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JP2008043362A - ミシン用の糸立て具 - Google Patents

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JP2008043362A JP2006218842A JP2006218842A JP2008043362A JP 2008043362 A JP2008043362 A JP 2008043362A JP 2006218842 A JP2006218842 A JP 2006218842A JP 2006218842 A JP2006218842 A JP 2006218842A JP 2008043362 A JP2008043362 A JP 2008043362A
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Masayoshi Hirate
正義 平手
Minayo Chinen
美奈生 知念
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Abstract

【課題】特殊な受け皿を後付けすることなく、糸駒の安定化を図り、糸立て皿への糸立て棒の取り付けを容易にする。少なくとも2種の異なる形態の糸駒のどちらでも安定的に支持しうるようにする。
【解決手段】 受け皿(7)は、所定の形態からなる糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つ受け部(10,11,13)と、糸立て棒(8)の一端を差し込んで固定するための筒部(12)と、糸立て皿(5)の取り付け部位(5a)に嵌合する嵌合部(16)と、を一体的に形成してなる。受け皿(7)を嵌合部を介して糸立て部(5)の取り付け部位(5a)に取り付け、糸立て棒(8)の一端を受け皿(7)の筒部(12)に差し込むことで、該受け皿(7)と糸立て棒(8)とを一体化して糸立て皿(5)に取り付ける。受け部(10,11,13)は、異なる形態からなる少なくとも2種類の糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、上糸を巻回した糸駒を糸立て皿の所定位置に立てておくための糸立て具に関し、刺繍ミシン及びその他各種の工業用ミシンにおいて使用されるものである。
刺繍ミシンに限らず、上糸を必要とする一般の工業用ミシンにおいては、ミシンヘッドの上方位置に、図7に示すように、上糸を巻回した複数の糸駒51を支承するための糸立て皿(糸立てプレート)5が配設されている。この糸立て皿5には、糸駒51を所定位置に立てておくための部材として複数個の糸立て棒52が立設される。図8に示すように、この糸立て棒52には、糸駒51のがたつきを無くすための傘部材53が取付けられるようになっており、傘部材53の弾力的な4本の羽根によって、糸駒51のコーン(円錐体からなる巻芯)51aが糸立て棒52に対してがたつき不能に保持されるようになっている。また、糸駒51から繰り出された糸は一旦、上方に設置された糸道に導かれ、そこからミシンヘッドに配向して供給されるようになっている。このとき、糸駒51に巻回されている糸に弛みが発生すると、糸が糸駒51の周囲から下へ垂れ下がることがあり、そうした状態で上糸が引き上げられたとき糸駒51の下端周縁部に引っ掛かってしまうおそれがある。これを防止するために、フェルト等からなるドーナツ状の受け輪54を糸立て棒52に外嵌して糸立て皿5の上に敷き、この上に糸駒51を置くようにしている。図8に示すように、糸駒51のコーン51aの下端部を受け輪54の中心穴に差し込み、糸駒51の下端面51bを受け輪54の上面に密着させることで、糸が下へ垂れるのを防止できる。
糸立て皿5に対する糸立て棒52の立設方法としては、従来より、ネジ止めが最も多く採用されている。しかし、特に工業用多頭刺繍ミシンのように、立てる糸駒51の数が多いミシンにおいては、糸立て棒52の数が極めて多いため、ネジ止め工法では組付けに手間がかかり、ミシンの製造コストが高くなる。この点に鑑みて、下記特許文献1においては、糸立て棒を合成樹脂で形成し、その基部を糸立て皿の取り付け孔に弾性的に嵌め込むことが出来る構造とすることで、該糸立て皿に対して糸立て棒を立設するようにしたことが示されている。また、下記特許文献2においては、図8に示したもののように、糸立て皿5の取り付け孔に合成樹脂性のブッシュ55を取り付け、該ブッシュ55に対して糸立て棒52の基部を嵌め込み、該糸立て棒52の基部によりブッシュ55を外側に弾性変形させて強固に保持されるようにしたことが示されている。
特開平5−272047号公報 特開平9−239172号公報
これらの特許文献に示されたものによれば、ネジ止めによらずに、糸立て棒を差し込むだけで糸立て皿に立設することができるので、糸立て皿への糸立て棒の組み付けを容易にすることができる。しかし、特許文献1に示されたものは、糸立て棒が直接的に糸立て皿に嵌め込まれる構造であり、糸駒は糸立て棒と糸立て皿とによって受け止められるだけであるから、糸駒の巻芯空間が糸立て棒の太さに比べて大きいと、それだけでは安定性に欠けるものであった。また、特許文献2(あるいは図8)に示されたものも、ブッシュ(55)は糸立て棒を受け止めて保持するだけの構造であり、糸駒は糸立て棒と糸立て皿とによって受け止められるだけであるから、糸駒の巻芯空間が糸立て棒の太さに比べて大きいと、それだけでは安定性に欠けるものであった。よって、図8に示す糸駒51のように巻芯空間が大きなコーン51aからなっている場合は、糸立て棒52に傘部材53を嵌め込み、かつ、受け輪54を設けることで安定化を図っていた。
一方、最近では、糸を巻回した糸駒として特殊な形態のものが出回るようになってきており、このような特殊な形態からなる糸駒を糸立て皿に立てるには、従来からミシンに取り付けられている糸立て棒(又は糸立て棒と傘部材の組み合わせ)だけでは不十分であり、当該特殊な形態からなる糸駒にマッチした特殊な受け皿が必要であった。そのような特殊な受け皿は当該特殊な形態からなる糸駒の製造メーカーによってユーザーに対して供給され、糸立て皿に既に立てられている糸立て棒に該受け皿を嵌め入れる形式からなっている。しかし、個別の特殊な糸駒毎に、専用の受け皿を用いる必要があったので、ミシンにセットする糸駒の種類毎に、使用する受け皿のタイプも変更しなければならず、面倒であった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、特殊な受け皿を後付けすることなく、糸駒の安定化を図ることができ、かつ、糸立て皿への糸立て棒の取り付けを容易にした糸立て具を提供することを目的とする。更には、特殊な受け皿を後付けあるいは取り替えなしに、少なくとも2種の異なる形態の糸駒のいずれをも安定的に支持しうる糸立て具を提供することを目的とする。
本発明は、ミシンの糸立て部における所定の取り付け部位に取り付けられ、糸駒を立てておくための糸立て具であって、棒状体と、所定の形態からなる糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つ受け部、前記棒状体の一端を差し込んで固定するための筒部、及び前記糸立て部の前記取り付け部位に嵌合する嵌合部、を一体的に形成してなる受け皿と、を具備し、前記受け皿を前記嵌合部を介して前記糸立て部の取り付け部位に取り付け、前記棒状体の一端を前記受け皿の前記筒部に差し込むことで、該受け皿と棒状体とを一体化して前記糸立て部に取り付けることを特徴とする。
これによれば、受け皿が受け部と筒部と嵌合部とを一体的に具備しているため、該受け皿を前記嵌合部を介してミシンの糸立て部(糸立て皿又はプレート)に取り付けるだけで、該受け皿の前記筒部を介して棒状体(糸立て棒)を取り付ける機能を果たすのみならず、当該糸立て具に立てた糸駒の所定部位を該受け皿の前記受け部を介して受け止める機能をも果たすことができるものであり、少ない部品点数で糸駒を安定的に支持することができるようになる、という優れた効果を奏する。また、棒状体(糸立て棒)の一端を前記受け皿の前記筒部に差し込むだけで、ワンタッチで、該棒状体(糸立て棒)を糸立て部(糸立て皿)に取り付けることができる。従って、特殊な受け皿を後付けすることなく、糸立て具の組み立て構造それ自体で、糸駒の安定化を図ることができ、かつ、糸立て棒の糸立て皿への取り付けも容易にすることができるようにした糸立て具が提供される。
好ましい実施例においては、前記受け部は、異なる形態からなる所定の少なくとも2種類の糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つ。これにより、特殊な受け皿を後付けあるいは取り替えなしに、少なくとも2種の異なる形態の糸駒のいずれをも安定的に支持しうる糸立て具を提供することができる。
更に好ましい実施例においては、前記所定の少なくとも2種類の糸駒とは、所定の第1の種類の糸駒と所定の第2の種類の糸駒であり、前記第1の種類の糸駒の巻芯の下端の径は前記第2の種類の糸駒の巻芯の下端の径よりも小さく、前記受け部は、前記筒部の周りに形成された第1の受け凹部と、該第1の受け凹部の周りに形成された凸部と、該凸部の周りに形成された第2の受け凹部とを含み、前記第1の受け凹部は、前記第1の種類の糸駒の巻芯の下端を受けるのに適したサイズを持ち、前記第2の受け凹部は、前記第2の種類の糸駒の巻芯の下端を受けるのに適したサイズを持つ。
別の好ましい実施例においては、前記筒部と嵌合部とは同軸的に設けられており、前記棒状体の一端が前記筒部に差し込まれたとき、該棒状体の嵌入圧力により前記嵌合部が弾性変形して前記糸立て部の取り付け部位に緊密に嵌合し、これにより、前記受け皿と棒状体とが前記糸立て部に緊密に固定される。これによれば、棒状体(糸立て棒)の一端を前記受け皿の前記筒部に差し込むときのワンタッチの操作で、糸立て部(糸立て皿)に対する前記受け皿の固定と該棒状体(糸立て棒)の固定が行われることになり、糸立て皿への糸立て棒の取り付けをより一層容易にすることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明しよう。
図1には、本発明に係る糸立て具を適用するミシンの一例として、4頭立ての多頭多色刺繍ミシン1の外観図が示されている。ミシンヘッド2を支持したミシンフレーム3の上面に糸立て皿(糸立て部)5が設置されている。この糸立て皿5は、例えばアルミ引き抜き製品で製作されており、ミシンの全頭にまたがる長尺なプレート状のものである。糸立て皿5には、図2に拡大して示すように、本発明の一実施例に係る糸立て具6が、各頭毎に複数取り付けられる。
この糸立て具6は、受け皿7と、糸立て棒(棒状体)8とで構成されている。図3の(a)は受け皿7を上方から見た斜視図であり、(b)は受け皿7を下方から見た斜視図、(c)は糸立て棒(棒状体)8の側面図である。図3(a)及び(b)に示すように、受け皿7は、その上面中央に、糸立て棒8の一端を差し込んで固定するための筒部12が形成され、該筒部12の周囲には、所定の形態からなる糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つ受け部(10,11,13)が形成され、下面中央に、糸立て皿5の取付け孔5a(図4参照)に嵌合するのに適した嵌合部16が形成され、これらを合成樹脂等で一体的に形成してなるものである。好ましい実施例として、受け皿7における受け部(10,11,13)は、異なる形態からなる所定の少なくとも2種類の糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つ。すなわち、受け部(10,11,13)は、筒部12の周りに形成された環状の第1の受け凹部13と、該第1の受け凹部13の周りに形成された環状の凸部11と、該凸部11の周りに形成された環状の(若しくは鍔状の)第2の受け凹部10とを含む。
この実施例において、糸立て具6は、図5に示す3つの異なる種類の糸駒A、B、Cのいずれにも対応しうる(安定して立てることができる)ようになっている。図5(a)に示す種類の糸駒Aにおいては、上糸を巻回した巻芯はテーパー状のコーンA1からなっている。図5(b)に示す種類の糸駒Bにおいては、上糸を巻回した巻芯の主要部は比較的大径の円筒からなっており、該巻芯の下部(受け鍔)B1はテーパーをなしてスカート状に広がる形状からなっている。このスカート状の下部(受け鍔)B1があることによって、緩んで垂れた糸が引き上げられたときに引っ掛かりを生ずることがないように工夫されている。図5(c)に示す種類の糸駒Cにおいては、上糸を巻回した巻芯C1は比較的小径の円筒からなっている。ここで、糸駒Aの巻芯A1の下端の径は、糸駒Cの巻芯C1の下端の径よりも大きく、糸駒Bの巻芯の下端(受け鍔B1の下端)の径よりも小さい。
図3(a)に戻ると、第1の受け凹部13は、最も小径の糸駒Cの巻芯C1の下端を受けるのに適したサイズを持ち、第2の受け凹部10は、糸駒Cより大きな径の糸駒Aの巻芯A1の下端を受けるのに適したサイズを持っている。また、追って説明するように、この糸立て具6に糸駒Cをセットした場合、第1の受け凹部13の周りに形成された凸部11により、該糸駒Cに巻かれた糸の下端C2(図5(c)参照)を受けることができるようになっている。
受け皿7の上面中央に形成された筒部12の内側は、上方に開口した穴12aとなっており、該穴12aに糸立て棒8の一端(基部)を差し込むことができるようになっている。また、図3(b)に示すように、受け皿7における嵌合部16は、受け皿7の下面中央において、下方に突出して、筒部12と同軸的に設けられている。嵌合部16は、筒部12の穴12aの下側を閉じる構造を成しているが、半径方向に4つの割り溝を入れることで4つの弾性屈曲片16aが形成されている。
図3(c)に示すように、糸立て棒8の下端は丸み部分8aとなっており、該丸み部分8aの上部には環状溝8bが形成されている。糸立て棒8は、例えば合成樹脂製であり、中程より下寄りの矢印Xで示す位置から下方(環状溝8bの方)に向かってテーパ状に絞られた(下にいくほど径が小さくなる)下部テーパ部分8cとなっている。これは、糸立て棒8を筒部12に嵌合した際の緊密性を確保するためである。また、糸立て棒8において、中程より上寄りの矢線Yに示す位置から上端に向かって同じくテーパ状に絞られた(上にいくほど径が小さくなる)上部テーパ部分8dとなっている。これは、糸立て棒8に取付ける傘部材20(図6参照)の嵌着性を高めるためのものである。
一方、図4において断面にて示すように、各弾性屈曲片16aの下端部の内側には、糸立て棒8の下端に形成された丸み部分8aとの衝合によって外側への変形を生じさせるための、湾曲した係合面17aが形成されているとともに、糸立て棒8に形成された環状溝8bに係止する係止部17bが形成されている。
図4は、糸立て皿5に対する糸立て具6の取り付け手順を断面図にて示すものである。図4(a)に示すように、糸立て皿5の側の取り付け部位は孔(取付け孔)5aとなっており、まず、受け皿7の嵌合部16を糸立て皿5の取付け孔5aに嵌入させて、該受け皿7を糸立て皿5に取り付ける。それから、図4(b)に示すように、糸立て棒8の下端を受け皿7の筒部12に上から差し込む。そして、図4(c)に示すように糸立て棒8の丸み部分8aが各弾性屈曲片16aの下端部の内側の係合面17aに突き当たった後、更に糸立て棒8を強く押し込むと、丸み部分8aにより4つの弾性屈曲片16aが外側に押し広げられ、これによって糸立て棒8がさらに下方に侵入し、図4(d)に示す状態に至ったところで、4つの弾性屈曲片16aの内側下端部の係止部17bが糸立て棒8の環状溝8bに係止する。これによって、糸立て棒8が受け皿7と一体的に結合されるとともに、4つの弾性屈曲片16aの外側への膨出によって、受け皿7が糸立て皿5に対して強固に固定される。したがって、糸立て棒8を受け皿7に差し込むだけの簡単な操作で、糸立て棒8と受け皿7の両者を糸立て皿5に強固に固定することができる。
次に、上述のようにして糸立て皿5に取り付けられた糸立て具6に対して、任意の種類の糸駒A〜Cをセットすることについて、図6を参照して、説明する。
図6(a)は、図5(a)に示す種類の糸駒Aを糸立て具6にセットした状態を示す断面図である。この場合は、受け皿7において大きい径の巻芯を受け止めることのできる第2の受け凹部10において、糸駒Aの巻芯A1の下端を受け止める。これによって、糸立て具6にセットした糸駒Aのがたつきを抑えることができる。図6(a)では、更に好ましい一例として、従来知られた傘部材20を糸立て棒8に装着している。すなわち、傘部材20は、所定の径で弾力的に広がるように4つの羽根を有し、中央の差し込み孔(不図示)を介して糸立て棒8の上端から該糸立て棒8に差し込むことで、上部テーパ部分8d(図3(c))で適宜の高さで止められる。該傘部材20の羽根により、糸駒Aの巻芯A1を内側から受け止めることで、糸立て具6にセットした糸駒Aを、より安定化させることができる。更に、図6(a)では、受け皿7の外側に着脱自在に装着しうる受け輪21を装着した状態を示している。この受け輪21により、糸駒Aに巻かれた糸の下端を受けることができ、従来知られているように糸垂れを防止することができる。なお、傘部材20と受け輪21の一方又は両方を省略してもよい。
図6(c)は、図5(c)に示す種類の糸駒Cを糸立て具6にセットした状態を示す断面図である。この場合は、受け皿7において小さい径の巻芯を受け止めることのできる第1の受け凹部13において、糸駒Cの巻芯C1の下端を受け止める。これによって、糸立て具6にセットした糸駒Cのがたつきを抑えることができる。また、受け皿7において第1の受け凹部13の周りを囲む凸部11は、糸駒Cに巻かれた糸の下端C2を受けることができ、これによって糸垂れを防止することができる。
図6(b)は、図5(b)に示す種類の糸駒Bを糸立て具6にセットした状態を示す断面図である。この種類の糸駒Bは、その巻芯B1の下端の径が受け皿7の外形よりも大きいので、受け皿7の受け部(10,11,13)で受けることのできる部位を持っていない。そこで、傘部材20を糸立て棒8に装着し、該傘部材20の羽根により、糸駒Bの巻芯の小径部分を内側から受け止めることで、糸立て具6にセットした糸駒Bを安定化させるようにしている。なお、図6(b),(c)共に、受け輪21を設けなくても糸垂れを防止することができるが、受け輪21を装着したままの状態で糸駒B,Cをセットするようにして差し支えない。
なお、上記実施例では、受け皿7において、筒部12と嵌合部16が同軸的に設けられているが、これに限らない。これに伴い、糸立て棒8の受け皿7への嵌合と、嵌合部16の糸立て皿5への嵌合とが、上記実施例のように連動することなく、別々のメカニズムで行われるようになっていてもよい。
また、上記実施例では、糸立て皿5に対する糸立て具6の取り付け部位が取付け孔5aからなっているが、これに限らず、突起等であってもよい。その場合は、受け皿7の嵌合部16を該突起に嵌合する構造とすればよい。また、筒部12に対する糸立て棒8の差し込み構造も、筒部12の内側に糸立て棒8が入り込む構造に限らず、筒部12の外側に糸立て棒8が嵌まり込む構造であってもよい。
その他、本発明の実施形態は、上記実施例に示したものに限らず、当業者が本発明の要旨を逸脱することなく設計しうるあらゆる変形例を含む。
本発明に係る糸立て具を適用するミシンの一例として、4頭立ての多頭多色刺繍ミシンを示す外観図。 図1のミシンにおいて糸立て皿に取り付けられた複数の本発明の一実施例に係る糸立て具を示す拡大斜視図。 (a)は本発明の一実施例に係る糸立て具における受け皿を上方から見た斜視図であり、(b)は該受け皿を下方から見た斜視図、(c)は該糸立て具における糸立て棒の側面図。 同実施例に係る糸立て具の糸立て皿に対する取り付け手順を示す断面図。 同実施例に係る糸立て具に適用可能な3つの異なる種類の糸駒を示す側面図。 同実施例に係る糸立て具に対して、各種の糸駒をセットした状態を示す断面図。 糸立て皿に取り付けられた従来の糸立て具を示す斜視図。 従来の糸立て具に対して、各種の糸駒をセットした状態を示す断面図。
符号の説明
1 刺繍ミシン
2 ミシンヘッド
3 ミシンフレーム
5 糸立て皿(糸立て部)
6 糸立て具
7 受け皿
8 糸立て棒(棒状体)
10,11,13 受け部
12 筒部
16 嵌合部
16a 弾性屈曲片
20 傘部材
21 受け輪
A、B、C 異なる種類の糸駒

Claims (9)

  1. ミシンの糸立て部における所定の取り付け部位に取り付けられ、糸駒を立てておくための糸立て具であって、
    棒状体と、
    所定の形態からなる糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つ受け部、前記棒状体の一端を差し込んで固定するための筒部、及び前記糸立て部の前記取り付け部位に嵌合する嵌合部、を一体的に形成してなる受け皿と、
    を具備し、前記受け皿を前記嵌合部を介して前記糸立て部の取り付け部位に取り付け、前記棒状体の一端を前記受け皿の前記筒部に差し込むことで、該受け皿と棒状体とを一体化して前記糸立て部に取り付けることを特徴とする糸立て具。
  2. 前記受け部は、異なる形態からなる所定の少なくとも2種類の糸駒の所定部位を受け止めるのに適合した形状を持つことを特徴とする請求項1に記載の糸立て具。
  3. 前記所定の少なくとも2種類の糸駒とは、所定の第1の種類の糸駒と所定の第2の種類の糸駒であり、前記第1の種類の糸駒の巻芯の下端の径は前記第2の種類の糸駒の巻芯の下端の径よりも小さく、
    前記受け部は、前記筒部の周りに形成された第1の受け凹部と、該第1の受け凹部の周りに形成された凸部と、該凸部の周りに形成された第2の受け凹部とを含み、前記第1の受け凹部は、前記第1の種類の糸駒の巻芯の下端を受けるのに適したサイズを持ち、前記第2の受け凹部は、前記第2の種類の糸駒の巻芯の下端を受けるのに適したサイズを持つ、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の糸立て具。
  4. 前記凸部により、前記第1の種類の糸駒に巻かれた糸の下端を受けることができることを特徴とする請求項3に記載の糸立て具。
  5. 前記受け皿の外側に着脱自在に装着しうる受け輪を更に具備し、該受け輪により、前記第2の種類の糸駒に巻かれた糸の下端を受けることができることを特徴とする請求項3に記載の糸立て具。
  6. 所定の径で広がる弾力的な羽根を有し、前記棒状体に対して着脱自在な、傘部材を更に具備し、
    該傘部材の前記羽根により、前記糸駒の巻芯を内側から受け止めることができることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の糸立て具。
  7. 前記受け皿の前記受け部で受けることのできる部位を持たない種類の糸駒の巻芯を、その内側から前記傘部材の前記羽根により受け止めることで、当該糸駒を当該糸立て具に立てることができるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の糸立て具。
  8. 前記筒部と嵌合部とは同軸的に設けられており、前記棒状体の一端が前記筒部に差し込まれたとき、該棒状体の嵌入圧力により前記嵌合部)が弾性変形して前記糸立て部)の取り付け部位に緊密に嵌合し、これにより、前記受け皿と棒状体とが前記糸立て部に緊密に固定されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の糸立て具。
  9. 前記糸立て部の前記取り付け部位は孔からなり、前記嵌合部は該孔に嵌合する請求項1乃至8のいずれかに記載の糸立て具。
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