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JP2008021116A - San/nas統合管理計算機及び方法 - Google Patents

San/nas統合管理計算機及び方法 Download PDF

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JP2008021116A JP2006192131A JP2006192131A JP2008021116A JP 2008021116 A JP2008021116 A JP 2008021116A JP 2006192131 A JP2006192131 A JP 2006192131A JP 2006192131 A JP2006192131 A JP 2006192131A JP 2008021116 A JP2008021116 A JP 2008021116A
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Abstract

【課題】SAN/NASシステムにおけるSAN環境とNAS環境とを一元的に管理できるようにする。
【解決手段】SAN/NASシステムを管理する計算機に、構成情報取得部と、構成関連付け部とを備える。構成情報取得部は、NASホストで管理されているNASホスト構成情報や、ストレージシステムで管理されているストレージ構成情報をそれぞれ取得する。構成関連付け部は、SANホスト構成情報に含まれている第一の情報要素に適合する第二の情報要素をストレージ構成情報から探し、探し出された第二の情報要素を第一の情報要素に関連付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、計算機システムを管理するための技術に関する。
例えば、文献1(特開2005−115581号公報)、文献2(特開2003−345631号公報)、及び文献3(特開2004−164558号公報)に開示の技術が知られている。文献1には、論理ボリューム及びパスの割当てのための技術が開示されている。文献2には、ストレージ構成条件とファイルシステム領域の要求条件とを基に、ホストに、ファイルシステム領域を割り当てるかSANストレージの論理デバイスを割り当てるかを選択する技術が開示されている。文献3には、SANのトポロジーを認識するための技術が開示されている。
特開2005−115581号公報 特開2003−345631号公報 特開2004−164558号公報
ところで、SAN(Storage Area Network)環境での計算機システム(以下、SANシステム)と、NAS(Network Attached Storage)環境での計算機システム(以下、NASシステム)がそれぞれ知られている。SANシステムでは、例えば、ファイバチャネルのネットワーク(以下、FCネットワーク)に、複数の記憶デバイスを備えるストレージサブシステムと、ストレージサブシステムにおける記憶デバイス内のデータを使用する複数のホスト計算機(以下、FCホスト)とが接続される。NASシステムでは、例えば、IP(Internet Protocol)に従う通信が行われる通信ネットワーク(以下、IPネットワーク)に、NASホストを利用する計算機(以下、NASクライアント)と、NASクライアントからファイルレベルのI/Oコマンドを受けそのI/Oコマンドに従って記憶デバイスにアクセスするNASヘッド(以下、NASホスト)とが接続される。NASホストのアクセス先となる記憶デバイスは、ストレージサブシステムにある。
NASホストの種類として、例えば、ストレージサブシステムに接続された遠隔のサーバマシンと、ストレージサブシステムに内蔵されたサーバマシン(例えばいわゆるブレードサーバ)とがある。前者を、ジェネリックNAS、或いはそれを略して「G−NAS」と言うことがある。一方、後者を、エンベディッドNAS、或いはそれを略して「E−NAS」と言うことがある。
SANシステムとNASシステムは、それぞれ独立した計算機システムであるが、それらの計算機システムを統合した計算機システム(以下、SAN/NASシステム)を構築することが考えられる。SANシステムに属する複数のデバイス(SANデバイス)のうちの少なくとも一つに、NASシステムに属するデバイス(NASデバイス)を含めることで、SAN/NASシステムが構築される。具体的には、例えば、図1に例示するように、SANシステムにおけるFCホストを、G−NASに接続することでNASクライアントにもしたり、G−NASを、SANに接続されているストレージサブシステムに接続したりすることで、SAN/NASシステムを構築することが考えられる。
しかし、このようなSAN/NASシステムを構築すると、管理者にとって管理負担が大になってしまうと考えられる。なぜなら、SANシステムとNASシステムについては、それぞれ独立した管理が行われているためである。
具体的には、従来、SANシステムについての管理では、NASシステムに関する情報を管理することは考えられていない。より具体的には、SANシステムについて管理されている情報としては、例えば、論理ボリューム(LU)のブロックレベルでの容量や接続先のポート識別子などがあるが、LU上のファイルレベルの容量やデータは管理されていない。
一方、NASシステムについての管理では、NASヘッドが、IPネットワーク上のファイルサーバと同等の位置づけにあったことから、従来より、ファイルレベルでの管理が行われており、またIPネットワーク上の一デバイスとして管理されることが一般的である。そのため、FCホストと同様、ストレージサブシステムからLUをNASにマッピングし容量を追加する部分の管理は、SANシステムでの管理に委ねられている。また、NASシステムでの管理では、一般的には、NASクライアントが管理対象外となる。
以上のように、従来、SANシステムとNASシステムではそれぞれ独立した管理が行われている。このため、SAN/NASシステムを構築しても、SAN環境にある要素とNAS環境にある要素とを独立して管理することになってしまい、管理者にとって、SAN/NASシステムの統括的な管理(例えば、SAN/NASシステムの構成の把握)ができず、管理負担が大になってしまう。
従って、本発明の目的は、SAN/NASシステムにおけるSAN環境とNAS環境とを一元的に管理できるようにすることにある。
本発明の他の目的は、後述の説明から明らかになるであろう。
本発明に従う管理計算機は、一以上のSANデバイスと一以上のNASデバイスとが含まれる計算機システムを管理するための計算機である。この管理計算機は、SANデバイスとNASデバイスとは別に存在する計算機であっても良いし、その管理計算機が有する複数の部が、SANデバイス及びNASデバイスのうちの一つに搭載される、或いはそれらに分散して搭載されることにより、本発明に従う管理計算機が実現されても良い。
SANデバイスは、ストレージエリアネットワーク(SAN)に接続されたデバイスであり、自分の要素に関するSAN構成情報を記憶したSAN記憶資源を有する。
NASデバイスは、IPネットワークに接続されたデバイスであり、自分の要素に関するNAS構成情報を記憶したNAS記憶資源を有する。
前記一以上のSANデバイスには、複数の記憶デバイスを備えたストレージシステムと、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするホスト計算機であるSANホストとのうちの少なくとも前記ストレージシステムが含まれる。
前記ストレージシステムが、前記SAN構成情報としてストレージ構成情報を記憶する前記SAN記憶資源と、複数の通信ポートを有するコントローラ部とを備える。
前記SANホストが、前記SAN構成情報としてSANホスト構成情報を記憶する前記SAN記憶資源を備える。
前記一以上のNASデバイスには、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするNASヘッドであるNASホストが含まれる。
前記NASホストが、前記NAS構成情報としてNASホスト構成情報を記憶する前記NAS記憶資源を備える。
前記ストレージシステムの前記コントローラ部は、前記NASホスト又は前記SANホストから前記複数の通信ポートのいずれかを介して受けたI/Oコマンドに従って前記ストレージ構成情報を基に前記複数の記憶デバイスのいずれかにアクセスする。
上記管理計算機は、前記SAN構成情報及び前記NAS構成情報をそれぞれ取得する構成情報取得部と、前記SAN構成情報に含まれている第一の情報要素に適合する第二の情報要素を前記NAS構成情報から探し、探し出された前記第二の情報要素を前記第一の情報要素に関連付ける構成関連付け部とを備える。
第一の実施態様では、前記NASホストは、前記SANを介して前記ストレージシステムに接続された遠隔のNASヘッドであるジェネリックNAS(G−NAS)である。前記NASホスト構成情報に含まれる情報要素として、前記G−NASにマッピングされた論理ユニット番号(LUN)と、前記G−NASの通信ポートのポートIDであるG−NASポートIDと、該通信ポートの割当先のポートIDとのうちの少なくとも一つがある。前記ストレージ構成情報は、パス情報を含む。前記パス情報は、前記ストレージシステムにおける各パスを表す情報である。前記パス情報に含まれる情報要素として、各パスを構成する、前記コントローラ部の通信ポートのポートIDであるストレージポートIDと、該通信ポートの割当元のポートIDと、前記記憶デバイスが関連付けられたLUNとがある。前記第一の情報要素は、前記ストレージポートID、前記割当元のポートID及びLUNのうちの少なくとも一つである。前記第二の情報要素は、前記G−NASポートID、前記割当先のポートID及びLUNのうちの少なくとも一つである。つまり、前記構成関連付け部は、ストレージIDと割当先のポートIDとが互いに適合した場合、割当元のポートIDとG−NASポートIDとが互いに適合した場合、LUN同士が互いに適合した場合、のうちの少なくとも一つの場合に、互いの構成情報を関連付けることができる。
第二の実施態様では、前記第一の実施態様において、前記構成関連付け部は、前記割当先のポートIDに前記ストレージポートIDが適合し、且つ、前記G−NASポートIDに前記割当元のポートIDが適合した場合に、関連付けを行う。
第三の実施態様では、前記NASホストは、前記ストレージシステムに内蔵されたNASヘッドであるエンベディッドNAS(E−NAS)である。前記NAS構成情報としてNASホスト構成情報を記憶した記憶資源を有する。前記NASホスト構成情報に含まれる情報要素として、第一種のE−NAS識別子と、前記E−NASにマッピングされた論理ユニット番号(LUN)と、第二種のE−NAS識別子とのうちの少なくとも一つがある。前記コントローラ部には、前記E−NASが含まれる。前記ストレージ構成情報は、前記E−NASの管理の際に使用されるE−NASを識別するための管理識別子と、パス情報とのうちの少なくともパス情報を含む。前記パス情報は、前記ストレージシステムにおける各パスを表す情報である。前記パス情報に含まれる情報要素として、各パスを構成する、通信ポートのポートIDと、前記記憶デバイスが関連付けられたLUNとがあり、各ポートIDには、ポートIDとしてのE−NAS識別子がある。前記第一の情報要素は、前記管理識別子、ポートIDとしての前記E−NAS識別子、及び前記LUNのうちの少なくとも一つである。前記第二の情報要素は、前記第一種のE−NAS識別子、前記第煮種のE−NAS識別子、及び前記LUNのうちの少なくとも一つである。つまり、前記構成関連付け部は、管理識別子と第一種のE−NAS識別子(例えばそれぞれがIPアドレス或いはDNS(Domain Name System)ホスト名)とが互いに適合した場合、ポートIDとしてのE−NAS識別子と、前記第二種のE−NAS識別子とが互いに適合した場合(例えば番号)、LUN同士が互いに適合した場合、のうちの少なくとも一つの場合に、互いの構成情報を関連付けることができる。
第四の実施態様では、管理計算機が、互いに関連付けられた前記NASホスト構成情報及び前記ストレージ構成情報を解析することにより、前記計算機システムにおける複数の要素のトポロジーを計算するトポロジー計算部と、前記計算されたトポロジーを表示する表示制御部とを更に備える。前記トポロジーは、前記NASホストにおける要素と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとを含んだ複数の要素の接続関係とを含む。前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーを構成する各要素を表すオブジェクトである各要素オブジェクトと、各要素間の接続を表すオブジェクトである各要素接続オブジェクトとを描画する。
第五の実施態様では、前記第四の実施態様において、前記管理計算機が、前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの指定された要素を基点とし、その指定された要素に関係する要素を計算する関連計算部を更に備える。前記表示制御部が、算出された要素のオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他の要素のオブジェクトの表示態様と違える。
第六の実施態様では、前記第五の実施態様において、前記関連計算部は、前記指定された要素を基点とし、前記指定された要素に対して影響を与える要素を計算する。この計算では、例えば、第一の規則から、前記指定された要素に対して影響を与える要素であるか否かを判別することができる。
第七の実施態様では、前記第五の実施態様において、前記関連計算部は、前記指定された要素を基点とし、前記指定された要素から影響を与えられる要素を計算する。この計算では、例えば、第二の規則から、前記指定された要素から影響を与えられる要素であるか否かを計算することができる。
第八の実施態様では、前記第五の実施態様において、前記関連計算部は、所定の規則を基に、算出された要素に、前記指定された要素との関連性の深さを表す関連強度を割当てる。前記表示制御部が、前記算出された要素のオブジェクトの表示態様を、割り当てられた関連強度に応じた表示態様にする。
第九の実施態様では、前記第四の実施態様において、前記管理計算機は、前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの或るデータ要素の指定を受け付け、指定されたデータ要素を基点とし、その指定されたデータ要素を含んだデータパスを計算する関連計算部を更に備える。前記表示制御部が、算出されたデータパスに関わるオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他のオブジェクトの表示態様と違える。前記データ要素は、前記SANホスト及び前記NASホストの少なくとも一方と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとの間でやり取りされるデータに関わる要素であり、記憶デバイス及び通信ポートのうちの少なくとも一方である。
第十の実施態様では、前記第五の実施態様において、前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーをグラフィカルユーザインタフェース(GUI)として表示し、描画された各オブジェクトを介して、ユーザから要素の指定を受け付ける。前記関連計算部が、前記GUI上でユーザから指定されたオブジェクトに対応した要素を基点とし、その指定された要素に関係する要素を計算する。
第十一の実施態様では、前記NASデバイスには、前記NASホストに対してI/Oコマンドを送信するNASクライアントがある。前記NASクライアントが、前記NAS構成情報としてNASクライアント構成情報を記憶する記憶資源を有する。前記NASクライアント構成情報に含まれる情報要素として、前記NASクライアントの通信ポートに割り当てられたIPアドレスと、前記NASクライアントが使用する共有領域のIDとのうちの少なくとも一つがある。前記NASホスト構成情報に含まれる情報要素として、前記NASクライアントの通信ポートのIPアドレスと、前記NASホストが使用する共有領域のIDとの少なくとも一方がある。前記構成関連付け部は、前記NASクライアント構成情報中の第三の情報要素に適合する第四の情報要素を前記NASホスト構成情報から探し、探し出された第四の情報要素に、前記NASクライアント構成情報中の前記第三の情報要素を関連付ける。前記第三及び前記第四の情報要素は、共有領域ID及びIPアドレスの少なくとも一方である。
第十二の実施態様では、前記ストレージ構成情報において、前記ストレージ構成情報で管理される複数の要素のうちの所定種類の要素に、SAN用の要素であるかNAS用の要素であるかの属性が対応付けられている。前記管理計算機は、前記第一と第二の情報要素の関連付けによって互いに関連付けられた前記NASホスト構成情報及び前記ストレージ構成情報を解析することにより、誤った関連付けの有無を判断する構成正否判断部と、前記構成正否判断部による判断の結果を表示する表示制御部とを備える。前記誤った関連付けとは、前記SAN用の要素に前記NASホストが関連付けられていることである。
第十三の実施態様では、前記第十二の実施態様において、前記表示制御部によって表示される判断の結果はGUIである。前記管理計算機は、構成変更部を更に備える。前記構成変更部は、前記GUIを介して、誤った関連付けを解除することの命令をユーザから受け、その命令を受けた場合に、前記SANデバイス及び前記NASデバイスのうち、前記誤った関連付けに関わる要素を管理する構成情報を有するデバイスに、前記誤った関連付けに関わる要素の解除を命令するコマンドを送信する。
第十四の実施態様では、前記ストレージシステムは、複数の仮想的なストレージシステムを備える。前記ストレージ構成情報では、各仮想的なストレージシステムのIDに対して、前記ストレージシステムに存在する各要素が割り当てられている。前記管理計算機が、互いに関連付けられた前記SAN構成情報及び前記NAS構成情報を解析することにより、前記計算機システムにおける複数の要素のトポロジーを計算するトポロジー計算部と、前記計算されたトポロジーを表示する表示制御部とを更に備える。前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーを構成する各要素を表すオブジェクトである各要素オブジェクトと、各要素間の接続を表すオブジェクトである各要素接続オブジェクトとを描画する。前記要素オブジェクトには、前記仮想的なストレージシステムがある。
第十五の実施態様では、前記第十四の実施態様において、前記表示されたトポロジーはGUIである。前記管理計算機は、前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの前記GUIを介して指定された仮想的なストレージシステムを基点とし、その指定された仮想的なストレージシステムから影響を与えられる要素を計算する第一の関連計算部と、前記第一の関連計算部によって算出された一以上の要素のうち、指定された前記SANホスト又は前記NASホストを基点とし、前記指定されたSANホスト又はNASホストに対して影響を与える要素を計算する第二の関連計算部と、前記第二の関連計算部によって算出された一以上の要素のうち、指定されたデータ要素を基点とし、その指定されたデータ要素を含んだデータパスを計算する第三の関連計算部とを更に備える。前記表示制御部が、算出されたデータパスに関わるオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他のオブジェクトの表示態様と違える。前記データ要素は、前記SANホスト及び前記NASホストの少なくとも一方と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとの間でやり取りされるデータに関わる要素であり、記憶デバイス及び通信ポートのうちの少なくとも一方である。
第十六の実施態様では、前記十五の実施態様において、前記管理計算機が、構成変更部を更に備える。前記構成変更部は、前記GUIを介して、前記ユーザから指定されたデータパスを解除することの命令を前記ユーザから受け、その命令を受けた場合に、前記SANデバイス及び前記NASデバイスのうち、前記指定されたデータパスに関わる要素を管理する構成情報を有するデバイスに、前記指定されたデータパスに関わる要素の解除を命令するコマンドを送信する。
第十七の実施態様では、前記構成関連付け部は、前記SANホスト構成情報に含まれている第五の情報要素に適合する第六の情報要素を前記ストレージ構成情報から探し、探し出された前記第六の情報要素を前記第五の情報要素に関連付ける。前記管理計算機は、互いに関連付けられた前記SANホスト構成情報、前記NASホスト構成情報、及び前記ストレージ構成情報を解析することにより、前記計算機システムにおける複数の要素のトポロジーを計算するトポロジー計算部と、前記計算されたトポロジーのGUIを表示する表示制御部と、前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの前記GUIを介して指定された要素を基点とし、前記指定された要素に対して影響を与える要素を計算する第一の関連計算部と、前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの前記GUIを介して指定された要素を基点とし、前記指定された要素から影響を与えられる要素を計算する第二の関連計算部とを更に備える。前記トポロジーは、前記SANホストにおける要素と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとを含んだ複数の要素の第一の接続関係と、前記NASホストにおける要素と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとを含んだ複数の要素の第二の接続関係とを含む。前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーを構成する各要素を表すオブジェクトである各要素オブジェクトと、各要素間の接続を表すオブジェクトである各要素接続オブジェクトとを描画し、且つ、前記第一及び第二の関連計算部によって算出された要素のオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他の要素のオブジェクトの表示態様と違える。
上述した各実施態様では、例えば、各種計算部は、計算の結果を、管理計算機内の記憶資源(例えばメモリ)に書き、表示制御部が、その記憶資源に書かれた、計算結果を基に表示を実行することができる。
管理計算機の各部は、各手段と言い換えることができる。各部或いは各手段は、ハードウェア(例えば回路)、コンピュータプログラム、或いはそれらの組み合わせ(例えば、コンピュータプログラムを読み込んで実行する一又は複数のCPU)によって実現することもできる。各コンピュータプログラムは、コンピュータマシンに備えられる記憶資源(例えばメモリ)から読み込むことができる。その記憶資源には、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体を介してインストールすることもできるし、インターネットやLAN等の通信ネットワークを介してダウンロードすることもできる。
本発明によれば、SAN/NASシステムにおけるSAN環境とNAS環境とを一元的に管理することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係るSAN/NASシステムの構成例、及び本実施形態の概要を示す。
IPネットワーク119に、一又は複数のNASクライアント107と、NAS環境を管理するための計算機(以下、NAS管理クライアント)105と、チャネルアダプタNAS(前述したE−NAS、以下、「E−NAS」或いは「CHN」と言う)125とが接続されている。また、別のIPネットワーク153に、そのネットワーク153を介してNASクライアント(図示せず)からI/Oコマンドを受けるG−NAS103が接続されている。各クライアント107、105、CHN125及びG−NAS103は、通信I/Fとして例えばNIC(Network Interface Card)を備え、NICが、IPネットワーク119、153に接続される。
ファイバチャネルネットワーク(以下、FCネットワーク)117に、G−NAS103、FCホスト101及びチャネルアダプタ(以下、CHA)127が接続される。G−NAS103及びFCホスト101は、通信I/Fとして例えばHBA(Host Bus Adapter)を備え、HBAにある通信ポート(以下、FCポート)が、FCネットワーク117に接続される。ストレージサブシステム100は、例えば、CHN125やCHA127の他に、複数のディスク(例えばハードディスクドライブ)135と、各ディスク135に対する入出力を制御するディスクアダプタ(以下、DKA)133と、各アダプタ125,127及び133に参照される制御用の情報を記憶する共有メモリ(SM)401と、G−NAS103及びFCホスト101とディスク135との間で授受されるデータを一時的に記憶するキャッシュメモリ(CM)402とを備える。SM401とCM402とは一体になっていてもよい。また、ストレージサブシステム100は、ストレージサブシステム100の保守のためのプロセッサ(以下、サービスプロセッサを略して「SVP」と記載)131と、CHN125、CHA127、DKA133及びSVP131が接続される接続部129と、SVP131をLAN(Local Area Network)109に接続するための通信ポート(以下、管理ポート)とを備える。接続部129は、例えば、スイッチ(具体例として高速クロスバスイッチ)であり、接続部129を介したデバイス間の接続を切り替える。CHN125やCHA127は、例えば、CPUや記憶資源(例えばメモリ)等を備えた計算機(例えば回路基盤)である。SVP131は、例えば、CPUや記憶資源(例えばメモリ)等を有する計算機(例えばノート型のパーソナルコンピュータ)とすることができる。
LAN109(他種の通信ネットワークであっても良い)は、IPネットワーク119に接続されている。LAN109には、ストレージサブシステム100の他に、SAN環境を管理するための計算機(以下、SAN管理クライアント)151と、SAN環境とNAS環境を一元的に管理するための計算機(以下、SAN/NAS統括管理サーバ)13とが接続されている。
SAN/NAS統括管理サーバ139は、図3に例示するように、CPU171や記憶資源173を備える。記憶資源173は、メモリ及びディスク等の複数種類の記憶デバイスのうちの少なくとも一種類の記憶デバイスを一つ以上用いて構築することができる(他の計算機の記憶資源についても同様である)。記憶資源173には、例えば、統括管理ソフトウェア141、SAN管理ソフトウェア142及びNAS管理ソフトウェア144といったコンピュータプログラムや、統括管理DB143を記憶することができる。各コンピュータプログラムは、CPU171によって実行される。SAN管理ソフトウェア142及びNAS管理ソフトウェア143は、統括管理ソフトウェア141に組み込まれていても良いが、本実施形態のように、別々に存在しても良い。以下、コンピュータプログラムが主語になる場合は、実際にはそのコンピュータプログラムを実行するCPUによって処理が行われるものとする。
SAN管理ソフトウェア142は、SAN環境を管理するためのコンピュータプログラムであり、SAN環境に属する特定の装置から構成情報を収集することができる。具体的には、SAN管理ソフトウェア142は、FCホスト101でそれぞれ実行されるエージェントプログラム113や、ストレージサブシステム100に、それぞれ所定のコマンドを送ることで、FCホスト101でそれぞれ管理されている構成情報や、ストレージサブシステム100で管理されている構成情報(例えばSVP13或いは図示しない他の記憶資源に記憶されているパス設定管理テーブル231)を、FCホスト101及びストレージサブシステム100からそれぞれ受信することができる。ただし、FCホスト101から取得される構成情報には、例えば、FCホスト101が有するHBAのFCポートのWWN、及び、FCホスト101にマッピングされたLUNのうちの少なくとも一つが含まれている。FCホスト101から取得された構成情報中のLUN及びWWNの少なくとも一方と、後述のパス設定管理テーブル231におけるWWN及びLUNの少なくとも一方とを関連付けることにより、FCホスト101からストレージシステム100内のLDEVへのパスを特定することができる。SAN管理ソフトウェア142は、例えば、LAN109を介して、FCホスト101やストレージシステム100から構成情報を収集することができる。
NAS管理ソフトウェア143は、NAS環境を管理するためのコンピュータプログラムであり、NAS環境に属する特定の装置から構成情報を収集することができる。具体的には、NAS管理ソフトウェア143は、NASクライアント107で実行されるエージェントプログラム121や、G−NAS103や、NAS管理クライアント105に、それぞれ所定のコマンドを送ることで、NASクライアント107、G−NAS103及びNAS管理クライアント105でそれぞれ管理されている構成情報を、NASクライアント107、G−NAS103及びNAS管理クライアント105からそれぞれ受信することができる。ただし、ここでG−NAS103から取得される構成情報は、NAS環境に関わる構成情報である。NAS管理ソフトウェア143は、例えば、IPネットワークを介して、NASホスト、NASクライアント及びNAS管理クライアントからそれぞれ構成情報を収集することができる。
統括管理ソフトウェア141は、SAN環境とNAS環境とを一元的に管理するためのコンピュータプログラムである。統括管理ソフトウェア141は、複数種類のプログラムモジュールとして、例えば、構成情報収集部299、構成関連付け部306、トポロジー計算部300、依存関係計算部301、障害影響範囲予測部303、データパス計算部307、表示制御部305及び構成変更部308を備えることができる。
構成情報収集部299は、SAN管理ソフトウェア142及びNAS管理ソフトウェア143を実行させることで各種構成情報を収集することができる。
構成関連付け部306は、収集された複数種の構成情報を解析して、複数種の構成情報の各々をそれら複数種の構成情報の他の構成情報に関連付ける(例えばリンクを張る)ことができる(具体的には、例えば、同種の情報要素を見つけ出し、それら同種の情報要素間を関連付けることで、構成情報を互いに関連付けることができる)。
トポロジー計算部300は、関連付けられた各種構成情報を基に、SAN/NASシステムにおける要素のトポロジーを計算する(換言すれば把握する)ことができる。ここで、本実施形態で言う「トポロジー」とは、SAN/NASシステムにおける特定の範囲における要素の接続関係を意味する。特定の範囲とは、SAN/NASシステム全体であっても良いし、ストレージサブシステム、FCホスト等の個々の物理的な装置であっても良い。
依存関係計算部301は、関連付けられた各種構成情報を基に、SAN/NASシステムにおける要素の依存関係を計算する(換言すれば把握する)ことができる。ここで、本実施形態で言う「依存関係」とは、或る要素に対してどんな要素から影響を受けるかの関係である。別の言い方をすれば、或る要素を基点とした場合の、その基点に影響を与える要素が、或る要素と依存関係にある要素となる。依存関係は、種々の方法で計算し得るが、本実施形態では、各種要素毎に依存関係にある要素を表した依存関係情報が統括管理サーバ139の記憶資源(例えばメモリ)に記憶されており、依存関係計算部301は、その依存関係情報を適宜参照することで、依存関係を計算することができる。具体的には、例えば、依存関係計算部301は、指定された要素と依存関係にある要素を、依存関係情報を参照することにより特定し、次に、特定された要素と依存関係にある別の要素を、その依存関係情報を参照することにより特定することができる。このような処理を続けることにより、指定された要素と依存関係にある全ての要素を特定することができる。なお、本実施形態で単に「要素」という場合には、SAN/NASシステムの要素を意味し、具体的には、例えば、NASクライアント、NASホスト、FCホスト、ストレージサブシステムなどのいわゆる“デバイス”と、そのデバイスにおける物理的なデバイス要素(例えばポート)と、そのデバイスにおける論理的なデバイス要素(例えばファイルシステム)とのうちの少なくとも一つを意味する。
障害影響範囲予測部303は、SAN/NASシステムにおける或る要素で障害が発生した場合にどんな他の要素が影響を受けるかを、関連付けられた各種構成情報を基に予測することができる。ここで、本実施形態で言う「障害影響範囲」とは、或る要素がどんな要素に影響を与えるかの関係である。別の言い方をすれば、或る要素を基点とした場合の、その基点により影響を与えられる要素が、障害影響範囲に属する要素となる。障害影響範囲は、種々の方法で計算し得るが、本実施形態では、例えば、各種要素毎に障害影響範囲にある要素を表した障害影響範囲情報が統括管理サーバ139の記憶資源(例えばメモリ)に記憶されており、障害影響範囲予測部303は、その障害影響範囲情報を適宜参照することで、障害影響範囲を計算することができる。具体的には、例えば、障害影響範囲予測部303は、指定された要素と障害影響範囲にある要素を、障害影響範囲情報を参照することにより特定し、次に、特定された要素と障害影響範囲にある別の要素を、その障害影響範囲情報を参照することにより特定することができる。このような処理を続けることにより、指定された要素と障害影響範囲にある全ての要素を特定することができる。
データパス計算部307は、SAN/NASシステムにおけるデータパスを計算することができる。ここで、本実施形態で言う「データパス」とは、基点となるデータ要素(例えば、LU、ファイルシステム、アプリケーションプログラムなど)間の論理的な接続関係を意味する。具体的には、例えば、データの存在する記憶デバイスとその記憶デバイスにアクセスするアクセス元とを結ぶパスを意味する。
表示制御部305は、種々の表示制御を行うことができ、具体例として、上記計算されたトポロジーを表示したり、その際に、計算された依存関係、障害影響範囲、或いはデータパスに関わる特定の要素のオブジェクトを、他の要素のオブジェクトとは異なる表示態様で表示したりすることができる(以下、異なる表示態様での表示を「ハイライト表示」と言う)。オブジェクトは、図形、文字、線など種々のものを採用することができる。
図4は、ストレージサブシステム100で管理されている構成情報の概念を示す。
ストレージサブシステム100には、複数のRAIDグループ(パリティグループ或いはアレイグループとも呼ばれる)134が備えられる。各RAIDグループ134は、RAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)の規則に従うグループであり、二以上の所定個数のディスク135によって構成される。RAIDグループ134が提供する記憶空間によって、一又は複数の論理的な記憶デバイス(以下、LDEV)183が用意される。一又は複数のLDEV183によって、一つの論理ボリューム(以下、論理ユニット或いはそれを略して「LU」と言うことがある)185が提供される。
また、ストレージサブシステム100には、セキュリティ機能の一つとして、ホストグループ機能がある。ホストグループ機能とは、一以上のLUを一つのグループ(以下、ホストグループ)187とし、そのホストグループ187に属するLU185へのアクセスを、そのホストグループへのアクセス権が付与されたホストに対してのみ許可する機能のことをいう。ホストグループ187には、ホストの識別子(以下、ID)として、例えば、ホストのポートのWWN(World Wide Name)が割り当てられる。また、ストレージサブシステム100では、ホストグループのIDと、そのホストグループに属するLUのID(以下、Logical Unit Number(LUN)とする)とが関連付けられている。
このストレージサブシステム100では、ポートID、ホストグループ、LUN及びLDEV−IDの組み合わせにより、ストレージサブシステム100内部でのパスが定義される。ここで、SAN環境では、ポートIDは、FCネットワーク117に接続される通信ポート(以下、FCポート)191のIDとなる。FCポート191は、一つのCHA127に複数個搭載されている。一方、NAS環境では、ポートIDは、CHN125のIDとなる。すなわち、CHN125に搭載されている通信ポートの数に関わらず、CHN125が一ポートとして管理される。
なお、ストレージサブシステム100では、CHN125もCHA127も、冗長化されている。図4には、CHN125の冗長化を代表的に示している。CHN125AとCHN125Bでクラスタが構成されている。例えば、CHN125A、125Bの両方が常時アクティブであり、CHN125Aの各マイクロプロセッサ(以下、CHP)181A、181Bが、実線で示したLU185Aを介してLDEV183Aにアクセスすることができ、同様に、CHN125Bも、実線のLUを介してLDEVにアクセスすることができる。もし、CHN125Aが閉塞した場合には、CHN125Bが、点線で示したLU185Bもアクセス可能となり、そのLU185Bを介してLDEV183Aにアクセスすることができる。図5に、その冗長化の詳細な例を示す。各CHN125A、125Bのオペレーティングシステム(以下、NAS OS)223は、ファイルシステム(FS)225、システム情報(例えば、クラスタを構成する相手のCHNが管理された情報)253、シェアテーブル253、及びアクセス管理テーブル243などの情報を管理することができる(各種情報については後述する)。NASマネージャ(コンピュータプログラム)221が、SAN/NAS統括管理サーバ139からの要求に応じて、NAS OS223で管理されている情報を、SAN/NAS統括管理サーバ139に提供することができる。また、CHN125には、NICに限らず、例えばFCポートが併設されても良い。
以下、SAN/NAS統括管理サーバ139に集約される各種構成情報について説明する。
まず、ストレージサブシステム100から収集される構成情報の一例を説明する。
ストレージサブシステム100から収集される構成情報として、例えば、図6に例示するパス設定管理テーブル231、図7に例示するLDEV管理テーブル233、図8に例示するディスク管理テーブル235、及び図9に例示するCHNアドレス管理テーブル237がある。CHNのプロセッサやCHAのプロセッサは、複数の通信ポート(FCポート或いはNIC)のうちのいずれかを介して受信したI/Oコマンドに従ってLDEVにアクセスする際に、その構成情報を基に、LDEVへのアクセスを制御することができる。
パス設定管理テーブル231(図6)は、パス設定を管理するためのテーブルである。このテーブル231には、各アダプタ125、127毎に、アダプタのID、ポートID、ポートタイプ、そのアダプタに割り当てられるホストグループの種別、そのアダプタに割り当てられるLDEVのID、そのLDEVに関連付けられているLUN、及び、FCポートのWWNが記録される。このテーブル231によれば、CHAは、ポート毎に、ポートIDやWWNが管理されているが、CHNについては、CHNが有する通信ポートの数に関わらず、CHNそれ自体が一ポートとして扱われている。
LDEV管理テーブル233(図7)は、LDEVを管理するためのテーブルである。このテーブル233には、各RAIDグループ毎に、そのRAIDグループのIDと、そのRAIDグループにより提供される各LDEVのID及び記憶容量が記録される。パス設定管理テーブル231のLDEV−IDを用いて、そのLDEV−IDがどのRAIDグループIDに対応しどんな記憶容量であるかを識別することができるようになっている。
ディスク管理テーブル235(図8)は、ディスク135を管理するためのテーブルである。このテーブル235には、各RAIDグループ毎に、そのRAIDグループのIDと、そのRAIDグループを構成する各ディスク135のIDが記録される。上記特定されたRAIDグループIDを用いてこのテーブル235を参照すれば、そのRAIDグループIDに対応するディスクIDを特定することができる。
CHNアドレス管理テーブル237(図9)は、CHNのアドレスを管理するためのテーブルである。このテーブル237には、各CHN125毎に、アダプタのIDと管理IP(IPアドレス)とが記録される。ストレージサブシステム100で管理されている情報だけでは、CHN125の相手を特定することができないが、アダプタID及び管理IPと、CHN125から取得できるシステム情報(図14参照)中のバックエンドID及び管理IPとから、統括管理ソフトウェア141(特に構成関連付け部306)は、このテーブル237における情報要素(例えば図9の点線枠内の情報要素)とシステム情報253における情報要素(例えば図14の点線枠内の情報要素)とを関連付けることができる。
図6乃至図9に例示した構成情報は、ストレージサブシステムのSVP131及び/又は他の記憶領域(例えば、SM401、CM402及びディスク135のうちのいずれか)に記憶されており、SVP131が、SAN/NAS統括管理サーバ139から管理ポート(例えばNIC)を介して受信した所定のコマンドに応答して、その記憶されている各種構成情報をSAN/NAS統括管理サーバ139に送信することができる。ストレージサブシステムから取得できる構成情報として、他に、各通信ポートのWWNや、その通信ポートに割り当てられたLUNとを表す情報があってもよい。上述した構成情報の他に、例えば、SVP131は、ストレージサブシステム100で検出されたイベント(例えばどの要素で障害が発生したか)を、SAN/NAS統括管理サーバ139に通知することもできる。
以上が、ストレージサブシステム100から収集される構成情報の一例である。
次に、NAS環境に関する構成情報の一例を説明する。NAS環境に関する構成情報としては、E−NASであるかG−NASであるかに関わらずに収集される構成情報(以下、共通NAS構成情報)と、E−NASである場合に収集される構成情報(以下、E−NAS構成情報)と、G−NASである場合に収集される構成情報(以下、G−NAS構成情報)とがある。
共通NAS構成情報としては、例えば、図10に例示するマウントポイントテーブル241、図11に例示するユーザアクセス管理テーブル243、及び図12に例示するシェアテーブル245とがある。
マウントポイントテーブル241(図10)は、マウントポイントを管理するためのテーブルであり、G−NASやE−NASから収集される。このテーブル241には、G−NASやE−NASにおける各マウントポイント毎に、マウントポイントのID、記憶容量、その記憶容量のうちの空き容量、使用されるファイルシステムの種類、提供されるボリューム群のID、及びそのボリューム群を構成する各LUNが記録される。
アクセス管理テーブル243(図11)は、ユーザを管理するためのテーブルであり、G−NASやE−NASから収集される。このテーブル243には、G−NASやE−NASにとっての各ユーザ毎に、ユーザ名、ユーザの役割(例えば、管理者、ゲストなど)、共有領域のID、その共有領域の記憶容量、及びそのうちの空き容量が記録される。
シェアテーブル245(図12)は、複数のユーザの共有領域(例えば共有フォルダ或いは共有ファイル)を管理するためのテーブルである。このテーブル245には、各共有領域毎に、共有領域ID、マウントポイント)D、記憶容量、そのうちの空き容量、アクセス権種別、アクセス可能ユーザのID、及びアクセス可能なNASクライアントのIDが記録される。
以上が、共通NAS構成情報の一例である。この他に、共通NAS構成情報としては、NASクライアント107(若しくはNAS管理クライアント105)から収集される構成情報がある。その構成情報としては、例えば、ネットワーク構成情報(例えば、自身が有するIPアドレス)、共有領域割り当て情報(どんな共有領域が割り当てられているか)がある。構成関連付け部306は、例えば、その構成情報中の情報要素(例えば、共有領域ID)と、NASホストで管理されている構成情報中の情報要素(例えば共有領域ID)とを関連付けることにより、NASクライアントとNASホストとを関連付けることができる。NASクライアント107(若しくはNAS管理クライアント105)は、NASクライアント107で検出されたイベント(例えば障害発生)に関する情報を、SAN/NAS統括管理サーバ139に通知することもできる。なお、NASホストの各サービスポート(NASクライアントと接続される通信ポート)のIPアドレスが、NASホストの構成情報に含まれていても良い。また、NASクライアントの構成情報に、アクセスのときに使用するIPアドレスが含まれても良い。サービスポートのIPアドレスと、NASクライアントが使用するIPアドレスとが一致する場合に、NASホストとNASクライアントが関連付けられても良い。
E−NAS構成情報としては、例えば、図13に例示するLUNマッピングテーブル251、及び図14に例示するシステム情報253がある。
LUNマッピングテーブル251(図13)は、E−NASにマッピングされているLUNを管理するためのテーブルであり、E−NASから収集される。このテーブル251には、マッピングされている各LUN毎に、そのLUNのLUが有する記憶容量、LUタイプ(例えば、OS等が格納されるシステムLUであるが、ホストに読み書きされるデータが記憶されるユーザLUか)、マウント状態(例えば、マウントされているか否か)、バックエンドID(どのIDのCHNにマッピングされているか)が記録される。例えば、CHN−Aを有するCHN125Aが閉塞した場合、バックエンドIDは、CHN−Aから、クラスタを構成する他のCHN125BのID“CHN−B”に変わる。
システム情報253(図14)は、E−NASを管理するための情報である。この情報253には、例えば、NASタイプ(例えばE−NASかG−NASか)、NAS OSの種類、管理IP、一又は複数のサービスIP、バックエンドID、クラスタ状態、相手ノードIP(クラスタを構成する相手のCHNの管理IP)、稼動状態が記録される。このシステム情報253は、E−NASから収集される情報なので、この情報253において、NASタイプは、E−NASとなる。また、管理IPとは、SAN/NAS統括管理サーバ139との間で情報を授受するためのNICのIPアドレスである。それに対し、サービスIPとは、NASクライアントとの間で情報を授受するためのNICのIPアドレスである。
以上が、E−NAS構成情報の一例である。E−NAS(CHN)は、E−NASで検出されたイベント(例えば障害発生)に関する情報を、SAN/NAS統括管理サーバ139に通知することもできる。
G−NAS構成情報としては、例えば、図15に例示するLUNマッピングテーブル261、及び図16に例示するシステム情報263がある。
LUNマッピングテーブル261(図15)は、図13に例示したLUNマッピングテーブル251と構成は略同様であり、主な相違点は、バックエンドIDとして記録される情報が、WWNである点と、接続IDが更に記録される点にある。バックエンドIDとして記録されるWWNは、G−NASのFCポートのWWNである。接続IDとして記録されるWWNは、ストレージサブシステムのFCポートのWWNである。
システム情報263(図16)は、図14に例示したシステム情報253と構成は略同様である。主な相違点は、バックエンドIDとして、G−NASが有する各FCポートのWWNが記録される点がある。なお、このシステム情報263は、G−NASから収集される情報なので、この情報263において、NASタイプは、G−NASとなる。また、管理IPとは、SAN/NAS統括管理サーバ139との間で情報を授受するためのNICのIPアドレスである。それに対し、サービスIPとは、NASクライアントとの間で情報を授受するためのNICのIPアドレスである。
以上が、G−NAS構成情報の一例である。G−NASは、G−NASで検出されたイベント(例えば障害発生)に関する情報を、SAN/NAS統括管理サーバ139に通知することもできる。
なお、これまで、SAN/NAS統括管理サーバ139に通知されるイベント情報(イベントに関する情報)として、障害の発生が挙げられるが、障害が発生する要素の例としては、例えば、以下の通りである。すなわち、NASホスト(E−NAS又はG−NAS)では、ハードとして、例えば、NAS装置構成部品、内蔵HDD、接続I/F (NIC, HBA)があり、ソフトとして、例えば、NAS OS、File System、共有領域及びクラスタがある。ストレージサブシステムでは、例えば、ストレージサブシステムの構成部品、内蔵HDD及び接続I/F (FC, NAS Port)がある。FCホスト或いはNASクライアントでは、ハードとして、例えば、装置構成部品、内蔵HDD、接続I/F (NIC, HBA)があり、ソフトとして、例えば、OS、File System及びアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション、或いはアプリということがある)がある。ファイバチャネルスイッチでは、例えば、装置構成部品及び接続I/F (FC Port)がある。
以下、統括管理ソフトウェア141によって行われる処理を説明する。
図17は、統括管理ソフトウェア141が行うSAN/NAS関連付け処理の一例を示す。
構成情報収集部299は、SAN管理ソフトウェア142及びNAS管理ソフトウェア144をそれぞれ実行させることにより、ストレージサブシステム100で管理されている構成情報、E−NASで管理されている構成情報、G−NASで管理されている構成情報、NASクライアントで管理されている構成情報をそれぞれ取得する(ステップS100)。取得した各構成情報は、統括管理DB143で管理される。
構成関連付け部306は、取得された構成情報のうちLUNマッピングテーブル261,263を参照し、そのテーブル261,263に記録されているバックエンドIDがWWNであるか否かをチェックする(S110)。そのチェック結果、WWNでなければ(S110でNO)、構成関連付け部306は、S120を実行し、WWNであれば(S110でYES)、S130を実行する。
図18は、図17のS120で行われる処理、すなわち、E−NASとストレージサブシステムの関連付けのための処理の流れの一例を示す。
構成関連付け部306は、E−NAS125からのシステム情報253中の管理IPを取得する(S121)。構成関連付け部306は、全ての管理対象のストレージサブシステム(構成情報の提供元の全ストレージサブシステム)の各々について、S122乃至S124を行う。すなわち、構成関連付け部306は、取得された管理IPをCHNアドレス管理テーブル237から検索し(S122)、その管理IPと同じIPアドレスがそのテーブル237に記録されていれば(S123でYES)、そのIPアドレスと管理IPとを関連付ける(S124)。S123でNOであれば、構成関連付け部306は、未処理のストレージサブシステムについて、S122を行う。
この図18に示す処理により、E−NAS125とストレージサブシステム100とを関連付けることができる。なお、管理IPとIPアドレスに代えて、所定の環境下(例えば、各デバイスの管理のための管理ネットワーク)で付与される識別子(例えばDNSホスト名)でも良い。また、上記関連付けでは、管理IPとIPアドレスに代えて、E−NASが持つバックエンドID(或いはCHN番号)などの他種のCHN識別子と、ストレージサブシステムが持つポートIDとが用いられても良い。また、それらに代えて、E−NASにマッピングされたLUNとストレージサブシステム内のLUNとが用いられても良い。
図19は、図17のS130で行われる処理、すなわち、G−NASとストレージサブシステムの関連付けのための処理の流れの一例を示す。
構成関連付け部306は、G−NAS125からのLUNマッピングテーブル261から、全接続ID(接続WWN)を取得する(S131)。構成関連付け部306は、取得された全接続WWN、全ての管理対象のストレージサブシステム(構成情報の提供元の全ストレージサブシステム)、各ストレージサブシステムの全FCポートについて、S132及びS133を行う。すなわち、構成関連付け部306は、取得された接続WWNと、ストレージサブシステムから取得された構成情報中のFCポートWWNとが一致すれば(S132でYES)、LUNマッピングテーブル261における接続WWNと、ストレージサブシステムから取得された構成情報中のFCポートWWNとを関連付ける。
この図19に示す処理により、G−NAS103とストレージサブシステム100とを関連付けることができる。なお、G−NASの構成情報には、自分が有するFCポートのWWN(G−NASポートWWN)が含まれ、ストレージサブシステムの構成情報には、自分が有するFCポートの割当元のFCポートのWWN(割当元WWN)が含まれても良い。この場合、構成関連付け部306は、S132の判断(以下、第一の判断)に代えて又は加えて、G−NASポートWWNと割当元WWNとが一致するか否かの判断(第二の判断)を行い、第二の判断で一致する場合に、関連付けを行っても良い。第一と第二の両方の判断で一致となった場合に関連付けを行えば、ストレージサブシステムとG−NASが物理的に接続されていることを保証することができる。なお、これは、ストレージサブシステムとFCホストとの関連付けでも適用することができる。
以上の一連の処理により関連付けられた各種構成情報を基に、トポロジー計算部300が、SAN/NASシステムにおける要素のトポロジーを計算し、表示制御部305が、算出されたトポロジーを描画することができる。算出されたトポロジーは、例えば、GUI(Graphical User Interface)として表示される。トポロジーには、例えば、論理的なトポロジー(以下、論理トポロジー)と物理的なトポロジー(以下、物理トポロジー)とがあり、トポロジー計算部300は、それぞれのトポロジーを計算することができる。表示制御部305は、論理トポロジーと物理トポロジーとを切替えて、一画面上に並べて、或いは一画面上に重ねて表示することができる。
図20に、論理トポロジーのGUIの一例を示す。このGUIには、G−NAS以外の要素で構成される論理トポロジーが示されている。
論理トポロジーは、詳細トポロジーと言い換えることもできる。表示制御部305は、論理トポロジーにおける各要素を表す各オブジェクト(例えば図形)を描画し、且つ、互いに関連のある要素と要素の間には、関連を表すオブジェクト(例えば線)を描画する。
FCホストのオブジェクト「FC host」に、FCポートのオブジェクト「port」と、LUのオブジェクト「C:」、「D:」、「E:」とが関連付けられている。FCホストが一つのFCポートを有することは、例えば、トポロジー計算部300が、FCホストで管理されている構成情報を解析することにより把握することができる(その構成情報は、例えばLAN109を介してFCホストから取得することができる)。
アプリケーションのオブジェクト「App A」に、そのアプリケーションが利用する電子ファイルのオブジェクト「File1」、「File2」、「File3」、「File4」及び「File5」が関連付けられ、2つの電子ファイル「File1」及び「File2」が、LU「D:」に関連付けられ、3つの電子ファイル「File3」、「File4」及び「File5」が、LU「E:」に関連付けられている。これは、トポロジー計算部300が、FCホストで管理されている構成情報を解析することにより把握することができる。この段落で述べたことは、NASクライアント「NAS Client A」、「NAS Client B」についても同様である。
FCホスト「FC host」とストレージサブシステム「Storage」との間に、ファイバチャネルスイッチのオブジェクト「FC−SW」及びそれのFCポートのオブジェクト「port」が描画されている。ファイバチャネルスイッチが介在することは、例えば、トポロジー計算部300が、そのファイバチャネルスイッチからの構成情報を解析することにより特定することができる。ファイバチャネルスイッチで管理されている構成情報は、所定のI/Fを介して取得することができる。また、そのファイバチャネルスイッチが、幾つのFCポートを有するかも、トポロジー計算部300が、その構成情報を解析することにより特定することができる。
ストレージサブシステム「Storage」に、LDEVのオブジェクト「LDEV1」、「LDEV2」及び「LDEV3」が関連付けられており、各LDEVのオブジェクトに、RAIDグループのオブジェクトが関連付けられている。どのストレージサブシステムにどんなLDEVが存在し、どのLDEVとどのRAIDグループが関連しているかは、トポロジー計算部300が、LDEV管理テーブル233やディスク管理テーブル235から特定することができる。
ストレージサブシステム「Storage」に、そのストレージサブシステムが有するFCポートのオブジェクト「port」と、E−NAS(CHN)のオブジェクト「eNAS CL1」と「eNAS CL2」が関連付けられている。E−NASとストレージサブシステムとの関連は、図18に示した処理による関連付けから特定することができる。
E−NAS「eNAS CL1」に、3つのファイルシステムのオブジェクト「FS_1」、「FS_2」及び「FS_3」が関連付けられており、且つ、「FS_1」に、共有領域のオブジェクト「Share1」、「Share2」が関連付けられており、「FS_2」に、「Share3」が関連付けられている。この関連は、トポロジー計算部300が、マウントポイントテーブル241、ユーザアクセス管理テーブル243及びシェアテーブル245を解析することにより、特定することができる。この段落で述べたことは、E−NAS「eNAS CL2」でも同様である。
E−NAS「eNAS CL1」に、2つのNICのオブジェクト「IP」が関連付けられており、そのオブジェクト「IP」に、IPネットワークのオブジェクト「IP Cloud」が関連付けられている。E−NASのNICは、トポロジー計算部300が、システム情報253のサービスIPの数から特定することができる。この段落で述べたことは、E−NAS「eNAS CL2」、NASクライアント「NAS Client A」、「NAS Client B」についても同様である。
以上の論理トポロジーのGUIによれば、論理的な要素の論理的な接続関係がわかる。
図21は、図20の論理トポロジーに対応した物理トポロジーのGUIの一例を示す。
物理トポロジーは、簡易トポロジーと言い換えることもできる。トポロジー計算部は、物理トポロジーの要素として、FCホスト、ファイバチャネルスイッチ、ストレージサブシステム及びNASクライアントを選択し、表示制御部305は、選択されたそれぞれの要素のオブジェクトを描画する。また、表示制御部305は、各オブジェクト間を結ぶ線の傍に、通信プロトコルを表すオブジェクト(例えば、FC或いはIPといった略称の文字)を描画することもできる。
この物理トポロジーによれば、各種計算機の物理的な接続関係がわかる。より詳細なトポロジーが知りたい場合には、例えば、ユーザが、そのGUI上で、論理トポロジーの表示を命令する。統括管理ソフトウェア141は、その命令に応答して、図20の論理トポロジーを表示する。逆に、図20の論理トポロジーのGUI上で、物理トポロジーを表示することの命令を受けた場合、統括管理ソフトウェア141は、その命令に応答して、この図21に示す物理トポロジーを表示する。
さて、SAN/NASシステムには、例えば、図22及び図23に例示するようなトポロジーが構築されている(図22は、G−NASを含んだトポロジーを示し、図23は、E−NASを含んだトポロジーを示す)。統括管理ソフトウェア141は、SAN/NASシステムにおけるトポロジーの計算だけでなく、そのトポロジーにおける或る要素と依存関係にある要素の算出や、或る要素で障害が発生した場合の影響範囲の予測を行うことができる。その依存関係の計算は、依存関係計算部301が行うことができ、障害影響範囲の計算は、障害影響範囲予測部303が行うことができる。以下、それらについて詳細に説明する。
図24は、E−NAS「eNAS CL1」の依存関係計算結果の表示例を示す。
図20に示したGUIにおける各オブジェクトは、例えば、ポインティングデバイス(例えばマウス)等の入力装置で指定可能なアイコンである。依存関係計算部301は、オブジェクトの指定を受けて所定の操作が行われることにより、そのオブジェクトの要素についての依存関係の計算の命令を受けることになる。例えば、オブジェクトにマウスカーソルを重ねた状態でマウスの右ボタンクリックにより表示されるメニューに、「依存関係表示」という選択肢があり、その選択肢がマウスで選択された場合に、依存関係計算部301が、依存関係計算を実行する。表示制御部305は、その計算結果を表示する。例えば、オブジェクト「eNAS CL1」についての計算結果の表示例として、依存関係にあるとして判断された全要素のオブジェクトを、ハイライト表示することができる(他の依存関係計算及び表示についても同様とすることができる)。
図25は、NASホストと依存関係にある要素を算出するための依存関係計算の処理の流れの一例を示す。
依存関係計算部301は、NASホストのオブジェクトが指定された依存関係表示が命じられた場合に、この処理流れを実行する。依存関係計算部301は、指定されたNASホスト(以下、指定NASホスト)から取得された構成情報を解析し(S301)、その指定NASホストにおけるNAS OS、ファイルシステム及びNICを、依存関係にある要素に決定する(S302)。
依存関係計算部301は、S301の解析の結果、指定NASホストがE−NASでないと判断できた場合には(S303でFALSE)、指定NASホストの内蔵ディスク(HDD)を、依存関係にある要素に決定する(S310)。指定NASホストに内蔵ディスクがあることは、例えば、指定NASホストの構成情報から特定することができる。その構成情報には、例えば、内蔵ディスクのIDが含まれている。
一方、依存関係計算部301は、S301の解析の結果、指定NASホストがE−NASであると判断できた場合には(S303でTRUE)、クラスタを構成する相手E−NASを、依存関係にある要素に決定する(S304)。相手E−NASは、指定NASホストのシステム情報から特定することができる。また、依存関係計算部301は、E−NASを搭載したストレージサブシステムの構成情報を解析し(S305)、E−NAS搭載のストレージサブシステム及びE−NASを、依存関係にある要素に決定する(S306)。また、依存関係計算部301は、E−NASにマッピングされたシステムLUをLUNマッピングテーブルから検索し(S307)、検索されたシステムLU、そのシステムLUを提供するLDEV、RAIDグループ及びディスクも、依存関係にある要素に決定する(S308)。LFEV及びRAIDグループなどは、LDEV管理テーブル233、ディスク管理テーブル235から特定することができる。
S308又はS310の後、依存関係計算部301は、LUNマッピングテーブルから、バックエンドにLUNのマッピングがあることを特定できたならば(S309でTRUE)、そのLUN毎に、S311乃至S315を行う。すなわち、依存関係計算部301は、指定NASホストからの構成情報を解析して、ファイルシステムのマウントの有無を判断し(S311)、あれば、マッピングされているLUを有するストレージサブシステムの構成情報を解析する(S312)。そして、依存関係計算部301は、そのストレージサブシステム、そのストレージサブシステムが有するポートのうち指定NASホストが接続されているポート、上記マッピングされているLUNに割り当てられているLDEV、RAIDグループ及びディスクを特定し、それらの各々を依存関係にある要素に決定する(S313)。
また、依存関係計算部301は、指定NASホストと、マッピングされているLUを有するストレージサブシステムとの間に、スイッチがあることが判別された場合には(S314、TRUE)、そのスイッチと、そのスイッチが有するポートのうち、NASホスト及びそのストレージサブシステムに接続されているポートを、依存関係にある要素に決定する(S315)。
以上の一連の処理により、指定されたNASホストと依存関係にある要素が決定される。
図26は、E−NAS「eNAS CL1」の障害影響範囲の予測結果の表示例を示す。
ユーザ所望の要素「eNAS CL1」について所定の操作が行われることにより、その要素についての障害影響予測の命令を受けることになる。例えば、その要素のオブジェクト上でマウスの右ボタンクリックにより表示されるメニューに、「障害影響範囲表示」という選択肢があり、その選択肢が選択された場合に、障害影響範囲予測部303が、障害影響範囲の予測を実行し、表示制御部305が、その予測結果の表示を行う。例えば、オブジェクト「eNAS CL1」についての障害範囲予測結果の表示例として、障害影響範囲にあるとして予測された全要素のオブジェクトが、ハイライト表示される。そのうち、影響度が異なる場合には、その影響度に応じた表示がされる(例えば、影響度に応じたオブジェクト(例えばマーク)が表示される、或いは、異なるカラーで表示される等)。なお、障害範囲予測は、ユーザに指定された場合だけでなく、例えば、障害発生の通知を受け、その通知から障害発生要素が特定された場合に行っても良い。その場合には、例えば、障害発生要素(例えば「eNAS CL1」)に、障害発生を意味するオブジェクト(例えば×マーク)を表示することができる。この段落で述べたことは、他の障害発生予測及び表示についても同様とすることができる。
図27は、指定NASホストの障害影響範囲の予測処理の流れの一例を示す。なお、以下の説明では、影響度として、大、中、小の三種類があるとする。
障害影響範囲予測部303は、指定NASホストから取得した構成情報を解析する(S351)。
S351の解析の結果、指定NASホストがE−NASであると特定できたならば(S352でTRUE)、障害影響範囲予測部303は、E−NASを搭載したストレージサブシステムを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「中」とする(S353)。更に、共有領域があれば(S354で、TRUE)、障害影響範囲予測部303は、各共有領域及び各共有領域にアクセスするNASクライアント毎に、S355乃至S358を行う。すなわち、障害影響範囲予測部303は、各共有領域にアクセスするクライアントを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「小」とする(S355)。また、各共有領域を使用するアプリケーションプログラムがあれば(S356でTRUE)、障害影響範囲予測部303は、そのアプリケーションプログラムを、影響範囲に属する要素とし、影響度「小」する(S357)。その後、障害影響範囲予測部303は、指定NASホストであるE−NASの相手も、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「中」とする(S358)。
S351の解析の結果、指定NASホストがE−NASでないと判断した場合には(S352でFALSE)、障害影響範囲予測部303は、共有領域がある場合(S360でTRUE)、各共有領域及び各共有領域にアクセスするNASクライアント毎に、S361乃至S363を行う。すなわち、障害影響範囲予測部303は、各共有領域にアクセスするクライアントを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「大」とする(S361)。また、各共有領域を使用するアプリケーションプログラムがあれば(S362でTRUE)、障害影響範囲予測部303は、そのアプリケーションプログラムを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「大」とする(S363)。
なお、図27では、S353、S355等の特定のブロックにおいて、コロン“:”の後にアンダーラインがあるが、これは、影響を受けた場合に発生し得る障害又は対応策を示している(これは、図31及び図35でも同様である)。例えば、S355であれば、NASクライアントに対する対応策として、代替パス(交替パスと呼ばれることもある)を介して共有領域にアクセスすることを表している。また、例えば、S363であれば、アプリケーションが停止してしまうことを意味している。さらに、例えば、S358では、縮退運転、すなわち、指定NASホストであるE−NASが閉塞して、そのE−NASとクラスを構成する相手E−NASで運転することを表している。表示制御部306は、アンダーラインに記載の情報を、障害影響範囲予測結果と共に表示しても良い。例えば、表示制御部306は、ハイライト表示されたオブジェクト上にマウスカーソルが重ねられた場合に、アンダーラインに記載の情報を表示しても良い。この場合、アンダーラインに記載の情報が、対応するオブジェクトに関連付けて管理される。
図28は、ストレージサブシステム「Storage」の依存関係計算結果の表示例を示す。
ストレージサブシステム「Storage」の指定を受けて所定の操作が行われることにより、そのオブジェクトの要素についての依存関係の計算の命令を受けることになる。例えば、マウスの右ボタンクリックにより表示されるメニューから「依存関係表示」が選択された場合に、依存関係計算部301による依存関係計算と、表示制御部305による計算結果表示が行われる。
図29は、指定ストレージサブシステムと依存関係にある要素を算出するための依存関係計算の処理の流れの一例を示す。
依存関係計算部301は、指定されたストレージサブシステム(指定ストレージサブシステム)から取得した構成情報を解析し(S401)、その指定ストレージサブシステムに存在するポート、LDEV、RAIDグループ及びディスクを、依存関係にある要素に決定する(S402)。また、依存関係計算部301は、S401の解析の結果、そのストレージサブシステムにE−NASが搭載されていることを特定した場合には(S403でTRUE)、搭載されているE−NASを、依存関係にある要素に決定する(S404)。
さらに、依存関係計算部301は、S401の解析の結果、そのストレージサブシステムに接続された外部のストレージサブシステムがあることを特定した場合には(S405でTRUE)、その外部のストレージサブシステムを、依存関係にある要素に決定する(S406)。外部ストレージサブシステムの有無は、例えば、構成情報中に、外部ストレージサブシステムに関する情報が有るか否かにより特定することができる。また、依存関係計算部301は、S401の解析の結果、その外部ストレージサブシステムのLUNがストレージサブシステムにマッピングされていれば(S407でTRUE)、そのマッピングされているLUNのLUを提供するLDEV、RAIDグループ及びディスクを、依存関係にある要素に決定する(S408)。
以上の一連の処理により、指定ストレージサブシステムと依存関係にある要素が決定される。なお、ストレージサブシステムに外部ストレージサブシステムが接続される場合にできるトポロジーの一例を、図37に示す。すなわち、ストレージサブシステムに、仮想的な外部ボリューム群があり、その外部ボリューム群により、LDEVが提供される。また、その外部ボリューム群には、外部ストレージサブシステムの一又は複数のLUNがマッピングされており、その一又は複数のLUNにより提供される記憶資源が、仮想的に、ストレージサブシステムのボリューム群とされる。
図30は、ストレージサブシステム「Storage」の障害影響範囲の予測結果の表示例を示す。
ユーザ所望の要素「Storage」について所定の操作が行われることにより、その要素についての障害影響予測の命令を受け、その場合に、障害影響範囲予測部303による障害影響範囲予測と、表示制御部305による予測結果表示が行われる。
図31は、指定ストレージサブシステムの障害影響範囲予測の処理の流れの一例を示す。
障害影響範囲予測部303は、指定ストレージサブシステムから取得した構成情報を解析する(S421)。そして、障害影響範囲予測部303は、そのストレージサブシステムの各ポート毎に、以下のS422以降の処理を行う。
障害影響範囲予測部303は、ポートがCHNであることを特定した場合には(S422でTRUE)、S423として、図27のS353以降の処理を行う。ポートがCHNであることは、例えば、パス設定管理テーブル231のポートタイプから特定することができる。
一方、ポートがCHNでないと特定した場合には(S422でFALSE)、障害影響範囲予測部303は、そのポートのマッピング先ホスト毎に、S424乃至S446を行う。そのうち、S424乃至S444を、各マッピング先ホストにマッピングされたLUN毎に行う。
障害影響範囲予測部303は、マッピングされたLUNが、ファイルシステムにマウント済みのLUNであって、そのファイルシステムがブート用のファイルシステムであれば(S425でTRUE)、図35に示す処理を行う(S426)。LUNがファイルシステムにマウント済みか否かは、マウントポイントテーブル241から特定することができる。また、ファイルシステムがブート用のファイルシステム(例えばOSをブートする際に使用するファイルシステム)であるかどうかは、例えば、構成情報中に、各ファイルシステムの種類が記録されていて、その構成情報から、特定することができる。
一方、S425でFALSEであれば、障害影響範囲予測部303は、マッピング先ホストを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「大」とする(S427)。また、そのファイルシステムを使用するアプリケーションプログラムがあれば(S428でTRUE)、障害影響範囲予測部303は、そのアプリケーションプログラムを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「大」とする(S429)。さらに、障害影響範囲予測部303は、マッピング先ホストがNASホストであって(S430でTRUE)、そのファイルシステムに共有領域があれば(S431でTRUE)、その共有領域にアクセスするNASクライアントを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「大」とする(S432)。また、その共有領域を使用するクライアントのアプリケーションプログラムがあれば、障害影響範囲予測部303は、そのアプリケーションプログラムを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「大」とする(S444)。
障害影響範囲予測部303は、指定ストレージサブシステムのポートに接続されている経路上にスイッチがある場合には(S445でTRUE)、そのスイッチを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「小」とする(S446)。なお、S446でのアンダーラインは、スイッチからポートオフライン警告が出ることを表している。ポートオフライン警告は、例えば、ストレージサブシステムに接続されたポートが、ストレージサブシステムの障害により信号の授受がされなくなった場合に発行される警告である。
図32は、FCホスト「FC host」の依存関係計算結果の表示例を示す。
図20に示したGUIにおいて、FCホスト「FC host」の指定を受けて所定の操作が行われることにより、そのオブジェクトの要素についての依存関係の計算の命令を受けることになる。例えば、マウスの右ボタンクリックにより表示されるメニューから「依存関係表示」が選択された場合に、依存関係計算部301による依存関係計算と、表示制御部305による計算結果表示が行われる。
図33は、指定FCホストと依存関係にある要素を算出するための依存関係計算の処理の流れの一例を示す。
依存関係計算部301は、指定されたFCホスト(指定FCホスト)から取得した構成情報を解析し(S501)、そのFCホストに存在するOS、ファイルシステム及びI/F(ポート)を、依存関係にある要素に決定する(S502)。
また、依存関係計算部301は、S501の解析の結果、そのFCホストにLUNがマッピングされていれば(S503でTRUE)、各LUNについて、S504乃至S508を行う。すなわち、依存関係計算部301は、LUNがファイルシステムにマウントされていれば(S504でTRUE)、そのLUNを有するストレージサブシステムの構成情報を解析し(S505)、そのストレージサブシステム、そのストレージサブシステムにある、FCホストの接続先ポート、マッピングされているLUNのLUを提供するLDEV、RAIDグループ及びディスクを、依存関係にある要素に決定する(S506)。
また、依存関係計算部301は、FCホストとストレージサブシステムの上記接続先ポートとの間にスイッチがあれば、そのスイッチ、及び、そのFCホスト及びストレージサブシステムに接続されている、そのスイッチが有するポートを、依存関係にある要素に決定する(S508)。
以上の一連の処理により、指定されたFCホストと依存関係にある要素が決定される。
図34は、FCホスト「FC host」の障害影響予測結果の表示例を示す。
ユーザ所望の要素「FC host」について所定の操作が行われることにより、その要素についての障害影響予測の命令を受け、その場合に、障害影響範囲予測部303による障害影響範囲予測と、表示制御部305による予測結果表示が行われる。
図35は、指定FCホストの障害影響範囲予測の処理の流れの一例を示す。
障害影響範囲予測部303は、指定FCホストから取得した構成情報を解析する(S521)。障害影響範囲予測部303は、その指定FCホストにマッピングされたLUがあって(S522でTRUE)、そのLUとFCホストとの経路上にスイッチがあれば(S523でTRUE)、そのスイッチを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「小」とする(S524)。また、障害影響範囲予測部303は、指定FCホストのファイルシステムを利用するアプリケーションプログラムがあれば(S525でTRUE)、そのアプリケーショングラムを、影響範囲に属する要素とし、且つ、影響度「大」とする(S526)。
以上が、依存関係の計算や、障害影響範囲の予測についての一例の説明である。
なお、ストレージサブシステムが、一台のストレージサブシステムを仮想的に複数台のストレージサブシステムであるかのように提供する機能(以下、論理パーティション機能)を有する場合にも、上述の技術を適用することができる。
図36は、論理パーティション機能の説明図である。
ストレージサブシステムに、複数の論理パーティション(図では、「SLPR」と示す)が構築され、各論理パーティションに、ポート(FCポート及びCHNの少なくとも一方)、LUN、LDEV及びRAIDグループが割り当てられる。その論理パーティションにアクセスできない外部装置(例えば、NASクライアント、G−NAS、FCホスト)からは、その論理パーティションに属する要素にはアクセスすることができない。また、ディスクは、論理パーティションに割り当てなくても良い。
論理パーティションの管理の方法として、例えば、ストレージサブシステムで管理される構成情報において、各論理パーティション毎に、論理パーティションのIDと、ポートID、LUN、LDEV−ID及びRAIDグループIDとを記録する方法が考えられる。
なお、各論理パーティション毎に、属性(以下、パーディション属性)を設定することができる。パーティション属性の一例として、SAN用とNAS用を設定することができる。設定方法として、例えば、ストレージサブシステムで管理される構成情報において、各論理パーティション毎に、パーティション属性の欄を設け、その欄に、SVP131を介して、SAN用或いはNAS用を記録する方法が考えられる。
従来の技術では、ストレージサブシステムに接続されているホストがNASホストであるかFCホストであるか等の識別は不可能であり、単にSANにおける一ホストとしか認識することができない。このため、SANやNASの違いを意識した構成の誤りを検出することができない。
しかし、本実施形態では、統括管理ソフトウェア141が、収集された構成情報の関連付けの結果を基に、ストレージサブシステムに接続されているホストがNASホストであるかFCホストであるかを識別することができる。このため、例えば、図38に例示するように、NASホストが接続されているポートを、SAN用の論理パーティションに割り当てる場合、NASホストにSAN用の論理パーティションを使用させてしまうことになるので、統括管理ソフトウェア141が、その割り当ては誤った割り当てであると判別し、判別の結果を表示することができる。
すなわち、例えば、論理パーティション1,2を作成し、各論理パーティションにどのポート、LDEV等を割り当てたかによって、例えば、図39に例示するような論理トポロジーが表示される。この論理トポロジーは、トポロジー計算部300によって計算されたものである。論理トポロジーのGUIにおいて、各論理パーティションのオブジェクトの傍に、その論理パーティションのパーティション属性(例えばSAN用、NAS用)が表示されても良い。また、図39以降において、吹出しは、説明のための図示であり、実際に表示されるものではないが、表示されても良い。
この場合、例えば、図40に示すように、論理パーティション1のオブジェクト「SLPR1」に対して障害影響範囲表示が指定された場合、障害影響範囲予測部303が、論理パーティション1を基点とした障害影響範囲を予測する。具体的には、例えば、互いに関連付けられた構成情報を解析することにより、論理パーティション1と関連する要素を特定していき、特定された要素を、障害影響範囲に属する要素とする。また、障害影響範囲予測部303は、予め定められた規則に従って、障害影響範囲に属する要素に対し影響度を割り当てる。その障害影響範囲予測の結果として、例えば、図40に例示するように、表示制御部303は、障害影響範囲に属する要素のオブジェクトや、各要素間を結ぶオブジェクト(例えば線)を、ハイライト表示する。このGUIによれば、SAN用の論理パーティション1に対してG−NASが関連付けられてしまっていることがわかる。なお、表示制御部306は、G−NASのオブジェクトを、他のハイライト表示と異なる態様のハイライト表示を行っても良い。これにより、管理者は、誤った構成があることに気づきやすくなる。なお、G−NASが論理パーティション1に割り当てられていることが誤った構成であることは、例えば、障害影響範囲予測部303が、障害影響範囲の予測の際に、パーティション属性がSAN用である論理パーティション1にG−NASが割り当てられていることを検出した場合に特定することができる。その結果を、表示制御部306が表示しても良い。
図40に例示したGUIにおいて、図41に例示するように、G−NASについて依存関係表示が指定された場合、依存関係計算部301が、G−NASと依存関係にある要素を計算し、表示制御部306が、図41に例示するように、依存関係にあるとされた要素のオブジェクトや要素間のオブジェクトをハイライト表示する。このGUIによれば、LDEV2が、誤ってG−NASに割り当てられていることがわかる。また、NAS用の論理パーティション2に属するLDEV4が、G−NASに割り当てられていないこともわかる。
図41に例示したGUIにおいて、図42に例示するように、LDEV2のオブジェクトに対してデータパス確認が命じられた場合(例えば、そのオブジェクトを指定して表示させられたメニューからデータパス確認がマウス等の入力装置を用いて選択された場合)、データパス計算部307が、そのLDEV2を含んだデータパスを計算する。データパス計算部307は、例えば、パス設定管理テーブル231やLUNマッピングテーブル261を解析することにより、LDEV2に、論理パーティション2に割り当てられたFCポート「port3」のWWNが割り当てられていることや、そのFCポートの接続先のFCポート「port1」(G−NASにおけるポート)のWWNや、その接続先のFCポートを有するG−NASを特定することができる。表示制御部306は、それら特定された要素により構成されるデータパスをハイライト表示することができる。なお、データパス計算部307が、LDEV2のファイルシステムがマウントされていることを特定した場合には、表示制御部306が、そのファイルシステムのオブジェクトもハイライト表示することができる。しかし、この例では、データパス計算部307は、LDEV2のファイルシステムがG−NASにマウントされていないと検出し、その結果、表示制御部306が、G−NASにおけるファイルシステムのオブジェクトをハイライト表示していない。
図42のGUIによれば、LDEV2のファイルシステムがG−NASにマウントされていないことが分かる。また、論理パーティション2に割り当てられたFCポート「port3」が、論理パーティション1に属するLDEV2に割り当てられてしまっているために、誤ったデータパスが構築されてしまっていることがわかる。
図42のGUIにおいて、図43に例示するように、誤ったデータパスの指定受けて所定操作が行われた場合(例えば、誤ったデータパスを指定して表示されたメニューからデータパス削除が選択された場合)、表示制御部306が、そのデータパスをGUIから消し、構成変更部308が、そのデータパスを削除するための構成変更処理を行う。具体的には、例えば、構成変更部308は、その構成変更処理において、そのデータパスに属する複数の要素を特定し、特定した複数の要素のうち、その誤ったデータパスを構成する要素間接続を特定し、特定した要素間接続を解除することを、その要素間接続に関わるデバイスに命じる。この例では、例えば、構成変更部308は、論理パーティション1に属するLDEV2に、論理パーティション2に属するポート3を割り当てることの解除を、それら論理パーティション1,2を有するストレージサブシステムに命じる。その命令は、例えば、SVP131が受け、SVP131が、その命令に応答して、ポート3のWWNとLDEV2との関連付けを構成情報から削除する。これにより、誤ったデータパスが削除される。
なお、構成変更部303は、例えば、G−NASに、G−NASのポート1に、ストレージサブシステムのポート3を割り当てることの解除を命令し、G−NASのNAS OSが、その命令に応答して、ポート1とポート3の関連付けを解除しても良い。G−NASに対する命令は、所定のI/Fを介して、G−NASのNAS OSが受けることができる。そのI/Fとしては、例えば、G−NASの管理サーバ(図示せず)であっても良いし、G−NASで実行されるエージェントプログラムであっても良い。これは、FCホストやNASクライアントに何らかの命令を送る場合についても同様とすることができる。
また、構成変更部303は、例えば、G−NASに、LDEV2のファイルシステムがマウントされていれば、そのファイルシステムをアンマウントすることをG−NASに命令することができる。
図41のGUIにおいて、図44に例示するように、LDEV4に対するデータパス確認を受けた場合、データパス計算部307が、そのLDEV4を含んだデータパスを計算する。データパス計算部307は、例えば、パス設定管理テーブル231やLUNマッピングテーブル261を解析することにより、LDEV4が、論理パーティション2に割り当てられたFCポート「port3」のWWNに割り当てられていることを特定できるが、そのFCポートの接続先を特定できない。その結果として、表示制御部306が、図44のように、LDEV4、それを有する論理パーティション2、LDEV4に割り当てられているとして特定されたポート3のそれぞれのオブジェクトをハイライト表示する。管理者は、そのハイライト表示されたGUIを見ることによって、LDEV4が、ポート3に割り当てられているが、G−NASに割り当てられていないことを知ることができる。
さて、論理パーティションのパーティション属性としては、例えば、図45に例示するように、特殊ホスト用というものを採用することができる。特殊ホストとしては、例えば、NASクライアントとしの役割とFCホストとしての役割を有する計算機であるFCホスト/NASクライアントが考えられる。FCホスト/NASクライアントは、FCホストとして、ストレージサブシステムのFCポートを介してLDEVにアクセスすることもできるし、NASクライアントとして、G−NASにアクセスすることもできる。FCホスト/NASクライアントからアクセスされたG−NASは、ストレージサブシステムのFCポートを介してLDEVにアクセスすることができる。このため、FC/NASクライアントに割り当てられる論理パーティションには、SAM用のLDEVとNAS用のLDEVが混在することになる。
このように、FCホスト/NASクライアントが、一つの論理パーティション(つまり一つの仮想的なストレージステム)を使用する場合、依存関係の計算や障害影響範囲の予測などにおいて、FCネットワーク経由で直接マッピングされたLUNだけでなく、NASホストで使用されるLUNも考慮する必要があると考えられる。SAN環境とNAS環境とを統合した管理により、パス設定の正否を確認できるだけでなく、FCホスト/NASクライアントが使用するストレージ容量(以下、使用容量)の管理もより正確に行うことが可能となる。
具体的には、例えば、FCホスト/NASクライアントが、FC経由の第一の論理ボリュームと、NASホスト経由の第二の論理ボリュームとを使用する場合、FCホスト/NASクライアントによる使用容量は、第一の論理ボリュームの第一の使用容量と、第二の論理簿ルームの第二の使用容量との合計である。SAN環境とNAS環境とを独立に管理する技術によれば、第一の使用容量はわかっても、第二の使用容量はわからない(管理者からは、第二の論理ボリュームがNASホストに割り当てられていることしかわからず、そのNASホスト経由でFCホスト/NASクライアントに割り当たっていることはわからない)。しかし、この例によれば、FCホスト/NASクライアントからどのNASホストを経由してどの論理ボリュームに割り当てられているかがわかるので、第二の使用容量を特定でき、以って、FCホスト/NASクライアントによる使用容量を特定することができる。
さて、例えば、トポロジー計算の結果として、図46に例示する論理トポロジーが表示されたとする。この場合、依存関係計算部301が、FCホスト/NASクライアントに対する依存関係表示の命令を受けた場合、FCホスト/NASクライアントと依存関係にある要素を決定し、表示制御部306が、決定された要素のオブジェクトをハイライト表示する。この結果、図46に例示するように、NAS側の依存関係もSAN側の依存関係と共に表示される。
以上、上述した実施形態によれば、SAN環境とNAS環境とを関連付けた統合的な管理が可能となる。
また、上述した実施形態によれば、SAN/NASシステムのトポロジーを計算し、そのトポロジーの計算結果が表示される。このため、管理者にとって、SAN/NASシステムの構成を把握しやすくなる。
さらに、上述した実施形態によれば、或る要素を基点とした依存関係や、或る要素を基点とした障害影響範囲が計算され、その計算結果が、表示されたトポロジーに重ねて表示される。これにより、障害発生時の影響範囲の把握や、障害箇所の究明といった保守作業を迅速かつ的確に行うことが可能となる。
また、上述した実施形態によれば、依存関係の計算、障害影響範囲の予測或いはデータパスの計算のそれぞれの結果の表示から、誤った構成を特定し、その誤った構成を解除することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、その実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、ストレージサブシステム100の構成として、他の構成が採用されてもよい。具体的には、例えば、ストレージサブシステム100のコントローラ部として、CHN、CHA、DKA、SM、CM及びSVPを備えることとしたが、それに代えて、コントローラ部は、CPU、メモリ及び通信ポートを備えた回路基盤であっても良い。この場合、CPUが、複数のCHAやDKAによって行われる処理を実行することができる。
また、ストレージサブシステム100には、ディスク135に代えて又は加えて、他種の記憶デバイス(例えばフラッシュメモリ)を搭載し、一又は複数の他種の記憶デバイスにより、LDEVが提供されても良い。
また、例えば、管理者が、障害影響範囲表示、依存関係表示、データパス確認をそれぞれ統括管理ソフトウェア141に対して命じることにより、統括管理ソフトウェア141は、各命令に応じて、障害影響範囲の計算や表示、依存関係の計算や表示、及びデータパスの計算や表示を行うことができる。これに代えて、例えば、統括管理ソフトウェア141が、プログラムモジュールの一つとして誤り構成検出部を更に有してもよい。誤り構成検出部が、誤り構成検出のイベントが生じた場合に(例えば、管理者から誤り構成検出の命令を受けた場合に)、障害影響範囲予測部303、依存関係計算部301及びデータパス計算部307を適時に実行させることにより、誤った構成(例えば、SAN用の論理パーティション1に属するLDEV2に、NAS用の論理パーティション2のポート3が割当てられていること)を検出しても良い。また、誤った構成を検出した場合、誤り構成検出部は、その検出した構成を表示制御部306に表示させても良い。また、誤り構成検出部は、管理者からの指示の有無に関わらず、検出された誤った構成を削除することを構成変更部308に命じても良い。
また、例えば、LUNに、SAN用、NAS用を関連付けておき、SAN用のLUNがG−NASにマッピングされている場合には、誤ったマッピングであることが、統括管理ソフトウェア141によって検出されても良い。また、それに代えて、GUIを見た管理者が、誤ったマッピングを特定しても良い。
また、例えば、依存関係のある要素を決定する際に、所定の規則を基に、その要素に依存度(例えば大、中或いは小)を割り当てても良い。その際、表示制御部306は、割り当てられた依存度に応じたハイライト表示を行っても良い。
図1は、SAN/NASシステムの構成例を示す。 図2は、本発明の一実施形態に係るSAN/NASシステムの構成例、及び本実施形態の概要を示す。 図3は、SAN/NAS統括管理サーバ139の構成例を示す。 図4は、ストレージサブシステム100で管理されている構成情報の概念を示す。 図5は、CHNのクラスタの一例を示す。 図6は、パス設定管理テーブル231の構成例を示す。 図7は、LDEV管理テーブル233の構成例を示す。 図8は、ディスク管理テーブル235の構成例を示す。 図9は、CHNアドレス管理テーブル237の構成例を示す。 図10は、マウントポイントテーブル241の構成例を示す。 図11は、ユーザアクセス管理テーブル243の構成例を示す。 図12は、シェアテーブル245の構成例を示す。 図13は、E−NASでのLUNマッピングテーブル251の構成例を示す。 図14は、E−NASでのシステム情報253の構成例を示す。 図15は、G−NASでのLUNマッピングテーブル261の構成例を示す。 図16は、G−NASでのシステム情報263の構成例を示す。 図17は、統括管理ソフトウェア141が行うSAN/NAS関連付け処理の一例を示す。 図18は、図17のS120で行われる処理の流れの一例を示す。 図19は、図17のS130で行われる処理の流れの一例を示す。 図20は、論理トポロジーのGUIの一例を示す。 図21は、物理トポロジーのGUIの一例を示す。 図22は、G−NASの依存関係の相関の一例を示す。 図23は、E−NASの依存関係の相関の一例を示す。 図24は、E−NAS「eNAS CL1」の依存関係計算結果の表示例を示す。 図25は、指定NASホストと依存関係にある要素を算出するための依存関係計算の処理の流れの一例を示す。 図26は、E−NAS「eNAS CL1」の障害影響予測結果の表示例を示す。 図27は、指定NASホストの障害影響範囲予測の処理の流れの一例を示す。 図28は、ストレージサブシステム「Storage」の依存関係計算結果の表示例を示す。 図29は、指定ストレージサブシステムと依存関係にある要素を算出するための依存関係計算の処理の流れの一例を示す。 図30は、ストレージサブシステム「Storage」の障害影響予測結果の表示例を示す。 図31は、指定ストレージサブシステムの障害影響範囲予測の処理の流れの一例を示す。 図32は、FCホスト「FC host」の依存関係計算結果の表示例を示す。 図33は、指定FCホストと依存関係にある要素を算出するための依存関係計算の処理の流れの一例を示す。 図34は、FCホスト「FC host」の障害影響予測結果の表示例を示す。 図35は、FCホストの障害影響範囲予測の処理の流れの一例を示す。 図36は、論理パーティション機能の説明図である。 図37は、ストレージサブシステムと外部ストレージステムとのトポロジーの一例を示す。 図38は、論理パーティションのパーティション属性としてSAN用やNAS用を設定した場合のSAN/NASシステムの一例を示す。 図39は、論理パーティションを有するSAN/NASシステムにおける論理トポロジーのGUIの一例を示す。 図40は、図39のGUIにおいて障害影響範囲表示が指定された場合に表示されるGUIの一例を示す。 図41は、図40のGUIにおいて依存関係表示が指定された場合に表示されるGUIの一例を示す。 図42は、図41のGUIにおいてデータパス確認が指定された場合に表示されるGUIの一例を示す。 図43は、図42のGUIにおいてデータパス削除を指定する場合の一例の説明図である。 図44は、図41のGUIにおいてデータパス確認が指定された場合に表示されるGUIの別の一例を示す。 図45は、論理パーティションのパーティション属性として特殊ホスト用を設定した場合のSAN/NASシステムの一例を示す。 図46は、FCホスト/NASクライアントを含んだSAN/NASシステムの論理トポロジーのGUIにおいて依存関係表示を指定した場合に表示されるGUIの一例を示す。
符号の説明
100…ストレージサブシステム 101…FCホスト 103…G−NAS 125…E−NAS 127…CHA 139…SAN/NAS統括管理サーバ 141…統括管理ソフトウェア

Claims (20)

  1. 一以上のSANデバイスと一以上のNASデバイスとが含まれる計算機システムを管理する管理計算機であって、
    SANデバイスは、ストレージエリアネットワーク(SAN)に接続されたデバイスであり、自分の要素に関するSAN構成情報を記憶したSAN記憶資源を有し、
    NASデバイスは、IPネットワークに接続されたデバイスであり、自分の要素に関するNAS構成情報を記憶したNAS記憶資源を有し、
    前記一以上のSANデバイスには、複数の記憶デバイスを備えたストレージシステムと、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするホスト計算機であるSANホストとのうちの少なくとも前記ストレージシステムが含まれ、前記ストレージシステムが、前記SAN構成情報としてストレージ構成情報を記憶する前記SAN記憶資源と、複数の通信ポートを有するコントローラ部とを備え、前記SANホストが、前記SAN構成情報としてSANホスト構成情報を記憶する前記SAN記憶資源を備え、
    前記一以上のNASデバイスには、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするNASヘッドであるNASホストが含まれ、前記NASホストが、前記NAS構成情報としてNASホスト構成情報を記憶する前記NAS記憶資源を備え、
    前記ストレージシステムの前記コントローラ部は、前記NASホスト又は前記SANホストから前記複数の通信ポートのいずれかを介して受けたI/Oコマンドに従って前記ストレージ構成情報を基に前記複数の記憶デバイスのいずれかにアクセスし、
    前記管理計算機が、
    前記SAN構成情報及び前記NAS構成情報をそれぞれ取得する構成情報取得部と、
    前記SAN構成情報に含まれている第一の情報要素に適合する第二の情報要素を前記NAS構成情報から探し、探し出された前記第二の情報要素を前記第一の情報要素に関連付ける構成関連付け部と
    を備える管理計算機。
  2. 前記NASホストは、前記SANを介して前記ストレージシステムに接続された遠隔のNASヘッドであるジェネリックNAS(G−NAS)であり、前記NASホスト構成情報に含まれる情報要素として、前記G−NASにマッピングされた論理ユニット番号(LUN)と、前記G−NASの通信ポートのポートIDであるG−NASポートIDと、該通信ポートの割当先のポートIDとのうちの少なくとも一つがあり、
    前記ストレージ構成情報は、パス情報を含み、前記パス情報は、前記ストレージシステムにおける各パスを表す情報であり、前記パス情報に含まれる情報要素として、各パスを構成する、前記コントローラ部の通信ポートのポートIDであるストレージポートIDと、該通信ポートの割当元のポートIDと、前記記憶デバイスが関連付けられたLUNとがあり、
    前記第一の情報要素は、前記ストレージポートID、前記割当元のポートID及びLUNのうちの少なくとも一つであり、
    前記第二の情報要素は、前記G−NASポートID、前記割当先のポートID及びLUNのうちの少なくとも一つである、
    請求項1記載の管理計算機。
  3. 前記構成関連付け部は、前記割当先のポートIDに前記ストレージポートIDが適合し、且つ、前記G−NASポートIDに前記割当元のポートIDが適合した場合に、関連付けを行う、
    請求項2記載の管理計算機。
  4. 前記NASホストは、前記ストレージシステムに内蔵されたNASヘッドであるエンベディッドNAS(E−NAS)であり、前記NAS構成情報としてNASホスト構成情報を記憶した記憶資源を有し、前記NASホスト構成情報に含まれる情報要素として、第一種のE−NAS識別子と、前記E−NASにマッピングされた論理ユニット番号(LUN)と、第二種のE−NAS識別子とのうちの少なくとも一つがあり、
    前記コントローラ部には、前記E−NASが含まれ、
    前記ストレージ構成情報は、前記E−NASの管理の際に使用されるE−NASを識別するための管理識別子と、パス情報とのうちの少なくともパス情報を含み、前記パス情報は、前記ストレージシステムにおける各パスを表す情報であり、前記パス情報に含まれる情報要素として、各パスを構成する、通信ポートのポートIDと、前記記憶デバイスが関連付けられたLUNとがあり、各ポートIDには、ポートIDとしてのE−NAS識別子があり、
    前記第一の情報要素は、前記管理識別子、ポートIDとしての前記E−NAS識別子、及び前記LUNのうちの少なくとも一つであり、
    前記第二の情報要素は、前記第一種のE−NAS識別子、前記第煮種のE−NAS識別子、及び前記LUNのうちの少なくとも一つである、
    請求項1記載の管理計算機。
  5. 互いに関連付けられた前記NASホスト構成情報及び前記ストレージ構成情報を解析することにより、前記計算機システムにおける複数の要素のトポロジーを計算するトポロジー計算部と、
    前記計算されたトポロジーを表示する表示制御部と
    を更に備え、
    前記トポロジーは、前記NASホストにおける要素と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとを含んだ複数の要素の接続関係とを含み、
    前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーを構成する各要素を表すオブジェクトである各要素オブジェクトと、各要素間の接続を表すオブジェクトである各要素接続オブジェクトとを描画する、
    請求項1記載の管理計算機。
  6. 前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの指定された要素を基点とし、その指定された要素に関係する要素を計算する関連計算部を更に備え、
    前記表示制御部が、算出された要素のオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他の要素のオブジェクトの表示態様と違える、
    請求項5記載の管理計算機。
  7. 前記関連計算部は、前記指定された要素を基点とし、前記指定された要素に対して影響を与える要素を計算する、
    請求項6記載の管理計算機。
  8. 前記関連計算部は、前記指定された要素を基点とし、前記指定された要素から影響を与えられる要素を計算する、
    請求項6記載の管理計算機。
  9. 前記関連計算部は、所定の規則を基に、算出された要素に、前記指定された要素との関連性の深さを表す関連強度を割当て、
    前記表示制御部が、前記算出された要素のオブジェクトの表示態様を、割り当てられた関連強度に応じた表示態様にする、
    請求項6記載の管理計算機。
  10. 前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの或るデータ要素の指定を受け付け、指定されたデータ要素を基点とし、その指定されたデータ要素を含んだデータパスを計算する関連計算部を更に備え、
    前記表示制御部が、算出されたデータパスに関わるオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他のオブジェクトの表示態様と違え、
    前記データ要素は、前記SANホスト及び前記NASホストの少なくとも一方と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとの間でやり取りされるデータに関わる要素であり、記憶デバイス及び通信ポートのうちの少なくとも一方である、
    請求項5記載の管理計算機。
  11. 前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーをグラフィカルユーザインタフェース(GUI)として表示し、描画された各オブジェクトを介して、ユーザから要素の指定を受け付け、
    前記関連計算部が、前記GUI上でユーザから指定されたオブジェクトに対応した要素を基点とし、その指定された要素に関係する要素を計算する、
    請求項6記載の管理計算機。
  12. 前記NASデバイスには、前記NASホストに対してI/Oコマンドを送信するNASクライアントがあり、
    前記NASクライアントが、前記NAS構成情報としてNASクライアント構成情報を記憶する記憶資源を有し、前記NASクライアント構成情報に含まれる情報要素として、前記NASクライアントの通信ポートに割り当てられたIPアドレスと、前記NASクライアントが使用する共有領域のIDとのうちの少なくとも一つがあり、
    前記NASホスト構成情報に含まれる情報要素として、前記NASクライアントの通信ポートのIPアドレスと、前記NASホストが使用する共有領域のIDとの少なくとも一方があり、
    前記構成関連付け部は、前記NASクライアント構成情報中の第三の情報要素に適合する第四の情報要素を前記NASホスト構成情報から探し、探し出された第四の情報要素に、前記NASクライアント構成情報中の前記第三の情報要素を関連付け、
    前記第三及び前記第四の情報要素は、共有領域ID及びIPアドレスの少なくとも一方である、
    請求項1記載の管理計算機。
  13. 前記ストレージ構成情報において、前記ストレージ構成情報で管理される複数の要素のうちの所定種類の要素に、SAN用の要素であるかNAS用の要素であるかの属性が対応付けられており、
    前記第一と第二の情報要素の関連付けによって互いに関連付けられた前記NASホスト構成情報及び前記ストレージ構成情報を解析することにより、誤った関連付けの有無を判断する構成正否判断部と、
    前記構成正否判断部による判断の結果を表示する表示制御部と
    を備え、
    前記誤った関連付けとは、前記SAN用の要素に前記NASホストが関連付けられていることである、
    請求項1記載の管理計算機。
  14. 前記表示制御部によって表示される判断の結果はGUIであり、
    前記GUIを介して、誤った関連付けを解除することの命令をユーザから受け、その命令を受けた場合に、前記SANデバイス及び前記NASデバイスのうち、前記誤った関連付けに関わる要素を管理する構成情報を有するデバイスに、前記誤った関連付けに関わる要素の解除を命令するコマンドを送信する構成変更部を更に備える、
    請求項13記載の管理計算機。
  15. 前記ストレージシステムは、複数の仮想的なストレージシステムを備え、
    前記ストレージ構成情報では、各仮想的なストレージシステムのIDに対して、前記ストレージシステムに存在する各要素が割り当てられており、
    前記管理計算機が、
    互いに関連付けられた前記SAN構成情報及び前記NAS構成情報を解析することにより、前記計算機システムにおける複数の要素のトポロジーを計算するトポロジー計算部と、
    前記計算されたトポロジーを表示する表示制御部と
    を更に備え、
    前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーを構成する各要素を表すオブジェクトである各要素オブジェクトと、各要素間の接続を表すオブジェクトである各要素接続オブジェクトとを描画し、
    前記要素オブジェクトには、前記仮想的なストレージシステムがある、
    請求項1記載の管理計算機。
  16. 前記表示されたトポロジーはGUIであり、
    前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの前記GUIを介して指定された仮想的なストレージシステムを基点とし、その指定された仮想的なストレージシステムから影響を与えられる要素を計算する第一の関連計算部と、
    前記第一の関連計算部によって算出された一以上の要素のうち、指定された前記SANホスト又は前記NASホストを基点とし、前記指定されたSANホスト又はNASホストに対して影響を与える要素を計算する第二の関連計算部と、
    前記第二の関連計算部によって算出された一以上の要素のうち、指定されたデータ要素を基点とし、その指定されたデータ要素を含んだデータパスを計算する第三の関連計算部と
    を更に備え、
    前記表示制御部が、算出されたデータパスに関わるオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他のオブジェクトの表示態様と違え、
    前記データ要素は、前記SANホスト及び前記NASホストの少なくとも一方と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとの間でやり取りされるデータに関わる要素であり、記憶デバイス及び通信ポートのうちの少なくとも一方である、
    請求項15記載の管理計算機。
  17. 前記GUIを介して、前記ユーザから指定されたデータパスを解除することの命令を前記ユーザから受け、その命令を受けた場合に、前記SANデバイス及び前記NASデバイスのうち、前記指定されたデータパスに関わる要素を管理する構成情報を有するデバイスに、前記指定されたデータパスに関わる要素の解除を命令するコマンドを送信する構成変更部を更に備える、
    請求項16記載の管理計算機。
  18. 前記構成関連付け部は、前記SANホスト構成情報に含まれている第五の情報要素に適合する第六の情報要素を前記ストレージ構成情報から探し、探し出された前記第六の情報要素を前記第五の情報要素に関連付け、
    前記管理計算機は、
    互いに関連付けられた前記SANホスト構成情報、前記NASホスト構成情報、及び前記ストレージ構成情報を解析することにより、前記計算機システムにおける複数の要素のトポロジーを計算するトポロジー計算部と、
    前記計算されたトポロジーのGUIを表示する表示制御部と、
    前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの前記GUIを介して指定された要素を基点とし、前記指定された要素に対して影響を与える要素を計算する第一の関連計算部と、
    前記表示されたトポロジーを構成する複数の要素のうちの前記GUIを介して指定された要素を基点とし、前記指定された要素から影響を与えられる要素を計算する第二の関連計算部と
    を更に備え、
    前記トポロジーは、前記SANホストにおける要素と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとを含んだ複数の要素の第一の接続関係と、前記NASホストにおける要素と前記ストレージシステム内の記憶デバイスとを含んだ複数の要素の第二の接続関係とを含み、
    前記表示制御部は、前記計算されたトポロジーを構成する各要素を表すオブジェクトである各要素オブジェクトと、各要素間の接続を表すオブジェクトである各要素接続オブジェクトとを描画し、且つ、前記第一及び第二の関連計算部によって算出された要素のオブジェクトの表示態様を、前記トポロジーを構成する他の要素のオブジェクトの表示態様と違える、
    請求項1記載の管理計算機。
  19. 一以上のSANデバイスと一以上のNASデバイスとが含まれる計算機システムを管理する方法であって、
    SANデバイスは、ストレージエリアネットワークに接続されたデバイスであり、自分の要素に関するSAN構成情報を記憶したSAN記憶資源を有し、
    NASデバイスは、IPネットワークに接続されたデバイスであり、自分の要素に関するNAS構成情報を記憶したNAS記憶資源を有し、
    前記一以上のSANデバイスには、複数の記憶デバイスを備えたストレージシステムと、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするホスト計算機であるSANホストとのうちの少なくとも前記ストレージシステムが含まれ、前記ストレージシステムが、前記SAN構成情報としてストレージ構成情報を記憶する前記SAN記憶資源と、複数の通信ポートを有するコントローラ部とを備え、前記SANホストが、前記SAN構成情報としてSANホスト構成情報を記憶する前記SAN記憶資源を備え、
    前記一以上のNASデバイスには、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするNASヘッドであるNASホストが含まれ、前記NASホストが、前記NAS構成情報としてNASホスト構成情報を記憶する前記NAS記憶資源を備え、
    前記方法では、
    前記SAN構成情報及び前記NAS構成情報をそれぞれ取得し、
    前記SAN構成情報に含まれている第一の情報要素に適合する第二の情報要素を前記NAS構成情報から探し、探し出された前記第二の情報要素を前記第一の情報要素に関連付ける、
    管理方法。
  20. 一以上のSANデバイスと一以上のNASデバイスとが含まれる計算機システムを管理する計算機を構築するためのコンピュータプログラムあって、
    SANデバイスは、ストレージエリアネットワークに接続されたデバイスであり、自分の要素に関するSAN構成情報を記憶したSAN記憶資源を有し、
    NASデバイスは、IPネットワークに接続されたデバイスであり、自分の要素に関するNAS構成情報を記憶したNAS記憶資源を有し、
    前記一以上のSANデバイスには、複数の記憶デバイスを備えたストレージシステムと、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするホスト計算機であるSANホストとのうちの少なくとも前記ストレージシステムが含まれ、前記ストレージシステムが、前記SAN構成情報としてストレージ構成情報を記憶する前記SAN記憶資源と、複数の通信ポートを有するコントローラ部とを備え、前記SANホストが、前記SAN構成情報としてSANホスト構成情報を記憶する前記SAN記憶資源を備え、
    前記一以上のNASデバイスには、前記ストレージシステム内の記憶デバイスにアクセスするNASヘッドであるNASホストが含まれ、前記NASホストが、前記NAS構成情報としてNASホスト構成情報を記憶する前記NAS記憶資源を備え、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記SAN構成情報及び前記NAS構成情報をそれぞれ取得し、
    前記SAN構成情報に含まれている第一の情報要素に適合する第二の情報要素を前記NAS構成情報から探し、探し出された前記第二の情報要素を前記第一の情報要素に関連付ける、
    ことを前記計算機に実行させるコンピュータプログラム。
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