカラーアーム9が設けられている。昇降台2は、物品を取り出したり、搬入するために、マスト3に沿って所定の高さまで上下に動く。スカラーアーム9は、伸びた状態で物品の出し入れを行い、輸送時には縮んだ状態で物品を載置するほか、回転して反対側の倉庫に物品の出し入れを行うこともできる。
マスト3の構造を、その断面図である図2を参照しつつ説明する。マスト3は、断面がU字形状の2つの第1部材10、11と、これら第1部材を連結する2つの第2部材で構成される。ここで、2つの第2部材を識別するために、昇降台と向き合う面に配置される第2部材を第2内側部材12、外側の面に配置される第2部材を第2外側部材13と称する。
2つの第1部材10、11と、これら第1部材を連結する2つの第2部材は、アルミニウムを押し出し成型して形成されている。第1部材10は、第1部材11に対して鏡像となる形状を有しており、同一の成型用の型(ダイス)を用いて形成することができる。
第1部材10の断面形状について更に詳細に説明する。第1部材10は、内壁部10cと外壁部10dを備えており、両端部が閉じた2重壁構造となっている。内壁部10cと外壁部10dの間には、内壁部10cと外壁部10dの両方に接続する補強部材10eが複数設けられており、この補強部材によって第1部材の内部は、複数の区画に区切られている。
第1部材10は、全体としてU字型の断面形状となっており、2つのコーナー部分には、後述するカバーの係止部10f、10gが各々形成されている。
第1部材10のコーナー部分からは、開放端10a、10bが直交方向に各々延設されている。開放端10aには複数の凹凸が形成されており、最短に位置する凹部は第2内側部材12の連結溝と嵌め合わされる連結溝として機能する。開放端10bにも複数の凹凸が形成されており、同様に、最短に位置する凹部は、第2外側部材13の連結溝と嵌め合わされる連結溝として機能する。
他方の第1部材11について説明する。第1部材11は、第1部材10と線対称な形状を有しており、第1部材10と同様に、内側壁11c、外側壁11d、補強部材11e、カバーの係止部11fと11g、及び第2部材との連結溝が形成された開放端11a、11bを備えている。
第2内側部材12の断面形状について説明する。第2内側部材12は、内壁部12cと外壁部12dを備えており、両端部が閉じた2重壁構造となっている。内壁部12cと外壁部12dの間には、複数の補強部材12eが設けられている。第2内側部材12の外壁には、昇降台2の昇降をガイドするガイド部材を固定するための凹部12fが設けられている。
第2内側部材12は、補強部材12eがより狭い間隔で設けられており、強度が高められている。
第2内側部材12の閉じた両端部からは、更に開放端12a、12bが伸長している。開放端12aには凹凸が設けられており、その中の凸部は、第1部材10の開放端10aの連結溝の凹部と嵌め合わされるように形成されている。開放端12aの終端は、第1部材10の嵌め合わされた端部の壁面に沿うような形状となっている。開放端12bも、同様に、第1部材11の開放端11aの連結溝の凹部と嵌め合わされるように形成されており、開放端12bの終端は、第1部材11の嵌め合わされた端部の壁面に沿うような形状となっている。
第2外側部材13の断面形状は、他の部材10,11,12と同様に、内壁部13cと外壁部13と、それらの間に設けられる補強部材13eを備えており、両端部が閉じた2重壁構造となっている。
第2外側部材13の閉じた両端部からは、更に開放端13a、13bが伸長している。開放端13aには凹凸が設けられており、その中の凸部は、第1部材10の開放端10bの連結溝の凹部と嵌め合わされるように形成されている。開放端13aの終端は、嵌め合わされた第1部材10の端部の壁面に沿うような形状となっている。開放端13bも、同様に、第1部材11の開放端11bの連結溝の凹部と嵌め合わされるように形成されており、開放端13bの終端は、第1部材11の閉じた端部の壁面に沿うような形状となっている。
第1部材10の開放端10aと、第1部材11の開放端11aの間に、第2内側部材12が配置される。第1部材10の開放端10aの連結溝と第2内側部材12の開放端12aの連結溝が重ね合わされ、嵌め合わされて第1部材10と第2内側部材12が連結される。第1部材11の開放端11aの連結溝と第2内側部材12の開放端12bの連結溝が重ね合わされ、嵌め合わされて第1部材11と第2内側部材12が連結される。
更に、第1部材10の開放端10bと、第1部材11の開放端11bの間に、第2外側部材13が配置される。第1部材10の開放端10bの連結溝と第2外側部材13の開放端13aの連結溝が重ね合わされ、嵌め合わされて第1部材11と第2外側部材13が連結される。第1部材11の開放端11bの連結溝と第2外側部材13の開放端13bの連結溝が重ね合わされ、嵌め合わされて第1部材11と第2内側部材13が連結される。
開放端10aと開放端12aの嵌め合わされた連結溝と、開放端11aと開放端12bの嵌め合わされた連結溝と、開放端10bと開放端13aの嵌め合わされた連結溝と、開放端11bと開放端13bの嵌め合わされた連結溝に、ナットプレートが配置され、連結溝にボルトが通されて、更に固定される。
このように、本実施例のマスト3は、断面U字形状の第1部材10,11に、ほぼ平板状の第2内側部材12と、第2外側部材13を連結することで形成されるため、全てが平板状の4つの部材から組み立てる場合と比較すると、非常に容易で精度高く組み立てることができる。組み立て方法の一例を挙げると、第1部材10をその開放端10aが上面になるように配置し、これに所定の間隔で対向するように、第1部材11をその開放端11aが上面になるように配置して、第2内側部材12が開放端10aと開放端11aによって支持された状態で、連結を行うことができる。同様に、開放端10bと開放端11bとが上面になるように第1部材を配置して、第2外側部材13が開放端10bと開放端11bによって支持された状態で連結を行うことができる。いずれの場合においても、組み立ての作業者が、マスト3の外側と、中空の内側の両側を同時に支持して作業することができるため、組み立て作業は容易且つ迅速に行われて、マスト3は精度高く組み立てられる。
第1部材10,11と、第2内側部材12と、第2外側部材13が、連結溝による嵌合とボルト・ナットプレートによる固定によって強固に連結されることにより、中空の略長方形のマスト3が形成される。マスト3の内側は、完全に閉断面となっている。これら4つの部材から成るマスト3の斜視図を、図4に示す。第1部材10,11が断面U字形状であるために、第1部材10,11と、第2内側部材12と、第2外側部材13は、マスト3のコーナー部ではなく平面部分で連結することができる。このためマスト3は、連結部分がコーナー部に設けられている構成と比較すると、モーメントの発生するような荷重を受けたときにも、接続部分の応力集中が低減され、結果として曲げに対する強度が高められている。
図4に示すように、第2外側部材13には、ファンフィルターユニットの取付や、メンテナンスのための開口部23,24を設けることができる。マスト3は、これら開口部23,24を設けても破損等を起こさない十分な強度を備えている。
また、第1部材10,11と、第2内側部材12と、第2外側部材13の計4つの部材がアルミニウムを原料としていることにより、マスト全体が軽量化されている。また、上記4つの部材が全て同一素材で形成されており、連結溝による嵌合とボルトによる固定によって強固に連結されていることにより、マスト3は、様々なモーメントや荷重がいずれかの部材にかかった場合でも、その荷重が連結部を介して他の部材に伝わり、全体として一つの部材として挙動するため、応力集中を軽減することができる。この結果、本実施例の4つの部材を組み合わせて得られるマスト3は、単一の角パイプ部材で形成された場合と同じように、様々なモーメントや荷重に対して充分な強度を有する。
図4のマスト3は、通常、約10メートルの高さを有している。押出し成型によってより長い第1部材10,11と第2部材12,13を得ることは可能であり、物品を出し入れする保管場所の高さに応じて、変更が可能である。又、より短い2本の部材をボルト接続して、マスト3を所定の高さに構成することもできる。
図3に、昇降台2の昇降を規制するガイド部材と、昇降台の昇降を補助するカウンターウェイトを取付けたマスト3の断面図を示す。カウンターウェイト18は、マスト3の内部に、収容することができる。カウンターウェイト18には、吊チェーン取付部19が2カ所設けられている。更に、第2内側部材12の外壁部12fには、昇降台2の上下運動をガイドするガイド部材15が、ボルトで固定され、一体化している。
ガイド部材15には、移動ブロック16が組み合わされている。移動ブロック16は、ガイド部材15に沿った上下動のみが可能であり、移動ブロック16は、ガイド部材15によって動作が規制されている。移動ブロック16には、昇降台2を支持する図示されないピンが取り付けられており、一対のマスト3に取り付けられた移動ブロック16によって、両側から昇降台2が支持される。移動ブロック16にも、吊チェーン取付部17が2カ所設けられている。
図1に一部が図示されるチェーン6は、1本のマスト3につき2本用いられる。チェーン6の一端部が移動ブロック16の吊チェーン取付部17に固定され、他端部がカウンターウェイト18の吊チェーン取付部19に固定される。チェーン6は、マストの上端に取り付けられた図示されないスプロケットを通過しており、マスト3の上端を支点として、昇降自在なカウンターウェイト18と、搬送する物品を載せた昇降台2とが重量のバランスを取るように配置される。カウンターウェイト18を設けることで、昇降台2を上下させる駆動力の低減を図ることができ、又、昇降台の昇降がよりスムーズになる。
マスト3の昇降台2と対向する面に、内側カバー21を取り付けることができる。内側カバー21は、第1部材10の内側カバーの係止部10fと、第1部材11の内側カバーの係止部11fに係止される。内側カバー21は、樹脂等で成型することが可能である。内側カバー21を設けることによって、チェーン6の巻き込み防止の効果の他、移動ブロック16とチェーン6の昇降によって発生した塵を拡散させず、また昇降装置の美観を保つといった効果がある。
同様に、マスト3の外側に、樹脂等で形成された外側カバー20を取り付けることができる。外側カバー20は、第1部材10の外側カバーの係止部10gと、第1部材11の外側カバーの係止部11gに係止される。外側カバー21を設けることによって、昇降装置1の美観を保つことができる。
これまで述べてきたように、本実施例のマスト3は、第1部材10,11と、第2内側部材12と、第2外側部材13が、連結溝による嵌合とボルト・ナットプレートによる固定によって連結されて形成されており、このマスト3の内側に形成された、断面が長方形の閉じた空間に、カウンターウェイト18が収容されている。カウンターウェイト18を吊り下げるチェーン6も、マスト3の中の閉じた空間に収容されるので、カウンターウェイト18とチェーン6の昇降によって発生する塵は、マスト3の中に閉じこめられて、拡散しない。
更に、本実施例のマスト3の第2内側部材12の外壁部12fには、昇降台2の上下運動をガイドするガイド部材15が、ボルトで固定され、一体化している。本実施例のマスト3は、4つの部材10,11,12,13が連結された形態で、搬入され、据え付けられるが、搬入前にこのマスト3に、予めガイド部材を15を第2内側部材12に固定しておくことができる。ガイド部材15がマスト3に予め固定されていることで、搬入後の昇降装置1の組み立て作業の内容を少なくして、作業をより迅速に行うことができる。
以上、実施例において本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、実施例では、第1部材10,11と第2部材12,13がいずれも1本の部材で構成されているマスト3について詳細な説明を行ったが、これらの部材の一部又は全部をより短い複数の部材で構成し、必要な高さにつなぎ合わせることも可能である。例えば、図5に示すように、マスト3を構成する第2外側部材13を複数のユニット部材26で形成し、開口部が必要な箇所には、ユニット部材26を取り付けない構造とすることも可能である。その他、第1部材10,11と第2部材12,13の断面形状や大きさは、必要な強度を確保するための作用効果を損なわない範囲において、変更することが可能である。
実施例の昇降装置1の概要を説明する斜視図である。 実施例のマスト3の断面図である。 実施例のマスト3に、ガイド部材15とカウンターウェイト18とカバー20,21を取り付けた状態の断面図である。 実施例のマスト3の斜視図である。 第2外側部材をユニット部材26で構成したマスト3の斜視図である。
符号の説明
1 昇降装置
2 昇降台
3 マスト
6 チェーン
7 レール
8 台車
9 スカラーアーム
10,11 第1部材
10a,10b,11a,11b,12a,12b,13a,13b 連結溝
12 第2内側部材
13 第2外側部材
14 ボルト
15 ガイド部材
16 移動ブロック
17,19 吊チェーン取付部
18 カウンターウェイト
20 外側カバー
21 内側カバー
26 ユニット部材

Claims (3)

  1. マストと、マストに沿って昇降自在な昇降台とを有する昇降装置において、前記マストが、断面U字形状の2つの第1部材と、これら第1部材の開放端同士を連結する2つの第2部材で構成される中空の閉断面形状を有していることを特徴とする昇降装置。
  2. 第1の部材と第2の部材が、互いを嵌め合わせるための連結溝を備えており、当該連結溝において、互いの部材が重ね合わされて締結具で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
  3. 第1の部材と第2の部材が同一の素材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降装置。
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