[go: up one dir, main page]

JP2008028263A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008028263A
JP2008028263A JP2006201223A JP2006201223A JP2008028263A JP 2008028263 A JP2008028263 A JP 2008028263A JP 2006201223 A JP2006201223 A JP 2006201223A JP 2006201223 A JP2006201223 A JP 2006201223A JP 2008028263 A JP2008028263 A JP 2008028263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
gate electrode
channel region
gate
field effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006201223A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Toriyama
周一 鳥山
Kazuya Matsuzawa
一也 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006201223A priority Critical patent/JP2008028263A/ja
Publication of JP2008028263A publication Critical patent/JP2008028263A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/62Fin field-effect transistors [FinFET]

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract


【課題】ソース・ドレイン領域の構造を最適化することにより、高いIon/Ioff比を達成する電界効果トランジスタを含む半導体装置を提供する。
【解決手段】第1のゲート電極107と第2のゲート電極108は、チャネル領域101の両側に対向するように、第1のゲート絶縁膜103と第2のゲート絶縁膜104を介して、それぞれ形成され、ソース領域111および前記ドレイン領域121は、第1のゲート電極107と第2のゲート電極108の両側に、チャネル領域101を挟んで形成され、第1のゲート絶縁膜103とチャネル領域104との界面に垂直な方向のソース領域111の厚さ(TSis)が、同じ方向のチャネル領域101の厚さ(TSic)よりも厚く、かつ、ソース領域111と、第1、第2のゲート電極107、108が、ゲート長方向に離間している電界効果トランジスタを含む半導体装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に係り、特にマルチゲート電極を備え、ソース・ドレイン領域の構造が最適化された電界効果トランジスタを含む半導体装置に関する。
半導体集積回路の高性能化には、その構成要素である電界効果トランジスタの高性能化が必須である。素子の高性能化に対する指導原理は微細化であり、これまで微細化によって素子性能の向上が進められてきた。トランジスタのゲート長について見れば、研究レベルでは10nm以下に達している(非特許文献1)。
このような極微細電界効果トランジスタにおいては、ゲート長が短くなりソース領域とドレイン領域の距離が近くなることでドレイン電流に占める無散乱キャリア成分が大きくなり、電界効果トランジスタのON時におけるドレイン電流、すなわちIonが高くなる。しかしながら、同時に短チャネル効果により電界効果トランジスタのOFF時における電流、すなわちIoffも高くなってしまうというトレードオフが問題となっている。
高性能な電界効果トランジスタとして明瞭なスイッチング特性を得るためには、IonとIoffの相対比(Ion/Ioff比)を高めることは必須である。ここでのIoffとは、nチャネル型電界効果トランジスタを例にとれば、ドレイン電圧を電源電圧(Vdd)に設定し、ソースおよびゲート電圧を0V(Vss)に設定したときのドレイン電流値を意味する。また、Ionとは同じくドレイン電圧を電源電圧(Vdd)に設定し、ソース電圧を0V(Vss)に、ゲート電圧を電源電圧(Vdd)に設定したときのドレイン電流値を意味する。
ところで、短チャネル効果を抑制し、Ioffを低下させることは、チャネル領域を複数の電極で取り囲むマルチゲート電極化、例えば、チャネル領域を上下ゲート電極ではさみこんだダブルゲート構造(非特許文献2)などによって可能なことが従来から知られている。すなわち、このような、マルチゲート電極を有する電界効果トランジスタによれば、ゲートのチャネル領域に対する支配力が増し、短チャネル効果のひとつであるDIBL(Drain Induced Barrier Lowering)が抑制されることによってIoffが低下する。
一方、極微細電界効果トランジスタにおいては、上述のようにドレイン電流に占める無散乱キャリア成分が大きくなる。このため、ソース領域端におけるキャリアの入射速度がドレイン電流を律速すると予想されている(非特許文献3)。また、入射速度に加え、入射されるキャリア量も当然にドレイン電流を律速する。
したがって、極微細電界効果トランジスタにおいて、Ion/Ioff比を高めるためには、マルチゲート電極化を行った上で、キャリアのチャネル領域への入射速度および入射量を変調することが有効と考えられる。
Wakabayashi et al.,IEDM Tech. Dig.,p981,2003 Liu et al.,IEEE EDL 25,p510,2004 Natori,J.Appl.Phys.76,p4879,1994
このように、極微細電界効果トランジスタにおいて、Ion/Ioff比を高めるためのひとつの指針として、マルチゲート電極化によるIoffの低下、および、キャリアのチャネル領域への入射速度および入射量の変調によるIon、Ioffの制御が考えられる。
もっとも、マルチゲート電極を有する電界効果トランジスタにおいて、キャリアのチャネル領域への入射速度および入射量の変調により、Ion/Ioff比を向上させるための最適なデバイス構造が必ずしも明確になっていないという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、ソース・ドレイン領域構造を最適化することにより、高いIon/Ioff比を得ることのできる電界効果トランジスタを含む半導体装置を提供することにある。
本発明の一態様の半導体装置は、
チャネル領域と、第1のゲート電極と、第2のゲート電極と、ソース領域と、ドレイン領域とを具備する電界効果トランジスタを含む半導体装置であって、
前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極は、前記チャネル領域の両側に対向するように、第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜を介して、それぞれ形成され、
前記ソース領域および前記ドレイン領域は、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極の両側に、前記チャネル領域を挟んで形成され、
前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面に垂直な方向の前記ソース領域の厚さ(TSis)が、前記方向の前記チャネル領域の厚さ(TSic)よりも厚く、かつ、
前記ソース領域と、前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極が、ゲート長方向に離間していることを特徴とする。
ここで、前記離間の距離が1nm以上3.5nm以下であることが望ましい。
ここで、前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面に垂直な方向の前記ドレイン領域の厚さ(TSid)が、前記チャネル領域の厚さ(TSic)以下であることが望ましい。
ここで、前記チャネル領域の不純物濃度が、1E19atoms/cm以上1E20atoms/cm以下であることが望ましい。
本発明の一態様の半導体装置は、
チャネル領域と、第1のゲート電極と、第2のゲート電極と、ソース領域と、ドレイン領域とを具備する電界効果トランジスタを含む半導体装置であって、
前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極は、前記チャネル領域の両側に対向するように、第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜を介して、それぞれ形成され、
前記ソース領域および前記ドレイン領域は、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極の両側に、前記チャネル領域を挟んで形成され、
前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面に垂直な方向の前記ソース領域の厚さ(TSis)が、前記方向の前記チャネル領域の厚さ(TSic)よりも薄いことを特徴とする。
ここで、前記ソース領域と、前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極がゲート長方向に離間していないことが望ましい。
ここで、前記電界効果トランジスタが絶縁膜基板上に形成されていることが望ましい。
本発明によれば、ソース・ドレイン領域の構造を最適化することにより、高いIon/Ioff比を得ることのできる電界効果トランジスタを含む半導体装置を提供することが可能となる。
発明者らは、マルチゲート電極を有する電界効果トランジスタにおいて、ソース領域の厚さを、チャネル領域の厚さに対して厚く、または薄くすることによって、キャリアのチャネル領域への入射速度および入射量が変調され、トランジスタのIon/Ioff比が向上することを見出した。
本発明は、マルチゲート電極を有する電界効果トランジスタにおいて、ソース領域の厚さを、チャネル領域の厚さに対して厚く、または薄く形成することを最大の特徴とする。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図である。また、図2は、図2(a)が第1の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図2(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図2(c)がチャネル領域の断面図、図1(d)がソース領域の断面図である。なお、斜視図においては図面の簡便化のため、断面図中の絶縁膜103、104、115および210は省略している。
本実施の形態の電界効果トランジスタは、後に詳述するように、1対の側面ゲート電極(ダブルゲート)を有するFin型トランジスタであり、ソース領域の厚さがチャネル領域の厚さより厚く、かつ、ソース領域がゲート電極からゲート長方向に離間(オフセット)していることを特徴とする。
より具体的には、図1および図2に示すように、不純物濃度が5E15atoms/cm程度のp型のシリコン基板100に、不純物濃度が5E19atoms/cm程度のp型のチャネル領域101と、例えば、n型のポリシリコンからなる第1のゲート電極107と第2のゲート電極108と、不純物濃度が2E20atoms/cm程度のn型ソース領域111とドレイン領域121を有する電界効果トランジスタが形成されている。そして、第1のゲート電極107と第2のゲート電極108は、チャネル領域101の両側に対向するように、第1のゲート絶縁膜103と第2のゲート絶縁膜104を介して、それぞれ形成されている。また、ソース領域111およびドレイン領域121は、第1のゲート電極107と第2のゲート電極108の両側に、チャネル領域101を挟んで形成され、これらのソース領域111とドレイン領域121は周囲を絶縁膜115に覆われている。
そして、本実施の形態においては、図1および図2に示すように、第1のゲート絶縁膜103とチャネル領域101との界面に垂直な方向のソース領域111の厚さ(TSis)が、同じ方向でみたチャネル領域101の厚さ(TSic)よりも厚く(TSis>TSic)、かつ、ソース領域111と、第1のゲート電極107および第2のゲート電極108が、ゲート長方向に距離dだけ離間(オフセット)している(図1)ことを特徴とする。
このようにソース領域の厚さをチャネル領域の厚さより厚くし、かつ、ソース領域とゲート電極を離間させる構造をとることにより、従来技術と比較してIon/Ioff比が向上するという顕著な効果が得られる。
図3は、ソース領域とゲート電極の離間距離dとIon/Ioff比の関係をシミュレーションした結果である。
シミュレーションにおいては、ゲート長(L)=10nm、ゲート絶縁膜のEOT(Equivalent Oxide Thickness)=1nm、チャネル領域の厚さ(TSic)=3nm、ソース領域の厚さ(TSis)=3.8nm、チャネル領域の不純物濃度5E19atoms/cm、ソースおよびドレイン領域の不純物濃度2E20atoms/cm、ドレイン電圧(Vd)=0.8Vとして計算を行った。なお、この条件は、下表1の条件Aに相当する。
また、図37は従来技術の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図であり、図38は、図38(a)が従来技術の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図38(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図38(c)がチャネル領域の断面図、図38(d)がソース領域の断面図である。なお、斜視図においては図面の簡便化のため、断面図中の絶縁膜103、104、115および210は省略している。図37および図38に示す、ソース領域111の厚さ(TSis)とチャネル領域101の厚さ(TSic)が等しい(TSis=TSic)従来技術の電界効果トランジスタについても、比較例としてIon/Ioff比の計算を行った。この時、チャネル領域の厚さ(TSic)およびソース領域の厚さ(TSis)は共に3.0nmとし、離間距離dは0nm、すなわち、オフセットなしとする以外は、上記、本実施の形態(本発明)の場合と同様の条件で計算した。
図3から明らかなように、本実施の形態(本発明)では、従来技術(比較例)に比べ、Ion/Ioff比が向上している。特に、離間距離d=2.5nm〜3nmで極大値を有し、この場合には、従来技術(比較例)に比べ、約15%Ion/Ioff比が向上している。
図4は本実施の形態(本発明)での離間距離d=2.5nmの場合と、従来技術(比較例)の場合とで、ゲート電圧(Vg)−ドレイン電流(Id)特性を比較した図である。ドレイン電流(Id)は、線形および対数表示で示している。
図4から、本実施の形態(本発明)では、従来技術(比較例)とIoffに大きな変化はなく、Ionが増大していることで、結果的にIon/Ioff比が向上していることが明らかである。
図5のバンド図を用いて、本実施の形態においてIon/Iff比が向上するという作用・効果について説明する。
図5(a)は、従来技術のソース領域とチャネル領域の厚さが等しい場合のバンド図であり、図5(b)は、本実施の形態のソース領域の厚さが、チャネル領域の厚さよりも厚い場合のバンド図である。
まず、一般にドレイン電流密度Jはqを電荷素量とすると、およそ、次式
J=qnv
で、あらわされ、ソース領域からチャネル領域への電子注入量nとソース領域からチャネル領域への電子の平均入射速度vに比例する。
そして、ソース領域の厚さをチャネル領域の厚さよりも厚くすることによって、図5に示すように、ソース領域の基底サブバンドが低下し障壁がさがるため、ソース領域からチャネル領域への電子流入量nが増加する。
このため、ドレイン電流密度Jが増加、すなわち、Ionが増大し、Ion/Ioff比が向上するからと考えられる。
なお、このようにソース領域の厚さをチャネル領域の厚さよりも厚くするとソース領域の基底サブバンドがチャネル領域に比して低下するのは、一般に次式で示すように、障壁の高い絶縁体で閉じ込められた半導体中の電子の波動関数の基底サブバンドのエネルギーEが、絶縁体への電子の波動関数の染み出しを無視すれば、半導体の厚さTSiの二乗に反比例することによる。
Figure 2008028263
以上のように、ソース領域の厚さを変化させることにより、ドレイン電流の変調が可能であることを発明者らは見出し、この作用を本実施の形態で利用することにより、Ion/Ioff比を向上させることを可能とした。
なお、本実施の形態においては、チャネル領域の不純物濃度を5E19atoms/cmとしたが、Ion/Ioff比を確実に向上させるためには、チャネル領域の不純物濃度は1E19atoms/cm以上1E20atoms/cm以下の範囲にあることが望ましい。なぜなら、これより低い場合には、ソース領域の基底サブバンド低下によるIoffの増加がIon/Ioff比を劣化させるおそれがあり、逆に高い場合には、チャネル領域の反転電圧が高くなりすぎ、デバイスの実使用に耐えない構造となるおそれがあるからである。
次に、図3で見られたIon/Ioff比の離間距離d依存性について、更に検討した結果を図6乃至図9に示す。ここでは、障壁高さの観点から最も離間距離d依存性に影響をあたえると考えられるソース・ドレイン領域およびチャネル領域の不純物濃度を変数として下表1の条件に設定し、シミュレーションを行った。なお、図3の条件は表1の条件Aに相当し、条件B乃至条件Eにおいて、不純物濃度以外の条件は図3の条件と同様とした。
Figure 2008028263
図6乃至図9においても、図3の場合と同様、ゲート電極とソース領域がある程度離間(オフセット)した領域において、Ion/Ioff比が極大値を有する傾向が見られる。
このような傾向は次のように説明できると考えられる。まず、ゲート電極とソース領域の離間距離dが大きくなりすぎると、ゲートの支配力の及ばない離間(オフセット)部分のチャネル抵抗が増大し、このため、チャネル抵抗増大によるIoffの低減よりもチャネル抵抗増大によるIonの減少が顕著になり、Ion/Ioff比が減少する。一方、離間距離dが小さくなりすぎると、ゲート電極の電界の支配力の及ばない離間(オフセット)部分のチャネル抵抗が減少するため、チャネル抵抗の減少によるIonの増加よりも、チャネル抵抗の減少によるIoffの増加が顕著になり、やはり、Ion/Ioff比が減少する。したがって、ゲート電極とソース領域がある程度離間(オフセット)した領域において、Ion/Ioffの極大値が得られるのである。
以上の結果より、本実施の形態において、ゲート電極とソース領域の離間距離dは、Ion/Iffが極大値を有する1nm以上3.5nm以下の範囲であることが望ましい。
次に、本実施の形態の第1の変形例について説明する。
図10は第1の変形例の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図であり、図11は、図11(a)が第1の変形例の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図11(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図11(c)がチャネル領域の断面図、図11(d)がソース領域の断面図である。なお、斜視図においては図面の簡便化のため、断面図中の絶縁膜103、104、115および210は省略している。本発明において、図10および図11に示すように、ドレイン領域121の厚さ(TSid)が、チャネル領域101の厚さ(TSic)よりも厚くする構成(TSid>TSic)をとっても構わない。
この場合、ドレイン領域121の厚さを厚くすることによって、ドレイン側の電子に対する障壁も下がり、ドレイン領域からの電子がチャネル部に入ることでトランジスタ特性に影響を与える懸念はある。
しかしながら、回路動作上ソースとドレインが入れ替わる素子の場合には、ソース領域およびドレイン領域双方の厚さが、チャネル領域の厚さよりも厚くなっていることにより、すべての回路動作条件でIon/Ioff比が向上するため望ましい。さらに、回路設計および製造の容易性の観点からは、チャネル領域の両側のソース領域およびドレイン領域が対称的に厚くなっていることがより望ましい。
また、本実施の形態の第2の変形例として、ドレイン領域121の厚さ(TSid)を、チャネル領域101の厚さ(TSic)より薄くする構成(TSid<TSic)をとっても構わない。
この場合、ドレイン領域121の厚さを薄くすることによって、後に、第2の実施の形態で詳述するように、ドレイン側の電子に対する障壁があがり、ドレイン領域からの電子がチャネル部に入ることを効果的に阻止することで、トランジスタ特性にIoffの増加等の悪影響がでることを抑制できるという利点がある。
次に、本実施の形態の電界効果トランジスタを含む半導体装置の製造方法について、図12乃至図26を参照して説明する。
まず、図12の平面図、図12のA−A方向の断面図である図13および図12のB−B方向の断面図である図14に示すように、面方位(100)面のp型シリコン基板100に50〜100nm程度のシリコン窒化膜等のマスク材となる絶縁膜210を堆積した後、リソグラフィー技術および反応性イオンエッチング(以下RIEともいう)等のエッチング技術により絶縁膜210とシリコン基板100をエッチングし、素子領域201および素子分離領域となる溝を形成する。このとき、後にソース領域となる部分の厚さがチャネル領域の厚さに比べて厚くなるようなマスクパターンを用いる。この後、閾値調整のためのp型不純物のチャネル領域への導入を、例えば、斜めイオンインプランテーション技術等を用いて行うことも可能である。
次に、図15の平面図、図15のC−C方向の断面図である図16および図15のD−D方向の断面図である図17に示すように、素子分離領域となる溝にシリコン酸化膜等の絶縁膜215が堆積され、この絶縁膜215が化学的機械的研磨法(以下、CMPともいう)等により、絶縁膜210の上面まで平坦化され、素子分離領域が形成される。このとき、素子分離耐圧の向上や、寄生トランジスタのリーク電流低減のため、素子分離領域下にp型の不純物をイオンインプランテーション等によって導入しても構わない。
その後、絶縁膜215の一部が除去され、素子領域201の側面が露出するよう溝205が形成される。
次に、図18の平面図、図18のE−E方向の断面図である図19および図18のF−F方向の断面図である図20に示すように、素子領域201の側面部にゲート絶縁膜103、104が形成される。このゲート絶縁膜103、104としては、例えば、熱酸化法によるシリコン酸化膜であってもよいし、CVD(Chemical Vapor Deposition)法や、ALD(Atomic Layer Deposition)法による高誘電体膜であっても構わない。
次に、ゲート絶縁膜103、104上にゲート電極107、108となる導電材が堆積され、溝205が埋め込まれる。その後、CMPにより、絶縁膜210の上面が露出するまで埋め込まれた導電材およびゲート絶縁膜が平坦化される。ここで、ゲート電極107、108となる導電材は、例えば、(ドープト)ポリシリコン、シリサイド、金属等の材料からなる。
次に、図21の平面図、図21のG−G方向の断面図である図22および図21のH−H方向の断面図である図23に示すように、ゲート配線109となる導電材が堆積され、リソグラフィーおよびRIEにより、第1のゲート電極107と第2のゲート電極108を物理的かつ電気的に接続するように、ゲート配線109が形成される。ここで、ゲート配線109は、例えば、(ドープト)ポリシリコン、シリサイド、金属等の材料からなる。
その後、例えば、シリコン窒化膜からなる側壁絶縁膜220がゲート配線109の両側に形成される。
そして、ゲート配線109および側壁絶縁膜220をマスクとして、ソース領域111およびドレイン領域121にn型の不純物をイオンインプランテーション等により導入する。
次に、図24の平面図、図24のI−I方向の断面図である図25および図24のJ−J方向の断面図である図26に示すように、層間絶縁膜225が形成された後に、リソグラフィーおよびRIEにより、コンタクトホールがソース領域111およびドレイン領域121の側面が露出するように開孔される。そして、このコンタクトホールを導電材によって埋め込むことにより、ソース領域側のコンタクト電極131とドレイン側のコンタクト電極133が形成される。
以上のようにして、本実施の形態の半導体装置が形成される。
(第2の実施の形態)
図27は、第2の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図である。また、図28は、図28(a)が第2の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図28(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図28(c)がチャネル領域の断面図、図28(d)がソース領域の断面図である。なお、斜視図においては図面の簡便化のため、断面図中の絶縁膜103、104、115および210は省略している。
本実施の形態の電界効果トランジスタは、後に詳述するように、1対の側面ゲート電極(ダブルゲート)を有するFin型トランジスタであり、ソース領域の厚さがチャネル領域の厚さより薄くなっていることを特徴とする。
より具体的には、図27および図28に示すように、不純物濃度が5E15atoms/cm程度のp型のシリコン基板100に、不純物濃度が5E19atoms/cm程度のp型のチャネル領域101と、例えば、n型のポリシリコンからなる第1のゲート電極107と第2のゲート電極108と、不純物濃度が1E19atoms/cm程度のn型ソース領域111とドレイン領域121を有する電界効果トランジスタが形成されている。そして、第1のゲート電極107と第2のゲート電極108は、チャネル領域101の両側に対向するように、第1のゲート絶縁膜103と第2のゲート絶縁膜104を介して、それぞれ形成されている。また、ソース領域111およびドレイン領域121は、第1のゲート電極107と第2のゲート電極108の両側に、チャネル領域111を挟んで形成され、これらのソース領域111とドレイン領域121は周囲を絶縁膜115に覆われている。
そして、本実施の形態においては、図27および図28に示すように、第1のゲート絶縁膜103とチャネル領域101との界面に垂直な方向のソース領域111の厚さ(TSis)が、同じ方向でみたチャネル領域の厚さ(TSic)よりも薄く(TSis<TSic)なっていることを特徴とする。
このようにソース領域の厚さをチャネル領域の厚さより薄くすることにより、従来技術と比較してIon/Ioff比が向上するという顕著な効果が得られる。
図29は、ソース領域とゲート電極の離間距離dとIon/Ioff比の関係をシミュレーションした結果である。
シミュレーションにおいては、ゲート長(L)=10nm、ゲート絶縁膜のEOT(Equivalent Oxide Thickness)=1nm、チャネル領域の厚さ(TSic)=3nm、ソース領域の厚さ(TSis)=2.2nm、チャネル領域の不純物濃度5E15atoms/cm、ソースおよびドレイン領域の不純物濃度1E19atoms/cm、ドレイン電圧(Vd)=0.8Vとして計算を行った。
また、図37および図38の模式図に示す、ソース領域111の厚さ(TSis)とチャネル領域101の厚さ(TSic)が等しい従来技術の電界効果トランジスタについても、比較例としてIon/Ioff比の計算を行った。この時、チャネル領域の厚さ(TSic)およびソース領域の厚さ(TSis)は共に3.0nmとし、離間距離dは0nm、すなわち、オフセットなしとする以外は、上記、本実施の形態(本発明)の場合と同様の条件で計算した。
図29から明らかなように、本実施の形態(本発明)では、従来技術(比較例)に比べ、Ion/Ioff比が格段に向上している。そして、第1の実施の形態と異なり、ゲート電極とソース領域の離間距離d=0nm、すなわち、離間(オフセット)のない場合にIon/Iff比は最大となる。そして、この場合には、従来技術(比較例)に比べ、Ion/Ioff比が約200倍になっている。
したがって、本実施の形態においては、ソース領域とゲート電極がゲート長方向に離間(オフセット)していないことが望ましい。
図30は本実施の形態(本発明)でのd=0nmの場合と、従来技術(比較例)の場合とで、ゲート電圧(Vg)−ドレイン電流(Id)特性を比較した図である。ドレイン電流(Id)は、対数表示で示している。
図30より、本実施の形態(本発明)では、従来技術(比較例)に対してIonでやや劣るが、Ioffが格段に小さくなることで、結果的にIon/Ioff比が向上していることが明らかである。
図31のバンド図を用いて、本実施の形態においてIon/Iff比が向上するという作用・効果について説明する。
図31(a)は、従来技術のソース領域とチャネル領域の厚さが等しい場合のバンド図であり、図31(b)は、本実施の形態のソース領域の厚さが、チャネル領域の厚さよりも薄い場合のバンド図である。
まず、一般にドレイン電流密度Jはqを電荷素量とすると、およそ、次式
J=qnv
で、あらわされ、ソース領域からチャネル領域への電子注入量nとソース領域からチャネル領域への電子の平均入射速度vに比例することは先に記載したとおりである。
そして、ソース領域の厚さをチャネル領域の厚さよりも薄くすることによって、図31に示すように、ソース領域の基底サブバンドが上昇し障壁があがる。このため、トランジスタがoffの状態では、電子がこの障壁を乗り越える確率が格段に減少し、Ioffは大幅に減少する。一方、Ionについても、ソース領域からチャネル領域への電子流入量nが減少する。しかしながら、障壁を乗り越える電子は高いエネルギーを有していることから電子の平均入射速度vは大きくなる。よって、この2つの作用が相殺しあうことにより、結果的にIonの減少は、Ioffの減少に比べ顕著にはならない。
このため、Ion/Ioff比が向上するからと考えられる。
なお、ソース領域の基底サブバンドが上昇するのは、先に(式1)をもちいて示したように、絶縁体で閉じ込められた半導体中の電子の波動関数の基底サブバンドのエネルギーEが、半導体の厚さ(TSi)の二乗に反比例することによる。
そして、先に記載したように、第1の実施の形態と異なりゲート電極とソース領域の離間(オフセット)のない領域で、Ion/Ioffが最大となっている。これは、本実施の形態の場合は、ソース領域の基底サブバンドが上昇することによりIoffがすでに十分おさえられており、離間(オフセット)部分のチャネル抵抗増大が、Ioffの低減よりもIonの低減に大きく寄与するためと理解できる。
本実施の形態の変形例として、第1の実施の形態における第1の変形例及び第2の変形例で述べたことと同様の理由により、ドレイン領域121の厚さ(TSid)が、チャネル領域101の厚さ(TSic)よりも薄くなる構成(TSid<TSic)、あるいは厚くなる構成(TSic<TSid)をとっても構わない。
(第3の実施の形態)
図32は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置に含まれる電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図である。図32(a)が第3の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図32(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図32(c)がチャネル領域の断面図、図32(d)がソース領域の断面図である。なお、斜視図においては図面の簡便化のため、断面図中の絶縁膜103、104、115および210は省略している。
p型半導体基板100上に埋め込み絶縁層(絶縁膜基板)180が形成され、その上のSOI(Silicon on Insulator)層に素子が形成されている以外は、第1の実施の形態と同様であるので、記述を省略する。
本実施の形態の電界効果トランジスタは、SOI層に素子が形成されていることから、第1の実施の形態の作用・効果に加え、ソース・ドレイン底部からのジャンクションリークおよびジャンクション容量の大幅な低減を図ることが可能となる。したがって、半導体装置の低消費電力化が実現できる。また、素子間の分離が埋め込み絶縁層(絶縁膜基板)180によって完全に行われるため、素子分離耐圧等に対する配慮が不要となり、製造プロセスが簡略化できる利点もある。
また、本実施の形態においては、第1の実施の形態の素子をSOI層上に形成しているが、第2の実施の形態の素子をSOI層上に形成することによっても低消費電量化および製造プロセスの簡略化が実現可能である。
(第4の実施の形態)
図33は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置に含まれる電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図である。図33(a)が第4の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図33(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図33(c)がチャネル領域の断面図、図33(d)がソース領域の断面図である。なお、斜視図においては図面の簡便化のため、断面図中の絶縁膜103、104および115は省略している。
チャネル領域101上に、ゲート電極107、108に加え、第3のゲート絶縁膜141を介して第3のゲート電極145を有するいわゆるトライゲート構造であること以外は、第1の実施の形態と同様であるので、記述を省略する。
本実施の形態の電界効果トランジスタは、トライゲート構造を有することにより、第1の実施の形態の作用・効果に加え、ゲートによる支配力が高まり、ソース/ドレイン領域間のパンチスルーを抑制するとともに、ドレイン電流も向上するという効果が得られる。
また、本実施の形態においては、第1の実施の形態をトライゲート構造としているが、第2の実施の形態の素子をトライゲート構造とすることによってもソース/ドレイン領域間のパンチスルー抑制、および、ドレイン電流向上の実現が可能である。
(第5の実施の形態)
図34は、本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置に含まれる電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図である。図34(a)が第5の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図34(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図34(c)がチャネル領域の断面図、図34(d)がソース領域の断面図である。なお、斜視図においては図面の簡便化のため、断面図中の絶縁膜141、142および115は省略している。
素子構造を、Fin型ではなく、チャネル領域101の上に第1のゲート絶縁膜141を介して第1のゲート電極145を有し、チャネル領域101の下に第2のゲート絶縁膜142を介して第2のゲート電極146を有するいわゆるプレーナ型ダブルゲート構造であること以外は、第1の実施の形態と同様であるので、記述を省略する。
本実施の形態の電界効果トランジスタは、プレーナ型ダブルゲート構造を有することにより、第1の実施の形態の作用・効果に加え、Fin構造に対し、チャネル領域を膜堆積によって形成するためチャネル厚さの制御が容易で素子特性がより安定するという利点がある。
また、本実施の形態においては、第1の実施の形態をプレーナ型ダブルゲート構造としているが、第2の実施の形態の素子をプレーナ型ダブルゲート構造とすることによっても、素子特性安定の実現が可能である。
(第6の実施の形態)
図35は、本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置に含まれる電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図である。図35(a)が第6の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造の全体構造を示す斜視図、図35(b)がチャネル長に垂直方向のドレイン領域の断面図、図35(c)がチャネル領域の断面図、図35(d)がソース領域の断面図である。
素子構造を、Fin型ではなく、チャネル領域101の上に第1のゲート絶縁膜141を介して第1のゲート電極145を有し、チャネル領域101の下に第2のゲート絶縁膜142を介して第2のゲート電極146を有し、かつ、それぞれのゲート電極に独立にゲート電圧が与えられるプレーナ型ダブルゲート構造であること以外は、第1の実施の形態と同様であるので、記述を省略する。
本実施の形態の電界効果トランジスタは、独立にゲート電圧が与えられるプレーナ型ダブルゲート構造を有することにより、第1の実施の形態の作用・効果に加え、トランジスタの閾値を可変にすることが可能となり、回路設計の自由度が増大するという利点がある。
また、本実施の形態においては、第1の実施の形態を独立にゲート電圧が与えられるプレーナ型ダブルゲート構造としているが、第2の実施の形態の素子を独立にゲート電圧が与えられるプレーナ型ダブルゲート構造とすることによっても、回路設計の自由度増大を図ることが可能となる。
(第7の実施の形態)
図36は、本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置に含まれる電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長に垂直方向の縦断面図である。素子構造を、Fin型ではなく、縦型トランジスタ構造とした以外は、第1の実施の形態と同様であるので、記述を省略する。
本実施の形態の電界効果トランジスタは、縦型トランジスタ構造を有することにより、第1の実施の形態の作用・効果に加え、ソース・ドレイン領域、チャネル領域等を縦方向に配置できるため、平面的に見た集積度を向上させることが可能であるという利点がある。
また、本実施の形態においては、第1の実施の形態を縦型トランジスタ構造としているが、第2の実施の形態の素子を縦型トランジスタ構造とすることによっても、集積度向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではない。実施の形態では、n型チャネルの電界効果トランジスタについて説明したが、本発明をp型チャネルの電界効果トランジスタに適用することも可能である。また、半導体基板材料としてシリコンを用いたが、必ずしもシリコンに限るものではなく、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ゲルマニウム(Ge)、シリコンカーバイド(SiC)、ガリウム砒素(GaAs)、窒化アルミニウム(AlN)等を用いることが可能である。また、基板材料の面方位は必ずしも(100)面に限るものではなく、(110)面あるいは(111)面等を適宜選択することができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図。 第1の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。 第1の実施の形態の電界効果トランジスタのIon/Ioff比の離間距離依存性を示す図。 第1の実施の形態と従来技術の電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)−ドレイン電流(Id)特性を比較した図。 第1の実施の形態の作用・効果を説明するバンド図。 第1の実施の形態の電界効果トランジスタのIon/Ioff比の離間距離依存性を示す図。 第1の実施の形態の電界効果トランジスタのIon/Ioff比の離間距離依存性を示す図。 第1の実施の形態の電界効果トランジスタのIon/Ioff比の離間距離依存性を示す図。 第1の実施の形態の電界効果トランジスタのIon/Ioff比の離間距離依存性を示す図。 第1の実施の形態の変形例の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図。 第1の実施の形態の変形例の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す平面図。 図12のA−A線に沿った断面図。 図12のB−B線に沿った断面図。 図12に続く、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す平面図。 図15のC−C線に沿った断面図。 図15のD−D線に沿った断面図。 図15に続く、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す平面図。 図18のE−E線に沿った断面図。 図18のF−F線に沿った断面図。 図18に続く、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す平面図。 図21のG−G線に沿った断面図。 図21のH−H線に沿った断面図。 図21に続く、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す平面図。 図24のI−I線に沿った断面図。 図24のJ−J線に沿った断面図。 第2の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図。 第2の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。 第2の実施の形態の電界効果トランジスタのIon/Ioff比の離間距離依存性を示す図。 第2の実施の形態と従来技術の電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)−ドレイン電流(Id)特性を比較した図。 第2の実施の形態の作用・効果を説明するバンド図。 第3の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。 第4の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。 第5の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。 第6の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。 第7の実施の形態の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長に垂直方向の縦断面図。 従来技術の電界効果トランジスタの素子構造を示すチャネル長方向の断面図。 従来技術の電界効果トランジスタの素子構造を示す斜視図およびチャネル長に垂直方向の断面図。
符号の説明
100 シリコン基板
101 チャネル領域
103 第1のゲート絶縁膜
104 第2のゲート絶縁膜
107 第1のゲート電極
108 第2のゲート電極
109 ゲート配線
111 ソース領域
115 絶縁膜
121 ドレイン領域
131 ソース領域側のコンタクト電極
133 ドレイン領域側のコンタクト電極

Claims (7)

  1. チャネル領域と、第1のゲート電極と、第2のゲート電極と、ソース領域と、ドレイン領域とを具備する電界効果トランジスタを含む半導体装置であって、
    前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極は、前記チャネル領域の両側に対向するように、第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜を介して、それぞれ形成され、
    前記ソース領域および前記ドレイン領域は、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極の両側に、前記チャネル領域を挟んで形成され、
    前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面に垂直な方向の前記ソース領域の厚さ(TSis)が、前記方向の前記チャネル領域の厚さ(TSic)よりも厚く、かつ、
    前記ソース領域と、前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極が、ゲート長方向に離間していることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記離間の距離が1nm以上3.5nm以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面に垂直な方向の前記ドレイン領域の厚さ(TSid)が、前記チャネル領域の厚さ(TSic)以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記チャネル領域の不純物濃度が、1E19atoms/cm以上1E20atoms/cm以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. チャネル領域と、第1のゲート電極と、第2のゲート電極と、ソース領域と、ドレイン領域とを具備する電界効果トランジスタを含む半導体装置であって、
    前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極は、前記チャネル領域の両側に対向するように、第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜を介して、それぞれ形成され、
    前記ソース領域および前記ドレイン領域は、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極の両側に、前記チャネル領域を挟んで形成され、
    前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面に垂直な方向の前記ソース領域の厚さ(TSis)が、前記方向の前記チャネル領域の厚さ(TSic)よりも薄いことを特徴とする半導体装置。
  6. 前記ソース領域と、前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極がゲート長方向に離間していないことを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記電界効果トランジスタが絶縁膜基板上に形成されていることを特徴とする請求項1または5記載の半導体装置。
JP2006201223A 2006-07-24 2006-07-24 半導体装置 Pending JP2008028263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006201223A JP2008028263A (ja) 2006-07-24 2006-07-24 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006201223A JP2008028263A (ja) 2006-07-24 2006-07-24 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008028263A true JP2008028263A (ja) 2008-02-07

Family

ID=39118569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006201223A Pending JP2008028263A (ja) 2006-07-24 2006-07-24 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008028263A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094352A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 二重絶縁ゲート電界効果トランジスタ
JP2010021255A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2013149964A (ja) * 2011-12-23 2013-08-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体素子、半導体素子の作製方法および半導体素子を用いた半導体装置
JP2014068017A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Samsung Electronics Co Ltd 非対称シリサイド構造を含む電界効果トランジスタ及び関連した装置
JP2015053453A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 独立行政法人産業技術総合研究所 半導体装置およびその製造方法
US9048120B2 (en) 2012-11-26 2015-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated junction and junctionless nanotransistors
WO2019132883A1 (en) * 2017-12-27 2019-07-04 Intel Corporation Vertical transistor-based logic gate
JP2021002611A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法
WO2023112729A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 半導体装置及び電子機器
JP2024050789A (ja) * 2014-10-29 2024-04-10 株式会社半導体エネルギー研究所 撮像装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094352A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 二重絶縁ゲート電界効果トランジスタ
JP2010021255A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2013149964A (ja) * 2011-12-23 2013-08-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体素子、半導体素子の作製方法および半導体素子を用いた半導体装置
JP2014068017A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Samsung Electronics Co Ltd 非対称シリサイド構造を含む電界効果トランジスタ及び関連した装置
US9299711B2 (en) 2012-09-26 2016-03-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Field effect transistors including asymmetrical silicide structures and related devices
US9171845B2 (en) 2012-11-26 2015-10-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated junction and junctionless nanotransistors
US9048120B2 (en) 2012-11-26 2015-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated junction and junctionless nanotransistors
JP2015053453A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 独立行政法人産業技術総合研究所 半導体装置およびその製造方法
JP2024050789A (ja) * 2014-10-29 2024-04-10 株式会社半導体エネルギー研究所 撮像装置
WO2019132883A1 (en) * 2017-12-27 2019-07-04 Intel Corporation Vertical transistor-based logic gate
JP2021002611A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP7200054B2 (ja) 2019-06-24 2023-01-06 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法
WO2023112729A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 半導体装置及び電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10164068B2 (en) FinFET structure and method for fabricating the same
JP4493343B2 (ja) 歪みフィンfet構造および方法
CN102217074B (zh) 鳍式场效应晶体管(finfet)
US9299809B2 (en) Methods of forming fins for a FinFET device wherein the fins have a high germanium content
JP2008028263A (ja) 半導体装置
KR101430820B1 (ko) 이중 게이트 횡형 mosfet
CN111987148A (zh) 集成芯片、高电压器件及形成高电压晶体管器件的方法
US6821856B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device having source/drain regions included in a semiconductor layer formed over an isolation insulating film and a semiconductor device fabricated thereby
CN103545370A (zh) 用于功率mos晶体管的装置和方法
US11799018B2 (en) Semiconductor structure and method for forming the same
CN100446271C (zh) 场效应晶体管
JP2008192819A (ja) 半導体装置
US20250056871A1 (en) Methods of forming bottom dielectric isolation layers
KR102453508B1 (ko) 스페이서 내에 에어 보이드를 갖는 반도체 디바이스
KR102707810B1 (ko) 누설 전류가 감소되고 온/오프 전류를 조정할 수 있는 트랜지스터 구조체
CN114141786B (zh) 一种三值逻辑晶体管器件结构及其制备方法
CN102449770B (zh) 用于半导体器件的3d沟道结构
KR101846991B1 (ko) 벌크 실리콘 기반의 실리콘 게르마늄 p-채널 삼중 게이트 트랜지스터 및 그 제조방법
JP6103453B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
CN114093948A (zh) 场板沟槽场效应晶体管及其制造方法
US9077588B2 (en) Double insulating silicon on diamond device
CN104576381A (zh) 一种非对称超薄soimos晶体管结构及其制造方法
CN116435367A (zh) 包含背栅结构的soi器件及其制备方法
CN1175494C (zh) 具有基底接触的绝缘层上有硅的结构
JP2005175011A (ja) 電界効果型トランジスタ及びその製造方法