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JP2008024101A - スクータ型自動二輪車 - Google Patents

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輝英 山西
Koichiro Honda
幸一郎 本田
Junji Konaka
淳二 湖中
Satoru Watanabe
覚 渡辺
Norizumi Yamanaka
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Abstract

【課題】エンジンと、Vベルト式無段変速機を含んでエンジンおよび後輪間に設けられる伝動装置とで構成されるパワーユニットが車体フレームに揺動可能に支承され、伝動装置を収容する伝動ケースの後部に後輪が軸支され、伝動ケースの上方にエアクリーナが配置されるスクータ型自動二輪車において、部品点数の低減および配置スペースの低減を可能としつつエアクリーナおよび伝動ケースに外部からの空気を導入可能とする。
【解決手段】Vベルト式無段変速機を外部からの空気で冷却すべく伝動ケース31に設けられた冷却空気導入口82に外部からの空気を導く外気導入ダクト86が伝動ケース31に取付けられ、前方に開放するようにしてエアクリーナ75に設けられる外気導入口85に外部からの空気を導く通路100を形成してエアクリーナ75に接続される通路形成部86aが外気導入ダクト86に一体に形成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、エンジン本体のシリンダ軸線を前傾させたエンジンと、該エンジンの出力を無段階に変速するVベルト式無段変速機を含んで前記エンジンおよび後輪間に設けられる伝動装置とで構成されるパワーユニットが車体フレームに揺動可能に支承され、前記エンジン本体に連設されて後輪の側方まで後方に延出されるとともに前記伝動装置を収容する伝動ケースの後部に後輪が軸支され、前記伝動ケースの上方にエアクリーナが配置されるスクータ型自動二輪車に関する。
このようなスクータ型自動二輪車は、特許文献1で知られており、エアクリーナ内に外部からの空気を導入するための吸気ダクトと、伝動ケース内に外部からの冷却空気を取り入れるための吸気ダクトとが別々に設けられている。
特公平6−33060号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたスクータ型自動二輪車のように、エアクリーナおよび伝動ケース毎に別の吸気ダクトを必要とした構成では、部品点数が多くなるだけでなく、吸気ダクトを配置するための比較的大きなスペースを確保する必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の低減および配置スペースの低減を可能としつつエアクリーナおよび伝動ケースに外部からの空気を導入し得るようにしたスクータ型自動二輪車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンジン本体のシリンダ軸線を前傾させたエンジンと、該エンジンの出力を無段階に変速するVベルト式無段変速機を含んで前記エンジンおよび後輪間に設けられる伝動装置とで構成されるパワーユニットが車体フレームに揺動可能に支承され、前記エンジン本体に連設されて後輪の側方まで後方に延出されるとともに前記伝動装置を収容する伝動ケースの後部に後輪が軸支され、前記伝動ケースの上方にエアクリーナが配置されるスクータ型自動二輪車において、前記Vベルト式無段変速機を外部からの空気で冷却すべく前記伝動ケースに設けられた冷却空気導入口に外部からの空気を導く外気導入ダクトが前記伝動ケースに取付けられ、前方に開放するようにして前記エアクリーナに設けられる外気導入口に外部からの空気を導く通路を形成して前記エアクリーナに接続される通路形成部が前記外気導入ダクトに一体に形成されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前方に開放したエアクリーナ用空気取り入れ口が前記通路形成部の前部に設けられ、該エアクリーナ用空気取り入れ口から前記外気導入口まで前記通路が略直線状に形成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記外気導入ダクトに、前記エアクリーナ用空気取り入れ口の下方に位置する伝動ケース用空気取り入れ口が前方に開放するようにして設けられることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に加えて、前記外気導入ダクト内に、前記冷却空気導入口および前記伝動ケース用空気取り入れ口間に位置する対向壁部が、前記伝動ケース用空気取り入れ口に後方から対向するようにして設けられることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、伝動ケース内に外部からの空気を取り入れるようにして伝動ケースに取付けられる外気導入ダクトに、エアクリーナの外気導入口に外部からの空気を導く通路を形成する通路形成部が一体に形成され、通路形成部がエアクリーナに接続されるので、伝動ケース内およびエアクリーナに外部からの空気を導入するにあたって必要となる部品点数を低減しつつ、空気取り入れ構造を単純化することができるとともに、そのために必要となるスペースを低減することができる。
また請求項2記載の発明によれば、通路形成部を流通する空気の流通抵抗を小さく抑え、前方からの外部空気を効率的にエアクリーナ内に導入することができる。
請求項3記載の発明によれば、伝動ケース内に外部から冷却空気を取り入れるにあたって、伝動ケースから外側方への外気導入ダクトの張り出し量を小さく抑えることができる。
さらに請求項4記載の発明によれば、前方に開放した伝動ケース用空気取り入れ口から外気導入ダクト内に異物が侵入しても、その異物が伝動ケースの冷却空気導入口側に直ちに向かうことを防止し、冷却空気導入口を囲むクリーナエレメントに前記異物が衝突することを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の左側面図、図2はパワーユニットおよび後輪の左側面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は伝動ケース、エアクリーナおよび外気導入ダクトの斜視図、図5は外気導入ダクトの側面図、図6は図5の6−6線断面図である。
先ず図1において、低床式のフロア11を有するスクータ型自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13に前端部が接合される左右一対のサイドフレーム14…とを備える。サイドフレーム14は、ヘッドパイプ13から下方に垂下されるダウンフレーム部14aと、ダウンフレーム部14aの下端に連なるとともに前記フロア11の下方で後方に延びるとともに後半部が後ろ上がりに傾斜するように形成されるロアフレーム部14bと、ロアフレーム部14bの後端に連なるとともに前記フロア11の後方で上方に立ち上がる立ち上がりフレーム部14cと、乗車用シート15を支持すべく立ち上がりフレーム部14cの後端から後方に延びるシートレール部14dとを一体に有して、単一のパイプが屈曲成形されて成る。
前記サイドフレーム14…におけるロアフレーム部14b…の後部およびシートレール部14d…の前部間には、サイドフレーム14…におけるロアフレーム部14b…の下方かつ立ち上がりフレーム部14c…の後方に位置するようにしてリヤサブフレーム16…が設けられており、両サイドフレーム14…および両リヤサブフレーム16…間にピボットプレート17…が設けられる。
車体フレームFが備える前記ピボットプレート17…には、後輪WRの前方側に配置されるエンジンEと、後輪WRの左側方に配置される伝動装置Mとから成るパワーユニットPが、上下に揺動することを可能としてリンク機構18を介して上下揺動可能に支承され、後輪WRはパワーユニットPの後部に軸支される。
図2および図3において、単気筒の水冷4サイクルエンジンである前記エンジンEのエンジン本体19は、左右に2分割された左右クランクケース半体20L,20Rが結合されて成るクランクケース20と、該クランクケース20に結合されるシリンダブロック21と、該シリンダブロック21に結合されるシリンダヘッド22と、該シリンダヘッド22に結合されるヘッドカバー23とを備え、前上がりにわずかに傾斜したシリンダ軸線を有してシリンダブロック21に設けられるシリンダボア24にピストン25が摺動可能に嵌合される。前記クランクケース20には、車体フレームFの幅方向に延びるクランク軸26が回転自在に支承されており、該クランク軸26に前記ピストン25がコネクティングロッド27およびクランクピン28を介して連接される。
前記伝動装置Mは、Vベルト式無段変速機29と、該無段変速機29の出力を減速して後輪WRの車軸に伝達する減速ギヤ列30とから成り、前記クランクケース20に連設されて後輪WRの左側方に延びる伝動ケース31内に収納される。
前記伝動ケース31は、クランクケース20の左クランクケース半体20Lに一体に連なって後方に延びる内側ケース34と、該内側ケース34を外側から覆う外側ケース35と、内側ケース34の後部に結合されるギヤケース36とから成り、内側ケース34および外側ケース35間にはVベルト式無段変速機29を収容する変速機室37が形成され、内側ケース34およびギヤケース36間には減速ギヤ列30を収容するギヤ室38が形成される。
Vベルト式無段変速機29は、クランクケース20から変速機室37内に突入するクランク軸26の一端部に装着されるドライブプーリ39と、クランク軸26と平行な軸線を有して内側ケース34、外側ケース35およびギヤケース36で回転自在に支承される出力軸42に装着されるドリブンプーリ40と、ドライブプーリ39からドリブンプーリ40に動力を伝達する無端状のVベルト41とで構成される。
ドライブプーリ39は、クランク軸26に固定された固定プーリ半体43と、固定プーリ半体43に対して接近・離間可能な可動プーリ半体44とを備え、可動プーリ半体44は、クランク軸26に固定されたランププレート45および可動プーリ半体44間に配置されるウエイト46に作用する遠心力によって軸方向に駆動される。
またドリブンプーリ45は、相対回転を可能として出力軸42を同軸に囲繞する内筒47と、軸線まわりの相対回動ならびに軸線方向の相対移動を可能として内筒47を摺動可能に嵌合せしめる外筒48と、内筒47に固定される固定プーリ半体49と、該固定プーリ半体49に対向して外筒48に固定される可動プーリ半体50と、該可動プーリ半体50および固定プーリ半体49間の相対回転位相差に応じて両プーリ半体49,50間に軸方向の分力を作用せしめるようにして内筒47および外筒48間に設けられるトルクカム機構51と、可動プーリ半体50を固定プーリ半体49側に向けて弾発付勢するコイルスプリング52とを備え、固定プーリ半体49および可動プーリ半体50間にVベルト41が巻き掛けられる。
ドリブンプーリ45の内筒47および出力軸42間には、エンジン回転数が設定回転数を超えるのに伴って動力伝達状態となる遠心クラッチ53が設けられ、この遠心クラッチ53の一部を構成して前記内筒47に同軸にかつ相対回転不能に結合されるドライブプレート54と、前記可動プーリ半体50との間に、前記外筒48を囲繞するコイルスプリング52が縮設される。
而してドリブンプーリ45における固定プーリ半体49および可動プーリ半体50間の間隔は、前記トルクカム機構51によって生じる軸方向の力と、コイルスプリング52によって生じる軸方向の弾性力と、固定プーリ半体49および可動プーリ半体50間の間隔をあける方向に作用するVベルト41からの力とのバランスにより決定され、ドライブプーリ39において可動プーリ半体44を固定プーリ半体43に近接させることによりVベルト41のドライブプーリ39への巻き掛け半径が大きくなると、Vベルト41のドリブンプーリ45への巻き掛け半径が小さくなる。
後輪WRの車軸55の一端部は、ギヤケース36を気密に貫通して伝動ケース30内に突入されており、この車軸55の一端部は内側ケース34およびギヤケース36で回転自在に支承され、前記出力軸42および前記車軸55間に設けられる減速ギヤ列30がギヤ室38に収納される。
またエンジン本体19のクランクケース20に連設されたスイングアーム56が後輪WRの右側に配置されており、このスイングアーム56の後部に前記車軸55の他端部が回転自在に支承される。さらに図1で示すように、前記伝動ケース30の内側ケース34の後部と、車体フレームFにおける左側のシートレール部14dの後部との間には、リヤクッションユニット57が設けられる。
図3に注目して、クランクケース20における右クランクケース半体20Rを回転自在に貫通するクランク軸26の他端部にはアウターロータ58が固定され、該アウターロータ58とともに発電機60を構成するようにしてアウターロータ58で囲繞されるインナーステータ59が、前記発電機60を覆うようにして右クランクケース半体20Rに締結される右カバー61に固定される。
ところで、前記ピストン25の頂部を臨ませてシリンダブロック21およびシリンダヘッド22間に形成される燃焼室62への吸気を制御する吸気弁71(図2参照)ならびに前記燃焼室62からの排気を制御する排気弁72(図2参照)を開閉駆動する動弁装置63が、シリンダヘッド22およびヘッドカバー23間に収容されており、この動弁装置63が備えるカムシャフト64が、前記クランク軸26と平行な軸線まわりに回転することを可能としてシリンダヘッド22に支承される。
前記カムシャフト64には、調時伝動機構65を介してクランク軸26からの動力が1/2の減速比で伝達されるものであり、前記調時伝動機構65は、右クランクケース半体20Rおよび発電機60間でクランク軸26に設けられた駆動スプロケット66と、前記カムシャフト64に固定された被動スプロケット67と、両スプロケット66,67に巻き掛けられる無端状のチェーン68とから成り、シリンダブロック21およびシリンダヘッド22には、前記チェーン68の走行を可能とするためのチェーン通路69が設けられる。
エンジン本体19におけるシリンダヘッド22の上部側面には、前記伝動ケース31の上方に配置されて該伝動ケース31に支持されるエアクリーナ75を上流端に有する吸気系74が接続されるものであり、この吸気系74は、前記エアクリーナ75と、該エアクリーナ75に上流端が接続されるインレットパイプ76と、該インレットパイプ76の下流端およびシリンダヘッド22間に設けられるスロットルボディ77とを備え、スロットルボディ77で計量された空気中に燃料を噴射する燃料噴射弁78がシリンダヘッド22に取付けられる。
さらに前記シリンダヘッド22の下部側面に接続される排気系79は、シリンダヘッド22の下部に接続されるとともにエンジン本体19の右側下部から後輪WRの右側方側に延出される排気管80と、該排気管80に接続されて後輪WRの右側方に配置される排気マフラー81とから成る。
図3に注目して、伝動ケース31における外側ケース35のドライブプーリ39に対応する部分の外面は、前方および上下に開放するようにして内方に凹んだ凹部89を形成しており、Vベルト式無段変速機29を外部からの空気で冷却すべく冷却空気導入口82が前記凹部89に開口するようにして前記外側ケース35に設けられる。また前記ドライブプーリ39における固定プーリ半体43の外端面には、前記冷却空気導入口82から空気を変速機室37内に吸引して該変速機室37内に拡散するためのファン83が一体に形成される。
ところで伝動ケース31の上方に配置されるエアクリーナ75におけるクリーナケース84の左側外面は、前記伝動ケース31の左側外面すなわち外側ケース35の外面にほぼ対応した位置にあり、このクリーナケース84の左側外面の前部には、図4で示すように、前端を前記冷却空気導入口82よりも後方に位置せしめた嵌合筒部84aが設けられ、この嵌合筒部84aの前端には、エアクリーナ75内に外気を導入するための外気導入口85が前方に向かって開放するようにして設けられる。
而して冷却空気導入口82に外部からの空気を導く外気導入ダクト86が伝動ケース31における外側ケース35に取付けられ、この外気導入ダクト86には、前記エアクリーナ75の外気導入口85に外部からの空気を導くようにしてエアクリーナ75に接続される通路形成部86aが一体に形成される。
図5および図6を併せて参照して、前記外気導入ダクト86は、外方側に膨らんで形成されるダクト主体87と、該ダクト主体87の開放端を塞ぐようにしてダクト主体87に結合される蓋板88とから成る。この外気導入ダクト86は、前記冷却空気導入口82の周囲で前記伝動ケース31における外側ケース35の外面に形成されている凹部89に対応して略円形に形成されており、伝動ケース31から外側方に突出することがないようにして前記外気導入ダクト86が前記凹部89に締結される。すなわち外気導入ダクト86を構成するダクト主体87および蓋板88は、蓋板88を凹部89の閉塞端すなわち外側ケース35に当接させた状態で複数たとえば3つのねじ部材91…による共締めで前記外側ケース35に締結される。
外気導入ダクト86において、前記外側ケース35に当接する蓋板88には、前記冷却空気導入口82に対応した開口部92が設けられるとともに、周方向に間隔をあけた複数の透孔93…を形成する支持枠94が、前記開口部92を囲むとともに前記ダクト主体87の内面に間隔をあけて対向するようにして一体に設けられる。而して支持枠94にはフィルタエレメント95が無端状に巻き付けられるものであり、フィルタエレメント95の両端に突入、係合してフィルタエレメント95を保持する無端状の支持突部96,97がダクト主体87および蓋板88にそれぞれ突設される。
前記フィルタエレメント95の装着によって外気導入ダクト86内は、前記冷却空気導入口82に通じてフィルタエレメント95内に形成される浄化室98と、前記フィルタエレメント95の外側の未浄化室99とに区画されることになる。
通路形成部86aは、エアクリーナ75の左側外面前部に設けられた嵌合筒部84aを嵌合せしめるようにして外気導入ダクト86からエアクリーナ75側に延設され、ねじ部材104によってクリーナケース84に連結されるものであり、この通路形成部86aには、エアクリーナ75の外気導入口85に外部からの空気を導く通路100が形成され、外気導入ダクト86内の未浄化室99および前記通路100間を隔てる隔壁101が、先端部を相互に重ね合わせるようにしてダクト主体87および蓋板88の内面に突設された壁部102,103によって形成される。
而して通路形成部86aの前部には、前方に開放したエアクリーナ用空気取り入れ口105が設けられ、前記通路100は、該エアクリーナ用空気取り入れ口105から前記外気導入口85まで略直線状に形成される。
また外気導入ダクト86の前部には、前記エアクリーナ用空気取り入れ口105の下方に位置する伝動ケース用空気取り入れ口106が前方に開放するようにして設けられ、この伝動ケース用空気取り入れ口106には、上下に間隔をあけて配置される複数のルーバ板107,107…が配置され、これらのルーバ板107,107…は蓋板88の内面に一体に突設される。
さらに外気導入ダクト86の未浄化室89内には、冷却空気導入口82および伝動ケース用空気取り入れ口106間に位置する対向壁部108が、伝動ケース用空気取り入れ口106に後方から対向するようにして配置され、この対向壁部108も蓋板88の内面に一体に突設される。
次にこの実施例の作用について説明すると、伝動ケース31内のVベルト式無段変速機29を外部からの空気で冷却すべく伝動ケース31に設けられた冷却空気導入口82に外部からの空気を導く外気導入ダクト86が伝動ケース31の外側ケース35に取付けられ、前方に開放するようにしてエアクリーナ75に設けられる外気導入口85に外部からの空気を導く通路100を形成してエアクリーナ75に接続される通路形成部86aが外気導入ダクト86に一体に形成されるので、伝動ケース31内およびエアクリーナ75に外部からの空気を導入するにあたって必要となる部品点数を低減しつつ、空気取り入れ構造を単純化することができるとともに、そのために必要となるスペースを低減することができる。しかもこの実施例では、伝動ケース31およびエアクリーナ75の左側外面はほぼ対応した位置にあるので、外気導入ダクト86とほぼ同一平面に前記通路形成部86aを形成して、外気導入ダクト86および通路形成部86aの形状をより単純化することができる。
また前方に開放したエアクリーナ用空気取り入れ口105が通路形成部86aの前部に設けられ、通路形成部86a内の通路100は、エアクリーナ用空気取り入れ口105からエアクリーナ75の外気導入口85まで略直線状に延びるので、通路形成部86aを流通する空気の流通抵抗を小さく抑え、前方からの外部空気を効率的にエアクリーナ75内に導入することができる。
しかも外気導入ダクト86に、エアクリーナ用空気取り入れ口105の下方に位置する伝動ケース用空気取り入れ口106が前方に開放するようにして設けられるので、伝動ケース31内に外部から冷却空気を取り入れるにあたって、伝動ケース31から外側方への外気導入ダクト86の張り出し量を小さく抑えることができる。
さらに外気導入ダクト86内には冷却空気導入口82および伝動ケース用空気取り入れ口106間に位置する対向壁部108が、伝動ケース用空気取り入れ口106に後方から対向するようにして設けられるので、前方に開放した伝動ケース用空気取り入れ口106から外気導入ダクト86内に異物が侵入しても、その異物が伝動ケース31の冷却空気導入口82側に直ちに向かうことを対向壁部108で防止し、冷却空気導入口82を囲むフィルタエレメント95に前記異物が衝突することを防止することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
スクータ型自動二輪車の左側面図である。 パワーユニットおよび後輪の左側面図である。 図2の3−3線断面図である。 伝動ケース、エアクリーナおよび外気導入ダクトの斜視図である。 外気導入ダクトの側面図である。 図5の6−6線断面図である。
符号の説明
19・・・エンジン本体
29・・・Vベルト式無段変速機
31・・・伝動ケース
75・・・エアクリーナ
82・・・冷却空気導入口
85・・・外気導入口
86・・・外気導入ダクト
86a・・・通路形成部
100・・・通路
105・・・エアクリーナ用空気取り入れ口
106・・・伝動ケース用空気取り入れ口
108・・・対向壁部
E・・・エンジン
F・・・車体フレーム
M・・・伝動装置
P・・・パワーユニット
WR・・・後輪

Claims (4)

  1. エンジン本体(19)のシリンダ軸線を前傾させたエンジン(E)と、該エンジン(E)の出力を無段階に変速するVベルト式無段変速機(29)を含んで前記エンジン(E)および後輪(WR)間に設けられる伝動装置(M)とで構成されるパワーユニット(P)が車体フレーム(F)に揺動可能に支承され、前記エンジン本体(19)に連設されて後輪の側方まで後方に延出されるとともに前記伝動装置(M)を収容する伝動ケース(31)の後部に後輪(WR)が軸支され、前記伝動ケース(31)の上方にエアクリーナ(75)が配置されるスクータ型自動二輪車において、前記Vベルト式無段変速機(29)を外部からの空気で冷却すべく前記伝動ケース(31)に設けられた冷却空気導入口(82)に外部からの空気を導く外気導入ダクト(86)が前記伝動ケース(31)に取付けられ、前方に開放するようにして前記エアクリーナ(75)に設けられる外気導入口(85)に外部からの空気を導く通路(100)を形成して前記エアクリーナ(75)に接続される通路形成部(86a)が前記外気導入ダクト(86)に一体に形成されることを特徴とするスクータ型自動二輪車。
  2. 前方に開放したエアクリーナ用空気取り入れ口(105)が前記通路形成部(86a)の前部に設けられ、該エアクリーナ用空気取り入れ口(105)から前記外気導入口(85)まで前記通路(100)が略直線状に形成されることを特徴とする請求項1記載のスクータ型自動二輪車。
  3. 前記外気導入ダクト(86)に、前記エアクリーナ用空気取り入れ口(105)の下方に位置する伝動ケース用空気取り入れ口(106)が前方に開放するようにして設けられることを特徴とする請求項2記載のスクータ型自動二輪車。
  4. 前記外気導入ダクト(86)内に、前記冷却空気導入口(82)および前記伝動ケース用空気取り入れ口(106)間に位置する対向壁部(108)が、前記伝動ケース用空気取り入れ口(106)に後方から対向するようにして設けられることを特徴とする請求項3記載のスクータ型自動二輪車。
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